ワイヤレス・デバイスの遠隔管理のための方法および技術
ケア提供者がユーザーのワイヤレス・デバイスを設定することを可能にする本件発明のリモート・アドミニストレーターは、当該リモート・アドミニストレーター内にマスター・ソフトウェア・クライアントを含み、かつワイヤレス・デバイス内にコントローラブル・ソフトウェア・クライアントを含んでいる。リモート・アドミニストレーターからワイヤレス・デバイスに送信されたコマンドは、ケア提供者が、ユーザーによって開始された設定要求に基づいて、ユーザーのワイヤレス・デバイスを設定することを可能にする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本件出願の技術は、一般にワイヤレス・デバイスの管理および設定に関連し、より詳細には、認可された第三者の個人またはサービスがセルラー電話を遠隔から管理することを可能にすることに関係する。
【背景技術】
【0002】
今日、ワイヤレスのデータ通信デバイス(以下、「ワイヤレス・デバイス」という)が使用される活動分野の数は、際限なく増加している。ここにいうワイヤレス・デバイスとは、例えば、ハンドヘルドのコンピューター、PDA、ペイジャー(ポケットベル)、セルラー電話、デジタル音楽プレイヤーなどを含むものである。例えば金融情報や電子メール等々の個人情報を安全なものとするために、アクセスや蓄積を含む諸機能がますます多く必要とされるようになっているが、これらの諸機能を実行するために、ワイヤレス・デバイスが必要とされることがますます増えている。
【0003】
しかしながら、多くのユーザーが要求する多様な機能を実行するためにワイヤレス・デバイスがますます複雑になっていくのにともなって、キーストローク、音声コマンド、グラフィックユーザーディスプレイ(GUI)、およびメニュー・オプションは、管理し、応用することがますます難しくなっている。さらに、頻繁に必要とされる複雑なコマンドは、平均的な人には理解できないなぞめいたフレーズまたはキーストロークに短縮されている。いったんはじめにプログラムされてしまうと、はじめの設定値を再プログラムしたり、変更したりすることは、多くのユーザーにとって、チャレンジングなものか、またはそれ以上のものになってしまうことがよくある。
【0004】
例えば、関節炎を患っている人がキーを操作することができないかもしれないのと同じように、複雑なコマンド機能をそもそも実施することができない人々もいるし、あるいは、技術を知らない人または技術を使用することに快感をもたない人のように、複雑なコマンドを実行することにあまり気乗りがしないと感じる人々もいるだろう。このことが、例えばよくあるセルラー電話の少しもユーザーフレンドリーでないインターフェースと合体すると、使うことに一部の利点があるにもかかわらず、多くの人々がワイヤレス・デバイスをまったく使わなくなるということになるのである。ある種のルーチンタスクを実行する能力は、技術を使用しなければ、だんだん難しいものになってきている。例えば、USAAは、あるバーチャルバンクを運営しているが、そのバンクにおいて、もしメンバーが技術に精通しているか、または技術を快適と感じるような人であれば、そのメンバーのバンク使用能力は著しく強化される。したがって、セルラー電話またはその他のワイヤレス・デバイスの特定のユーザーのために、遠隔の関係者またはアドミニストレーターが、当該ユーザーに何か難しいまたは複雑な操作を行なうことを求めることなく、ワイヤレス・デバイスの機能へのアクセス、修正、またはアクティベートをすることができるセルラー電話またはその他のワイヤレス・デバイスを実現することができれば、有益なことであろう。
【発明の概要】
【0005】
本件明細書において開示される実施形態は、認可済みアドミニストレーターによるワイヤレス・デバイスの遠隔アクセスを提供することによって、上述のニーズに応えるものである。認可済みアドミニストレーターは、ケア提供者(a care giver)、または提供されるサービスまたはそれと同様のものであってよい。認可済みアドミニストレーターは、ワイヤレス・デバイスの機能にアクセスし、および機能を制御することによって、さまざまなワイヤレス電話機能を有効(enable)にし、変更し、無効(disenable)にし、または同様のことをすることについての援助を提供することができる。
【0006】
ある態様において、サービス・プロバイダーがユーザーのワイヤレス・デバイスを遠隔から設定する方法が提供される。この設定は、要求された設定をワイヤレス・デバイスのユーザーからサービス・プロバイダーに伝えることによって遂行される。サービス・プロバイダーは、要求された設定に基づく設定変更を開始するために、遠隔配置管理デバイス(a remotely located administration device)にアクセスをする。遠隔配置管理デバイスは、ワイヤレス・デバイスにおいて受信される設定変更を実行するコマンドを送信する。ワイヤレス・デバイスは、コマンドが、認可されたソースからのものであることを確認して、要求された設定を実装せよとのコマンドを実行する。ここにおいて、ケア提供者は、遠隔から設定変更を起こすことができる。
【0007】
別の態様において、ワイヤレス・デバイスを遠隔的に問題解決(トラブルシュート)し、その結果に基づいてワイヤレス・デバイスを設定する方法が提供される。ワイヤレス・デバイスのユーザーは、ワイヤレス・デバイスの問題を解決してほしいというニーズをサービス・プロバイダーに伝える。サービス・プロバイダーは、問題解決を開始するために遠隔配置管理デバイスにアクセスし、問題解決をするための識別および認可をワイヤレス・デバイスに送信する。問題解決の手順が開始され、その結果が遠隔配置デバイスに戻され、サービス・プロバイダーに表示される。サービス・プロバイダーは、その結果に基づいて設定変更を開始することができる。
【0008】
さらに別の態様において、サービス・プロバイダーが、ユーザーのワイヤレス・デバイスの設定を遠隔からチェックする方法が提供される。サービス・プロバイダーは、遠隔デバイス上の管理機能にアクセスし、設定チェック要求をワイヤレス・デバイスに送信する。ワイヤレス・デバイスは、その要求を認証することができ、そのデバイスの実際の設定を検索し、得られた情報を返送する。返送された情報は、要求した者に表示される。
【0009】
さらに別の態様において、ワイヤレス・デバイス上にアラーム状態が存在することをリモート・アドミニストレーターに警告する方法が提供される。ワイヤレス・デバイスは、メモリまたはデータベースに最小限設定値(minimum settings)を格納している設定値(settings)にしたがってあらかじめ設定されている。実際のデバイス設定値がときどきポーリングされ、格納されている設定値と比較される。比較の結果に基づいて、アラーム状態が示されたら、そのアラーム状態がサービス・プロバイダーに送信される。
【0010】
さらに別の態様において、リモート・アドミニストレーターがワイヤレス・デバイスを設定することを可能にするワイヤレス・システムが提供される。本システムは、基地局と相互接続されている通信ネットワークを含んでいる。ワイヤレス・デバイスは、基地局とワイヤレスで相互接続され、リモート・アドミニストレーターは、通信ネットワークと相互接続されている。ワイヤレス・デバイスは、コントローラブル・ソフトウェア・クライアントを含み、リモート・アドミニストレーターは、マスター・ソフトウェア・クライアントを含んでいる。ここにおいて、リモート・アドミニストレーターは、マスター・ソフトウェア・クライアントからコントローラブル・ソフトウェア・クライアントにコマンド機能を送信することができ、そのことによって、コマンド機能が、コントローラブル・ソフトウェア・クライアントによって実行され、ワイヤレス・デバイスが設定される。
【0011】
本デバイスおよびシステムの前述のおよびその他の特徴、実用性および利点は、添付の図面において例示されるような本発明の好ましい実施形態についての以下のより詳細な説明から明白となるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本件開示の典型的な実施形態のワイヤレス通信システムのブロック図例である。
【図2】図2は、典型的な実施形態のワイヤレス・デバイスのブロック図例である。
【図3】図3は、典型的な実施形態のリモート・アドミニストレーターのブロック図例である。
【図4】図4は、典型的な実施形態の基地局のブロック図例である。
【図5】図5は、典型的な実施形態のサーバーのブロック図例である。
【図6】図6は、典型的な実施形態のワイヤレス・デバイスを遠隔設定するための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図7A】図7Aは、典型的な実施形態のワイヤレス・デバイスの現在の設定を格納するための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図7B】図7Bは、典型的な実施形態における、ワイヤレス・デバイスを最初の設定値に戻すための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図8】図8は、典型的な実施形態における、ワイヤレス・デバイスを設定するためにコールセンターとコンタクトするための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図9】図9は、典型的な実施形態における、リモート・アドミニストレーターからワイヤレス・デバイスの問題を解決するための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図10】図10は、典型的な実施形態における、リモート・アドミニストレーターからワイヤレス・デバイスの設定をチェックするための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図11】図11は、典型的な実施形態における、アラーム状態をリモート・アドミニストレーターに警告するための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図12】図12は、命令のための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【発明の詳細な説明】
【0013】
次に図面を参照しつつ、本件開示のいくつかの典型的な実施形態が説明される。「典型的」という語は、本件明細書では「例、実例または例示として役立つ」ことを意味するものとして使用されている。本件明細書において「典型的」と説明されるいかなる実施形態も、他の実施形態に比べて必ずしも好ましいまたは有利であると解釈されてはならない。
【0014】
「バイオメトリック識別」という語は、個人の1つまたは複数の物理的特徴または反復可能な行為の測定に基づく個人の識別を意味するものとして本件明細書では使用されている。そのような物理的特徴または反復可能な行為は、例えば、掌紋、網膜スキャン、虹彩スキャン、指紋、顔の特徴、DNA配列特性、声紋、手書き署名等を含んでいる。
【0015】
「ネットワーク」という語は、適切なネットワークデータ送信プロトコルを使用する1つまたは複数の、通常のネットワークまたは著作権等で保護されている財産的ネットワークを意味するものとして本件明細書では使用されている。そのようなネットワークの例は、PSTN, LAN, WAN, WiFi, WiMax,インターネット、 WWW, イーサネット(登録商標)、その他のワイヤレスネットワークなどを含んでいる。
【0016】
「設定する」という語は、本件明細書ではかなり広い意味で使用されていて、特定の機能を有効にする、機能を無効にする、ワイヤレス・デバイス設定値(音量、輝度など)を変更する、アプリケーションをダウンロードする、データをダウンロードする、ソフトウェアパッチをダウンロードする等々の意味をも含んでいる。
【0017】
