説明

フィンチューブ型熱交換器及びそれを用いた空気調和機

【課題】扁平管とのロウ付けが容易であり、重量が小さく、コストが低く、列方向への曲げが容易であるフィンチューブ型熱交換器を提供する。
【解決手段】略平行に積層された複数の板状フィン9と、板状フィン9の板面に略垂直に挿入され、板状フィン9の長手方向に複数段設けられた扁平管とを有する複数の熱交換器と、一方の端部の断面が扁平形状であり、他方の端部の断面が円形状であるジョイント2と、断面がジョイント2の他方の端部と略同形状である円管3とを備え、複数の熱交換器の相互の連結部分においては、複数の熱交換器の扁平管の端部のそれぞれにジョイント2の前記一方の端部が接続され、ジョイント2の他方の端部間に円管3が接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の熱交換器を有するフィンチューブ型熱交換器及びそれを用いた空気調和機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
空気調和機等に用いられる従来のフィンチューブ型熱交換器において、例えば、「扁平伝熱管2は列方向に長く、段方向に短い形状を有している。扁平伝熱管熱交換器である主熱交換器5は2分割されており、ヘッダ7が扁平伝熱管2の軸方向端部の片側に配置されている。また、ヘッダ7部において扁平伝熱管2の列方向に90°折り曲がった形状をしている。さらに、ヘッダ7部以外の折り曲げ部は扁平伝熱管2を段方向に180°折り曲げて形成される扁平伝熱管屈曲部が配置される。」というものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−241057号公報(第6頁、図10)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1に開示されている従来技術においては、複数の熱交換器を相互に連結する部分にヘッダーを用いており、扁平管とのロウ付けが困難であり、且つ重量が大きく、コストが高く、列方向への曲げが容易ではないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、扁平管とのロウ付けが容易であり、重量が小さく、コストが低く、列方向への曲げが容易であるフィンチューブ型熱交換器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明におけるフィンチューブ型熱交換器は、略平行に積層された複数の板状フィンと、前記板状フィンの板面に略垂直に挿入され、前記板状フィンの長手方向に複数段設けられた扁平管とを有する複数の熱交換器と、一方の端部の断面が扁平形状であり、他方の端部の断面が円形状であるジョイントと、断面が前記ジョイントの他方の端部と略同形状である円管とを備え、前記複数の熱交換器の相互の連結部分においては、前記複数の熱交換器の前記扁平管の端部のそれぞれに前記ジョイントの前記一方の端部が接続され、前記ジョイントの前記他方の端部間に前記円管が接続されるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、熱交換器の端部に一方の端部が扁平形状であり、他方の端部が円形状であるジョイントを有することで、ロウ付け等による扁平管との接続が容易であり、重量が小さく、コストが低く、列方向への曲げが出来るフィンチューブ型熱交換器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器の全体構成を示す平面図である。
【図2】図1のA部正面図である。
【図3】本実施の形態における第一の熱交換器の側面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器のジョイントの拡大図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器の扁平管の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器のヘアピンの側面図である。
【図7】図1のB部正面図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器を用いた冷媒回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明におけるフィンチューブ型熱交換器の一例について、図面を用いて詳細に説明する。
【0010】
