説明

レーダ装置

【課題】 ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせて上下に並列にならべて表示することで、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係を明確にしてISARによる船舶目標の識別確度を向上させる。
【解決手段】 送信信号を発生する送信機1と、送信信号を放射するとともに目標からの反射信号を受信するアンテナ3と、反射信号を受信処理してビデオ信号を生成する受信機4と、ビデオ信号に対して合成開口処理を行いISAR画像信号とレンジプロファイルの画像信号を生成するISAR処理部5cと、これら画像信号を同一画面上に表示させる表示信号を生成する表示処理部5dとを備えている。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーダ装置、特に、高分解レーダである逆合成開口レーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高分解能レーダであるISAR(Inverse SyntheticAperture Radar:逆合成開口レーダ)の動作を各添付図面について説明する。図25は従来のISARの基本構成図であり、同図において、4は送信種信号を発生する受信機、1は受信機4の出力を増幅し送信信号を生成する送信機、2は送信機1の出力をアンテナ3に供給するとともにアンテナ3からの受信信号を受信機4に供給するサーキュレータである。
【0003】5は受信機4から出力されたレーダビデオを処理する信号処理器であり、この信号処理器5は受信機4の出力に基づき高分解能処理(ISAR処理)を行うISAR処理部5c、目標を追尾する追尾処理部5b、アンテナビーム方位を演算するビーム制御部5a、表示データを処理する表示処理部5dより構成されている。
【0004】6は信号処理器5の出力に基づき目標の高分解能画像の表示をオペレータの操作により行う操作表示器、7は信号処理器5が出力する角度信号によりアンテナビーム方位を制御するアンテナ制御器である。
【0005】次に従来のISARの動作について説明する。受信機4で発生した送信種信号を送信機1は増幅して高周波信号(RF信号)を生成する。RF信号はサーキュレータ2を経由してアンテナ3から自由空間へ放射される。そして、放射された信号は図示しない目標より反射される。アンテナ3により受信された目標からの反射エコーは、サーキュレータ2を経由して受信機4に入力される。
【0006】反射エコーは受信機4においてレンジ方向(アンテナ3からの距離方向)の高分解能化を図るためパルス圧縮がなされた後、A/D変換されたディジタルのレーダビデオになる。レーダビデオは、レーダからの距離に対応して区分されたレンジセルに量子化されて格納される。一方、ISARは開口面について合成を行うことによりクロスレンジ方向(レンジ方向に直交する方向)についての高分解能化を図る。
【0007】このISAR処理によるクロスレンジ方向についての高分解能化と前述のパルス圧縮によるレンジ方向についての高分解能化により、ISAR処理部5cで目標の画像信号が生成される。表示処理部5dは画像信号を表示信号に変換し、操作表示部6へ出力して図26R>6に示すように目標を画像表示する。追尾処理部5bでは、レーダビデオから目標を検出し、追尾フィルタを用いて追尾演算処理を行い、目標のAZ及びELの方位を演算する。
【0008】ビーム制御部5aでは、追尾処理部5bで演算したAZ(方位方向)及びEL(仰角方向)からなる目標方位とアンテナ制御器7からの角度信号より、ビーム制御信号を生成してアンテナ制御器7へ出力する。アンテナ制御器7は制御信号に従って駆動信号をアンテナ3に送り、アンテナ3を目標方位に向けて駆動する。
【0009】次に目標とレーダの位置関係と、画像の形態について説明する。図27に示すように、合成開口の開始時距離Roから合成開口終了時REまで、船舶目標がレーダに接近する場合は、レーダのニア(near)レンジが船首、ファー(far)レンジが船尾となる。
【0010】そして、図28(b)に示すレンジプロファイルの画像および図28(a)に示すISAR画像が生成され、図25のレーダの基本構成図に示される操作表示部6に表示される。
【0011】ここで、レンジプロファイルの二次元表示において、レーダ受信信号のレンジ情報を横方向に、強度情報を縦方向にそれぞれ表示する。ISAR画像の二次元表示において、ISAR処理後のレンジ情報を横方向に、ドップラ情報を縦方向にそれぞれ表示する。なお、レンジプロファイル及びISAR画像の表示形態(船首及び船尾方向)に対応した光学画像は図28(c)に示す通りである。
【0012】ここで、ISAR処理の内容を図29に沿って説明する。ISAR処理部5cでは、レーダビデオデータに対し、時間軸上でデータの距離/振幅情報より目標を追尾し、パルスヒット毎のレンジセル単位の移動量を距離補償量として算出する。その距離補償量により、目標の移動による距離のずれをレンジセル単位でレーダビデオを距離補償する。その結果、目標はあたかも静止しているように扱える。
【0013】次に、周波数軸上で時間/周波数情報よりオートフォーカスし、追尾速度より目標のドップラ周波数、ドップラ周波数を積分して位相量を位相補償量として算出する。その位相補償量により、目標の移動によるドップラシフトを複素乗算によりレーダビデオデータを補償する。その補償後のレーダビデオデータに対しFFT(高速フーリエ変換)を行い、目標の動揺(ロール、ピッチ、ヨーの周波数)成分を弁別する。そして、信号の振幅を検出し、画像信号を生成・出力する。
