説明

パワーアンプ付き真空管増幅器

【課題】電力増幅器(パワーアンプ)を使用した真空管アンプにおいても、スピーカの周波数特性の影響を受ける装置を提供すること。
【解決手段】真空管アンプ20からの出力電圧のレベルをレベル調整部30で調整しこれを電力増幅部40に入力する。電力増幅部40の正相電圧増幅器41によって、スピーカ50に電流が供給されスピーカ50を駆動する。このスピーカ50の駆動電流は電流検出部60で検出され、この検出電流に応じた電圧が差動増幅器10の反転端子に入力されるようにして負帰還ループが形成されているので、半導体素子で製造した電力増幅部40を備えた構成としても、真空管アンプ20のようにスピーカ50の周波数特性の影響を受けることになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、真空管アンプの後段にパワーアンプを備えた真空管増幅回路に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスを使用して真空管アンプの出力特性を模擬したものが実現されているが、半導体デバイスを使用して真空管アンプの出力を模擬することには限界があり、実際に真空管アンプの特性を忠実に再現するための装置が提案されている。例えば、真空管アンプの後段側に、電流増幅器と電圧増幅器の直列接続からなる回路を配置し、更に、この電流増幅器と電圧増幅器の間にスピーカを配置し、電流増幅器の増幅率Acと電圧増幅器の増幅率Avとの間に「Ac×Av=−k(kは定数)」なる関係を持たせると、真空管アンプから負荷側を見た時のインピーダンスが、当該出力信号変換装置からスピーカを見た時のインピーダンスと略同一となり、あたかも真空管アンプが直接スピーカに接続されているようになる。この結果、真空管アンプの出力特性を維持しながら所望のレベルに増幅または減衰させることができる出力信号変換装置を実現することができた。確かに、この装置によれば、必要最小限の真空管を用いて大出力から小出力まで任意の出力信号を得ることのできるものであったが、例えば2連のボリュームを用いて、電流増幅器の増幅率Acと電圧増幅器の増幅率Avに一定の関係を持たせながら、AcとAvとを同時に変化させると、余程高精度の2連のボリュームでないと、回路系の安定度が不安定となり発振現象が生じてしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−168332号公報(第3−5頁、第4図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、スピーカのインピーダンスは、一般的に周波数特性を持っている(スピーカの周波数特性)。つまり、スピーカのインピーダンスの大きさは周波数によって変化する。真空管アンプにあっては、その出力インピーダンスが大きいため、真空管アンプはこのスピーカの周波数特性の影響を受けやすいものとなっている。しかしながら、半導体素子(Tr等)を用いて製造される出力インピーダンスの小さなパワーアンプ(電力増幅器)は、スピーカの周波数特性の影響を受けにくいものであった。
【0005】
そこで、本発明は、出力インピーダンスの低い電力増幅器(パワーアンプ)を出力段に使用した真空管アンプにおいても、スピーカの周波数特性の影響を受ける装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、入力電圧信号を増幅して出力する真空管アンプ(20)と、この真空管アンプ(20)の出力電圧のレベルを調整するレベル調整部(30)と、少なくとも正相電圧増幅器を有して成り、前記レベル調整された電圧を入力して電力増幅する電力増幅部(40)と、この電力増幅部(40)に接続されたスピーカ(50)と、このスピーカ(50)に流れる電流を検出しこれに応じた電圧を出力する電流検出部(60)と、自身の一方の入力端子にこの電流検出部(60)からの出力電圧を入力して負帰還ループを形成すると共に、他方の入力端子には外部からの楽音信号を入力可能にされた差動増幅器(10)とを備え、この差動増幅器(10)の出力が前記真空管アンプ(20)の入力電圧信号となる構成としたことを特徴とした。
【0007】
また、本発明の他の態様によれば、その構成を図8に示すように電力増幅器40の正相電圧のみを使用する(換言すれば逆相電圧を使用しない)ことも考えられる。即ち、入力電圧信号を増幅して出力する真空管アンプ(20)と、この真空管アンプ(20)の出力電圧のレベルを調整するレベル調整部(30)と、レベル調整された電圧を入力し(正相で)電力増幅する電力増幅部(45)と、この電力増幅部(45)の出力に直列に接続されたスピーカ(50)と、このスピーカ(50)に流れる電流を検出しこれに応じた電圧を出力する電流検出部(65)と、自身の一方の入力端子にこの電流検出部(65)からの出力電圧を入力して負帰還ループを形成すると共に、他方の入力端子には外部からの楽音信号を入力可能にされた差動増幅器(10)とを備え、この差動増幅器(10)の出力が前記真空管アンプ(20)の入力電圧信号となる構成としたことを特徴とするパワーアンプ付き真空管増幅器も提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電力増幅器(パワーアンプ)を使用した真空管アンプにおいても、スピーカの周波数特性の影響を受ける装置を実現できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本装置1の構成図である。
