説明

ナビゲーション装置、および交通制限のある部分領域をグラフィック表示する方法

車両に対する交通制限に関する情報とデジタル地図データを記憶するためのメモリユニット(102)と、領域をグラフィック表示するための出力ユニット(103)とを有するナビゲーション装置であって、当該車両に対する交通制限に関する情報が記憶されている部分領域はグラフィックに特徴付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、独立請求項の上位概念に記載のナビゲーション装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
DE 101 60 295 A1からすでに、地図領域を運転者情報通知システムにより適切に表示する方法が公知である。ここで地図領域の表示は表示地図領域により行われる。表示地図領域は表示縁部ラインにより制限され、べた塗りされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】DE 101 60 295 A1
【発明の概要】
【発明の効果】
【0004】
独立請求項の特徴を備える本発明のナビゲーション装置および本発明の方法は、領域をナビゲーション装置の出力ユニットによってグラフィック表示する際に、車両に対する交通制限に関する情報がメモリユニットに記憶されている部分領域がグラフィックに特徴付けられるという利点を有する。このことによってユーザは、車両に対して交通制限の存在する部分領域をとりわけ簡単に直観的に視認することができる。これによってユーザは車両を、上記のような部分領域に通じない走行ルートに沿って案内することができる。
【0005】
従属請求項に記載された構成によって、独立請求項に記載されたナビゲーション装置を有利に発展および改善することができる。
【0006】
本発明の構成によれば、車両に対する交通制限が、車両による有害物質の排出、車両の有害物質群および/または車両の排出鍵番号に依存する。ここで有害物質群は、車両の有害物質排出値に基づいて車両を分類した群である。この種の有害物質群は例えば立法機関によって規定することができる。排出鍵番号とは、車両の車両群に登録される指標であり、自動車を有害物質排出の観点で分類することができる。
【0007】
ユーザは車両案内の際に、車両による有害物質排出に依存する交通制限が存在する部分領域を回避することができる。この種の部分領域はとりわけ概念「環境ゾーン」として知られている。
【0008】
本発明の別の有利な構成では、部分領域のグラフィックな特徴付けが、この部分領域を取り囲む周縁曲線により行われる。このことは、部分領域をユーザが明りょうに識別できるように表示されるので有利である。
【0009】
有利には部分領域のグラフィックな特徴付けは、面の表示によって行われる。このことの利点はこの部分領域を、車両に対する交通制限が存在しない別の領域から簡単に視覚的に区別できることである。
【0010】
さらに本発明の別の構成では、周縁曲線および/または面をグラフィック表示するために警告色を用いることができる。警告色とは、その色印象が単色光または近似的な単色光により強調される色である。スペクトル帯域幅が制限されたこの種の光は、人間による視覚的認知の際に大きな注意を引き付け、したがってグラフィックに特徴付ける際に部分領域をとくに際立たせる。警告色は例えば赤、黄色、または緑である。
【0011】
さらに部分領域を識別するために使用される周縁曲線および/または面を透明に表示することもできる。これにより周縁曲線および/または面とオーバラップする別のグラフィックエレメントもユーザが識別することができる。このことには、グラフィック表示の際に、部分領域だけがユーザに識別されるのではなく、別のグラフィックエレメントを識別可能に表示することによって、ルート案内のための情報もユーザにとって可視となるという利点がある。
【0012】
本発明の別の実施形態によれば、車両に対する交通制限に関して種々異なる情報が記憶されている部分領域が、異なる色を有する周縁曲線および/または面により表示される。このことの利点は、種々異なる交通制限が与えられている部分領域をユーザが直観的に視認することができ、簡単に区別できることである。
【0013】
本発明の別の構成では、部分領域の交通制限に関する情報をナビゲーション装置にユーザが設定することができる。このことの利点は、交通制限を備える部分領域をグラフィックに特徴付ける際に、前もってナビゲーション装置のメモリユニットに記憶された交通制限に関する情報だけにアクセスできるのではなく、ユーザにより設定された交通制限に関する別の情報にもアクセスできることである。
【0014】
本発明の別の実施形態によれば、交通制限は時間に依存する。このことの利点は、交通制限を備える部分領域が、この交通制限が有効である時点でだけグラフィック表示されることである。
【0015】