図1は、典型的な実施形態のワイヤレス通信ネットワーク100を示す。この実施形態において、ワイヤレス通信ネットワーク100は、ワイヤレス・デバイス102を含んでいる。ワイヤレス・デバイス102は、技術的素養のない人、またはそうでないとしても1つまたは複数のデバイスの特徴にアクセスすることのできない人またはそうしたくない人を含む個人またはユーザー108によって使用可能である。ワイヤレス通信ネットワーク100はまた、ネットワーク106に相互接続されている基地局104を含んでいる。基地局104は、単一のネットワークでもよく、または異なるネットワークの結合であってもよい。ありうるネットワークをただ2つ挙げるとすれば、例えば、PSTN(公衆交換電話網)またはインターネットは、その一例である。本件実施形態にさらに含まれるものは、リモート・アドミニストレーター110であって、これは、例えば、個人108のケア提供者112によって使用されることができる。リモート・アドミニストレーター110は、基地局114を介してネットワーク106に接続されるワイヤレス・デバイスとして図示されている。しかしながら、リモート・アドミニストレーター110は、ネットワーク・サーバー、パソコンまたはプロセッサ等々のような直接接続によってネットワーク106に接続されてもよい。リモート・アドミニストレーター110およびワイヤレス・デバイス102は、同一のユニットであってもよい。サーバー120およびコールセンター122もまた、ネットワーク106に相互接続されている。本件実施形態において、ワイヤレス・デバイス102は、任意の数のワイヤレス・デバイスであってよく、例えば、CDMA、GSM、WiFi等々のような1つまたは複数の多くの利用可能なワイヤレスプロトコルを使用して基地局104と通信する携帯電話であってもよい。本件明細書における多くの実施形態において説明されるワイヤレス・デバイス102は、携帯電話、セルラー電話、またはセル電話としてここでは説明されているが、他のデバイス、例えば特にパソコン、PDA、デジタル音楽プレイヤー、電子ゲームのようなデバイスも、ワイヤレス・デバイスとして機能することができることが理解されるであろう。さらに、図1では単一のワイヤレス・デバイス102が示されているが、典型的ワイヤレス通信ネットワーク100は、多くの遠隔ワイヤレス・デバイス102を含むこと、および例示と議論を単純にするために単一のワイヤレス・デバイス102が例示されていることが理解されるであろう。同様に、本件明細書における多くの実施形態において論じられるようなリモート・アドミニストレーター110は、携帯電話、セルラー電話またはセル電話として説明われているが、他のデバイスもまた遠隔局として作動可能であることが理解されるであろう。さらに、図1では単一のリモート・アドミニストレーター110が示されているが、典型的ワイヤレス通信ネットワーク100は、多数のリモート・アドミニストレーターデバイス110を含んでもよいということ、および例示と議論を単純にするために単一のリモート・アドミニストレーター・デバイス110が例示されていることが理解されるであろう。また、リモート・アドミニストレーター110は、後で論じられるように、単一のワイヤレス・デバイス102を管理することもできるが、複数のワイヤレス・デバイス102を管理することもできる。複数のワイヤレス・デバイス102のうちのいくつかは、別々のカバレッジエリアにわたって接続されるものであってかまわない。
【0018】
図1の実施形態のワイヤレス・デバイス102は、ワイヤレス通信リンク116上で基地局104と通信する。そのような通信リンクは、CDMAのような任意の利用可能な通信プロトコルを含んでもよい。またその他の任意のアナログおよび/またはデジタル通信プロトコルが使用されてももちろんよい。基地局104は、有線通信リンク118を介してネットワーク106と相互接続されており、また基地局104は、サーバー120またはコールセンター122のような、ネットワーク106に相互接続されている1つまたは複数のデバイスとも通信をする。有線通信リンク118として示されているが、有線通信リンク118は、任意の通常のプロトコルを使用するワイヤレスまたは有線のリンクであってもよい。さらに、様々な通信リンク116および118は、多様なプロトコルであってもよい。単一の基地局104が例示されているが、ワイヤレス通信ネットワーク100は、ワイヤレス通信ネットワーク100のカバレッジエリア全体にわたって多くの基地局を一般に含んでいる。本件実施形態において、サーバー120は、ネットワーク106に相互接続されていて、以下においてさらに説明されるように、ワイヤレス・デバイス102に、例えば設定調節のようなサービスおよび/または情報を提供することができる。本件実施形態においては、コールセンター122もまたネットワーク106を介してワイヤレス・デバイス102に相互接続されていて、設定調節に関係するワイヤレス・デバイス102またはワイヤレス・デバイス102のユーザー108にサービスおよび/または情報を提供することができるオペレーターまたはアシスタントを有してもよい。本件実施形態はサーバー120、コールセンター122、および基地局104、およびリモート・アドミニストレーター110をネットワーク106上の独立のアイテムとして例証しているが、これらのアイテムのうちの1つまたは複数のアイテムの機能は、1つまたは複数の他のアイテムといっしょに組み込まれてもよく、または共同配置されてもよいということが認識されるであろう。さらに、本件実施形態はワイヤレス通信ネットワークを例として示しているが、ここに説明される原理は、従来型の有線通信ネットワークにも当てはまるものである。
【0019】
次に図2を参照しつつ、ある典型的実施形態におけるワイヤレス・デバイス102についてより詳細な説明を行なうことにする。ワイヤレス・デバイス102は、制御処理装置202を含むいくつかのコンポーネントを含んでいる。制御処理装置202は、ワイヤレス・デバイス102の機能を制御し、および同デバイスの操作に必要とされるかもしれないような多数の入力および/またはデータを処理するための演算機能を提供する。例えば、制御処理装置202は、以下のことを行なうためのルーチン、モジュールまたは回路を含んでいる。すなわち、コンタクトリストの記載項目を加える、削除する、または編集すること、短縮ダイアル割り当てを加える、削除する、割り当てる、または編集すること、コントラストおよび輝度のような表示設定値を調節すること、音量を調節すること、リングスタイルおよび音量を調節すること、ハンドフリー・アクセス、ロケーション・サービス、アプリケーション・プログラムのダウンローディング、格納および記憶のメンテナンス等々である。制御処理装置202に接続されるのは、アンテナ206へ/からワイヤレス信号を送信/受信する送信/受信回路204である。送信および受信回路204は、単一の回路として図示されているけれど、別々の回路であってもよい。送信/受信回路204は、ワイヤレス通信において使用されるようなコンポーネントの典型的機能を実行する。その機能とは、例えば、アンテナ206を通して送信される制御処理装置202から受信される信号を変調すること、およびアンテナ206から受信される信号を復調すること、および復調された信号を制御処理装置202に供給することである。アンテナ206は、ワイヤレス通信ネットワーク100におけるワイヤレス通信にふさわしい任意のアンテナであってよく、単一のアンテナとして例示されているが、1つまたは複数の異なる送信および受信アンテナを含んでいてもよい。ユーザー・インターフェース208は、制御処理装置202に相互接続されており、オーディオ、ビジュアル、および/または物理的インターフェースをユーザーに提供する。そのようなユーザー・インターフェース208は、スピーカー、マイクロホン、ビジュアル表示スクリーン、および1つまたは複数の物理的入力デバイスを一般に含んでいる。物理的入力デバイスとは、例えば、キーパッド、トラックホイール、および/または特別の入力ボタンであってスピーカー/リンガーの音量を制御するボタン、等々である。ユーザー・インターフェース208はまた、個人の同一性の認証において使用されるバイオメトリック情報を収集するバイオメトリック認証入力を含んでもよい。本件実施形態において、制御処理装置202はまた、メモリ210にも相互接続されていて、同メモリ210は、例えば、コンタクト番号、短縮ダイアル情報などのようなワイヤレス・デバイスの様々な機能によって使用される情報に加え、制御処理装置202によって実行されるべき処理命令を格納するのに使われてもよい。メモリ202はまた、ワイヤレス・デバイス102の操作にとって必要なまたは便利なデータを格納してもよい。そのようなデータとは、若干例を挙げるとすれば、1つまたは複数の基地局に関係するデータ、ネットワーク・タイミング情報およびユーザーコンタクトのディレクトリーなどである。そのようなメモリ210は、任意の適切な記憶媒体上の揮発性および/または不揮発性のメモリを含んでもよい。ワイヤレス・デバイス102はまた、1つまたは複数の充電式電池および外部電源への1つのインターフェースを含んでもよい電力供給器212を含んでいる。さらに、図2には示されていないが、多くの遠隔局は、例えば、遠隔局が他の計算デバイスに相互接続されるのを可能にするケーブルインターフェース、近距離内ワイヤレス送信機/受信機(例えばブルートゥース技術のデバイス)、および/またはデジタルイメージング用CCDアレイのような追加的コンポーネントを含んでいる。
【0020】
制御処理装置202はまた、制御処理装置202においてまたは制御処理装置202と協同して作動するコントローラブル・ソフトウェア・クライアント214を含んでいる。下記においてさらに詳しく説明されるように、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、例えばリモート・アドミニストレーター110からコマンド機能を受信しそれを実行することができる。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、スクリプトなどを実行する多数のソフトウェア・ルーチンおよびモジュールを使用して設定されてもよいが、クゥルコム社製のBREW(登録商標)(ワイヤレス対応バイナリ・ランタイム環境)も許容できるソフトウェア環境を提供すると思われる。リモート・アドミニストレーター110からのコマンドを使用して、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、制御処理装置202にワイヤレス・デバイス102を設定させることができる。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、ワイヤレス・デバイス102のために統計情報および設定情報をコンパイルするために、独立のメモリ能力を持っていてもよいし、またはメモリ202を使用してもよい。例えば、ワイヤレス・デバイスが現在、中間または高音量の音量設定値に設定されている場合、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、リモート・アドミニストレーターが前記ワイヤレス・デバイスの状態についてポーリングまたは問い合わせをすることを可能にするために、この情報へのアクセス権を有している。この点は以下においてさらに説明される。
【0021】
図3は、典型的な実施形態のリモート・アドミニストレーター110のブロック図例である。この実施形態において、典型的な実施形態のリモート・アドミニストレーター110がより詳しく説明される。リモート・アドミニストレーター110、ワイヤレス・デバイス102と同様に、制御処理装置302を含むコンポーネントを含んでいる。制御処理装置302は、リモート・アドミニストレーター110の機能を制御する。また同デバイス302は、リモート・アドミニストレーターの操作のために必要とされるかもしれないような多くの入力データおよび/またはデータを処理するための計算機能を提供する。例えば、リモート・アドミニストレーター110は、携帯電話であってもよく、また制御処理装置302は、以下のことを行なうためのルーチン、モジュールまたは回路を含んでいる。すなわち、コンタクトリストの記載項目を加える、削除する、または編集すること、短縮ダイアル割り当てを加える、削除する、割り当てる、または編集すること、コントラストおよび輝度のような表示設定値を調節すること、音量を調節すること、リングスタイルおよび音量を調節すること、ハンドフリー・アクセス、ロケーション・サービス、アプリケーション・プログラムのダウンローディング、格納および記憶のメンテナンス等々である。そのかわりに、リモート・アドミニストレーターは、管理のみのツールであってもよく、その場合、管理機能を実行するための機能性を持つのみであろう。制御処理装置302に接続されるのは、アンテナ306へ/からワイヤレス信号を送信/受信する送信/受信回路304である。送信/受信回路304は、ワイヤレス通信において使用されるようなコンポーネントの典型的機能を実行する。その機能とは、例えば、アンテナ306を通して送信される制御処理装置302から受信される信号を変調すること、およびアンテナ306から受信される信号を復調することおよび復調された信号を制御処理装置302に供給することである。