説明

プラスチックパネル上の印刷回路への電気接続

プラスチックウインドウを効果的に霜取りするためのシステムは、透明プラスチックパネルと、プラスチックパネルと一体形成された複数のグリッドラインを有するヒーターグリッドと、各グリッドラインを通る電流を等化させるための等化手段とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2005年12月29日出願の、「ELECTRICAL CONNECTION TO PRINTED CIRCUITS ON PLASTIC PANELS」と題した米国仮特許出願第60/754,966号に対する優先権を主張し、その全内容は参照により本明細書に組み込むものとする。
【0002】
本発明は、車両の窓などのプラスチックおよびガラスのパネルの霜取りに使用される導電性ヒーターグリッドに関する。
【背景技術】
【0003】
ポリカーボネート(PC)およびポリメチルメタクリレート(PMMA)などのプラスチック材料は、現在、多数の自動車部品および構成要素、例えば、中柱、前照灯およびサンルーフの製造に使用されている。自動車のリヤウインドウ(バックライト)システムは、特にスタイリング/設計、重量の節約、および安全性/セキュリティの分野で、識別された多くの利点によりこれらのプラスチック材料の適用の例を示す。より詳細には、プラスチック材料は、成形されたプラスチックシステムに機能性構成要素を組み込むことによってリヤウインドウアセンブリの複雑さを低減する能力、さらに全体設計および形状の複雑さを増すことによって車両を特色づける能力を自動車製造業者に提供する。従来のガラス製バックライトシステムより軽量であるので、車両に組み込むことにより、車両の重心を低くし(したがって車両の操縦性および安全性の向上)、燃費の改善の両方を促進することができる。さらに、特に転倒事故において、安全性の向上が実現される。何故なら、乗員や乗客が車両内に留められる確率が高くなるからである。
【0004】
車両のリヤウインドウまたはバックライトとして使用されるために、プラスチック材料は、ヒーターグリッドとしての方がよく知られているデフロスタまたは曇り取りシステムの使用と両立できなければならない。商業的に受け入れられるために、プラスチックバックライトは、ガラス製バックライトの霜取りまたは曇り取りに関して確立された性能基準に適合しなければならない。ガラスパネルとプラスチックパネルの1つの違いは、ヒーターグリッドが有する導電性に関連する。この導電性の違いは、ガラス窓と比較してプラスチックウインドウが有する劣った霜取り特性に現れる。この導電性の違いは、バスバーなどのデフロスタの部品の非効率的な加熱に現れ、窓全体の霜取りに対する利点が非常に少ないか、または全く利点がない。
【0005】
上記欠点に加えて、ヒーターグリッドの各グリッドラインを通る電流の量が変動することがある。この変動により、それほど制限されていない導電経路を有するグリッドラインの方が速く加熱され、プラスチックパネルの霜取り部分と霜がある部分との両方が残ってしまう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、従来のガラス窓と類似の性能特性を有し、プラスチックウインドウを効果的に霜取りするシステムの開発が待望されている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記要求を満たし、さらに、既知の技術の列挙した欠点および他の制限を克服するために、本発明は、従来のガラス窓と類似の性能特性を有し、プラスチックウインドウを効果的に霜取りするシステムを提供する。システムは、透明プラスチックパネルと、プラスチックパネルと一体形成された複数のグリッドラインを有するヒーターグリッドと、各グリッドラインを通る電流の量を等化する等化手段とを含む。
【0008】
等化手段は、通常、それぞれ電源の正端子および負端子に接続する第1および第2のバスバーを含む。複数のグリッドラインが第1のバスバーと第2のバスバーの間に延びる。グリッドラインを通る電流を等化するために、バスバーは、グリッドラインの作成に使用された材料より導電性が高い材料で作成することができる。追加的または代替的に、バスバーをグリッドラインより厚くし、それにより電流が電源からグリッドラインへとさらに自由に流れることを可能にすることができる。
【0009】
等化手段は、バスバーの長さに沿って配置された追加の高導電性材料も含むことができる。こうすることにより、電流は電源からグリッドラインへとさらに自由に移動し、これによりグリッドラインを通る電流を等化する。この高導電性材料は、金属インサートの形態であってもよいし、金属テープの一部であってもよい。
【0010】