【0014】画像処理部5dでは、画像信号を操作表示部6の解像度、表示輝度ダイナミックレンジ、操作情報等に合致した表示信号へ変換・出力し、操作表示部6では図26に示すように、ISAR画像について、横方向にレンジ情報を、縦方向にドップラ情報、輝度に反射強度を単一に表示する。
【0015】さらに、アンテナ制御器7では、信号処理器5からのビーム制御信号とアンテナからの角度信号から、アンテナ駆動信号を生成し、アンテナを制御する。以上が従来のレーダ装置/ISARの動作である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーダ装置は以上のように構成されており、ISAR画像を操作表示器に、単一に表示するため、レンジ、ドップラ、反射強度の情報しか表現できず、ISARの本来の目的である目標の画像化による目標識別に対し、識別確度が小さいという問題点があった。
【0017】この発明は上記の様な問題点を解消するためになされたもので、識別確度を向上させることができるレーダ装置を得ることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、送信信号を発生する送信機と、上記送信信号を放射するとともに目標からの反射信号(受信信号ともいう)を受信するアンテナと、上記反射信号を受信処理してビデオ信号を生成する受信機と、上記ビデオ信号に対して合成開口処理を行いISAR画像信号とレンジプロファイルの画像信号を生成する信号処理器と、これら画像信号を同一画面上に表示させる表示信号を生成する表示処理部とを備えたものである。
【0019】この発明の表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせ、上下に並列に並べた画像を表示させる表示信号を生成するものである。
【0020】この発明の表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせて重畳させた画像を表示させる表示信号を生成するものである。
【0021】この発明は、送信信号を発生する送信機と、上記送信信号を放射するとともに目標からの反射信号(受信信号ともいう)を受信するアンテナと、上記反射信号を受信処理してビデオ信号を生成する受信機と、上記ビデオ信号に対して合成開口処理を行いISAR画像信号とレンジプロファイルの画像信号を生成する信号処理器と、前記目標の少なくとも1以上の特徴をCFAR処理により検出して特徴情報を出力する特徴検出部と、前記各画像信号と前記特徴情報を同一画面上に表示させる表示信号を生成する表示処理部とを備えたものである。
【0022】この発明の特徴検出部は、特徴情報として目標である船舶に対しCFAR処理により検出した船首、船尾およびドップラ処理により検出したマストの少なくとも1つを縦カーサーにより出力するものである。
【0023】この発明の表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルとの実長さを合わせた上下に並列に配置した画像に、前記CFAR処理により検出した船首を、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成するものである。
【0024】この発明の表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせた重畳させた画像に、前記CFAR処理により検出した船首を、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成するものである。
【0025】この発明の表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルとの実長さを合わせた上下に並列に配置した画像に、前記CFAR処理により検出した船尾を、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成するものである。
【0026】この発明の表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせた重畳させた画像に、前記CFAR処理により検出した船尾を、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成するものである。
【0027】この発明の表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルとの実長さを合わせた上下に並列に配置した画像に、前記CFAR処理により検出した船首および船尾を、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成するものである。
【0028】この発明の表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせた重畳させた画像に、前記CFAR処理により検出した船首および船尾を、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成するものである。
【0029】この発明の表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルとの実長さを合わせた上下に並列に配置した画像に、前記ドップラ処理により検出したマストを、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成するものである。
【0030】この発明の表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせた重畳させた画像に、前記ドップラ処理により検出したマストを、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成するものである。
