説明

ホットメルト塗布状態検査装置

【課題】検査精度を低下させることなく従来よりも高速で検査対象物を搬送しつつその検査対象物のホットメルト接着剤の塗布状態を検査することが可能なホットメルト状態検査装置を提供する。
【解決手段】シートコンベア4にてシート3を搬送しつつそのシート3の接着剤供給部Pgにホットメルト接着剤Gが正常に塗布されているか否か検査するホットメルト塗布状態検査装置20において、前記コンベアの搬送経路上に設定された検査位置P2の温度を検出する温度センサ21と、シート3の接着剤供給部Pgが検査位置P2を通過しているときに温度センサ21が検出した温度が第1判定温度θ1以上になってから第2判定温度θ2以下になるまでの温度検出時間Tに基づいて接着剤供給部Pgにホットメルト接着剤Gが正常に塗布されているか否か判別する判別装置22とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査対象物に塗布されたホットメルト接着剤の温度に基づいてそのホットメルト接着剤が正常に塗布されているか否か検査するホットメルト塗布状態検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように缶などを包装する包装箱は、内フラップにホットメルト接着剤を塗布し、その後内フラップに天面や外フラップを接着することにより組み立てられる。このようにホットメルト接着剤を用いて組み立てられる製品においては、塗布されたホットメルト接着剤の量が少ないなど組み立て時にホットメルト接着剤の塗布状態に異常があると、接着力が不足し、製品が分解するおそれがある。そこで、ホットメルト接着剤が塗布された部分の温度を検出し、その検出した温度に基づいてホットメルト接着剤が正常に塗布されているか否か検査する検査装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平9−142415号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の装置のように、ホットメルト接着剤が塗布された部分の温度に基づいてその部分のホットメルト接着剤の状態を検査する装置では、一般に検出した温度が所定の基準温度以上の場合にその温度が検出された部分にホットメルト接着剤が塗布されていると判断している。このような装置では、正常に塗布された場合におけるホットメルト接着剤の塗布面積が小さい検査対象物を検査する場合、検査対象物の搬送速度を高速化すると検査精度を低下するおそれがある。例えば、所定の基準温度を高くすると、塗布されたホットメルト接着剤のうちその基準温度よりも温度が高い部分が小さくなる。そのため、検査対象物の搬送速度を高速化するとセンサによって基準温度よりも高い部分を精度良く検出できず、正常にホットメルト接着剤が塗布されていても、その塗布状態に異常があると判断されるおそれがある。一方、所定の基準温度を低くすると、塗布されたホットメルト接着剤のうちその基準温度よりも温度が高い部分が大きくなるが、検査対象物自体の温度が高い場合にホットメルト接着剤以外の部分にもホットメルト接着剤が塗布されていると判断されるおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、検査精度を低下させることなく従来よりも高速で検査対象物を搬送しつつその検査対象物のホットメルト接着剤の塗布状態を検査することが可能なホットメルト状態検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のホットメルト塗布状態検査装置は、コンベア(4)にて検査対象物(3)を搬送しつつその検査対象物の所定の部位(Pg)にホットメルト接着剤(G)が正常に塗布されているか否か検査するホットメルト塗布状態検査装置(20)において、前記コンベアの搬送経路上に設定され、かつ前記コンベアにて搬送されている検査対象物の前記所定の部位が通過する検査位置(P2)の温度を検出する温度検出手段(21)と、前記検査対象物の前記所定の部位が前記検査位置を通過しているときに前記温度検出手段が検出した温度が第1判定温度(θ1)以上になってから前記第1判定温度よりも低い第2判定温度(θ2)以下になるまでの温度検出時間(T)に基づいて前記所定の部位にホットメルト接着剤が正常に塗布されているか否か判別する判別手段(22)と、を備えていることにより、上述した課題を解決する。
