説明

ポリウレタンフォームのモールド成形方法

【課題】ポリウレタンフォームのモールド成形時に一旦発泡した発泡性ビーズが、その後に崩壊して収縮するのを防ぎ、発泡状態が良好なポリウレタンフォームを得られるようにする。
【解決手段】ポリウレタン原料をモールドに充填して発泡させるポリウレタンフォームのモールド成形方法において、ポリウレタン原料に未発泡の発泡性ビーズと無機水和物を添加した混合原料Pをモールド10に充填する。ポリウレタン原料中のポリオール100重量部に対して、未発泡の発泡性ビーズの添加量は5〜70重量部が好ましく、また無機水和物の添加量は10〜60重量部が好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリウレタン原料をモールド内に充填して発泡させることにより成形品を得るポリウレタンフォームのモールド成形方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、軽量で硬度の高いポリウレタンフォームの製造方法として、ポリウレタン原料に未発泡の発泡性ビーズを添加し、ポリウレタン原料の反応発泡時の発熱で発泡性ビーズを発泡(膨張)させることにより、発泡後の発泡性ビーズが分散したポリウレタンフォームを得る方法が提案されている。
【0003】
しかし、発泡性ビーズを用いる従来の製造方法にあっては、ポリウレタン原料の反応発泡時の発熱によって一旦発泡した発泡性ビーズが、その後に崩壊して収縮し、良好なポリウレタンフォームが得られないことがある。
【0004】
また、所定形状のポリウレタンフォームを得る製造方法として、いわゆるモールド成形方法がある。モールド成形方法は、所定形状の成形空間を内部に有するモールド(成形型)内にポリウレタン原料を充填し、モールド内で発泡させた後に脱型して所定形状の成形品を得る方法である。なお、ポリウレタンフォームの成形方法には、前記モールド成形方法の他にモールドを用いないスラブ成形方法がある。スラブ成形方法は、常温・大気圧下でコンベア上にポリウレタン原料を吐出させて反応発泡させる方法であり、得られたポリウレタンフォームを裁断等により所定形状にする必要があるため、所定形状の成形品を得るには、モールド成形方法よりも手間がかかる点で不利となる。
【0005】
ところが、前記未発泡の発泡性ビーズをポリウレタン原料に添加してモールド成形を行ったところ、前記発泡性ビーズの収縮が著しくなり、発泡状態が良好な成形品を得られないことが判明した。この理由について、本発明者等が検討した結果、モールド内という閉鎖空間でポリウレタン原料の反応発泡が行われるため、反応発泡時に発生する熱がモールド内に籠もってポリウレタンフォーム内の温度がスラブ発泡の場合よりも高くなり、これによって発泡性ビーズの収縮が助長されているという結論に至った。
【0006】
【特許文献1】特開昭48−77957号公報 特開昭58−145439号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、ポリウレタンフォームのモールド成形時に一旦発泡した発泡性ビーズがその後に収縮するのを防ぎ、発泡状態が良好なポリウレタンフォームを得ることができるポリウレタンフォームのモールド成形方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、ポリウレタン原料をモールドに充填して発泡させるポリウレタンフォームのモールド成形方法において、前記ポリウレタン原料に未発泡の発泡性ビーズと無機水和物を添加した混合原料を前記モールドに充填することを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1において、前記ポリウレタン原料中のポリオール100重量部に対して、未発泡の発泡性ビーズの添加量が5〜70重量部、無機水和物の添加量が10〜60重量部であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、モールド内でポリウレタン原料が反応発泡する際、ポリウレタン原料の反応発泡による発熱で未発泡の発泡性ビーズが発泡すると共に、無機水和物が加熱されて水分を放出し、前記放出された水の蒸発潜熱によってポリウレタン原料の反応発泡による発熱を抑制し、一旦発泡した発泡性ビーズが熱で崩壊して収縮するのを防ぐことができる。そのため、発泡状態が良好なポリウレタンフォームを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明におけるポリウレタンフォームのモールド成形方法は、図1に示すように、ポリウレタン原料に未発泡の発泡性ビーズと無機水和物を添加した混合原料Pをモールド10に充填し、モールド10の内部で発泡させた後に、成形品を脱型するものである。
【0012】
