説明

パルス極性変調回路

【課題】 低消費電力と小型化を実現し、両極パルスのベースラインとしての論理中点レベルに生ずるノイズを低減させて高速パルスの極性変調回路を提供する。
【解決手段】 入力データの値に対応して単極パルスを両極パルスに変換する変調回路は、差動トランジスタ対が2段縦積みされた構成を持ち、上段側の差動トランジスタ対の一方が極性変調パルス出力を与え、上段側の他方の差動トランジスタ対のゲートが共通化されて、該ゲートに論理的に高と低の中点の電位が与えられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばウルトラ・ワイド・バンド(Ultra Wide Band)通信などに用いられる超高速集積回路と、そのような通信において必要とされる極短パルスの生成方式に係り、さらに詳しくはユニポーラパルスをバイポーラパルスに変換するためのパルス極性変調回路に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に多くの通信機器においてユニポーラ信号をバイポーラ信号に変換することが必要になる。このようなユニポーラ/バイポーラ変換回路としては、できるだけ小型で、消費電力が小さく、低雑音の特性をもつことが望ましい。
【0003】
特に本発明において対象とするウルトラ・ワイド・バンド通信などでは、半値幅10ps以下の極短パルスを生成し、必要に応じてユニポーラパルスからバイポーラパルスに変換を行うことになる。このようなパルス回路としては、スイッチング速度に優れた差動回路を使用することが望ましい。
このようなユニポーラ/バイポーラ変換回路の従来例として次の文献がある。
【特許文献1】特開平3−27622号公報 「U/B変換回路」
【0004】
この文献には、二系統のパルス発生器の出力を合成して、ユニポーラ信号をバイポーラ信号に変換する回路が開示されている。図7はその回路と同様のユニポーラ/バイポーラ変換回路の構成図である。同図において正極性の信号と負極性の信号をそれぞれ発生するパルス発生器の出力が合成されて出力バッファを介して出力される。
【0005】
図8は図7の回路における動作タイムチャートの例である。正極性のパルスaと負極性のパルスbとが合成されて、両極性のパルスQが得られている。なお、ここでは正極性のパルスaと負極性のパルスbの周波数は一般的に異なるものとしている。
【0006】
しかしながら特許文献1の技術では、二系統のパルス発生器を必要とするため、低消費電力、省スペース化を実現することが困難であるという問題点があった。また例えば、ウルトラ・ワイド・バンド通信のためのパルス回路では、前述のように差動回路の使用が望ましいが、差動回路では論理閾値付近でゲインが最大となり、またその差動閾値は論理中点(0点)となるため、中点レベルに微小なノイズが生ずると、一般的に後段に存在する増幅回路でそのノイズが大きく増幅されてしまうという問題点があり、中点レベルをフラットに保つための回路上の工夫が必要とされる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、上述の問題点に鑑み、低消費電力と小型化を実現することができ、また中点レベルのノイズを低減させることのできるパルス極性変調回路を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
図1は、本発明のパルス極性変調回路の原理構成ブロック図である。同図は差動トランジスタ対が2段縦積みされたパルス極性変調回路の原理構成を示し、下段側の差動トランジスタ対1を構成する2つのトランジスタの上段側に、それぞれ差動トランジスタ対2、3が備えられる。
【0009】
本発明のパルス極性変調回路では、上段側の差動トランジスタ対の一方、すなわち差動トランジスタ対2が極性変調パルス出力を与えるものであり、またもう一方の差動トランジスタ対、すなわち差動トランジスタ対3のゲートが共通化され、そのゲートに論理的に高電位と低電位の中点の電位が与えられることになる。
【0010】
このように本発明のパルス極性変調回路では、上段側の差動トランジスタ対のうちで差動トランジスタ対3に対して、それぞれのトランジスタのゲートに論理的に中点の電位が与えられることによって、その電位より高電位方向のパルスと、低電位方向のパルスが両極性のパルスとして得られることになる。
【0011】
実施の形態においては、前述の上段側の一方の差動トランジスタ対2の各トランジスタのゲートにそれぞれデータ入力と反転データ入力とが与えられることも、また下段側の差動トランジスタ対1の各トランジスタのゲートにそれぞれ単極パルス入力とその反転入力とが与えられることもできる。さらに差動トランジスタ対3の各トランジスタが差動トランジスタ対2の極性変調パルス出力端に接続されることもできる。
【0012】
次に本発明のパルス極性変調回路は、前述の極性変調パルス出力を与える上段側の一方の差動トランジスタ対2の出力端に接続されるスイッチングノイズキャンセル回路をさらに備えることもできる。
【0013】
