説明

ペプチドおよびカルシウムマグネシウムを組み合わせた製造方法

【課題】カルシウムが細胞内に入りすぎて副作用が発生することを抑制し、安全かつ簡便に適量のカルシウムを摂取することを可能にする。
【解決手段】ペプチドおよびカルシウムマグネシウムを組み合わせた製造方法は、(a)卵殻の十分な洗浄、乾燥、粉砕を行った後、高温炉で加熱した後に常温まで冷却してから、粉砕を行って活性カルシウムを得るステップと、(b)ろ過、洗浄、乾燥、粉砕を行い、水酸化カルシウムマグネシウムを得るステップと、(c)水酸化カルシウムマグネシウムへ水を加えて攪拌して分散液を形成し、それに酢酸を加え、PH値が4.4〜4.8の酢酸カルシウムマグネシウム溶液を得るステップと、(d)酸で洗浄された新鮮な魚鱗に水を加えて加熱し、酵素を加えて攪拌した後に活性炭を加えると同時に、酢酸カルシウムマグネシウム溶液を加えて加熱し、ペプチドカルシウムマグネシウムの製品を得るステップと、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はペプチドおよびカルシウムマグネシウムを組み合わせた製造方法に関し、特に、可溶性カルシウムマグネシウムにコラーゲンペプチドを加え、人体から流失したペプチドおよびカルシウムマグネシウムを補充し、有効な予防作用を有し、カルシウムマグネシウムの拮抗作用を利用し、カルシウムの摂取率を向上させ、カルシウムが細胞内に入りすぎて副作用が発生することを抑制し、安全かつ簡便に適量のカルシウムを摂取することができる上、使用上利便性が高いペプチドおよびカルシウムマグネシウムを組み合わせたサプリメントの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
人体からカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラルが不足すると、脳梗塞、心筋梗塞、高血圧、糖尿病などの成人病、さらには肩こり、偏頭痛、小児の痙攣、老人性痴呆症などを引き起こすおそれがあった。カルシウムは、体重の1〜2%を占め、そのうちの99%は骨格および歯に存在する。特に骨格はカルシウムの貯蔵庫であり、それは形成および溶出を繰り返すことにより血中のカルシウム濃度を一定に保つことができる。成長期の骨格ではカルシウムの形成が溶出よりも多いため、骨格のカルシウム貯蔵量が最大になるまでカルシウム量が増大する。しかし、カルシウム摂取量が一定でないとき、骨格から遊離したカルシウムが体液組織に供給されて骨格が脆くなることがあり、このような状況が度々起こる場合、骨粗鬆症の原因となるため、骨粗鬆症を患う高齢者が多くなってきている。特に女性は、閉経に伴ってカルシウムの吸収率が大幅に下がると、骨格から大量のカルシウムが溶出されるため、骨粗鬆症が起こり易い傾向にあった。
【0003】
人体にあるマグネシウムは約25gであり、ミネラルのなかで四番目に量が多く、そのうちの60〜65%は骨格の中に存在し、残りは軟体組織に存在する。また、マグネシウムの大部分は細胞内液に分布し、生命の維持に不可欠な生理作用の機能を有する。
【0004】
カルシウムとマグネシウムは体内で拮抗作用があるため、その摂取には注意が必要である。つまり、どちらか一方のミネラルが多すぎる場合、他方のミネラルの吸収、代謝が阻害され、カルシウムの摂取量が多すぎるだけで、体内でのマグネシウムの沈殿の促進、体内のマグネシウム不足を引き起こし、心筋梗塞、狭心症の発症率も高くなった。
【0005】
