説明

マレイミド末端基を持つポリイミドを含む構造用接着剤

マレイミド末端ポリイミドが二剤型アクリル系構造用接着剤系に導入される。本発明の様々な実施態様のマレイミド末端ポリイミドは、熱安定性、強度、及び靱性の改善をもたらす。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願とのクロスリファレンス
この出願は、2009年2月2日に出願され、その全体が出典明示によりここに援用される「イミド延長マレイミドを含む構造用接着剤」に対する米国仮出願第61/149108号に対して優先権を主張する。
発明の分野
本発明は構造用接着剤組成物に関する。より詳細には、本発明は、改善された強度と靱性を有する構造用接着剤に関する。
【背景技術】
【0002】
アクリル系構造用接着剤組成物は、金属及びプラスチック材料を接合するために商業的に広く使用されているよく知られた商品である。構造用接着剤の耐力及び応力解放特性、並びに結合されている材料の強度を越えうるその結合強度のため、特に負荷応力を広い領域にわたって分散させることがそのような応力を少しの点に集中させるよりも好ましい場合、材料を接合するリベット留め又はスポット溶接のような機械的方法の魅力的な代替法又は部分的な置換法になる。その使用により、機械的接合法が必要とする費用のかかる仕上げ作業が減少し又は排除され、より好ましい外観がもたらされ、一又は複数の金属成分を含む組立部品の腐食の可能性が少なくとも低減される。また、それらは広範な表面処理を行わないで多様な金属を接合するために使用することができる。
【0003】
アクリル系構造用接着剤は、接合された金属及び/又は高分子材料に構造用強度付与接合をもたらすために広く使用されている。アクリル系構造用接着剤は、溶接又は機械的締結技術の代わりに金属部品を接合するために有用である。構造的な要求は、高い接合強度と良好な欠陥モードを含む。接合強度を測定するための典型的な方法は、ラップ剪断、高速衝撃、及びT字剥離試験である。アクリル系構造用接着剤に対してよく使用されているものの一つは車両本体パネル及びドアにおけるヘムフランジの形成においてである。例示的な一般的アクリル系構造用接着剤及びアクリル系構造用接着剤を使用する方法は、次の特許に開示されている:米国特許第6180199号(発明の名称「Beaded Adhesive And Hem Flanged Part Made Therefrom」);米国特許第6074506号(発明の名称「Method Of Bonding Using Non-Compressible Beads」);米国特許第5932638号(発明の名称「Free, Radical Polymerizable Compositions Including Para-Halogenated Aniline Derivatives」);米国特許第5783298号(発明の名称「Adhesive Mixture With Non-Compressible Beads Therein」);米国特許第5710235号(発明の名称「Olefinic And Urethane-Terminated Ester Polyalkadiene」);米国特許第5641834号(発明の名称「Modified Polyalkadiene-Containing Compositions」);及び米国特許第5632413号(発明の名称「Adhesive Bonding Apparatus And Method Using Non-Compressible Beads」)。一般的なアクリル系構造用接着剤は、典型的には、メタクリル酸メチル及びメタクリル酸のような一又は複数のオレフィン反応性単量体、強靭化剤及びレドックス開始剤系の混合物を含む。強靭化剤は、反応性であっても反応性でなくてもよいが、反応性単量体と重合性でありうる。反応性高分子、例えば不飽和ポリエステル及びアクリルウレタンプレポリマーを、重合中に開始単量体にグラフトさせ又はこれを架橋させうる。また、完全に処方されるアクリル系構造用接着剤は、基材への接着性、環境抵抗、衝撃強度、可撓性、耐熱性等を改善するための他の添加剤を典型的には含む。エポキシ樹脂は改善された耐熱性を付与する。
【0004】
残念ながら、多くの従来の構造用接着剤では、可撓性/靱性と強度が両立しなかった。可撓性及び靱性を増加させるために、ゴム状高分子を接着剤に加えるが、これらゴム状高分子の添加は弾性率と最終的には接着剤の強度にマイナスの影響を及ぼす。従って、強度を犠牲にしないで改善された可撓性及び靱性を持つ構造用接着剤処方物を提供することが望ましい。
本発明が達成しようとするのはこれらの必要性である。
【発明の概要】
【0005】
本発明の第一の態様では、フリーラジカル重合性単量体、及びマレイミド末端基を持つポリイミドであって、モノ−、ビス−、又はポリ−マレイミド化合物を含むマレイミドを含有する構造用接着剤が提供される。本発明の一実施態様では、ラジカル重合性単量体がTHFMAを含む。本発明の他の実施態様では、接着剤は、好ましくはGMA/CTB付加物、コア−シェル型耐衝撃性改良剤、及びブロック共重合体エラストマーの少なくとも一種を含む強靭化剤を更に含有する。
【0006】
