説明

モータ

【課題】駆動回路や制御に変更を加えることなく、単相入力マトリクスコンバータを駆動源として用いる際に、モータの回転数の脈動低減を実現する。
【解決手段】枠部と、前記枠部に回転可能に接続された回転軸と、前記軸に固定されており、磁性体で構成されたロータと、前記ロータの少なくとも一部の周囲を囲むステータとを有するモータ部と、前記軸と固定されており、かつ、前記軸の回転方向から見た断面において、長軸部分と短軸部分とを有するカム部と、前記カム部の周囲に配置されており、板ばねとを備え、前記カム部が回転するとき、前記カム部の長軸部分と接する時に前記カム部に与える反力が、前記カム部の短軸部分と接する時に前記カム部に与える反力より大きい、モータを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、単相入力マトリクスコンバータを駆動源とするモータであって、駆動時にモータのトルク減少による回転数の脈動を低減したモータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、単相交流電圧を三相交流電圧に変換する際には、整流器にて単相交流電圧を一旦直流電圧に変換し、直流電圧から三相交流電圧に変換している。このような変換を行う回路を交流間接変換回路という。
【0003】
交流間接変換回路では、脈動の少ない直流電圧を得るために、大容量の平滑用コンデンサを設置する必要がある。特に、単相交流電圧から直流電圧に変換する回路は、三相交流電圧から変換する回路と比べて、大容量の平滑用コンデンサを必要とする。しかし、大容量の平滑用コンデンサは、体積および重量が大きい。また、大容量の平滑用コンデンサは、寿命が短い(2000時間程度)。
【0004】
このため、平滑用コンデンサを不要とする、いわゆる交流直接変換回路として、Marco G.B.Venturiniによりマトリクスコンバータが提案されている。
【0005】
図6に、単相および三相交流の波形を示す。図6(a)に示す三相交流の場合、3つの相がそれぞれ120度の位相差を持っている。
【0006】
図6(a)に示すように、マトリクスコンバータを用いた場合、三相交流電源において、電源電圧の振幅の最大値及び最小値の包絡線となるように相をスイッチングすることができる。その結果、コンデンサで平滑化を行わなくても脈動の小さい直流成分として取り扱うことができる。
【0007】
図6(b)に示すように、単相交流の場合、包絡線となるように、マトリクスコンバータを用いて相をスイッチングしても、入力される電圧が0Vとなる(いわゆるゼロクロスの点)が生じる。その結果、マトリクスコンバータであっても、入力周波数の半周期で出力電圧が0Vとなり、モータのトルク減少により回転数が脈動してしまうという問題があった。
【0008】
特許文献1では、車の可変動弁機構の制御装置において、バルブスプリングのバネ反力をカム軸回転慣性力の減速トルク及び加速トルクに用いることが開示されている。
【0009】
また、非特許文献1では、インダイレクトマトリクスコンバータ回路をもとに、電流形整流器と電圧型インバータの直流中間部に、充電回路と放電回路を有するバッファ回路を並列接続した構成としている。電力の半分(直流分)を直接整流器からインバータに供給し、脈動分の電力をバッファ回路にて補償している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2008−261325号公報
【非特許文献】
【0011】
【非特許文献1】大沼、伊東「充電回路を付加したアクティブバッファ付き単相三相電力変換機の実機検証」平成22年電気学会産業応用部門大会pp.I−587 − I−590,2010
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、駆動回路や制御に変更を加えることなく、単相入力マトリクスコンバータを駆動源として用いる際に、モータのトルク減少による回転数の脈動を低減したモータを実現することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、枠部と、前記枠部に回転可能に接続された回転軸と、前記軸に固定されており、磁性体で構成されたロータと、前記ロータの少なくとも一部の周囲を囲むステータとを有するモータ部と、前記軸と固定されており、かつ、前記軸の回転方向から見た断面において、長軸部分と短軸部分とを有するカム部と、前記カム部の周囲に配置されており、板ばねとを備え、前記カム部が回転するとき、前記カム部の長軸部分と接する時に前記カム部に与える反力が、前記カム部の短軸部分と接する時に前記カム部に与える反力より大きいモータである。
【発明の効果】
【0014】
本発明のモータによれば、単相入力マトリクスコンバータを駆動源として用いる際に、モータのトルク減少による回転数の脈動を低減したモータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1A】実施の形態1のモータの図である。
【図1B】実施の形態1のカムの図である。
【図1C】実施の形態1のモータの回路図である。
【図2】本発明の実施の形態1のモータ位相の図である。