有利には部分領域のグラフィック表示は、ユーザによるナビゲーション装置への入力ユニットを用いた入力によって作動および/または非作動される。このことの利点は、交通制限を備える部分領域のグラフィック表示が自分にとって有利であるか否かをユーザ自身が決定できることである。
【0016】
本発明の別の構成では、メモリユニットに車両の車両データが記憶される。この車両データは、車両の有害物質群および/または排出鍵番号に関する情報を含む。このことの利点は、交通制限を備える部分領域をグラフィックに特徴付ける際に、この種の情報に直接アクセスできることであり、この種の情報をナビゲーション装置にユーザによってさらに入力する必要がない。
【0017】
本発明の別の有利な改善形態によれば、車両データはユーザによってナビゲーション装置に設定可能である。このことの利点は、前もってメモリユニットに記憶されていない車両データにも対応できることである。
【0018】
さらに部分領域のグラフィックな特徴付けを、メモリユニットに記憶された車両データに依存して行うと有利である。このことの利点は、当該車両に関連する交通制限が存在する部分領域だけをグラフィック表示できることである。
【0019】
本発明の別の実施形態によれば、記憶された車両の車両データと、位置検出ユニットにより検出された車両位置とに基づいて、ユーザが車両を、当該車両に対する交通制限に関する情報が記憶されている部分領域に案内しようとしているか否かを決定することができる。そのような場合、出力ユニットを介して警報がユーザに出力される。このことの利点は、場合により車両が当該車両に対する交通制限が存在する部分領域に案内される前にナビゲーション装置によってユーザに警報できることであり、これによりユーザは交通規則を破ることがない。
【0020】
さらに、ナビゲーション装置が、データの読み出しのためにメモリユニットへのデータインタフェースを有すると有利である。これによって、メモリユニットに記憶された、車両に対する交通制限に関する情報を補充および/または変更することができ、この情報を最新の状態に保持することができる。
【0021】
請求項1から11のナビゲーション装置による本発明のルート計画方法では、出発地から目的地までの走行ルートを計算ユニットにより計算する際に、メモリユニットに記憶された車両データと、メモリユニットに記憶された交通制限に関する情報とが考慮される。このことは、計算ユニットにより計算された走行ルートが、当該車両に対する交通制限が記憶されている走行ルート区間を含まないようにして行われる。このことは、ルート計画の際に、走行ルートのいずれの点においても当該車両に対する交通制限が存在しないように走行ルートが計算されるので有利である。
【0022】
図面の簡単な説明
本発明の実施例は図示されていて、次の記載により詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】部分領域が周縁曲線11によりグラフィック表示された領域1を示す図である。
【図2】部分領域が面12によりグラフィック表示された領域1を示す図である。
【図3】部分領域が透明周縁曲線13によりグラフィック表示された領域1を示す図である。
【図4】部分領域が透明面14によりグラフィック表示された領域1を示す図である。
【図5】メモリユニット102、出力ユニット103、入力ユニット104、位置検出ユニット105、データインタフェース106ならびに計算ユニット107を備えるナビゲーション装置100を示す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図5は、車両に対する交通制限に関する情報を記憶するためのメモリユニット102を有するナビゲーション装置100を示す。さらにメモリユニット102は、デジタル地図データを記憶するために用いられる。有利には交通制限に関する情報の記憶と、デジタル地図データの記憶は別個のメモリユニットで行うこともできる。ナビゲーション装置100はさらに、領域をグラフィック表示するための出力ユニット103を有する。領域をグラフィック表示する際に、車両に対する交通制限に関する情報が記憶された部分領域は特徴的に表示される。
【0025】
部分領域のグラフィック表示が実行されれば、運転者にはどの部分領域に当該車両に対する交通制限が存在するかが明白になる。メモリユニット102に記憶された交通制限に関する情報およびデジタル地図データにアクセスすることによって、出力ユニット103により、領域と交通制限の存在する部分流域を表示する。部分領域のグラフィック表示は、本発明の実施形態では、部分領域を包囲する周縁曲線11,13によって当該部分領域を特徴付けることにより行われる。この周縁曲線11,13は有利には実線、破線、または点線のラインとすることができる。周縁曲線11,13は有利には、道路表示のために示されるラインに正確に沿って延在する。しかしこのことは必ずしも必要ではない。図1には、部分領域をグラフィック表示するための周縁曲線11がプロットされた領域1が示されている。図3には、部分領域を特徴付けるための周縁曲線13がプロットされた領域1が示されている。