【図2】真空管アンプ20の構成図である。
【図3】動作の説明図である。
【図4】動作の説明図である。
【図5】動作の説明図である。
【図6】電流検出部60の構成図である。
【図7】パワーアンプの内部構成の説明図である。
【図8】他の装置構成の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0011】
(構成)
図1は、本発明の実施形態に係る装置である真空管アンプの後段にパワーアンプを備えたパワーアンプ付き真空管増幅器1の構成図である。本装置1は、入力電圧信号を増幅して出力する真空管アンプ20と、この真空管アンプ20の出力電圧のレベルを調整するレベル調整部30と、正相電圧増幅器および逆相電圧増幅器とから成り、前記レベル調整された電圧を入力して電力増幅する電力増幅部(以下、単に「パワーアンプ」とも記す)40と、この電力増幅部40の正相電圧出力側に接続されたスピーカ50と、このスピーカ50に流れる電流を検出しこれに応じた電圧を出力する電流検出部60とを有している。
【0012】
更に、本装置1は、この電流検出部60の出力電圧を自身の一方の入力端子に入力すると共に、外部からの楽音信号を自身の他方の入力端子に入力可能な差動増幅器10とを備え、この差動増幅器10の出力が真空管アンプ20の入力電圧信号となる構成として負帰還ループを形成している。かくして、本装置1は全体としてこの負帰還ループによってその動作が制御される。また、逆相電圧出力部は電流検出部60を介してスピーカ50に接続されている。
【0013】
図6は電流検出部60の内部構成の説明図である。電流検出抵抗Riの両端の電圧は差動増幅器62に入力され、差動増幅器62の出力が負帰還されるようになっている。また、電流検出抵抗Riの高電位側のS点には、パワーアンプ40の正相電圧出力部に接続されると共に、低電位側のI点には、パワーアンプ40の逆相電圧出力部が接続されている。図7(a)は、正相で電圧を増幅する正相電圧増幅器41と逆相で電圧を増幅する逆相電圧増幅器42とを有するパワーアンプ40の構成が示されている。このようなパワーアンプ40は、通常、BTL(Bridged Transless)と称される。図1の構成例は、BTL構成を用いて電源電圧を下げても大きな振幅を出力させるために逆相電圧出力を使用した構成としている。図7(b)に示すものは、正相電圧増幅器41から正相電圧を出力するが、逆相電圧増幅器42に対応する部分を接地している。このような構成のパワーアンプ40を使用して正相電圧のみをスピーカ50に供給する態様も考えられる。このようなパワーアンプを使用した装置構成については後に図8を参照して説明する。
【0014】
図2は真空管アンプ20の具体的な構成図である。本実施形態においては、真空管アンプ20は5極管を用いて構成している。カソードCには、抵抗R2とコンデンサC2との並列回路の一端が接続されており、この並列回路の他端は接地されている。プレートPには、抵抗R3を介して100(V)の直流電圧(100V DC)が供給されている。また、抵抗R4とコンデンサC3との直列回路の一端に100(V)の直流電圧(100V DC)が供給されており、この直列回路の他端は接地されている。更に、抵抗R3とプレートPとの接続点にはコンデンサC4が接続されており、このコンデンサC4には出力端子が接続されていて、この5極管で増幅された信号が出力端子から出力される。そして、第1のグリッドであるコントロールグリッドG1と、第2のグリッドであるスクリーングリッドG2と、第3のグリッドであるサプレッサーグリッドG3の3つのグリッドが設けられていて、これら3つのグリッドが5極管の安定な増幅動作を実現している。
【0015】
コントロールグリッドG1には、コンデンサC1と抵抗R1との接続点が接続されており、この抵抗R1のコンデンサC1との接続点と反対の一端は接地されている。このコンデンサC1には入力端子が接続されていて、この入力端子から信号入力が行われるので、コントロールグリッドG1には信号の交流成分が供給される。また、スクリーングリッドG2は、抵抗R4とノイズバイパス等を作用を有するコンデンサC3との接続点に接続されており、正の電圧が供給されている。そして、サプレッサーグリッドG3は、カソードCに接続されている。なお、カソードCには不図示のヒータが接続されている。