本発明の更なる実施態様では、接着剤は接着促進剤、好ましくはHEMAホスフェートを更に含む。本発明の更に他の実施態様では、接着剤は、金属ジメタクリレート、好ましくはジメタクリル酸亜鉛を更に含む。本発明の更なる実施態様では、接着剤はエトキシル化ビスフェノールAジメタクリレートを更に含有する。また本発明の他の実施態様では、接着剤は、メタケイ酸カルシウム又はヒュームドシリカの少なくとも一を含む粒状添加剤を更に含有する。
【0007】
本発明の更なる態様では、A剤として、(a)少なくとも一種のフリーラジカル重合性単量体;(b)マレイミド末端基を持つポリイミド;及び(c)還元剤と、B剤として、酸化剤を含有する二剤型構造用接着剤が提供される。本発明の好ましい実施態様では、還元剤は、N,N−ジイソプロパノール−p−クロロアニリン;N,N−ジイソプロパノール−p−ブロモアニリン;N,N−ジイソプロパノール−p−ブロモ−m−メチルアニリン;N,N−ジメチル−p−クロロアニリン;N,N−ジメチル−p−ブロモアニリン;N,N−ジエチル−p−クロロアニリン;N,N−ジエチル−p−ブロモアニリン;N,N−ジメチル−p−アニリン;及びN,N−ジイソプロパノール−p−トルイジンの少なくとも一つを含む。また本発明の他の実施態様では、酸化剤は過酸化ベンゾイルを含む。本発明の好ましい実施態様では、第二パッケージに対する第一パッケージの重量比が約1:1から約15:1である。
【0008】
本発明の更なる態様では、第一の基材にマレイミド末端基を持つポリイミドを含有する構造用接着剤を提供し、及び第一の基材上の構造用接着剤に第二の基材を接触させ、該構造用接着剤を硬化させる工程を含む2つの基材を接合する方法が提供される。本発明の他の実施態様では、構造用接着剤はアクリル系構造用接着剤又はエポキシ系構造用接着剤の少なくとも一を含む。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第一の態様では、マレイミド末端基を持つポリイミド、好ましくはビスマレイミド末端基を持つポリイミドを含有する構造用接着剤が提供される。この添加剤の構造は、最終の高分子網目構造に改善された強度、靱性、及び熱安定性をもたらす。
【0010】
本発明の第一の態様では、マレイミド末端基を持つポリイミドは熱安定性、強度、及び靱性を改善するために二剤型アクリル接着剤系に導入される。本発明の様々な実施態様のマレイミド末端基を持つポリイミドは、柔軟な脂肪族鎖が散在した堅牢な芳香族部分の組合せを通してこの物理的特性のバランスがもたらされると思われる。マレイミド末端基を持つポリイミドは堅牢なイミドセグメントと柔軟な二量体脂肪酸鎖の双方を有する独特の分子である。アクリル系接着剤中に処方される場合、熱安定性を維持しながら強度と靱性を向上させる。
【0011】
二剤(二パーツ)の反応性アクリル系構造用接着剤のA剤(A側)は、10 から90重量%の少なくとも一種のフリーラジカル重合性単量体(主要単量体)を主要な量で含む。代表的な単量体には、(メタ)アクリル酸エステル、例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸エチル、ジエチレングリコールジメタクリレート、メタクリル酸ジシクロペンタジエニルオキシエチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸グリシジル及びメタクリル酸テトラヒドロフルフリル(THFMA)が含まれる。好ましい単量体は、硬化重合体における堅牢性に寄与し、少なくとも50℃、好ましくは60℃、ある場合には105℃もの単独重合体Tgを示すメタクリル酸エステルから選択される。
【0012】
本発明の更なる実施態様では、主要単量体は、エチレン性不飽和カルボン酸単量体、例えばメタクリル酸、アクリル酸、置換(メタ)アクリル酸、例えばイタコン酸、マレイン酸及びフマル酸と組み合わせることができる。ここに含めることができる更なる任意の共単量体は、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド及びメタクリルアミド;酢酸ビニル;塩化ビニリデン;及びブタジエン、例えば2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン及び2−クロロ−1,3−ブタジエンである。他の有用な単量体は、マレイン酸エステル;及びフマル酸エステルを含む。一実施態様では、単量体メタクリル酸テトラヒドロフルフリル、メタクリル酸及びメタクリル酸メチルの混合物が有用である。更なる実施態様では、場合によっては主要単量体との反応性希釈剤を含むことが好ましい。
【0013】
主要単量体と共に場合によっては含まれうる共単量体は、OH官能基モノエチレン性不飽和単量体、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、モノ(メタ)アクリル酸1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、及び1,4−ブタンジオールジメタクリレートを含む。好ましくは、0.0から10wt%(A剤の重量基準)の多官能性架橋共単量体、例えばトリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリトリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリトリトールペンタ(メタ)アクリレート、及びエポキシ−ジアクリレート、例えばエトキシル化ビスフェノールAジメタクリレートが含まれる。
【0014】