拮抗作用の発生を防止するには、摂取するカルシウムとマグネシウムとの割合を2:1にすることが好ましい。例えば、18〜29歳の男性が1日に必要な量は、カルシウム700mgであり、マグネシウム310mgである。18〜29歳の女性が1日に必要な量は、カルシウム600mgであり、マグネシウム250mgである。また、30歳以上の男性が1日に必要な量は、カルシウム600mgであり、マグネシウム320mgである。30歳以上の女性が1日に必要な量は、カルシウム600mgであり、マグネシウム260mgである。妊娠中または閉経した女性が1日に必要な量は800〜1,000mg以上であるが、カルシウムおよびマグネシウムは二価物であり、それぞれ一般に難溶物であり、一般に我々の生活で食用する食酢は、アルコールに酢酸菌を加えて発酵させた酢酸食物である。この酢酸は、生化学的には糖、アミノ酸、脂肪などの代謝産物が重要な役割を担い、アセチルリン酸(acetyl phosphate)または補酵素Aの形態により身体内の代謝系に関係し、脂肪、テルペン(turpene)、ステロイド(steroid)などの2次代謝産物に変換し、カルシウムを溶け易くすることができる以外に、血液内の糖、アミノ酸、脂肪を燃焼させる加速剤として作用し、カルシウムマグネシウムが酢酸の作用により生成される酢酸カルシウム、酢酸マグネシウムは可溶性であるため、人体に容易に吸収される。
【0006】
カルシウムは、骨格または歯の形成に不可欠な成分であることが広く知られているが、生命を支える最も重要な栄養素であることも最近分かってきており、現在、カルシウムは医学の最先端で注目されている。人体は、カルシウムの摂取量が不足すると、骨格から溶出されるが、骨格からカルシウムが溶出すると骨格が細く弱くなり、いわゆる「骨粗鬆症」の原因となる。骨粗鬆症の人に限り、カルシウムが大動脈に留まることにより、動脈硬化が形成される一方、カルシウムが不足すると身体が酸性となって目が見えなくなったり、白血球の殺菌能力が低くなったり、出血が止まらなくなったり、細胞分裂の遺伝子が活動しなくなったり、出産時の陣痛が弱くなったり、性格が興奮しやすくなったりするなどの様々な障害を引き起こすようになった。このように健康にとってカルシウムは、必要不可欠な無機物質である。
【0007】
骨格の構成成分には、コラーゲン、コンドロイチン、豊富なリン含量、カルシウムマグネシウム組成物などが含まれる。カルシウムマグネシウム組成物は、骨格の形成に必要なビタミンKおよびビタミンDの摂取を促すことを助け、老人性痴呆症(alzheimer)、パーキンソン病(痙攣麻痺)、糖尿病、動脈硬化症、心臓病、高血圧、脳梗塞、虚血性心疾患、脳出血、骨粗鬆症、頭痛、緊張、尿結石、不整脈、突然死、肝臓病などの予防に対し有効な効果を有する。
【0008】
カルシウムは生命活動にとって必要なミネラルの一種であり、人体を支持する骨格成分にとっても必要不可欠であり、カルシウムの摂取量不足により副甲状腺ホルモンの分泌異常や血管を構成する弾性繊維の硬化を引き起こすだけでなく、高血圧、動脈硬化症、糖尿病、老人性痴呆症、骨粗鬆症などの疾病や成人病(文明病)を引き起こすだけでなく、アトピーやアレルギー、筋肉や神経の興奮、筋肉の痙攣、焦りや被害妄想などの精神不安を引き起こすおそれもあった。カルシウム自体は、吸収率が低い物であり、一般の食物の吸収率は10〜30%であり、吸収率が高いとされる牛乳または乳製品でも50%しかなく、食品に含まれるカルシウムはその大部分が体内で吸収されずに体外に排出される。また、反対にカルシウムを摂取しすぎた場合、血液または細胞内のカルシウム濃度が高くなり、神経の興奮度の低下、筋肉弛緩、憂鬱病などの副作用を引き起こし、時には意識障害を引き起こすおそれもあった。
【0009】
カルシウム吸収率を高めるとともに、過剰摂取されたカルシウムにより引き起こされる副作用を抑制させるためには、マグネシウム成分を含有させる必要があった。マグネシウムは、カルシウムと異なり、摂取量が多すぎても人体に副作用が起こらず、一般にマグネシウムとカルシウムの重量比(マグネシウム/カルシウム)は0.3〜1.0が好ましく、カルシウムマグネシウム組成物の栄養補助食品を人体が摂取すると、血清値を低下させて副甲状腺ホルモンの分泌異常を抑制し、高血圧などに代表される成人病を予防することができる。