【0016】
さて、カソードCから放射された電子がプレートPに到達することによって電流が流れるのであるが、先ず、コントロールグリッドG1でその到達量が制御される。次いで、正の電圧が供給されたスクリーングリッドG2は、カソードCから放射されコントロールグリッドG1を通過した電子を加速することによって、放射電子のプレートPへの到達効率を向上している。そして、プレートP中の自由電子が、このプレートPに到来した電子に弾き飛ばされ反射放出され、これが今度はスクリーングリッドG2に引き寄せられ、当該スクリーングリッドG2の電流が増加してしまう。そこで、カソードCに接続されているサプレッサーグリッドG3を設けることによって、プレートPから弾き飛ばされて反射放出された電子をプレートP側に再度反射する。かくして、出力端子から安定した電圧増幅信号が出力されることになる。
【0017】
例えば「C1=1μ(F)、R1=22k(Ω)、R2=1k(Ω)、C2=100μ(F)、R3=12k(Ω)、R4=4.7k(Ω)、C3=10μ(F)、C4=0.1μ(F)」とすると、約10倍の電圧増幅度で安定した電圧増幅信号が得られることを確認している。入力電圧のレベルが小さな時には真空管特有の非線形増幅による歪を有して電圧信号が増幅される。また、真空管アンプ20の入力端子は、差動増幅器10の出力と接続されており、一方、真空管アンプ20の出力端子はレベル調整部30に接続されている。
【0018】
レベル調整部30は、例えばボリューム等の可変抵抗器で実現される。このボリュームは、例えば、反時計方向一杯に回転部を回す操作を行うとその抵抗値が最小となり、徐々に時計方向に回転部を回すとその抵抗値が徐々に大きくなって時計方向一杯に回転部を回すとその抵抗値が最大となる可変抵抗器である。このように、回転部の回動操作によってその抵抗値が最小値から最大値まで変化するボリュームを採用すれば構成が簡素になって好ましい。なお、抵抗値が最小時には真空管アンプ20からの出力電圧のレベルが最小となる一方、抵抗値が最大時には真空管アンプ20からの出力電圧のレベルが最大となる。そして、差動増幅器10の非反転端子である「楽音信号入力端子」には、ギター等の各種の楽音信号が入力されて真空管特有の非線形増幅特性の増幅作用による歪効果等が付与された楽音信号がスピーカ50から出力される。
【0019】
(他の構成例)
図8は、前述した、パワーアンプの正相出力電圧のみを使用し逆相出力電圧を使用しない装置構成例である。この装置は、入力電圧信号を増幅して出力する真空管アンプ20と、この真空管アンプ20の出力電圧のレベルを調整するレベル調整部30と、レベル調整された電圧を入力し正相電圧の電力増幅を行うパワーアンプ45と、このパワーアンプ45の正相電圧出力部に直列に接続されたスピーカ50と、このスピーカ50に流れる電流を検出しこれに応じた電圧を出力する電流検出部65とを有している。
【0020】
そして、電流検出部65は、一端がスピーカ50に接続されると共に他端が接地される電流検出抵抗Riと、このRiにおける電位差を入力して差動電圧として出力する差動増幅器67とを有して構成されている。より具体的には、電流検出抵抗Riの高電位側に差動増幅器67の一方の入力端子である「+」側の入力端子が接続されると共に、電流検出抵抗Riの低電位側(接地点)に差動増幅器67の他方の入力端子である「−」側の入力端子が接続されている。そして、電流検出部65からの電圧は、差動増幅器10の一方の入力端子に入力されることによって負帰還ループが形成されている。なお、以下に動作説明を行うが、図1に示した装置の動作と図8に示した装置の動作は基本的には同じである。かくして、パワーアンプの正相電圧増幅器のみを使用した装置構成でも良いし、また、正相電圧増幅器および逆相電圧増幅器を使用した装置構成でも良いので、少なくとも正相電圧増幅器を使用した装置構成とすることができる。
【0021】
(動作)
次に動作を説明する。今、図3(a)にスピーカ50のインピーダンスの周波数特性の一例を示しており、横軸は周波数(Hz)で縦軸は抵抗値(Ω)である。スピーカ50のインピーダンスが大きくなると、抵抗Riに流れる電流値は小さくなり、抵抗Riでの電圧降下は小さくなる。この結果、負帰還の量が小さくなるので、図1のA点(パワーアンプ40の正相電圧出力端)での電圧は増加する。一方、スピーカ50のインピーダンスが小さくなると、抵抗Riに流れる電流値は大きくなるので、抵抗Riでの電圧降下は大きくなる。この結果、負帰還の量が大きくなるので、図1のA点(パワーアンプ40の出力端)での電圧は減少する。この様子を図3(b)に示しており、図3(b)は横軸に周波数(Hz)、縦軸に電圧(V)をとっている。図3(a)に示すように、周波数P1でスピーカ50のインピーダンスは最大になるが、この時、図3(b)に示す様に周波数VP1でのA点の電圧は最大となる。その後、周波数がP1を超えてスピーカ50のインピーダンスが徐々に小さくなって行くと、A点での電圧も徐々小さくなって行く。更にその後、再度スピーカ50のインピーダンスが徐々に大きくなって行くと、A点での電圧も徐々に大きくなって行くことになる。