【0031】この発明の表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルとの実長さを合わせた上下に並列に配置した画像に、前記CFAR処理により検出した船首、船尾およびドップラ処理により検出したマストを、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成するものである。
【0032】この発明の表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせた重畳させた画像に、前記CFAR処理により検出した船首、船尾およびドップラ処理により検出したマストを、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成するものである。
【0033】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明に係るレーダ装置(ISAR)を各添付図面に基づいて説明する。図1は実施の形態1に係るレーダ装置の基本構成を示す図である。図において、4は送信種信号を発生する受信機、1は受信機4の出力を増幅し送信信号を生成する送信機、2は送信機1の出力をアンテナ3に供給するとともにアンテナ3からの受信信号を受信機4に供給するサーキュレータである。
【0034】5Aは本実施の形態に係る信号処理器であり、この信号処理器5Aは受信機4の出力に基づき高分解能処理(ISAR処理)を行うISAR処理部5c、目標を追尾する追尾処理部5b、アンテナビーム方位を演算するビーム制御部5a、表示データを処理する表示処理部5dより構成されている。
【0035】6は信号処理器5Aの出力に基づき目標の高分解能画像をオペレータの操作のもとに表示する操作表示器、7は信号処理器5Aが出力する角度信号によりアンテナビーム方位を制御するアンテナ制御器である。
【0036】次に本実施の形態の動作について説明する。受信機4で発生した送信種信号を送信機1では増幅し高周波信号(RF信号)を生成する。RF信号はサーキュレータ2を経由してアンテナ3から自由空間へ放射される。そして、放射された信号は図示しない目標より反射される。アンテナ3により受信された目標からの反射エコーは、サキュレータ2を経由して受信機4に入力される。
【0037】反射エコーは受信機4においてレンジ方向(アンテナ3からの距離方向)の高分解能化を図るためパルス圧縮がなされた後、A/D変換されたディジタルのレーダビデオになる。レーダビデオは、レーダからの距離に対応して区分されたレンジセルに量子化されて格納される。
【0038】一方、ISARは開口面について合成を行うことによりクロスレンジ方向(レンジ方向に直交する方向)についての高分解能化を図る。このISAR処理によるクロスレンジ方向についての高分解能化と前述のパルス圧縮によるレンジ方向についての高分解能化により、ISARの表示処理部5cで、レンジプロファイル(図28(b)を参照)とISAR画像(図28(a)を参照)との目標に対する2つの画像信号が生成される。表示処理部5dはこれら2つの画像信号を表示信号に変換し、操作表示部6へ出力する。
【0039】追尾処理部5bでは、レーダビデオから目標を検出し、追尾フィルタを用いて追尾演算処理を行い、目標のAZ及びELの方位を算出する。ビーム制御部5aでは、追尾処理部5bで演算したAZ及びELの目標方位とアンテナ制御器7からの角度信号より、ビーム制御信号を生成する。
【0040】次に目標とレーダの位置関係と、画像の形態について説明する。図27に示すように、合成開口の開始時距離Roから合成開口終了時REまで、船舶目標がレーダに接近する場合は、レーダのnearレンジが船首、farレンジが船尾となり、図28(b)のようなレンジプロファイル、図28(a)のようなISAR画像が生成され、レーダの基本構成図に示される操作表示部6で表示される。
【0041】ここで、レンジプロファイルの二次元表示において、レーダ受信信号のレンジ情報を横方向に、強度情報を縦方向にそれぞれ表示する。ISAR画像の二次元表示において、ISAR処理後のレンジ情報を横方向に、ドップラ情報を縦方向にそれぞれ表示する。なお、レンジプロファイル及びISAR画像の表示形態(船首及び船尾方向)に対応した光学画像は図28(c)のとおりである。
【0042】ここで、ISAR処理の内容を図29に沿って説明する。ISAR処理部5cでは、レーダビデオデータに対し、時間軸上でデータの距離/振幅情報より目標を追尾し、パルスヒット毎のレンジセル単位の移動量を距離補償量として算出する。その距離補償量により、目標の移動による距離のずれをレンジセル単位でレーダビデオを距離補償する。その結果、目標はあたかも静止しているように扱える。
【0043】次に、周波数軸上で時間/周波数情報よりオートフォーカスし、追尾速度より目標のドップラ周波数、ドップラ周波数を積分して位相量を位相補償量として算出する。その位相補償量により、目標の移動によるドップラシフトを複素乗算によりレーダビデオデータを補償する。その補償後のレーダビデオデータに対しFFTを行い、目標の動揺(ロール、ピッチ、ヨーの周波数)成分を弁別する。そして、信号の振幅を検出し、ISAR画像信号を生成・出力する。
【0044】また、合成開口時間分の同一レンジ方向の振幅値を積分したレンジプロファイルの画像信号を生成する。そして、信号の振幅を検出し、ISRA画像信号を生成・出力する。また、一合成開口時間分の同一レンジ方向の振幅値を積分したレンジプロファイルの画像信号を生成する。