図示のモールド10は下型11と上型13とで構成され、前記下型11と上型13の内面間で成形空間14が構成される。符号21は公知の注入機におけるノズルであり、注入機で混合された混合原料が前記ノズル21からモールド10内に充填される。また、図示の例では、モールド10を開けた状態で混合原料Pをモールド10内に充填し、その後閉型して発泡を行っているが、モールド10を閉じた状態で混合原料Pをモールド10内に充填して発泡させるクローズド注入によるものでもよい。その場合、前記上型13には前記ノズル21の挿入される注入口が設けられる。さらに、前記モールド10内には、表皮材や芯材等を配設して、表皮材や芯材をポリウレタンフォームと一体にしてもよい。
【0013】
本発明において使用されるポリオール原料は、ポリオール、ポリイソシアネート、発泡剤、触媒、その他適宜添加される添加剤で構成される。
【0014】
ポリオールは、ポリウレタンフォームの製造に用いられる公知のエーテル系ポリオールまたはエステル系ポリオールの何れか一方又は両方が用いられる。
【0015】
エーテル系ポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ソルビトール、シュークロース等の多価アルコール、またはその多価アルコールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加したポリエーテルポリオールを挙げることができる。また、エステル系ポリオールとしては、マロン酸、コハク酸、アジピン酸等の脂肪族カルボン酸やフタル酸等の芳香族カルボン酸と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等の脂肪族グリコール等とから重縮合して得られたポリエステルポリオールを挙げることできる。さらにポリエーテルポリオール中でエチレン性不飽和化合物を重合させて得られるポリマーポリオールを使用することもできる。
【0016】
ポリイソシアネートとしては、芳香族系、脂環式、脂肪族系の何れでもよく、また、1分子中に2個のイソシアネート基を有する2官能のイソシアネートであっても、あるいは1分子中に3個以上のイソシアネート基を有する3官能以上のイソシアネートであってもよく、それらを単独であるいは複数組み合わせて使用してもよい。
【0017】
例えば、2官能のイソシアネートとしては、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジアネート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソネート、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレンジイソシアネートなどの芳香族系のもの、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネートなどの脂環式のもの、ブタン−1,4−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソプロピレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、リジンイソシアネートなどの脂肪族系のものを挙げることができる。
【0018】
また、3官能以上のイソシアネートとしては、1−メチルベンゾール−2,4,6−トリイソシアネート、1,3,5−トリメチルベンゾール−2,4,6−トリイソシアネート、ビフェニル−2,4,4’−トリイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4,4’−トリイソシアネート、メチルジフェニルメタン−4,6,4’−トリイソシアネート、4,4’−ジメチルジフェニルメタン−2,2’,5,5’テトライソシアネート、トリフェニルメタン−4,4’,4”−トリイソシアネート、ポリメリックMDI等を挙げることができる。なお、その他ウレタンプレポリマーも使用することができる。また、ポリイソシアネートは、それぞれ一種類に限られず一種類以上であってもよい。例えば、脂肪族系イソシアネートの一種類と芳香族系イソシアネートの二種類を併用してもよい。
【0019】
発泡剤は、特に限定されないが、特には水が好適である。発泡剤としての水の量は、ポリオール100重量部に対して3〜8重量部が好適である。3重量部より少ない場合、ポリオールとポリイソシアネートの発泡反応時の発熱温度が十分に上昇せず、その結果、発泡性ビーズが十分に発泡せず、良好なポリウレタンフォームが得られなくなる。一方、8重量部より多い場合、ポリオールとポリイソシアネートの発泡反応時の発熱温度が上昇し過ぎて、ポリウレタンフォームが良好に発泡しなくなるのみならず、発泡性ビーズが一旦発泡した後、崩壊して収縮するようになり、これによっても良好なポリウレタンフォームが得られなくなる。
【0020】
触媒は、ポリウレタンフォーム用として公知のものを用いることができる。例えば、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ジエタノールアミン、ジメチルアミノモルフォリン、N−エチルモルホリン、テトラメチルグアニジン等のアミン触媒や、スタナスオクトエートやジブチルチンジラウレート等の錫触媒やフェニル水銀プロピオン酸塩あるいはオクテン酸鉛等の金属触媒(有機金属触媒とも称される。)を挙げることができる。触媒の一般的な量は、ポリオール100重量部に対して0.01〜4.0重量部程度である。
