説明

ドライブレコーダー機能を装備した携帯電話

【課題】 携帯電話が普及するにつれ、運転中の使用による交通事故が社会問題となり法律までもが施行されることになった。また、交通事故が発生した場合客観的に原因を究明するために映像として記録しようとカー・ドライブレコーダーを搭載するようになってきた。これらのことに鑑み、携帯電話にドライブレコーダー機能とハンズフリー機能を持たせ、以って事故解明と交通安全の一助としたい。
【解決手段】 衝突の衝撃を感知する専用設置台を運転席前方に取り付け、携帯電話のビデオ録画機能を利用して、突然起る交通事故の前後一定時間を映像として記録するドライブレコーダーを提供する。専用設置台はハンズフリー機能ももたせ交通安全に貢献する。また、ドライブレコーダーを搭載することでの損害保険の特約サービスを販売できることになる。

【発明の詳細な説明】
【特許の詳細な説明】

【特許の属する技術分野】
【0001】
本特許は、携帯電話に搭載する機能と、それによる損害保険会社の販売プランに関する特許である。
【背景技術】
【0002】
周知のとおり、携帯電話に様々な機能が搭載され続けいまだ進化し、小型で扱いやすくなってきているが、このために運転中の使用による交通事故が社会問題化され、法律までが施行されるようになった。
【0003】
そこで、運転中の携帯電話使用のためにハンズフリーに対応した器具の普及が進んでいる。
【0004】
一方、自動車社会の中で交通事故も一向に減る様子もなく、いざ事故が起こってしまったときに事故原因を含め当事者同士の主張や現場検証でのみ責任の割合が決まっており、目撃者がいない限り事故を客観的にとらえることは非常に困難である。
【0005】
そこで、近年ドライブレコーダーが販売され、航空機のフライトレコーダーのように常に運転状況が撮影され、事故の直前と直後を記録できることで客観的に判断できるようになってきたが、搭載率は低く今後普及を進めたいところである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
携帯電話の普及が進み、それと同時に搭載される機能も増え続け、写真撮影やビデオ録画機能は当たり前につくようになり大変便利になった。
【0007】
ところが、このビデオ録画機能はバッテリーの使用量とメモリーの限界もあり長時間の撮影には耐えられないものである。
【0008】
また、近年交通事故の瞬間を撮影し証拠映像として残すことで、事故原因を客観的に判断できるようにとドライブレコーダーを搭載するタクシーやトラックが増えてきた。
【0009】
ところが、このドライブレコーダーはその特殊性から取り付け費用も高く、技術的にも専門技術を要することで一般車両に普及するにはかなりの困難が予想される。
【0010】
しかし、このドライブレコーダーを搭載して事故原因を正確に判断できることで警察署や損害保険会社に付与するメリットは大きく、自動車保険の特約サービスとしても利用できるものであるため普及を急ぎたいものである。。
【0011】
更に、携帯電話に関しては、自動車等の運転中の使用による交通事故防止の対策として、より使いやすいハンズフリーを目的とした器具を普及させることが急務となってきた。
【0012】
そこで、本特許は、ドライブレコーダー機能を携帯電話に装備させ、同時にハンズフリー機能をより運転の邪魔にならないようにするための考案を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本特許が上記課題を解決するにあたり、携帯電話でのビデオ撮影機能を常時作動させるために、携帯電話を常に充電する専用設置台を運転席前方に取り付ける。
【0014】
この専用設置台には、事故の衝撃をとらえて、携帯電話内のソフトウェアが衝突の瞬間の前後一定時間を記録できるように信号を送る機能を持たせる。
【0015】
また、専用設置台には、ハンズフリー用のマイクとスピーカーを運転席に向ける。
【0016】
更に、専用設置台には、ハンズフリー機能を充実するために運転者の耳に取り付けたマイク付きイヤホンと無線で電波をやり取りして運転の邪魔になるコードを無くすることとする。
【発明の効果】
【0017】
以上、広く普及している携帯電話のビデオ撮影機能をドライブレコーダーに利用することで、簡単にしかも安価で普及することが出来るのである。
【0018】
また、ハンズフリーにより交通事故の減少を実現しつつも、万が一に起る交通事故の状況を記録ですることで、その後の原因解明や示談交渉の証拠となり多くの紛争回避に貢献できることになるのである。
【特許実施の形態】
【0019】
本特許の実施形態について具体的に図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は、運転席から前方を見たとき専用設置台にセットされた携帯電話を示している。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】 本特許の実施形態で、運転席から前方を見たとき専用設置台にセットされた携帯電話を示している。
【符号の説明】
1 ドライブレコーダー機能付き携帯電話
2 専用設置台
3 シガーライター用プラグ
4 電源コード
5 液晶表示画面
6 ハンズフリー用マイク付きイヤホン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車やオートバイなど車両の運転席前方に、ビデオ録画機能を内蔵している携帯電話を専用設置台に搭載させて常に録画状態を維持させ、突然起る交通事故の衝撃を感知して前後一定時間を映像として記録することで、後の事故原因の解明や保険交渉の判定に貢献することを目的に携帯電話に新しいビデオ録画機能を改良させて、航空機のフライトレコーダーの如くの車両の交通事故に対応するドライブレコーダー機能を装備した携帯電話。
【請求項2】
請求項1の専用設置台に、運転時の携帯電話の使用を助けるハンズフリー機能を持たせるために、マイクとスピーカーを運転席に向かわせた車両の交通事故に対応するドライブレコーダー機能を装備した携帯電話。
【請求項3】
携帯電話と運転者の耳に装着するマイク付きイヤホンとを無線で連動させてハンズフリー機能をもたせた、車両の交通事故に対応するドライブレコーダー機能を装備した携帯電話。
【請求項4】
損害保険会社が自動車保険を販売する場合、車両の交通事故に対応するドライブレコーダー機能を装備した携帯電話を利用させることで発生する特約サービスプラン。

【図1】
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【公開番号】特開2007−300150(P2007−300150A)
【公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−32270(P2005−32270)
【出願日】平成17年1月12日(2005.1.12)
【出願人】(505049238)有限会社アズ・リンク (4)
【Fターム(参考)】