説明

ノズルチップ並びに該ノズルチップが用いられる塗装方法及び塗装装置

【課題】 塗装の工数が削減されると共に袋状に形成された被塗装物の奥まった部位に塗料が確実に塗布されるノズルチップ並びに該ノズルチップが用いられる塗装方法及び塗装装置を提供する。
【解決手段】 防錆ワックス6が当該ノズルチップ1の軸直角面に対して3°の仰角で噴射されるため、スリット9から噴射された防錆ワックス6の直進性が高まり、防錆ワックス6が袋状に形成された被塗装物の奥まった部位に塗料が確実に塗布される。また、防錆ワックス6が軸線回りに160°の広がり角度の噴射パターンで噴射される。これにより、従来と比較して、噴射パターンの軸線回りの広がり角度を大きく設定することが可能になり、既存の部品取付孔を利用して、エンジンフード2の被塗装部5に防錆ワックス6を塗布することが可能になり、塗装の工数が削減される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルチップ並びに該ノズルチップが用いられる塗装方法及び塗装装置に関するもので、例えば、自動車のエンジンフードに穿設された孔に差込まれたノズルチップから噴射された防錆ワックス等の塗料を、当該エンジンフードのインナーパネルとアウターパネルとの接合部内側に塗布させる際に用いられるノズルチップ、並びに該ノズルチップが用いられる塗装方法及び塗装装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、自動車のエンジンフードは、インナーパネルとアウターパネルとの周縁が接合されて袋状に形成される。このようなエンジンフードでは、インナーパネルとアウターパネルとの接合部内側に形成された被塗装部(以下、エンジンフードの被塗装部)に防錆ワックスが吹付け塗装される。そして、エンジンフードの被塗装部に防錆ワックスを吹付け塗装する際には、スプレーガンに装着された有蓋円筒状のノズルチップがインナーパネルに穿設されたノズルチップ挿通孔に差込まれる。これにより、ノズルチップの側面に形成されたスリットをエンジンフード被塗装部に対面させる。そして、該スリットからエンジンフードの被塗装部に向けて防錆ワックスが噴射される。ところで、従来のノズルチップでは、スリットが略楕円に形成されている。これにより、従来のノズルチップでは、スリットから噴射された防錆ワックスが、略円錐状の噴射パターンで噴射される。
【0003】
そして、略円錐状の噴射パターンのノズルチップを用いる場合には、エンジンフードの被塗装部に沿って、インナーパネルに150〜200mmの間隔でノズルチップ挿通孔が設けられる。このため、一般的な自動車のエンジンフードでは、4〜9個のノズルチップ挿通孔を設ける必要がある。したがって、従来のノズルチップを用いる場合には、ノズルチップ挿通孔にノズルチップを差込んで、当該ノズルチップから防錆ワックスを噴射させるといった工程が4〜9回行われていたため、工数が嵩み製造コストが増大さていた。また、従来のノズルチップでは、スリットから噴射された防錆ワックスが略円錐状の噴射パターンで拡散されるため、当該防錆ワックスの直進性(ノズルチップの噴射軸方向への直進性)が悪く、これを補うために防錆ワックスの噴射量が増大されていた。
【0004】
さらに、ノズルチップとエンジンフードの被塗装部との間にインナーパネルの凸部等の障害物が形成されている場合には、該障害物を乗り越えさせて塗料をエンジンフードの被塗装部に塗布させるが困難である。そこで、ノズルチップをノズルチップ挿通孔により深く挿入させればよいが、ノズルチップをノズルチップ挿通孔に深く挿入させたとしても、当該スリットから噴射される防錆ワックスが拡散されて直進性が悪いため、障害物を乗り越えさせて防錆ワックスをエンジンフードの被塗装部に塗布させることができなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、第1の目的は、塗装の工数が削減されると共に袋状に形成された被塗装物の奥まった部位に塗料が確実に塗布される塗装装置に用いられるノズルチップを提供することにある。
また、第2の目的は、塗装の工数が削減されると共に袋状に形成された被塗装物の奥まった部位に塗料が確実に塗布される塗装方法を提供することにある。
また、第3の目的は、塗装の工数が削減されると共に袋状に形成された被塗装物の奥まった部位に塗料が確実に塗布される塗装装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記第1の目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、一対のパネル部材が周縁で接合されて袋状に形成された被塗装物の接合部内側に延びる被塗装部に塗料を塗布させる際に用いられるノズルチップであって、塗料がノズルチップの軸線に対して略垂直な方向へノズルチップの中心線上に頂点を有する所定の広がり角度の噴射パターンで噴射される吐出口を具備することを特徴とする。
