説明

ヒスタミン−3(H3)受容体リガンドとしての置換スピロ環状ピペリジン誘導体

本発明は、式(I):


の化合物、Hアンタゴニスト/インバースアゴニストとしてのその使用、それを調製するための方法、およびその医薬組成物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、N−オキシド体、または薬学的に許容される塩形態であって、
【化78】

式中、
は、各々、選択的に1〜3のR20で置換される、C−Cシクロアルキル環、C−Cヘテロシクロアルキル環、または−(C−Cアルキル)−C−Cヘテロシクロアルキル環であり;
kは、0、1、または2であり;mは、0、1、または2であり;かつmおよびkの合計は、1、2、または3であり;
、Y、Y、およびYは、独立に、−CH=および−N=から選択され;
ただし、Y、Y、Y、およびYが、独立に−N=から選択される場合、最大でY、Y、Y、およびYが−N=でありうるという条件であり;
Wは、−O−、−CH−、−CH−O−、−C(=O)−CH−、−C(OH)−CH−、−CH−CH−、−O−CH−CH−または−CH−CH−O−であり;
Xは、R、−OR、−(C−Cアルキル)−R;−(C−Cアルケニル)−R;−O(C−Cアルキル)−R、−O(C−Cアルケニル)−R;−NR2929、−NR29、−NR29(C−Cアルキル)−R、−(C−Cアルキル)NR29、−NR29C(=O)R、−NR29C(=O)(C−Cアルキル)−R、または−NR29C(=O)NHRであり;ここで前記(C−Cアルキル)の各々は、選択的に−OHまたは−OC−Cアルキルで置換され;
は、
選択的に1〜3のR20で置換されたC−Cアルキル;
選択的に1〜3のR20で置換されたC−Cアルケニル;
選択的に1〜3のR20で置換されたC−C10シクロアルキル;
選択的に1〜3のR20で置換されたC−C10アリール;
N、O、およびSから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR20で置換された5〜10員ヘテロアリール環系;ならびに
N、O、S、SO、およびSOから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR20で置換された3〜10員ヘテロシクロアルキル環系;
からなる群から選択され;
ただし、Rは、置換もしくは非置換ピリダジンまたはピリダジノンでないという条件であり;
は、F、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシであり;
は、出現するごとに、独立に、F、Cl、Br、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシであり;
20は、出現するごとに、独立に、
−H、−F、−Cl、−Br、−I、−OR21、−NR2324、−NHOH、−NO、−CN、−CF、−CHF、−CHF、(=O)、−C(=O)R25、−C(=O)OR25、−OC(=O)R25、−OC(=O)NR2324、−C(=O)NR2324、−NR27C(=O)NR2324、−NR27C(=O)R25、−NR27C(=O)OR25、−NR27C(=S)R25、−SR25、−S(=O)R25、−S(=O)25、−S(=O)NR2324、−NR27SR25、−NR27S(=O)R25、−NR27S(=O)25、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、プロピレンジオキシ;
選択的に1〜3のR31によって置換されたC−Cアルキル;
選択的に1〜3のR31によって置換されたC−Cアルケニル;
選択的に1〜3のR31によって置換されたC−Cアルキニル;
選択的に1〜3のR30で置換されたC−Cシクロアルキル;
選択的に1〜3のR30で置換されたC−C10アリール;
N、O、およびSから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR30で置換された5〜6員ヘテロアリール環系;および
N、O、S、SO、およびSOから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環系;
からなる群から選択され;
21は、出現するごとに、独立に、H、C−Cハロアルキル、選択的に1〜3のR22で置換されたC−Cアルキル;選択的に1〜3のR22で置換されたC−Cアルケニル;選択的に1〜3のR30で置換されたC−C10アリール;N、O、およびSから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR30で置換された5〜6員ヘテロアリール環系;ならびにN、O、S、SO、およびSOから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環系であり;
22は、出現するごとに、独立に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−C−Cアルコキシ、フェニル、−NR2324、−NHOH、−NO、−CN、−CF、−CHF、−CHF、(=O)、−C(=O)R28、−C(=O)OR28、−OC(=O)R28、−OC(=O)NR2324、−C(=O)NR2324、−NR27C(=O)NR2324、−NR27C(=O)R28、−NR27C(=O)OR28、−NR27C(=S)R28、−SR28、−S(=O)R28、−S(=O)28、−S(=O)NR2324、−NR27SR28、−NR27S(=O)R28、−NR27S(=O)28、およびC−Cシクロアルキルからなる群から選択され;
23およびR24は、出現するごとに、それぞれ独立に、H、選択的に1〜3のR31で置換されたC−Cアルキル;C−Cシクロアルキル;選択的に1〜3のR30で置換されたC−C10アリール;N、O、およびSから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR30で置換された5〜6員ヘテロアリール環系;ならびにN、O、S、SO、およびSOから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環系から選択され;
あるいは、R23およびR24は、それらが結合する窒素原子と一緒になると、1個の窒素原子と、選択的に窒素、酸素、および硫黄から選択される第2のヘテロ原子とを有する、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成する場合があり;
25は、出現するごとに、独立に、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、−(C−Cアルキル)C−C10アリール;C−C10アリール;C−Cシクロアルキル;N、O、およびSから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリール環系;またはN、O、S、SO、およびSOから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する3〜7員ヘテロシクロアルキル環系であり;
27は、出現するごとに、独立に、HまたはC−Cアルキルであり;
28は、出現するごとに、独立に、HまたはC−Cアルキルであり;
29は、出現するごとに、独立に、H、C−Cアルキル、または−C(=O)CHであり;
30は、出現するごとに、独立に、H、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、=O、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、−C(=O)N(R32、−NHC(=O)N(R32、または−S(=O)32であり;
31は、出現するごとに、独立に、H、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、=O、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、−C(=O)N(R32、−NHC(=O)N(R32、選択的に1〜3のR30で置換されたC−C10アリール;またはN、O、S、SO、およびSOから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する3〜7員ヘテロシクロアルキル環系であり;
32は、出現するごとに、独立に、H、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシであり;
nは、0、1、2、または3であり;かつ
zは、0、1、2、3、4、5、または6であり;
ただし、Y、Y、Y、およびYがそれぞれCHであり、Wが−O−または−CH−O−であり、kが1であり、mが0または1であり、かつXがRである場合、RはC−Cシクロアルキル環であるという条件である、
化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、N−オキシド体、または薬学的に許容される塩形態。
【請求項2】
式(II):
【化79】

