説明

ネットワーク接続制御方法および端末装置

【課題】タイムリーな通信を保証しつつ、無用なオンライン時間および電力消費と、無用なデータ受信に伴う通信関連支出とを削減する。
【解決手段】端末装置は、第1のネットワークおよび第2のネットワークと接続できる。当該方法は、第2のネットワークとのネットワーク接続の確立後、所定の時間にわたってネットワークが使用されていない場合に第2のネットワークとのネットワーク接続を切断するステップと、第2のネットワークとのネットワーク接続を切断する間に第1のネットワークから指定された呼を受信するステップと、指定された呼の受信後に第2のネットワークとのネットワーク接続を再確立するステップとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置におけるネットワーク接続制御の分野に関し、特に、タイムリーな通信を保証しつつ、無用なオンライン時間および電力消費と、無用なデータ受信に伴う通信関連支出とを削減することのできるネットワーク接続制御方法とその端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在の携帯電話は、GSM(Global System for Mobile
Communications)ネットワークをベースとする従来の音声通信機能に加えて、GPRS(General Packet
Radio Service)等の無線ネットワークへの接続機能も備えている。こうした端末装置では、GPRS無線ネットワークにログオンして定期的にサーバとハンドシェイクを行う必要があるため、GPRSネットワーク上でデータの送受信が可能なようにオンライン状態を維持しておかなければならない。
【0003】
このことから、端末装置がGPRSネットワークにログオンした後には、端末装置をクライアント側、ネットワークサーバをサーバ側と呼ぶこともできる。端末装置がアクティブな状態、すなわち、サーバを介してデータを送受信できる状態を保つためには、クライアント側とサーバ側との間でデータ交換を一定の間隔で行う必要がある。こうしたハンドシェイクプロセスでは、携帯電話などの端末装置は最高速度での稼働状態に入るため、全体的な電力消費量の増大につながる。さらに、ハンドシェイク中にはある一定量のデータが生成されるので、ネットワーク接続の確立が常時必要とされる場合には、頻繁なハンドシェイクの過程でデータ生成量が積み重なって相当なデータ量に達する。これらのデータは、ユーザにはこれといった価値を持たなくとも、データの受信量に基づいて課金される場合には、費用が蓄積されて多額の料金を請求されることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した電力消費量と課金による支出を抑えるために、ログオン操作が手動で行われるのが一般的である。例えば、ユーザは、電力消費量と支出の増大を防ぐために、必要なときにGPRSネットワークにログオンしてデータを取得し、すぐにログアウトする、といった方法をとっている。この手動の方法は、前述した通常のログオン方法に比較して、電力消費量と料金をある程度減らすことができる。しかし、こうした方法は手間が掛かり、誰かからGPRS通話が着信してもすぐに反応できない恐れがあるため、大切な機会を失うことにつながりかねない。したがって、手動でネットワーク接続を制御する方法は、タイムリーな通信の妨げとなる。
【0005】
そのため、タイムリーな通信を損なわずに、無用な電力消費とデータ受信を削減できる技術が提供されるのが望ましい。
【0006】
本発明は、上記の、端末装置のネットワークとの常時接続による電力消費と費用の増大の問題に取り組むものである。本発明の目的は、タイムリーな通信を保証しつつ、無用なオンライン時間と電力消費、および無用なデータ受信に伴う通信関連支出を削減することのできる端末装置のネットワーク接続制御方法とその端末装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの態様においては、第1のネットワークと第2のネットワークとに接続可能な端末装置のネットワーク接続制御方法であって、第2のネットワークとのネットワーク接続の確立後、所定時間の間ネットワーク接続が使用されなかった場合に、第2のネットワークとのネットワーク接続を切断するステップと、第2のネットワークとのネットワーク接続の切断中に第1のネットワークから指定された呼を受信するステップと、指定された呼の受信後に第2のネットワークとのネットワーク接続を再確立するステップとを備えることを特徴とするネットワーク接続制御方法が提供される。
【0008】
本発明の一実施形態によれば、指定された呼が、ショートメッセージ、マルチメディアショートメッセージ、電子メール、および音声通話のいずれかである。
【0009】
本発明の一実施形態によれば、ショートメッセージは所定のフォーマットである。
【0010】
本発明の一実施形態によれば、ショートメッセージは所定のコンテンツを含む。
【0011】
本発明の一実施形態によれば、第1のネットワークはGSM(Global System for Mobile
Communications)である。
【0012】
本発明の一実施形態によれば、第2のネットワークは、CDMA(Code Division Multiple