最後に、等化手段は、また、各バスバー上に電源への複数の接続部を含むこともできる。バスバーへの複数の接続部があることにより、電流がバスバーへとさらに等しく分配され、その結果、グリッドラインを通る電流がさらに等しく分配される。
【0011】
本発明の他の目的、特徴および利点は、本明細書の一部を形成する添付の図面を参照し、下記の説明および特許請求の範囲を読めば、当業者であれば容易に明らかになるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1を参照すると、ウインドデフロスタアセンブリ10は、通常、パネル14上に設けたデフロスタ12を含む。パネル14は熱可塑性樹脂で作成することができ、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリアリル化樹脂、ポリエステル樹脂、およびポリスルホン樹脂、ならびにその共重合体および任意の組合せを含むが、これに限定されない。パネル14は透明であることが好ましい。パネル14は、さらに、熱可塑性樹脂の表面上に位置し、その上にデフロスタ12が適用される保護コーティングシステムを備えることができる。保護コーティングシステムは、耐候性コーティング、耐摩耗性コーティング、またはその両方を備えることができる。プラスチック樹脂、耐候性コーティング、および上にデフロスタを適用することができる耐摩耗性コーティングを備えるパネル14の一例は、Exatec(登録商標)900グレージングシステムである。このグレージングシステムは、ポリカーボネート樹脂、SHP9X & SHX耐候性コーティング、およびガラス様耐摩耗性コーティングを含む。
【0013】
デフロスタ12は、全体的に対向しているバスバー20、22の間に延びる一連のグリッドラインを有するヒーターグリッド16を含む。ヒーターグリッドは、同じ寸法のグリッドラインを含んでもよいし、間に副グリッドライン28、30、32が配置された主グリッドライン24、26を含んでもよい。主および副グリッドライン24、26、28、30、32については、米国特許第7,129,444号に記載されている。その全文は、参照により本明細書に組み込むものとする。
【0014】
3つの副グリッドラインが図示されているが、主グリッドライン24、26の間に任意の数の副グリッドラインがあってよいことを理解されたい。さらに、副グリッドライン28、30、32を、主グリッドライン24、26の間の導電膜またはコーティングで置き換えてもよい。図示されたこの実施形態では、ヒーターグリッド16は17の主グリッドラインおよび48の副グリッドラインを含む。本発明は、追加の主および/または副グリッドラインを使用することができる。主グリッドライン24、26および副グリッドライン28、30、32は、銀インクなどの導電性インクで作成することができる。
【0015】
バスバー20、22は、それぞれ正および負のバスバーと示されている。バスバー20、22は、電気コネクタ34、36を有し、それぞれ電源38の正および負のリード線35、37と接続される。電源38は、自動車の電気システムであってもよい。ヒーターグリッド16に電圧を加えると、電流がグリッドライン16を通って正のバスバー20から負のバスバー22へと流れ、その結果、グリッドライン16が抵抗加熱により加熱される。このタイプの設計では、主グリッドライン24、26が、副グリッドライン28、30、32よりも10〜15℃高い温度を有することが観察されている。
【0016】
1つの実施形態では、バスバー20、22は、一般に、約19mmの幅W1および約704mmの長さH1を有する。しかし、幅W1および長さH1は、任意の適切な寸法であってよい。基準線40および42が、ヒーターグリッド16を第1のゾーン43、第2のゾーン45および第3のゾーン47に分割する。第1のゾーン42は、ヒーターグリッド16の線40、42間の部分である。第2のゾーン45は、ヒーターグリッド16の基準線40と右バスバー20の間の部分である。最後に、第3のゾーン47は、ヒーターグリッド16の基準線42と左バスバー22の間の部分である。以上の実施態様では、ゾーン43は約650mmの長さW2を有し、一方、第2および第3のゾーン45、47は、約27mmの長さW3を有する。幅W2および幅W3は、任意の適切な寸法であってよいことを理解されたい。第1のゾーン43では、主グリッドライン24、26および副グリッドライン28、30、32が、それぞれ約0.85mmおよび0.25mmの幅を有することができる。第2および第3のゾーン45、47では、主グリッドライン24、26および副グリッドライン28、30、32が、それぞれ約2.00mmおよび0.40mmの幅を有することができる。もちろん、主グリッドライン24、26および副グリッドライン28、30、32の幅は、任意の適切な寸法であってよい。
【0017】