本発明において用いられるマレイミド末端基を持つポリイミドは任意のマレイミド末端基を持つポリイミドを含む。本発明の一実施態様では、マレイミド部分は、モノ−、ビス−、又はポリ−マレイミドを含む。本発明の好ましい実施態様では、マレイミド末端基を持つポリイミド、全体を出典明示によりここに援用する米国特許第7157587号及び第7208566号に開示されたものを含む。
【0015】
本発明の一実施態様では、 マレイミド末端基を持つポリイミドの分子量(平均分子量)は少なくとも2000である。本発明の好ましい実施態様では、分子量は少なくとも約3000である。本発明の最も好ましい実施態様では、分子量は約10000未満であり、最も好ましくは約5000未満である。
【0016】
本発明の更なる実施態様では、マレイミド末端基を持つポリイミドは約5から約30重量パーセント、より好ましくは約10から約20重量パーセントの量で接着剤のA剤側に存在する。
【0017】
本発明の更なる実施態様では、接着剤は更にエポキシ化合物を更に含む。本発明の実施態様のエポキシ化合物はエポキシ(オキシラン)基を含む任意の物質を含む。含まれるエポキシ樹脂はエポキシクレゾールノボラック、エポキシフェノールノボラック及びこれらの何れかとビスフェノールAエポキシ樹脂との混合物である。単量体エポキシ化合物及び重合体型のエポキシドは、脂肪族、脂環式、芳香族又は複素環式でありうる。1分子当たりのエポキシ基の「平均」数は、エポキシ含有材料中のエポキシ基の全数を、存在するエポキシ分子の全数によって割ることによって決定される。有用なエポキシ材料は平均で1分子当たり少なくとも1.5の重合性エポキシ基を一般に含む。好ましくは、1分子当たり二以上のエポキシ基が存在する。高分子エポキシドは、末端エポキシ基(例えばポリオキシアルキレングリコールのジグリシジルエーテル)を有する線形重合体、骨格オキシラン単位(例えばポリブタジエンポリエポキシド)を有する重合体 、及びペンダントエポキシ基(例えばグリシジルメタクリレート重合体又は共重合体)を有する重合体を含む。エポキシドは純粋な化合物であってもよいが、一般には1分子当たり1、2、又はそれ以上のエポキシ基を含む混合物である。
【0018】
エポキシ含有材料は、低分子量単量体材料から高分子量重合体まで変わり得、その骨格及び置換基の種類は大きく変動しうる。例えば、骨格は任意のタイプであり得、その置換基は活性な水素原子を含んでいなくともよい。許容可能な置換基の例は、ハロゲン、エステル基、エーテル、スルホネート基、シロキサン基、ニトロ基、ホスフェート基等を含む。エポキシ含有材料の分子量は約50から100000又はそれ以上まで変わりうる。様々なエポキシ含有材料の混合物がまた本発明の組成物において使用することができる。
【0019】
本発明のエポキシ化合物は脂環式エポキシドでありうる。脂環式エポキシドの例は、ジカルボン酸の脂環式エステルのジエポキシド、例えばビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)オキサレート、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)ピメレート等を含む。ジカルボン酸の脂環式エステルの他の適切なジエポキシドは、例えば出典明示によりここに援用される米国特許第2750395号に記載されている。
【0020】
他の脂環式エポキシドは、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、例えば3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート;3,4−エポキシ−l−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−1−メチルシクロヘキサンカルボキシレート;6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート;3,4−エポキシ−2−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−2−メチルシクロヘキサンカルボキシレート;3,4−エポキシ−3,4−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−3−メチルシクロヘキサンカルボキシレート;3,4−エポキシ−5−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−5−メチルシクロヘキサンカルボキシレート等を含む。他の適切な3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートは、例えば出典明示によりここに援用される米国特許第2890194号に記載されている。
【0021】