アンテナ306は、ワイヤレス通信ネットワーク100におけるワイヤレス通信にふさわしい任意のアンテナであってよく、単一のアンテナとして例示されているが、1つまたは複数の異なる送信および受信アンテナを含んでいてもよい。ユーザー・インターフェース308は、制御処理装置302に相互接続されており、オーディオ、ビジュアル、および/または物理的インターフェースをユーザーに提供する。そのようなユーザー・インターフェース308は、スピーカー、マイクロホン、ビジュアル表示スクリーン、および1つまたは複数の物理的入力デバイスを一般に含んでいる。理的入力デバイスとは、例えば、キーパッド、トラックホイール、および/または特別の入力ボタンであってスピーカー/リンガーの音量を制御するボタン、等々である。ユーザー・インターフェース308はまた、個人の同一性の認証において使用されるバイオメトリック情報を収集するバイオメトリック認証入力を含んでもよい。本件実施形態において、制御処理装置302はまた、メモリ310にも相互接続されていて、同メモリ310は、リモート・アドミニストレーターの様々な機能によって使用される情報に加え、制御処理装置302によって実行されるべき処理命令を格納するのに使われてもよい。メモリ310はまた、リモート・アドミニストレーター110の操作にとって必要なまたは便利なデータを格納してもよい。そのようなデータとは、若干例を挙げるとすれば、1つまたは複数の基地局に関係するデータ、ネットワーク・タイミング情報およびユーザーコンタクトのディレクトリーなどである。そのようなメモリ310は、任意の適切な記憶媒体上の揮発性および/または不揮発性のメモリを含んでもよい。リモート・アドミニストレーター110はまた、1つまたは複数の充電式電池および外部電源への1つのインターフェースを含んでもよい電力供給器312を含んでいる。さらに、図2には示されていないが、多くの遠隔局は、例えば、遠隔局が他の計算デバイスに相互接続されるのを可能にするケーブルインターフェース、近距離内ワイヤレス送信機/受信機(例えばブルートゥース技術のデバイス)、および/またはデジタルイメージング用CCDアレイのような追加的コンポーネントを含んでいる。
【0022】
制御処理装置302はまた、制御処理装置302においてまたは制御処理装置302と協同して作動するマスター・ソフトウェア・クライアント314を含んでいる。下記においてさらに詳しく説明されるように、マスター・ソフトウェア・クライアント314は、例えばワイヤレス・デバイス102へコマンド機能を送信することができる。マスター・ソフトウェア・クライアント314は、スクリプトなどを実行する多数のソフトウェア・ルーチンおよびモジュールを使用して設定されてもよいが、クゥルコム社製のBREW(登録商標)(ワイヤレス対応バイナリ・ランタイム環境)も許容できるソフトウェア環境を提供すると思われる。リモート・アドミニストレーター110内のマスター・ソフトウェア・クライアント314からのコマンドを使用して、ワイヤレス・デバイス内のコントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、制御処理装置202にワイヤレス・デバイス102を設定させることができる。制御処理装置302およびマスター・ソフトウェア・クライアント314は、技術のいくつかの適用において同一であってもよいことに注意せよ。
【0023】
図4は、典型的な実施形態の基地局104のブロック図例である。典型的な実施形態の基地局。この実施形態において、基地局104は、送信/受信サブシステム404およびアンテナ・サブシステム408に相互接続される制御処理装置400を含んでいる。送信/受信サブシステム404は、様々な異なる遠隔局および/または他の基地局へ/からワイヤレス通信を送信する/受信する能力を供給する。さらに、送信/受信サブシステム404は、1つまたは複数の衛星との通信を提供してもよい。アンテナ・サブシステム408は、1つまたは複数の異なる送信アンテナおよび受信アンテナを含んでもよく、また異なるデバイスとの通信または異なる通信プロトコルとの通信のための異なるアンテナを含んでもよい。ネットワーク・インターフェース412は、制御処理装置400に相互接続されていて、ネットワーク106(図1)とのインターフェースを提供する。メモリ416は、制御処理装置400に相互接続されていて、制御処理装置400によって実行される処理命令を格納してもよい。メモリ416はまた、基地局104の操作にとって必要なまたは便利なデータを格納してもよい。そのようなデータとは、若干例を挙げるとすれば、1つまたは複数の他の基地局に関係するデータ、基地局104のレンジ内の1つまたは複数の遠隔局に関係するデータ、ネットワーク・タイミング情報、および隣接する基地局のディレクトリーなどである。そのようなメモリ416は、任意の適切な記憶媒体上の揮発性および/または不揮発性のメモリを含んでもよい。基地局104はまた、ユーザー・インターフェース420を含んでおり、それは、基地局104とインターフェースするネットワーク要員によって使用されてもよい。基地局104は、内部電源を具備してもよいが、典型的には、公益電力供給網または自家発電機(特に図示されていない)への外部接続によって電力が供給される。基地局110は基地局104と同様であるから、便宜上ここでは別々に説明することはしない。
【0024】
図5は、典型的な実施形態のサーバー120のブロック図例である。この実施形態において、サーバー120は、メモリ502、ユーザー・インターフェース504およびネットワーク・インターフェース506に相互接続される制御処理装置500を含んでいる。メモリ502は、制御処理装置500によって実行されるべき処理命令を格納するために使用される。メモリ502はまた、サーバーの操作にとって必要なまたは便利なデータを格納してもよい。そのようなデータとは、様々なユーザーの個人情報にアクセスできる認可された個人に関係するデータ、および認可された個人に関連する認証情報などである。1つの実施形態において、サーバー120はまた、個人、個人のアクセス権、および各々の個人についての認証情報と関係する情報を含んでいるデータベースに関連している。そのようなメモリ502は、任意の適切な記憶媒体上の揮発性および/または不揮発性のメモリを含んでもよい。ユーザー・インターフェース506は、適切な要員がサーバー120とインターフェースするためのインターフェースを提供する。ネットワーク・インターフェース506は、サーバー120とネットワーク106(図1)の間のインターフェースを提供する。1つの実施形態において、コールセンター122(図1)の要員は、個人についての認証および認可の情報を管理するために、サーバー106のアプリケーション・プログラムにアクセスし、そのアプリケーションを使用することができる。
【0025】
サーバー120は、第2のマスター・ソフトウェア・クライアント508も含んでいる。後でさらに詳しく説明されるように、第2のマスター・ソフトウェア・クライアント508は、例えば、ワイヤレス・デバイス102にコマンド機能を送信することができる。第2のマスター・ソフトウェア・クライアント508は、スクリプトなどを実行する多数のソフトウェア・ルーチンおよびモジュールを使用して設定されてもよいが、クゥルコム社製のBREW(登録商標)(ワイヤレス対応バイナリ・ランタイム環境)も許容できるソフトウェア環境を提供すると思われる。ワイヤレス・デバイス内のコントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、サーバー120内の第2のマスター・ソフトウェア・クライアント508からのコマンドを使用して、制御処理装置202にワイヤレス・デバイス102を設定させることができる。制御処理装置500および第2のマスター・ソフトウェア・クライアント508は、技術のいくつかの適用において同一であってもよいことに注意せよ。
【0026】
上で簡潔に論じられたように、本件明細書において説明される様々な数多くの典型的な実施形態は、支援・援助がなければ自分自身ではワイヤレス・デバイスを設定することができないまたはそれをしたくないと思っているワイヤレス・デバイスのユーザーに代わってワイヤレス・デバイスを設定するためにワイヤレス・デバイスと通信をするリモート・アドミニストレーターを提供する。以下の記述は、ネットワーク106上でリモート・アドミニストレーター110からワイヤレス・デバイス102に直接に送信されるコマンドとして説明されるけれど、リモート・アドミニストレーター110は、サーバー120のようなネットワーク型サーバー、すなわちコマンドを受け取ったらそれをワイヤレス・デバイス102に渡すタイプのサーバーにコマンドを渡すことも可能である。
【0027】
次に図6を参照しつつ、典型的実施形態についての一般的設定ステップの例示的フローチャート600を提供する。下記のプロセスは、ワイヤレス・デバイス102のユーザー108またはリモート・アドミニストレーター112におけるプロバイダー112によって、開始されることも可能であるが、今ここでの典型的なプロセスは、ユーザー108がこの設定プロセスを開始するものと仮定して説明されている。さらに、必要ではないが、ユーザー108のためにリアルタイムの設定変更を行なうために、以下において提供される設定ステップが実行されてもよい。最初に、ステップ602において、ユーザー108が、ワイヤレス・デバイス設定操作の開始に関してプロバイダー112とコンタクトする。ユーザー108は、ワイヤレス・デバイス102を使用してプロバイダー112とコンタクトしてもよいが、そのほかに、例えば、通常の電話、電子メール、プロバイダー112との直接の会話、ウェブページへのアクセス、またはこれらのものの組み合わせ等々のような代替手段を使用してプロバイダー112とコンタクトしてもよい。ユーザー108がワイヤレス・デバイス102を使用してプロバイダー112とコンタクトする場合、そのコンタクトは、ワイヤレス・デバイス102とリモート・アドミニストレーター110との間の従来のセルラー電話による通話、ワイヤレス・デバイス102とリモート・アドミニストレーター110の間の従来のテキスト・メッセージ、ワイヤレス・デバイス102とリモート・アドミニストレーター110の間の従来のピア・ツー・ピアの無線送信、またはこれらのものの組み合わせ等々であってもよい。通信パスがいったん確立されると、ユーザー108は、要求されたまたは必要とされる設定調節を通信する(ステップ604)。この典型的実施形態のために、例えば、ユーザーがこれから会議に行くところなのでリングスタイルをトーンからバイブレートに設定し直したいと思っていると仮定する。そうすると、プロバイダー112は、リモート・アドミニストレーター110上のリモート・アドミニストレーター機能をアクティベートするか、開始するか、またはアクセスする(ステップ606)。もし必要なら、リモート・アドミニストレーターは、どのワイヤレス・デバイスが管理されるべきことになっているかを示すために、ある識別子を入力する(ステップ608)。オプションとして、リモート・アドミニストレーター110は、ワイヤレス・デバイス102のステータスを問い合わせる(ステップ610)。この例において、ステータスについての問い合わせは、ワイヤレス・デバイスに電力が供給されているかどうか決定する問い合わせ(ステップ612)や、現在のリングトーンの設定値は何かを決定する問い合わせ(ステップ614)等々を含むことが可能である。ステップ612におけるステータス問い合わせが、ワイヤレス・デバイス102に電力が供給されていないことを表示していると仮定すると、リモート・アドミニストレーター110は、ワイヤレス・デバイス102に電力を供給するために、信号上で電力を送ることができる(ステップ616)。そのかわりに、次にワイヤレス・デバイス102に電力供給されたとき適用されるようにコマンド機能をキャッシュに格納しておいてもよく、または「デバイス102がオンではありません」というようなエラー信号を発信してもよい(代替ステップ616’)。そのようなキャッシュは、ワイヤレス・デバイス102または、例えばサーバー120にダウンロードされてもよい。もしその問い合わせが現在のリングトーンのステータスを要求するものであって(ステップ614)、そのステータスがバイブレートを示していたら、要求された設定はすでに与えられているのであるから、そのプロセスは終了してもよい(ステップ618)。
【0028】
オプションとして、リモート・アドミニストレーター110は、ワイヤレス・デバイス102に識別信号を送信してもよい(ステップ620)。その識別信号は、プロバイダー112からのバイオメトリック信号、パスワード、デバイスからの電子署名等々であってよい。ワイヤレス・デバイス102は、識別信号を受信したら、ワイヤレス・デバイス102を管理することが認可されている旨を表示する認可信号をリモート・アドミニストレーター110に返送してもよい(ステップ622)。