この場合、このスイッチングノイズキャンセル回路が、ソース結合され、前述の一方の差動トランジスタ対2の出力端に接続される差動トランジスタ対と、その差動トランジスタ対の結合されたソースに接続されるトランジスタとを備えることも、またこの結合されたソースに接続されるトランジスタのゲートにそのトランジスタを直流的に常にオフとする電位が与えられることも、さらにソース結合された差動トランジスタ対の各トランジスタのゲートにそれぞれデータ入力と反転データ入力とが与えられることもできる。
【0014】
このようにスイッチングノイズキャンセル回路を構成する差動トランジスタ対と、さらに結合されたソースに接続されるトランジスタとは、図1における差動トランジスタ対2と、下段側の差動トランジスタ対1のうちで差動トランジスタ対2に接続されたトランジスタとのコピーであり、データが0と1とで切り替わる前後におけるトランジスタのリーク電流による中点電位の変動を防止することができる。
【0015】
さらに本発明のパルス極性変調回路では、その出力側に極性変調パルスを増幅する増幅器が接続される。この増幅器は一般的にパルス極性変調回路の出力を必要に応じて増幅するものであるが、この増幅器に対して、データが0と1とで切り替わる時点の前後における中点レベルの変動、すなわちノイズを低減させた入力を与えることによって、ノイズの増大が防止される。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、1つのパルス発生器のみを使用してパルス極性変調回路を構成することができ、低消費電力、および省スペース化を実現することが可能となる。また中点レベルにおけるノイズを低減させることができ、増幅器を含めたノイズの抑制効果が大きく、超高速パルス通信方式の性能向上に寄与するところが大きい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図2は、本発明のパルス極性変調回路を用いるパルス極性変調システムの全体構成ブロック図である。同図において、本発明によって実現されるパルス極性変調回路6に対しては、パルス発生器7の出力と、0または1のデータが与えられ、パルス発生器7によって出力されるユニポーラパルスがデータの値によって変調され、その変調結果が出力バッファ8を介して外部に与えられる。この出力バッファ8は単なるバッファというよりも、一般的にかなり増幅度の大きい増幅器であり、後述するようにパルス極性変調回路6の出力の論理的に中点のレベルに微小なノイズがあると、その微小なノイズが出力バッファ8によって大きく増幅されてしまうために、パルス極性変調回路6の出力の中点レベルは、ノイズが含まれないフラットな特性をもっていることが望ましい。
【0018】
図3は、図2のシステムにおけるパルス変調動作のタイムチャートである。図2のパルス発生器7の出力は、例えば半値幅10ps以下の極短のユニポーラパルスであり、そのパルスが、パルス極性変調回路6に入力されるデータの値によって、例えばデータの値が“0”の時には中点レベルから上方向のパルスとして、またデータが“1”の場合には中点レベルから下方向のパルスとしてパルス極性変調回路6から出力されることになる。
【0019】
図4は、本実施形態におけるパルス変調回路の構成回路図である。同図において図2のパルス極性変調回路6は、パルス極性変調部10と、スイッチングノイズキャンセル部20とによって構成されている。この回路の動作のうち、パルス極性変調部10の動作について、まず図5の動作タイムチャートを用いて説明する。
【0020】
図4において、パルス極性変調部10は、差動トランジスタ対が縦積み2段とされた構成を持っている。すなわち、下段側の差動トランジスタ対はトランジスタ15、16からなり、それぞれのトランジスタの上に上段側の差動トランジスタ対が縦積みされる形式のギルバート回路となっている。
【0021】
上段側の2つの差動トランジスタ対のうちで、トランジスタ11と12はパルス変調回路としての出力Q、および反転出力NQを与えるものであり、上段側のもう一方の差動トランジスタ対としてのトランジスタ13、14は、そのゲートが共通化されて、そのゲートに論理的に“1”と“0”、すなわち論理的に“H”と“L”との中点レベルとしての一定電圧Vmが与えられるものである。
【0022】
図4のパルス極性変調部10に対しては、データ入力aがトランジスタ11のゲートに、反転データ入力naがトランジスタ12のゲートに与えられ、またパルス入力cがトランジスタ15のゲートに、反転パルス入力ncがトランジスタ16のゲートに与えられる。そしてトランジスタ15と16とのソースは電流源17に接続され、負電位Vssに接続される。トランジスタ11と12のドレインは、それぞれ負荷抵抗18、19を介してGNDに接続される。
【0023】