それ自体固形物で担体に可溶であろうと、又はそれ自体液体であろうと、ビスフェノールAに基づくエポキシ樹脂が、相対的に安価であるので、好ましい。樹脂性であろうと単純化合物であろうと集合的にエポキシ樹脂と称される無数の利用可能なエポキシ材料が存在する。特に、直ぐに利用できる単純なエポキシ化合物は、オクタデシレンオキシド、グリシジルメタクリレート、ビスフェノールAのジグリシジルエーテル(例えばShell Chemical社から商品名EPONで、Dow Chemical社からDERで利用できるもの)、ビニルシクロヘキセンジオキシド(例えばUnion Carbide社製のERL−4206)、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(例えばUnion Carbide社製のERL−4221)、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ − 6−メチルシクロヘキセンカルボキシレート(例えばUnion Carbide社製のERL−4201)、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート(例えばUnion Carbide社製のERL−4289)、ビス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル(例えばUnion Carbide社製のERL−0400)、ポリプロピレングリコールで変性した脂肪族エポキシ(例えばUnion Carbide社製のERL−4050及びERL−4052)、ジペンテンジオキシド(例えばUnion Carbide社製のERL−4269)、エポキシ化ポリブタジエン(例えばFMC社製のOXIRON 2001)、エポキシ官能性を含むシリコーン樹脂、難燃剤エポキシ樹脂(例えばDow Chemical社から入手できる臭素化ビスフェノール型エポキシ樹脂のDER−580)、フェノールホルムアルデヒドノボラックの1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル(例えばDow Chemical社製のDEN−431及びDEN−438)、及びレゾルシノールジグリシジルエーテルを含む。
【0022】
更に他のエポキシ含有材料は、エポキシ(メタ)アクリル酸エステルの共重合体、例えば一又は複数の共重合性ビニル化合物を含むグリシジルアクリレート及びグリシジルメタクリレートである。そのような共重合体の例は、1:1のスチレン−グリシジルメタクリレート、1:1のメチルメタクリレートグリシジルアクリレート及び62.5:24:13.5のメチルメタクリレート−エチルアクリレートグリシジルメタクリレートである。
【0023】
本発明の一実施態様では、エポキシは最終処方物中に約2から約20重量パーセント、好ましくは約3から約10重量パーセントの量で存在する。本発明の他の実施態様では、構造用接着剤はエポキシ系構造用接着剤を含み、ここで、エポキシ樹脂は、出典明示によりここに援用される米国特許第4578424号及び第5385990号に記載されたもののような主要接着剤材料である。
【0024】
任意の既知の適切な強靭化剤を本発明に係る構造用接着剤において利用することができる。強靭化剤の例は、様々な固形及び液体エラストマー高分子材料、特に 米国特許第 4223115号;第4452944号;第4769419号;第5641834号及び第5710235号に記載された液体のオレフィン末端エラストマー;及びそれぞれの全開示を出典明示によりここに援用する米国特許第4223115号;第4452944号;第4467071号及び第4769419号に記載されたようなイソシアネート官能性プレポリマー及びヒドロキシ官能性単量体のオレフィン性ウレタン反応産物を含む。
【0025】
好ましいウレタン変性オレフィン末端液体エラストマーは、共役ジエンのポリカルボン酸単独重合体とのオレフィン性モノエポキシド化合物の反応産物を含む米国特許第4769419号に記載のもの、最も特定的には、米国特許第4769419号の実施例1に記載されたグリシジルメタクリレート/カルボキシル末端ブタジエン(GMA/CTB)付加物を含む。
【0026】
A−B−Aトリブロックブロック共重合体は有用な強靭化剤である。一例では、Aブロックは、ポリスチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、又は他の環状アルキル化スチレン、並びに上記の幾つか又は全ての混合物であり、Bブロックは0℃又はそれ未満のTgを有する弾性セグメント、例えばブタジエン、イソブチレン又は他のオレフィン、例えばエチレン−プロピレン単量体のような共役ジエンから誘導されたものである。商業的に入手できるブロック共重合体の強靭化剤は、Enichem Elastomers Americas社から入手できるEUROPRENE(登録商標)を含む。好ましい強靭化剤は、スチレン−[イソプレン]−スチレン(25−[50]−25重量部)のターブロックポリマーに基づいている。他の高分子量強靭化剤は、例えば、限定しないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、スチレン−ブタジエン、ポリクロロプレン、EPDM、塩化ゴム、ブチルゴム、スチレン/ブタジエン/アクリロニトリルゴム及びクロロスルホン化ポリエチレンを含むブロック共重合体及びランダム共重合体を含む。
【0027】
他の強靭化剤は液体オレフィン末端エラストマーを含み、ここで、エラストマー部分はブタジエンの単独重合体、ブタジエン及びそれと共重合可能な少なくとも一種の単量体、例えばスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル(例えばポリ(ブタジエン−(メタ)アクリロニトリル又はポリ(ブタジエン−(メタ)アクリロニトリル−スチレン)及びその混合物との共重合体、並びに例えばメタクリレート末端ポリブタジエン単独重合体及び/又は共重合体を与えるために約5重量パーセントまでの微量の少なくとも一種の官能単量体(例えばアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマル酸、スチレン、及びメタクリル酸メチル)のエラストマー材料との共重合によって変性されたブタジエン共重合体及び単独重合体のような変性エラストマー高分子材料に基づく。
