説明

ログ制御装置、画像形成装置、ログ制御方法及びプログラム

【課題】障害解析に有用なログを効率よく保存することができるログ制御装置を提供する。
【解決手段】ログ制御プログラム30において、データ受付部300等は、入力された画像データに対して所定の処理を施し、当該処理に関するログを生成して第1のログ記憶部306に格納する。状態判定部308は、データ受付部300等の状態が正常であるか否かを判定し、異常状態であった場合、ログ格納部310は、ログテーブルを参照し、発生したエラーコードに対応する収集期間及び収集レベルを確認し、第1のログ記憶部306に記憶されているログのうち、当該収集期間前から現在までのログであって当該収集レベルに該当する重要度のものを取得して第2のログ記憶部312に格納する。ここで、第1のログ記憶部306はメモリにより実現され、第2のログ記憶部312は不揮発性の記憶装置により実現される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、処理内容を記録するログの制御を行うログ制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ログは、コンピュータの処理内容の記録であるので、発生した障害を解析するのに有用である。しかしながら、障害がいつ発生するか予測することは困難であり、障害のためにログ情報を全て保存しておくと、膨大な記憶容量が必要となる。
特許文献1では、同一エラーが既に登録されている場合、発生回数のみをカウントし、既に登録されているデータを流用することにより、保存されるログを必要最小限に抑える手法が開示されている。また、単位時間当たりのエラー発生頻度が所定値を超えている場合、正常ログの書き込みを抑止することにより、記憶領域を効率的に使用することが開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開平11−306050号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、エラー発生時の情報を収集しても、障害を解析できないことがある。
【0005】
本発明は、上述した背景からなされたものであり、障害解析に有用なログを効率よく保存することができるログ制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るログ制御装置は、時刻を含むログを生成するログ生成手段と、前記ログ生成手段により生成されたログを記憶する第1の記憶手段と、ログを記憶し、不揮発性を有する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されているログのうち所定期間に含まれるものを、前記第2の記憶手段に格納するログ格納手段とを有する。
【0007】
好適には、前記ログ生成手段は、重要度をさらに含むログを生成し、前記ログ格納手段は、前記ログ生成手段により生成されたログに含まれる重要度に基づいてログを格納する。
好適には、前記ログ生成手段は、ノーマル及びエラーの少なくともいずれかにより表される種別をさらに含むログを生成する。
【0008】
好適には、前記ログ格納手段は、所定の契機に、前記第1の記憶手段に記憶されているログのうち種別がノーマルであるログのみを格納する。
好適には、前記ログ格納手段は、前記ログ生成手段が、種別がエラーであるログを生成した場合、ログを格納する。
好適には、前記ログ格納手段は、エラーの種類毎に格納対象のログが規定されている格納指針に基づいてログを格納する。
【0009】
また、好適には、前記格納指針は、入力データに基づいて変更されうる。
また、好適には、前記第1の記憶手段は、前記第2の記憶手段より高速に動作する。
【0010】
本発明に係る画像形成装置は、ログ制御装置を有する画像形成装置であって、前記ログ制御装置は、時刻を含むログを生成するログ生成手段と、前記ログ生成手段により生成されたログを記憶する第1の記憶手段と、ログを記憶し、不揮発性を有する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されているログのうち所定期間に含まれるものを、所定の契機に前記第2の記憶手段に格納するログ格納手段とを有する。
【0011】
また、本発明に係るログ制御方法は、不揮発性の記憶装置を有するログ制御装置において、時刻を含むログを生成し、前記生成されたログを記憶し、前記記憶されているログのうち所定期間に含まれるものを、前記記憶装置に格納する。
【0012】
さらに、本発明に係るプログラムは、コンピュータと、不揮発性の記憶装置とを有するログ制御装置において、時刻を含むログを生成するログ生成ステップと、前記生成されたログを記憶する記憶ステップと、前記記憶されているログのうち所定期間に含まれるものを、前記記憶装置に格納するログ格納ステップとを前記ログ制御装置のコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0013】