【0010】
いわゆる副甲状腺の分泌異常は、骨格からのカルシウム溶出を助長させ、血管壁の細胞硬化を引き起こし、動脈硬化、心臓病、脳梗塞、虚心性心疾患、脳出血、不整脈、突然死などを引き起こすことがあった。
【0011】
カルシウムマグネシウム組成物を含有する栄養補助食品を摂取すると、副甲状腺ホルモンの分泌を正常化させ、動脈硬化、心臓病、脳梗塞、虚血性心疾患、脳出血、不整脈、突然死などを予防することができる他、さらに重要なことには骨格から溶出しすぎたカルシウムがある場合、細胞内外のカルシウム濃度を不均衡にし、腎臓のインシュリン分泌を低下させ、神経細胞の情報伝達異常、糖尿病、肝臓病、老人性痴呆症、パーキンソン病などを引き起こすことがあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の目的は、可溶性カルシウムマグネシウムにコラーゲンペプチドを加え、人体から流失したペプチドおよびカルシウムマグネシウムを補充し、有効な予防作用を有し、カルシウムマグネシウムの拮抗作用を利用し、カルシウムの摂取率を向上させ、カルシウムが細胞内に入りすぎて副作用が発生することを抑制し、安全かつ簡便に適量のカルシウムを摂取することができる上、使用上利便性が高いペプチドおよびカルシウムマグネシウムを組み合わせた製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
(a)活性カルシウムの製造:卵殻の十分な洗浄、乾燥、粉砕を行った後、高温炉で1,050〜1,200℃まで加熱して3時間温度を保持した後に常温まで冷却してから、粉砕を行って活性カルシウム(酸化カルシウム)を得るステップと、(b)水酸化カルシウムマグネシウムの製造:前記活性カルシウムの製造ステップで得た前記活性カルシウムを水に加えるとともに、珪藻土を加えて均一な分散液を形成した後、ゆっくりと苦汁を滴下してから水を加えると同時に、濃度が21%の水酸化ナトリウムを用いてPH値を11.9〜12.1に調整した後、30分間攪拌し、ろ過、洗浄、乾燥、粉砕を行い、水酸化カルシウムマグネシウムを得るステップと、(c)酢酸カルシウムマグネシウムの製造:前記水酸化カルシウムマグネシウムへ水を加えて攪拌して分散液を形成し、それに濃度が99.5%の酢酸を加え、PH値が4.4〜4.8の酢酸カルシウムマグネシウム溶液を得るステップと、(d)総合反応:酸で洗浄された新鮮な魚鱗に水を加えて50〜60℃へ加熱し、酵素を加えて3時間攪拌した後に活性炭を加えると同時に、前記酢酸カルシウムマグネシウム溶液を加えて85〜90℃まで加熱して30分間温度を保持した後に、ろ過して得た溶液を濃縮、乾燥させてペプチドカルシウムマグネシウムの製品を得るステップと、を含むことを特徴とするペプチドおよびカルシウムマグネシウムを組み合わせた製造方法。
【発明の効果】
【0014】
以上の説明から明らかなように、本発明のペプチドおよびカルシウムマグネシウムを組み合わせた製造方法は、人体に対し有効な予防作用を有し、カルシウムマグネシウムの拮抗作用を利用し、カルシウムの摂取率を向上させ、カルシウムが細胞内に入りすぎて副作用が引き起こされることを抑制し、安全かつ簡便に適量のカルシウムを摂取することができる上、使用上利便性が高い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の一実施形態によるペプチドおよびカルシウムマグネシウムを組み合わせた製造方法は、まず、カルシウム源である有機原料の卵殻を粉状に粉砕した後に、約1,200℃で加熱させるが、人体に無害で炭素成分が全く含まれていない活性カルシウムの卵殻が有する特性は失われない。
【0016】