【0029】
次に、リモート・アドミニストレーター110は、マスター・ソフトウェア・クライアント314から、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214に、ネットワーク106上でコマンドを送信する(ステップ624)。コマンドは、例えば、「リングスタイルをバイブレートに設定せよ」というような、直接コマンドであってよく、またはワイヤレス・デバイス102を設定するために必要とされるキーストロークをエミュレートするものであってもよい。例えば、エミュレーションの場合、プロバイダー112は、例えばメニューをアクティベートすること、「リングスタイル」等々を選択すること、および「バイブレート」等々を選択することによって、リモート・アドミニストレーター110にアクセスする。これらの操作は、ワイヤレス・デバイス102に電力が供給されていたら、ワイヤレス・デバイス102上で実質的に同時に行なわれるが、ワイヤレス・デバイス102に電力が供給されていなかったら、例えばサーバー120の中にいったんキャッシュされるかもしれない。そのかわりに、リモート・アドミニストレーターが音声認識可能なら、前記コマンドが音声コマンドによってアクティベートされるということでもよい。
【0030】
送信されたコマンドは、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214によって受信される(ステップ626)。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、命令されたとおり、ワイヤレス・デバイス102を設定するコマンドを実行する(ステップ628)。オプションとして、リモート・アドミニストレーターは、設定変更が起きたか、または受領されたかを確認するために、ワイヤレス・デバイス102に問い合わせまたはポーリングをしてもよい(ステップ630)。そのかわりに、ワイヤレス・デバイス102が変更確認などをリモート・アドミニストレーターに送信するのでもよい。必要ではないが、ユーザー108は、リモート・アドミニストレーター112に変更に関するフィードバックを供給してもよい(ステップ632)。そのフィードバックは、変更が満足いくものであったかそれとも不満足なものであったかについての情報を含んでもよい。フィードバックに基づいて、さらなる調節が入力されてもよい。
【0031】
ある場合には、上で説明されたように、デバイス102のユーザー108は、例えば所望の設定の実行のしかたが単にわからないという理由で、サービス・プロバイダーまたはケア提供者112にデバイス102を遠隔管理させることを選択してもよい。このような状況および他の状況において、ユーザー108は、ケア提供者112によってプログラムされるまたは開始されるとおりのコマンドに従うことが許されてもよい。図12を参照し、本発明の教示のための実施形態の例示的フローチャート1200が提供される。最初に、リモート・アドミニストレーター112は、リモート・アドミニストレーターデバイス112上でコマンドを入力する(ステップ1202)。マスター・ソフトウェア・クライアント314は、コマンドを処理し、コマンドをコントローラブル・ソフトウェア・クライアント214に送信する(ステップ1204)。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、コマンドに基づいてデバイス102を再設定するためコマンドを実行する(ステップ1206)。続いて−たぶん実質的に同時に−、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、コマンドを実行し、そのことによって、ユーザー・インターフェース208に、リモート・アドミニストレーター112によって入力されたキーストロークまたはコマンドを表示させる(ステップ1208)。例えば、ユーザー108がインターフェース208のディスプレイの輝度を増すことを要求する場合、リモート・アドミニストレーター112は、次のようなキーストロークを入力することができる。(1)「メニュー」ボタンを押す、(2)矢印キーを押して「表示オプション」を強調表示する、(3)「表示オプション」が強調表示されたら「OK」ボタンを押す、(4)矢印キーを押して「輝度」を強調表示する、(5)「輝度」が強調表示されたら「OK」ボタンを押す、(6)矢印キーを押して輝度を増加または減少させる、および(7)所望の輝度が提供されたら「OK」キーを押す。ユーザー・インターフェース208は、指導または教育的な実施態様を使用して、デバイス102のキーパッドを表示してもよい。リモート・アドミニストレーターが「メニュー」ボタンを押し下げるとき、ユーザー・インターフェース208は、スクリーン上の「メニュー」ボタンを強調表示してもよい。ユーザー・インターフェース208はまた、ビジュアルおよびテキスト/オーディオの指導情報の両方を提供するために、「要求された設定プロセスを始めるためにメニューボタンを押し下げなさい」と述べるテキストまたはスピーチを提供してもよい。ディスプレイ上にグラフィックの例示を提供するかわりに、バックライト技術などを用いてキーパッド上の特定のキーを強調表示してもよい。
【0032】
上で論じられた特定のコマンドは、リングスタイルおよび輝度に関係するものであるが、リモート・アドミニストレーターは、複数の設定操作を実行するために使用されてもよい。いくつかの典型的な設定操作は、以下のものを含んでいる。すなわち、コンタクトリストに変更を加えること、短縮ダイアル割り当て、音量、表示設定(輝度、コントラスト、フォント・サイズなど)、スピーカーフォンのオンまたはオフ、リングトーン、ワイヤレス・デバイス上で作動するパッチおよびアプリケーションのダウンロード、他のデバイスとの通信の開始(データ交換または音声交換)、アプリケーションの開始(例えばナビゲーション・アプリケーション)などを含んでいる。
【0033】
ある場合には、プロバイダー112がワイヤレス・デバイス102を誤設定する可能性がある。誤設定は、上で概説されたような設定命令およびコマンドを単にもう一度送ることによって修正できる場合もある。しかしながら、電話を初期の状態より悪い状態に設定してしまったというような設定変更を含め、多数の設定変更が(連続して、並列的に、またはバッチ処理で)実行されてしまったという事例もある。または、単一操作による変更であっても、例えば表示輝度をある範囲にわたって設定した場合のように、前の設定値に正確に戻すことが難しい設定変更がなされてしまったというような場合もある。そのような場合には、ユーザー108は、ワイヤレス・デバイスに対し、元の設定に戻されるよう要求することができる。図7Aおよび7Bは、典型的な実施形態の回復機能を実行するために保存されている設定値を格納しおよびワイヤレス・デバイス102に再適用することを示すフローチャート700Aおよび700Bである。最初に、ステップ702において、設定操作が始められる。なんらかの設定変更を実装する前に、現在のワイヤレス・デバイス設定値がメモリに格納される(ステップ704)。現在のワイヤレス・デバイス設定値は、ワイヤレス・デバイスメモリ210の中にあってもよいが、メモリやパワーに制限のあるワイヤレス・デバイスにあっては、前記設定値をサーバー120内のメモリ502にアップロードすることも可能である。設定値がアップロードされる場合、設定値をメモリに格納する前に、サーバー120への接続が確立または確認される(ステップ703)。いったん保存されると、設定更新は完了する(ステップ706)。後になって設定が失敗または望みどおりのものではなかったということがわかったら、図7B中のフローチャート700Bに図示されているように、回復操作が開始されてもよい(ステップ710)。回復操作がいったん開始されると、保存されている設定値がワイヤレス・デバイス102にダウンロードされる(ステップ712)。制御処理装置202は、ワイヤレス・デバイスを保存されている設定値に戻すためコマンドを実行する(ステップ714)。
【0034】
図8は、別の典型的な実施形態についての一般的な設定ステップの例示的フローチャート800である。この場合、ユーザー108は、ワイヤレス・デバイスを設定するために、コールセンター122または他の支援プロバイダーとコンタクトしてもよい(ステップ802)。コールセンター122のプロバイダーは、例えばサーバー120上のアドミニストレーター機能にアクセスしてもよい(ステップ804)。オプションとして、ユーザーは、設定されるべきワイヤレス・デバイスを識別するための識別子を提供してもよい(ステップ806)。識別子は、デバイスを識別するだけでなく、設定変更を要求しているユーザーが、要求されている変更を行なうことが許されることを認証する。オプションとして、サーバー120は、サーバー120およびコールセンター122が、ワイヤレス・デバイスを設定することが許されることを表示する認証情報をワイヤレス・デバイス102に送信する。次に設定変更が実装される(ステップ808)。
【0035】
リモート・アドミニストレーター110(またはサーバー120/コールセンター122)は、図9の典型的フローチャート900に示されるようなワイヤレス・デバイス102上の診断および問題解決を行なうために使用されてもよい。最初に、リモート・アドミニストレーター110、サーバー120/コールセンター122は、ワイヤレス・デバイス102に認可および識別の信号を供給する(ステップ902)。認可および識別の信号は、診断および問題解決ツールへアクセスすることを許可するワイヤレス・デバイス102によって受信される(ステップ904)。診断および問題解決ツールが実行されて(ステップ906)、その結果が遠隔局に戻される(ステップ908)。戻された結果に基づいて、アドミニストレーター(リモート・アドミニストレーター110またはサーバー120/コールセンター122)は、状況を修正するため前記結果に基づいてワイヤレス・デバイスを設定する(ステップ910)。
【0036】
ある場合には、リモート・アドミニストレーター110は、ユーザー108が故意または偶然によってあまり好ましくない設定値に設定を変更したとき、ワイヤレス・デバイス102の設定をチェックすることを望むことができる。例えば、ユーザー108が薬物療法等のためにアラームを供給する目的でワイヤレス・デバイスを使用する場合、アラームが偶然にオフにさせられると、危険な状態が存在することになる可能性がある。したがって、プロバイダー112は、図10の典型的なフローチャート1000に示されるように、設定をチェックするためにリモート・アドミニストレーター110を使用することを選択することができる。最初に、プロバイダー112は、リモート・アドミニストレーター110の管理機能にアクセスする(ステップ1002)。プロバイダー112は、次にマスター・ソフトウェア・クライアント314に設定チェックを入力する(ステップ1004)。設定チェック・コマンドは、電力設定、音量設定、アラーム設定、または所定の要求、またはすべての制御可能な機能設定の要求のような、1つまたは複数の特定の要求であってよい。いずれの場合においても、問い合わせまたはポーリングがネットワーク106を介してワイヤレス・デバイス102に送信される(ステップ1006)。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、設定チェックを受信する(ステップ1008)。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、メモリ210のようなメモリから適切な情報を検索する(ステップ1010)。当該情報は、リモート・アドミニストレーター110に戻される(ステップ1012)。リモート・アドミニストレーター110は次に、プロバイダー112へ情報を表示する(ステップ1014)。もし設定が希望の設定でなければ、プロバイダー112は、上で説明されたように、その設定についてワイヤレス・デバイス102に警告することを選んでもよい。
【0037】