Access)、WiFi(Wireless Fidelity)、およびGPRS(General Packet
Radio Service)から選択される。
【0013】
本発明の一実施形態によれば、第1のネットワークはCDMA(Code Division Multiple
Access)である。
【0014】
本発明の一実施形態によれば、第2のネットワークは、WiFi(Wireless Fidelity)およびGPRS(General Packet
Radio Service)から選択される。
【0015】
本発明の他の態様においては、第1のネットワークと第2のネットワークとに接続可能な端末装置であって、第2のネットワークとのネットワーク接続の確立後、所定時間の間ネットワーク接続が使用されなかった場合に、第2のネットワークとのネットワーク接続を切断する第2ネットワークベースアプリケーション部と、第2のネットワークとのネットワーク接続の切断中に第1のネットワークから指された呼を受信する受信部とを備え、受信部による指定された呼の受信後に第2のネットワークとのネットワーク接続が再確立されることを特徴とする端末装置が提供される。
【0016】
本発明の一実施形態によれば、受信部は、実行レベルの高いショートメッセージフィルタリングプログラムとして実装される。
【発明の効果】
【0017】
本発明の方法または端末装置により、タイムリーな通信を損なうことなく、無用な電力消費量と費用とを削減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本発明の上記および他の態様は、以下の添付図面と共に下記の例示的実施の形態の説明を参照することにより、より明確に理解されるであろう。
【0019】
【図1】本発明の第1の実施の形態による端末装置の略ブロック図である。
【図2】図1に示す端末装置の動作フロー図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による端末装置の略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下では、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態による方法および端末装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態による端末装置の略ブロック図である。
【0021】
図1に示すように、端末装置は、ハードウェア層、オペレーティングシステム、アプリケーション層、およびアプリケーション層とオペレーティングシステムの間に配置されたTSRモジュール40に分割することができる。第1の実施の形態による検出モジュールTSR(Terminate and Stay Resident:常駐)40は、例えば、メモリ常駐プログラムとして実現できる。
【0022】
ネットワーク制御部は、例えばネットワークベースアプリケーションモジュール11とTSRモジュール40で構成でき、第2のネットワークとのネットワーク接続を確立した後に、所定の時間にわたってネットワーク接続が使用されなかった場合に第2のネットワークから切断するように動作可能である。
【0023】
受信部は、例えばネットワークコントローラ31とSMS受信器30で構成でき、第2のネットワークとのネットワーク接続の切断中に第1のネットワークからの指定された呼を受信するように動作可能である。ネットワーク制御部は、受信部が指定された呼を受信した後に、第2のネットワークとのネットワーク接続を再確立する。
【0024】
ハードウェア層では、CPU33が、メモリ32に格納されたプログラムを実行して、ユーザにグラフィカルユーザインターフェースを提供する。SMS受信器30は、GSMネットワーク等の1つのネットワーク内でショートメッセージを受信することができる。ネットワークコントローラ31は、ユーザまたは他のアプリケーションからの指示に基づいて、GPRSネットワーク等のさらに別の無線ネットワークとの接続を確立して、ユーザがGPRSネットワークを介して他のユーザと通信することを可能にする。
【0025】
ネットワーク端末装置OS(オペレーティングシステム)20は、Symbian、Windows Mobile、Palm等の上記ハードウェア上で稼働するオペレーティングシステムであり、各種アプリケーションを実行するためのプラットフォームを提供する。
【0026】
図1に示すように、ショートメッセージ処理モジュール10は、アプリケーション層のSMS受信器によって受信されたショートメッセージを処理する。ネットワークベースアプリケーションモジュール11は、ネットワークコントローラ31がGPRSネットワークとの接続を確立した後に、このGPRSネットワークを介して他のユーザとの通信(チャット等)を開始する。ネットワークベースアプリケーションモジュール11は、電力消費量を最小化し、無用な通信関連支出を排除するための、時間検出機能を備えている。ネットワークベースアプリケーションモジュール11が接続確立後に所定の時間(例:5分間)にわたってデータの送受信を行わなかった場合には、ネットワークコントローラ31にGPRSネットワークから切断するよう指示し、TSRモジュール40を起動して(すなわち、メモリ常駐プログラムをアクティブ化して)他のユーザまたはサーバからの特殊呼出を受信する。カレンダや計算器等の他アプリケーションモジュール12は、ユーザに他の機能を提供する。