図5においてデータ入力aが“0”、すなわちnaが“1”の区間では、トランジスタ11はオフであり、それに対してトランジスタ12はオンとなる可能性はあるが、トランジスタ15がオンとならない限りはオフとなっている。トランジスタ13と14のゲートには、それぞれ論理的に中点のレベルの電位Vmが与えられているため、これら2つのトランジスタは共に半開きの状態となっている。この時、パルス入力cが印加される前の時点では、その反転入力ncは“H”となっており、この値がゲートに与えられるためにトランジスタ16はオンとなっている。したがって電流源電流17の電流Iはトランジスタ13、14を介し、また抵抗18、19を介して半分ずつ流れ、前述のようにトランジスタ13、14が半開きの状態であるために、トランジスタ11のドレイン電圧、すなわち反転出力電圧NQ、およびトランジスタ12のドレイン電圧、すなわち出力電圧Qは共に“H”と“L”の中点レベルの電位にある。
【0024】
この状態でパルスcが入力されると、その入力の瞬間だけトランジスタ15はオンとなり、またncは“L”となるためトランジスタ16はオフとなる。したがって抵抗18、19を介してトランジスタ13、14に流れていた電流は共に0となる。
【0025】
この時、トランジスタ11はオフであり、抵抗18に流れる電流は完全に0となり、反転出力NQは瞬間的に高電位、すなわちGNDレベルとなる。これに対して抵抗19にはトランジスタ12とトランジスタ15とを介して電流源電流17が流れるために、出力Qは“L”レベルに瞬間的に下がることになる。そしてパルス入力cが再び“L”となると元の状態に復帰する。なお図5ではNQをVout(濃い黒色波形)、その反転値(薄い黒色波形)をQとして示している。
【0026】
その後、入力データの値が反転し、入力aが“H”、naが“L”となるとトランジスタ12はオフとなる。トランジスタ11はオンとなるが、トランジスタ15がオフのうちは、電流はトランジスタ11に流れない。トランジスタ13と14は、前述と同様に半開きの状態であり、出力Qと反転出力NQは共に中点レベルとなっている。
【0027】
この時点で再び入力パルスcが印加されると、前述と同様にトランジスタ15が瞬間的にオンとなり、トランジスタ16は瞬間的にオフとなる。そしてトランジスタ11がオンとなることによって、そのドレイン電圧としての反転出力NQは“L”レベルとなり、逆にトランジスタ12がオフとなっていることによってそのドレイン電圧、すなわち出力Qは“H”レベル、すなわちGND電位にパルス的に増加する。
【0028】
以上のように図4のパルス極性変調部10によって、ユニポーラパルスが理想的には中点レベルを対称軸とするバイポーラパルスに変換されるが、実際には図5の最下部に示すようにデータ入力aが“L”から“H”に切り替わった時点以降に、反転出力NQの電位、すなわち中点レベルをやや低下させるノイズ(オフセット)が発生する。このスイッチングノイズは、図2で説明したように出力バッファ8によって大きく増幅されて外部に出力されるためにその影響が大きくなる。すなわち、図2の出力バッファ8としては、やはり差動型回路の使用が速度の観点から望ましく、中点レベルに生じたノイズは差動型出力バッファによって大きく増幅されてしまうことになる。
【0029】
図5において、データ入力aが“L”から“H”に切り替わった時点以降にノイズ(オフセット)が生ずる理由について説明する。前述のようにデータ入力aがLからHとなると、トランジスタ11はオン可能となり、トランジスタ15に電流が流れればトランジスタ11にその電流が流れることになる。トランジスタ15はパルス入力cが印加されるまで基本的にはオフであるが、トランジスタ15にはオフであってもオフ電流、すなわちリーク電流として微小な電流Ioffが流れる。この電流がトランジスタ11にも流れるために、反転出力NQはその電流によって抵抗18に生ずる電圧降下分だけ電位が下がることになり、リーク電流がμAのオーダーであってもNQの電圧レベル、すなわち中点レベルは、例えば10mV程度低下することになり、この電位低下分がノイズ(オフセット)となる。
【0030】
このスイッチングノイズを低減させるために、図4のスイッチングノイズキャンセル部20が用いられる。このスイッチングノイズキャンセル部20は、パルス極性変調部10側のトランジスタ11、12のコピーとしてのトランジスタ21、22、およびこれらのトランジスタのソースの結合部に接続されたトランジスタ23によって構成され、トランジスタ23(トランジスタ15のコピーに相当)はトランジスタ15と同様にそのソースが電流源17に接続される。トランジスタ23のゲートには、このトランジスタを常にオフとさせるための電位Voffが与えられる。すなわちスイッチングノイズキャンセル部20にはトランジスタ21と22によって構成されるSCFL(Source Coupled FET Logic)型回路が用いられ、トランジスタ23を含むカスコード型となっている。このようなスイッチングノイズキャンセル部20が差動トランジスタ対が2段縦積みされたギルバート回路としてのパルス極性変調部10と組み合わされる。
【0031】
