説明

ミスト発生装置

【課題】 セミドライ加工用ノズルなどのようにミストを生成する際に、粗大な液滴の発生を防止して安定したミストの生成を可能にする。
【解決手段】 液滴用流体供給路3と、該液滴用流体供給路に連結され該供給路から液適用流体が供給される多孔質液流出部4と、多孔質液流出部の液流出表面に対し気体流を吹き付けて流出液を液滴化して気体に混入させる気体吹き付け手段1とを備える。多孔質材表面に液が均一に流出することができ、液滴用の液が気体流に巻き込まれて微粒子状の均一なミストを安定して発生させることできる。加工用のオイルミストを発生させる場合、微粒子状の均一なオイルミストを安定して供給でき、加工部位への噴射むらがなく、加工品質が向上する。細部にミストが入り込んで加工部位へのミスト付着性が向上し加工性が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、セミドライ加工などに用いられるオイルミストなどのミストを発生させるミスト発生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
セミドライ加工は、加工点に微粒子化したオイルミストを圧縮エアと共に噴射して加工点の潤滑ならびに冷却を行う加工方法である。ミストの生成方法として、潤滑油装置内で霧吹き構造によりミストを生成させてエアの流れと共に配管内部を搬送しノズルから噴射する方法(特許文献1参照)や、潤滑油装置からエアと潤滑油を別回路でノズルまで供給して、ノズル近傍のミキシング装置で両者を混合しミストを生成する方法(特許文献2参照)が知られている。
【0003】
両者の内では、後者の方が簡便な方法である。その構造を図7(a)に基づいて簡易に説明すると、ノズル100の近傍で特殊マニホールド101を用いて2重管を形成し、内周管101aに少量ずつ潤滑油を流し外周管101bにエアを流す。これにより潤滑油配管端面に吐出した油滴が外周を流れるエアにより内周管101aから分離して、エアにより粉砕されてミスト状になってノズル100から吐出され加工点に運ばれる。
【特許文献1】特開2001−82685号公報
【特許文献2】特開2000−126982号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記した背景技術の内、潤滑油装置内部であらかじめミストを生成させる方法は、搬送する配管が長くなるとミストが配管内面に付着してしまい加工点までミストを搬送できない問題点がある。
また、2重管によるノズル近傍でミストを生成させる方法においては、図7(b)に示すように管から吐出される油滴110が大きく、小径で直径の揃ったミストを安定して供給する事が難しい。特に油滴をミスト化した直後に加工点がある場合が多いので噴射ムラが多くなりやすく、大きな油滴が噴霧された部分と小径の油滴が噴霧された部分で加工状態が異なって、場合によっては加工品質に差が出てしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、微小な油滴が含まれるミストを安定して供給することができるミスト発生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明のミスト発生装置のうち、請求項1記載の発明は、気体流に液滴が微細に混入したミストを発生させるミスト発生装置において、液滴用流体供給路と、該液滴用流体供給路に連結され該供給路から液適用流体が供給される多孔質液流出部と、該多孔質液流出部の液流出表面に対し気体流を吹き付けて流出液を液滴化して気体に混入させる気体吹き付け手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載のミスト発生装置の発明は、請求項1記載の発明において、前記多孔質液流出部と、前記気体流が移動する気体流路とが軸方向に沿って同軸状に配置され、前記多孔質流出部の液流出表面が軸方向に沿って前記気体流路に露出していることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載のミスト発生装置の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記気体流路には、前記液流出表面の上流側または該液流出表面側もしくは前記上流側から液流出表面側に掛けて前記気体流の流速を高める絞り部を有することを特徴とする。
【0009】
請求項4記載のミスト発生装置の発明は、請求項3記載の発明において、前記絞り部は、前記気体流路の内周側に配置された多孔質液流出部を支持する支持部材を兼ねていることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載のミスト発生装置の発明は、請求項3記載の発明において、前記多孔質液流出部は、内周側に位置する気体流路に配置された絞り部を支持する支持部材を兼ねていることを特徴とする。
【0011】