の請求項1に記載の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、N−オキシド体、または薬学的に許容される塩形態であって、
式中、Yは、−CH=または−N=であり;かつY=Yは、−C(X)=CH−または−CH=C(X)−である、
請求項1に記載の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、N−オキシド体、または薬学的に許容される塩形態。
【請求項3】
Wは、−CH−O−または−CH−CH−である、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
は、シクロブチルまたはシクロペンチルである、上記請求項のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項5】
kは0である、上記請求項のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項6】
kは1である、上記請求項のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項7】
mは0である、上記請求項のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項8】
mは1である、上記請求項のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項9】
mおよびkの合計は1である、上記請求項のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項10】
mおよびkの合計は2である、上記請求項のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項11】
Wは、−O−、−CH−、−CH−O−、−C(=O)−CH−、−C(OH)−CH−、−CH−CH−または−CH−CH−O−である、上記請求項のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項12】
Wは、−O−、−CH−O−、−CH−CH−、または−CH−CH−O−である、上記請求項のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項13】
Wは、−CH−O−または−CH−CH−である、上記請求項のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項14】
zは0である、上記請求項のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項15】
式(II):
【化80】

の請求項1に記載の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、N−オキシド体、または薬学的に許容される塩形態であって、
式中、Rは、C−Cシクロアルキル環である、
請求項1に記載の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、N−オキシド体、または薬学的に許容される塩形態。
【請求項16】
式(III):
【化81】