【0028】
強靭化剤として含まれるものは、出典明示によりここに援用される米国特許第5587433号に開示されたような、カルボキシエステル結合基及び少なくとも一つの新生二次ヒドロキシル基を有するオレフィン末端ポリアルカジエンである。二次OH基は、場合によっては、出典明示によりここに援用される共有に係る米国特許第5641834号に開示されたようなイソシアネートを使用してキャップしてもよい。
【0029】
付加されたヒドロキシ末端ポリブタジエンの特定の例は、二塩基性無水物(無水フタル酸)と、ついでグリシジル置換基のようなエポキシとの、無水物変性OH末端PBDの反応を含む。
【0030】
更なる強靭化剤系は、米国特許第6225408号に教唆されるような異なった分子量を有する二つの重合体の組合せを利用する。そこに教唆される特定の例は、約18000未満の重量平均分子量(MW)の主要な量の主な強靭化剤と約18000より大きいMWの補助強靱化剤との組合せである。特定の例は、グリシジルメタクリレート末端CTBNゴムとスチレン−[イソプレン]−スチレンのターブロック共重合体の60:40混合物である。
【0031】
ここで有用な接着促進剤は、存在するビニル又はアリル不飽和の一ユニットを有するホスフィン酸のモノエステル及びホスホン酸及びリン酸のモノ及びジエステルを有する既知のリン含有化合物である。ビニル不飽和が好ましい。リン含有接着促進剤の代表例は、限定しないが、リン酸;リン酸2−メタクリロイルオキシエチル;ビス−(2−メタクリルロキシルオキシエチル)ホスフェート;リン酸2−アクリロイルオキシエチル;ビス−(2−アクリロイルオキシエチル)ホスフェート;メチル−(2−メタクリロイルオキシエチル)ホスフェート;エチルメタクリロイルオキシエチルホスフェート;メチルアクリロイルオキシエチルホスフェート;エチルアクリロイルオキシエチルホスフェート;プロピルアクリロイルオキシエチルホスフェート、イソブチルアクリロイルオキシエチルホスフェート、エチルヘキシルアクリロイルオキシエチルホスフェート、ハロプロピルアクリロイルオキシエチルホスフェート、ハロイソブチルアクリロイルオキシエチルホスフェート又はハロエチルヘキシルアクリロイルオキシエチルホスフェート;ビニルリン酸;シクロヘキセン−3−ホスホン酸;(α−ヒドロキシブテン−2ホスホン酸;1−ヒドロキシ−1−フェニルメタン−1,1−ジホスホン酸;1−ヒドロキシ−1−メチル−1−ジホスホン酸;1−アミノ−lフェニル− 1,1−ジホスホン酸;3−アミノ−3−ヒドロキシプロパン−l,l−ジホスホン酸;アミノ−トリス(メチレンホスホン酸);γ−アミノ−プロパンホスホン酸;γ−グリシドオキシプロピルホスホン酸;リン酸−モノ−2−アミノエチルエステル;アリルリン酸;アリルホスフィン酸;β−メタクリロイルオキシエチルホスフィン酸;ジアリルホスフィン酸;β−メタクリロイルオキシエチル)ホスフィン酸及びアリルメタクリロイルオキシエチルホスフィン酸である。好ましい接着促進剤は、2−ヒドロキシエチルメタクリレートホスフェートである。
【0032】
接着促進剤の他の好ましいクラスは、金属ジメタクリレートを含む。一つの特に好ましい接着促進剤はジメタクリル酸亜鉛を含む。これらの接着促進剤は、金属表面との金属相互作用及び高分子網目構造を強化する架橋という二重の目的を果たす。本発明の一実施態様では、金属ジメタクリレートは0.05から4.0重量パーセントで存在する。本発明の好ましい実施態様では、金属ジメタクリレートは約0.5から約2.0重量パーセントで存在する。
【0033】
本発明はまた雰囲気温度開始系を含みうる。好ましい接着剤系において用いることができる雰囲気温度開始系はよく知られているレドックス対系であり、ここでは詳細に検討する必要はない。基本的には、付加重合反応を開始し接着剤を硬化させるのに有効なフリーラジカルを生成するように室温で同時反応性である少なくとも一つの酸化剤と少なくとも一つの還元剤を含む。そのように同時反応性である既知の酸化剤及び還元剤の実質的に任意のものを用いることができる。代表的な酸化剤には、限定しないが、有機過酸化物、例えば過酸化ベンゾイル及び他の過酸化ジアシル、ヒドロペルオキシド、例えばクメンヒドロペルオキシド、例えばβ−ブチルペルオキシベンゾエート;ケトンヒドロペルオキシド、例えばメチルエチルケトンヒドロペルオキシド、遷移金属の有機塩、例えばナフテン酸コバルト、及び塩化スルホニルのような不安定塩素を含む化合物が含まれる。代表的な還元剤には、限定しないが、スルフィン酸;アゾ化合物、例えばアゾイソ酪酸ジニトリル;α−アミノスルホン、例えばビス(トリスルホンメチル)−ベンジルアミン;第三級アミン、例えばジイソプロパノール−p−トルイジン(DIIPT)、ジメチルアニリン、p−ハロゲン化アニリン誘導体及びジメチル−p−トルイジン;及びアミンアルデヒド縮合産物、例えば、アニリン又はブチルアミンのような第一級アミンとのブチルアルデヒドのような脂肪族アルデヒドの縮合産物が含まれる。レドックス対触媒系と共に既知のアクセラレータ及び促進剤の使用が有利な場合がある。好ましくは、酸化剤は結合アクセラレータの約0.5から約50重量パーセントの範囲の量で存在し、還元剤の量は重合性接着剤組成物の約0.05から約10重量パーセント、好ましくは約0.1から約6.0重量パーセントの範囲である。DIIPTは最も好ましい還元剤である。最も好ましい酸化剤は過酸化ベンゾイルである。
