説明

ポリアルキレンオキシド基および四級化窒素原子を含有するコポリマー

本発明は、一般式(I)[式中、Yが−O−を示す場合には、Xは−CH−または−CO−であり;Yが−NH−を示す場合には、Xは−CO−であり;Yは、−O−または−NH−であり;Rは、水素またはメチルであり;Rは、同じかまたは異なってC〜C−アルキレン基であり、この場合、これらはブロックごとまたはランダムに配置されていてもよく;Rは、水素またはC〜C−アルキルであり;nは3〜50の整数である]のモノエチレン系不飽和ポリアルキレンオキシドモノマー少なくとも1種60〜99質量%(B)四級化窒素含有モノエチレン系不飽和モノマー少なくとも1種 1〜40質量%(C)陰イオン性モノエチレン系不飽和モノマー 0〜39質量%(D)他の非イオン性モノエチレン系不飽和モノマー 0〜30質量%を共重合された形で含有し、かつ平均分子量M2000〜100000を有するコポリマーに関する。さらに本発明は、粘土鉱物のための分散剤としての前記コポリマーの使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、
(A)一般式I
【0002】
【化1】

[式中、可変基は以下の意味を有していてもよい:
Yが−O−を示す場合には、Xは−CH−または−CO−であり;
Yが−NH−を示す場合には、Xは−CO−であり;
Yは−O−または−NH−であり;
は水素またはメチルであり、
は同じかまたは異なってC〜C−アルキレン基であり、この場合、これらは、直鎖または分枝であってもよく、かつブロック毎またはランダムに配置されていてもよく;
は水素またはC〜C−アルキルであり;
nは3〜50の整数である]のモノエチレン系不飽和ポリアルキレンオキシドモノマー少なくとも1種 60〜99質量%、
(B)四級化窒素含有モノエチレン系不飽和モノマー少なくとも1種 1〜40質量%、
(C)陰イオン性モノエチレン系不飽和モノマー 0〜39質量%、および
(D)他の非イオン性モノエチレン系不飽和モノマー 0〜30質量%
を共重合の形で含有し、かつ、平均分子量M2000〜100000を示す。
【0003】
さらに本発明は、これらのコポリマーの粘土鉱物のための分散剤としての使用に関する。
【0004】
洗浄工程は、第1洗浄作用と第2洗浄作用とに区別される。第1洗浄作用としては、衣料用洗浄剤の本来の汚れ除去作用であるとされる。第2洗浄作用としては、洗浄液から遊離した汚れの布地上への再付着により生じる作用を回避するものであるとされる。繊維製品は洗浄工程から洗浄工程へとますます灰色化し、その際、これらの潜行性の灰色化過程は、ほとんど逆戻りすることはない。綿からなる繊維製品が灰色化するのを防ぐために、洗剤にしばしば、カルボキシメチルセルロース(CMC)のナトリウム塩を添加する。さらにポリアクリル酸およびアクリル酸−マレイン酸−コポリマーも灰色化防止作用を有する。しかしながらこれらポリマーの作用は、粘土含有汚れに関して十分なものではなかった。
【0005】
WO−A−93/22358では、化粧品調剤のための増粘剤および分散剤が記載されており、この場合、これは、少なくとも50質量%の陰イオン性モノマー、たとえばアクリル酸および50質量%までのオレフィン系不飽和第四級アンモニウム化合物から成るコポリマーをベースとする。コポリマーは、他のコモノマーとして(メタ)アクリル酸エステルを含有し、その際、アルキレンオキシドと反応したアルコールの(メタ)アクリル酸エステルを可能なモノマーとして挙げることができる。しかしながら、これらは、ステアリルメタクリレートをコモノマーとして含有するコポリマーのみが明確に開示されているに過ぎず、したがって、最大24質量%の量でのみ含有する。
【0006】
WO−A−00/39176では、陰イオン性、陽イオン性および非イオン性モノマーから成るコポリマーの、化粧品製剤および医薬製剤を改善するための増粘剤またはレオロジー調整剤としての使用を開示している。アルコキシ化アルコールの(メタ)アクリル酸エステルは、さらに可能な非イオン系コモノマーとして挙げられるが、しかしながらこれは、コポリマーのガラス転移温度を低下させることから、わずかな量のみを含有されていてもよいことを示唆している。
【0007】
さらにWO−A−01/05874では、両性イオン性ポリアミンが記載されており、この場合、これは、ポリアミンのアルコキシル化および引き続いての四級化および硫酸化により得られ、かつ繊維製品から粘土含有汚れを除去するのに適している。
【0008】
最後に、DE−A−10062355から、陰イオン性モノマー、陽イオン性モノマーおよび水不溶性非イオン性モノマーから成るコポリマーを表面処理することが公知である。これに応じて、挙げられた非イオン性モノマーはアルキレンオキシドブロック単位を示すものではなく、かつその割合はコポリマー中で多くとも16質量%である。
【0009】