本発明のログ制御装置によれば、障害解析に有用なログを効率よく保存することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置10を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成を示す図である。
図1に例示するように、画像形成装置10は、CPU12、メモリ14、不揮発性を有する例えばハードディスクドライブ等の記憶装置16、ネットワークを介して外部のコンピュータなどとデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)18、プリントエンジン等を含み、通信IF18を介して入力された画像データ等を記録用紙上に出力する出力装置20、及びタッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置22を含む。メモリ14のデータ転送速度は、例えば1〜5GB/秒程度であり、記憶装置16のデータ転送速度は、例えば60〜300MB/秒程度である。これらの構成要素は、バス24を介して互いに接続されている。
【0015】
図2は、本発明のログ制御方法を実現するログ制御プログラム30の機能構成を示す図である
図2に示すように、ログ制御プログラム30は、データ受付部300、画像処理部302、像形成制御部304、第1のログ記憶部306、状態判定部308、ログ格納部310、第2のログ記憶部312及び指針受付部314を有する。ログ制御プログラム30は、画像形成装置10のメモリ14にロードされ、CPU12により実行されてログ制御装置を構成する。ログ制御プログラム30は、これらの構成要素により、時刻を含むログを生成し、生成されたログを例えばメモリ14(図1)に記憶し、この記憶されているログのうち所定期間に含まれるものを記憶装置16に格納する。
なお、ログ制御プログラム30の全部又は一部の機能は、画像形成装置10に設けられた例えばASICなどのハードウェアにより実現されてもよい。
【0016】
ログ制御プログラム30において、データ受付部300は、ネットワークを介して接続されるコンピュータ(不図示)などから画像データを受け付けて画像処理部302に対して出力する。データ受付部300は、処理に応じて呼び出す関数の入出力情報、データの構造体情報、エラー及び障害の発生情報等の内容と時刻とを含むログを生成して後述する第1のログ記憶部306に格納する。
【0017】
画像処理部302は、データ受付部300から入力された画像データに基づいて画像を描画し、この画像に色変換処理、階調補正処理等の画像処理を施して、像形成制御部304に対して出力する。画像処理部302は、データ受付部300と同様にして、各処理を記録するログを生成して第1のログ記憶部306に格納する。
【0018】
像形成制御部304は、画像処理部302から所定の画像処理を施された画像データを入力し、画像が記録用紙上に形成されるように出力装置20(図1)を制御する。像形成制御部304もまた、データ受付部300と同様にログを生成して第1のログ記憶部306に格納する。
【0019】
このように、データ受付部300、画像処理部302及び像形成制御部304は、時刻を含むログを生成するログ生成手段を構成する。生成されたログには、処理内容及び時刻に加えて、ノーマル及びエラーの少なくともいずれかにより表される種別及び重要度がさらに含まれてもよい。なお、ログの内容については、後で詳細に説明する。
【0020】
第1のログ記憶部306は、データ受付部300等のログ生成手段により生成されたログを記憶する。第1のログ記憶部306は、メモリ14により実現され、第2のログ記憶部312より高速に動作する。第1のログ記憶部306は、所定の容量の記憶手段であり、当該容量が全て使い尽くされた場合には再び最初から使われるようにしてデータを記憶する。即ち、第1のログ記憶部306は、いわゆるサイクリックに用いられる。
【0021】
第2のログ記憶部312は、第1のログ記憶部306により記憶されているログの少なくとも一部を記憶する。第2のログ記憶部306は、例えばハードディスクドライブ等の記憶装置16により実現される。
【0022】
状態判定部308は、データ受付部300、画像処理部302及び像形成制御部304の状態を監視し、データ受付部300等の状態が正常であるか否かを判定し、これらの構成要素の少なくともいずれかの状態が正常でない場合、後述するログ格納部310に対してその旨を出力する。状態判定部308は、データ受付部300等において例えばエラーが発生した場合、その旨をログ格納部310に出力する。
【0023】