本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のノズルチップにおいて、吐出口が、ノズルチップの軸直角面に対して仰角を有して形成されるスリットであることを特徴とする。
本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のノズルチップにおいて、ノズルチップの先端側に設けられてスリットが形成される小径部と、ノズルチップの基端側に設けられて小径部よりも外径寸法が大きく形成される大径部と、を備えて、小径部と大径部との間に第1のストッパが設けられると共に、大径部の基部に鍔状に形成された第2のストッパが設けられることを特徴とする。
【0007】
上記第2の目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載のノズルチップが用いられる塗装方法であって、ノズルチップの先端部が被塗装物の部品取付孔に差込まれて該ノズルチップの先端部に形成された吐出口が被塗装物の被塗装部に対面されて、この状態で、塗料が、ノズルチップの吐出口からノズルチップの軸線に対して略垂直な方向へノズルチップの中心線上に頂点を有する所定の広がり角度の噴射パターンで噴射されることを特徴とする。
【0008】
上記第3の目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載のノズルチップが用いられる塗装装置であって、ノズルチップに、塗料がノズルチップの軸線に対して略垂直な方向へノズルチップの中心線上に頂点を有する所定の広がり角度の噴射パターンで噴射される吐出口が設けられることを特徴とする。
【0009】
したがって、請求項1、4、5に記載の発明では、ノズルチップの吐出口から被塗装物の接合部内側の被塗装部へ向けて噴射される塗料の直進性が高められると共に、ノズルチップの噴射パターン上に被塗装物の被塗装部が位置されるように当該ノズルチップを被塗装物に対して位置決めさせることにより、塗料の1回の噴射で、塗料が被塗装物の被塗装部に当該被塗装部延出方向の広い範囲に塗布される。
請求項2に記載の発明では、塗料がノズルチップの軸直角面に対して仰角を有して被塗装物の被塗装部に向けて噴射される。
請求項3に記載の発明では、被塗装物の孔に対するノズルチップの差込み深さが、被塗装物に応じて選択された第1のストッパ、若しくは第2のストッパによって調節される。
【発明の効果】
【0010】
塗装の工数が削減されると共に袋状に形成された被塗装物の奥まった部位に塗料が確実に塗布されるノズルチップ並びに該ノズルチップが用いられる塗装方法及び塗装装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の一実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1に示されるように、本ノズルチップ1は、自動車のエンジンフード2(被塗装物)のインナーパネル3(パネル部材)とアウターパネル4(パネル部材)との接合部内側に延びる被塗装部5に、防錆ワックス6(塗料)を吹付け塗装する際に用いられる。本ノズルチップ1は、上記インナーパネル3に設けられたクッションゴム取付孔7(部品取付孔)に差込まれて、エンジンフード2のインナーパネル3とアウターパネル4との袋状に形成された間隙8に突出されることにより、ノズルチップ1に形成されたスリット9(吐出口)がエンジンフード2の被塗装部5に対面される。そして、本ノズルチップ1は、この状態でスリット9から、防錆ワックス6が当該ノズルチップ1の軸直角面に対して3°の仰角(図1に示されるθ1)、且つ当該ノズルチップ1の軸線(以下、単に軸線と称する。)回りに160°の広がり角度(図2に示されるθ2)の噴射パターンで噴射される。
【0012】
これにより、本ノズルチップ1は、スリット9から噴射された防錆ワックス5の直進性が確保されると共に、防錆ワックス6の1回の噴射によって当該防錆ワックス6がエンジンフード2の被塗装部5の広い範囲に塗布される構造になっている。図3に示されるように、上記ノズルチップ1は、略円筒状に形成される大径部10と、有蓋円筒状に形成されて該大径部10の外径寸法d1よりも小さい外径寸法d2を有する小径部11と、が絞り部12を介して同一軸線上に形成される。また、本ノズルチップ1には、塗料通路13を介して供給された防錆ワックス6が噴射される上記スリット9が設けられる。該スリット9は、ノズルチップ1の軸直角面に対して3°の仰角θ1で形成されると共に、各内側面9a,9bの開度θ2(図4参照)が160°になるように形成される。なお、本ノズルチップ1では、スリット9のスリット幅h(図3参照)が0.6mmに設定される。
【0013】
また、図3に示されるように、本ノズルチップ1は、小径部11の下端(絞り部12の上端)に第1のストッパ14が形成されると共に、大径部9の下端周縁に鍔状の第2のストッパ15が設けられる。そして、本ノズルチップ1は、エンジンフード2に応じて、第1のストッパ14と第2のストッパ15とが選択的に用いられて当該ノズルチップ1のエンジンフード2(クッションゴム取付孔7)に対する差込み深さが設定される構造になっている。なお、図3に示される符号16は、塗装装置のスプレーガンに接続される接続口である。