すなわち本発明によれば、液滴用流体供給路を通して供給される液適用流体が多孔質液流出部の多孔を通して液流出表面に流出して微小液滴や液膜を形成する。また前記多孔が十分な密度で形成されていると、液流出表面に流出した微小液滴は隣接する穴から流出した微小液滴と結合し、これが液流出表面の広い範囲で起こることにより、液流出表面に薄い液膜が形成される。
【0012】
上記流出液は、気体流に巻き込まれて、微小液滴のまま、またはさらに液滴が分割されて微小化されてエアに混入される。これにより粒径の大きな液滴が発生することなく安定したミストが得られる。また気体流への液滴への巻き込みを確実にするためには気体流の速度を大きくするのが望ましい。また液滴をより微小化するために、気体流の速度を大きくして液滴に対する剪断力を高めることも可能である。気体流の速度の増大は、前記するように気体流路に設けられる絞り部によって達成される。また、気体流路を絞ることで気体流が多孔質液流出部に接触しやすくなる作用もある。
【0013】
なお、多孔質液流出部と気体流が移動する気体流路とは同軸状に配置して、周面状の液流出表面に沿って気体流を移動させることでより安定したミスト発生が可能になる。多孔質液流出部と気体流路とはそれぞれ内周側、外周側のいずれに位置しても良く、外周側に位置するものを筒状に配置することができる。
【0014】
前記ミストで液摘化する流体としては代表的には潤滑油が挙げられるが、本発明としてはこれに限定されるものではなく塗料、接着剤などをミスト化することができる。また、ミストにおける気体としては通常は空気が設けられるが、必要に応じて、窒素、酸素、二酸化炭素などの気体を用いることができ、本発明としては特定の気体に限定されない。
【0015】
なお、本発明で用いられる多孔質液流出部には、発泡金属、発泡セラミックス、焼結フィルタ、樹脂フィルタあるいは金属繊維によるフィルタなどの多孔質体を用いる。但し、本発明としては、上記した多孔質体材料に限定されるものではなく、その他材質の多孔質体であっても良い。ただし、多孔質液流出部は、液滴用流体供給路から供給される流体が該流出部の液流出表面に移動できることが必要であり、多孔に連続性を有することで液の移動が達成される。
【0016】
また、上記多孔質液流出部に形成される孔の大きさや密度は特定のものに限定されないが、液流出表面に均等に液滴用の液が流出して十分に微小な液滴や液膜を形成するように定めればよい。例えば孔の大きさとしては円相当径で0.05〜0.1mmを例示することができる。このような大きさの多孔から液滴用の液として油が流出して油膜を形成すると、0.01〜0.05mm程度の厚さになることが期待される。この厚さは、気体流の吹きつけによって維持されることが期待される厚さである。
【0017】
気体流の流速は本発明としては特に限定されるものではない。800〜1200m/sec程度の流速で問題はない。絞りは、これをさらに増速するものであり、例えば1倍超〜10倍に達するほどに速度を増大させることも可能である。
【0018】
上記多孔質液流出部から吹き飛ばされて気体流中に混入する液滴は、上記の大きさ程度の多孔からは剥離時で0.05〜0.1mm径程度と考えられる。また、気体流中で剪断力を受けてさらに1/5程度の0.01〜0.02mm径程度になることが期待される。
但し、上記した数値は例示であって、本発明を特定の範囲に限定するものではないことは勿論である。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように本発明によれば、気体流に液滴が微細に混入したミストを発生させるミスト発生装置において、液滴用流体供給路と、該液滴用流体供給路に連結され該供給路から液適用流体が供給される多孔質液流出部と、該多孔質液流出部の液流出表面に対し気体流を吹き付けて流出液を液滴化して気体に混入させる気体吹き付け手段とを備えるので、多孔質材の表面に液が均一に流出することができ、好適には薄い液膜となった液滴用の液が気体流に巻き込まれて粒径の大きなミストはほとんど発生しない。すなわち多孔質液流出部を通して供給される液滴用の液から微粒子状の均一なミストを安定して発生させることが可能となる。
【0020】
特に加工用のオイルミストを発生させる場合には、微粒子状の均一なオイルミストを安定して供給することが可能となるため、加工部位への噴射むらがなく、加工品質が向上すると同時に細部にミストが入り込むために加工部位へのミスト付着性が向上し加工性も向上する効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
(実施形態1)
以下に、本発明の一実施形態を図1、2に基づいて説明する。
ミスト発生装置は、図1に示すように、内部に気体吹き付け手段を構成する気体流路1を備えるノズル2を有しており、該ノズル2の略軸心に沿って、液滴用流体供給路である潤滑油供給管3が配置されている。該潤滑油供給管3の先端には、発泡金属などからなる多孔質体によって筒状の多孔質液流出部4が連結されており、該多孔質液流出部4は、ノズル2で形成される気体流路1と略同軸に配置されている。多孔質液流出部4は、微小径の多孔が内部および表面に分散して形成されている。前記気体流路1は、ノズル2を介して図示しないエア供給部に接続されている。エア供給部は、コンプレッサ、送風機などにより構成される。また、潤滑油供給管3は、図示しない潤滑油供給部に接続されている。潤滑油供給部は、貯油タンクやポンプなどにより構成される。