【0022】
このように、スピーカ50のインピーダンスの大きさは周波数によって変化するため、スピーカ50に流れる電流も周波数によって変化する。よって、周波数が変化することによって抵抗Riに発生する電圧降下が変化する。そして、負帰還量が周波数によって変化するため、装置1のように半導体で製造したパワーアンプ40を備えていても、真空管アンプ20単体のように、スピーカ50の周波数特性の影響を受ける装置1を実現できることになる。
【0023】
図4(a)、図4(b)、図4(c)は、夫々、レベル調整部30(具体的にはボリューム)を操作し、「抵抗小(電圧レベル小)」、「抵抗中(電圧レベル中)」、「抵抗大(電圧レベル大)」の3種類の抵抗値となるようにした時のA点での電圧の時間変化を示している。各図において横軸は時間(t)、縦軸は電圧(V)を示している。抵抗値が小さい程、電力増幅部40(パワーアンプ)の出力は小さくなるが、これに伴って負帰還量も小さくなるため真空管アンプ20に入力される信号のレベルは大きくなって、真空管アンプ20での歪が大きくなる。このようにレベル調整部30の操作による負帰還量の変化によって、真空管アンプ20における信号の歪み方も変化する。
【0024】
図5は、レベル調整部30の操作によりレベル調整を行って、点Aでの電圧の周波数変化曲線が変化することを示しており、横軸には周波数(Hz)、縦軸には電圧(V)をとっている。曲線C1、曲線C2、曲線C3は夫々「抵抗小(電圧レベル小)」、「抵抗中(電圧レベル中)」、「抵抗大(電圧レベル大)」に対応している。レベル調整部30の電圧レベル調整操作を行うと、電圧信号レベルの調整のみならず負帰還量の調整も行われる。「抵抗大(電圧レベル大)」の時(曲線C3)、負帰還量が最大となるため、信号の周波数特性はスピーカ50のインピーダンスの周波数特性の影響を最も受ける。レベル調整部30を操作してその抵抗値を小さくしていく程、負帰還量も小さくなって行くため、スピーカ50のインピーダンスの周波数特性の影響も小さくなって行くことが分かる。
【0025】
なお、抵抗Riが大きな値となれば損失が大きくなるため、同じ電力を供給すると音が小さくなる、同じ音量を得るためには高電源電圧が必要になる等の不都合が生じるが本実施形態の構成によれば、「Ri=0.1(Ω)」程度に抑えることができることを確認している。
【産業上の利用可能性】
【0026】
以上説明してきたように、オーディオ分野等に利用することができる。
【符号の説明】
【0027】
10 演算増幅器
15 演算増幅器
20 真空管アンプ
30 レベル調整部
40 電力増幅部(パワーアンプ)
45 電力増幅部(パワーアンプ)
50 スピーカ
60 電流検出部
65 電流検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力電圧信号を増幅して出力する真空管アンプと、この真空管アンプの出力電圧のレベルを調整するレベル調整部と、少なくとも正相電圧増幅器を有して成り、前記レベル調整された電圧を入力して電力増幅する電力増幅部と、この電力増幅部に接続されたスピーカと、このスピーカに流れる電流を検出しこれに応じた電圧を出力する電流検出部と、自身の一方の入力端子にこの電流検出部からの出力電圧を入力して負帰還ループを形成すると共に、他方の入力端子には外部からの楽音信号を入力可能にされた差動増幅器とを備え、
この差動増幅器の出力が前記真空管アンプの入力電圧信号となる構成としたことを特徴とするパワーアンプ付き真空管増幅器。
【請求項2】
入力電圧信号を増幅して出力する真空管アンプと、この真空管アンプの出力電圧のレベルを調整するレベル調整部と、レベル調整された電圧を入力し電力増幅する電力増幅部と、この電力増幅部の出力に直列に接続されたスピーカと、このスピーカに流れる電流を検出しこれに応じた電圧を出力する電流検出部と、自身の一方の入力端子にこの電流検出部からの出力電圧を入力して負帰還ループを形成すると共に、他方の入力端子には外部からの楽音信号を入力可能にされた差動増幅器とを備え、
この差動増幅器の出力が前記真空管アンプの入力電圧信号となる構成としたことを特徴とするパワーアンプ付き真空管増幅器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−17107(P2013−17107A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−149755(P2011−149755)
【出願日】平成23年7月6日(2011.7.6)
【出願人】(000130329)株式会社コルグ (111)
【Fターム(参考)】