【0045】表示処理部5dでは、ISAR画像とレンジプロファイルとの両画像信号の実長さを合せ、上下に並列表示となるよう両画像を配置し、操作表示部6の解像度、表示輝度ダイナミックレンジ、操作情報等に合致した表示信号へ変換・出力し、操作表示部6では図2に示すように、ISAR画像を上側にレンジプロファイルを下側に配置され、ISAR画像については横方向にレンジ情報を、縦方向にドップラ情報、輝度に反射強度を表示する。
【0046】ISAR画像を上側にし、レンジプロファイルを下側にした両画像表示により、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が明確になる。
【0047】さらに、アンテナ制御器7では、信号処理器5からのビーム制御信号とアンテナ3からの角度信号から、アンテナ駆動信号を生成し、アンテナ3を制御する。以上が実施の形態1のレーダ装置/lSARの動作である。
【0048】実施の形態2.なお、上記実施の形態1では、ISAR画像とレンジプロファイルを、実長さを合せ上下に並列表示しているが、本実施の形態は、図3に示すレーダ装置の基本構成図に示す信号処理器5B中の表示処理部5dにおいて、ISAR画像とレンジプロファイルとの両画像信号の実長さを合せて縦方向の位置調整を行い、両画像を重畳させた画像を表示させるための表示信号を生成する。
【0049】操作表示器6は表示信号により、図4に示すようにISAR画像とレンジプロファイルとが重畳された画像が表示する。この結果、実施の形態1と同様にレンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係とが明確になる。
【0050】実施の形態3.なお、上記実施の形態1では、ISAR画像とレンジプロファイルを、実長さを合せ上下に並列表示しているが、本実施の形態は図5に示すレーダ装置の基本構成図に示す信号処理器5c中の特徴検出部5eにおいて、CFAR処理(エッジを検出するGOCFAR)により船首を検出し、船首の位置を特徴情報として出力する。
【0051】表示処理部5dではISAR処理部5cより出力されたISAR画像に対してレンジプロファイルの実長さを合わせて船首の位置を合せることで、上下に並列に表示させるようにすると共に、並列表示されるISAR画像とレンジプロファイルとの両画像に、CFAR処理により検出した船首を、船首カーサーにより配置した画像の表示信号を生成する。
【0052】操作表示器6は表示信号により、図6に示すようにISAR画像とレンジプロファイルが上下並列に表示され、そしてこの両画像に船首カーサーが重畳された画像を表示する。この結果、実施の形態2と同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、船首からの長さ方向の特徴が明確になる。
【0053】実施の形態4.なお、上記実施の形態1では、ISAR画像とレンジプロファイルを、実長さを合せて上下に並列表示しているが、本実施の形態は、図7に示すレーダ装置の基本構成図における信号処理器5D中の特徴検出部5eにおいて、CFAR処理(エッジを検出するGOCFAR)によりの船首を検出し、船首の位置を特徴情報として出力する。
【0054】表示部5dでは、ISAR処理部5cより出力されたISAR画像信号に対してレンジプロファイルの実長さ、および船首の位置を合せて縦方向の位置調整を行う。また、ISAR画像とレンジプロファイルとの両画像を重畳した画像に船首カーサーを重畳して画像を表示するための表示信号を生成する。
【0055】操作表示器6は表示信号により、図8に示すようにISAR画像とレンジプロファイルとの両画像が重畳され、この両画像に船首カーサーが重畳された画像を表示する。この結果、実施の形態2と同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、船首からの長さ方向の特徴が明確になる。
【0056】実施の形態5.なお、上記実施の形態1では、ISAR画像とレンジプロファイルを、実長さを合せ上下に並列表示しているが、本実施の形態は、図9に示すレーダ装置の基本構成図における信号処理器5E中の特徴検出部5eにおいて、CFAR処理(エッジを検出するGOCFAR)によりの船尾を検出し、船尾の位置を特徴情報として出力する。
【0057】表示処理部5dでは、ISAR画像及びレンジプロファイルの実長さ、およびそれぞれの画像に船尾の位置を合せることで、これら画像を上下に並列表示させ、且つ、並列表示された両画像に船尾力一サーが表示された画像を表示するための表示信号を生成する。
【0058】操作表示器6は表示信号により、図10に示すようにISAR画像とレンジプロファイルとの両画像が上下並列に表示され、この両画像に船尾カーサーが重畳された画像を表示する。この結果、実施の形態3と同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、船尾からの長さ方向の特徴が明確になる。
【0059】実施の形態6.なお、上記実施の形態1では、ISAR画像とレンジプロファイルを、実長さを合せ上下に並列表示しているが、図11に示すレーダ装置の基本構成図における信号処理器5F中の特徴検出部5eは、CFAR処理(エッジを検出するGOCFAR)によりの船尾を検出し、船尾の位置を特徴情報として出力する。
【0060】表示処理部5dでは、ISAR画像とレンジプロファイルの両画像信号の実長さを合せて縦方向の位置調整を行い、また、両画像に船尾の位置を合せてISAR画像とレンジプロファイルとを重畳した画像に、船尾カーサーを重畳された画像を表示するための表示信号を生成する。