本発明の課題は、特に改善された第一洗浄作用および第二洗浄作用を示し、かつ簡単かつ安定して固体および液体の衣料用洗剤配合物中に添加することができるといった、総合的に有利な適用特性により特徴付けられる、ポリマー衣料用洗剤添加剤を提供することである。
【0010】
したがって、(A)一般式I
【0011】
【化2】

[式中、可変の基は以下の意味を有する:
Yが−O−を示す場合には、Xは−CH−または−CO−であり;
Yが−NH−を示す場合には、Xは−CO−であり;
Y−O−または−NH−であり;
は水素またはメチルであり;
は同一かまたは異なってC〜C−アルキル基であり、この場合、これらは、直鎖または分枝であってもよく、かつブロックごとまたはランダムに配置することができ;
は水素またはC〜C−アルキルであり;
nは3〜50の整数を有する]のモノエチレン系不飽和ポリアルキレンオキシドモノマー少なくとも1種 60〜99質量%、
(B)四級化窒素含有モノエチレン系不飽和モノマー少なくとも1種 1〜40質量%、
(C)陰イオン性モノエチレン系不飽和モノマー 0〜39質量%および
(D)他の非イオン性モノエチレン系不飽和モノマー 0〜30質量%
を共重合の形で含有し、かつ平均分子量M 2000〜100000を示す、コポリマーが見出された。
【0012】
好ましい本発明によるコポリマーは、共重合された成分(A)として、式Iのモノエチレン系不飽和ポリアルキレンオキシドモノマーを含有し、式中、可変の基は、以下の意味を有するものである:
Xは−CO−または−CH−であり;
Yは−O−であり;
は水素またはメチルであり;
は同じかまたは異なって、ブロックごとまたはランダムに配置された直鎖または分枝のC〜C−アルキレン基、好ましくはエチレン、1,2−または1,3−プロピレンまたはこれらの混合物、特に好ましくはエチレンであり;
はメチルであり;
nは5〜30の整数である。
【0013】
式Iに相当するモノマー(A)は、たとえば:
−(メタ)アクリル酸とポリアルキレングリコールとの反応生成物、この場合、これらは末端基保護されていないか、一方がアルキル基により末端基保護されているか、一方がアミン化されているか、あるいは、一方はアルキル基により末端基保護および一方がアミン化されているものであり;
−ポリアルキレングリコールのアリルエーテル、この場合、これらは、末端保護されていないか、あるいは、一方がアルキル基、フェニル基またはアルキルフェニル基により末端保護されているものである。
【0014】
好ましくは、モノマー(A)は(メタ)アクリレートおよびアリルエーテルであり、その際、アクリレートが好ましく、特にメタクリレートが好ましい。
【0015】
モノマー(A)のための特に適切な例として以下のものが挙げられる:
−メチルポリエチレングリコール(メタ)アクリレートおよびメチルポリエチレングリコール(メタ)アクリルアミド、メチルポリプロピレングリコール(メタ)アクリレートおよびメチルポリプロピレングリコール(メタ)アクリルアミド、メチルポリブチレングリコール(メタ)アクリレートおよびメチルポリブチレングリコール(メタ)アクリルアミド、メチルポリ(プロピレンオキシド−co−エチレンオキシド)(メタ)アクリレートおよびメチルポリ(プロピレンオキシド−co−エチレンオキシド)(メタ)アクリルアミド、エチルポリエチレングリコール(メタ)アクリレートおよびエチルポリエチレングリコール(メタ)アクリルアミド、エチルポリプロピレングリコール(メタ)アクリレートおよびエチルポリプロピレングリコール(メタ)アクリルアミド、エチルポリブチレングリコール(メタ)アクリレートおよびエチルポリブチレングリコール(メタ)アクリルアミド、および、エチルポリ(プロピレンオキシド−co−エチレンオキシド)(メタ)アクリレートおよびエチルポリ(プロピレンオキシド−co−エチレンオキシド)(メタ)アクリルアミドであり、その際、3〜50個、好ましくは3〜30個および特に好ましくは5〜30個のアルキレンオキシド単位を有し、その際、メチルポリエチレングリコールアクリレートが好ましく、かつメチルポリエチレングリコールメタクリレートが特に好ましく;
−エチレングリコールアリルエーテルおよびメチルエチレングリコールアリルエーテル、プロピレングリコールアリルエーテルおよびメチルプロピレングリコールアリルエーテルであり、その際、それぞれ3〜50個、好ましくは3〜30個および特に好ましくは5〜30個のアルキレンオキシド単位を有する。
【0016】
本発明によるコポリマーのモノマー(A)の割合は、60〜99質量%、好ましくは65〜90質量%を有する。
【0017】
本発明によるコポリマーに関して、特に適したモノマー(B)は1−ビニルイミダゾール、ビニルピリジン、アミノアルコールとの(メタ)アクリル酸エステル、特にN,N−ジ(C〜C−アルキル)アミノ−C〜C−アルコール、アミノ基含有(メタ)アクリルアミド、特に(メタ)アクリル酸のN,N−ジ(C〜C−アルキル)アミノ−C〜C−アルキルアミドおよびジアリルアルキルアミン、特にジアリル−C〜C−アルキルアミンの四級化生成物である。
