説明

ネットワーク複合機

【課題】ネットワークの状況に依存することなくメール機能やプリンタ機能等を使用できるネットワーク複合機を提供する。
【解決手段】記憶部18には、本体操作部からのアクセスが可能であり、LAN3に示すネットワークの共有フォルダとして、共通フォルダおよびユーザフォルダが作成されている。アクセス管理部111は、記憶部18に作成されたユーザフォルダへのアクセスを管理し、ユーザが本体操作部を操作してユーザフォルダにアクセスすると、認証情報の入力を要求する。また、記憶部18は、スキャナ部14がスキャンして得たスキャナデータや受信ファックス等を保存することででき、PC2からはウェブブラウザ等を介して記憶部18に格納されたデータを閲覧できる。また、ユーザは本体操作部を操作して、スキャナデータと記憶部18に保存されているデータとを添付ファイルとしてメール送信することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハードディスク装置等の記憶手段を備えたネットワーク複合機に関する。
【背景技術】
【0002】
1台でコピー機能、ファックス機能、プリンタ機能、スキャナ機能、電子メール機能などの多機能を備えたネットワーク複合機が存在する。ネットワーク複合機は、たとえばオフィスのLANに接続されて使用される。
【0003】
ネットワーク複合機は、上記の機能を組み合わせることによって、様々な機能を実現している。たとえば、スキャン機能を用いたものとしては、原稿をスキャンして得たスキャナデータをそのまま電子メールに添付して送信する直接メール機能や、スキャナデータをネットワーク上の共有フォルダに直接保存する共有フォルダ保存機能等がある。また、プリンタ機能を用いたものとしては、ネットワーク上の共有フォルダに保存された文書データや画像データなどを本体の操作部から直接印刷する直接プリント機能等がある。
【0004】
また、ネットワーク複合機は、ハードディスク装置などの記憶装置を備えることによって、スキャナデータやPCから出力された印刷データ等を保存するデータ蓄積機能を実現したものがある。
【0005】
ハードディスク装置では、記憶領域に複数のユーザが共通して使用可能な共通フォルダと、認証を行った特定のユーザのみが使用可能なユーザフォルダとを作成することができる。このため、ユーザは、スキャナデータや印刷データ等の内容に応じて保存先を指定することができる。また、LANに接続されたコンピュータからウェブブラウザ等を用いて、ハードディスク装置に蓄積されたデータを閲覧することができる。
【0006】
また、特許文献1では、ハードディスク装置等の記憶装置を備え、ネットワークを介して入力された画像データや、スキャナによって読み込まれた画像データ等を記憶装置に保存するとともに、画像データを格納するフォルダにアクセスする度に認証をユーザに要求し、画像データの読み出しまたは保存を行う画像形成装置を開示している。
【0007】
【特許文献1】特開2003−326777号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述のように、従来のネットワーク複合機は、直接メール機能を用いて、スキャナデータと、ネットワーク上の共有フォルダに保存されたデータとを添付ファイルとしたメール送信などを行ったり、直接プリント機能を用いて、ネットワーク上の共有フォルダに保存されたデータを印刷したりできる。
【0009】
しかし、本体の操作部を操作することによって、ネットワーク複合機が内蔵するハードディスク装置に保存されたデータを、送信するメールの添付ファイルとしたり、直接印刷したりすることができない。すなわち、スキャナデータ以外のデータを添付させて直接メール機能を利用する場合や、直接プリント機能を利用する場合、ネットワーク上の共有フォルダにデータを予め保存する必要がある。
【0010】
したがって、ネットワーク複合機のメール機能やプリンタ機能等を使用する場合、ネットワーク上に共有フォルダを予め作成しておく必要があり、これらの機能を利用するための設定がユーザにとって負担となっていた。
【0011】
また、共有フォルダが存在するコンピュータのトラブルや、ネットワークのダウン等によって、ネットワーク複合機からネットワーク上の共有フォルダの存在を確認できない場合がある。この場合、ネットワーク複合機は添付するデータや印刷するデータを読み出すことができず、メール機能やプリンタ機能を使用できないという問題があった。
【0012】
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、ネットワークの状況に依存することなくメール機能やプリンタ機能等を使用できるネットワーク複合機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記データに関する指示を入力させる本体操作部と、前記本体操作部からの指示に基づき、前記記憶部に記憶された前記データを添付ファイルとしたメールを送信するメール処理部と、を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明は、データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記データに関する指示を入力させる本体操作部と、前記本体操作部からの指示に基づき、前記記憶部に記憶された前記データをファックス送信するファックス処理部と、を備えることを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のネットワーク複合機において、さらに、前記本体操作部からの指示に基づき、前記記憶部に記憶された前記データを印刷する印刷処理部、を備えることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のネットワーク複合機において、さらに、前記記憶部に作成されている、アクセスに認証が必要な特定フォルダへのアクセスを管理し、前記特定フォルダの認証情報を保持しているアクセス管理部、