【0027】
図1から分かるように、本実施の形態による端末装置はさらに、ショートメッセージ処理モジュール10とOS 20との間に配置されたTSRモジュール40を備える。TSRモジュール40は、ショートメッセージ処理モジュール10よりも先にSMS受信器30からショートメッセージを受信してそれを解析し、事前設定されたフォーマット(例:“#$# SMS,@Sender ID:20887658,@Data/Time: 20070816 12:25”)を有する場合には、それを特殊ショートメッセージとして判定する。それ以外のショートメッセージは一般的なショートメッセージとしてショートメッセージ処理モジュール10に送信され、以降の処理に付される。
【0028】
TSRモジュール40が解析によって特殊ショートメッセージを取得した後、ネットワークベースアプリケーションモジュール11はネットワークコントローラ31に対しGPRSネットワークとの接続を再確立するよう指示し、この接続を使用して個々のユーザと通信する。
【0029】
次に、図2を参照して、本実施の形態による方法について説明する。
【0030】
図2では、ステップS10において、ユーザBの端末装置がGPRSネットワークにログオンしてユーザAと通信を行い、その間にユーザAとの通信が終了したものと想定する。
【0031】
ステップS20では、最後の通信の終了から一定時間が経過したときに、ユーザAは他のユーザとの通信を行っているが、ユーザBはGPRSネットワーク上の通信をまだ行っていない。そのため、ネットワークベースアプリケーションモジュール11は、ユーザBの端末装置は現在のところGPRS通信を必要としないと判断して、GPRSとの接続を終了し、同時に別のモジュール(TSRモジュール40)を起動する。
【0032】
図2に示すように、ステップS30において、起動されたTSRモジュール40は最下層のローカルデバイスに送信されたすべてのショートメッセージの受信を開始し、そのうち、例えばGSMネットワークから受信したものに限定してショートメッセージを解析する。
【0033】
本実施の形態によれば、TSRモジュール40がショートメッセージを解析した後に、ステップS40において2通りの結果が生成される。第1の結果は、ショートメッセージが所定のフォーマットを有しているため特殊なタイプに属する、というものである。この場合、このショートメッセージは他の端末またはサーバから送信されてきた覚醒信号として判定される。第2の結果は、ショートメッセージが一般的なショートメッセージである、というものである。
【0034】
第1の解析結果の場合、TSRモジュール40はネットワークコントローラ31にGPRSネットワークとの接続を再確立するよう指示し、ネットワークベースアプリケーションモジュール11をアクティブ化する。GPRSネットワークが確立され、ネットワークベースアプリケーションモジュール11が起動すると、TSRモジュール40は自動的に終了する。
【0035】
第2の解析結果の場合、そのショートメッセージはローカルデバイスのショートメッセージ処理モジュール10に宛てられたものなので、TSRモジュール40はそれをショートメッセージ処理モジュール10に転送する。
【0036】
本実施の形態によれば、特殊ショートメッセージは、他のユーザまたはサーバ、およびネットワークへの再ログインとネットワークベースアプリケーションのトリガソースとなるサーバから送信されてくるショートメッセージである。
【0037】
本実施の形態によれば、TSRモジュール40は、メモリ常駐バックグラウンドモニタリングプログラムとして実装できる。このプログラムは、実際には、実行レベルの高いショートメッセージフィルタリングプログラムであり、端末装置内のショートメッセージ処理プログラムよりも先にショートメッセージを受信するために使用される。他のユーザからショートメッセージが送信されてくると、モニタリングプログラムはまずそれをフィルタリングする。そのショートメッセージが所定のフォーマットを有する場合には、このプログラムはGPRS接続を自動的に開始して、端末装置のGPRSオンライン状態を再開する。ショートメッセージが一般的なものの場合には、モニタリングプログラムはそのショートメッセージを実行レベルの低い処理プログラムに送信する。
【0038】
第1の実施の形態では、他のユーザまたはサーバからの特殊ショートメッセージであればすべてネットワーク接続の再確立をトリガするイベントとなるが、音声通話、電子メール、マルチメディアメッセージ等の他のトリガソースもこの目的に使用できる。以下では、音声通話を使用する例について説明する。
【0039】
図3は、本発明の第2の実施の形態による端末装置の略ブロック図である。第1の実施の形態ではネットワーク接続の確立をトリガするイベントが他のユーザまたはサーバからの特殊ショートメッセージであるのに対し、第2の実施の形態は、ネットワーク接続の確立をトリガするイベントが例えばGSMネットワークを介して送信されてきた音声通話である点が第1の実施の形態と相違する。
【0040】
図3に示すように、端末装置は、ハードウェア層、OS、アプリケーション層、およびアプリケーション層とOSとの間に配置されたTSRモジュール40’に分割することができる。
【0041】