【0018】
特に適したモノマー(B)は、一般式IIa〜IId
【0019】
【化3】

[式中、可変の基は、以下の意味を有する:
RはC〜C−アルキルまたはベンジル、好ましくはメチル、エチルまたはベンジルであり;
R’は水素またはメチルであり;
Yは−O−または−NH−であり;
AはC〜C−アルキレン、好ましくは直鎖または分枝のC〜C−アルキレン、特に1,2−エチレン、1,3−および1,2−プロピレンまたは1,4−ブチレンであり;
Xはハロゲニド、たとえばヨウ化物および好ましくは塩化物または臭化物、C〜C−アルキルスルフェート、好ましくはメチルスルフェートまたはエチルスルフェート、C〜C−アルキルスルホネート、好ましくはメチルスルホネートまたはエチルスルホネート、およびC〜C−アルキルカルボネートである]を示す。
【0020】
特に好ましいモノマー(B)のため個々の例としては、以下のものが挙げられる:
−3−メチル−1−ビニルイミダゾリウムクロリド、3−メチル−1−ビニルイミダゾリウムメチルスルフェート、3−エチル−1−ビニルイミダゾリウムエチルスルフェート、3−エチル−1−ビニルイミダゾリウムクロリドおよび3−ベンジル−1−ビニルイミダゾリウムクロリド;
−1−メチル−4−ビニルピリジウムクロリド、1−メチル−4−ビニルピリジウムメチルスルフェートおよび1−ベンジル−4−ビニルピリジウムクロリド;
−メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、メタクリルアミドエチルトリメチルアンモニウムクロリド、トリメチルアンモニウムエチルアクリレートクロリドおよび−メチルスルフェート、トリメチルアンモニウムメチルメタクリレートクロリドおよび−メチルスルフェート、ジメチルエチルアンモニウムエチルアクリレートエチルスルフェート、ジメチルエチルアンモニウムエチルメタクリレートエチルスルフェート、トリメチルアンモニウムプロピルアクリレートクロリドおよび−メチルスルフェートおよびトリメチルアンモニウムプロピルメタクリレートクロリドおよび−メチルスルフェート;
−ジメチルジアリルアンモニウムクロリドおよびジエチルジアリルアンモニウムクロリド。
【0021】
特に好ましくはモノマー(B)は、3−メチル−1−ビニルイミダゾリウムクロリド、3−メチル−1−ビニルイミダゾリウムメチルスルフェート、メチルアクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、トリメチルアンモニウムエチルメタクリレートクロリド、ジメチルエチルアンモニウムエチルメタクリレートエチルスルフェートおよびジメチルアリルアンモニウムクロリドである。
【0022】
本発明によるコポリマーは1〜40質量%、好ましくは3〜30質量%のモノマー(B)を含有する。
【0023】
好ましくは、(A):(B)の質量比は≧2:1である。
【0024】
場合による成分(C)として、本発明によるコポリマーは、陰イオン性モノエチレン系不飽和モノマーを含有していてもよい。
【0025】
適切なモノマー(C)は、たとえば以下のものである:
−α,β−不飽和モノカルボン酸、この場合、これらは、好ましくは3〜6個の炭素原子を示し、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、クロトン酸およびビニル酢酸であり、その際、アクリル酸およびメタクリル酸が好ましい;
−不飽和ジカルボン酸、この場合、これらは、好ましくは4〜6個の炭素原子を示し、たとえばイタコン酸およびマレイン酸、これらの無水物、たとえばマレイン酸無水物であり;
−エチレン性不飽和スルホン酸、たとえばビニルスルホン酸、アクリルアミドプロパンスルホン酸、メタリルスルホン酸、メタクリルスルホン酸、m−およびp−スチレンスルホン酸、(メタ)アクリルアミドメタンスルホン酸、(メタ)アクリルアミドエタンスルホン酸、(メタ)アクリルアミドプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−ブタンスルホン酸、3−メタアクリルアミド−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、メタンスルホン酸アクリレート、エタンスルホン酸アクリレート、プロパンスルホン酸アクリレート、アリルオキシベンゼンスルホン酸、メタリルベンゼンスルホン酸および1−アリル−オキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸;
−エチレン系不飽和ホスホン酸、たとえばビニルホスホン酸およびm−およびp−スチレンホスホン酸;