図11は、プリセットされた条件トリガーまたはアラームをワイヤレス・デバイスにロードすることができる典型的プロセスを示す。そのようなプリセットされた条件は、例えばメモリ210に格納されてもよい。ワイヤレス・デバイスは、あらかじめ設定される(ステップ1102)。「あらかじめ設定される」とは、最初の設定も修飾された設定も含むアラーム前の設定であると広く解釈されるべきである。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214に関連するデータベースに、最小限設定値が格納される(ステップ1104)。例えば、ワイヤレス・デバイス102は、ワイヤレス・デバイス102の位置をいつでも識別することができるようなトラッキング特徴を有してもよい。この場合、最小限設定値がオンになっている。その他の特徴について、設定のための設定値は、ある一連の範囲のものであってもよい。例えば、リング音量は、特定の設定値よりも上でなければならないとか、バイブレートがオンでなければならない、とかである。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、関連する機能のステータスを調べるために制御処理装置202をポーリングする(ステップ1106)。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、ポーリングされたステータスを最小限設定値と比較する(ステップ1108)。比較に基づいて、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、アラーム状態が存在するかどうか決定する(ステップ1110)。例えば、もしトラッキング特徴がオフであったら、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、アラーム設定値を表示する。アラーム設定値は、図のようにイエスまたはノー、もしくは次の段階への移行であってよい。音量例については、もし音量設定値が、可能な10のうちの3であれば(1を低い音量、10を高い音量として)、アラーム状態が存在してもよい。しかし、もし音量設定値が例えば3と6の間であれば、警告(warning)を出してよい。アラーム状態が存在すると決定されたら、それが本当のアラームであれまたは警告であれ、そのアラームは、リモート・アドミニストレーター110を使用してプロバイダー112に伝えられる(ステップ1112)。リモート・アドミニストレーターは、警戒中の緊急要員を含む適切な処置(例えばワイヤレス・デバイス102が心臓発作などを示す心臓モニターである場合、デバイスの再設定等々)を講ずることができる。
【0038】
明示的には述べられていないが、ワイヤレス・デバイス102とリモート・アドミニストレーター110および/またはコールセンター120との間の通信の各々は、普通の暗号プロトコルを使用して暗号化されてもよい。さらに、リモート・アドミニストレーター110およびコールセンター120は、リモート・アドミニストレーター110および/またはコールセンター120とワイヤレス・デバイス102との間で通信が生じるときはつねに、認証および認可のプロトコルを開始してもよい。
【0039】
本件明細書における典型的な実施形態のうちのいずれかにおいて説明された操作ステップは、例示と議論を提供するために提供されているものであるということが注目される。説明された操作は、例示された順序とは異なる多数の順序で行なわれてもよい。さらに、単一操作ステップにおいて説明された操作は、実際には多くの異なるステップで行なわれてもよい。さらに、典型的な実施形態において論じられた1つまたは複数の操作ステップが組み合わせられてもよい。当業者にとって容易に明白であるように、フローチャート図において例示された操作ステップは、多数の異なる修正に従ってもよい、ということが理解されるべきである。当業者はまた、情報と信号が様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用することによって表わされることができるということを理解するであろう。例えば、上記説明全体を通じて参照されることができるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁粒子、光波動場または光粒子、またはこれらのものの任意の組み合わせによって表わされることができる。
【0040】
当業者であれば、本明細書における開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子的ハードウェア、コンピューターソフトウェアまたは両者の組み合わせとして実装されることができることをさらに認識するであろう。ハードウェアとソフトウェアの間のこの置換可能性を明白に例示するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップは、上記においてそれらの機能性の観点から一般的に説明されてきた。そのような機能性がハードウェアとして実装されるかまたはソフトウェアとして実装されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課される設計上の制約に依存する。当業者は、各々の特定のアプリケーションに応じて変化する手段において、本件明細書において開示された機能性を実装することができる。しかし、そのような実装が、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものとして解釈されてはならない。
【0041】
本明細書における開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用目的プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向けのIC(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、離散的ゲートまたはトランジスタ論理、離散的ハードウェアコンポーネント、またはこれらのものの任意の組み合わせであって、本件明細書記載の機能を実現するよう設計されたものによって実装されることができる。汎用目的プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、そのかわりに、任意の通常のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械(ステートマシン)であってもよい。プロセッサは、計算デバイスの組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと結合した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意の同様の機器設定として実装されることもできる。
【0042】
本明細書における開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはその2つの組み合わせにおいて直接具体化されることができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROMまたは本件技術分野において既知の他の任意の形式の記憶媒体の中に存在することができる。一例としての記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取る、または記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサと結合されている。そのかわりに、記憶媒体がプロセッサと一体化されていてもよい。その場合、プロセッサおよび記憶媒体がASICの中に存在し、そのASICがユーザ端末の中に存在するという設定であってもよい。そのかわりに、プロセッサおよび記憶媒体がユーザ端末において、離散的コンポーネントとして、存在するという設定も可能である。
【0043】
本開示の以上の説明は、どのような当業者も、本開示の発明を製造し、または使用することができるように提供されている。本開示に対する様々な修正は、当業者にとって直ちに明白であろう。また、本明細書において定義された一般原則は、本開示の要旨または範囲から逸脱することなく、他の変形に対して適用可能である。そのような意味において、本開示は、本明細書において説明された事例および設計に限定されるよう意図されているものではなく、本明細書に開示された原則および新規な特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきものである。
【技術分野】
【0001】
本件出願の技術は、一般にワイヤレス・デバイスの管理および設定に関連し、より詳細には、認可された第三者の個人またはサービスがセルラー電話を遠隔から管理することを可能にすることに関係する。
【背景技術】
【0002】
今日、ワイヤレスのデータ通信デバイス(以下、「ワイヤレス・デバイス」という)が使用される活動分野の数は、際限なく増加している。ここにいうワイヤレス・デバイスとは、例えば、ハンドヘルドのコンピューター、PDA、ペイジャー(ポケットベル)、セルラー電話、デジタル音楽プレイヤーなどを含むものである。例えば金融情報や電子メール等々の個人情報を安全なものとするために、アクセスや蓄積を含む諸機能がますます多く必要とされるようになっているが、これらの諸機能を実行するために、ワイヤレス・デバイスが必要とされることがますます増えている。
【0003】
しかしながら、多くのユーザーが要求する多様な機能を実行するためにワイヤレス・デバイスがますます複雑になっていくのにともなって、キーストローク、音声コマンド、グラフィックユーザーディスプレイ(GUI)、およびメニュー・オプションは、管理し、応用することがますます難しくなっている。さらに、頻繁に必要とされる複雑なコマンドは、平均的な人には理解できないなぞめいたフレーズまたはキーストロークに短縮されている。いったんはじめにプログラムされてしまうと、はじめの設定値を再プログラムしたり、変更したりすることは、多くのユーザーにとって、チャレンジングなものか、またはそれ以上のものになってしまうことがよくある。
【0004】
例えば、関節炎を患っている人がキーを操作することができないかもしれないのと同じように、複雑なコマンド機能をそもそも実施することができない人々もいるし、あるいは、技術を知らない人または技術を使用することに快感をもたない人のように、複雑なコマンドを実行することにあまり気乗りがしないと感じる人々もいるだろう。このことが、例えばよくあるセルラー電話の少しもユーザーフレンドリーでないインターフェースと合体すると、使うことに一部の利点があるにもかかわらず、多くの人々がワイヤレス・デバイスをまったく使わなくなるということになるのである。ある種のルーチンタスクを実行する能力は、技術を使用しなければ、だんだん難しいものになってきている。例えば、USAAは、あるバーチャルバンクを運営しているが、そのバンクにおいて、もしメンバーが技術に精通しているか、または技術を快適と感じるような人であれば、そのメンバーのバンク使用能力は著しく強化される。したがって、セルラー電話またはその他のワイヤレス・デバイスの特定のユーザーのために、遠隔の関係者またはアドミニストレーターが、当該ユーザーに何か難しいまたは複雑な操作を行なうことを求めることなく、ワイヤレス・デバイスの機能へのアクセス、修正、またはアクティベートをすることができるセルラー電話またはその他のワイヤレス・デバイスを実現することができれば、有益なことであろう。
【発明の概要】
【0005】
本件明細書において開示される実施形態は、認可済みアドミニストレーターによるワイヤレス・デバイスの遠隔アクセスを提供することによって、上述のニーズに応えるものである。認可済みアドミニストレーターは、ケア提供者(a care giver)、または提供されるサービスまたはそれと同様のものであってよい。認可済みアドミニストレーターは、ワイヤレス・デバイスの機能にアクセスし、および機能を制御することによって、さまざまなワイヤレス電話機能を有効(enable)にし、変更し、無効(disenable)にし、または同様のことをすることについての援助を提供することができる。
【0006】
ある態様において、サービス・プロバイダーがユーザーのワイヤレス・デバイスを遠隔から設定する方法が提供される。この設定は、要求された設定をワイヤレス・デバイスのユーザーからサービス・プロバイダーに伝えることによって遂行される。サービス・プロバイダーは、要求された設定に基づく設定変更を開始するために、遠隔配置管理デバイス(a remotely located administration device)にアクセスをする。遠隔配置管理デバイスは、ワイヤレス・デバイスにおいて受信される設定変更を実行するコマンドを送信する。ワイヤレス・デバイスは、コマンドが、認可されたソースからのものであることを確認して、要求された設定を実装せよとのコマンドを実行する。ここにおいて、ケア提供者は、遠隔から設定変更を起こすことができる。
【0007】