第1の実施の形態と同様に、ネットワーク制御部は、例えばネットワークベースアプリケーションモジュール11とTSRモジュール40’で構成でき、第2のネットワークとのネットワーク接続を確立した後に、所定の時間にわたってネットワーク接続が使用されなかった場合に第2のネットワークから切断するように動作可能である。
【0042】
受信部は、例えばネットワークコントローラ31と電話受信器30’で構成でき、第2のネットワークとのネットワーク接続の切断中に第1のネットワークからの指定された呼を受信するように動作可能である。ネットワーク制御部は、受信部が指定された呼を受信した後に、第2のネットワークとのネットワーク接続を再確立する。

【0043】
ハードウェア層では、CPU33が、メモリ32に格納されたプログラムを実行して、ユーザにグラフィカルユーザインターフェースを提供する。電話受信モジュール30’は、GSMネットワークを介して他のユーザからの音声通話を受信することができる。ネットワークコントローラ31は、ユーザまたは他のアプリケーションからの指示に基づいて、GPRSネットワーク等のさらに別の無線ネットワークとの接続を確立して、ユーザがGPRSネットワークを介して他のユーザと通信することを可能にする。
【0044】
ネットワーク端末装置OS 20は、Symbian、Windows Mobile、Palm等の上記ハードウェア上で稼働するオペレーティングシステムであり、各種アプリケーションを実行するためのプラットフォームを提供する。
【0045】
図3に示すように、電話モジュール10’は、アプリケーション層の電話受信モジュール30’によって受信された音声通話を処理する。ネットワークベースアプリケーションモジュール11は、ネットワークコントローラ31がGPRSネットワークとの接続を確立した後に、このネットワークを介して他のユーザとの通信(チャット等)を開始する。ネットワークベースアプリケーションモジュール11は、電力消費量を最小化し、無用な通信関連支出を排除するために、時間検出機能を備えるように設計されている。ネットワークベースアプリケーションモジュール11が接続確立後に所定の時間(例:5分間)にわたってデータの送受信を行わなかった場合には、モジュール11はネットワークコントローラ31にGPRSネットワークから切断するよう指示し、TSRモジュール40’を起動して、特定ユーザからの音声通話を検出する。カレンダや計算器等、他のアプリケーションモジュール12は、ユーザに他の機能を提供する。
【0046】
図3から分かるように、本実施の形態による端末装置は、電話モジュール10’とOS 20との間に配置されたTSRモジュール40’を備える。TSRモジュール40’は、電話モジュール10’よりも先に電話受信モジュール30’から音声通話を受信してその通話を解析し、この通話の発呼者の番号が事前に決定された条件(例:その番号が特殊な長い番号である、事前に設定された特殊番号である等)を満たす場合に特殊通話として判定する。それ以外の通話は一般的な通話として電話モジュール10’に送信され、以降の処理に付される。
【0047】
TSRモジュール40’は特殊通話を解析して取得し、応答せずにすぐに切断する。一方、ネットワークベースアプリケーションモジュール11はネットワークコントローラ31に対し、このさらに別のネットワーク(すなわち、GPRSネットワーク)との接続を再確立するよう指示し、この接続を使用して個々のユーザと通信する。
【0048】
本発明のメカニズムでは、ユーザは他のユーザからのメッセージを長時間待つ間にGPRSネットワークを終了し、常時オンライン状態にあるかのように、いつでも覚醒して応答することができる。
【0049】
ただし、本発明はGPRSネットワークに限定されず、本発明のメカニズムは、WiFi(Wireless Fidelity)やCDMA(Code Division Multiple
Access)ネットワークとその端末装置など、様々なネットワークと端末装置に適用して、省電力と費用削減に役立てることができる。
【0050】
第1の実施の形態のTSRモジュール40は、メッセージフォーマットを判定することに加えて、ショートメッセージを解析して、そのメッセージが特殊なフィールドやコンテンツを含むかどうかを判定することもできる。
【0051】
上記では、本発明を好適な実施の形態を使用して説明してきたが、本発明の精神と範囲から逸脱することなく、様々な変更、置換、追加を行うことが可能なことは当業者には明らかであろう。したがって、本発明の範囲は上記の実施の形態に限定されず、付記した請求項によってのみ定義される。
【符号の説明】
【0052】
10:ショートメッセージ処理モジュール
11:ネットワークベースアプリケーションモジュール
12:他のアプリケーションモジュール
20:オペレーティングシステム(OS)
31:ネットワークコントローラ
32:メモリ
40:TSRモジュール
10’:電話モジュール
30’:電話受信モジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のネットワークと第2のネットワークとに接続可能な端末装置のネットワーク接続制御方法であって、
前記第2のネットワークとのネットワーク接続の確立後、所定時間の間ネットワーク接続が使用されなかった場合に、前記第2のネットワークとのネットワーク接続を切断するステップと、