−C〜C−アルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートの酸性リン酸エステルおよびポリ(C〜C−アルキレン)グリコールモノ(メタ)アクリレート、たとえばエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートおよびポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレートである。
【0026】
陰イオン性モノマー(C)は、遊離酸としてまたは塩の形で、特にアルカリ金属−およびアンモニウム−、特にアルキルアンモニウム塩の形で存在していてもよく、その際、塩として、ナトリウム塩が好ましい。
【0027】
好ましいモノマー(C)はアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、ビニルスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびビニルホスホン酸であり、その際、アクリル酸、メタクリル酸および2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸が特に好ましい。
【0028】
モノマー(C)の割合は、本発明によるポリマーに対して39質量%まで、好ましくは3〜30質量%である。
【0029】
モノマー(C)は、本発明によるポリマー中に(A)と(C)との質量比、好ましくは≧2:1で含有されていてもよい。
【0030】
場合による成分(D)として、本発明によるコポリマーはさらに非イオン性モノエチレン性不飽和モノマーを含有していてもよい。
【0031】
適したモノマー(D)は、たとえば:
−モノエチレン性不飽和C〜C−カルボン酸、特にアクリル酸およびメタクリル酸と、一価のC〜C22−アルコール、特にC〜C16−アルコールとのエステルならびにモノエチレン性不飽和C〜C−カルボン酸、特にアクリル酸およびメタクリル酸と、二価のC〜C−アルコールとののヒドロキシアルキルエステル、たとえばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、sec.−ブチル(メタ)アクリレート、tert.−ブチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、パルミチル(メタ)アクリレートおよびステアリル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートおよびヒドロキシブチル(メタ)アクリレート;
−モノエチレン性不飽和C〜C−カルボン酸、特にアクリル酸およびメタクリル酸と、C〜C12−アルキルアミンおよびジ(C〜C−アルキル)アミンとのアミド、たとえばN−メチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−tert.−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−tert.−オクチル(メタ)アクリルアミドおよびN−ウンデシル(メタ)アクリルアミド、ならびに(メタ)アクリルアミドであり;
−飽和C〜C30−カルボン酸、特にC〜C14−カルボン酸のビニルエステル、たとえばビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、ビニル−2−エチルヘキサノエートおよびビニルラウレート;
−ビニル−C〜C30−アルキルエーテル、特にビニル−C〜C18−アルキルエーテル、たとえばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニル−n−プロピルエーテル、ビニルイソプロピルエーテル、ビニル−n−ブチルエーテル、ビニル−イソブチルエーテル、ビニル−2エチルヘキシルエーテルおよびビニルオクタデシルエーテル;
−N−ビニルアミドおよびN−ビニルラクタム、たとえばN−ビニルホルムアミド、N−ビニル−N−メチルホルムアミド、N−ビニルラクタミド、N−ビニル−N−メチルラクタミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルピペリドンおよびN−ビニルカプロラクタムであり;
−脂肪族および芳香族オレフィン、たとえばエチレン、プロピレン、C〜C24−α−オレフィン、特にC〜C16−α−オレフィン、たとえばブチレン、イソブチレン、ジイソブテン、スチレンおよびα−メチルスチレンならびにさらに活性二重結合を有するジオレフィン、たとえばブタジエン;
−不飽和ニトリル、たとえばアクリルニトリルおよびメタクリルニトリルである。
【0032】
好ましくは、モノマー(D)はメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニルメチルエーテル、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルピロリドンおよびN−ブニルカプロタムである。