【0014】
次に、本ノズルチップ1の作用を説明する。まず、図1に示されるように、ノズルチップ1の小径部11がインナーパネル3(パネル部材)に形成された2つのクッションゴム取付孔7(部品取付孔)の一方に差込まれる。この時、本実施の形態では、ノズルチップ1の小径部11の外径寸法がクッションゴム取付孔7の外径寸法よりも若干小さく(例えば、−1mm)形成されているため、第1のストッパ14がクッションゴム取付孔7の周縁に当接されて、ノズルチップ1が所定の差込み深さで位置決めされる。そして、ノズルチップ1のスリット9(吐出口)がエンジンフード2の被塗装部5に向けられた状態で、当該ノズルチップ1のスリット9から防錆ワックス6(塗料)が噴射される。これにより、図2に示されるように、防錆ワックス6が、スリット9からノズルチップ1の軸直角面に対して3°の仰角θ1、且つ軸線回りに160°の広がり角度θ2の噴射パターンで噴射される。
【0015】
そして、防錆ワックス6が所定時間(所定量)された後、当該防錆ワックスの噴射が停止されて、ノズルチップ1が一方のクッションゴム取付孔7から引き抜かれる。次に、ノズルチップ1の小径部11がインナーパネル3の他方のクッションゴム取付孔7に差込まれる。該ノズルチップ1は、第1のストッパ14がクッションゴム取付孔7の周縁に当接されて、ノズルチップ1が所定の差込み深さで位置決めされる。そして、ノズルチップ1のスリット9がエンジンフード2の被塗装部5に向けられた状態で、当該ノズルチップ1のスリット9から防錆ワックス6(塗料)が噴射される。これにより、防錆ワックス6が、スリット9からノズルチップ1の軸直角面に対して3°の仰角θ1、且つ軸線回りに160°の広がり角度θ2の噴射パターンで噴射される。図5に示されるように、本ノズルチップ1では、防錆ワックス6がエンジンフード2上の2箇所(2つのクッションゴム取付孔7)から噴射されることにより、防錆ワックス6が、当該エンジンフード2の被塗装部5(インナーパネル3とアウターパネル4との接合部内側)の全体に略均一に塗布される。
【0016】
この実施の形態では以下の効果を奏する。
本ノズルチップ1では、防錆ワックス6(塗料)が軸線に対して略垂直方向へ噴射されるスリット9(吐出口)を具備する。これにより、本ノズルチップ1では、スリット9から噴射される防錆ワックス6の直進性が高められて、防錆ワックス6がエンジンフード2の被塗装部5(インナーパネル3とアウターパネル4との接合部内側)に確実に塗布される。また、本ノズルチップ1は、防錆ワックス6が当該ノズルチップ1の軸直角面に対して3°の仰角θ1で噴射されるため、インナーパネル3の内側面に凸部等の障害物があった場合であっても、スリット9から噴射された防錆ワックス6が、当該障害物を乗り越えるようにして確実にエンジンフード2の被塗装部5に塗布される。
【0017】
また、本ノズルチップ1は、スリット9から噴射される防錆ワックス6の直進性が高められたことにより、防錆ワックス6を軸線回りに160°の広がり角度θ2の噴射パターンで噴射させることが可能になる。そして、本ノズルチップ1では、従来のノズルチップ1と比較して、噴射パターンの軸線回りの広がり角度θ2を大きく設定することで(本実施の形態では、従来の60°に対して約2.6倍の広がり角度)、ノズルチップ1を差込むための孔のピッチが広く設定される。したがって、本ノズルチップ1では、エンジンフード2に設けられる既存の部品取付孔(本実施の形態では、クッションゴム取付孔7)を利用して、エンジンフード2の被塗装部5に防錆ワックス6を塗布することが可能になる。
【0018】
これにより、従来、エンジンフード2に150〜200mmのピッチでノズルチップ1を差込むために穿設されていたノズルチップ挿通孔が廃止されて、製造コストが削減される。さらに、従来のノズルチップ1では、4〜9個の各ノズルチップ挿通孔毎にノズルチップ1が順次差込まれて防錆ワックス6が塗布されていたが、本ノズルチップ1では、2個の部品取付孔にノズルチップ1が順次差込まれて各部品取付孔毎に防錆ワックス6が噴射されてエンジンフード2の被塗装部5全体に防錆ワックス6が塗布されるため、工数が大幅に削減されて製造コストが削減される。
【0019】
また、本ノズルチップ1では、第1のストッパ14と第2のストッパ15とが選択的に用いられて、当該ノズルチップ1のエンジンフード2(クッションゴム取付孔7)に対する差込み深さが設定されるため、1つのノズルチップ1をタイプが異なるエンジンフード2(被塗装物)に対応させることができる。これにより、例えば、2種類のエンジンフード2間で段替えが行われた場合、或いは、1つのエンジンフード2で2つの部品取付孔を用いて異なる差込み深さにノズルチップ1を位置決めする場合であっても、ノズルチップ1を付替えたり、各エンジンフード2、或いは各部品取付孔に対応するノズルチップ1が装着された塗装ガンを用意する必要がないため、工数及び設備コストが削減される。