【0034】
本発明の接着剤は多くの形態を採りうるけれども、最も好ましい接着剤系は、一つのパッケージ又は剤がフリーラジカル重合性単量体成分及び還元剤を含み、第二の剤又はパッケージが酸化剤を含むマルチパック又は二剤接着剤系として提供される。二剤は反応性硬化を開始するために使用時に互いに混合される。個々の剤の混合後、接合される一又は双方の表面を混合接着剤系で被覆し、表面を互いに接触させる。完全に処方された接着剤において典型的に考えられる他の任意成分の添加剤は、抗酸化剤、阻害剤、タレ防止添加剤、チキソトロピー剤、加工助剤、ワックス、UV安定剤、アーク抑制剤、及びドリップ抑制剤を含む。典型的な添加剤の例は、ヒュームドシリカ、アルミナ、ヒンダードフェノール、置換ヒドロキノン、シラン処理タルク、雲母、長石、及び珪灰石を含む。
【0035】
用途
本発明の接着剤は多くの形態を採りうるけれども、最も好ましい接着剤系は、一つのパッケージ又は剤がフリーラジカル重合性単量体成分及び還元剤を含み、第二の剤又はパッケージが酸化剤を含むマルチパック又は二剤接着剤系として提供される。二剤は反応性硬化を開始するために使用時に互いに混合される。接着剤を分配するための好ましい手段はノズルに静的ミキサーを備えた二チャンバーのカートリッジであり、大きなスケールでの適用では、計量混合分配装置である。個々のパッケージの混合後、接合される一又は双方の表面を混合接着剤系で被覆し、表面を互いに接触させる。好ましい混合比は典型的には1:1から10:1のA:Bを含む。
【0036】
本発明の接着剤系は、鋼、アルミニウム及び銅のような金属表面を、金属、プラスチック、及び他の高分子、補強プラスチック、繊維、ガラス、セラミックス、木材等を含む様々な基材に接合するために使用することができる。該接着剤は自動本体パネルのヘムフランジ接合において特に有用である。ここに記載の接着剤組成物は、接着剤の塗布前の金属表面の前処理が、あるとしても殆ど伴わないで、鋼、アルミニウム及び銅のような金属基材を接合するために使用することができるのが本発明の特徴である。よって、接合は、現在利用可能なプライマー及び接着剤の略大半では通常は必要とされる広範な前処理を伴わないで、他は清浄である油性金属表面に対してさえなすことができる。また、本発明の接着剤系は室温で効果的な結合強度を提供し、よって熱は、接着剤系を基材に塗布するのにも又は取扱い強度及び寸法安定性を発現するのにも必要とされない。
【0037】
本発明の接着剤は金属表面を接合するのに好ましいけれども、本接着剤組成物は、接着剤を受け入れることが可能な任意の表面又は基材に接着剤、プライマー又はコーティングとして塗布されうる。本接着剤での接合に好ましい金属は、亜鉛、銅、カドミウム、鉄、スズ、アルミニウム、クロム、そのような金属の合金、及び金属コーティング又は溶融メッキ、電気亜鉛メッキ鋼及び亜鉛メッキ鋼を含む亜鉛メッキ鋼のような該金属のメッキを含む。
【0038】
接着剤は、ブラシ塗りされ、ロール塗りされ、スプレー塗りされ、ドット塗りされ、ナイフ塗りされ、特にデュアルカートリッジからカートリッジ塗りされ;又は他の方法で一方の基材に塗布されるが、好ましくは双方の基材に、好ましくは60milsを越えない所望の厚みで塗布される。基材は、二つの基材の相対的な動きが予想されるかもしれない設備において硬化の間、堅固に締結されうる。例えば、金属表面に接着させるために、接着剤組成物の接着量を一方の表面、好ましくは双方の表面に塗布し、表面を間に接着剤組成物を挟んだ状態で突き合わせる。接着剤は最適な結果のためには60mils未満の厚みを有していなければならない。表面の円滑さ及びそのクリアランス(例えばナットとボルトの場合)が最適な接合のために必要とされる膜厚を決定する。
【0039】
二つの金属表面と介在される接着剤組成物は、上記接着剤組成物が上記表面を接着するのに十分に硬化するまで係合が維持される。硬化の進行は、室温での初期の硬化時間後に接合部分をポストベークすることによって促進させることができる。ポストべークは好ましくは約150℃以上、約190℃以下で起こる。また、接合線厚みを制御するためのガラスビーズの導入は、米国特許第5487803号及び第5470416号に教示されているように、特にヘミング作業において好ましい。
【0040】
本発明を特定の実施態様を参照して説明したが、これらの実施態様は単に本発明の原理を例示するためのものであることが理解されなければならない。当業者であれば、発明の組成物、装置及び方法を他の方法及び実施態様で構成し、実施してもよいことを理解できるであろう。従って、他の実施態様が添付の特許請求の範囲によって定まる本発明の範囲内にまた入るので、ここでの明細書は本発明を限定しているとして読んではいけない。
【0041】
A剤組成物の製造方法
1.容器に主要単量体を加え、撹拌しながら60℃以下に加熱する。
2.次に、マレイミド末端基を持つポリイミド (MTP)をゆっくりと加える。
3.可視できるMTP粒子がなくなるまで温度を維持する。
4.MTP分子の完全な伸展を確保するために更に一時間加熱と混合を継続する。
5.溶液をおよそ40℃まで冷却し、ついで残りの成分を加える。

