説明

ベルト式無段変速機

【課題】部材点数を最小限とすることにより省スペース化や軽量化、製造コストの抑制を図ることが可能であると共に、可動シーブの回転の検知精度が高く、作動油室内に配置されるスプリングの倒れや座屈を防止可能なベルト式無段変速機の提供を目的とした。
【解決手段】無段変速機Xは、従動プーリ21の可動シーブ21bと、これに隣接する位置に設けられた油圧サーボ22のピストン部22bとの間に作動油室22cを有し、この作動油室22cの内部にスプリング24を内蔵している。ピストン部22bには、外接円の径が略一定であって、内外壁に亘って形成された凹凸25aが複数、略全周に亘って形成された凹凸形状部25が設けられており、回転検知センサ25によって凹凸形状部25の外周面の形状変化を検知可能とされている。また、スプリング24のピストン側の端部は、凹凸形状部25の内周面によってガイドされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動側プーリや従動側プーリを構成するプーリ部材の構造に特徴を有するベルト式無段変速機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、無段変速機を備えた車両においては、駆動側プーリや従動側プーリを構成するプーリ部材の回転を検出し、この検出結果に基づいて各プーリに設けられた油圧室の油圧を制御することにより、変速比やベルト張力の調整が行われている。
【0003】
下記特許文献1に係る無段変速機では、プーリを構成する可動シーブ側の可動部材の外面の形状変化を検出してパルスを発生するパルス発生手段を設けると共に、前記可動部材の外面に所定形状の凸部を周方向に並べて形成した所定形状部を設けた構成とされている。この無段変速機では、パルス発生手段により発生されたパルスの立下り同士の間隔T1/T0に基づいて、プーリの回転速度又は変速比の少なくとも一方を求めることが可能とされている。
【0004】
また、特許文献2に開示されている無段変速装置は、駆動側プーリの回転数を検出するための入力側回転数検出装置と、従動側プーリの回転数を検出するための出力側回転数検出装置とを備えた構成とされている。駆動側プーリ及び従動側プーリは、それぞれ固定シーブと可動シーブとを備えており、固定シーブの円周部に入力側回転数検出装置を構成するパルス信号用歯が所定のピッチで設けられている。入力側回転数検出装置及び出力側回転数検出装置は、上述のパルス信号用歯に対向する位置に設けられたピックアップにおいてパルス信号用歯の回転を検出し、ピックアップにおいて発生するパルス信号の周期に基づいて駆動側プーリ及び従動側プーリの回転数を算出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−133805号公報
【特許文献2】特開2005−048910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1に係る無段変速機では、一定のセンシング精度を発揮することができるが、可動シーブ側の他の可動部材の外面に設けられる所定形状部を構成する凸部の形状が複雑であり、製造コストが高いという問題がある。また、無段変速機においては、可動シーブに隣接する位置に設けられた油圧サーボとの間にスプリングが配置されるのが通例であるが、特許文献1に開示されている構成ではこのスプリングの倒れや座屈を防止することができず、これらの問題を解消するための構成を別途設ける等しなければならないという問題がある。また、このような部材を別途設けることとすると、その分だけ省スペース化や軽量化が困難となってしまうという問題がある。
【0007】
また、特許文献2に開示されている無段変速装置では、パルス信号用歯を別途設ける必要があり、これにより部材点数が増えるという問題がある。また部品点数の増加に伴い、省スペース化や軽量化、製造コストの抑制等を図れないという問題がある。さらに、パルス信号歯等の部材を別途取り付ける構成とした場合は、その位置精度等によりセンシング精度にばらつきが生じてしまい、センシング精度の向上を図ることが困難である。また、上記特許文献1の場合と同様に、特許文献2においても、可動シーブとこれに隣接する位置に配置される油圧サーボとの間に形成される作動油室内におけるスプリングの倒れや座屈を防止に対しては何ら方策が示されていない。
【0008】