【0021】
適宜添加される添加剤としては、整泡剤、顔料などを挙げることができる。整泡剤は、ポリウレタンフォームに用いられるものであればよく、シリコーン系整泡剤、含フッ素化合物系整泡剤および公知の界面活性剤を挙げることができる。顔料は、求められる色に応じたものが用いられる。
【0022】
発泡性ビーズは、未発泡状態のものが使用される。未発泡状態の発泡性ビーズは、発泡後の発泡性ビーズよりも粒径が小さく、ポリウレタン原料に所望の量を分散混合し易いことから好ましいものである。一般に、ビーズの成形体の製造方法では、未発泡の発泡性ビーズを一次発泡させて、粒径が1〜5mmまで球形の状態で発泡させ、この一次発泡させた球形の発泡性ビーズをモールド内に投入して加熱融着させることで成形体としている。しかし、本発明において、一次発泡させた発泡性ビーズをポリウレタン原料に混合分散させて本発明のポリウレタンフォームを得ることは、発泡性ビーズの粒径が大きすぎ、所望量を混合分散できないことから好ましくない。
【0023】
発泡性ビーズの素材には、ポリカーボネート、メチルメタアクリレート、ポリエチレン/ポリプロピレン共重合体、ポリエチレン/ポリスチレン共重合体、アクリル/スチレン共重合体、ポリ尿酸等を挙げることができる。なかでも、発泡性ビーズの好ましい一例として、発泡性ポリスチレンビーズを挙げることができる。発泡性ポリスチレンビーズは、ポリスチレン又はスチレンを主体にした共重合プラスチックに発泡剤を含浸させたものからなる。発泡性ポリスチレンビーズに用いられる発泡剤としては、ペンタン、ブタン、プロパン等であって、数平均分子量が1000〜3000の高分子が好ましい。また、前記未発泡の発泡性ビーズは、耐熱温度が80℃以上、発泡開始温度が150℃以下のものが好ましい。耐熱温度が80℃より低い場合、発泡性ビーズが一旦発泡した後、崩壊して収縮しやすくなる。一方、発泡開始温度が150℃より高い場合、ポリウレタン原料の反応発泡時の発熱で発泡性ビーズが発泡し難くなる。未発泡の発泡性ビーズの粒径は、0.3〜1.6mm程度が好ましい。また、未発泡の発泡性ビーズの添加量は、ポリオール100重量部に対して5〜70重量部、より好ましくは10〜50重量部である。未発泡の発泡性ビーズは発泡による減熱作用を有するため、添加量が5重量部未満の少量の場合、ポリウレタン原料の反応発泡時の発熱抑制効果が少なくなり、無機水和物を多量に添加しないと発泡後の発泡性ビーズに収縮を生じ易くなる。一方、添加量が70重量部を超えると、ポリウレタン原料の反応発泡時に発泡バランスが崩れて良好なポリウレタンフォームを得難くなったり、発泡性ビーズの発泡が不十分となったりしやすい。
【0024】
無機水和物は、ポリウレタン原料の反応発泡時の発熱で加熱されることによって水分を放出し、水の蒸発潜熱によって反応発泡熱を抑制することのできる化合物をいう。具体的には、二水石膏、硫酸マグネシウム水和物、リン酸マグネシウム水和物の群から選ばれる少なくとも一種を挙げることができる。無機水和物の添加量は、ポリオール100重量部に対して10〜60重量部、より好ましくは15〜30重量部である。10重量部未満の場合、前記反応発泡時の発熱抑制効果が得難くなり、一方、60重量部を超えると、ポリウレタン原料の反応発泡時に発泡バランスが崩れて良好なポリウレタンフォームが得難くなったり、発泡性ビーズの発泡が不十分となったりしやすい。
【0025】
なお、前記ポリウレタン原料に対する未発泡の発泡性ビーズと無機水和物の添加は、ポリオール、発泡剤、触媒、添加剤、無機水和物を先に混合した後、未発泡の発泡性ビーズを添加混合し、この混合物にポリイソシアネートを混合するのが好ましい。また、ポリウレタン原料は、ワンショット法でもプレポリマー法でも、いずれの方法で反応させてもよい。なお、ワンショット法は、ポリオールとポリイソシアネートを、未発泡の発泡性ビーズ、触媒、発泡剤、無機水和物及びその他適宜の添加剤等の存在下、直接反応させる反応方法である。それに対してプレポリマー法は、ポリオールとポリイソシアネートを事前に反応させて末端にイソシアネート基を有するプレポリマーを得、このプレポリマーに未発泡の発泡性ビーズ、触媒、発泡剤、無機水和物及び添加剤等の存在下、ポリオールを反応させる方法である。
【実施例】
【0026】