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器の全体構成を示す平面図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器は、第一の熱交換器1a、第二の熱交換器1b及び第三の熱交換器1cにより略コの字形状に構成されている。上記の各熱交換器は、略平行に配置される複数の板状フィン9と、板状フィン9の板面に断面の長手方向が空気の流れに沿うように略垂直に接続され、板状フィン9の長手方向に複数段設けられた扁平管1a1〜1c2とを有している。また、上記の各熱交換器において、扁平管1a1〜1c2及び板状フィン9は、通過する風の上流側及び下流側に2列配置されている。なお、上記の各熱交換器において、扁平管及び板状フィン9は、2列でなくても1列又は3列以上配置されていてもよい。
【0011】
また、第一の熱交換器1aは、扁平管1a1及び扁平管1a2の両方の端部にジョイント2が設けられている。そして、第一の熱交換器1aの一方の端部は、そのジョイント2に接続される円管3を介して、第二の熱交換器1bと連結されている。また、ジョイント2は、後述するように扁平管1a1〜1c2と接続される一方の端部の断面が扁平形状であり、円管3と接続される他方の端部の断面は円形状である。また、扁平管1a2の他方の端部のジョイント2の少なくとも一つにはヘッダー6が接続されており、ヘッダー6から冷媒が流入する。また、扁平管1a1の他方の端部のジョイント2の少なくとも一つにはキャピラリー7が接続されており、キャピラリー7から分配器8を経由して配管(図示省略)へ冷媒が流出する。また、第一の熱交換器1aは、扁平管1a1及び扁平管1a2の他方の端部において、ヘッダー6又はキャピラリー7が接続していない端部には、ジョイント2を介してUベンド4が接続されている。そして、後述するように、Uベンド4を介して、扁平管1a1及び扁平管1a2の上流側から下流側へ冷媒が流れる。
【0012】
また、第二の熱交換器1bは、扁平管1b1及び扁平管1b2の両方の端部にジョイント2が接続されており、第一の熱交換器1a及び第三の熱交換器1cと、ジョイント2及びL字状に曲げられた円管3を介して連結されている。
【0013】
また、第三の熱交換器1cは、扁平管1c1及び1c2の一方の端部にジョイント2が接続されており、第二の熱交換器1bに、ジョイント2及びL字状に曲げられた円管3を介して連結されている。また、扁平管1c1及び1c2の他方の端部にはヘアピン5を備えている。扁平管1c1及び1c2において、ヘアピン5を経由することで異なる段に冷媒が流れる。
【0014】
このように、複数の熱交換器を、ジョイント2および円管3を用いて連結することで、扁平管内の複数流路における冷媒乾き度の分布を逐一均一化出来、フィンチューブ型熱交換器の能力が向上する。
また、フィンチューブ型熱交換器の曲げ部分に板状フィン9を付加しない円管3を用いることで、フィンチューブ型熱交換器の曲げを容易にすることが出来る。
また、本実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器を略コの字形状に構成することで、直線状に構成した場合と比べ、室外機又は室内機の外径寸法を大きくすることなくフィンチューブ型熱交換器の有効面積を増すことができる。
【0015】
次に、図1及び図2を用いて本発明におけるフィンチューブ型熱交換器を凝縮器として用いた場合の冷媒の流れを説明する。
図2は、図1のA部正面図である。
図2に示すように、冷媒は、ヘッダー6から第一の熱交換器1aの扁平管1a2に流入する。そして、図1に示すジョイント2及び円管3を通過し、第二の熱交換器1bの扁平管1b2に入る。そして、ジョイント2及び円管3を通過し、第三の熱交換器1cの扁平管1c2に流入する。そして、ヘアピン5を通過後、上段の扁平管1c2に流入する。そして、ジョイント2及び円管3を通過し、第二の熱交換器1bの扁平管1b2に流入する。そして、ジョイント2及び円管3を通過し、第一の熱交換器1aの扁平管1a2に流入する。そして、段方向のUベンド4を経由して上段の扁平管1a2に流入し、上記の流れをもう一回繰り返す。そして、列方向のUベンド4を経由して上流側の扁平管1a1に流入する。そして、冷媒は、上記と同様の流れで下段の扁平管1a1へ流れ、第一の熱交換器1aの扁平管1a1における冷媒流出口からキャピラリー7を経由し、分配器8に流入する。
【0016】
なお、図2に示すように、扁平管1a1及び扁平管1a2は高さ位置がそれぞれ異なるように配置されている。このため、下流側の扁平管1a2を通過する風は、上流側の扁平管1a1により妨げられることがなく熱交換器の効率が向上する。
【0017】
以下に、本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器の各構成部分について、詳細に説明する。