図1および図2を参照すると、ヒーターグリッド16のさらなる寸法が示されている。図2は、参照円41内にあるウインドデフロスタアセンブリ10の部分の拡大図である。主グリッドライン24、26間の距離D1は、約25mmであってよい。副グリッドライン28、32と主グリッドライン24、26間の距離D2は、約13.5mmであってよい。副グリッドライン28、32と副グリッドライン30間の距離D3は、約8.5mmであってよい。もちろん、距離D1、D2およびD3は、任意の適切な寸法であってよい。
【0018】
バスバー20、22の抵抗加熱は、加えられる電圧の量、および電流が流れる導電性インクの体積に大きく依存する。したがって、第2の印刷プロセスを通してバスバー20、22に追加の導電性インクを追加することによって導電性インクの体積を増加させると、バスバー20、22の抵抗加熱が減少する。ヒーターグリッド16全体の初期印刷中に付着させる導電性インクの体積も、バスバー20、22内で増加させることができる。種々の技術の使用による体積制御は、スクリーン印刷の製造業者には一般に周知である。この技術は、バスバー20、22の周囲に局所化されたスクリーンの乳化剤厚さを増大させ、したがってヒーターグリッド16の印刷厚さと比較して、バスバー20、22の印刷厚さを増大させることができる。分配などの他の印刷技術は、流量、横断速度などの印刷パラメータを制御することにより付着させるインクの量を増加させ、したがって各バスバーの体積を増加させることができる。
【0019】
バスバー20、22の抵抗加熱を減少させる別の方法は、ヒーターグリッド16とは異なる材料でバスバー20、22を作成することである。より詳細には、この異なる材料は、ヒーターグリッド16に伴う導電性より高い導電性を有さなければならない。これに関して、バスバー20、22を金属テープまたは金属インサートで作成することができる。バスバー20、22とヒーターグリッド16の間に十分な電気接続を確立するために、導電性テープまたはパネルを、ヒーターグリッド16の下側または頂部に配置することができる。接着剤を使用してパネル14を形成した後、またはインサート(例えば膜インサート成形など)として窓を形成している間に、金属テープまたはパネルをパネル14に取り付けることができる。
【0020】
図3を参照すると、ウインドデフロスタアセンブリ10’の別の実施形態が図示されている。ウインドデフロスタアセンブリ10’は、図1に示した実施形態と類似であるが、ウインドデフロスタアセンブリ10’は、さらに、ブラックアウト(blackout)縁44などの不透明な区域を含む。このような縁44は、通常、嵌め合いおよび仕上げの欠陥をマスキングし、およびバスバー20、22などの搭載構造または機能性構成要素を隠すなどの美的理由で使用される。不透明インクをパネル14の表面に印刷するか、またはインサート膜成形などの既知の絵付成形技術を使用して、ブラックアウト縁44をパネル14に適用することができる。
【0021】
図4を参照すると、ウインドデフロスタアセンブリ10”の別の実施形態が示されている。この実施形態は、図1に示した実施形態と類似であるが、導電性インサート21、23がそれぞれバスバー20、22と電気的に接続している。通常、導電性インサート21、23は、バスバー20、22の長さの少なくとも一部に沿って延びている。電気コネクタ34、36は、それぞれ導電性インサート21、23と接続する。電気コネクタ34、36は、電源38の正および負のリード線35、37にも接続され、それによりそれぞれ導電性インサート21、23を介して導電性バスバー20、22に電圧を提供する。一般に、導電性インサート21、23は導電性が高く、導電性金属テープまたは高導電性トレースであってもよい。
【0022】
以下でさらに説明するように、導電性インサートを使用すると、バスバー20、22の温度を低下させることができる。何故なら、バスバー20、22を介してヒーターグリッド16に電圧が加えられるからである。すなわち、5インチ(12.7cm)隔置された2つの電気コネクタは、印刷されたバスバー上に配置された5インチ(12.7cm)の金属インサートまたはテープに1つの電気接続部を使用することと同等である。
【0023】
図5を参照すると、ウインドデフロスタアセンブリ10’’’の別の実施形態が図示されている。ウインドデフロスタアセンブリ10’’’は、図1に示した実施形態と類似であるが、バスバー20、22が異なる方法で電源38に接続されている。より詳細には、アセンブリ10’’’、バスバー20、22は、それぞれ少なくとも2つの接続部を通して電源38に接続される。例えば、1対の電気コネクタ46、48および電気コネクタ50、52が、それぞれバスバー20および22に接続される。もちろん、本発明は、電気コネクタを追加することもできる。
【0024】
