説明

メインフロア周辺構造

【課題】車体前部への衝突時に衝撃力を分散させてフロアサイドメンバの折れを抑制可能なメインフロア周辺構造を提供する。
【解決手段】メインフロアパネル110の下面で車体前後方向に延びるフロアサイドメンバ113と、車幅方向に延びメインフロアパネル110の上面に配置されたクロスメンバ114とを有し、フロアサイドメンバ113の各々は、2つの側壁1132、1133と下面壁1131、および2つのフランジ部1134、1135とを有し、クロスメンバ114は、2つの側壁1142、1143と上面壁1141、および2つのフランジ部1144、1145とを有し、フロアサイドメンバ112およびクロスメンバ114の各フランジ部は、メインフロアパネル110を挟んで一体接合されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体の底部を構成するメインフロアパネルを有するメインフロア周辺構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両に生じる衝突事故のうち、真正面からの衝突より、左右どちらかに少しズレた衝突が多いことが判明している。このような衝突をオフセット衝突という。正面衝突は車両の前面すべてで衝撃力を吸収するが、オフセット衝突では前面の左右どちらかに衝撃力が集中するため、車両の受けるダメージがより大きくなる。最近の車両は、このオフセット衝突を想定して車体の強度や衝撃吸収の設計をするのが一般的である。
【0003】
例えば、車体前面へのオフセット衝突時、車体の底部を構成するメインフロアパネルの下側に配設されているフロアサイドメンバに折れが発生すると、ダッシュパネルの後退量が増加し、この後退に伴い乗員も少なからず影響を受ける。
【0004】
従来は、フロアサイドメンバの折れ防止のために、フロアサイドメンバに補強部品を追加したり、構成部品自体の板厚を大きくして対策を行ってきた。しかし、補強部品を追加する場合はパネル枚数に限界が生じ、また、板厚を大きくすると車体重量が増加する等の課題があった。
【0005】
これに対し、例えば、特許文献1には、車体前後方向に延びる左右一対のサイドメンバのキック部後方の部位を車幅方向内側に曲げて、フロントパネルのトンネル部とクロスメンバとの結合部近傍に連結した技術が開示されている。
【0006】
これにより、車両オフセット前突時に、左右一対のサイドメンバのうちの衝突側のサイドメンバで受けた衝突荷重を、トンネル部とクロスメンバ等にも効果的に分散できるというものである。
【0007】
また、例えば、特許文献2には、車幅方向に延びるクロスメンバ内に車幅方向に沿って断面コ字状の補強部材を設け、この補強部材の接合部を、フロアパネルの下面側に設置されたフロントフロアフレームの後端部に接合した技術が開示されている。これにより、フロントフロアフレームの後端部を安定的に支持できると主張している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2004−314663号公報
【特許文献2】特開平6−171551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1は、衝突荷重を緩和すべく、左右一対のサイドメンバの後方部位を内側に折り曲げているため、関連する他の部材にもレイアウトの変更が生じ、設計変更を免れることはできない。また、左右一対のサイドメンバの後方部位を車幅方向内側に曲げて、フロントパネルとクロスメンバとの結合部近傍に連結しているため、多大の作業工数を要し製造コストの増大を招く。
【0010】
また、特許文献2は、車幅方向に延びる補強部材を新たに追加しているが、横荷重に対するつぶれ防止には効果が薄いし、また、この補強部材の追加により、パネル枚数が増加して部品点数の増加となり、製造コストが増加する。
【0011】
本発明は、このような課題に鑑み、製造コストの増大を回避しつつ、車体前部への衝突時に車体が受けた衝撃力をフロアサイドメンバからクロスメンバにも分散させてフロアサイドメンバの折れを抑制することが可能なメインフロア周辺構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するために、本発明にかかるメインフロア周辺構造の代表的な構成は、車体の底部を構成するメインフロアパネルと、メインフロアパネルの下面に配置され車体前後方向に延びる左右一対のフロアサイドメンバと、フロアサイドメンバと交差するように車幅方向に延びメインフロアパネルを挟んでその上面に配置されたクロスメンバとを有するメインフロア周辺構造において、フロアサイドメンバの各々は、互いに対向する2つの側壁と、2つの側壁の下端部同士を接続する下面壁と、2つの側壁の上端部からそれぞれ外側に延びる2つのフランジ部とを有し、クロスメンバは、互いに対向する2つの側壁と、2つの側壁の上端部同士を接続する上面壁と、2つの側壁の下端部からそれぞれ外側に延びる2つのフランジ部とを有し、フロアサイドメンバおよびクロスメンバのフランジ部は、メインフロアパネルを挟んで一体的に接合されていることを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、車体前後方向に延びるフロアサイドメンバの各々と車幅方向に延びるクロスメンバとは、交差していて、この交差点において一体的に接合されているだけなので、製造コストの増大を回避しつつ、例えば車体前部へのオフセット衝突時に、車体が受けた衝撃力は、フロアサイドメンバから交差点でクロスメンバに伝達される。こうして、車体への衝撃力は、フロアサイドメンバからクロスメンバに分散されるため、フロアサイドメンバの折れが効果的に抑制される。