【0022】
図2は、潤滑油供給管3と多孔質液流出部4との連結部分を拡大して示すものである。
多孔質流出部4は、先端側が封止され、内周面を覆うようにしてメッシュシート5が被覆されている。潤滑油供給管3の先端は開口して多孔質液流出部4の基端側において、筒穴に密着挿入されている。潤滑油供給管3と多孔質液流出部4とは、ろう付、溶接、接着などにより固定することができる。また潤滑油供給管3の前方にある筒穴空間は、潤滑油供給空間3aを構成している。なお多孔質液流出部4は、エアを吹き付ける際に姿勢を安定できるように、径方向の支持材によって支持することもできる。
【0023】
次に、上記ミスト発生装置の動作について説明する。
図示しない潤滑油供給部より潤滑油供給管3に潤滑油を供給する。すると潤滑油は、該供給管3を通って潤滑油供給空間3aに充填させる。潤滑油供給空間3aに至った潤滑油は、メッシュシート5を通して多孔質液流出部4の多孔に含浸する。なお、潤滑油供給空間3aがメッシュシート5によって覆われていることによって、潤滑油はメッシュシート5を通して多孔質液流出部4の内周面全体に均等に浸透する。多孔質液流出部4に含浸した潤滑油は、さらに多孔質液流出部4の外周表面の液流出表面4aに至り、表面の多孔から流出した潤滑油が微小油滴となる。この微小油滴は、隣接する微小油滴と結合して液流出表面4aに薄い油膜を形成する。一方、図示しないエア供給部からは気体流路1に対しエアが供給され、上記液流出表面4aの外周側から該液流出表面に沿ってエアが移動し、表面に吹き付けられる。その結果、液流出表面4aの油膜から微小油滴6が次々と剥離し、気体流路1を移動するエア中に巻き込まれて微小油滴6aとして混入し、ミスト化される。このミストは、ノズル2を通して移動し、図示しないノズル口から加工部などに噴射される。該ミスト発生装置では、微小油滴が安定して生成され、粗大な油滴が発生することなく安定してミストを発生させることができる。
なお上記実施形態では、多孔質液流出部4の液流出表面4aでは、潤滑油の供給によって油膜が形成されるものとして説明したが、本発明としては、液流出表面4aには油膜は形成されず、微小液滴が形成されるのみのものであってもよい。
【0024】
(実施形態2)
次に、他の実施形態を図3に基づいて説明する。
この実施形態では、気体流路が内周側に位置し、多孔質液流出部が外周側に位置するようにして両者が略同軸に配置されているものである。
ミスト発生装置は、ノズル2の内周面に筒状の多孔質液流出部14が設けられており、該多孔質流出部14の筒穴が気体流路11に割り当てられている。ノズル2の外周には、外周を覆うように潤滑油供給ジャケット13が設けられており、該潤滑油供給ジャケット13に外部の潤滑油供給部(図示しない)に連結された潤滑油供給穴13aが設けられている。潤滑油供給穴13aは、前記潤滑油供給ジャケット13の略半分の深さに至り、その内周側に設けた環状の潤滑油供給溝13bに連通している。潤滑油供給溝13bは、ノズル2の内面に開口して、前記多孔質流出部14の外周面に露出している。
【0025】
この実施形態におけるミスト発生装置の動作について説明すると、図示しない潤滑油供給部から供給された潤滑油は、潤滑油供給ジャケット13の潤滑油供給穴13aに至り、さらに潤滑油供給溝13bを通して多孔質液流出部14の外周面から多孔質液流出部14の内部へと潤滑油が含浸する。この潤滑油は、多孔質液流出部14の内周面である液流出表面14aから外部へと流出する。一方、図示しないエア供給部からは気体流路11に対しエアが供給され、上記液流出表面14aに沿ってエアが移動する。その結果、液流出表面14aの油から微小油滴が剥離し、気体流路11を移動するエア中に混入し、ミスト化される。
このミスト発生装置においても、上記実施形態と同様に、微小油滴を含むミストを安定して発生させることができる。
【0026】
(実施形態3)
さらに、他の実施形態を図4に基づいて説明する。
この実施形態は、図1の変更例であり、同様の構成については同一の符号を付してその説明を簡略化する。
この実施形態3では、多孔質流出部4の外周側に、ノズル2の内周面に固定するようにして筒状の絞り部8が配置されている。該絞り部8は、多孔質流出部4との間に筒状の隙間を有しており、該隙間によって気体流路が絞られている。多孔質流出部4は、絞り部8に一端が固定されて径方向に配置した支持部9によって支持されている。なお、絞り部8は、絞り気体流路へのエアの流入および排出が円滑にされるように、上流側では端部から次第に径が小さくなるテーパ形状とされ、下流側では、端部に掛けて次第に径が大きくなるテーパ形状とされている。
【0027】