ログ格納部310は、第1のログ記憶部306に記憶されているログのうち所定期間に含まれるものを第2のログ記憶部312に格納する。ログ格納部310は、データ受付部300等においてエラーが発生した旨の通知を状態判定部308から受け付けた場合(即ち、データ受付部300等が、種別がエラーであるログを生成した場合)、例えば10分前(又は、1分前あるいは1時間前)から現時点までのログ等、所定期間に含まれるログを第2のログ記憶部312に格納する。
【0024】
ログ格納部310は、ログに含まれる重要度に基づいて第2のログ記憶部312に格納するログを選定し、当該選定されたログのみを格納する。また、ログ格納部310は、例えば、1時間毎に、1日毎に、あるいは第1のログ記憶部306の記憶容量が使い尽くされて最初から使われ始めた契機に等、所定の契機に、第1のログ記憶部306に記憶されているログのうち種別がノーマルであるログのみを第2のログ記憶部312に格納する。さらに、ログ格納部310は、後述する指針受付部314により入力されるログ格納指針に基づいてログを格納する。
【0025】
指針受付部314は、エラーの種類毎に格納対象のログが規定されているログ格納指針を受け付ける。ログ格納指針には、エラーコードと、このエラーコードが発生した場合に格納対象となるログの重要度並びに収集期間とが含まれる。ログ格納指針は、ユーザによりUI装置22を介して入力されてもよいし、通信IF18を介して外部のコンピュータ等から送信されてもよい。なお、ログ格納指針は、ログテーブルとも呼ばれる。
【0026】
次に、データ受付部300等により生成されるログ、及びログ格納部310により第1のログ記憶部306から第2のログ記憶部312に格納されるログについて説明する。
図3は、画像形成装置10において生成されるログを例示する図であって、図3(A)は、データ受付部300等のログ生成手段により生成されるログを例示し、図3(B)は、ログ格納部310により第2のログ記憶部312に格納されたログを例示する。
図3(A)に例示するように、ログには、処理内容、処理時刻、処理の種別(図中のS)及び重要度(図中のT)が含まれる。
【0027】
種別は、ノーマル及びエラーのいずれかにより表される。種別がエラーである場合、図中のUで示されるように、そのログは、異常が発生した旨を表すものである。例えば、ファイルが存在しなかった場合、又はエラーが発生した際に呼び出される関数が呼び出された場合には、種別がエラーであるログが生成される。なお、種別は、これらの他にも例えばワーニングなどであってもよい。
【0028】
重要度は、処理の重要度を例えば3段階で表すものである。ここで、「1」が最も重要度が高く、「3」が最も重要度が低い。重要度が1である処理は、新たなページを作成する、ジョブを終了する等、特定の機能を実行する関数の呼出し等である。重要度が3である処理は、汎用的な関数の呼出し等であり、例えば、ファイルを開く等である。
【0029】
図3(A)のUで示されるエラーが発生すると、画像処理部302等のログ生成手段の状態が状態判定部308により判定され、異常状態が認識されて、図3(B)に例示するように、第1のログ記憶部306に記憶されているログの一部が、ログ格納部310により第2のログ記憶部312に格納される。本例では、時刻「00:01:23」の時点から現時点までの期間に含まれるログが、第2のログ記憶部312に格納されている。
【0030】
一方、正常状態が継続している場合、種別がノーマルであるログのみが、所定の契機でログ格納部310により第2のログ記憶部312に格納される。
図4は、画像形成装置10において生成されるログを例示する図であって、図4(A)は、データ受付部300等のログ生成手段により生成されるログを例示し、図4(B)は、正常状態が継続している場合にログ格納部310により第2のログ記憶部312に格納されたログを例示する。
【0031】
格納対象のログは、重要度に基づいて識別されてもよい。この場合、ログ格納部310は、図4(A)に示されるログのうち、図4(B)に示されるように種別がノーマルであって重要度が最も高いログのみを第2のログ記憶部312に格納する。したがって、汎用的な関数等の処理を示すログは格納されず、特定機能の関数の処理を示すログだけが格納される。このため、第2のログ記憶部312で必要とされる容量は、削減されることができる。
【0032】
図5は、エラーの種類毎に格納対象のログを規定するログテーブルを例示する図である。
図5に例示するように、ログテーブルには、エラーコード、収集レベル及び収集期間が含まれる。エラーコードは、発生したエラーの種類を表す識別子である。収集レベルは、当該エラーコードのエラーが発生した場合に第2のログ記憶部312への格納対象となるログの重要度を表す。例えば、収集レベルが「すべて」である場合には重要度が「1」、「2」及び「3」のログが格納され、収集レベルが「2以上」である場合には重要度が「1」及び「2」のログが格納される。収集期間は、エラー発生時に格納対象となるログが含まれる期間を表す。例えば、収集期間が「1分」である場合、1分前から現時点までのログが格納される。
【0033】