前記第2のネットワークとのネットワーク接続の切断中に前記第1のネットワークから指定された呼を受信するステップと、
前記指定された呼の受信後に前記第2のネットワークとのネットワーク接続を再確立するステップと
を含むことを特徴とするネットワーク接続制御方法。
【請求項2】
前記指定された呼が、ショートメッセージ、マルチメディアショートメッセージ、電子メール、および音声通話の何れかであることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク接続制御方法。
【請求項3】
前記ショートメッセージが、所定のフォーマットのメッセージであることを特徴とする請求項2に記載のネットワーク接続制御方法。
【請求項4】
前記ショートメッセージが、所定のコンテンツを含むことを特徴とする請求項2に記載のネットワーク接続制御方法。
【請求項5】
前記第1のネットワークが、GSM(Global System for Mobile
Communications)であることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク接続制御方法。
【請求項6】
前記第2のネットワークが、CDMA(Code Division Multiple Access)、WiFi(Wireless Fidelity)、およびGPRS(General Packet Radio Service)から選択されることを特徴とする請求項5に記載のネットワーク接続制御方法。
【請求項7】
前記第1のネットワークが、CDMA(Code Division Multiple Access)であることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク接続制御方法。
【請求項8】
前記第2のネットワークが、WiFi(Wireless Fidelity)およびGPRS(General Packet Radio Service)から選択されることを特徴とする請求項7に記載のネットワーク接続制御方法。
【請求項9】
第1のネットワークと第2のネットワークとに接続可能な端末装置であって、
前記第2のネットワークとのネットワーク接続の確立後、所定時間の間ネットワーク接続が使用されなかった場合に、前記第2のネットワークとのネットワーク接続を切断するネットワーク制御部と、
前記第2のネットワークとのネットワーク接続の切断中に前記第1のネットワークから指定された呼を受信する受信部とを備え、
前記ネットワーク制御部が、前記受信部による前記指定された呼の受信後に、前記第2のネットワークとのネットワーク接続を再確立することを特徴とする端末装置。
【請求項10】
前記指定された呼が、ショートメッセージ、マルチメディアショートメッセージ、電子メール、および音声通話の何れかであることを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
【請求項11】
前記ショートメッセージが、所定のフォーマットのメッセージであることを特徴とする請求項10に記載の端末装置。
【請求項12】
前記ショートメッセージが、所定のコンテンツを含むことを特徴とする請求項10に記載の端末装置。
【請求項13】
前記第1のネットワークが、GSM(Global System for Mobile
Communications)であることを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
【請求項14】
前記第2のネットワークが、CDMA(Code Division Multiple Access)、WiFi(Wireless Fidelity)、およびGPRS(General Packet Radio Service)から選択されることを特徴とする請求項13に記載の端末装置。
【請求項15】
前記第1のネットワークが、CDMA(Code Division Multiple Access)であることを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
【請求項16】
前記第2のネットワークが、WiFi(Wireless Fidelity)およびGPRS(General Packet Radio Service)から選択されることを特徴とする請求項15に記載の端末装置。
【請求項17】
前記受信部が、実行レベルの高いショートメッセージフィルタリングプログラムとして実装されることを特徴とする請求項9に記載の端末装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2009−182956(P2009−182956A)
【公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−315389(P2008−315389)
【出願日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
2.WINDOWS
【出願人】(505418870)エヌイーシー(チャイナ)カンパニー, リミテッド (108)
【氏名又は名称原語表記】NEC(China)Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】