の請求項1に記載の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、N−オキシド体、または薬学的に許容される塩形態であって、
式中、Y=Yは、−C(X)=CH−または−CH=C(X)−である、
請求項1に記載の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、N−オキシド体、または薬学的に許容される塩形態。
【請求項17】
Wは、−CH−O−または−CH−CH−である、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
は、シクロブチルまたはシクロペンチルである、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
式(III):
【化82】

の請求項1に記載の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、N−オキシド体、または薬学的に許容される塩形態であって、
式中、RはC−Cシクロアルキル環である、
請求項1に記載の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、N−オキシド体、または薬学的に許容される塩形態。
【請求項20】
式(IV):
【化83】

の請求項1に記載の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、または薬学的に許容される塩形態。
【請求項21】
は、C−Cシクロアルキル環であり;
Wは、−O−、−CH−O−、−C(=O)−CH−、−C(OH)−CH−、−CH−CH−、または−CH−CH−O−であり;
23は、出現するごとに、それぞれ独立に、H、メチル、エチル、およびプロピルから選択され;かつ
24は、出現するごとに、それぞれ独立に、H、選択的に1〜3のR31で置換されたC−Cアルキル;C−Cシクロアルキル;選択的に1〜3のR30で置換されたC−C10アリール;N、O、およびSから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR30で置換された5〜6員ヘテロアリール環系;およびN、O、S、SO、およびSOから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環系から選択され;
あるいは、R23およびR24は、それらが結合する窒素原子と一緒になると、1個の窒素原子と、選択的に窒素、酸素、および硫黄から選択される第2のヘテロ原子とを有する、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成する場合がある、
請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
Wは、−CH−O−または−CH−CH−である、請求項19または請求項20に記載の化合物。
【請求項23】
は、シクロブチルまたはシクロペンチルである、請求項19〜21のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項24】
Xは、R、−OR、−OCH−R、−OCH(OH)−R、−OCH(OCH)−R、−(CH−CH=CH−CH)−R、−O−(CH−CH=CH−CH)−R、−NR29、−N(R29)CH−R、−CHNR29、−NR29C(=O)R、−NR29C(=O)CH−R、または−NR29C(=O)NHRである、請求項20または請求項21に記載の化合物。
【請求項25】
は、シクロブチルまたはシクロペンチルであり;
Wは、−CH−O−または−CH−CH−であり;
Xは、R、−OR、−OCH−R、−NR29、−N(R29)CH−R、−CHNR29、−NR29C(=O)R、−NR29C(=O)CH−R、または−NR29C(=O)NHRであり;
は、
選択的に1〜3のR20で置換されたフェニル;
ベンゾフラニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、シンノリニル、フラニル、イミダゾリル、イミダゾピリジニル、1H−インダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリル、チアゾリル、およびチエニルから選択される、選択的に1〜3のR20で置換された5〜10員ヘテロアリール環系;および
アゼチジニル、1,1−ジオキソ−チオモルホリニル、1,4−ジアザピニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、3H−ベンゾオキサゾリル、イミダゾリジニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、オキサゾリジニル、チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピラゾロピリジニル、テトラヒドロ−1,3a,7−トリアザ−アズレニル、およびテトラヒドロフランから選択される、選択的に1〜3のR20で置換された5〜10員ヘテロシクロアルキル環系;
からなる群から選択され;
は、出現するごとに、独立に、FまたはClであり;
20は、出現するごとに、独立に、
−H、−F、−Cl、−OR21、−NR2324、−CN、−CF、(=O)、−C(=O)R25、−C(=O)OR25、−OC(=O)R25、−OC(=O)NR2324、−C(=O)NR2324、−NR27C(=O)NR2324、−NR27C(=O)R25、−NR27C(=O)OR25、−NR27C(=S)R25、−SR25、−S(=O)R25、−S(=O)25、−S(=O)NR2324、−NR27SR25、−NR27S(=O)R25、−NR27S(=O)25、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エチレンジオキシ、
31で置換されたメチル;
選択的に1〜3のR30で置換されたフェニル;ならびに
オキサジアゾリル、チアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、およびピラジニルから選択され、選択的に1〜3のR30で置換された5〜6員ヘテロアリール環系;
ジヒドロ−オキサゾリル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、およびピロリジニルから選択され、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環系
からなる群から選択され;
21は、出現するごとに、独立に、H、−CF、メチル、エチル、プロピル、ブチル、メトキシエチル、シクロプロピルメチル、フェニル、またはピリジルであり;
22は、出現するごとに、独立に、−H、−F、−Cl、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、−NR2324、−NHOH、−NO、−CN、−CF、−CHF、−CHF、(=O)、−C(=O)R28、−C(=O)OR28、−OC(=O)R28、−OC(=O)NR2324、−C(=O)NR2324、−NR27C(=O)NR2324、−NR27C(=O)R28、−NR27C(=O)OR28、−NR27C(=S)R28、−SR28、−S(=O)R28、−S(=O)28、−S(=O)NR2324、−NR27SR28、−NR27S(=O)R28、および−NR27S(=O)28からなる群から選択され;
23は、出現するごとに、それぞれ独立に、H、メチル、エチル、およびプロピルから選択され;
24は、出現するごとに、それぞれ独立に、H、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヒドロキシエチル、メトキシエチル、エトキシエチル、シクロプロピル、シクロブチル:
選択的に1〜3のR30で置換されたフェニル;
モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、およびテトラヒドロピラニルから選択される、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環系
から選択され;
あるいは、R23およびR24は、それらが結合する窒素原子と一緒になると、アゼチジニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルから選択される、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成する場合があり;
25は、出現するごとに、独立に、H、メチル、エチル、プロピル、ブチル、CF、フェニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、モルホリニルおよびフラニルであり;
27は、出現するごとに、独立に、Hまたはメチルであり;
28は、出現するごとに、独立に、Hまたはメチルであり;
29は、出現するごとに、独立に、H、メチル、エチル、または−C(=O)CHであり;
30は、出現するごとに、独立に、H、−F、−Cl、−OH、=O、メチル、エチル、プロピル、ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、CF、−C(=O)N(R32、−NHC(=O)N(R32、または−S(=O)CHであり;
31は、出現するごとに、独立に、H、−F、−Cl、−OH、=O、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、CF、−C(=O)N(R32、−NHC(=O)N(R32、選択的に1〜3のR30で置換されたフェニル;またはテトラヒドロフラニルであり;
32は、出現するごとに、独立に、Hまたはメチルであり;
nは、0、1、または2であり;かつ
zは、0または1である、
請求項19〜21のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項26】
式(IV):
【化84】