【図3】本発明の実施の形態1のカムの回転角とカムの回転速度を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1のカムと電源位相を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1の変形例のカムと電源位相を示す図である。
【図6】三相交流と単相交流の波形を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1のモータ101の構成を示す図である。図1Aは、回転軸と平行な方向からモータ101を見た断面図である。
【0018】
図1Aに示すモータ101は、軸102と、モータ部107と、トルク変調部108と、単相交流電源109と、枠部110と、モータ制御部111を備える。図1Aにおいて、単相交流電源109及びモータ制御部111を省略している。
【0019】
モータ部107とトルク変調部108は、軸102で連結されている。モータ部107とトルク変調部108は、軸102を中心に回転する。上述の「回転軸」とは、軸102を意味する。枠部110は、軸102に対して回転可能に接続されている。
【0020】
<モータ部>
モータ部107は、ロータ103とステータ104とを備える。ロータ103と軸102とが固定されており、ロータ103は軸102と共に回転する。軸102は回転軸とも表記する。
【0021】
ステータ104は、枠部110に固定されている。回転軸方向から見て、ロータ103とステータ104とは対向し、かつ、離間して配置されている。回転軸方向からロータ103を見た切断面において、ステータ104は、ロータ103の少なくとも一部の周囲を囲むように配置されている。
【0022】
ロータ103は、永久磁石1031と電磁鋼板1032とを含む。永久磁石1031は、軸102と平行に配置され、その周囲を電磁鋼板1032で囲まれている。なお、永久磁石1031でなくても、磁性体であれば良い。
【0023】
ステータ104は、導線1041と電磁鋼板1042とを含む。導線1041は、図示しない単相交流電源109と電気的に接続されている。単相交流電源109により導線1401に交流電流が流れるため、ステータ104に交流磁界が発生する。
【0024】
ステータ104に発生する磁界と永久磁石1031の磁界とが吸引・反発することにより、ロータ103は回転する。ロータ103とステータ104とは永久磁石同期モータを構成する。
【0025】
<トルク変調部>
図1Bは、回転軸の方向からトルク変調部108を見た図である。トルク変調部108は、カム105と板ばね106とを備える。カム105の中心が軸102と固定されている。カム105とロータ103とは軸102で連結されている。ロータ103が回転することによって、カム105も回転する。
【0026】
カム105は、回転軸方向から見て楕円形である。カム105は、短軸部分と長軸部分とを有する。板ばね106は、回転軸方向から見て、カム105の周囲の一部に配置されている。
【0027】
カム105の材料は、SUS304又はSUS301等のステンレス鋼板又は鋼板、ベイナイト鋼、アルミ板、銅版、真鍮板、りん青銅板、ベリリウム銅板、ならびにポリアセタール等のエンジニアリングプラスチック材料である。
【0028】
板ばね106の材料は、SUS304又はSUS301等のステンレス鋼板又は鋼板、ベイナイト鋼、アルミ板、銅版、真鍮板、りん青銅板、ベリリウム銅板、ならびにポリアセタール等のエンジニアリングプラスチック材料である。
【0029】
板ばね106の固有振動数は、軸102の回転数と比較して十分大きい必要がある。板ばね106の固有振動数fnは、数1で表される。
【0030】
【数1】

【0031】
数1において、nは、振動系のモード次数であり、Aは、板ばねの断面積であり、Iは、板ばねの断面二次モーメントであり、Eは、板ばねの縦弾性係数であり、λnは、板ばねの持ち手による係数であり、ρは、板ばねの密度であり、lは、板ばねの長さである。
【0032】
固有振動数が200Hz(12000r/min)場合、板ばね106は、厚さt=1mm、長さ89.9mmを有する鋼板で構成される。また、固有振動数が200Hz(12000r/min)場合、板ばね106は、厚さt=1mm、長さ267mmを有するポリアセタールで構成される。
【0033】
<モータ制御部>
図1Cは、モータ制御部111およびモータ101である。モータ制御部111は、単相入力マトリクスコンバータで構成される。モータ制御部111は、電源電圧検出部1111と、ロータ位置検出部1112、スイッチング素子制御部1113と、6個の双方向スイッチング素子1114から1119とを備える。
【0034】
双方向スイッチング素子1114から1119は、単相交流電源109とステータ104に接続され、スイッチング素子制御部1113から印加される駆動信号により単相交流電源109とステータ104との間の電気的接続の開閉をスイッチする。
【0035】
電源電圧検出部1111は、単相交流電源109から出力される電源電圧の振幅と位相を検出する。電源電圧検出部1111は、予め単相交流電源109から出力される電源電圧の最大値の情報を保持している。ロータ位置検出部1112は、ステータ104に対するロータ103の位置を検出する。
【0036】
スイッチング素子制御部1113は、電源電圧の振幅、電源電圧の位相、及びロータ103の位置に基づいて、双方向スイッチング素子1114から1119に印加する駆動信号を生成する。
【0037】