【0033】
モノマー(D)が本発明によるコポリマー中に含まれる場合には、30質量%までの割合であってもよい。
【0034】
本発明によるコポリマーは、平均分子量M2000〜100000、好ましくは3000〜50000および特に好ましくは3000〜25000を有する。
【0035】
本発明によるコポリマーは、モノマー(A)および(B)ならびに場合によっては(C)および/または(D)のラジカル重合によって製造することができる。
【0036】
四級化モノマー(B)の代わりに、さらに相当する第3級アミンを使用することができる。これらの場合において、重合に引き続いて四級化を得られるコポリマーとアルキル化剤、たとえばアルキルハロゲン化物、ジアルキルスルフェートおよびジアルキルカルボネート、またはベンジルハロゲン化物、たとえば塩化ベンジルとを反応させることによって実施する。適したアルキル化剤の例としては、塩化メチル、臭化メチルおよびヨウ化メチル、塩化エチルおよび臭化エチル、ジメチルスルフェート、ジエチルスルフェート、ジメチルカルボネートおよびジエチルカルボネートが挙げられる。
【0037】
陰イオン性モノマー(C)は、遊離酸の形であるか、あるいは、部分的または完全に塩基で中和された形で、重合の際に添加することができる。中和のために適した塩基は無機塩基、たとえばアルカリ金属ハロゲン化物、アルカリ金属炭酸塩および−炭酸水素塩およびアンモニア、ならびに有機塩基、たとえばアミン、特にアルコールアミンである。個々の例としては;苛性ソーダ、苛性カリ溶液、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、エタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミンである。
【0038】
モノマーのラジカル重合は、公知方法にしたがって実施されてもよく、その際、溶液重合およびエマルション重合が好ましい。
【0039】
有利には水中で重合を実施する。しかしながら、さらに水と極性有機溶剤との混合物または極性有機溶剤単独で反応媒体として使用することができる。
【0040】
適した有機溶剤の例は、脂肪族および脂環式の一価のアルコール、たとえばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec.−ブタノール、tert.−ブタノール、n−ヘキサノールおよびシクロヘキサノール、多価アルコール、たとえばグリコール、たとえばエチレングリコール、プロピレングリコールおよびブチレングリコール、およびグリセリン、アルキルエーテル多価アルコール、たとえば前記二価のアルコール、エーテルアルコール、たとえばジエチレングリコール、トリエチレングリコールおよびジプロピレングリコールのメチル−およびエチルエーテル、環式エーテル、たとえばテトラヒドロフランおよびジオキサン、ならびにケトン、たとえばアセトンである。
【0041】
重合開始剤として、熱および光化学的(光開始剤)に誘導され、それによりラジカル結合する化合物が適している。
【0042】
熱的に活性化可能な重合開始剤として、20〜180℃、特に50〜90℃の範囲の崩壊温度を有する開始剤が好ましい。特に好ましい熱開始剤の例は、無機過酸化化合物、たとえばペルオキソジスルフェート(アンモニウム−および好ましくはナトリウムペルオキソジスルフェート)、ペルオキソスルフェート、ペルカルボネートおよび過酸化水素;有機ペルオキソ化合物、たとえばジアセチル過酸化物、ジ−tert.−ブチルペルオキシド、ジアミルペルオキシド、ジオクタノイルペルオキシド、ジデカノイルペルオキシド、ジラウロイルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、ビス(o−トルオイル)ペルオキシド、スクシニルペルオキシド、tert.−ブチルペルアセテート、tert.−ブチルペルマレイネート、tert.−ブチルペルイソブチレート、tert.−ブチルペルピバレート、tert.−ブチルペルオクトエート、tert.−ブチルペルネオデカノエート、tert.−ブチルペルベンゾエート、tert.−ブチルペルオキシド、ter.−ブチルヒドロペルオキシド、クモルヒドロペルオキシド、tert.−ブチルペルオキシド−2−エチルヘキサノエートおよびジイソプロピルペルオキシジカルバメート;アゾ化合物、たとえば2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン)ジヒドロクロリドおよびアゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリドである。
【0043】
適した光開始剤の例は、ベンゾフェノン、アセトフェノン、ベンゾインエーテル、ベンジルジアルキルケトンおよびこれらの誘導体である。
【0044】