【0014】
また、クロスメンバは、フロアサイドメンバと交差する位置に、クロスメンバの2つの側壁間を連結する第1の補強材をさらに有するとよい。この構成により、フロアサイドメンバからの力がクロスメンバに伝達された場合に、第1の補強材によりクロスメンバが潰れることはなく、クロスメンバの剛性を向上させることができる。
【0015】
さらに、フロアサイドメンバは、クロスメンバと交差する位置よりも車両前方の範囲にわたってフロアサイドメンバの2つの側壁間を連結する第2の補強材をさらに有するとよい。上記構成により、フロアサイドメンバ内の空隙部に第2の補強材を効率良く配置することができ、かつ、フロアサイドメンバの剛性を高めることが可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、製造コストの増大を回避しつつ、車体前部への衝突時に車体が受けた衝撃力をフロアサイドメンバからクロスメンバにも分散させてフロアサイドメンバの折れを抑制することが可能なメインフロア周辺構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本実施形態のメインフロア周辺構造の斜視図である。
【図2】図1のメインフロア周辺構造の分解斜視図である。
【図3】図2のIII方向矢視図である。
【図4】図3のIV線に沿う断面図である。
【図5】図1のA点近傍を拡大した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。
【0019】
なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。また、本実施形態において、説明の便宜上、「上」は鉛直上方、「下」は鉛直下方、「左右」は車幅方向とする。
【0020】
図1は、本実施形態のメインフロア周辺構造の概略の斜視図である。図1において、車体前部は、車室101とエンジンルーム102とがダッシュパネル104で区画されている。また、このダッシュパネル104の車幅方向の両端部はダッシュサイドパネル106、107にそれぞれ溶接固定されている。ダッシュサイドパネル106、107の後部は、それぞれ車体前後方向に延びる左右一対のサイドシル108、109に接続されている。
【0021】
本実施形態のメインフロア周辺構造100は、車体の底部を構成するメインフロアパネル110と、このメインフロアパネル110の下面に配置された左右一対のフロアサイドメンバ112、113と、メインフロアパネル110を挟んでその上面に配置されたクロスメンバ114とを有している。なお、便宜上、図1からはメインフロアパネル110の外観の図示を省略している。
【0022】
左右一対のフロアサイドメンバ112、113は、サイドシル108、109よりも車幅方向の内側に配設されている。このフロアサイドメンバ112、113は、車体前後方向に延びている。フロアサイドメンバ112、113の前部は、エンジンルーム102内に延設されている。このフロアサイドメンバ112、113は、ダッシュパネル104の下部の傾斜部(傾斜面になつている)116、117を通って、さらにメインフロアパネル110の下面に連接されている。
【0023】
クロスメンバ114は、フロアサイドメンバ112、113と2つの交差点(A点、B点)で交差するように車幅方向に延びている。本実施形態では、クロスメンバ114は、フロアサイドメンバ112、113と略直角に2箇所の交差点(A点、B点)で交差している。しかし、この2箇所の交差点(A点、B点)の構成は同一であるので、本実施形態では、車幅方向右側のフロアサイドメンバ113とクロスメンバ114とが交差するA点についてのみ説明する。
【0024】
図2は、図1のメインフロア周辺構造の分解斜視図である。本実施形態では、図2に示すように、フロアサイドメンバ113の各々は、互いに対向する側壁1132、1133と、この2つの側壁1132、1133の下端部同士を接続する下面壁1131と、2つの側壁1132、1133の上端部からそれぞれ外側に延びる2つのフランジ部1134、1135とを有している。すなわち、フロアサイドメンバ113は、上方に開口した断面略ハット形状(矩形波形状)をなしている。
【0025】