別の態様において、ワイヤレス・デバイスを遠隔的に問題解決(トラブルシュート)し、その結果に基づいてワイヤレス・デバイスを設定する方法が提供される。ワイヤレス・デバイスのユーザーは、ワイヤレス・デバイスの問題を解決してほしいというニーズをサービス・プロバイダーに伝える。サービス・プロバイダーは、問題解決を開始するために遠隔配置管理デバイスにアクセスし、問題解決をするための識別および認可をワイヤレス・デバイスに送信する。問題解決の手順が開始され、その結果が遠隔配置デバイスに戻され、サービス・プロバイダーに表示される。サービス・プロバイダーは、その結果に基づいて設定変更を開始することができる。
【0008】
さらに別の態様において、サービス・プロバイダーが、ユーザーのワイヤレス・デバイスの設定を遠隔からチェックする方法が提供される。サービス・プロバイダーは、遠隔デバイス上の管理機能にアクセスし、設定チェック要求をワイヤレス・デバイスに送信する。ワイヤレス・デバイスは、その要求を認証することができ、そのデバイスの実際の設定を検索し、得られた情報を返送する。返送された情報は、要求した者に表示される。
【0009】
さらに別の態様において、ワイヤレス・デバイス上にアラーム状態が存在することをリモート・アドミニストレーターに警告する方法が提供される。ワイヤレス・デバイスは、メモリまたはデータベースに最小限設定値(minimum settings)を格納している設定値(settings)にしたがってあらかじめ設定されている。実際のデバイス設定値がときどきポーリングされ、格納されている設定値と比較される。比較の結果に基づいて、アラーム状態が示されたら、そのアラーム状態がサービス・プロバイダーに送信される。
【0010】
さらに別の態様において、リモート・アドミニストレーターがワイヤレス・デバイスを設定することを可能にするワイヤレス・システムが提供される。本システムは、基地局と相互接続されている通信ネットワークを含んでいる。ワイヤレス・デバイスは、基地局とワイヤレスで相互接続され、リモート・アドミニストレーターは、通信ネットワークと相互接続されている。ワイヤレス・デバイスは、コントローラブル・ソフトウェア・クライアントを含み、リモート・アドミニストレーターは、マスター・ソフトウェア・クライアントを含んでいる。ここにおいて、リモート・アドミニストレーターは、マスター・ソフトウェア・クライアントからコントローラブル・ソフトウェア・クライアントにコマンド機能を送信することができ、そのことによって、コマンド機能が、コントローラブル・ソフトウェア・クライアントによって実行され、ワイヤレス・デバイスが設定される。
【0011】
本デバイスおよびシステムの前述のおよびその他の特徴、実用性および利点は、添付の図面において例示されるような本発明の好ましい実施形態についての以下のより詳細な説明から明白となるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本件開示の典型的な実施形態のワイヤレス通信システムのブロック図例である。
【図2】図2は、典型的な実施形態のワイヤレス・デバイスのブロック図例である。
【図3】図3は、典型的な実施形態のリモート・アドミニストレーターのブロック図例である。
【図4】図4は、典型的な実施形態の基地局のブロック図例である。
【図5】図5は、典型的な実施形態のサーバーのブロック図例である。
【図6】図6は、典型的な実施形態のワイヤレス・デバイスを遠隔設定するための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図7A】図7Aは、典型的な実施形態のワイヤレス・デバイスの現在の設定を格納するための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図7B】図7Bは、典型的な実施形態における、ワイヤレス・デバイスを最初の設定値に戻すための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図8】図8は、典型的な実施形態における、ワイヤレス・デバイスを設定するためにコールセンターとコンタクトするための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図9】図9は、典型的な実施形態における、リモート・アドミニストレーターからワイヤレス・デバイスの問題を解決するための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図10】図10は、典型的な実施形態における、リモート・アドミニストレーターからワイヤレス・デバイスの設定をチェックするための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図11】図11は、典型的な実施形態における、アラーム状態をリモート・アドミニストレーターに警告するための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【図12】図12は、命令のための操作ステップを例証するフローチャート図である。
【発明の詳細な説明】
【0013】
次に図面を参照しつつ、本件開示のいくつかの典型的な実施形態が説明される。「典型的」という語は、本件明細書では「例、実例または例示として役立つ」ことを意味するものとして使用されている。本件明細書において「典型的」と説明されるいかなる実施形態も、他の実施形態に比べて必ずしも好ましいまたは有利であると解釈されてはならない。
【0014】
「バイオメトリック識別」という語は、個人の1つまたは複数の物理的特徴または反復可能な行為の測定に基づく個人の識別を意味するものとして本件明細書では使用されている。そのような物理的特徴または反復可能な行為は、例えば、掌紋、網膜スキャン、虹彩スキャン、指紋、顔の特徴、DNA配列特性、声紋、手書き署名等を含んでいる。
【0015】
「ネットワーク」という語は、適切なネットワークデータ送信プロトコルを使用する1つまたは複数の、通常のネットワークまたは著作権等で保護されている財産的ネットワークを意味するものとして本件明細書では使用されている。そのようなネットワークの例は、PSTN, LAN, WAN, WiFi, WiMax,インターネット、 WWW, イーサネット(登録商標)、その他のワイヤレスネットワークなどを含んでいる。
【0016】
「設定する」という語は、本件明細書ではかなり広い意味で使用されていて、特定の機能を有効にする、機能を無効にする、ワイヤレス・デバイス設定値(音量、輝度など)を変更する、アプリケーションをダウンロードする、データをダウンロードする、ソフトウェアパッチをダウンロードする等々の意味をも含んでいる。
【0017】
図1は、典型的な実施形態のワイヤレス通信ネットワーク100を示す。この実施形態において、ワイヤレス通信ネットワーク100は、ワイヤレス・デバイス102を含んでいる。ワイヤレス・デバイス102は、技術的素養のない人、またはそうでないとしても1つまたは複数のデバイスの特徴にアクセスすることのできない人またはそうしたくない人を含む個人またはユーザー108によって使用可能である。ワイヤレス通信ネットワーク100はまた、ネットワーク106に相互接続されている基地局104を含んでいる。基地局104は、単一のネットワークでもよく、または異なるネットワークの結合であってもよい。ありうるネットワークをただ2つ挙げるとすれば、例えば、PSTN(公衆交換電話網)またはインターネットは、その一例である。本件実施形態にさらに含まれるものは、リモート・アドミニストレーター110であって、これは、例えば、個人108のケア提供者112によって使用されることができる。リモート・アドミニストレーター110は、基地局114を介してネットワーク106に接続されるワイヤレス・デバイスとして図示されている。しかしながら、リモート・アドミニストレーター110は、ネットワーク・サーバー、パソコンまたはプロセッサ等々のような直接接続によってネットワーク106に接続されてもよい。リモート・アドミニストレーター110およびワイヤレス・デバイス102は、同一のユニットであってもよい。サーバー120およびコールセンター122もまた、ネットワーク106に相互接続されている。本件実施形態において、ワイヤレス・デバイス102は、任意の数のワイヤレス・デバイスであってよく、例えば、CDMA、GSM、WiFi等々のような1つまたは複数の多くの利用可能なワイヤレスプロトコルを使用して基地局104と通信する携帯電話であってもよい。本件明細書における多くの実施形態において説明されるワイヤレス・デバイス102は、携帯電話、セルラー電話、またはセル電話としてここでは説明されているが、他のデバイス、例えば特にパソコン、PDA、デジタル音楽プレイヤー、電子ゲームのようなデバイスも、ワイヤレス・デバイスとして機能することができることが理解されるであろう。さらに、図1では単一のワイヤレス・デバイス102が示されているが、典型的ワイヤレス通信ネットワーク100は、多くの遠隔ワイヤレス・デバイス102を含むこと、および例示と議論を単純にするために単一のワイヤレス・デバイス102が例示されていることが理解されるであろう。同様に、本件明細書における多くの実施形態において論じられるようなリモート・アドミニストレーター110は、携帯電話、セルラー電話またはセル電話として説明われているが、他のデバイスもまた遠隔局として作動可能であることが理解されるであろう。さらに、図1では単一のリモート・アドミニストレーター110が示されているが、典型的ワイヤレス通信ネットワーク100は、多数のリモート・アドミニストレーターデバイス110を含んでもよいということ、および例示と議論を単純にするために単一のリモート・アドミニストレーター・デバイス110が例示されていることが理解されるであろう。また、リモート・アドミニストレーター110は、後で論じられるように、単一のワイヤレス・デバイス102を管理することもできるが、複数のワイヤレス・デバイス102を管理することもできる。複数のワイヤレス・デバイス102のうちのいくつかは、別々のカバレッジエリアにわたって接続されるものであってかまわない。
【0018】
図1の実施形態のワイヤレス・デバイス102は、ワイヤレス通信リンク116上で基地局104と通信する。そのような通信リンクは、CDMAのような任意の利用可能な通信プロトコルを含んでもよい。またその他の任意のアナログおよび/またはデジタル通信プロトコルが使用されてももちろんよい。基地局104は、有線通信リンク118を介してネットワーク106と相互接続されており、また基地局104は、サーバー120またはコールセンター122のような、ネットワーク106に相互接続されている1つまたは複数のデバイスとも通信をする。有線通信リンク118として示されているが、有線通信リンク118は、任意の通常のプロトコルを使用するワイヤレスまたは有線のリンクであってもよい。さらに、様々な通信リンク116および118は、多様なプロトコルであってもよい。単一の基地局104が例示されているが、ワイヤレス通信ネットワーク100は、ワイヤレス通信ネットワーク100のカバレッジエリア全体にわたって多くの基地局を一般に含んでいる。本件実施形態において、サーバー120は、ネットワーク106に相互接続されていて、以下においてさらに説明されるように、ワイヤレス・デバイス102に、例えば設定調節のようなサービスおよび/または情報を提供することができる。本件実施形態においては、コールセンター122もまたネットワーク106を介してワイヤレス・デバイス102に相互接続されていて、設定調節に関係するワイヤレス・デバイス102またはワイヤレス・デバイス102のユーザー108にサービスおよび/または情報を提供することができるオペレーターまたはアシスタントを有してもよい。本件実施形態はサーバー120、コールセンター122、および基地局104、およびリモート・アドミニストレーター110をネットワーク106上の独立のアイテムとして例証しているが、これらのアイテムのうちの1つまたは複数のアイテムの機能は、1つまたは複数の他のアイテムといっしょに組み込まれてもよく、または共同配置されてもよいということが認識されるであろう。さらに、本件実施形態はワイヤレス通信ネットワークを例として示しているが、ここに説明される原理は、従来型の有線通信ネットワークにも当てはまるものである。
【0019】