そこで、本発明は、部材点数を最小限とすることにより省スペース化や軽量化、製造コストの抑制を図ることが可能であると共に、可動シーブの回転の検知精度が高く、作動油室内に配置されるスプリングの倒れや座屈を防止可能なベルト式無段変速機の提供を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決すべく提供される本発明のベルト式無段変速機は、駆動側に設けられたシャフトに取り付けられた駆動側プーリと従動側に設けられたシャフトに取り付けられた従動側プーリとに亘ってベルトを掛け渡し、前記駆動側プーリ及び前記従動側プーリの少なくとも一方において挟圧を作用させることにより前記ベルトの捲き掛け径を制御可能なものである。本発明のベルト式無段変速機は、前記駆動側プーリ及び従動側プーリのうち少なくとも一方が、前記シャフトに固定された固定シーブと、前記シャフトに沿って移動することにより前記固定シーブに対して近接離反することが可能な可動シーブと、油圧サーボと、凹凸による面の形状変化を検出することにより可動シーブ側の回転を検知可能な回転検知センサとを備えている。また、本発明のベルト式無段変速機は、前記油圧サーボが、前記可動シーブに対して装着されるカップ状の固定ピストンと、前記可動シーブ及び固定ピストンを組み合わせることにより構成される作動油室と、前記作動油室内において一端側が前記可動シーブ側に装着され、他端側が前記固定ピストン側に装着されたスプリングとを備えている。さらに、前記固定ピストンは、外接円の径が略一定であって、内外壁に亘って形成された凹凸が複数、略全周に亘って形成された凹凸形状部を有し、前記回転検知センサが、前記凹凸形状部の外周面の形状変化を検知可能なように配置されている。また、前記スプリングの前記固定ピストン側の端部は、前記凹凸形状部の内周面によってガイドされている。
【0010】
本発明のベルト式無段変速機は、カップ状の固定ピストンを有し、この固定ピストンに外接円の径が略一定であって、径方向外側及び内側に向けて凹凸形状となるように形成された凹凸形状部が略全周に亘って設けられている。また、凹凸形状部は、回転検知センサが前記凹凸形状部の外周面の形状変化を検知可能なように配置されている。したがって、本発明のベルト式無段変速機は、駆動側プーリや従動側プーリの部材点数を最小限に抑制し、省スペース化や軽量化、製造コストの抑制を図ることが可能である。
【0011】
また、本発明のベルト式無段変速機では、固定ピストンの外周に凹凸形状部を形成したものであるため、上述した従来技術におけるパルス信号用歯ように凹凸形状を有する部材等を別途取り付ける必要がなく、取り付け位置精度等によるセンシング精度のばらつきやセンシング精度の低下が生じない。したがって、本発明のベルト式無段変速機は、可動シーブ側の回転を精度よく検知することが可能である。
【0012】
本発明のベルト式無段変速機は、可動シーブ及び固定ピストンを組み合わせることにより構成される作動油室内において、スプリングの一端側が前記可動シーブ側に装着され、他端側が凹凸形状部の内周面によってガイドされた状態で固定ピストン側に装着されている。したがって、本発明のベルト式無段変速機では、可動シーブ及び固定ピストンの間に配されるスプリングの倒れや座屈を防止することが可能である。
【0013】
また、凹凸形状部においては、凹凸が内周面側にも形成されているため、スプリングと固定ピストンとの接触面積が小さく、スプリングが伸縮する際に作用する摩擦力も小さい。したがって、本発明のベルト式無段変速機では、スプリングがスムーズに伸縮可能であり、スプリングや固定ピストン(凹凸形状部)の摩耗を最小限に抑制することが可能である。
【0014】
さらに、スプリングの可動シーブ側の部分が凹凸形状部において内周面側に向けて突出している凸部に当接した状態になり、凹凸形状部を外れた位置に存在する固定ピストンの内周面とスプリングの長手方向中間部との間には一定のクリアランスが形成された状態になる。したがって、スプリングが圧縮されて撓んだ状態になったとしても、スプリングが固定ピストンの内周面などに引っかかることを防止しうる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、部材点数を最小限とし省スペース化や軽量化、製造コストの抑制を図ることが可能であると共に、可動シーブ側の回転の検知精度が高く、可動シーブ及び固定ピストンの間に形成された作動油室内におけるスプリングの倒れや座屈を防止可能なベルト式無段変速機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態に係る無段変速機の展開断面図である。
【図2】図1に示す無段変速機のスケルトン図である。
【図3】図1に示す無段変速機の従動プーリ近傍を拡大した展開断面図である。
【図4】カップ部を示す図であり、(a)は底面側から正面視した図、(b)はフランジ部側から正面視した図、(c)は周面側から正面視した図、(d)は周面において内外壁に亘って形成された凹凸(凹凸形状部)を示す拡大図である。
【図5】カップ部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
続いて、本発明の一実施形態に係るベルト式無段変速機X(以下、単に「無段変速機X」とも称す)について説明する。無段変速機Xは、FF横置き式の自動車用変速機であり、図1や図2に示すように大略、入力軸3、前後進切替装置4、無段変速装置A、デファレンシャル装置30などで構成されている。入力軸3は、エンジン出力軸1によりトルクコンバータ2を介して駆動されるものであり、トルクコンバータ2のタービンランナ2bに接続されている。前後進切替装置4は、入力軸3の回転を正逆切り替えて駆動軸10に伝達する装置である。また、無段変速装置Aは、駆動プーリ11と従動プーリ21と両プーリ間に巻き掛けられたVベルト15とを備えている。デファレンシャル装置30は、従動軸20の動力を出力軸32に伝達するものである。