重合開始剤は、それぞれ重合すべきモノマーに対して通常は0.01〜15質量%、好ましくは0.5〜5質量%の量で、重合すべき材料に使用することが要求され、かつ単独でか、あるいは、有利な相乗効果を利用するために、互いの組合わせ物の形で使用することができる。
【0045】
本発明によるコポリマーのモル量を制限するために、重合の際に通常の調整剤、たとえばメルカプト化合物、たとえばメルカプトエタノール、チオグリコール酸および二硫酸ナトリウムを使用することができる。適した調整剤の量は、一般には重合すべきモノマーに対して0.01〜10質量%、好ましくは0.1〜5質量%であってもよい。
【0046】
重合温度は、一般には10〜200℃、特に50〜100℃である。
【0047】
重合は、好ましくは周囲圧下で実施する。しかしながら、さらに閉鎖系において生じる自生圧(Eigendruck)下で実施することができる。
【0048】
本発明によるコポリマーは、粘土鉱物を分散させるために顕著に適している。予め少量のコポリマーを添加することにより(たとえば粘土鉱物に対して0.05〜2質量%)、粘土鉱物の水性分散液を安定化させることができる。
【0049】
本発明によるコポリマーは、特に固体および液体洗剤のための添加剤として適している。これは、特に次の有利な適用特性により示される:これらは、良好な方法で汚れの粒子を分散させることにより、洗浄中の繊維への汚れの再付着を防止する。したがって、繊維製品の灰色化を防止する。さらに液体および固体洗剤の一次洗浄力を改善する。これらは、特に粒子状の汚れであって、疎水性の油および脂肪を含有する繊維汚れを簡単に除去することができる。特に土のような汚れは、本発明によるコポリマーを添加することにより簡単に除去することができる。さらに固体および液体の洗浄配合物は、問題なく使用することができる。これに関して液体洗剤の安定性および均質性は、本発明によるコポリマーによっては影響を受けることはない。望ましくない層形成および沈澱は、さらに長期間に亘っても観察されることはない。
【0050】
実施例
I.本発明によるコポリマーの製造方法
以下に示す平均分子量Mは、キャリブレーション標準として狭い分散を有する線状のポリマルトトリオースならびにマルトヘキソースを用いて、サイズ排除クロマトグラフィーの方法にしたがって測定した。
【0051】
コポリマー1
撹拌機、還流冷却器、内部サーモメーターおよび滴下漏斗を備えた2lの重合容器中に、水246.5gを導入し、かつ窒素での洗浄後に80℃に加熱した。その後に50質量%濃度のメチルポリエチレングリコールメタクリレート水溶液568.8g(M1000)(供給物1)、45質量%濃度の3−メチル−1−ビニルイミダゾリウムメチルスルフェート水溶液34.7g(供給物2)、15gのメルカプトエタノールと50gの水との混合物(供給物3)および2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド6.0gと水80gとの開始剤混合物(供給物4)を、連続的に滴加した(供給物1、2および3は3時間、供給物4は4時間)。開始剤の供給を終了後に、反応混合物をさらに1時間に亘って80℃で撹拌し、その後にこの温度で、2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド1.5gおよび水20gから成る他の開始剤混合物を、少しずつ添加した。さらに2時間に亘って80℃で撹拌した後に、30質量%濃度の過酸化水素2.75gを添加し、さらに80℃で30分に亘って撹拌した。室温に冷却した後に、反応混合物を濾過した。
【0052】
固体含量30.4質量%およびpH値4.6を有する、わずかに黄色がかった透明なポリマー溶液が得られた。ポリマーの平均分子量Mは4600であった。
【0053】
コポリマー2
撹拌器、還流冷却器、内部サーモメーターおよび滴下漏斗を備えた2lの重合容器中に、水239.0gを導入し、かつ窒素で洗浄後に80℃に加熱した。その後に50質量%濃度の2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸−ナトリウム塩水溶液51.5g(供給物1)、45質量%濃度の3−メチル−1−ビニルイミダゾリウムメチルスルフェート水溶液109.9g(供給物2)、50質量%濃度のメチルポリエチレングリコールメタクリレート水溶液(M1000)(供給物3)およびメルカプトエタノール9gと水50gとの混合物(供給物4)および2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド 6.0gと水 80gとからなる開始剤混合物(供給物5)を、連続的に滴下した(供給物1、2、3および4を3時間、供給物5を4時間)。開始剤の添加終了後に、反応混合物をさらに1時間に亘って80℃で撹拌し、その後にこの温度で、2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド1.5gと水 20gとから成る他の開始剤混合物を、少量ずつ添加した。さらに2時間に亘って80℃で撹拌した後に、30質量%濃度の過酸化水素1.65gを添加し、かつさらに80℃で30分に亘って撹拌した。室温に冷却しかつ濾過した後に、濾液に10質量%濃度の苛性ソーダ3.6gを添加した。