【0007】
本発明のホットメルト塗布状態検査装置によれば、温度検出手段が検出した温度が第1判定温度以上になってからの時間に基づいて判別するので、ホットメルト接着剤が塗布されている部分から温度検出時間をカウントすることができる。そのため、ホットメルト接着剤が塗布されていない部分から誤って温度検出時間がカウントされることを防止できる。また、その温度検出時間は、温度検出手段が検出した温度が第1判定温度より低い第2判定温度以下になるまでカウントされるので、第1判定温度のみで温度検出時間をカウントする場合よりも温度検出時間がカウントされる期間を長くできる。そのため、検査対象物を高速で搬送しても温度検出時間が極端に短くなることを防止できる。従って、正常に塗布された場合におけるホットメルト接着剤の塗布面積が小さい検査対象物でも検査対象物を高速で搬送しつつその検査対象物のホットメルト接着剤の塗布状態を精度良く検査することができる。
【0008】
本発明のホットメルト塗布状態検査装置の一形態において、前記判別手段は、前記温度検出時間が予め設定した判定値未満の場合に前記所定の部位のホットメルト接着剤の塗布状態に異常があると判別してもよい。正常に塗布された場合と比較して塗布されたホットメルト接着剤の量が少ない場合、又は塗布されたホットメルト接着剤が冷却された場合には温度検出時間が短くなる。そのため、判定値を適切に設定することにより、温度検出時間が判定値未満の場合には、ホットメルト接着剤の塗布状態に異常があると判断することができる。
【0009】
本発明のホットメルト塗布状態検査装置の一形態において、前記所定の部位には、中央部分の高さが最も高い粒状にホットメルト接着剤が塗布されてもよい。このように粒状に塗布されたホットメルト接着剤では、その中央から周囲に向かって徐々に温度が低くなる。そのため、一つの温度を基準として塗布状態を検査しようとすると円状の部分の温度でしか検査できない。一方、本発明の検査装置では、第1判定温度及びそれより低い第2判定温度の2つの判定温度で塗布状態を検査するので、中央の円状の部分及びその周囲のリング状の部分の両方の部分の温度で検査できる。そのため、このようにホットメルト接着剤が粒状に塗布された検査対象物でも検査対象物を高速で搬送しつつその検査対象物のホットメルト接着剤の塗布状態を検査することができる。
【0010】
本発明のホットメルト塗布状態検査装置の一形態においては、前記検査対象物が包装箱(7)に成形される包装資材としてのシート(3)であってもよい。このような包装箱は、シートの各部をホットメルト接着剤にて接着して成形されるので、本発明のホットメルト塗布状態検査装置を好適に適用できる。
【0011】
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【発明の効果】
【0012】
以上に説明したように、本発明のホットメルト塗布状態検査装置によれば、温度検出手段が検出した温度が第1判定温度以上になってから第1判定温度よりも低い第2判定温度以下になるまでの温度検出時間に基づいてホットメルト接着剤の塗布状態を判別するので、塗布されているホットメルト接着剤を精度良く検出できるとともに検査対象物を高速で搬送しても温度検出時間が極端に短くなることを防止できる。そのため、検査精度を低下させることなく従来よりも高速で検査対象物を搬送しつつその検査対象物のホットメルト接着剤の塗布状態を検査することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、本発明の一形態に係るホットメルト塗布状態検査装置が組み込まれたケーサーの概略構成を示している。このケーサー1では、シートマガジン2から平板状の包装資材としてのシート3が一枚ずつ取り出される。シート3は段ボール又は板紙といった包装材料から構成されている。各シート3は、所定の半製品状態(組み立て途中の状態)に折り曲げられてシートコンベア4に周期的に載置される。シートマガジン2からのシート3の取り出しは、例えば吸引力を利用してシート3を搬送する吸着型の装置にて行われる。シートコンベア4に載置されたシート3は、シートコンベア4によって所定のピッチで一列に一定速度で直線的に搬送される。シートコンベア4の側方には缶用コンベア5が設けられている。缶用コンベア5は、包装対象物としての飲料缶(内容物が充填された完成品である。)6を搬送するものであって、シートコンベア4と同一方向に同一速度で走行駆動される。