次に図2を参照しつつ、ある典型的実施形態におけるワイヤレス・デバイス102についてより詳細な説明を行なうことにする。ワイヤレス・デバイス102は、制御処理装置202を含むいくつかのコンポーネントを含んでいる。制御処理装置202は、ワイヤレス・デバイス102の機能を制御し、および同デバイスの操作に必要とされるかもしれないような多数の入力および/またはデータを処理するための演算機能を提供する。例えば、制御処理装置202は、以下のことを行なうためのルーチン、モジュールまたは回路を含んでいる。すなわち、コンタクトリストの記載項目を加える、削除する、または編集すること、短縮ダイアル割り当てを加える、削除する、割り当てる、または編集すること、コントラストおよび輝度のような表示設定値を調節すること、音量を調節すること、リングスタイルおよび音量を調節すること、ハンドフリー・アクセス、ロケーション・サービス、アプリケーション・プログラムのダウンローディング、格納および記憶のメンテナンス等々である。制御処理装置202に接続されるのは、アンテナ206へ/からワイヤレス信号を送信/受信する送信/受信回路204である。送信および受信回路204は、単一の回路として図示されているけれど、別々の回路であってもよい。送信/受信回路204は、ワイヤレス通信において使用されるようなコンポーネントの典型的機能を実行する。その機能とは、例えば、アンテナ206を通して送信される制御処理装置202から受信される信号を変調すること、およびアンテナ206から受信される信号を復調すること、および復調された信号を制御処理装置202に供給することである。アンテナ206は、ワイヤレス通信ネットワーク100におけるワイヤレス通信にふさわしい任意のアンテナであってよく、単一のアンテナとして例示されているが、1つまたは複数の異なる送信および受信アンテナを含んでいてもよい。ユーザー・インターフェース208は、制御処理装置202に相互接続されており、オーディオ、ビジュアル、および/または物理的インターフェースをユーザーに提供する。そのようなユーザー・インターフェース208は、スピーカー、マイクロホン、ビジュアル表示スクリーン、および1つまたは複数の物理的入力デバイスを一般に含んでいる。物理的入力デバイスとは、例えば、キーパッド、トラックホイール、および/または特別の入力ボタンであってスピーカー/リンガーの音量を制御するボタン、等々である。ユーザー・インターフェース208はまた、個人の同一性の認証において使用されるバイオメトリック情報を収集するバイオメトリック認証入力を含んでもよい。本件実施形態において、制御処理装置202はまた、メモリ210にも相互接続されていて、同メモリ210は、例えば、コンタクト番号、短縮ダイアル情報などのようなワイヤレス・デバイスの様々な機能によって使用される情報に加え、制御処理装置202によって実行されるべき処理命令を格納するのに使われてもよい。メモリ202はまた、ワイヤレス・デバイス102の操作にとって必要なまたは便利なデータを格納してもよい。そのようなデータとは、若干例を挙げるとすれば、1つまたは複数の基地局に関係するデータ、ネットワーク・タイミング情報およびユーザーコンタクトのディレクトリーなどである。そのようなメモリ210は、任意の適切な記憶媒体上の揮発性および/または不揮発性のメモリを含んでもよい。ワイヤレス・デバイス102はまた、1つまたは複数の充電式電池および外部電源への1つのインターフェースを含んでもよい電力供給器212を含んでいる。さらに、図2には示されていないが、多くの遠隔局は、例えば、遠隔局が他の計算デバイスに相互接続されるのを可能にするケーブルインターフェース、近距離内ワイヤレス送信機/受信機(例えばブルートゥース技術のデバイス)、および/またはデジタルイメージング用CCDアレイのような追加的コンポーネントを含んでいる。
【0020】
制御処理装置202はまた、制御処理装置202においてまたは制御処理装置202と協同して作動するコントローラブル・ソフトウェア・クライアント214を含んでいる。下記においてさらに詳しく説明されるように、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、例えばリモート・アドミニストレーター110からコマンド機能を受信しそれを実行することができる。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、スクリプトなどを実行する多数のソフトウェア・ルーチンおよびモジュールを使用して設定されてもよいが、クゥルコム社製のBREW(登録商標)(ワイヤレス対応バイナリ・ランタイム環境)も許容できるソフトウェア環境を提供すると思われる。リモート・アドミニストレーター110からのコマンドを使用して、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、制御処理装置202にワイヤレス・デバイス102を設定させることができる。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、ワイヤレス・デバイス102のために統計情報および設定情報をコンパイルするために、独立のメモリ能力を持っていてもよいし、またはメモリ202を使用してもよい。例えば、ワイヤレス・デバイスが現在、中間または高音量の音量設定値に設定されている場合、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、リモート・アドミニストレーターが前記ワイヤレス・デバイスの状態についてポーリングまたは問い合わせをすることを可能にするために、この情報へのアクセス権を有している。この点は以下においてさらに説明される。
【0021】
図3は、典型的な実施形態のリモート・アドミニストレーター110のブロック図例である。この実施形態において、典型的な実施形態のリモート・アドミニストレーター110がより詳しく説明される。リモート・アドミニストレーター110、ワイヤレス・デバイス102と同様に、制御処理装置302を含むコンポーネントを含んでいる。制御処理装置302は、リモート・アドミニストレーター110の機能を制御する。また同デバイス302は、リモート・アドミニストレーターの操作のために必要とされるかもしれないような多くの入力データおよび/またはデータを処理するための計算機能を提供する。例えば、リモート・アドミニストレーター110は、携帯電話であってもよく、また制御処理装置302は、以下のことを行なうためのルーチン、モジュールまたは回路を含んでいる。すなわち、コンタクトリストの記載項目を加える、削除する、または編集すること、短縮ダイアル割り当てを加える、削除する、割り当てる、または編集すること、コントラストおよび輝度のような表示設定値を調節すること、音量を調節すること、リングスタイルおよび音量を調節すること、ハンドフリー・アクセス、ロケーション・サービス、アプリケーション・プログラムのダウンローディング、格納および記憶のメンテナンス等々である。そのかわりに、リモート・アドミニストレーターは、管理のみのツールであってもよく、その場合、管理機能を実行するための機能性を持つのみであろう。制御処理装置302に接続されるのは、アンテナ306へ/からワイヤレス信号を送信/受信する送信/受信回路304である。送信/受信回路304は、ワイヤレス通信において使用されるようなコンポーネントの典型的機能を実行する。その機能とは、例えば、アンテナ306を通して送信される制御処理装置302から受信される信号を変調すること、およびアンテナ306から受信される信号を復調することおよび復調された信号を制御処理装置302に供給することである。アンテナ306は、ワイヤレス通信ネットワーク100におけるワイヤレス通信にふさわしい任意のアンテナであってよく、単一のアンテナとして例示されているが、1つまたは複数の異なる送信および受信アンテナを含んでいてもよい。ユーザー・インターフェース308は、制御処理装置302に相互接続されており、オーディオ、ビジュアル、および/または物理的インターフェースをユーザーに提供する。そのようなユーザー・インターフェース308は、スピーカー、マイクロホン、ビジュアル表示スクリーン、および1つまたは複数の物理的入力デバイスを一般に含んでいる。理的入力デバイスとは、例えば、キーパッド、トラックホイール、および/または特別の入力ボタンであってスピーカー/リンガーの音量を制御するボタン、等々である。ユーザー・インターフェース308はまた、個人の同一性の認証において使用されるバイオメトリック情報を収集するバイオメトリック認証入力を含んでもよい。本件実施形態において、制御処理装置302はまた、メモリ310にも相互接続されていて、同メモリ310は、リモート・アドミニストレーターの様々な機能によって使用される情報に加え、制御処理装置302によって実行されるべき処理命令を格納するのに使われてもよい。メモリ310はまた、リモート・アドミニストレーター110の操作にとって必要なまたは便利なデータを格納してもよい。そのようなデータとは、若干例を挙げるとすれば、1つまたは複数の基地局に関係するデータ、ネットワーク・タイミング情報およびユーザーコンタクトのディレクトリーなどである。そのようなメモリ310は、任意の適切な記憶媒体上の揮発性および/または不揮発性のメモリを含んでもよい。リモート・アドミニストレーター110はまた、1つまたは複数の充電式電池および外部電源への1つのインターフェースを含んでもよい電力供給器312を含んでいる。さらに、図2には示されていないが、多くの遠隔局は、例えば、遠隔局が他の計算デバイスに相互接続されるのを可能にするケーブルインターフェース、近距離内ワイヤレス送信機/受信機(例えばブルートゥース技術のデバイス)、および/またはデジタルイメージング用CCDアレイのような追加的コンポーネントを含んでいる。
【0022】
制御処理装置302はまた、制御処理装置302においてまたは制御処理装置302と協同して作動するマスター・ソフトウェア・クライアント314を含んでいる。下記においてさらに詳しく説明されるように、マスター・ソフトウェア・クライアント314は、例えばワイヤレス・デバイス102へコマンド機能を送信することができる。マスター・ソフトウェア・クライアント314は、スクリプトなどを実行する多数のソフトウェア・ルーチンおよびモジュールを使用して設定されてもよいが、クゥルコム社製のBREW(登録商標)(ワイヤレス対応バイナリ・ランタイム環境)も許容できるソフトウェア環境を提供すると思われる。リモート・アドミニストレーター110内のマスター・ソフトウェア・クライアント314からのコマンドを使用して、ワイヤレス・デバイス内のコントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、制御処理装置202にワイヤレス・デバイス102を設定させることができる。制御処理装置302およびマスター・ソフトウェア・クライアント314は、技術のいくつかの適用において同一であってもよいことに注意せよ。
【0023】
図4は、典型的な実施形態の基地局104のブロック図例である。典型的な実施形態の基地局。この実施形態において、基地局104は、送信/受信サブシステム404およびアンテナ・サブシステム408に相互接続される制御処理装置400を含んでいる。送信/受信サブシステム404は、様々な異なる遠隔局および/または他の基地局へ/からワイヤレス通信を送信する/受信する能力を供給する。さらに、送信/受信サブシステム404は、1つまたは複数の衛星との通信を提供してもよい。アンテナ・サブシステム408は、1つまたは複数の異なる送信アンテナおよび受信アンテナを含んでもよく、また異なるデバイスとの通信または異なる通信プロトコルとの通信のための異なるアンテナを含んでもよい。ネットワーク・インターフェース412は、制御処理装置400に相互接続されていて、ネットワーク106(図1)とのインターフェースを提供する。メモリ416は、制御処理装置400に相互接続されていて、制御処理装置400によって実行される処理命令を格納してもよい。メモリ416はまた、基地局104の操作にとって必要なまたは便利なデータを格納してもよい。そのようなデータとは、若干例を挙げるとすれば、1つまたは複数の他の基地局に関係するデータ、基地局104のレンジ内の1つまたは複数の遠隔局に関係するデータ、ネットワーク・タイミング情報、および隣接する基地局のディレクトリーなどである。そのようなメモリ416は、任意の適切な記憶媒体上の揮発性および/または不揮発性のメモリを含んでもよい。基地局104はまた、ユーザー・インターフェース420を含んでおり、それは、基地局104とインターフェースするネットワーク要員によって使用されてもよい。基地局104は、内部電源を具備してもよいが、典型的には、公益電力供給網または自家発電機(特に図示されていない)への外部接続によって電力が供給される。基地局110は基地局104と同様であるから、便宜上ここでは別々に説明することはしない。
【0024】