の請求項1に記載の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、または薬学的に許容される塩形態であって、
式中、
は、C−Cシクロアルキル環であり;
Wは、−O−、−CH−O−、−C(=O)−CH−、−C(OH)−CH−、−CH−CH−、または−CH−CH−O−であり;
は、
選択的に1〜3のR20で置換されたC−Cアルキル;
選択的に1〜3のR20で置換されたC−Cアルケニル;
選択的に1〜3のR20で置換されたC−C10シクロアルキル;
選択的に1〜3のR20で置換されたC−C10アリール;
N、O、およびSから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR20で置換された5〜10員ヘテロアリール環系;ならびに
N、O、S、SO、およびSOから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR20で置換された5〜10員ヘテロシクロアルキル環系
からなる群から選択され;
ただし、Rは、置換もしくは非置換ピリダジノン環または置換もしくは非置換ピリダジン環でないという条件であり;
23は、出現するごとに、それぞれ独立に、H、メチル、エチル、およびプロピルから選択され;
24は、出現するごとに、それぞれ独立に、H、選択的に1〜3のR31で置換されたC−Cアルキル;C−Cシクロアルキル;選択的に1〜3のR30で置換されたC−C10アリール;N、O、およびSから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR30で置換された5〜6員ヘテロアリール環系;ならびにN、O、S、SO、およびSOから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環系から選択され;
あるいは、R23およびR24は、それらが結合する窒素原子と一緒になると、1個の窒素原子と、選択的に窒素、酸素、および硫黄から選択される第2のヘテロ原子とを有する、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成する場合がある、
請求項1に記載の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、または薬学的に許容される塩形態。
【請求項27】
式(V):
【化85】