図6は図4のスイッチングノイズキャンセル部の動作説明のためのタイムチャートである。前述のように、スイッチングノイズはデータ入力aの値が“L”から“H”に切り替わる前後で、トランジスタ11がオフからオンとなり、負荷抵抗18に流れる電流がトランジスタ15のオフ電流Ioffの分だけ増加することによって発生する。したがってaの値が“L”の状態でもこの増加分に相当する電流を負荷抵抗18に流しておくことにより、スイッチングノイズのキャンセル、すなわち中点レベルのフラット化が実現される。
【0032】
スイッチングノイズキャンセル部20内のトランジスタ21にはデータ入力aが“L”、すなわち反転データ入力naが“H”のときにトランジスタ23のオフ電流Ioff(トランジスタ15のオフ電流と等しいものとする)が流れ、naが“L”となるとこの電流は0となる。したがって負荷抵抗18には常にこのIoffの分だけ大きい電流が流れることになり、中点レベルがフラットとなる。naが“L”となると、当然Ioffはトランジスタ22を介して負荷抵抗19に流れるが、これによって図5の最下部の出力Qの中点レベルの電位変化(電位上昇)が防止されることになる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明のパルス極性変調回路の原理構成ブロック図である。
【図2】本実施形態におけるパルス極性変調システムの構成ブロック図である。
【図3】図2におけるパルス極性変調回路の動作タイムチャートの例である。
【図4】パルス極性変調回路の回路構成を示す図である。
【図5】図4のパルス極性変調部の動作タイムチャートの説明図である。
【図6】スイッチングノイズキャンセル部の動作を説明するタイムチャートである。
【図7】ユニポーラ/バイポーラ変換回路の従来例を示す図である。
【図8】図7の従来例の動作タイムチャートである。
【符号の説明】
【0034】
1、2、3 差動トランジスタ対
6 パルス極性変調回路
7 パルス発生器
8 出力バッファ
10 パルス極性変調部
11、12、13、14、15、16、21、22、23 トランジスタ
17 電流源
18、19 負荷抵抗
20 スイッチングノイズキャンセル部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
差動トランジスタ対が2段縦積みされ、入力データの値に対応して単極パルスを両極パルスに変換するパルス極性変調回路であって、
上段側の差動トランジスタ対のうちの一方に入力データが与えられて、該一方が極性変調パルス出力を与え、該上段側の他方の差動トランジスタ対のトランジスタのゲートが共通化され、該ゲートに論理的に高と低の中点の電位が与えられることを特徴とするパルス極性変調回路。
【請求項2】
前記極性変調パルス出力を与える一方の差動トランジスタ対の各トランジスタのゲートに、それぞれ入力データと反転入力データとが与えられることを特徴とする請求項1記載のパルス極性変調回路。
【請求項3】
前記縦積みされた2段のうちで、下段側の差動トランジスタ対の各トランジスタのゲートにそれぞれ単極パルス入力と、同反転入力とが与えられることを特徴とする請求項1記載のパルス極性変調回路。
【請求項4】
前記上段側の他方の差動トランジスタ対の各トランジスタが、前記一方の差動トランジスタ対の極性変調パルス出力端に接続されることを特徴とする請求項1記載のパルス極性変調回路。
【請求項5】
前記パルス極性変調回路において、
前記極性変調パルス出力を与える上段側の一方の差動トランジスタ対の出力端に接続されるスイッチングノイズキャンセル回路をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のパルス極性変調回路。
【請求項6】
前記スイッチングノイズキャンセル回路が、ソース結合され、前記一方の差動トランジスタ対の極性変調パルス出力端に接続される差動トランジスタ対と、該結合されたソースに接続されるトランジスタとを備えることを特徴とする請求項5記載のパルス極性変調回路。
【請求項7】
前記ソース結合された差動トランジスタ対のゲートにそれぞれ入力データと反転入力データとが与えられることを特徴とする請求項6記載のパルス極性変調回路。
【請求項8】
前記結合されたソースに接続されるトランジスタが、前記下段側の差動トランジスタ対のトランジスタのうちでゲートに単極パルス入力が与えられるトランジスタと同一のオフ電流特性を有するとともに、
該トランジスタのゲートに該トランジスタを直流的に常にオフとする電位が与えられることを特徴とする請求項6記載のパルス極性変調回路。
【請求項9】
前記パルス変調回路の出力側に極性変調パルスを増幅する増幅器が接続されることを特徴とする請求項5記載のパルス極性変調回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−157649(P2006−157649A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−346935(P2004−346935)
【出願日】平成16年11月30日(2004.11.30)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】