【0014】
缶用コンベア5によって搬送される飲料缶6は、缶用コンベア5とシートコンベア4との間をそれらの搬送方向と直交する方向に往復するプッシャ(不図示)により、シート3上に所定数ずつ一括して押し込まれる。その後、シート3は不図示の成形装置により完成状態へと折り曲げられる。この際、図1に示したようにシート3は、まず天面部3aが飲料缶6を覆うように折り曲げられるとともに、その天面部3aと飲料缶6との間に挿入されるように第1内フラップ3bが折り曲げられる。続いて第1内フラップ3bの外側に天面部3aの一部が重ねて貼り付けられる。次に残りの開口部が閉じられるように第2内フラップ3cが折り曲げられる。その後、外フラップ3dが第2内フラップ3cの外側に重ねて貼り付けられる。このようにシート3の各部が折り曲げられて貼り付けられることにより、所定数の飲料缶6を収容した包装箱(以下、カートンと称することがある。)7が製造される。
【0015】
図1に示したようにケーサー1には、第1内フラップ3bにホットメルト接着剤Gを塗布する接着剤塗布装置10及び第1内フラップ3bにホットメルト接着剤Gが正常に塗布されているか否か検査するホットメルト塗布状態検査装置(以下、塗布状態検査装置と略称することがある。)20が設けられている。図2及び図3は、接着剤塗布装置10及び塗布状態検査装置20を拡大して示している。なお、図2は、接着剤塗布装置10及び塗布状態検査装置20を図3の矢印II方向から見た図であり、図3は接着剤塗布装置10及び塗布状態検査装置20を図2の矢印III方向から見た図である。これら接着剤塗布装置10及び塗布状態検査装置20は、シートコンベア4の搬送経路上において天面部3a及び第1内フラップ3bが折り曲げられた後、かつこれらが接着される前に設けられる。
【0016】
図3に示したように接着剤塗布装置10は、ホットメルト接着剤Gを第1内フラップ3bに向かってホットメルト接着剤Gを射出する4台のホットメルトガン11を備えている。この図に示したようにこれらのホットメルトガン11は、シートコンベア4を横断する方向に等間隔で並べて配置されている。これらのホットメルトガン11には、不図示の供給装置からホットメルト接着剤Gが供給される。そして、これらのホットメルトガン11は、シートコンベア4の上方に配置され、シート3の第1内フラップ3bが図3の接着剤供給位置P1に到達したときにその第1内フラップ3bにホットメルト接着剤Gが塗布されるように制御される。このように各ホットメルトガン11が制御されることにより、図4に示したように第1内フラップ3bに設定された4箇所の接着剤供給部Pgにホットメルト接着剤Gを塗布することができる。なお、図4においては、缶6の図示を省略した。この際、これら接着剤供給部Pgには、図5に示したようにホットメルト接着剤Gが中央部分Cの高さが最も高くなる粒状に塗布される。
【0017】
塗布状態検査装置20は、温度検出手段としての4つの温度センサ21と、それら温度センサ21が接続される判別手段としての判別装置22とを備えている。温度センサ21としては、例えば検査対象から放射される赤外線の強度を測定し、これにより検査対象の温度を測定する赤外線温度センサが設けられる。図2に示したように各温度センサ21は、シートコンベア4の上方にそれぞれ配置されている。また、図3に示したように各温度センサ21は、各ホットメルトガン11の下流にホットメルトガン11と1対1で対応するようにシートコンベア4を横断する方向にホットメルトガン11と同じ間隔で並べて配置されている。そして、各温度センサ21は、接着剤供給位置P1よりもシート3の搬送方向下流に設定され、接着剤供給部Pgが通過する検査位置P2の温度を検出するように設けられている。そのため、これら4つの温度センサ21によって検査位置P2を通過している接着剤供給部Pgの温度を検出することができる。このように温度センサ21で接着剤供給部Pgの温度を検出することにより、形成途中のシート3が本発明の検査対象物に相当し、接着剤供給部Pgが本発明の所定の部位に相当する。