の請求項1に記載の化合物およびその立体異性体、立体異性体の混合物、または薬学的に許容される塩形態。
【請求項28】
は、C−Cシクロアルキル環であり;
Wは、−O−、−CH−O−、−C(=O)−CH−、−C(OH)−CH−、−CH−CH−、または−CH−CH−O−であり;
23は、出現するごとに、それぞれ独立に、H、メチル、エチル、およびプロピルから選択され;かつ
24は、出現するごとに、それぞれ独立に、H、選択的に1〜3のR31で置換されたC−Cアルキル;C−Cシクロアルキル;選択的に1〜3のR30で置換されたC−C10アリール;N、O、およびSから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR30で置換された5〜6員ヘテロアリール環系;ならびにN、O、S、SO、およびSOから選択される1個、2個、もしくは3個のヘテロ原子を有する、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環系から選択され;
あるいは、R23およびR24は、それらが結合する窒素原子と一緒になると、1個の窒素原子と、選択的に窒素、酸素、および硫黄から選択される第2のヘテロ原子とを有する、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成する場合がある、
請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
Wは、−CH−O−または−CH−CH−である、請求項27または請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
は、シクロブチルまたはシクロペンチルである、請求項27〜29のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項31】
Xは、R、−OR、−OCH−R、−OCH(OH)−R、−OCH(OCH)−R、−(CH−CH=CH−CH)−R、−O−(CH−CH=CH−CH)−R、−NR29、−N(R29)CH−R、−CHNR29、−NR29C(=O)R、−NR29C(=O)CH−R、または−NR29C(=O)NHRである、請求項27〜30のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項32】
はHである、請求項27〜31のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項33】
は、シクロブチルまたはシクロペンチルであり;
Wは、−CH−O−または−CH−CH−であり;
Xは、R、−OR、−OCH−R、−NR29、−N(R29)CH−R、−CHNR29、−NR29C(=O)R、−NR29C(=O)CH−R、または−NR29C(=O)NHRであり;
は、
選択的に1〜3のR20で置換されたフェニル;
ベンゾフラニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、シンノリニル、フラニル、イミダゾリル、イミダゾピリジニル、1H−インダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリル、チアゾリル、およびチエニルから選択され、選択的に1〜3のR20で置換された5〜10員ヘテロアリール環系;ならびに
アゼチジニル、1,1−ジオキソ−チオモルホリニル、1,4−ジアザピニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、3H−ベンゾオキサゾリル、イミダゾリジニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、オキサゾリジニル、チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピラゾロピリジニル、テトラヒドロ−1,3a,7−トリアザ−アズレニル、およびテトラヒドロフランから選択され、選択的に1〜3のR20で置換された5〜10員ヘテロシクロアルキル環系
からなる群から選択され;
は、出現するごとに、独立に、FまたはClであり;
20は、出現するごとに、独立に、
−H、−F、−Cl、−OR21、−NR2324、−CN、−CF、(=O)、−C(=O)R25、−C(=O)OR25、−OC(=O)R25、−OC(=O)NR2324、−C(=O)NR2324、−NR27C(=O)NR2324、−NR27C(=O)R25、−NR27C(=O)OR25、−NR27C(=S)R25、−SR25、−S(=O)R25、−S(=O)25、−S(=O)NR2324、−NR27SR25、−NR27S(=O)R25、−NR27S(=O)25、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エチレンジオキシ、R31で置換されたメチル;
選択的に1〜3のR30で置換されたフェニル;ならびに
オキサジアゾリル、チアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、およびピラジニルから選択され、選択的に1〜3のR30で置換された5〜6員ヘテロアリール環系;
ジヒドロ−オキサゾリル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、およびピロリジニルから選択され、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環系
からなる群から選択され;