【0026】
本発明の別の実施形態によれば、部分領域の特徴付けは少なくとも1つの面12,14を表示することによって行われる。図2には、部分領域をグラフィック表示するための面12がプロットされた領域1が示されている。図4には、部分領域を特徴付けるための面14がプロットされた領域1が示されている。
【0027】
とりわけ周縁曲線11,13または面12,14を表示するために警告色を使用することができる。このことにより、ユーザは領域のグラフィック表示を観察する際に、とりわけ簡単かつ直観的に交通制限のある部分領域を認識することができる。
【0028】
さらに部分領域を特徴付けるために周縁曲線13および/または面14を透明に表示することもできる。これにより周縁曲線13および/または面14とオーバラップする別のグラフィックエレメントもユーザが同様に識別することができる。図3には、部分領域を特徴付けるための周縁曲線13がプロットされた領域1が示されている。ここで周縁曲線13の表示は、別のライン、例えば道路を標示するための、周縁曲線13と重なるラインがユーザに視認されるように行われる。図4には、部分領域を特徴付けるための面14がプロットされた領域1が示されている。図4の面14を透明に表示することにより、別のグラフィックエレメント、例えば道路表示のためのラインをユーザが視認することができる。別のグラフィックエレメントもユーザが視認できるように部分領域を表示するため、周縁曲線11,13および/または面12,14を濃付けおよび/または色付けにより表示することができる。
【0029】
さらに交通制限に関して種々異なる情報が存在する部分領域を、種々異なる周縁曲線11,13および/または種々異なる面12,14により表示すると有利である。そのために種々異なる色および/または濃淡を使用することができる。
【0030】
本発明の別の有利な改善形態によれば、車両に対する交通制限は、車両による有害物質の排出に依存する。有害物質とは、例えばカーボン粒子または微粒子のような粒子である。同様に有害物質は、例えば一酸化炭素、二酸化探査、窒素、二酸化硫黄、または炭化水素である。さらに交通制限は有害物質群に依存しても良い。同様に車両に対する交通制限は、車両の排出鍵番号に依存しても良い。
【0031】
さらに車両に対する交通制限は、その領域の通行料金、軍施設の立入り制限、市街地境界またはその他の行政管理境界に依存しても良い。
【0032】
本発明の別の構成では、部分領域の交通制限に関する情報をナビゲーション装置100にユーザが自分で設定することができる。このことによってユーザは、メモリユニット102に記憶されていない、車両の交通制限に関する情報を自分で設定することができる。
【0033】
例えば車両に対する交通制限は、部分領域に時間的に依存しても良い。この場合、部分領域のグラフィック表示は、当該部分領域における車両に対する交通制限が、表示時点で有効である場合だけ行われる。
【0034】
さらに有利には部分領域のグラフィック表示は、ユーザによるナビゲーション装置100への入力ユニット104を用いた入力によって作動および/または非作動される。これによりユーザは、部分領域のグラフィック表示が自分にとって有利であるか否かを自分で判断することができる。
【0035】
例えばメモリユニット102には、ナビゲーション装置100が設けられた車両に関するデータを記憶することができる。これらのデータは、車両データと称される。車両データに基づいて、有害物質群および/または車両の排出鍵番号を決定することができる。これにより有利には、領域をグラフィック表示する際に、メモリユニット102に記憶されている、当該車両に関連する交通制限のある部分領域だけを特徴的にグラフィック表示することができる。本発明によれば、車両データはユーザによってナビゲーション装置100に設定することができる。
【0036】
本発明の実施形態ではナビゲーション装置100の一部である位置検出ユニット105に基づいて、領域と部分領域をグラフィック表示する際に、位置検出ユニット105により検出された車両位置を考慮することができる。このことは、メモリユニット102に記憶された車両データを付加的に考慮し、車両が当該車両に対して交通制限がある部分領域に入ろうとする場合にユーザに警報を発するように行われる。第1の実施形態では、車両が当該部分領域に存在する前に、例えば部分領域の境界に達する500m前で警報が発せられる。第2の実施形態では、車両が当該部分領域の境界に存在する時点で警報が発せられる。さらに第3の実施形態では、車両が当該部分領域に存在している間、警報が発せられる。基本的に、第2の実施形態と第3の実施形態を、別の実施形態と組み合わせることができる。
【0037】
出力ユニット103に基づく警報の出力は音響的および/または視覚的に行うことができる。出力ユニット103は、少なくとも1つの表示ユニットを有利にはLCDディスプレイの形態で有する。さらに出力ユニット103は、例えば警報を音響的に出力するための手段を有する。位置検出ユニット105により検出された車両位置は、有利にはグラフィック表示する際に付加的に表示される。
