説明

マルチメディアデータを記録した情報保存媒体、その再生方法及び再生装置

マルチメディアコンテンツをストリーミングサービスするためのマルチメディアデータの構成と、そのデータの再生方法及び装置が開示される。本発明による情報保存媒体は、マルチメディアデータを記録した情報保存媒体において、マルチメディアデータは、少なくとも一つのメディアストリームと、付加情報とを含み、メディアストリームは、ネットワークを通じてストリーミングされるデータとネットワークを通じてダウンロードされるデータとを分離して記録しており、付加情報は、ストリーミングデータとダウンロードデータとの結合方法を表現する情報であることを特徴とする。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチメディアコンテンツの符号化に係り、より詳細には、マルチメディアコンテンツをストリーミングサービスするためのマルチメディアデータの構成と、そのデータの再生方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ビデオデータ、オーディオデータ、コンピュータアニメーションデータまたはこれらを全て含むマルチメディアデータは、それぞれのデータ自体内でまたはそれぞれのデータの間で再生時間が互いに同期している。すなわち、オーディオデータとビデオデータとが互いに同期して再生できるようにする時間情報が各データに記録されており、データ自体内にもそのデータがいつ出力されるかに関する情報が記録されている。このようなマルチメディアデータをインターネットを含んだ有無線ネットワークを通じてストリーミングすることにより、教育、娯楽、映画などのサービスを提供できる。
【0003】
ストリーミングサービスは、ネットワークのジッター、帯域幅、遅延、パケット損失率、ビットエラー率などの制限条件と端末機のデータ処理性能、メモリ容量などの特性によって制限される。したがって、従来のダウンロード方式とストリーミング方式とを結合したストリーミングサービス技術(大韓民国特許公開第2002−95001号公報)では、マルチメディアストリームファイルをダウンロードファイルとストリーミングファイルとに分離して、ユーザーが所望のストリームを要請すれば、これに該当するダウンロードファイルが端末に存在しているか否かをメッセージ送受信を通じて確認して、存在していない場合には、ストリーミングファイルとダウンロードファイルとを共に伝送し、ダウンロードファイルが存在する場合には、ストリーミングファイルのみをストリーミングしている。このようなストリーミングファイルと該当するダウンロードファイルとを単純に連結する方法は、ストリーミングファイルとダウンロードファイルとの特定結合構成を端末及びサーバーが予め知っている場合にのみ動作し、多様なストリーミングファイルとダウンロードファイルとの結合構造を提供できない。また、この方法では、ダウンロードファイルがない場合、ダウンロードを強制的に実施することで、端末の保存容量が不足した場合には動作しないという問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が達成しようとする技術的課題は、多様なストリーミング方式とダウンロード方式とが結合されたマルチメディアコンテンツサービスをコンテンツ付加情報を活用して提供できるマルチメディアデータを記録した情報保存媒体、その再生方法及び装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記技術的課題は、本発明によって、マルチメディアデータを記録した情報保存媒体において、前記マルチメディアデータは、少なくとも一つのメディアストリームと、付加情報とを含み、前記メディアストリームは、ネットワークを通じてストリーミングされるデータとネットワークを通じてダウンロードされるデータとを分離して記録しており、前記付加情報は、前記ストリーミングデータとダウンロードデータとの結合方法を表現する情報であることを特徴とする情報保存媒体により達成される。
【0006】
前記メディアストリームは、前記ストリーミングデータを集めて作られた第1サブストリームと、前記ダウンロードデータを集めて作られた第2サブストリームとを組み合わせて、前記メディアストリームを作るのに使われる情報であるコンテンツ付加情報をさらに含むことが望ましい。
【0007】
また、前記技術的課題は、(a)マルチメディアデータを構成する少なくとも一つのメディアストリームに関する構成情報であるコンテンツ付加情報を受信する段階と、(b)前記コンテンツ付加情報によってダウンロードデータ伝送要求命令を伝送し、ダウンロードデータを受信して保存する段階と、(c)前記コンテンツ付加情報によってストリーミングデータ伝送要求命令を伝送し、ストリーミングデータを受信する段階と、(d)前記保存されたダウンロードデータとストリーミングデータとを前記コンテンツ付加情報によって元のメディアストリームに作って再生する段階とを含むことを特徴とするマルチメディアデータ再生方法によっても達成される。
【0008】
前記コンテンツ付加情報は、前記マルチメディアデータを構成するメディアストリームの数情報と、前記メディアストリームの属性に関する情報であるストリーム付加情報とを含むことが望ましい。
【0009】