具体的に、モータ部107が、ロータ103とステータ104がモータロックの位置、すなわち、ステータのU相にプラス、V相およびW相にマイナスの直流電圧を印加する。U相からV相およびW相へ直流電流を流した時に、ステータ104に発生する磁界と永久磁石1031の磁界が吸引し、ロータ103が固定した位置となる際、トルク変調部108は、カム105の短軸部分と板ばね106が接し、板ばね106の応力が開放された位置となる場合を例示する。
【0038】
電源109から電源電圧をステータ104に出力する。電源電圧検出部1111は電源電圧の振幅および位相を検出する。スイッチング素子制御部1113は、電源電圧の振幅の最大値、すなわち0Vから90度の位相を電源電圧検出部1111が検出した際に、6個の双方向スイッチング素子1114から1119のうち、双方向スイッチング素子1114のL相からU相方向をON、双方向スイッチング素子1119のW相からN相方向をONとする。双方向スイッチ1114および双方向スイッチ1119がONになることで、電源109とステータ104とが接続され、ロータ103の回転が始まる。
【0039】
<モータの動作>
モータ101の動作を説明する。図2(a)、図2(b)、及び図2(c)に、カム105が回転する時のカム105と板ばね106の位置関係を示す。図2(a)、図2(b)、及び図2(c)は、回転軸の方向からトルク変調部108を見た図である。図2(a)、図2(b)、及び図2(c)は、カム105は反時計回りに回転する様子を示す。
【0040】
カム105は、図2(a)―(c)に示す回転軸から見た断面において、長軸部分と短軸部分とを有する形状である。具体的には、カム105は、回転軸から見た断面において、長軸部分から短軸部分に徐々に直径が小さくなる形状である。例えば、カム105は、楕円形状を有する。
【0041】
図2(b)は、カム105の長軸部分が板ばね106と接している状態を示す。図2(b)に示す板ばね106は、たわみ応力を蓄積する。よって、カム105は板ばね106の反力を受ける。
【0042】
図2(a)及び(c)に、カム105の短軸部分が板ばね106と接している状態を示す。図2(a)及び(c)に示す板ばね106は、たわみ応力の蓄積から開放されている。よって、板ばね106は、カム105の回転に対して力を与えない。
【0043】
図3に、カム105の回転角(deg)とカム105の回転速度(rpm)の関係を示す。実線は本実施形態のカム105を示し、一点破線は板ばね106がない場合のカム105を示す。
【0044】
カム105の回転速度は、単相交流電源109による交流電流と、板ばね106がカム105に与える力とに依存する。
【0045】
図2(a)に示す状態のカム105は、図3に示す回転角が0degに対応する回転速度を有する。図2(c)に示す状態のカム105は、図3に示す回転角が180degに対応する回転速度を有する。図2(b)に示す状態のカム105は、図3に示す回転角が90degに対応する回転速度を有する。
【0046】
図3に示すように、カム105の回転角が0degから90degに近づくほど板ばね106の反力により、カム105の回転速度は徐々に小さくなる。カム105の回転角が90degの時、カム105の回転速度は最も小さくなり、板ばね106の反力が最も大きくなる。一方、90degから180degに近づくほど板ばね106の反力により回転速度は徐々に大きくなる。カム105の回転角が0deg及び180degの時、板ばね106は、たわみ応力の蓄積から開放されており、反力はなくなる。
【0047】
なお、カム105の回転角が90degの時の板ばね106の反力が、カム105の回転角が0deg及び180degの時の板ばね106の反力より大きければ良い。
【0048】
単相交流電源109の電圧が0Vとなるゼロクロス点の時で、カム105が板ばね106から反力を与えられていることで、ゼロクロス点の時でもカム105は回転する。その結果、単相交流電源109によりロータ103を回転させているにも関わらず、ゼロクロス点でも、カム105と接続されているロータ103は、回転することができる。
【0049】
単相交流電源109の電圧の印加を停止した場合、カム105は板ばね106からの反力が最も弱い部分で停止する。例えば、図2(a)及び(c)に示す板ばね106が、たわみ応力の蓄積から開放される位置で、カム105は停止する。
【0050】
板ばね106がカム105に与える反力が最も小さい位置が、カム105が回転する前の初期位置となる。モータ制御部111は、単相交流電源109から印加される電圧の位相を制御する。単相交流電源109の電圧が0Vになる時、板ばね106がカム105に与える反力が最も大きくなるように、ロータ103の回転数を制御する。具体的には、モータ制御部111は、(単相交流電源109の電源周波数)×(1以上の整数/ステータ104の数)で、ロータ103の回転数を制御する。
【0051】
単相交流でマトリクスコンバータを用いてエアコンや冷蔵庫用のコンプレッサを駆動した場合には、ゼロクロスが発生してもモータの回転数減少やトルク減少により脈動することなく安定して回転させることができた。一方で、換気扇などのように、コンプレッサがない場合には、回転が不安定となるとともに、モータがトルク減少により脈動する。このことから、発明者らは、ゼロクロスが生じる単相交流の場合であっても、コンプレッサを連結してモータを駆動した場合には、顕著な脈動なくモータを回転できることを見出した。