【0018】
本実施形態の無段変速機Xにおいては、入力軸3と駆動軸10とは同一軸線上に配置され、従動軸20とデファレンシャル装置30の出力軸32とが入力軸3に対して平行でかつ非同軸に配置されている。したがって、この無段変速機Xは全体として3軸構成とされている。本実施形態において用いられるVベルト15は、一対の無端状張力帯と、これら張力帯に支持された多数のブロックとで構成された公知の金属ベルトである。
【0019】
無段変速機Xを構成する各部品は変速機ケース5の中に収容されている。トルクコンバータ2と前後進切替装置4との間には、オイルポンプ6が配置されている。オイルポンプ6は、トルクコンバータ2のポンプインペラ2aにより駆動されるポンプギア9を備えている。
【0020】
前後進切替装置4は、図1や図2に示すように、遊星歯車機構40と前進用ブレーキ50と後進用クラッチ51とで構成されている。遊星歯車機構40のサンギヤ41が入力部材である入力軸3に連結され、リングギヤ42が出力部材である駆動軸10に連結されている。遊星歯車機構40はシングルピニオン方式であり、前進用ブレーキ50はピニオンギヤ43を支えるキャリア44と変速機ケース5との間に設けられ、後進用クラッチ51はキャリア44とサンギヤ41との間に設けられている。後進用クラッチ51を解放して前進用ブレーキ50を締結すると、入力軸3の回転が逆転され、かつ減速されて駆動軸10へ伝えられる。逆に、前進用ブレーキ50を解放して後進用クラッチ51を締結すると、遊星歯車機構40のキャリア44とサンギヤ41とが一体に回転するので、入力軸3と駆動軸10とが直結される。
【0021】
無段変速装置Aの駆動プーリ11は、駆動軸(プーリ軸)10上に一体に形成された固定シーブ11aと、駆動軸10上において軸方向移動自在に、かつ一体回転可能に支持された可動シーブ11bと、可動シーブ11bの背後に設けられた油圧サーボ12とを備えている。可動シーブ11bの外周部には、背面側へ延びるピストン部12aが一体に形成され、このピストン部12aの外周部が駆動軸10に固定されたシリンダ12bの内周部に摺接している。可動シーブ11bとシリンダ12bとの間には、油圧サーボ12の作動油室12cが形成されており、この作動油室12cへの油圧を制御することにより、変速制御を実施することができる。
【0022】
従動プーリ21は、従動軸(プーリ軸)20上に一体に形成された固定シーブ21aと、従動軸20上を軸方向移動自在に、かつ一体回転可能に支持された可動シーブ21bと、可動シーブ21bの背後に設けられた油圧サーボ22とを備えている。可動シーブ21bの外周部には、背面側へ延びるシリンダ部22aが一体に形成され、このシリンダ部22aの内周部に従動軸20に固定されたピストン部22b(固定ピストン)が摺接している。可動シーブ21bとピストン部22bとの間に油圧サーボ22の作動油室22cが形成され、この作動油室22cの油圧を制御することにより、トルク伝達に必要なベルト推力が与えられる。また、作動油室22c内には、初期推力を与えるスプリング24が配置されている。
【0023】
可動シーブ21b及び油圧サーボ22の構造についてさらに詳細に説明すると、ピストン部22bは、図1及び図3に示すようにカップ部23aとフランジ部23bとを有するカップ状の外観形状を有する金属製の部材である。カップ部23aの底面23cの略中央には、軸挿通孔23dが設けられており、この軸挿通孔23dに従動軸20が挿通され、フランジ部23bの端部が上述したシリンダ部22aの内壁面に当接した状態となるように配置されている。これにより、カップ部23aの内部に作動油室22cが形成されている。
【0024】
また、カップ部23aの周面23eには、凹凸形状部25が略全周に亘って設けられている。凹凸形状部25は、底面23c側からフランジ部23b側に向けて直線状に延びる凹凸25aをカップ部23aの周方向に複数連続的に形成した部分である。凹凸形状部25に対して略真上の位置には、回転検知センサ25が凹凸形状部25の外周面の形状変化を検知可能なように配置されている。すなわち、カップ部23aが従動軸20を中心として回転すると、凹凸形状部25をなす凹凸25aが順次回転検知センサ25の下方を通過し、これが回転検知センサ25によって凹凸形状部25の外周面の形状変化として検知される。
【0025】
図3に示すように、スプリング24は、一端側が可動シーブ21b側に位置し、他端側がカップ部23aの底面23c側に位置するように配置されており、可動シーブ21bが固定シーブ21aに対して近接離反のに連動して従動軸20の軸方向に伸縮する。スプリング24は、可動シーブ21b側の端部が凹凸形状部25の内周面(凹凸25a)によってガイドされている。
【0026】
従動軸20の一端部はエンジン側に向かって延び、この一端部に出力ギヤ27aが固定されている。出力ギヤ27aはデファレンシャル装置30のリングギヤ31に噛み合っており、デファレンシャル装置30から左右に延びる出力軸32に動力が伝達され、車輪が駆動される。