一方、本発明の他の分野によれば、前記技術的課題は、ダウンロードサブストリームを受信するダウンロードサブストリームバッファと、ストリーミングサブストリームを受信するストリーミングサブストリームバッファと、前記ダウンロードサブストリーム及びストリーミングサブストリームを組み合わせてメディアストリームを作って復号化するメディア復号器と、前記復号化したデータが複数個である場合に、そのそれぞれの時間同期を合わせて再生するレンダラとを備えることを特徴とするマルチメディアデータ再生装置によっても達成される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、多様な方法でダウンロード方式及びストリーミング方式を結合したマルチメディアサービスを提供でき、端末の保存容量が不足した場合に不要なダウンロードをしないので、効率的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、添付された図面を参照して、本発明の望ましい実施例について詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明のマルチメディアデータの構成を示す図である。
【0013】
マルチメディアコンテンツは、ビデオ、オーディオ及びテキストなど色々なデータから構成されうる。これらそれぞれのデータをメディアストリームという。図1を参照するに、3個のメディアストリームから構成されたマルチメディアコンテンツの一例を挙げている。すなわち、メディアストリームA110、メディアストリームB120、メディアストリームC130は、一つのマルチメディアコンテンツを構成するメディアストリームであって、それぞれのメディアストリームは、メディアストリーム自体の内部時間同期情報とメディアストリーム間の時間同期を合わせるためのメディア間時間同期情報が挿入されている。これらの情報は、メディアストリームを作る際に使われる参照システムクロックを利用して作られる。
【0014】
時間同期に関する情報をさらに詳細に説明すれば、MPEG−4システムの場合、それぞれのメディアストリームの再生開始時間は、BIFS(Binary Format or Scene Description)のノード情報のstartTimeに記録される。その他にもBIFSには、メディアストリームの位置情報などが記録される。そして、一つのストリームを復号の基本単位であるアクセスユニットに分け、SL Packet(Synchroniztion Layer Packet)に含めて伝送するが、この際、SL Packetのヘッダーに記録されたCTS(Composition Time Stamp)、DTS(DecODer Time Stamp)情報、OCR(Object Clock Reference)情報を使用して、ストリーム内の時間同期及びストリームとストリーム間の時間同期を達成する。
【0015】
図2は、ダウンロードセグメント及びストリーミングセグメントから構成されたメディアストリームを示す図である。図2を参照するに、それぞれのメディアストリームは、陰影で表示されたダウンロードセグメントと、白色で表示されたストリーミングセグメントとから構成されるということが分かる。ダウンロードセグメントは、ストリーミング開始以前に端末にダウンロードされ、ストリーミングセグメントは、ストリーミング時にリアルタイムで端末に伝送される。ストリーミングセグメント及びダウンロードセグメントをどのように分割するかは、通信網の伝送速度及び端末機の入力バッファの容量を考慮して決定されうるが、一例として、端末機入力バッファのオーバーフロー及びアンダーフローが発生しないように、一部をまずストリーミングセグメントに割り当て、残りはダウンロードセグメントに割り当てることができる。MPEG−4システムで使われる場合には、これらのダウンロードセグメント及びストリーミングセグメントは、アクセスユニットから構成される。
【0016】
図3は、図2に示すメディアストリームをダウンロードサブストリームとストリーミングサブストリームに作ることを示す図である。
【0017】
ストリームAは、ダウンロードセグメントA2、A4、A6とストリーミングセグメントA1、A3、A5、A7とから構成されている。したがって、ダウンロードサブストリームA−1310は、ダウンロードセグメントであるA2、A4、A6セグメントを集めて作り、ストリーミングサブストリームA−2320は、ストリーミングセグメントであるA1、A3、A4、A7セグメントを集めて作る。同様に、ストリームBでも、B2、B4、B6セグメントを集めてダウンロードサブストリームB−1330を作り、B1、B3、B5セグメントを集めてストリーミングサブストリームB−340を作る。ストリームCでも、C2、C4セグメントを集めてダウンロードサブストリームC−1350を作り、C1、C3、C5を集めてストリーミングサブストリームC−2360を作る。付加情報370は、ダウンロードサブストリーム及びストリーミングサブストリームをもって元のストリームを再び作る時に必要な情報である。
【0018】