【0042】
調製物:
P1 A剤

* これらの実施例において用いられるMTP樹脂はここでは「MTP」と称されるビス−マレイミド末端基を持つポリイミドである。
P2 A剤

P3 A剤

B剤(P1、P2及びP3は同じB剤を使用)

組成物をついで10:1のA:B比で混合し、試験のために基材に塗布する。接着剤の衝撃ウェッジピール(IWP)及びラップ剪断強度(LSS)の双方を当該分野で知られているようにして試験した。重要な実験結果は以下に列挙され、商業的に成功している先行技術の系に対して優れた性能のMTP変性アクリル系処方物の示す。
【0043】
破壊モデルを次の通りに記載する:
・ c−凝集破壊;接合破壊が接着剤バルクを通して起こる;層接着剤が均等な厚みで双方の基材上に付着する
・ tic−薄層凝集破壊;接合破壊が接着剤バルクを通して尚も起こる;より薄い接着剤層が一方の基材に付着し、より厚い層が他方に付着する
・ a−接着破壊:接合破壊が基材と接着剤の界面で生じ、一方又は双方の基材上に接着剤付着物がなく、基材を露出状態で残す
【0044】
およそ100%の凝集破壊(少しの薄層凝集破壊)がアルミニウム(6061 T6 0.030”,ACT)及び電気亜鉛メッキ鋼(EGS)(0.030”,ACT)で達成された。