を備えることを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のネットワーク複合機において、前記記憶部には、認証を得ることなくアクセス可能な共通フォルダと、アクセスに認証が必要な特定フォルダとが作成されており、さらに、前記特定フォルダへのアクセスを管理し、前記特定フォルダの認証情報を保持しているアクセス管理部、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明のネットワーク複合機は、記憶部に本体操作部からアクセスすることが可能な共有フォルダを作成し、この共有フォルダに格納されたデータを読み出して、読み出したデータを添付ファイルとしたメールを送信したり、印刷したりする。したがって、ネットワーク複合機のユーザは、ネットワーク上の共有フォルダを用いる必要がないため、ネットワークの状況に依存することなくメール機能やプリンタ機能を利用することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態のネットワーク複合機1の構成を含むネットワークシステムの構成図である。図1に示すネットワークシステムは、ネットワーク複合機1と、複数のPC2,2・・・とがLAN3に接続された構成となっている。
【0020】
まず、ネットワーク複合機1の構成について説明する。ネットワーク複合機1は、制御部11と、タッチパネル式ディスプレイ12と、操作部13と、スキャナ部14と、メール部15と、FAX部16と、プリンタ部17と、記憶部18と、通信部19とを備える。なお、図1では、ネットワーク複合機1の本実施の形態の説明で必要な機能のみを示しており、ウェブサーバ部等の表示を省略している。
【0021】
制御部11は、CPU、RAM等を含み、ネットワーク複合機1の全体制御を行う。タッチパネル式ディスプレイ12は、ネットワーク複合機1に関する情報表示、および各種の操作メニューを表示する。操作部13は、ネットワーク複合機1に各種の操作指示を行うためのボタン等で構成される。ユーザは、タッチパネル式ディスプレイ12および操作部13(以下、「本体操作部」という)を利用して、ネットワーク複合機1の各種操作をすることが可能である。
【0022】
スキャナ部14は、原稿読み取り台に載置された原稿を画像データとして読み取る機能部である。メール部15は、電子メールの送受信を行う機能部である。FAX部16は、ファクシミリの送受信を行う機能部である。
【0023】
プリンタ部17は、PC2,2・・・から出力されたデータや、スキャナ部14が読み取って得たスキャナデータ、FAX部16が受信したファックスデータ等の印刷データを各種の設定条件に応じて、記録用紙に出力ドキュメントとして印刷出力する。なお、ネットワーク複合機1のコピー機能は、スキャナ部14、制御部11、およびプリンタ部17が協働することにより実現される。
【0024】
記憶部18は、ハードディスク装置などで構成されており、ネットワーク複合機1のデータ蓄積機能を実現する。図2は、記憶部18のフォルダ構成の一例を示す概念図である。図2に示すように、記憶部18には、図1に示すネットワークの共有フォルダとして、共通フォルダおよび複数のユーザフォルダがハードディスク装置の記憶領域に作成されている。なお、図2では、一つの共通フォルダのみを示しているが、複数の共通フォルダが作成されていてもよい。また、ユーザは、本体操作部を操作して記憶部18に作成された共有フォルダにアクセスすることが可能であり、たとえば、タッチパネル式ディスプレイ12に、記憶部18の共通フォルダおよびユーザフォルダに保存されたファイルの一覧等を表示させることができる。
【0025】
なお、共通フォルダとは、LAN3に接続されたコンピュータから参照可能な共有フォルダのうち、複数のユーザが共通して利用可能な共有フォルダのことであり、たとえば、複数のユーザが共同して利用する回覧情報などのデータが保存される。また、ユーザフォルダとは、特定のユーザのみが利用可能な共有フォルダのことであり、たとえば、顧客情報などの機密データなどが保存される。このため、記憶部18に作成されたユーザフォルダにアクセスするには、認証を行う必要がある。
【0026】
通信部19は、LAN3に接続された各コンピュータとの間で、TCP/IPなどのプロトコルを利用してデータの送受信を行う。
【0027】
次に、制御部11のアクセス管理部111について説明する。アクセス管理部111は、記憶部18に作成された各フォルダへのアクセスを管理しており、ユーザフォルダごとに、アクセス可能なユーザ名と、ユーザ名に対応したパスワードとを認証情報として保持している。アクセス管理部111は、ユーザが本体操作部を操作して記憶部18に作成されたユーザフォルダにアクセスする場合、ユーザに認証情報の入力を要求する。
【0028】