【0052】
コンプレッサは、大きな慣性力を保持していることと、トルクが変調されていることから、モータ自体に慣性力とトルクの変調機構を付与することで、コンプレッサを連結しなくても、単相交流でマトリクスコンバータを用いてモータを安定して駆動できるのではないかと考えた。ただし、単純にコンプレッサを連結した場合、フロンなどのガスの圧縮と膨張を機械的に行うため、コンプレッサの構造が非常に複雑となるとともに、重量も大きくなるので、換気扇などの小型軽量モータにコンプレッサの機構を連結するのは問題があった。そこで、コンプレッサと同じ機能を実現できるように、モータの軸に慣性力を大きくするカムを付与するとともに、カムと板ばねによりトルクの変調を実現した。
【0053】
(実施の形態1の変形例)
図5(a)に、回転が始動する時のカム105の位置と、単相交流電源109の電圧のゼロクロス点の時のカム105の位置とを示す。ゼロクロス点の電圧において、カム105は、板ばね106の反力が最も大きくなる位置から所定の角度ずれた位置にある。所定の角度とは、例えば、5度以上10度以下である。
【0054】
具体的には、単相交流電源109の電圧の位相を、所定の角度遅らせることで、カム105の位置を制御する。これにより、ゼロクロス点において、カム105が回転する方向に、板ばね106から反力が与えることができる。
【0055】
板ばね106とカム105との摩擦により、カム105の回転が遅れた場合には、ゼロクロス点において、カム105が、板ばね106から回転方向と反対の力を与えられる可能性がある。そこで、本変形例では、モータ制御部111が単相交流電源109の電圧の位相を所定の角度遅らせることにより、ゼロクロス点において、カム105の回転方向に板ばね106の力を与えることできる。
【0056】
モータ101へ印加する交流電源電圧の位相を遅らせる手段は以下の通りである。
電源電圧検出部1111は電源電圧の振幅および位相を検出する。スイッチング素子制御部1113は、電源電圧の0Vから90度プラス所定の角度の位相を電源電圧検出部1111が検出した際に、6個の双方向スイッチング素子1114から1119のうち、双方向スイッチング素子1114のL相からU相方向をON、双方向スイッチング素子1119のW相からN相方向をONとする。双方向スイッチ1114および双方向スイッチ1119がONになることで、電源109とステータ104とが接続され、ロータ103の回転が始まる。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明にかかるモータは、板ばねによるトルク変調機構を有し、単相入力マトリクスコンバータを用いる際のゼロクロス点におけるトルク減少を補償するため、モータのトルク減少による回転数の脈動を低減したモータとして有用である。
【符号の説明】
【0058】
101 モータ
102 軸
103 ロータ
104 ステータ
105 カム
106 板ばね
107 モータ部
108 トルク変調部
109 単相交流電源
110 枠部
111 モータ制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠部と、
前記枠部に回転可能に接続された回転軸と、
前記軸に固定されており、磁性体で構成されたロータと、前記ロータの少なくとも一部の周囲を囲むステータとを有するモータ部と、
前記軸と固定されており、かつ、前記軸の回転方向から見た断面において、長軸部分と短軸部分とを有するカム部と、
前記カム部の周囲に配置されており、板ばねとを備え、
前記カム部が回転するとき、前記カム部の長軸部分と接する時に前記カム部に与える反力が、前記カム部の短軸部分と接する時に前記カム部に与える反力より大きい、
モータ。
【請求項2】
前記ステータは、導線が配線されており、
さらに、前記導線と電気的に接続され、電源電圧を印加する単相交流電源と、
前記ステータの前記導線と前記単相交流電源との間に電気的に接続された複数のスイッチング素子と、
前記複数のスイッチング素子の前記導線と前記単相交流電源との間に電気的に接続を制御するスイッチング素子制御部と、
前記単相交流電源の電源電圧の振幅を検出する電圧検出部とを備え、
前記スイッチング素子制御部は、単相交流電源が印加される前は、前記導線と前記単相交流電源との間に電気的に接続をオフにし、前記電圧検出部が前記電源電圧の最大振幅を検出したとき、前記導線と前記単相交流電源との間に電気的に接続をオンにする、
請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記ステータは、導線が配線されており、
さらに、前記導線と電気的に接続され、電源電圧を印加する単相交流電源とを備え、
前記単相交流電源は印加する電源電圧を所定の位相を遅らせる、
請求項1に記載のモータ。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−66325(P2013−66325A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−204083(P2011−204083)
【出願日】平成23年9月20日(2011.9.20)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】