本実施形態のマグネシウム源は、天然の海水を濃縮させて食塩を得た後の濃縮液(苦汁)であり、この苦汁には、美肌効果や人体の健康を増進させる様々な金属イオン(特に、24〜28%のマグネシウムイオン)を含み、活性カルシウムと混合させてカルシウムマグネシウム水酸化物を生成し、脱水、乾燥、粉砕を行い、粉末状のカルシウムマグネシウムの水酸化物を得て、この水酸化物と、食酢または醸造した酢酸とにより水溶性の酢酸カルシウムマグネシウムを生成してから、魚鱗を酵素分解させて生成したペプチド液を加熱除菌し、活性炭およびろ過助剤(例えば、不純物の除去を補助する珪藻土など)を加えてろ過を行い、濃縮乾燥させてペプチドカルシウムマグネシウムを得る。
【0017】
図1を参照する。図1は、本発明の一実施形態による製造工程を示すフロー図である。本発明の一実施形態による製造方法には、以下のステップが含まれる。
【0018】
(a)活性カルシウムの製造:
図2を参照する。図2は、本発明の一実施形態による活性カルシウムの製造工程を示すフロー図である。卵殻の十分な洗浄、乾燥、粉砕を行った後、100gの卵殻粉を秤量し、高温炉により1,050〜1,200℃まで加熱し、その温度を3時間保持してから常温に冷却し、粉砕を行って56gの活性カルシウム(酸化カルシウム)を得る。
【0019】
(b)水酸化カルシウムマグネシウムの製造:
図3を参照する。図3は、本発明の一実施形態による水酸化カルシウムマグネシウムの製造工程を示すフロー図である。ステップ(a)で得られた活性カルシウム56gを水1,000gに加えるとともに、珪藻土100gを加えて均一な分散液を形成し、ゆっくりと苦汁800gを滴下してから水1,000gを加えると同時に、濃度が21%の水酸化ナトリウム(NaOH)を用いてPH値を11.9〜12.1に調整してから30分間攪拌し、ろ過、洗浄、乾燥、粉砕を行い、水酸化カルシウムマグネシウム252g(約100gの珪藻を含有する)を得る。
【0020】
(c)酢酸カルシウムマグネシウムの製造:
図4を参照する。図4は、本発明の一実施形態による酢酸カルシウムマグネシウムの製造工程を示すフロー図である。水酸化カルシウムマグネシウム252gへ水1,000gを加えて攪拌して分散液を形成し、それに濃度が99.5%の酢酸300gを加えると同時に加熱しながら少量の水を加え、PH4.4〜4.8の酢酸カルシウムマグネシウム溶液1,600gを得る。
【0021】
(d)総合反応:
図5を参照する。図5は、本発明の一実施形態による総合反応を示すフロー図である。図5に示すように、酸で洗浄された新鮮な魚鱗2,040gを水2,500gに加えて50〜60℃まで加熱し、酵素2gを加えて3時間攪拌した後に活性炭10gを加えると同時に、酢酸カルシウムマグネシウム液1,600gを加えて加熱し、85〜90℃で30分間保持した後にろ過し、溶液5,470gを得てから1,480gまで濃縮させ、乾燥させて1,006gのペプチドカルシウムマグネシウムの製品を得る。
【0022】
また、本発明の一実施形態では、卵殻の十分な洗浄、乾燥、粉砕を行った後、2,500gの卵殻粉を秤量し、高温炉で1,050〜1,200℃まで加熱してその温度を3時間保持してから常温まで冷却させ、粉砕して活性カルシウム(酸化カルシウム)1,400gを得る。この1,400gの活性カルシウムを25,000gの水に加えて珪藻土2,500gを加えて均一な分散液を形成した後、ゆっくりと苦汁20,000gを滴下してから水25,000gを加えると同時に、21%の水酸化ナトリウム(NaOH)を用いてPH値を11.9〜12.1に調整してから30分間攪拌し、ろ過、洗浄、乾燥、粉砕を行って水酸化カルシウムマグネシウム5,490gを得る。また、25,000gの水を水酸化カルシウムマグネシウム5,490gへ加えて攪拌して分散液を生成し、それに濃度が99.5%の酢酸7,600gを加えると同時に加熱しながら少量の水を加え、PH4.4〜4.8の酢酸カルシウムマグネシウム溶液44,695gを得る。酸で洗浄された新鮮な魚鱗50,000gを水62,500gに加えて50〜60℃まで加熱し、酵素50gを加えて3時間攪拌した後に活性炭250gを加えると同時に、酢酸カルシウムマグネシウム液44,695gを加えて加熱し、85〜90℃に30分間保持した後にろ過を行い、溶液137,000gを得てから50,000gまで濃縮し、それを乾燥させて25,000gのペプチドカルシウムマグネシウムの製品を得る。