また、記憶部18に作成されたユーザフォルダにアクセスするための認証が行われた後、アクセス管理部111は、認証済みのユーザフォルダに関して、本体操作部から入力される操作情報の有無を監視する。そして、認証済みのユーザフォルダに関する操作情報が本体操作部から入力されない状態が一定の時間続くと、アクセス管理部111は、本体操作部を介した認証済みのユーザフォルダへのアクセスを停止する。
【0029】
この場合、ユーザが本体操作部を操作して再度認証済みのユーザフォルダにアクセスするためには、認証情報を再度入力する必要がある。これにより、認証済みのユーザフォルダにアクセスした状態のまま、ユーザがネットワーク複合機1から長時間離れるような状況が発生しても、第三者による認証済みのユーザフォルダへのアクセスを防ぐことができる。したがって、記憶部18に作成されたユーザフォルダへのアクセスに対するセキュリティを確保することができる。
【0030】
一方、ユーザは、PC2,2・・・を操作して記憶部18に作成されたユーザフォルダにアクセスしてもよい。この場合、図1に示すネットワークの認証をユーザが既に得ているため、アクセス管理部111は、認証情報の入力を要求しなくてもよい。しかし、これに限られるものではなく、アクセス管理部111は、LAN3経由での記憶部18に作成されたユーザフォルダのアクセスに対しても認証情報の入力を要求してもよい。これにより、記憶部18に作成されたユーザフォルダへのアクセスに対するセキュリティをより確実にすることができる。
【0031】
次に、PC2について説明する。PC2,2・・・のユーザは、記憶部18に作成された共有フォルダに格納されているデータを、HTTPを用いてウェブブラウザ等で閲覧したり、SMBプロトコルを用いてファイル共有したりできる。また、ユーザは、PC2,2・・・で作成した文書ファイル等を、記憶部18に作成された共有フォルダに保存することもできる。
【0032】
また、図1に示すように、PC2に、共有フォルダとして共通フォルダおよびユーザフォルダを作成してもよい。この場合、ネットワーク複合機1のスキャナ部14が読み取って得たスキャナデータなどの保存先を、記憶部18に作成された共有フォルダにするか、PC2に作成された共有フォルダにするか設定することができる。また、図1ではPC2に作成されたユーザフォルダは一つだけの状態で示しているが、複数であってもよい。また、図1では1台のPC2のみに共有フォルダが作成されているが、2台以上のPC2に共有フォルダが作成されていてもよい。
【0033】
以下では、ネットワーク複合機1の動作を、直接メール機能を用いる場合を例にして、図3を用いて説明する。なお、以下の動作説明において、ユーザの操作は、全て本体操作部によって行われるものとし、共有フォルダ、共通フォルダおよびユーザフォルダは、記憶部18に作成されたフォルダとする。
【0034】
まず、ユーザが、スキャナ部14の原稿読み取り台に原稿をセットし、スキャナ部14を設定する(ステップS1)。なお、原稿は複数ページであってもよい。
【0035】
次に、ユーザは、本体操作部を操作して、送信するメールを設定する(ステップS2)。具体的には、ユーザは、添付ファイル(これからスキャンするデータや共有フォルダに格納されているデータ)の設定を除いた、送信先のメールアドレスや、メールの本文などを入力する。
【0036】
送信メールの設定後のネットワーク複合機1の動作は、共有フォルダに格納されたデータを添付するかどうかによって異なる。まず、これからスキャンするデータの他に、添付するデータがないときは(ステップS3においてNo)、ステップS6に進む。
【0037】
一方、他に添付するデータがあるときは(ステップS3においてYes)、ユーザは、添付するデータが格納された共有フォルダを指定し、指定した共有フォルダがユーザフォルダの場合、そのユーザフォルダの認証情報を入力する(ステップS4)。なお、指定したフォルダが共通フォルダの場合、ユーザは、認証情報の入力を行わないことになる。
【0038】
指定したフォルダが共通フォルダであるか、または指定したユーザフォルダの認証情報が正当なものであるとアクセス管理部111が判断すると、タッチパネル式ディスプレイ12には、指定したフォルダに関する情報が表示される。具体的には、指定したフォルダに格納されたファイルを識別できるように、ファイルの一覧情報と、少なくともページ情報を含む各ファイルのプロパティ情報とが、タッチパネル式ディスプレイ12に表示される。また、指定したフォルダが共通フォルダのときは、ファイルのプロパティ情報に、共通フォルダにファイルを保存したユーザ名を含めてもよい。
【0039】
次に、ユーザは、表示されたファイル一覧から添付するデータを指定する(ステップS5)。さらに、メールに添付するデータが別のフォルダにある場合、ユーザはステップS4およびS5の操作を繰り返す。そして、メールに添付するデータの指定が終了すると、スキャナ部14が読み取り台の原稿のスキャンを行う(ステップS6)。
【0040】
スキャン後、メール部15は、指定されたフォルダにアクセスして、スキャンしたデータおよび指定されたデータを添付ファイルとしたメールを送信する(ステップS7)。
【0041】
以上が、ネットワーク複合機1における直接メール機能の動作であるが、直接プリント機能を使用する場合についても、ネットワーク複合機1の動作は基本的に同じである。具体的には、ステップS2において、送信メールの設定に代えて、印刷濃度や印刷用紙サイズなどの印刷条件の設定を行えばよいし、ステップS7において、スキャナデータと指定した保存データとを合わせて印刷すればよい。また、直接プリント機能を使用する場合、ステップS7を実行する前に、スキャナデータおよび指定したデータの印刷順序を指定してもよい。