【0061】操作表示器6は表示信号により、図12に示すようにISAR画像とレンジプロファイルとの両画像が重畳されて表示され、この両画像に船尾カーサーが重畳された画像を表示する。この結果、実施の形態4と同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、船尾からの長さ方向の特徴が明確になる。
【0062】実施の形態7.なお、上記実施の形態1では、ISAR画像とレンジプロファイルを、実長さを合せ上下に並列表示しているが、図13に示すレーダ装置の基本構成図における信号処理器5G中の特徴検出部5eにおいて,CFAR処理(エッジを検出するGOCFAR)により船首及び船尾を検出し、船首及び船尾の位置を特徴情報として出力する。
【0063】表示処理部5dでは、ISAR画像及びレンジプロファイルの両画像の実長さを合わせると共に、両画像に船首及び船尾の位置を合せることで、ISAR画像とレンジプロファイルとの両画像が上下に並列になるように表示され、且つ、この両画像に船首力一サー及び船尾カーサーが配置される画像が表示される表示信号を生成する。
【0064】操作表示器6は表示信号により、図14に示すようにISAR画像とレンジプロファイルとの両画像が上下に並列に表示されると共に、この両画像に船首カーサー及び船尾カーサーが重畳された画像を表示する。この結果、実施の形態3,5と同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係、船首からの長さ方向の特徴、また船尾からの長さ方向の特徴がそれぞれ明確になる。
【0065】実施の形態8.なお、上記実施の形態1では、ISAR画像とレンジプロファイルを、実長さを合せ上下に並列表示しているが、図15に示すレーダ装置の基本構成図におけうる信号処理器5H中の特徴検出部5eにおいて、CFAR処理(エッジを検出するGOCFAR)によりの船首及び船尾を検出し、船首及び船尾の位置を特徴情報として表示処理部5dに出力する。
【0066】表示処理部5dでは、特徴情報に基づき両画像信号の実長さを合せ、縦方向の位置調整を行い、また、両画像に船首及び船尾の位置を合せることで、ISAR画像とレンジプロファイルとの両画像と船首カーサー及び船尾カーサーとを重畳させた画像を表示するための表示信号を生成する。
【0067】操作表示器6は表示信号により、図16に示すようにISAR画像とレンジプロファイルとの重畳画像に、船首及び船尾カーサーが重畳された画像を表示する。この結果、実施の形態4,6と同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係、船首からの長さ方向の特徴、また、船尾からの長さ方向の特徴がそれぞれ明確になる。
【0068】実施の形態9.なお、上記実施の形態1では、ISAR画像とレンジプロファイルを、実長さを合せ上下に並列表示しているが、本実施の形態では図17に示すレーダ装置の基本構成図における信号処理器5I中の特徴検出部5eにおいて、ISAR画像信号中のドップラ周波数が最大の位置を検出し、マストの位置を特徴情報として出力する(船舶目標において、マストが最も高い構造物と仮定する。これは、ISARの原理上ドップラ周波数は回転半径に比例するため、回転半径の最も大きい(高い)マストのドップラ周波数が最大になる)。
【0069】表示処理部5dでは、ISAR画像及びレンジプロファイルの実長を合わせると共に、これら両画像に対してマストの位置を合せることで、ISAR画像とレンジプロファイルとの両画像を上下に並列表示となるよう配置され、且つ、この両画像にマストカーサーを重畳した画像を表示させる表示信号を生成する。その結果、操作表示器6においては、図18に示すようにISAR画像、レンジプロファイル及びマストストからの船首及び船尾方向への特徴が明確になる。
【0070】実施の形態10.なお、上記実施の形態1では、ISAR画像とレンジプロファイルを、実長さを合せ上下に並列表示しているが、本実施の形態は、図19R>9に示すレーダ装置の基本構成図における信号処理器5J中の特徴検出部5eにおいて、ISAR画像信号中のドップラ周波数が最大の位置を検出し、マストの位置を特徴情報として出力する。
【0071】表示処理部5dでは、ISAR画像とレンジプロファイルとの両画像信号の実長さを合せて縦方向の位置調整を行い、また、これら画像にマストの位置を合せ、ISAR画像とレンジプロファイルとの両画像にマストカーサーを重畳させた画像を表示するための表示信号を生成する。
【0072】操作表示器6は、図20に示すようにISAR画像とレンジプロファイルとの重畳画像にマストカーサーが重畳された画像を表示される。その結果、実施の形態2,9と同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、マストからの船首及び船尾方向への特徴が明確になる。
【0073】実施の形態11.なお、上記実施の形態1では、ISAR画像とレンジプロファイルを、実長さを合せ上下に並列表示しているが、本実施の形態では、図2121に示すレーダ装置の基本構成図における信号処理器5K中の特徴検出部5eにおいて、CFAR処理(エッジを検出するGOCFAR)によりの船首及び船尾を検出し、また、ISAR画像信号中のドップラ周波数が最大の位置を検出し、船首、船尾及びマストの位置を特徴情報として出力する。
【0074】表示処理部5dでは、ISAR画像及びレンジプロファイルの実長さを、また、これら画像に対して船首、船尾及びマストの位置を合せ、上下に並列表示となるようなISAR画像及びレンジプロファイルの両画像に、船首カーサー、船尾カーサー及びマストカーサーが重畳されて配置された画像を表示させる表示信号を生成する。