【0018】
各温度センサ21からは、検出した温度に対応する信号がそれぞれ出力される。判別装置22には、これらの出力信号が入力される。なお、判別装置22は、例えばマイクロプロセッサ及びその動作に必要なRAM、ROM等の周辺機器を含んだコンピュータユニットによって実現されてもよいし、ハードウェア制御回路によって実現されてもよい。判別装置22は、各温度センサ21からの出力信号に基づいて各接着剤供給部Pgにホットメルト接着剤Gが正常に塗布されているか否か判別する。
【0019】
次に図5及び図6を参照して判別装置22にて実行されているホットメルト接着剤Gの塗布状態の判別方法について説明する。なお、図6は、接着剤供給部Pgが検査位置P2を通過しているときに温度センサ21が検出する温度の時間変化の一例を示している。判別装置22は、まず接着剤供給部Pgが検査位置P2を通過しているときに温度センサ21が検出した温度が所定の第1判定温度θ1以上になってから第1判定温度θ1より低い第2判定温度θ2以下になるまでの時間である温度検出時間Tを計時する。第1判定温度θ1には、第1内フラップ3bの表面とホットメルト接着剤Gとを確実に区別可能な温度、すなわち接着剤供給部Pgにホットメルト接着剤Gが塗布されていることを確実に判別可能な温度が設定される。この第1判定温度θ1としては、例えば70°Cが設定される。第2判定温度θ2には、上述したように第1判定温度θ1よりも低い温度が設定され、例えば60°Cが設定される。
【0020】
その後、判別装置22は、計時した温度検出時間Tと予め設定した判定値とを比較し、温度検出時間Tが判定値以上であればホットメルト接着剤Gが正常に塗布されていると判断する。一方、判別装置22は、温度検出時間Tが判定値未満の場合、ホットメルト接着剤Gの塗布状態に異常があると判断する。なお、判定値は、例えば予めホットメルト接着剤Gが正常に塗布されているシート3をこの塗布状態検査装置20で検査する実験や数値計算などで求めて判別装置22に記憶させておけばよい。この判断は、各接着剤供給部Pgに対して行われ、4つの接着部供給部Pgのうちのいずれかの1つにでも異常があると判断された場合にはそのシート3に異常があると判断される。
【0021】
図5に示したようにホットメルト接着剤Gが中央部分Cの高さが最も高い粒状に塗布される場合、その温度は中央部分Cがもっと高く、周囲に向かうに従って漸次低くなる。第1判定温度θ1にはホットメルト接着剤Gを確実に判別可能なように高めの温度が設定されるので、温度検出時間Tはホットメルト接着剤Gの中央部分Cが検査位置P2を通過すると計時が開始される。一方、第2判定温度θ2には第1判定温度θ1より低い温度が設定されるので、温度検出時間Tはホットメルト接着剤Gの中央部分Cが検査位置P2を通過し、その中央部分Cの周囲の部分が通過しているときに計時が終了する。そのため、この温度検出時間Tを第1判定温度θ1のみで計時したものと仮定するならば、図5に想像線で示したようにホットメルト接着剤Gの粒を仮想的に大きく見せることができる。従って、シートコンベア4にて従来よりも高速でシート3を搬送してもホットメルト接着剤Gの塗布状態を検査することができる。
【0022】
以上に説明したように、本発明の塗布状態検査装置20においては、温度センサ21が検出した温度が第1判定温度θ1以上になると温度検出時間Tの計時が開始されるので、ホットメルト接着剤Gが塗布されていない部分の温度で温度検出時間Tの計時が開始されることを防止できる。また、温度検出時間Tは、温度センサ21が検出した温度が第1判定温度θ1より低い第2判定温度θ2以下になると計時が終了されるので、第1判定温度θ1のみで温度検出時間Tを計時する場合よりも温度検出時間Tが短くなることを防止できる。すなわち、ホットメルト接着剤Gの塗布状態を検査するために必要な温度検出時間Tを確実に計時することができる。従って、検査精度を低下させることなく従来よりも高速でシート3を搬送しつつそのシート3のホットメルト接着剤Gの塗布状態を検査することができる。