【0038】
本発明の別の有利な構成によれば、ナビゲーション装置100は、メモリユニット102にデータを入出力するためのデータインタフェース106を有する。これにより、車両に対する交通制限に関する情報をメモリユニット102で更新することができる。データインタフェース106は、WWW、ワイヤレスアクセスプロトコル、インターネットプロトコル、ファイル伝送プロトコル、トラフィックメッセージチャネル、ショートメッセージサービス、または他のデータ伝送方法によってデータ伝送するように構成されている。同様に例えばデータインタフェース106を介して、CD、DVD、USBインタフェースを備えるメモリ媒体、メモリカード、またはハードディスクのようなデータ担体からデータを読み出すこともできる。さらにデータインタフェースは、シリアルデータインタフェースまたはパラレルデータインタフェースとして構成することができる。メモリユニット102に記憶されたデータを、車両の交通制限に関して更新することは、ユーザによってまたはナビゲーション装置100によって開始することができる。
【0039】
ナビゲーション装置100による本発明のルート計画方法は、出発地から目的地までの走行ルートの計算を計算ユニット107によって実行する。ここではメモリユニット102に記憶された、車両に対する交通制限に関する情報が考慮される。このことは、計算ユニット107により計算された走行ルートが、当該車両に対する交通制限が記憶されている走行ルート区間を含まないように行われる。ここではメモリユニット102に記憶された車両データが考慮される。
【0040】
実施例によれば、車両のユーザはナビゲーション装置100を作動する。領域を出力ユニット103によってグラフィック表示する際に、ナビゲーション装置100はメモリユニット102に記憶された、車両に対する交通制限に関する情報にアクセスする。領域が出力ユニット103によりユーザに表示されると、車両に対する交通制限の情報がある部分領域が、周縁曲線11,13および/または面12,14によってグラフィックに特徴付けられる。部分領域のグラフィックな特徴付けは、ユーザにより作動または非作動にすることができる。車両に対する交通制限が車両の有害物質の排出に依存していれば、メモリユニット102には車両の有害物質群および/または排出鍵番号に関する情報を記憶することができる。
【0041】
車両の有害物質群および/または排出鍵番号に関する情報はさらに、入力ユニット104によってユーザがナビゲーション装置100に入力することができる。部分領域のグラフィックな特徴付けは、車両の有害物質群ないし排出鍵番号に関する情報に依存して行うことができる。位置検出ユニット105により車両位置が検出され、上記の情報の考慮によってユーザが車両を、当該車両に対する交通制限の存在する部分領域へ案内しようとしているか否かが検査される。案内しようとしている場合には、ユーザは出力ユニット103による警報の出力によってそのことに注意が喚起される。有利には領域をグラフィック表示する際に、車両の位置も表示する。部分領域の交通制限が時間に依存するものであれば、この部分領域は、表示時点で交通制限が有効である場合だけグラフィックに特徴付けられる。メモリユニット102に記憶された、車両に対する交通制限に関する情報は、データをデータインタフェース106を介して伝送することによって更新することができる。ユーザが出発地から目的地まで走行したい場合、ユーザはナビゲーション装置100の計算ユニット107による走行ルートの計算を初期化することができる。計算ユニット107は、メモリユニット102に記憶された車両データ、車両の交通制限に関する情報、およびデジタル地図データにアクセスする。計算ユニット107は出発地から目的地までの走行ルートを、計算された走行ルートが当該車両に対する交通制限が存在する走行ルート区間を含まないように求める。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に対する交通制限に関する情報とデジタル地図データを記憶するためのメモリユニット(102)と、領域をグラフィック表示するための出力ユニット(103)とを有し、
当該車両に対する交通制限に関する情報が記憶されている部分領域はグラフィックに特徴付けられる、ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1記載のナビゲーション装置において、
車両に対する交通制限は、車両による有害物質の排出、車両の有害物質群および/または車両の排出鍵番号に依存する、ナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項1または2記載のナビゲーション装置において、
前記部分領域は、当該部分領域を取り囲む周縁曲線(11,13)により特徴付けられる、ナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項1から3までのいずれか一項記載のナビゲーション装置において、