ログテーブルは、ログ格納部310により保持されている。エラーが発生した場合、ログ格納部310は、ログテーブルを参照し、第2のログ記憶部312へ格納すべきログの期間並びに重要度を決定する。したがって、格納対象となるログは、画像形成装置10毎に設定されることができるので、必要なログのみが効率よく保存されることができる。なお、ログテーブルには、項目「収集種別」がさらに含まれてもよい。この場合、該当する種別のログ(例えば、種別がノーマルであるログ又は種別がエラーであるログなど)のみが格納されることができる。
【0034】
ログテーブルは、入力データに基づいて変更されてもよい。この場合、ログテーブル情報は、データ受付部300に入力された画像データに付加されている。データ受付部300は、ログテーブル情報が付加された画像データを受け付けると、当該ログテーブル情報をログ格納部310に対して出力する。ログ格納部310は、データ受付部300から入力したログテーブル情報に基づいてログテーブルを更新する。
【0035】
このログテーブルは、当該画像データを処理する間のみ有効であってもよいし、当該画像データが受け付けられた後の全ての処理に対して有効であってもよい。これにより、格納対象となるログが入力データ毎に変更されることができ、データによって発生しやすいエラーログが、より詳細に第2のログ記憶部312に格納されることができる。
【0036】
図6は、本発明の実施形態に係るログ制御方法を実現するログ制御プログラム30の全体動作(S10)を示すフローチャートである。
図6に示すように、ステップ100(S100)において、ログ制御プログラム30のデータ受付部300、画像処理部302及び像形成制御部304は、入力された画像データに対して所定の処理を施し、これらの処理のそれぞれに関するログを生成して第1のログ記憶部306に格納する。
【0037】
ステップ102(S102)において、状態判定部308は、データ受付部300等の状態が正常であるか否かを判定し、異常状態であった場合(例えば、データ受付部300等にエラーが発生して異常状態になった場合)にはS104の処理に進み、正常状態であった場合にはS110の処理に進む。
【0038】
ステップ104(S104)において、ログ格納部310は、ログテーブルを参照し、発生したエラーコードに対応する収集期間及び収集レベルを確認する。
ステップ106(S106)において、ログ格納部310は、第1のログ記憶部306に記憶されているログのうち、当該収集期間前から現在までのログであって当該収集レベルに該当する重要度のものを取得する。
ステップ108(S108)において、ログ格納部310は、取得されたログを第2のログ記憶部312に格納する。
【0039】
一方、ステップ110(S110)において、ログ格納部310は、所定期間経過したか否か(例えば、第1のログ記憶部306の記憶領域を最後まで使い切って最初から使い始めたか否か)を判定し、所定期間経過した場合にはS112の処理に進み、そうでない場合にはS100の処理に戻る。
ステップ112(S112)において、ログ格納部310は、第1のログ記憶部306に記憶されているログのうち、種別がノーマルであって重要度が最も高いログを取得する。そして、S108の処理で、取得されたログが第2のログ記憶部312に格納される。
【0040】
以上説明したように、本発明に係るログ制御装置は、時刻を含むログを生成するログ生成手段と、前記ログ生成手段により生成されたログを記憶する第1の記憶手段と、ログを記憶し、不揮発性を有する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されているログのうち所定期間に含まれるものを、前記第2の記憶手段に格納するログ格納手段とを有する。これにより、障害解析に有用なログを効率よく保存することができる。
【0041】
また、ログ制御装置は、重要度をさらに含むログを生成し、当該生成されたログに含まれる重要度に基づいてログを格納する。これにより、重要度が低いログは第2の記憶手段に格納されないので、ログの保存効率が向上する。
【0042】
また、ログ制御装置は、ノーマル及びエラーの少なくともいずれかにより表される種別をさらに含むログを生成し、所定の契機に、前記第1の記憶手段に記憶されているログのうち種別がノーマルであるログのみを格納する。また、ログ制御装置は、種別がエラーであるログを生成した場合、ログを格納する。これにより、ログの保存効率がさらに向上する。
【0043】
また、ログ制御装置は、エラーの種類毎に格納対象のログが規定されている格納指針に基づいてログを格納し、格納指針は入力データに基づいて変更されうる。これにより、入力される印刷ジョブ毎に、格納対象となるログを設定できるので、ログの保存効率がさらに向上する。
【0044】