図4は、図3の付加情報の内容を示す図である。従来のコンテンツ符号化技術で使われている著作権情報、メタデータ情報、キーワード情報などの表現に使われる技術は、図4の付加情報に含まれうる。したがって、図4では、本発明のストリーミングサービスを提供するための付加情報について主に説明する。図4を参照するに、ストリーミング_コンテンツ_付加情報440は、ストリーミングサービスに提供されるマルチメディアコンテンツに関する情報であって、コンテンツを構成するストリームの数(ストリーム_数)442とそれぞれのストリームに対する付加情報(ストリーム_付加情報)444とから構成される。
【0019】
そして、それぞれのストリームに対する付加情報であるストリーム_付加情報444は、このストリームについての識別子(ストリーム_識別子)432とダウンロードサブストリーム及びストリーミングサブストリームに関する情報434ないし438とを含む。一つのストリームは、全体がダウンロードサブストリームまたはストリーミングサブストリームになることができ、Booleanデータであるダウンロード情報434とストリーミング情報436との値によって、ダウンロードサブストリームに対する付加情報またはストリーミングサブストリームについての付加情報を含む。
【0020】
ダウンロードサブストリームまたはストリーミングサブストリームについての付加情報は、サブストリーム_付加情報420に記録されている。サブストリーム_付加情報420は、サブストリームを構成するセグメントの数(セグメント_数)422、サブストリームのサイズ(サブストリーム_サイズ)424、及びセグメントリスト426から構成されている。セグメントリスト426は、サブストリームを構成するセグメントのバイト単位の開始位置(セグメント_開始)412とセグメントのサイズ(セグメント_サイズ)414とから構成される。
【0021】
図5は、再生装置がサーバーからストリーミングサービスを提供されることを説明するための図である。ストリーミングサービスのための認証、セッション管理などに使われるプロトコルは、従来の方法がそのまま使用されても良く、したがって、本発明によって追加されるプロトコルを中心に説明する。まず、ストリーミングコンテンツを端末がサーバーに要求すれば、S510、サーバーは、図4に示すような付加情報を端末に伝送するS520。端末は、この付加情報を読んでダウンロードしたデータの保存に使われるデータ保存部の容量が十分であるか否かを分析し、十分である場合には、サーバーにダウンロードサブストリームのダウンロードを要求するS530。サーバーは端末にダウンロードサブストリームを伝送し、端末は、受信したダウンロードサブストリームをデータ保存部に保存するS540。端末は、ダウンロードが完了すれば、サーバーにストリーミングサービスを要請しS550、端末は、データ保存部に保存されたダウンロードサブストリームとサーバーから伝送されるストリーミングサブストリームとを合わせて、図4に示す付加情報によって元のストリームを作って再生するS560a、S560b。
【0022】
図6は、本発明の再生装置の構成図である。ダウンロードサブストリーム保存部610に保存されたダウンロードされたサブストリームは、予めサーバーから読まれて保存されたものである。ネットワーク604を通じてサーバー602からストリーミングされるストリーミングサブストリームは、デマルチプレクサ606を経ていろいろなストリームに分けられ、それぞれのストリームの復号時間符号(MPEG−4の場合、DTS)及びストリーム識別子情報を参照して、該当するストリーミングサブストリームバッファ1ないし3630aないし630cに復号時間前に入力される。そして、ダウンロードサブストリームバッファ1ないし3620aないし620cには、ダウンロードサブストリーム保存部610に保存されたダウンロードサブストリームが保存される。復号前バッファ640aないし640cは、ストリームの種類によって別に設けられている。一つのストリームに対する復号前バッファ640aには、ダウンロードサブストリームバッファ620a及びストリーミングサブストリームバッファ630aから、復号時間符号を読んでその値によって、順次にアクセスユニット別に入力される。
【0023】
したがって、メディアストリーム復号器650a、650b及びレンダラ670は、従来のものをそのまま利用できる。図6を参照するに、一つのメディアストリームは、二つの復号前バッファ640a、640bを持っているが、これは、伸縮符号圧縮方式による基本層ストリーム及び向上層ストリームのための例を示すものである。
【0024】
図7は、本発明で記述した付加情報をMPEG−4標準に適用した実施例を示す図である。MPEG−4は、コンテンツの構成情報をBIFSとオブジェクト記述子とを使用して表現する。IOD(Initial Object Descriptor)は、BIFSとODとを示す。図7の実施例は、図4を参照して説明した付加情報を従来のMPEG−4と互換して適用するために、MPEG−4のストリームについての付加情報を記述する基本ストリーム記述子が含む拡張記述子を使用した例である。downloadSubstream及びstreamingSubstreamは、このストリームがダウンロードサブストリームやストリーミングサブストリームを有しているかについての情報である。それぞれは、ダウンロードサブストリーム及びストリーミングサブストリームに対して分割されたセグメントの数、バイト単位のサブストリームのサイズ、サブストリームを構成するセグメントのバイト単位の開始位置、及びセグメントのサイズから構成される。URL_flag、URLlength、及びURLstringは、このサブストリームの保存場所をURLで表示する時に使用し、端末は、この位置でダウンロードサブストリームをダウンロードし、ストリーミングサブストリームをストリーミングする。