図6を参照すると、バスバー毎に1つの電気コネクタがあるバスバーの温度プロファイルを示すチャートが図示されている。本発明の発明者は、導電性インクを使用してパネル14上に印刷された図1に示すようなバスバー34、36毎に1つの電気接続部は、バスバー34、36の温度をかなり上昇させることを見い出した。ヒーターグリッドに存在するバスバー上の1つの電気コネクタは、温度を数分以内に約80〜100℃まで上昇させることが分かる。図6に示すチャートでは、1つの電気接続部を有するバスバー34、36が、関連するヒーターグリッドの主グリッドライン24、26よりも大量の抵抗加熱を持つことが観察される。グリッドラインは40〜50℃の温度を持つことが示されている。バスバーの抵抗加熱が、バスバーの全長にわたってバスバーの特定の部分まであるか、または電気コネクタ付近の区域に局所化されることが観察される。
【0025】
図7を参照すると、図5に示すようにバスバー毎に2つの電気接続部を有するバスバーの温度プロファイルを示すチャートが示されている。バスバー毎に2つの電気コネクタ34、36があるバスバーを有するヒーターグリッド16が試験された。各バスバー上の電気コネクタは、相互から約6インチ(15.24cm)隔置されていた。この構成で、バスバー20、24は、非常に小さい抵抗加熱を有し、約40℃の温度で安定化することが判明し、一方、主グリッドライン24、26は60〜70℃まで加熱することが観察された。
【0026】
図8および図9を参照すると、ヒーターグリッド16をプラスチックの薄膜に印刷し、その後に窓にインサート成形すると、同じ効果が生じることが観察される。図8および図9に示すように、バスバー毎に1つの接続部があると、バスバーの加熱が様々になり(図8)、一方、バスバー毎に2つの接続部があると、ヒーターグリッドが設計通りに機能することができる(図9)。
【0027】
本発明の発明者は、プラスチックパネルに印刷されたデフロスタの各バスバーへの電気接続部が、約3インチ(7.62cm)隔置して設けられた場合、バスバーの平均温度をグリッドラインの平均温度より低く維持できることを見い出した。しかし、電気コネクタが近い位置にある場合、バスバーが持つ最高温度がグリッドラインが持つ平均温度より高いという点で、バスバーは多少局所化されて加熱される。したがって、電気コネクタは3インチ(7.62cm)より離して、さらに好ましくは約5インチ(12.7cm)以上離して配置することが好ましい。この場合、バスバーが持つ平均および最高温度は、グリッドラインが持つ平均温度以下になる。
【0028】
本発明の発明者はさらに、薄いシートに印刷され、膜インサート成形(FIM)を介して窓に組み込まれるデフロスタには、電気コネクタ間に約5インチ(12.7cm)より大きい間隔が必要であることを見い出した。表1に示すように、デフロスタに電圧が加えられた場合に、バスバーが持つ平均および最高温度がグリッドラインが持つ平均温度以下であることを確実にするために、5インチ(12.7cm)より大きい間隔が必要である。
【表1】

【0029】
当業者には容易に認識されるように、以上の説明は、本発明の原理の実現の例示として意図されている。本明細書の説明は、添付の特許請求の範囲で規定されるような本発明の精神から逸脱することなしに、修正、変形および変更することができるが、本発明の範囲または用途を制限するためのものではない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の原理を実現するバスバーを有する霜取りグリッドを内蔵するプラスチックウインドアセンブリである。
【図2】図1のウインドアセンブリの一部のさらに詳細な図である。
【図3】ブラックアウトインクの縁線を有する図1類似のプラスチックウインドアセンブリである。
【図4】本発明の原理を実現するバスバーの長さの一部に沿って導電性ストリップを有する図1類似のプラスチックウインドアセンブリである。
【図5】本発明の原理を実現するバスバー毎に複数の電気接続部を有する図1類似のプラスチックウインドアセンブリである。
【図6】バスバー毎に1つの電気接続部を有するヒーターグリッドのバスバーおよびグリッドラインの温度プロファイルを示すチャートである。
【図7】バスバー毎に2つの電気接続部を有するヒーターグリッドのバスバーおよびグリッドラインの温度プロファイルを示す。
【図8】バスバー毎に1つの電気接続部を有するヒーターグリッドのバスバーおよびグリッドラインの温度プロファイルを示す。
【図9】バスバー毎に2つの電気接続部を有するヒーターグリッドのバスバーおよびグリッドラインの温度プロファイルを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウインドウデフロスタアセンブリであって、
透明プラスチックパネルと、