図3は、本実施の形態における第一の熱交換器1aの側面図である。図3に示すように、扁平管1a1の端部に接続されるUベンド4と、扁平管1a2の端部に接続されるUベンド4は、高さ位置がそれぞれ異なるように設けられている。これは、前述したように扁平管1a1及び扁平管1a2は高さ位置がそれぞれ異なるように配置されているからである。また、数本(例えば、4本)の扁平管1a2にはジョイント2を介してヘッダー6が接続されており、ヘッダー6からジョイント2を介して扁平管1a2に冷媒が流入する。また、数本(例えば、4本)の扁平管1a1にはジョイント2を介してキャピラリー7が接続しており、扁平管1a1からジョイント2を介してキャピラリー7に冷媒が流出する。また、キャピラリー7は、分配器8に接続しており、キャピラリー7から分配器8に冷媒が流出する。
【0018】
図4は、本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器のジョイントの拡大図であり、(a)は(b)のA−A断面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は斜視図である。
図4に示すように、ジョイント2は、一方の端部が扁平形状であり、他方の端部が円形状である。また上記の扁平形状は、扁平管1a1〜1c2の端部と略同形状である。また、上記の円形状は、円管3の端部と略同形状である。また、ジョイント2の材料は例えばアルミニウムであり、ヘッダー等よりも薄い。そのため、コストが低く、熱容量が小さいので温度が上がり易く炉中等でロウ付けをして接続することが容易である。
【0019】
図5は、本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器の扁平管の断面図である。
図5に示すように、扁平管1a1には、複数の冷媒通路があり、各冷媒通路の内壁は凹凸形状となっている。扁平管1a1をこのような形状にすることにより、伝熱面積が大きくなるため、効率の良いフィンチューブ型熱交換器とすることができる。扁平管1a1だけでなく扁平管1a2〜1c2についても同様の形状であるものとする。
なお、扁平管1a1〜1c2の形状は、上記のものに限られず、内部に冷媒が流れ、外気と熱交換ができるものであればよい。
【0020】
図6は、本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器のヘアピンの側面図である。また、図7は、図1のB部正面図である。
図6に示すように、ヘアピン5は180°曲げられた形状であり、これを扁平管1c1及び1c2の端部に形成することにより、扁平管1c1及び1c2において異なる段に冷媒を流すことができる。また、扁平管1c1及び1c2はヘッダー6等よりも薄く軽量であり、扁平管は段方向に曲げることは容易であるためヘアピン5のような形状を形成することも容易である。
これにより、本実施の形態のフィンチューブ型熱交換器の扁平管1c1及び1c2において、異なる段へ冷媒を流すために上記のヘアピン5を用いることで、軽量かつ製造が容易なフィンチューブ型熱交換器を得ることができる。
【0021】
次に、本実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器を用いた例について説明する。
図8は、本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器を用いた冷媒回路図である。
図8に示す冷媒回路は、圧縮機33、凝縮器熱交換器34、絞り装置35及び蒸発器熱交換器36により構成されている。ここで、本実施の形態によるフィンチューブ型熱交換器は、凝縮器熱交換器34及び蒸発器熱交換器36の少なくとも一方に用いられる。また、凝縮器熱交換器34及び蒸発器熱交換器36に風を送る送風機37と、送風機37を駆動する送風機用モーター38とが備えられている。また、この冷媒回路は、例えば空気調和機等に用いられる。
【0022】
なお、この冷媒回路を用いた空気調和機において、暖房運転又は冷房運転を行った場合のエネルギー効率は、次式で示されるものである。
暖房エネルギー効率=室内フィンチューブ型熱交換器(凝縮器熱交換器)能力/全入力
冷房エネルギー効率=室内フィンチューブ型熱交換器(蒸発器熱交換器)能力/全入力
【0023】
以上により、本発明の実施の形態におけるフィンチューブ型熱交換器にジョイント2を有することで、ロウ付け等による扁平管との接続が容易であり、重量が小さく、コストが低く、列方向への曲げが出来るフィンチューブ型熱交換器及びそれを用いた空気調和機を得ることができる。
【0024】
なお、上記の実施の形態で述べたフィンチューブ型熱交換器に用いる冷媒は、HCFC(R22)、HFC(R116、R125、R134a、R14、R143a、R152a、R227ea、R23、R236ea、R236fa、R245ca、R245fa、R32、R41、RC318など、又はこれらの冷媒の数種混合冷媒であるR407A、R407B、R407C、R407D、R407E、R410A、R410B、R404A、R507A、R508A、R508Bなど)、HC(ブタン、イソブタン、エタン、プロパン、プロピレンなど、又はこれら冷媒の数種混合冷媒)、自然冷媒(空気、炭酸ガス、アンモニアなど、又はこれら冷媒の数種の混合冷媒)、又はこれら冷媒の数種の混合冷媒などがある。そして、これらのどんな種類の冷媒を用いても、上記と同様の効果を奏することが出来る。