【0075】操作表示器6は表示信号により、図22に示すようにISAR画像とレンジプロファイルとの重畳画像に、船首カーサー、船尾カーサー及びマストカーサーが重畳された画像を表示する。この結果、実施の形態7,9と同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係、船首からの長さ方向の特徴、船尾からの長さ方向の特徴、またマストからの船首及び船尾方向への特徴がそれぞれ明確になる。
【0076】実施の形態12.なお、上記実施の形態1では、ISAR画像とレンジプロファイルを、実長さを合せて上下に並列に表示しているが、本実施の形態では、図23に示すレーダ装置の基本構成図における信号処理器5L中の特徴検出部5eは、CFAR処理のドップラ周波数が最大の位置を検出し、船首、船尾及びマストの位置を特徴情報として出力する。
【0077】表示処理部5dでは、ISAR画像とレンジプロファイルとの両画像の実長さを合せて各画像間の縦方向の位置調整を行い、また、この両画像に対して船首、船尾及びマストの位置を合せ、ISAR画像とレンジプロファイルとの重畳画像に船首カーサー、船尾カーサー及びマストカーサーを重畳した画像を表示するための表示信号を生成する。
【0078】操作表示器6は表示信号により、図24に示すようにISAR画像とレンジプロファイルとの重畳画像に、船首、船尾及びカーサーが重畳された画像を表示する。その結果、実施の形態8,10と同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係、船首からの長さ方向の特徴、船尾からの長さ方向の特徴、またマストからの船首及び船尾方向への特徴がそれぞれ明確になる。
【0079】
【発明の効果】この発明によれば、ISAR画像及びレンイプロファイルの上下/並列表示により、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が明確になり、ISARによる船舶目標の識別確度が向上するという効果がある。
【0080】また、この発明によれば、ISAR画像とレンジプロファイルの重畳表示により、同様にレンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が明確になり。、ISARによる船舶目標の識別確度が向上するという効果がある。
【0081】また、この発明によれば、ISAR画像、レンジプロファイルの上下/並列表示、船首カーサーの重畳表示により、同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、船首からの長さ方向の特徴が明確になり、ISARによる船舶目標の識別確度が向上するという効果がある。
【0082】また、この発明によれば、ISAR画像、レンジプロファイル及び船首カーサーの重畳表示により、同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、船首からの長さ方向の特徴が明確になり、ISARによる船舶目標の識別確度が向上するという効果がある。
【0083】また、この発明によれば、ISAR画像、レンジプロファイルの上下/並列表示、船尾カーサーの重畳表示により、同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、船尾からの長さ方向の特徴が明確になり、ISARによる船舶目標の識別確度が向上するという効果がある。
【0084】また、この発明によれば、ISAR画像、レンジプロファイル及び船尾カーサーの重畳表示により、同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、船尾からの長さ方向の特徴が明確になり、ISARによる船舶目標の識別確度が向上するという効果がある。
【0085】また、この発明によれば、ISAR画像、レンジプロファイルの上下/並列表示、船首カーサー及び船尾カーサーの重畳表示により、同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、船首からの長さ方向の特徴、船尾からの長さ方向の特徴が明確になり、ISARによる船舶目標の識別確度が向上するという効果がある。
【0086】また、この発明によれば、ISAR画像、レンジプロファイル、船首カーサー及び船尾カーサーの重畳表示により、同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、船首らの長さ方向の特徴、船尾からの長さ方向の特徴が明確になり、ISARによる船舶目標の識別確度が向上するという効果がある。
【0087】また、この発明によれば、ISAR画像、レンジプロファイルの上下/並列表示、マストカーサーの重畳表示により、同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、マストからの船首及び船尾方向への特徴が明確になり、ISARによる船舶目標の識別確度が向上するという効果がある。
【0088】また、この発明によれば、ISAR画像、レンジ7ロブ。アイル及びマストカーサーの重畳表示により、同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、マストからの船首及び船尾方向への特徴が明確になり、ISARによる船舶目標の識別確度が向上するという効果がある。
【0089】また、この発明によれば、ISAR画像、レンジプロファイルの上下/並列表示、船首カーサー、船尾カーサー及びマストカーサーの重畳表示により、同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、船首からの長さ方向の特徴、船尾からの長さ方向の特徴が、マストからの船首及び船尾方向への特徴が明確になり、ISARによる船舶目標の識別確度が向上するという効果がある。