前記部分領域は、少なくとも1つの面(12,14)により特徴付けられる、ナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項1から4までのいずれか一項記載のナビゲーション装置において、
周縁曲線(11,13)および/または面(12,14)を表示するために警告色を使用する、ナビゲーション装置。
【請求項6】
請求項1から5までのいずれか一項記載のナビゲーション装置において、
部分領域を特徴付けるために使用される周縁曲線(13)および/または面(14)は透明に表示され、これにより前記周縁曲線(13)および/または面(14)とオーバラップする別のグラフィックエレメントもユーザが同様に識別することができる、ナビゲーション装置。
【請求項7】
請求項1から6までのいずれか一項記載のナビゲーション装置において、
車両に対する交通制限に関しての種々異なる情報が記憶されている部分領域は、異なる色を有する周縁曲線(11,13)および/または面(12,14)により表示される、ナビゲーション装置。
【請求項8】
請求項1から7までのいずれか一項記載のナビゲーション装置において、
部分領域の交通制限に関する情報は、ナビゲーション装置(100)にユーザによって設定可能である、ナビゲーション装置。
【請求項9】
請求項1から8までのいずれか一項記載のナビゲーション装置において、
部分領域の交通制限は時間に依存する、ナビゲーション装置。
【請求項10】
請求項1から9までのいずれか一項記載のナビゲーション装置において、
部分領域のグラフィックな特徴付けは、ユーザによるナビゲーション装置(100)への入力ユニット(104)を用いた入力によって作動または非作動される、ナビゲーション装置。
【請求項11】
請求項1から10までのいずれか一項記載のナビゲーション装置において、
前記メモリユニット(102)には車両の車両データが記憶されており、
該車両データは、車両の有害物質群および/または排出鍵番号に関する情報を含む、ナビゲーション装置。
【請求項12】
請求項11記載のナビゲーション装置において、
前記車両データは、ナビゲーション装置(100)にユーザによって設定可能である、ナビゲーション装置。
【請求項13】
請求項11または12記載のナビゲーション装置において、
部分領域のグラフィックな特徴付けは、メモリユニット(102)に記憶された車両データに依存して行う、ナビゲーション装置。
【請求項14】
請求項11から13までのいずれか一項記載のナビゲーション装置において、
記憶された車両の車両データと、位置検出ユニット(105)により検出された車両位置とに基づいて、ユーザが車両を、当該車両に対する交通制限に関する情報が記憶されている部分領域に案内しようとしているか否かが決定され、
ユーザが車両を、当該車両に対する交通制限に関する情報が記憶されている部分領域に案内しようとしている場合には、出力ユニット(103)を介して警報がユーザに発せられる、ナビゲーション装置。
【請求項15】
請求項1から14までのいずれか一項記載のナビゲーション装置であって、
データをメモリユニット(102)に入出力するためのデータインタフェース(106)が設けられており、
前記データは、車両に対する交通制限に関する情報を含む、ナビゲーション装置。
【請求項16】
請求項1から15のいずれか一項記載のナビゲーション装置を用いたルート計画方法において、
出発地から目的地までの走行ルートを計算ユニット(107)によって計算する際に、メモリユニット(102)に記憶された車両データと、メモリユニット(102)に記憶された車両に対する交通制限に関する情報とが考慮され、
計算された走行ルートが、当該車両に対する交通制限が記憶されている走行ルート区間を含まないようする、ルート計画方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−525346(P2010−525346A)
【公表日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−504588(P2010−504588)
【出願日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際出願番号】PCT/EP2008/052104
【国際公開番号】WO2008/128806
【国際公開日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【出願人】(390023711)ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング (2,908)
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
【住所又は居所原語表記】Stuttgart, Germany
【Fターム(参考)】