以下、本発明の実施例について、比較例とともに具体的に説明する。表1に示す各成分を同表中の配合割合にしたがい配合した原料を、560mm×400mm×100mmの成形空間を有する図1のモールド10内に、公知の注入機により1400g充填し、発泡させた後に成形品を脱型してポリウレタンフォームを得た。なお、原料の調製及び吐出は、ポリオール、無機水和物、水(発泡剤)、触媒、整泡剤を混合した後、未発泡の発泡性ビーズを混合し、この混合物に対してポリイソシアネートを混合して吐出させた。表1における実施例1〜3及び5は無機水和物1を用いると共に未発泡の発泡性ビーズの量を変化させた例、実施例4は無機水和物1に代えて無機水和物2を添加した例である。一方、比較例1は無機水和物を添加しない例、比較例2は未発泡の発泡性ビーズの添加量を好ましい範囲より少なくした例、比較例3は未発泡の発泡性ビーズを好ましい範囲より僅かに多くした例、比較例4は無機水和物の添加量を好ましい範囲より少なくした例、比較例5は無機水和物の添加量を好ましい範囲より多くした例である。
【0027】
【表1】

【0028】
表1におけるポリオール1はポリエーテルポリオール(品番:ポリオール38、Mw=5100、三洋化成工業株式会社製)、ポリオール2はポリマーポリオール(品番:FA728R、Mw=5000、三洋化成工業株式会社製)、無機水和物1は二水石膏、無機水和物2はリン酸マグネシウム8水和物、アミン触媒1はジエタノールアミン(品番:R32、三井化学工業株式会社製)、アミン触媒2は1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタンのジプロピレングリコール溶液(品番:33LV、エアープロダクツジャパン株式会社製)、整泡剤はシリコーン整泡剤(品名:SF2961、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製、未発泡の発泡性ビーズは発泡性ポリスチレンビーズ(品番:SSBTX17、耐熱温度120〜130℃、発泡開始温度80℃、粒径0.7〜0.9mm、日立化成工業株式会社製)、ポリイソシアネート1は品名:8020、BASF INOAC ポリウレタン株式会社製、ポリイソシアネート2は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(品名:コロネート1050、日本ポリウレタン工業株式会社製)である。
【0029】
このようにして得られたポリウレタンフォームを切断して内部を目視で観察したところ、実施例1〜5については、何れも発泡後の発泡性ビーズに収縮は見られず、良好な発泡状態(○)であった。それに対して無機水和物を添加していない比較例1については、発泡後の発泡性ビーズの大部分に収縮が見られ、発泡状態が不良(×)であった。また、無機水和物を好ましい範囲の添加量とすると共に未発泡の発泡性ビーズの添加量を好ましい範囲よりも少とした比較例2については、発泡後の発泡性ビーズに僅かな収縮が見られたが、比較例1よりも発泡状態は良好(△)であった。無機水和物を好ましい範囲の添加量とすると共に未発泡の発泡性ビーズの添加量を好ましい範囲よりも僅かに多くした比較例3については、発泡性ビーズに発泡不十分なものが見られ、発泡状態がやや良好(△)な程度であった。それに対し、未発泡の発泡性ビーズの添加量を好ましい範囲とすると共に、無機水和物の添加量を好ましい範囲よりも少とした比較例4は、発泡後の発泡性ビーズに僅かな収縮が見られ、発泡状態がやや良好(△)な程度であった。また、未発泡の発泡性ビーズの添加量を好ましい範囲とすると共に、無機水和物の添加量を好ましい範囲よりも多くした比較例5は、発泡後の発泡性ビーズに収縮が見られ、発泡状態が不良(×)であった。さらに、実施例のポリウレタンフォームに対して密度をJIS K 7222:1999に基づき測定し、また硬度をJIS K 6400−2:2004、D法に基づき測定した。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施形態におけるモールド成形時を示す断面図である。
【符号の説明】
【0031】
10 モールド
11 下型
13 上型
14 成形空間
P 混合原料

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリウレタン原料をモールドに充填して発泡させるポリウレタンフォームのモールド成形方法において、
前記ポリウレタン原料に未発泡の発泡性ビーズと無機水和物を添加した混合原料を、前記モールドに充填することを特徴とするポリウレタンフォームのモールド成形方法。
【請求項2】
前記ポリウレタン原料中のポリオール100重量部に対して、未発泡の発泡性ビーズの添加量が5〜70重量部、無機水和物の添加量が10〜60重量部であることを特徴とする請求項1に記載のポリウレタンフォームのモールド成形方法。

【図1】
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【公開番号】特開2007−176012(P2007−176012A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−377284(P2005−377284)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(000119232)株式会社イノアックコーポレーション (1,145)
【Fターム(参考)】