【0054】
固体含量30.7質量%およびpH値6.5を有する、わずかに黄色がかった透明なポリマー溶液が得られた。ポリマーの平均分子量Mは6100であった。
【0055】
コポリマー3
撹拌機、還流冷却器、内部サーモメーターおよび滴下漏斗を備えた2lの重合容器中に、水243.7gを最初に導入し、かつ窒素での洗浄後に80℃に加熱した。その後に、メタクリル酸20.7gと水40gとの混合物(供給物1)、60質量%濃度のジアリルジメチルアンモニウムクロリド水溶液64.7g(供給物2)、50質量%濃度のメチルポリエチレングリコールメタクリレート水溶液480.9g(M1000)(供給物3)、メルカプトエタノール9gと水50gとから成る混合物(供給物4)および2,2’−アゾビス−(2−アミノプロパン)ジクロリド6.0gと水80gとの混合物(供給物5)を、連続的に滴加した(供給物1、2、3および4を3時間、供給物5を4時間)。開始剤の添加終了後に、反応混合物をさらに1時間に亘って80℃で撹拌し、その後にこの温度で、2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド1.5gと水20gとから成る開始剤混合物を、少量ずつ添加した。さらに2時間に亘って80℃での撹拌後に、30質量%濃度の過酸化水素1.65gを添加し、かつさらに30分に亘って80℃で撹拌した。室温に冷却し、濾過した後に、濾液に10質量%濃度の苛性ソーダ 75gを添加した。
【0056】
固体含量28.8質量%およびpH値6.5を有する、わずかに黄色がかった透明なポリマー溶液が得られた。ポリマーの平均分子量Mは9800であった。
【0057】
コポリマー4
撹拌機、還流冷却器、内部サーモメーターおよび滴下漏斗を備えた2lの重合容器中に、水197.0gを最初に導入し、かつ窒素での洗浄後に80℃に加熱した。その後に、50質量%濃度のメチルポリエチレングリコールメタクリレート水溶液417.9g(M1000)(供給物1)、50質量%濃度のメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド水溶液92.1g(供給物2)、メルカプトエタノール13gと水50gとから成る混合物(供給物3)および2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド5.1gと水80gとから成る開始剤混合物(供給物4)を、連続的に滴下した(供給物1、2および3を3時間、供給物4を4時間)。開始剤の添加終了後に、反応混合物をさらに1時間に亘って80℃で撹拌し、その後にこれらの温度で、2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド1.3gと水20gとから成る他の開始剤混合物を、少量ずつ添加した。さらに2時間に亘って80℃での撹拌の後に、30質量%濃度の過酸化水素1.95gを添加し、かつさらに30分に亘って80℃で撹拌した。室温に冷却した後に、反応混合物を濾過した。
【0058】
固体含量32.7質量%およびpH値5.6を有する、わずかに黄色がかった透明なポリマー溶液が得られた。ポリマーの平均分子量Mは5000であった。
【0059】
コポリマー5
撹拌機、還流冷却器、内部サーモメーターおよび滴下漏斗を備えた2lの重合容器中に、水250.1gを最初に導入し、かつ窒素での洗浄後に80℃に加熱した。その後に、50質量%濃度の2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸−ナトリウム塩51.5g(供給物1)、50質量%濃度のメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド水溶液54.0g(供給物2)、50質量%濃度のメチルポリエチレングリコールメタクリレート(M1000)489.8g(供給物3)、メルカプトエタノール9gと水50gとから成る混合物(供給物4)および2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド6.0gと水80gとから成る開始剤混合物(供給物5)を、連続的に滴加した(供給物1、2、3および4を3時間、供給物5を4時間)。開始剤の添加終了後に、混合物をさらに1時間に亘って80℃で撹拌し、その後に、この温度で、2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド1.5gと水20gとから成る他の開始剤混合物を、少量ずつ添加した。さらに2時間に亘って80℃で撹拌した後に、30質量%濃度の過酸化水素1.65gを添加し、かつさらに混合物を30分に亘って80℃で撹拌した。室温に冷却し、かつ濾過した後に、濾液に10質量%濃度の苛性ソーダ0.8gを添加した。