【0025】
既存のMPEG−4ストリームとの互換性を考慮しないとすれば、MPEG−4システムに存在する基本ストリーム記述子以外に、図7に示す情報を表す新しい記述子を含むことができる。
【0026】
端末が備えなければならないダウンロードストリーム保存部の容量は、各ダウンロードストリームのサイズを全て加算して予め計算して定めることができるが、必要な保存部の容量情報をコンテンツ付加情報に記録することも可能である。MPEG−4システムの場合、容量情報はIODに記録される。端末は、このダウンロードストリーム保存部の容量情報を活用して、保存部の現在使用可能保存容量と比較して、サーバーにダウンロードストリームを要請するか否かを決定できる。
【0027】
一方、前記マルチメディアデータ再生方法は、コンピュータプログラムで作成可能である。前記プログラムを構成するコード及びコードセグメントは、当分野のコンピュータプログラマーによって容易に推論できる。また、前記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な情報保存媒体に保存され、コンピュータによって読み取られ、実行されることによって、マルチメディアデータ再生方法を具現する。前記情報保存媒体は、磁気記録媒体、光記録媒体、及びキャリアウェーブ媒体を含む。
【0028】
以上、本発明について、その望ましい実施形態を中心に述べた。当業者は、本発明が、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で、変形された形態に具現可能であるということを理解できるであろう。したがって、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、特許請求の範囲に表れており、それと同等な範囲内にあるあらゆる相違点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明のマルチメディアデータの構成を示す図である。
【図2】ダウンロードセグメント及びストリーミングセグメントから構成されたメディアストリームを示す図である。
【図3】2に示すメディアストリームをダウンロードサブストリーム及びストリーミングサブストリームに作ることを示す図である。
【図4】図3の付加情報の内容を示す図である。
【図5】再生装置がサーバーからストリーミングサービスを提供されることを説明するための図である。
【図6】本発明の再生装置の構成図である。
【図7】本発明で説明した付加情報をMPEG−4標準に適用した実施例を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチメディアデータを含む情報保存媒体において、
前記マルチメディアデータは、少なくとも一つのメディアストリームと、
付加情報とを含み、
前記メディアストリームは、ネットワークを通じてストリーミングされるデータとネットワークを通じてダウンロードされるデータとを分離して記録しており、前記付加情報は、前記ストリーミングデータとダウンロードデータとの結合方法を表現する情報であることを特徴とする情報保存媒体。
【請求項2】
前記ネットワークを通じて伝送されるデータに関する付加情報は、そのマルチメディアデータが位置しているネットワーク上のファイル名情報、位置情報、ダウンロードデータのサイズ情報及びメタ情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報保存媒体。
【請求項3】
前記メディアストリームは、
前記ストリーミングデータを集めて作られた第1サブストリームと前記ダウンロードデータを集めて作られた第2サブストリームとを組み合わせて、前記メディアストリームを作るのに使われる情報であるコンテンツ付加情報をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の情報保存媒体。
【請求項4】
前記コンテンツ付加情報は、
前記マルチメディアデータを構成するメディアストリームの数情報と、
前記メディアストリームの属性に関する情報であるストリーム付加情報と、を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報保存媒体。
【請求項5】
前記ストリーム付加情報は、
前記メディアストリームを構成する第1サブストリーム及び第2サブストリームについての識別子情報と、
受信した第1サブストリームまたは第2サブストリームがダウンロードデータであるか、またはストリーミングデータであるかを表す情報と、
前記ダウンロードデータ及びストリーミングデータの構成情報と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の情報保存媒体。
【請求項6】
(a)マルチメディアデータを構成する少なくとも一つのメディアストリームに関する構成情報であるコンテンツ付加情報を受信する段階と、