また、クロスメンバ114は、互いに対向する2つの側壁1142、1143と、この2つの側壁1142、1143の上端部同士を接続する上面壁1141と、2つの側壁1142、1143の下端部からそれぞれ外側に延びる2つのフランジ部1144、1145とを有している。すなわち、クロスメンバ114は、下方に開口した断面略ハット形状(矩形波形状)をなしている。
【0026】
さらに、本実施形態では、フロアサイドメンバ113およびクロスメンバ114の各フランジ部1134、1135、1144、1145は、メインフロアパネル110を挟んで一体的に接合されている。具体的には、フランジ部1134と、メインフロアパネル110と、フランジ部1144、1145との3枚が、a点とe点、およびb点とg点で、スポット溶接により一体的に接合されている。
【0027】
同様に、フランジ部1135と、メインフロアパネル110と、フランジ部1144、1145との3枚が、c点とf点、およびd点とh点で、スポット溶接により一体的に接合されている。なお、接合方法はスポット溶接に限らず、ボルトやリベット等による接合であってもよい。
【0028】
本実施形態によれば、フロアサイドメンバ113とクロスメンバ114とがA点でメインフロアパネル110を挟んで一体的に接合されているので、例えば車体前部へのオフセット衝突時に、その衝撃力は、フロアサイドメンバ113からA点を介してクロスメンバ114に伝達される。このように、車体が受けた衝撃力はクロスメンバ114にも分散されるため、フロアサイドメンバ113の折れを効果的に抑制することができる。
【0029】
特に、本実施形態では、フロアサイドメンバ113とクロスメンバ114とは、互いに直交する方向に断面を有するように設定されているので、互いに直交する方向からの衝撃力に対して他方の部材に荷重を分散して応力を緩和することができる。
【0030】
こうして、本実施形態によれば、フロアサイドメンバ113から伝達された衝撃力がクロスメンバ114にも分散されてフロアサイドメンバ113の折れが抑制されるので、車室がクラッシュによりつぶれることがなく、こうして車室内の乗員の安全を確保することができる。
【0031】
また、本実施形態では、フロアサイドメンバ113のフランジ部1134、1135とクロスメンバ114のフランジ部1144、1145とを、スポット溶接によりメインフロアパネル110を挟んで接合(いわゆる共打ち)したので、正確に位置決めした状態で一体的に固定することが可能であり、作業性の向上を図ることができる。しかも、大幅なレイアウトの変更も必要ない。
【0032】
次に、本実施形態では、クロスメンバ114は、フロアサイドメンバ113と交差する位置であるA点に、クロスメンバ114の2つの側壁1142、1143間を連結する第1の補強材120を有している。
【0033】
図3は、図2のIII方向矢視図であり、図4は、図3のIV線に沿う断面図である。第1の補強材120は、正面から見た断面が略矩形状の本体部1201と、その左右両端部からそれぞれ側壁1142、1143に沿って延びる2つのフランジ部1202、1203とを有している。この第1の補強材120の材質は、例えば金属製である。そして、フランジ部1202、1203がそれぞれ側壁1142、1143に一体的に接合されている。本実施形態では、スポット溶接により接合される。図4では、p点およびq点がスポット溶接による接合箇所を示している。
【0034】
さらに、第1の補強材120は、クロスメンバ114の側壁1142、1143に一体的に接合されているのみであり、フロアサイドメンバ113には接合されていない。第1の補強材120は、クロスメンバ114が横荷重を受けてつぶれるのを防止するために設けられたものだからである。
【0035】
なお、接合方法はスポット溶接に限らず、ボルトやリベット等による接合であってもよい。例えば、第1の補強材120が合成樹脂等のように金属でない場合は、ボルトやリベット等による接合方法を採用することができる。また、本実施形態では、交差点であるA点に第1の補強材120を連結した場合について説明したが、例えばA点のみでなく、A点以外の部分にも第1の補強材120を複数個連結してもよい。
【0036】
本実施形態によれば、車体前部へのオフセット衝突等により、フロアサイドメンバ113からの衝撃力がクロスメンバ114に伝達された場合に、第1の補強材120がクロスメンバ114の2つの側壁1142、1143間を連結しているので、クロスメンバ114が潰れることを抑制することができる。こうして、クロスメンバ114の剛性と強度を向上させることができる。これに伴い、クロスメンバ114と一体接合されているフロアサイドメンバ113の剛性も併せて向上させることができる。
【0037】
さらに、本実施形態では、フロアサイドメンバ113は、クロスメンバ114と交差する位置(A点)よりも車両前方の範囲にわたって、フロアサイドメンバ113の2つの側壁1132、1133間を連結する第2の補強材130をさらに有している。本実施形態では、フロアサイドメンバ113の車体前後方向の内側で、ダッシュパネル104の下方位置からA点の範囲にわたって、第2の補強材130を設けたものである。