【0060】
固体含量30.2質量%およびpH値6.5を有する、わずかに黄色がかった透明なポリマー溶液が得られた。ポリマーの平均分子量Mは6500であった。
【0061】
II.衣料用洗剤中での本発明によるコポリマーの使用
本発明によるコポリマーの第1洗浄作用および第2洗浄作用を測定した。
洗浄試験に関して、ゼオライトベースの固体衣料用洗剤配合物(WM1)、リン酸塩ベースの固体衣料用洗剤配合物(WM2)を使用し、これらの組成を第1表に示した。洗浄条件を第2表に示した。
【0062】
【表1】

【0063】
【表2】

【0064】
第一洗浄作用の測定のために、汚れた繊維の白度合いについて、Detacolor光度計(Elrepho (R) 2000)を用いて、洗浄前および洗浄後に反射率(%)を測定した。反射率が高くなればなるほど、第1洗浄作用が良好となる。
【0065】
得られた結果を第3表に示した。
【0066】
【表3】

【0067】
第二洗浄作用の測定のために、汚れた繊維の白度合いについて、Detacolor光度計(Elrepho (R) 2000)を用いて、洗浄前および洗浄後に反射率(%)を測定した。白度が低下すればするほど、繊維の灰色化は大きくなり、かつ逆もまた同様であった
得られた結果を第4表に示した。
【0068】
【表4】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)一般式I
【化1】

[式中、可変基は、以下の意味を有する:
Yが−O−を示す場合には、Xは−CH−または−CO−であり;
Yが−NH−を示す場合には、Xは−CO−であり;
Yは、−O−または−NH−であり;
は、水素またはメチルであり;
は、同じかまたは異なってC〜C−アルキレン基であり、この場合、これらはブロックごとまたはランダムに配置されていてもよく;
は、水素またはC〜C−アルキルであり;
nは3〜50の整数である]のモノエチレン系不飽和ポリアルキレンオキシドモノマー少なくとも1種 60〜99質量%、
(B)四級化窒素含有モノエチレン系不飽和モノマー少なくとも1種 1〜40質量%、
(C)陰イオン性モノエチレン系不飽和モノマー 0〜39質量%、
(D)他の非イオン性モノエチレン系不飽和モノマー 0〜30質量%、
を共重合した形で含有し、かつ平均分子量M2000〜100000を示す、コポリマー。
【請求項2】
モノマー(A)として、一般式Iのモノマー少なくとも1種を共重合した形で含有し、その際、式中、可変基は以下の意味:
Xは−CO−または−CH−であり;
Yは−O−であり;
は水素またはメチルであり;
はエチレン、プロピレンまたはこれらの混合物であり;
はメチルであり;
nは5〜30の整数である、
を有する、請求項1に記載のコポリマー。
【請求項3】
モノマー(B)として、一般式IIa〜IId
【化2】

[式中、可変基は、以下の意味を有する:
RはC〜C−アルキルまたはベンジルであり;
R’は水素またはメチルであり;
Yは−O−または−NH−であり;
AはC〜C−アルキレンであり;
X−はハロゲニド、C〜C−アルキルスルフェート、C〜C−アルキルスルホネートおよびC〜C−アルキルカーボネートである]のモノマー少なくとも1種を共重合した形で含有する、請求項1または2に記載のコポリマー。
【請求項4】
モノマー(A)60〜98質量%、モノマー(B)1〜39質量%およびモノマー(C)1〜39質量%を共重合した形で含有する、請求項1から3までのいずれか1項に記載のコポリマー。
【請求項5】
(A)と(B)との質量比が≧2:1であり、かつ、コポリマーがモノマー(C)を共重合した形で含有する場合には、さらに(A)と(C)との質量比は≧2:1である、請求項1から4までのいずれか1項に記載のコポリマー。
【請求項6】
粘土鉱物のための分散剤として、請求項1から5までのいずれか1項に記載のコポリマーの使用。

【公表番号】特表2007−511654(P2007−511654A)
【公表日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−540300(P2006−540300)
【出願日】平成16年11月17日(2004.11.17)
【国際出願番号】PCT/EP2004/013020
【国際公開番号】WO2005/049676
【国際公開日】平成17年6月2日(2005.6.2)
【出願人】(595123069)ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト (847)
【氏名又は名称原語表記】BASF Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】