【0027】
上述したように、本実施形態の無段変速機Xは、可動シーブ21bを構成するカップ状のピストン部22bに略全周に亘って連続するように凹凸25aが形成された凹凸形状部25を有する。また、凹凸形状部25において、ピストン部22bは外接円の径が略一定とされており、凹凸25aによる表面形状の変化を回転検知センサ26(図1においては図示せず省略)によって的確に検知可能とされている。したがって、本実施形態の無段変速機Xでは、従来技術のように回転検知センサ26によって回転を検知するための孔や凹凸等を備えた部材を別途設ける必要がなく、部材点数を最小限に抑制し、省スペース化や軽量化、製造コストの抑制を図ることが可能である。また、従来技術のように回転検知用の部材を別途取り付ける必要がないため、取り付け位置精度等によるセンシング精度のばらつきやセンシング精度の低下が生じない。したがって、本実施形態の無段変速機Xは、可動シーブ21bの回転を精度よく検知することが可能である。
【0028】
本実施形態の無段変速機Xでは、作動油室22c内において、スプリング24のピストン部22b側の端部が凹凸形状部25の内周面によってガイドされているため、スプリング24の倒れや座屈を防止することが可能である。また、凹凸形状部25においては、凹凸24がピストン部22b(カップ部23a)の内外壁に亘って形成されている。そのため、カップ部23aの内側においてスプリング24の端部が凹凸部25aに当接した状態になるが、凹凸形状部25を外れた位置においてスプリング24の中間部とカップ部23aの内壁面との間には僅かなクリアランスが形成された状態になる。したがって、スプリング24が圧縮されて撓んだ状態になったとしても、スプリング24はピストン部22bの内周面などに引っかかることなくスムーズに作動する。
【0029】
また、上述したようにスプリング24のピストン部22b側の部分が凹凸部25aに当接した状態になるため、カップ部23aの内壁とスプリング24との接触面積が小さく、スプリング24の伸縮に際して作用する摩擦力も小さい。したがって、本実施形態の無段変速機Xでは、スプリング24がスムーズに伸縮可能であり、スプリング24やピストン部22bの摩耗を最小限に抑制することが可能である。
【0030】
本実施形態においては、従動側プーリ21において油圧サーボ22をなすカップ部23aに回転検知センサ26によって検知可能な凹凸形状部25を設け、凹凸形状部25によってスプリング24をガイドする等の特徴的な構成を採用したものを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、駆動プーリ11側の油圧サーボ12等においても同様の構成を採用することが可能である。
【符号の説明】
【0031】
20 従動軸(シャフト)
21 従動プーリ
21a 固定シーブ
21b 可動シーブ
22 油圧サーボ
22b ピストン部(固定ピストン)
22c 作動油室
23a カップ部
23e 周面
24 スプリング
25 凹凸形状部
25a 凹凸
26 回転検知センサ
X 無段変速機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動側のシャフトに取り付けられた駆動側プーリと従動側のシャフトに取り付けられた従動側プーリとに亘ってベルトを掛け渡し、前記駆動側プーリ及び前記従動側プーリの少なくとも一方において挟圧を作用させることにより前記ベルトの捲き掛け径を制御可能なベルト式無段変速機であって、
前記駆動側プーリ及び従動側プーリのうち少なくとも一方が、
前記シャフトに固定された固定シーブと、
前記シャフトに沿って移動することにより前記固定シーブに対して近接離反することが可能な可動シーブと、
油圧サーボと、
凹凸による面の形状変化を検出することにより可動シーブ側の回転を検知可能な回転検知センサとを備えており、
前記油圧サーボが、
前記可動シーブに対して装着されるカップ状の固定ピストンと、
前記可動シーブ及びピストンを組み合わせることにより構成される作動油室と、
前記作動油室内において一端側が前記可動シーブ側に装着され、他端側が前記固定ピストン側に装着されたスプリングとを備えており、
前記固定ピストンが、外接円の径が略一定であって、内外壁に亘って形成された凹凸が複数、略全周に亘って形成された凹凸形状部を有し、
前記回転検知センサが、前記凹凸形状部の外周面の形状変化を検知可能なように配置されており、
前記スプリングの前記ピストン側の端部が、前記凹凸形状部の内周面によってガイドされていることを特徴とするベルト式無段変速機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−47324(P2012−47324A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−192684(P2010−192684)
【出願日】平成22年8月30日(2010.8.30)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【Fターム(参考)】