【0038】
図5は、図1のA点近傍を拡大した斜視図である。なお、この図5においても、メインフロアパネル110の外観の図示は省略してある。
【0039】
第2の補強材130は、車体幅方向に延びるブロック状の本体部1301と、その左右一端部からフロアサイドメンバ113の側壁1133に沿って延びるフランジ部1302とを有している。この第2の補強材130の材質は、例えば金属製である。そして、フランジ部1302が側壁1133と一体的に接合されている。本実施形態では、フロアサイドメンバ113内に複数個の第2の補強材130が車体前後方向に並設されていて、これらが側壁1133にスポット溶接により一体的に接合されている。
【0040】
ただし、接合方法はスポット溶接に限らず、ボルトやリベット等による接合であってもよい。また、本実施形態では、第2の補強材130の形状において、本体部1301の左右一端部からフランジ部1302が立設されている場合について説明したが、これに限らない。例えば、本体部1301の左右両端部から2つのフランジ部が立設されるような形状であってもよい。
【0041】
2つのフランジ部が立設される場合は、各フランジ部がそれぞれフロアサイドメンバ113の側壁1132、1133に一体的に接合される。さらに、前述したように、第2の補強材130が合成樹脂等のように金属でない場合は、ボルトやリベット等による接合方法を採用することができる。
【0042】
本実施形態によれば、フロアサイドメンバ113内の空隙部に複数個の第2の補強材130を配置して一体的に接合したので、効率良く配置することができ、かつ、フロアサイドメンバ113の剛性および強度を高めることができる。なお、本実施形態では、第2の補強材130をフロアサイドメンバ113内に配置した場合について説明したが、同様にして、車体左右側のサイドシル108、109(図1参照)内に配置することもできる。
【0043】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、車体の底部を構成するメインフロアパネルを有するメインフロア周辺構造に利用することができる。
【符号の説明】
【0045】
100…メインフロア周辺構造、101…車室、102…エンジンルーム、104…ダッシュパネル、110…メインフロアパネル、112…フロアサイドメンバ、113…フロアサイドメンバ、1131…下面壁、1132…側壁、1133…側壁、1134…フランジ部、1135…フランジ部、114…クロスメンバ、1141…上面壁、1142…側壁、1143…側壁、1144…フランジ部、1145…フランジ部、120…第1の補強材、1201…本体部、1202…フランジ部、1203…フランジ部、130…第2の補強材、1301…本体部、1302…フランジ部、A点…交差点、B点…交差点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の底部を構成するメインフロアパネルと、該メインフロアパネルの下面に配置され車体前後方向に延びる左右一対のフロアサイドメンバと、該フロアサイドメンバと交差するように車幅方向に延び前記メインフロアパネルを挟んでその上面に配置されたクロスメンバとを有するメインフロア周辺構造において、
前記フロアサイドメンバの各々は、互いに対向する2つの側壁と、該2つの側壁の下端部同士を接続する下面壁と、該2つの側壁の上端部からそれぞれ外側に延びる2つのフランジ部とを有し、
前記クロスメンバは、互いに対向する2つの側壁と、該2つの側壁の上端部同士を接続する上面壁と、該2つの側壁の下端部からそれぞれ外側に延びる2つのフランジ部とを有し、
前記フロアサイドメンバおよび前記クロスメンバの前記フランジ部は、前記メインフロアパネルを挟んで一体的に接合されていることを特徴とするメインフロア周辺構造。
【請求項2】
前記クロスメンバは、前記フロアサイドメンバと交差する位置に、該クロスメンバの2つの側壁間を連結する第1の補強材をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のメインフロア周辺構造。
【請求項3】
前記フロアサイドメンバは、前記クロスメンバと交差する位置よりも車両前方の範囲にわたって該フロアサイドメンバの2つの側壁間を連結する第2の補強材をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載のメインフロア周辺構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−131373(P2012−131373A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−285135(P2010−285135)
【出願日】平成22年12月21日(2010.12.21)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【Fターム(参考)】