21は、出現するごとに、独立に、H、−CF、メチル、エチル、プロピル、ブチル、メトキシエチル、シクロプロピルメチル、フェニル、またはピリジルであり;
22は、出現するごとに、独立に、
−H、−F、−Cl、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、−NR2324、−NHOH、−NO、−CN、−CF、−CHF、−CHF、(=O)、−C(=O)R28、−C(=O)OR28、−OC(=O)R28、−OC(=O)NR2324、−C(=O)NR2324、−NR27C(=O)NR2324、−NR27C(=O)R28、−NR27C(=O)OR28、−NR27C(=S)R28、−SR28、−S(=O)R28、−S(=O)28、−S(=O)NR2324、−NR27SR28、−NR27S(=O)R28、および−NR27S(=O)28からなる群から選択され;
23は、出現するごとに、それぞれ独立に、H、メチル、エチル、およびプロピルから選択され;
24は、出現するごとに、それぞれ独立に、H、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヒドロキシエチル、メトキシエチル、エトキシエチル、シクロプロピル、シクロブチル;
選択的に1〜3のR30で置換されたフェニル;
モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、およびテトラヒドロピラニルから選択される、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環系
から選択され;
あるいは、R23およびR24は、それらが結合する窒素原子と一緒になると、アゼチジニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルから選択される、選択的に1〜3のR30で置換された3〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成する場合があり;
25は、出現するごとに、独立に、H、メチル、エチル、プロピル、ブチル、CF、フェニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、モルホリニルおよびフラニルであり;
27は、出現するごとに、独立に、Hまたはメチルであり;
28は、出現するごとに、独立に、Hまたはメチルであり;
29は、出現するごとに、独立に、H、メチル、エチル、または−C(=O)CHであり;
30は、出現するごとに、独立に、H、−F、−Cl、−OH、=O、メチル、エチル、プロピル、ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、CF、−C(=O)N(R32、−NHC(=O)N(R32、または−S(=O)CHであり;
31は、出現するごとに、独立に、H、−F、−Cl、−OH、=O、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、CF、−C(=O)N(R32、−NHC(=O)N(R32、選択的に1〜3のR30で置換されたフェニル;またはテトラヒドロフラニルであり;
32は、出現するごとに、独立に、Hまたはメチルであり;かつ
nは0または1である、
請求項27〜32のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項34】
請求項1〜33のいずれか1つに記載の化合物と、1つ以上の薬学的に許容される賦形剤とを含む医薬組成物。
【請求項35】
ナルコレプシーまたは睡眠/覚醒障害、摂食行動障害、摂食障害、肥満、認知障害、覚醒障害、記憶障害、気分障害、気分注意変調、注意欠陥多動性障害(ADHD)、アルツハイマー病/認知症、統合失調症、疼痛、ストレス、片頭痛、乗り物酔い、うつ病、精神障害、てんかん、胃腸障害、呼吸器障害、炎症、および心筋梗塞からなる群から選択される障害を治療するための方法であって、その治療を必要とする被検体に、請求項1〜33のいずれか1つに記載の化合物の治療有効量を投与する工程を含む、方法。
【請求項36】
前記疾患は、ナルコレプシーまたは睡眠/覚醒障害である、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記疾患は、注意欠陥多動性障害である、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記疾患は、認知障害である、請求項35に記載の方法。

【公表番号】特表2011−511001(P2011−511001A)
【公表日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−545227(P2010−545227)
【出願日】平成21年1月30日(2009.1.30)
【国際出願番号】PCT/US2009/032709
【国際公開番号】WO2009/097567
【国際公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.PYREX
【出願人】(509021085)セファロン、インク. (24)
【出願人】(500148787)ファーマコペイア, インコーポレイテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】PHARMACOPEIA, INC.
【住所又は居所原語表記】3000 Eastpark Boulevard, Cranbury, NJ 08512 U.S.A.
【Fターム(参考)】