【0023】
なお、判別装置22は、ホットメルト接着剤Gの塗布状態に異常があると判断した場合、モニタや警告灯等を利用してその異常をケーサー1のオペレータに通知してもよい。また、この際ケーサー1の動作を停止させてもよい。これにより、ホットメルト接着剤Gの塗布状態に異常があるカートン7が成形されることを防止できる。
【0024】
本発明は上述した形態に限定されることなく種々の形態にて実施してよい。例えば、本発明の塗布状態検査装置にて検査される検査対象物は形成途中のシートに限定されない。本発明の塗布状態検査装置では、ホットメルト接着剤にて各部が接着されることにより成形される種々の製品を検査してよい。検査対象物に塗布されているホットメルト接着剤の温度を計測するセンサは赤外線温度センサに限定されず、ホットメルト接着剤の温度を非接触で検出可能な種々のセンサを使用してよい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一形態に係るホットメルト塗布状態検査装置が組み込まれたケーサーの概略構成を示す図。
【図2】接着剤塗布装置及び塗布状態検査装置を拡大して示す図。
【図3】接着剤塗布装置及び塗布状態検査装置を図2の矢印III方向から見た図。
【図4】形成途中のカートンを示す図。
【図5】塗布されたホットメルト接着剤の断面を示す図。
【図6】接着剤供給部が検査位置を通過しているときに温度センサが検出する温度の時間変化の一例を示す図。
【符号の説明】
【0026】
3 シート(検査対象物)
4 シートコンベア
7 包装箱
20 ホットメルト塗布状態検査装置
21 温度センサ(温度検出手段)
22 判別装置(判別手段)
G ホットメルト接着剤
P2 検査位置
θ1 第1判定温度
θ2 第2判定温度
Pg 接着剤供給部(所定の部位)
C 中央部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベアにて検査対象物を搬送しつつその検査対象物の所定の部位にホットメルト接着剤が正常に塗布されているか否か検査するホットメルト塗布状態検査装置において、
前記コンベアの搬送経路上に設定され、かつ前記コンベアにて搬送されている検査対象物の前記所定の部位が通過する検査位置の温度を検出する温度検出手段と、前記検査対象物の前記所定の部位が前記検査位置を通過しているときに前記温度検出手段が検出した温度が第1判定温度以上になってから前記第1判定温度よりも低い第2判定温度以下になるまでの温度検出時間に基づいて前記所定の部位にホットメルト接着剤が正常に塗布されているか否か判別する判別手段と、を備えていることを特徴とするホットメルト塗布状態検査装置。
【請求項2】
前記判別手段は、前記温度検出時間が予め設定した判定値未満の場合に前記所定の部位のホットメルト接着剤の塗布状態に異常があると判別することを特徴とする請求項1に記載のホットメルト塗布状態検査装置。
【請求項3】
前記所定の部位には、中央部分の高さが最も高い粒状にホットメルト接着剤が塗布されることを特徴とする請求項1又は2に記載のホットメルト塗布状態検査装置。
【請求項4】
前記検査対象物が包装箱に成形される包装資材としてのシートであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のホットメルト塗布状態検査装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−145364(P2010−145364A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−326031(P2008−326031)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【出願人】(307027577)麒麟麦酒株式会社 (350)
【Fターム(参考)】