(b)前記コンテンツ付加情報によってダウンロードデータ伝送要求命令を伝送し、ダウンロードデータを受信して保存する段階と、
(c)前記コンテンツ付加情報によってストリーミングデータ伝送要求命令を伝送し、ストリーミングデータを受信する段階と、を含むことを特徴とするマルチメディアデータ再生方法。
【請求項7】
前記コンテンツ付加情報は、
前記マルチメディアデータを構成するメディアストリームの数情報と、
前記メディアストリームの属性に関する情報であるストリーム付加情報とを含むことを特徴とする請求項6に記載のマルチメディアデータ再生方法。
【請求項8】
前記ストリーム付加情報は、
前記メディアストリームを構成する第1サブストリーム及び第2サブストリームについての識別子情報と、
受信した第1サブストリームまたは第2サブストリームがダウンロードデータであるか、またはストリーミングデータであるかを表す情報と、
前記ダウンロードデータ及びストリーミングデータの構成情報とを含むことを特徴とする請求項7に記載のマルチメディアデータ再生方法。
【請求項9】
前記付加情報のコンテンツによって元のメディアストリームを復元及び再生するために、前記保存されたダウンロードデータ及びストリーミングデータを使用する段階をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のマルチメディアデータ再生方法。
【請求項10】
ダウンロードサブストリームを受信するダウンロードサブストリームバッファと、
ストリーミングサブストリームを受信するストリーミングサブストリームバッファと、
前記ダウンロードサブストリーム及びストリーミングサブストリームを組み合わせて、メディアストリームを作って復号化するメディア復号器とを備えることを特徴とするマルチメディアデータ再生装置。
【請求項11】
ストリーミングサーバーからダウンロードデータを集めて作られた複数個のダウンロードサブストリームを保存するダウンロードサブストリーム保存部をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のマルチメディアデータ再生装置。
【請求項12】
ストリーミングサーバーからストリーミングデータを受信して、複数個のストリーミングサブストリームを作るデマルチプレクサをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のマルチメディア再生装置。
【請求項13】
前記復号化されたメディアストリーム間の時間同期によって、復号化されたメディアストリームを再生するレンダラをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のマルチメディア再生装置。
【請求項14】
前記ダウンロードストリームは、ネットワークによって伝送されることを特徴とする請求項10に記載のマルチメディア再生装置。
【請求項15】
マルチメディアデータを構成する少なくとも一つのメディアストリームの構成情報であるコンテンツ付加情報を受信する段階と、
前記マルチメディアデータを保存するための保存容量が十分であるか否かを分析する段階と、
前記保存容量が、ダウンロードデータを保存するのに十分である場合、前記ダウンロードデータを要請し、前記ダウンロードデータを受信及び保存する段階とを含むことを特徴とするマルチメディアデータ受信方法。
【請求項16】
ストリーミングデータを受信及び保存する段階をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のマルチメディアデータ受信方法。
【請求項17】
前記ストリームデータを要請する段階をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載のマルチメディアデータ受信方法。
【請求項18】
前記保存されたダウンロードデータ及び前記ストリーミングデータから元のマルチメディアデータを再生する段階をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載のマルチメディアデータ受信方法。
【請求項19】
請求項6に記載のマルチメディア再生方法を行うためのコンピュータで読み取り可能なコードが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項20】
請求項12に記載されたマルチメディアデータ受信方法を行うためのコンピュータで読み取り可能なコードが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2007−523524(P2007−523524A)
【公表日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−549142(P2006−549142)
【出願日】平成17年1月17日(2005.1.17)
【国際出願番号】PCT/KR2005/000155
【国際公開番号】WO2005/069296
【国際公開日】平成17年7月28日(2005.7.28)
【出願人】(506243806)デーヤン ファウンデーション (3)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】