【0042】
このように、本実施の形態のネットワーク複合機は、記憶部18に共有フォルダを作成し、本体操作部からの操作情報に基づいて、スキャナデータと記憶部18に格納されたデータとを添付ファイルとしたメール送信等を行う。したがって、図1に示すネットワーク上に共有フォルダを作成する必要がないため、ユーザの負担を軽減することができる。また、ネットワーク複合機1のユーザは、ネットワーク上の共有フォルダを用いる必要がないため、ネットワークの状況に依存することなく直接メール機能や直接プリント機能を利用することが可能となる。
【0043】
なお、上記の説明において、スキャナデータおよび記憶部18に格納されたデータを添付ファイルとしてメール送信するものとして説明したが、これに限られるものではなく、メール送信に代えてファックス送信を行ってもよい。この場合、ステップS2において、ファックスの送信先等を設定すればよい。
【0044】
また、上記の説明において、直接メール機能では、スキャナデータと共有フォルダに格納されたデータとを添付ファイルとしてメール送信するものとして説明したが、これに限られるものではなく、ステップS1〜S3およびS6を省略して、共有フォルダに格納されたデータのみを添付ファイルとしてメール送信を行ってもよい。また、直接プリント機能も同様に、ステップS1〜S3およびS6を省略し、共有フォルダに格納されたデータのみを印刷してもよい。
【0045】
また、上記の説明において、記憶部18に作成された共通フォルダにアクセスするときに、認証情報の入力は必要ないものとして説明した。しかし、これに限られるものではなく、アクセス管理部111は、記憶部18に作成された共通フォルダの認証情報を保持して、記憶部18に作成された共通フォルダへのアクセスに対して認証情報の入力を要求してもよい。これにより、記憶部18に作成された共通フォルダへのアクセスについてもセキュリティを確保することが可能となる。
【0046】
この場合、アクセス管理部111は、記憶部18に作成された共通フォルダのアクセス時に認証を行うかどうかの認証要否情報を保持しており、ユーザが本体操作部等を操作して、認証要否情報の設定を行ってもよい。これにより、記憶部18に作成された共通フォルダへのアクセスについては、ネットワーク複合機1のセキュリティまたは操作の簡単さのどちらをユーザが重視するかに合わせて、ネットワーク複合機1の動作させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の一実施の形態におけるネットワーク複合機1の構成を含むネットワークシステムの構成図である。
【図2】記憶部18のフォルダ構成の一例を示す概念図である。
【図3】直接メール機能を使用する場合のフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
1 ネットワーク複合機
12 タッチパネル式ディスプレイ
13 操作部
14 スキャナ部
15 メール部
17 プリンタ部
18 記憶部
111 アクセス管理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記データに関する指示を入力させる本体操作部と、
前記本体操作部からの指示に基づき、前記記憶部に記憶された前記データを添付ファイルとしたメールを送信するメール処理部と、
を備えることを特徴とするネットワーク複合機。
【請求項2】
データを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記データに関する指示を入力させる本体操作部と、
前記本体操作部からの指示に基づき、前記記憶部に記憶された前記データをファックス送信するファックス処理部と、
を備えることを特徴とするネットワーク複合機。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のネットワーク複合機において、さらに、
前記本体操作部からの指示に基づき、前記記憶部に記憶された前記データを印刷する印刷処理部、
を備えることを特徴とするネットワーク複合機。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のネットワーク複合機において、さらに、
前記記憶部に作成されている、アクセスに認証が必要な特定フォルダへのアクセスを管理し、前記特定フォルダの認証情報を保持しているアクセス管理部、
を備えることを特徴とするネットワーク複合機。
【請求項5】
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のネットワーク複合機において、
前記記憶部には、認証を得ることなくアクセス可能な共通フォルダと、アクセスに認証が必要な特定フォルダとが作成されており、
さらに、
前記特定フォルダへのアクセスを管理し、前記特定フォルダの認証情報を保持しているアクセス管理部、
を備えることを特徴とするネットワーク複合機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−270969(P2008−270969A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−108354(P2007−108354)
【出願日】平成19年4月17日(2007.4.17)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】