前記プラスチックパネルと一体形成されたヒーターグリッドであって、導電性材料で形成された複数のグリッドラインを有し、それにより電源からの電流が前記複数のグリッドラインのそれぞれを通る場合、抵抗加熱を介して前記複数のグリッドラインが熱くなるヒーターグリッドと、
前記グリッドラインのそれぞれを通る前記電流を等化する手段であって、前記複数のグリッドラインに電気的に接続される等化手段とを備えるウインドウアセンブリ。
【請求項2】
前記等化手段が、第1のバスバーおよび第2のバスバーを備え、前記複数のグリッドラインが、前記第1のバスバーと第2のバスバーの間に延び、前記第1および第2のバスバーが導電性材料で作成され、前記第1および第2のバスバーの前記導電性材料が、前記グリッドラインの前記導電性材料よりも導電性が高い、請求項1に記載のウインドウアセンブリ。
【請求項3】
前記手段が、
第1のバスバーと、第2のバスバーとを備え、前記複数のグリッドラインが、前記第1のバスバーと第2のバスバーの間に延び、前記第1および第2のバスバーが導電性材料で作成され、さらに、
前記電源および前記第1のバスバーと電気的に接続し、前記第1のバスバーの導電性材料よりも導電性が高い前記導電性材料で作成された第1の金属インサートと、
前記電源および前記第2のバスバーと電気的に接続し、前記第2のバスバーの導電性材料よりも導電性が高い前記導電性材料で作成された第2の金属インサートとを備える、請求項1に記載のウインドウアセンブリ。
【請求項4】
前記第1および第2のバスバーが、実質的に等しい長さであり、前記第1および第2の金属インサートが、実質的に等しい長さであり、前記第1および第2の金属インサートの前記長さが、前記第1および第2のバスバーの前記長さより短い、請求項3に記載のウインドウアセンブリ。
【請求項5】
前記第1および第2の金属インサートの前記長さが、前記第1および第2のバスバーの前記長さの半分より長い、請求項5に記載のウインドウアセンブリ。
【請求項6】
前記等化手段が、
第1のバスバーと、第2のバスバーとを備え、前記複数のグリッドラインが、前記第1のバスバーと第2のバスバーの間に延び、前記第1および第2のバスバーが、導電性材料で作成され、さらに、
前記電源および前記第1のバスバーと電気的に接続し、前記第1のバスバーの導電性材料よりも導電性が高い前記導電性材料で作成された第1の金属テープと、
前記電源および前記第2のバスバーと電気的に接続し、前記第2のバスバーの導電性材料よりも導電性が高い前記導電性材料で作成された第2の金属テープと、を備える、請求項1に記載のウインドウアセンブリ。
【請求項7】
前記第1および第2のバスバーが、実質的に等しい長さであり、前記第1および第2の金属テープ部分が、実質的に等しい長さであり、前記第1および第2の金属テープ部分の前記長さが、前記第1および第2のバスバーの前記長さより短い、請求項6に記載のウインドウアセンブリ。
【請求項8】
前記第1および第2の金属テープ部分の前記長さが、前記第1および第2のバスバーの前記長さの半分より長い、請求項7に記載のウインドウアセンブリ。
【請求項9】
前記等化手段が、
第1のバスバーと、第2のバスバーとを備え、前記複数のグリッドラインが、前記第1のバスバーと第2のバスバーの間に延び、前記第1および第2のバスバーの厚さが、前記複数のグリッドラインの厚さより厚い、請求項1に記載のウインドウアセンブリ。
【請求項10】
前記等化手段が、
第1のバスバーと、第2のバスバーとを備え、前記複数のグリッドラインが、前記第1のバスバーと第2のバスバーの間に延び、さらに、
前記第1のバスバーおよび第2のバスバーのそれぞれへの複数の接続部を備え、前記複数の接続部が、前記電源および前記第1および第2のバスバーと電気的に接続している、請求項1に記載のウインドウアセンブリ。
【請求項11】
前記第1および第2のバスバーそれぞれへの前記複数の接続部が、少なくとも3インチ隔置されている、請求項11に記載のウインドウアセンブリ。
【請求項12】
前記第1および第2のバスバーそれぞれへの前記複数の接続部が、約5インチ隔置されている、請求項11に記載のウインドウアセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2009−522161(P2009−522161A)
【公表日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−548832(P2008−548832)
【出願日】平成18年12月27日(2006.12.27)
【国際出願番号】PCT/US2006/062613
【国際公開番号】WO2007/076506
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(505365404)エクスアテック、エル.エル.シー. (51)
【Fターム(参考)】