【0025】
また、作動流体として、空気と冷媒の例を示したが、他の気体、液体、気液混合流体を用いても、上記と同様の効果を奏することが出来る。
【0026】
また、扁平管1a1〜1c2と板状フィン9は異なった材料を用いていることが多いが、本実施の形態においては、扁平管1a1〜1c2と板状フィン9に銅、又はアルミなど、同じ材料を用いる。これにより、扁平管1a1〜1c2と板状フィン9とのロウ付けが可能となり、扁平管1a1〜1c2と板状フィン9との接触熱伝達率が飛躍的に向上するため熱交換能力が大幅に向上する。また、リサイクル性も向上させることが出来る。
【0027】
また、扁平管1a1〜1c2と板状フィン9を密着させる方法として炉中ロウ付けを行う場合、板状フィン9に親水材を塗布する工程は、前処理で行うとロウ付け中の親水材が焼け落ちる場合があるため、後処理で行うことが望ましい。
【0028】
また、本実施の形態で述べたフィンチューブ型熱交換器を空気調和機等に用いた場合、室内機又は室外機のどちらに用いた場合でも同様の効果を奏することが出来る。
【0029】
また、本実施の形態で述べたフィンチューブ型熱交換器及びそれを用いた空気調和機等の冷凍機油は、鉱油系、アルキルベンゼン油系、エステル油系、エーテル油系、フッ素油系などが用いられる。また、冷媒と冷凍機油が溶けるか溶けないかに関わらず、どんな冷凍機油を用いた場合でも、同様の効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0030】
1a 第一の熱交換器、1b 第二の熱交換器、1c 第三の熱交換器、1a1,1a2,1b1,1b2,1c1,1c2 扁平管、2 ジョイント、3 円管、4 Uベンド、5 ヘアピン、6 ヘッダー、7 キャピラリー、8 分配器、9 板状フィン、33 圧縮機、34 凝縮器熱交換器、35 絞り装置、36 蒸発器熱交換器、37 送風機、38 送風機用モーター。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
略平行に積層された複数の板状フィンと、前記板状フィンの板面に略垂直に挿入され、前記板状フィンの長手方向に複数段設けられた扁平管とを有する複数の熱交換器と、
一方の端部の断面が扁平形状であり、他方の端部の断面が円形状であるジョイントと、
断面が前記ジョイントの他方の端部と略同形状である円管と、
を備え、
前記複数の熱交換器の相互の連結部分においては、
前記複数の熱交換器の前記扁平管の端部のそれぞれに前記ジョイントの前記一方の端部が接続され、前記ジョイントの前記他方の端部間に前記円管が接続されることを特徴とするフィンチューブ型熱交換器。
【請求項2】
前記複数の熱交換器は、三台の熱交換器により構成され、
前記三台の前記熱交換器が略コの字形状に配置され、
前記円管が略L字状に曲げられたことを特徴とする請求項1に記載のフィンチューブ型熱交換器。
【請求項3】
前記複数の熱交換器の内、ヘッダー及びキャピラリーと接続される熱交換器であって、当該熱交換器のヘッダー及びキャピラリーと接続される端部側において、
前記扁平管の端部に設けられた前記ジョイントと、
前記扁平管の内、前記フィンチューブ型熱交換器が凝縮器熱交換器として機能する場合に冷媒流入口に相当する扁平管に、前記ジョイントを介して接続されたヘッダーと、
前記扁平管の内、前記フィンチューブ型熱交換器が凝縮器熱交換器として機能する場合に冷媒流出口に相当する扁平管に、前記ジョイントを介して接続されたキャピラリーと、
前記ヘッダー及び前記キャピラリーに接続された扁平管を除いた扁平管であって、冷媒流れの上流側となる前記扁平管に設けられた前記ジョイントの円形状部分及び、該扁平管よりも冷媒流れの下流側となる前記扁平管に設けられた前記ジョイントの円形部分を接続するUベンドとを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフィンチューブ型熱交換器。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のフィンチューブ型熱交換器を、凝縮器熱交換器及び蒸発器熱交換器の少なくとも一つに用いたことを特徴とする空気調和機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−32089(P2012−32089A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−172344(P2010−172344)
【出願日】平成22年7月30日(2010.7.30)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】