この実施形態では、多孔質流出部4では、前記した実施形態と同様に液流出表面4aに潤滑油が流出し、その一方で、気体流路1を通してエアが移動する。このエアは、絞り部8の上流側端部に至ると、気体流路の断面積が次第に減少して絞り気体流路に至るため、エアの流速が増大して、多孔質流出部4の外周面側を液流出表面に沿って軸方向に移動する。この際に、エアの流速が増速されているため、液流出表面から油滴が確実に剥離するとともに剪断力も加わって油滴の微小化が一層確実になり、ミストがより安定して得られる。
【0028】
(実施形態4)
さらに、他の実施形態を図5に基づいて説明する。なお、前記各実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施形態は、図3の変更例であり、多孔質流出部14の内周側の気体流路に、前記多孔質流出部の外周面と距離を隔てて棒状の絞り部15を配置したものである。絞り部15は、多孔質流出部14の上流側および下流側に突出しており、多孔質流出部14に一端が固定されて径方向に配置した支持部16によって支持されている。これにより、多孔質流出部14の内周側に絞り気体流路が構成されている。
また、絞られた気体流路へのエアの流入および排出が円滑にされるように、多孔質流出部14は、上流側では端部から次第に径が小さくなるテーパ形状とされ、下流側では、端部に掛けて次第に径が大きくなるテーパ形状とされている。
【0029】
この実施形態においても絞り部15による絞り効果によってエアの流速が増し、多孔質流出部14の液流出面14aから微小油滴が確実に剥離されて、ミストが安定して得られる。
【0030】
(実施形態5)
さらに他の実施形態を図6に基づいて説明する。この実施形態は、実施形態4の一部を変更したものである。
すなわち、この実施形態では、多孔質流出部14の軸中心に沿って軸方向に移動可能な棒状の絞り部25を配置したものである。この絞り部は、多孔質流出部14の穴内への挿入量を変更することができ、さらには、多孔質流出部14の上流側に待避させることもできる。この実施形態では、上記のように絞り部を移動させることで絞り効果の有無さらに絞り効果の大小を調整することができる。多孔質流出部14の内周側を流れるエアの流速を調整することができる。これによりエア中への油滴の混入具合などを調整したミストを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の一実施形態の要部断面図である。
【図2】同じく、一部拡大図である。
【図3】本発明の他の実施形態の要部断面図である。
【図4】さらに他の実施形態の要部断面図と側断面図である。
【図5】さらに他の実施形態の要部断面図と側断面図である。
【図6】さらに他の実施形態の要部断面図である。
【図7】従来のミスト発生ノズルの概略構造および油滴吐出状態を示す図である。
【符号の説明】
【0032】
1 気体流路
2 ノズル
3 潤滑油供給路
4 多孔質液流出部
4a 液流出表面
11 気体流路
13a 潤滑油供給路
13b 潤滑油供給溝
14 多孔質液流出部
14a 液流出表面
15 絞り部
16 支持部
25 絞り部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
気体流に液滴が微細に混入したミストを発生させるミスト発生装置において、
液滴用流体供給路と、該液滴用流体供給路に連結され該供給路から液適用流体が供給される多孔質液流出部と、該多孔質液流出部の液流出表面に対し気体流を吹き付けて流出液を液滴化して気体に混入させる気体吹き付け手段とを備えることを特徴とするミスト発生装置。
【請求項2】
前記多孔質液流出部と、前記気体流が移動する気体流路とが軸方向に沿って同軸状に配置され、前記多孔質流出部の液流出表面が軸方向に沿って前記気体流路に露出していることを特徴とする請求項1記載のミスト発生装置。
【請求項3】
前記気体流路には、前記液流出表面の上流側または該液流出表面側もしくは前記上流側から液流出表面側に掛けて前記気体流の流速を高める絞り部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のミスト発生装置。
【請求項4】
前記絞り部は、前記気体流路の内周側に配置された多孔質液流出部を支持する支持部材を兼ねていることを特徴とする請求項3記載のミスト発生装置。
【請求項5】
前記多孔質液流出部は、内周側に位置する気体流路に配置された絞り部を支持する支持部材を兼ねていることを特徴とする請求項3記載のミスト発生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−7008(P2006−7008A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−184064(P2004−184064)
【出願日】平成16年6月22日(2004.6.22)
【出願人】(000000170)いすゞ自動車株式会社 (1,721)
【Fターム(参考)】