【0090】また、この発明によれば、ISAR画像、レンジプロファイル、船首カーサー、船尾カーサー及びマストカーサーの重畳表示により、同様に、レンジ方向の反射強度分布とドップラ周波数の関係が、また、船首からの長さ方向の特徴、船尾からの長さ方向の特徴が、マストからの船首及び船尾方向への特徴が明確になり、ISARによる船舶目標の識別確度が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1によるレーダ装置の基本構成図である。
【図2】 実施の形態1による画像表示の説明図である。
【図3】 実施の形態2によるレーダ装置の基本構成図である。
【図4】 実施の形態2による画像表示の説明図である。
【図5】 実施の形態3によるレーダ装置の基本構成図である。
【図6】 実施の形態3による画像及びカーサー表示の説明図である。
【図7】 実施の形態4によるレーダ装置の基本構成図である。
【図8】 実施の形態4による画像及びカーサー表示の説明図である。
【図9】 実施の形態5によるレーダ装置の基本構成図である。
【図10】 実施の形態5による画像及びカーサー表示の説明図である。
【図11】 実施の形態6によるレーダ装置の基本構成図である。
【図12】 実施の形態6による画像及びカーサー表示の説明図である。
【図13】 実施の形態7によるレーダ装置の基本構成図である。
【図14】 実施の形態7による画像及びカーサー表示の説明図である。
【図15】 実施の形態8によるレーダ装置の基本構成図である。
【図16】 実施の形態8による画像及びカーサー表示の説明図である。
【図17】 実施の形態9によるレーダ装置の基本構成図である。
【図18】 実施の形態9による画像及びカーサー表示の説明図である。
【図19】 実施の形態10によるレーダ装置の基本構成図である。
【図20】 実施の形態10による画像及びカーサー表示の説明図である。
【図21】 実施の形態11によるレーダ装置の基本構成図である。
【図22】 実施の形態11による画像及びカーサー表示の説明図である。
【図23】 実施の形態12によるレーダ装置の基本構成図である。
【図24】 実施の形態12による画像及びカーサー表示の説明図である
【図25】 従来のレーダ装置の基本構成図である。
【図26】 従来の画像表示の説明図である。
【図27】 目標とレーダの位置関係の説明図である。
【図28】 船舶目標と処理画像の関係を説明する図である。
【図29】 従来のISAR処理フローの説明図である。
【符号の説明】
1送信機、2 サーキュレータ、3 アンテナ、4 受信機、5A〜5L 信号処理器、5a ビーム制御部、5b 追尾処理部、5c ISAR処理部、5d 表示処理部、5e 特徴検出部、6 操作表示器、7 アンテナ制御器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 送信信号を発生する送信機と、上記送信信号を放射するとともに目標からの反射信号を受信するアンテナと、上記反射信号を受信処理してビデオ信号を生成する受信機と、上記ビデオ信号に対して合成開口処理を行いISAR画像信号とレンジプロファイルの画像信号を生成する信号処理器と、これら画像信号を同一画面上に表示させる表示信号を生成する表示処理部とを備えたことを特徴とするレーダ装置。
【請求項2】 前記表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせ、上下に並列に並べた画像を表示させる表示信号を生成することを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
【請求項3】 前記表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせて重畳させた画像を表示させる表示信号を生成することを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
【請求項4】 送信信号を発生する送信機と、上記送信信号を放射するとともに目標からの反射信号を受信するアンテナと、上記反射信号を受信処理してビデオ信号を生成する受信機と、上記ビデオ信号に対して合成開口処理を行いISAR画像信号とレンジプロファイルの画像信号を生成する信号処理器と、前記目標の少なくとも1以上の特徴をCFAR処理により検出して特徴情報を出力する特徴検出部と、前記各画像信号と前記特徴情報を同一画面上に表示させる表示信号を生成する表示処理部とを備えたことを特徴とするレーダ装置。
【請求項5】 前記特徴検出部は、特徴情報として目標である船舶に対しCFAR処理により検出した船首、船尾およびドップラ処理により検出したマストの少なくとも1つを縦カーサーにより出力することを特徴とする請求項4に記載のレーダ装置。
【請求項6】 前記表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルとの実長さを合わせた上下に並列に配置した画像に、前記CFAR処理により検出した船首を、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成することを特徴とする請求項4または5に記載のレーダ装置。
【請求項7】 前記表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせた重畳させた画像に、前記CFAR処理により検出した船首を、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成することを特徴とする請求項4または5に記載のレーダ装置。