また、本ノズルチップ1は、吐出口がスリット9によって形成されるため、従来の略楕円状に形成された吐出口と比較して、防錆ワックス6(塗料)に含まれる顔料による当該吐出口の詰りが生じにくく、塗装品質が確保される。
【0020】
なお、実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
本実施の形態では、ノズルチップ1が、エンジンフード2のインナーパネル3に設けられたクッションゴム取付孔7(部品取付孔)に差込まれるが、エンジンフード2に既存の孔であれば、必要に応じて他の部品の取付孔を用いてもよい。
本実施の形態では、第1のストッパ14を用いてノズルチップ1の差込み深さが調節されるが、図6に示されるように、第2のストッパ15を用いることによりノズルチップ1がより深く差込まれる。この場合、例えば、インナーパネル3の内側面により高い凸部17が形成されていても、該凸部17を乗り越えるようにしてノズルチップ1から見て凸部17の奥の被塗装部5に防錆ワックス6が確実に塗布される。
本実施の形態では、ノズルチップ1に設けられた2箇所のストッパ14,15によって、当該ノズルチップ1の差込み深さが2段階に調節されるが、ストッパの数は必要に応じて適宜設定すればよい。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本ノズルチップの説明図であって、特に、防錆ワックスがスリットからノズルチップの軸直角面に対して3°の仰角θ1で噴射される態様を示す図である。
【図2】本ノズルチップの説明図であって、特に、防錆ワックスがスリットからノズルチップの軸線回りに160°の広がり角度θ2の噴射パターンで噴射される態様を示す図である。
【図3】本ノズルチップの正面図である。
【図4】図3におけるA−A矢視図である。
【図5】本ノズルチップの説明図で、エンジンフードの2つのクッションゴム取付孔に差込まれた各ノズルチップから噴射される防錆ワックスの噴射パターンを示す図である。
【図6】第2のストッパによってノズルチップの差込み深さが調節された状態を示す図である。
【符号の説明】
【0022】
1 ノズルチップ、2 エンジンフード(被塗装物)、3 インナーパネル(パネル部材)、3 アウターパネル(パネル部材)、5 被塗装部、6 防錆ワックス(塗料)、9 スリット(吐出口)、10 大径部、11 小径部、14 第1のストッパ、15 第2のストッパ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対のパネル部材が周縁で接合されて袋状に形成された被塗装物の接合部内側に延びる被塗装部に塗料を塗布させる際に用いられるノズルチップであって、前記塗料が前記ノズルチップの軸線に対して略垂直な方向へ前記ノズルチップの中心線上に頂点を有する所定の広がり角度の噴射パターンで噴射される吐出口を具備することを特徴とするノズルチップ。
【請求項2】
前記吐出口が、前記ノズルチップの軸直角面に対して仰角を有して形成されるスリットであることを特徴とする請求項1に記載のノズルチップ。
【請求項3】
前記ノズルチップの先端側に設けられて前記スリットが形成される小径部と、前記ノズルチップの基端側に設けられて前記小径部よりも外径寸法が大きく形成される大径部と、を備えて、前記小径部と前記大径部との間に第1のストッパが設けられると共に、前記大径部の基部に鍔状に形成された第2のストッパが設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のノズルチップ。
【請求項4】
上記請求項1〜3のいずれかに記載のノズルチップが用いられる塗装方法であって、前記ノズルチップの先端部が前記被塗装物の部品取付孔に差込まれて該ノズルチップの先端部に形成された吐出口が前記被塗装物の前記被塗装部に対面されて、この状態で、前記塗料が、前記ノズルチップの吐出口から前記ノズルチップの軸線に対して略垂直な方向へ前記ノズルチップの中心線上に頂点を有する所定の広がり角度の噴射パターンで噴射されることを特徴とする塗装方法。
【請求項5】
上記請求項1〜3のいずれかに記載のノズルチップが用いられる塗装装置であって、前記ノズルチップに、前記塗料が前記ノズルチップの軸線に対して略垂直な方向へ前記ノズルチップの中心線上に頂点を有する所定の広がり角度の噴射パターンで噴射される吐出口が設けられることを特徴とする塗装装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−95483(P2006−95483A)
【公開日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−287538(P2004−287538)
【出願日】平成16年9月30日(2004.9.30)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】