【0023】
上述したことから分かるように、本発明のペプチドおよびカルシウムマグネシウムを組み合わせた製造方法は、従来技術と異なり、可溶性カルシウムマグネシウムにコラーゲンペプチドを加え、人体から流失したペプチドおよびカルシウムマグネシウムを補充することにより、老人性痴呆症、骨粗鬆症、パーキンソン病(痙攣麻痺)、糖尿病、動脈硬化症、心臓病、高血圧、脳梗塞、虚血性心疾患、脳出血、頭痛、緊張、尿結石などの病気に対し有効な予防効果がある。また、カルシウムマグネシウムの拮抗作用を利用し、カルシウムの摂取率を向上させるとともに、カルシウムが細胞内に入りすぎて副作用が引き起こされることを抑制し、安全かつ簡便に適量のカルシウムを摂取することができる上、使用上利便性が高い。
【0024】
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施形態によるペプチドおよびカルシウムマグネシウムを組み合わせた製造方法を示すフロー図である。
【図2】本発明の一実施形態による活性カルシウムの製造工程を示すフロー図である。
【図3】本発明の一実施形態による水酸化カルシウムマグネシウムの製造工程を示すフロー図である。
【図4】本発明の一実施形態による酢酸カルシウムマグネシウムの製造工程を示すフロー図である。
【図5】本発明の一実施形態による総合反応を示すフロー図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)活性カルシウムの製造:卵殻の十分な洗浄、乾燥、粉砕を行った後、高温炉で1,050〜1,200℃まで加熱して3時間温度を保持した後に常温まで冷却してから、粉砕を行って活性カルシウム(酸化カルシウム)を得るステップと、
(b)水酸化カルシウムマグネシウムの製造:前記活性カルシウムの製造ステップで得た前記活性カルシウムを水に加えるとともに、珪藻土を加えて均一な分散液を形成した後、ゆっくりと苦汁を滴下してから水を加えると同時に、濃度が21%の水酸化ナトリウムを用いてPH値を11.9〜12.1に調整した後、30分間攪拌し、ろ過、洗浄、乾燥、粉砕を行い、水酸化カルシウムマグネシウムを得るステップと、
(c)酢酸カルシウムマグネシウムの製造:前記水酸化カルシウムマグネシウムへ水を加えて攪拌して分散液を形成し、それに濃度が99.5%の酢酸を加え、PH値が4.4〜4.8の酢酸カルシウムマグネシウム溶液を得るステップと、
(d)総合反応:酸で洗浄された新鮮な魚鱗に水を加えて50〜60℃へ加熱し、酵素を加えて3時間攪拌した後に活性炭を加えると同時に、前記酢酸カルシウムマグネシウム溶液を加えて85〜90℃まで加熱して30分間温度を保持した後に、ろ過して得た溶液を濃縮、乾燥させてペプチドカルシウムマグネシウムの製品を得るステップと、を含むことを特徴とするペプチドおよびカルシウムマグネシウムを組み合わせた製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−280564(P2009−280564A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−286587(P2008−286587)
【出願日】平成20年11月7日(2008.11.7)
【出願人】(508332221)
【Fターム(参考)】