【請求項8】 前記表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルとの実長さを合わせた上下に並列に配置した画像に、前記CFAR処理により検出した船尾を、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成することを特徴とする請求項4または5に記載のレーダ装置。
【請求項9】 前記表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせた重畳させた画像に、前記CFAR処理により検出した船尾を、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成することを特徴とする請求項4または5に記載のレーダ装置。
【請求項10】 前記表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルとの実長さを合わせた上下に並列に配置した画像に、前記CFAR処理により検出した船首および船尾を、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成することを特徴とする請求項4または5に記載のレーダ装置。
【請求項11】 前記表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせた重畳させた画像に、前記CFAR処理により検出した船首および船尾を、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成することを特徴とする請求項4または5に記載のレーダ装置。
【請求項12】 前記表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルとの実長さを合わせた上下に並列に配置した画像に、前記ドップラ処理により検出したマストを、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成することを特徴とする請求項4または5に記載のレーダ装置。
【請求項13】 前記表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせた重畳させた画像に、前記ドップラ処理により検出したマストを、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成することを特徴とする請求項4または5に記載のレーダ装置。
【請求項14】 前記表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルとの実長さを合わせた上下に並列に配置した画像に、前記CFAR処理により検出した船首、船尾およびドップラ処理により検出したマストを、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成することを特徴とする請求項4または5に記載のレーダ装置。
【請求項15】 前記表示処理部は、ISAR画像とレンジプロファイルの実長さを合わせた重畳させた画像に、前記CFAR処理により検出した船首、船尾およびドップラ処理により検出したマストを、縦カーサーによる表示で重畳させた画像を表示させる表示信号を生成することを特徴とする請求項4または5に記載のレーダ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図8】
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【図5】
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【図7】
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【図9】
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【図10】
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【図12】
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【図14】
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【図16】
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【図11】
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【図13】
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【図15】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図22】
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【図21】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【公開番号】特開2001−201570(P2001−201570A)
【公開日】平成13年7月27日(2001.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−13143(P2000−13143)
【出願日】平成12年1月21日(2000.1.21)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】