良好な接着性改善がP3によって再現され、またP1によっても証明された。

試料P1及びP3を、以下「PA接着剤」と言うロード・コーポレーション(Cary, NC, USA)から入手できる一般的な商業的に成功した構造用接着剤Versilok(登録商標)接着剤に対して試験した。

【0045】
1)MTP変性調製物は過少べーク(160℃/15分)、通常のべーク(175℃/25分)、及び過剰べーク(190℃/45分)条件でより強いラップ剪断強度を示した;過少又は過剰べークは何れも性能を落とさず、系のロバスト性を示した。
過少及び過剰ベークラップ剪断強度(PSI)性能評価:

過少及び過剰ベーク衝撃ウェッジピール(N/mm)性能評価:

【0046】
2)MTP変性調製物は、電気亜鉛メッキ鋼での低温(−30℃)、雰囲気温度(22℃)、及び高温(80℃)の試験温度でより高いLS強度(psi)を示した。

【0047】
3)プロトタイプはまた有意に高いT剥離強度(pli)を示し、油が付いた金属によく結合し、EGS/HDSクロス−ボンディングで良好に作用する。

両方のMTP含有調製物がアルミニウムと電気亜鉛メッキ鋼の双方に対して従来のものよりも優れた性能を示した。
ラップ剪断強度(psi)

4)プロトタイプは、22℃及び80℃の試験温度での油を塗った金属について、PA接着剤よりも高い衝撃ウェッジピール強度(靱性)を一貫して示した。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
フリーラジカル重合性単量体;及び
マレイミド末端基を持つポリイミドであって、モノ−、ビス−、又はポリ−マレイミド化合物を含むマレイミド
を含有する構造用接着剤。
【請求項2】
ラジカル重合性単量体がTHFMAを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
強靭化剤を更に含有する請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
強靭化剤が、GMA/CTB付加物、コア−シェル型耐衝撃性改良剤、及びブロック共重合体エラストマーの少なくとも一種を含む請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
接着促進剤を更に含有する請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
接着促進剤がHEMAホスフェートを含む請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
金属ジメタクリレートを更に含む請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
金属ジメタクリレートがジメタクリル酸亜鉛を含む請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
エトキシル化ビスフェノールAジメタクリレートを更に含有する請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
メタケイ酸カルシウム又はヒュームドシリカの少なくとも一を含む粒状添加剤を更に含有する請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
A剤として、(a)少なくとも一種のフリーラジカル重合性単量体;(b)マレイミド末端基を持つポリイミド;及び(c)還元剤と、
B剤として、酸化剤
を含有する二剤型構造用接着剤。
【請求項12】
還元剤が、N,N−ジイソプロパノール−p−クロロアニリン;N,N−ジイソプロパノール−p−ブロモアニリン;N,N−ジイソプロパノール−p−ブロモ−m−メチルアニリン;N,N−ジメチル−p−クロロアニリン;N,N−ジメチル−p−ブロモアニリン;N,N−ジエチル−p−クロロアニリン;N,N−ジエチル−p−ブロモアニリン;N,N−ジメチル−p−アニリン;及びN,N−ジイソプロパノール−p−トルイジンの少なくとも一つを含む請求項11に記載の接着剤。
【請求項13】
酸化剤が過酸化ベンゾイルを含む請求項11に記載の接着剤。
【請求項14】
第二パッケージに対する第一パッケージの重量比が約1:1から約15:1である請求項11に記載の接着剤組成物。
【請求項15】
2つの基材を接合する方法において、
第一の基材にマレイミド末端基を持つポリイミドを含有する構造用接着剤を提供すること;及び
第一の基材上の構造用接着剤に第二の基材を接触させ、該構造用接着剤を硬化させること
を含む方法。
【請求項16】
構造用接着剤がアクリル系構造用接着剤又はエポキシ系構造用接着剤の少なくとも一を含む請求項15に記載の方法。

【公表番号】特表2012−516914(P2012−516914A)
【公表日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−548389(P2011−548389)
【出願日】平成22年2月2日(2010.2.2)
【国際出願番号】PCT/US2010/022848
【国際公開番号】WO2010/088648
【国際公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【出願人】(505127617)ロード コーポレイション (15)
【Fターム(参考)】