さらに、ログ制御装置において、前記第1の記憶手段は、前記第2の記憶手段より高速に動作する。これにより、通常運用時におけるログ出力による性能劣化を抑えることができる。また、障害発生時には必要最小限のログだけが第2の記憶手段に格納されるので、障害発生時においても性能劣化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成を示す図である。
【図2】本発明のログ制御方法を実現するログ制御プログラム30の機能構成を示す図である
【図3】画像形成装置10において生成されるログを例示する図であって、図3(A)は、データ受付部300等のログ生成手段により生成されるログを例示し、図3(B)は、ログ格納部310により第2のログ記憶部312に格納されたログを例示する。
【図4】画像形成装置10において生成されるログを例示する図であって、図4(A)は、データ受付部300等のログ生成手段により生成されるログを例示し、図4(B)は、正常状態が継続している場合にログ格納部310により第2のログ記憶部312に格納されたログを例示する。
【図5】エラーの種類毎に格納対象のログを規定するログテーブルを例示する図である。
【図6】本発明の実施形態に係るログ制御方法を実現するログ制御プログラム30の全体動作(S10)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0046】
10 画像形成装置
12 CPU
14 メモリ
16 記憶装置
18 通信インタフェース
20 出力装置
22 UI装置
30 ログ制御プログラム
300 データ受付部
302 画像処理部
304 像形成制御部
306 第1のログ記憶部
308 状態判定部
310 ログ格納部
312 第2のログ記憶部
314 指針受付部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
時刻を含むログを生成するログ生成手段と、
前記ログ生成手段により生成されたログを記憶する第1の記憶手段と、
ログを記憶し、不揮発性を有する第2の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に記憶されているログのうち所定期間に含まれるものを、前記第2の記憶手段に格納するログ格納手段と
を有するログ制御装置。
【請求項2】
前記ログ生成手段は、重要度をさらに含むログを生成し、
前記ログ格納手段は、前記ログ生成手段により生成されたログに含まれる重要度に基づいてログを格納する
請求項1に記載のログ制御装置。
【請求項3】
前記ログ生成手段は、ノーマル及びエラーの少なくともいずれかにより表される種別をさらに含むログを生成する
請求項1又は2に記載のログ制御装置。
【請求項4】
前記ログ格納手段は、所定の契機に、前記第1の記憶手段に記憶されているログのうち種別がノーマルであるログのみを格納する
請求項3に記載のログ制御装置。
【請求項5】
前記ログ格納手段は、前記ログ生成手段が、種別がエラーであるログを生成した場合、ログを格納する
請求項3又は4に記載のログ制御装置。
【請求項6】
前記ログ格納手段は、エラーの種類毎に格納対象のログが規定されている格納指針に基づいてログを格納する
請求項5に記載のログ制御装置。
【請求項7】
前記格納指針は、入力データに基づいて変更されうる
請求項6に記載のログ制御装置。
【請求項8】
前記第1の記憶手段は、前記第2の記憶手段より高速に動作する
請求項1乃至7のいずれかに記載のログ制御装置。
【請求項9】
ログ制御装置を有する画像形成装置であって、
前記ログ制御装置は、
時刻を含むログを生成するログ生成手段と、
前記ログ生成手段により生成されたログを記憶する第1の記憶手段と、
ログを記憶し、不揮発性を有する第2の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に記憶されているログのうち所定期間に含まれるものを、所定の契機に前記第2の記憶手段に格納するログ格納手段と
を有する画像形成装置。
【請求項10】
不揮発性の記憶装置を有するログ制御装置において、
時刻を含むログを生成し、
前記生成されたログを記憶し、
前記記憶されているログのうち所定期間に含まれるものを、前記記憶装置に格納する
ログ制御方法。
【請求項11】
コンピュータと、不揮発性の記憶装置とを有するログ制御装置において、
時刻を含むログを生成するログ生成ステップと、
前記生成されたログを記憶する記憶ステップと、
前記記憶されているログのうち所定期間に含まれるものを、前記記憶装置に格納するログ格納ステップと
を前記ログ制御装置のコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−9854(P2008−9854A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−181434(P2006−181434)
【出願日】平成18年6月30日(2006.6.30)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】