図5は、典型的な実施形態のサーバー120のブロック図例である。この実施形態において、サーバー120は、メモリ502、ユーザー・インターフェース504およびネットワーク・インターフェース506に相互接続される制御処理装置500を含んでいる。メモリ502は、制御処理装置500によって実行されるべき処理命令を格納するために使用される。メモリ502はまた、サーバーの操作にとって必要なまたは便利なデータを格納してもよい。そのようなデータとは、様々なユーザーの個人情報にアクセスできる認可された個人に関係するデータ、および認可された個人に関連する認証情報などである。1つの実施形態において、サーバー120はまた、個人、個人のアクセス権、および各々の個人についての認証情報と関係する情報を含んでいるデータベースに関連している。そのようなメモリ502は、任意の適切な記憶媒体上の揮発性および/または不揮発性のメモリを含んでもよい。ユーザー・インターフェース506は、適切な要員がサーバー120とインターフェースするためのインターフェースを提供する。ネットワーク・インターフェース506は、サーバー120とネットワーク106(図1)の間のインターフェースを提供する。1つの実施形態において、コールセンター122(図1)の要員は、個人についての認証および認可の情報を管理するために、サーバー106のアプリケーション・プログラムにアクセスし、そのアプリケーションを使用することができる。
【0025】
サーバー120は、第2のマスター・ソフトウェア・クライアント508も含んでいる。後でさらに詳しく説明されるように、第2のマスター・ソフトウェア・クライアント508は、例えば、ワイヤレス・デバイス102にコマンド機能を送信することができる。第2のマスター・ソフトウェア・クライアント508は、スクリプトなどを実行する多数のソフトウェア・ルーチンおよびモジュールを使用して設定されてもよいが、クゥルコム社製のBREW(登録商標)(ワイヤレス対応バイナリ・ランタイム環境)も許容できるソフトウェア環境を提供すると思われる。ワイヤレス・デバイス内のコントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、サーバー120内の第2のマスター・ソフトウェア・クライアント508からのコマンドを使用して、制御処理装置202にワイヤレス・デバイス102を設定させることができる。制御処理装置500および第2のマスター・ソフトウェア・クライアント508は、技術のいくつかの適用において同一であってもよいことに注意せよ。
【0026】
上で簡潔に論じられたように、本件明細書において説明される様々な数多くの典型的な実施形態は、支援・援助がなければ自分自身ではワイヤレス・デバイスを設定することができないまたはそれをしたくないと思っているワイヤレス・デバイスのユーザーに代わってワイヤレス・デバイスを設定するためにワイヤレス・デバイスと通信をするリモート・アドミニストレーターを提供する。以下の記述は、ネットワーク106上でリモート・アドミニストレーター110からワイヤレス・デバイス102に直接に送信されるコマンドとして説明されるけれど、リモート・アドミニストレーター110は、サーバー120のようなネットワーク型サーバー、すなわちコマンドを受け取ったらそれをワイヤレス・デバイス102に渡すタイプのサーバーにコマンドを渡すことも可能である。
【0027】
次に図6を参照しつつ、典型的実施形態についての一般的設定ステップの例示的フローチャート600を提供する。下記のプロセスは、ワイヤレス・デバイス102のユーザー108またはリモート・アドミニストレーター112におけるプロバイダー112によって、開始されることも可能であるが、今ここでの典型的なプロセスは、ユーザー108がこの設定プロセスを開始するものと仮定して説明されている。さらに、必要ではないが、ユーザー108のためにリアルタイムの設定変更を行なうために、以下において提供される設定ステップが実行されてもよい。最初に、ステップ602において、ユーザー108が、ワイヤレス・デバイス設定操作の開始に関してプロバイダー112とコンタクトする。ユーザー108は、ワイヤレス・デバイス102を使用してプロバイダー112とコンタクトしてもよいが、そのほかに、例えば、通常の電話、電子メール、プロバイダー112との直接の会話、ウェブページへのアクセス、またはこれらのものの組み合わせ等々のような代替手段を使用してプロバイダー112とコンタクトしてもよい。ユーザー108がワイヤレス・デバイス102を使用してプロバイダー112とコンタクトする場合、そのコンタクトは、ワイヤレス・デバイス102とリモート・アドミニストレーター110との間の従来のセルラー電話による通話、ワイヤレス・デバイス102とリモート・アドミニストレーター110の間の従来のテキスト・メッセージ、ワイヤレス・デバイス102とリモート・アドミニストレーター110の間の従来のピア・ツー・ピアの無線送信、またはこれらのものの組み合わせ等々であってもよい。通信パスがいったん確立されると、ユーザー108は、要求されたまたは必要とされる設定調節を通信する(ステップ604)。この典型的実施形態のために、例えば、ユーザーがこれから会議に行くところなのでリングスタイルをトーンからバイブレートに設定し直したいと思っていると仮定する。そうすると、プロバイダー112は、リモート・アドミニストレーター110上のリモート・アドミニストレーター機能をアクティベートするか、開始するか、またはアクセスする(ステップ606)。もし必要なら、リモート・アドミニストレーターは、どのワイヤレス・デバイスが管理されるべきことになっているかを示すために、ある識別子を入力する(ステップ608)。オプションとして、リモート・アドミニストレーター110は、ワイヤレス・デバイス102のステータスを問い合わせる(ステップ610)。この例において、ステータスについての問い合わせは、ワイヤレス・デバイスに電力が供給されているかどうか決定する問い合わせ(ステップ612)や、現在のリングトーンの設定値は何かを決定する問い合わせ(ステップ614)等々を含むことが可能である。ステップ612におけるステータス問い合わせが、ワイヤレス・デバイス102に電力が供給されていないことを表示していると仮定すると、リモート・アドミニストレーター110は、ワイヤレス・デバイス102に電力を供給するために、信号上で電力を送ることができる(ステップ616)。そのかわりに、次にワイヤレス・デバイス102に電力供給されたとき適用されるようにコマンド機能をキャッシュに格納しておいてもよく、または「デバイス102がオンではありません」というようなエラー信号を発信してもよい(代替ステップ616’)。そのようなキャッシュは、ワイヤレス・デバイス102または、例えばサーバー120にダウンロードされてもよい。もしその問い合わせが現在のリングトーンのステータスを要求するものであって(ステップ614)、そのステータスがバイブレートを示していたら、要求された設定はすでに与えられているのであるから、そのプロセスは終了してもよい(ステップ618)。
【0028】
オプションとして、リモート・アドミニストレーター110は、ワイヤレス・デバイス102に識別信号を送信してもよい(ステップ620)。その識別信号は、プロバイダー112からのバイオメトリック信号、パスワード、デバイスからの電子署名等々であってよい。ワイヤレス・デバイス102は、識別信号を受信したら、ワイヤレス・デバイス102を管理することが認可されている旨を表示する認可信号をリモート・アドミニストレーター110に返送してもよい(ステップ622)。
【0029】
次に、リモート・アドミニストレーター110は、マスター・ソフトウェア・クライアント314から、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214に、ネットワーク106上でコマンドを送信する(ステップ624)。コマンドは、例えば、「リングスタイルをバイブレートに設定せよ」というような、直接コマンドであってよく、またはワイヤレス・デバイス102を設定するために必要とされるキーストロークをエミュレートするものであってもよい。例えば、エミュレーションの場合、プロバイダー112は、例えばメニューをアクティベートすること、「リングスタイル」等々を選択すること、および「バイブレート」等々を選択することによって、リモート・アドミニストレーター110にアクセスする。これらの操作は、ワイヤレス・デバイス102に電力が供給されていたら、ワイヤレス・デバイス102上で実質的に同時に行なわれるが、ワイヤレス・デバイス102に電力が供給されていなかったら、例えばサーバー120の中にいったんキャッシュされるかもしれない。そのかわりに、リモート・アドミニストレーターが音声認識可能なら、前記コマンドが音声コマンドによってアクティベートされるということでもよい。
【0030】
送信されたコマンドは、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214によって受信される(ステップ626)。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、命令されたとおり、ワイヤレス・デバイス102を設定するコマンドを実行する(ステップ628)。オプションとして、リモート・アドミニストレーターは、設定変更が起きたか、または受領されたかを確認するために、ワイヤレス・デバイス102に問い合わせまたはポーリングをしてもよい(ステップ630)。そのかわりに、ワイヤレス・デバイス102が変更確認などをリモート・アドミニストレーターに送信するのでもよい。必要ではないが、ユーザー108は、リモート・アドミニストレーター112に変更に関するフィードバックを供給してもよい(ステップ632)。そのフィードバックは、変更が満足いくものであったかそれとも不満足なものであったかについての情報を含んでもよい。フィードバックに基づいて、さらなる調節が入力されてもよい。
【0031】
ある場合には、上で説明されたように、デバイス102のユーザー108は、例えば所望の設定の実行のしかたが単にわからないという理由で、サービス・プロバイダーまたはケア提供者112にデバイス102を遠隔管理させることを選択してもよい。このような状況および他の状況において、ユーザー108は、ケア提供者112によってプログラムされるまたは開始されるとおりのコマンドに従うことが許されてもよい。図12を参照し、本発明の教示のための実施形態の例示的フローチャート1200が提供される。最初に、リモート・アドミニストレーター112は、リモート・アドミニストレーターデバイス112上でコマンドを入力する(ステップ1202)。マスター・ソフトウェア・クライアント314は、コマンドを処理し、コマンドをコントローラブル・ソフトウェア・クライアント214に送信する(ステップ1204)。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、コマンドに基づいてデバイス102を再設定するためコマンドを実行する(ステップ1206)。続いて−たぶん実質的に同時に−、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、コマンドを実行し、そのことによって、ユーザー・インターフェース208に、リモート・アドミニストレーター112によって入力されたキーストロークまたはコマンドを表示させる(ステップ1208)。例えば、ユーザー108がインターフェース208のディスプレイの輝度を増すことを要求する場合、リモート・アドミニストレーター112は、次のようなキーストロークを入力することができる。(1)「メニュー」ボタンを押す、(2)矢印キーを押して「表示オプション」を強調表示する、(3)「表示オプション」が強調表示されたら「OK」ボタンを押す、(4)矢印キーを押して「輝度」を強調表示する、(5)「輝度」が強調表示されたら「OK」ボタンを押す、(6)矢印キーを押して輝度を増加または減少させる、および(7)所望の輝度が提供されたら「OK」キーを押す。ユーザー・インターフェース208は、指導または教育的な実施態様を使用して、デバイス102のキーパッドを表示してもよい。リモート・アドミニストレーターが「メニュー」ボタンを押し下げるとき、ユーザー・インターフェース208は、スクリーン上の「メニュー」ボタンを強調表示してもよい。ユーザー・インターフェース208はまた、ビジュアルおよびテキスト/オーディオの指導情報の両方を提供するために、「要求された設定プロセスを始めるためにメニューボタンを押し下げなさい」と述べるテキストまたはスピーチを提供してもよい。ディスプレイ上にグラフィックの例示を提供するかわりに、バックライト技術などを用いてキーパッド上の特定のキーを強調表示してもよい。
【0032】
上で論じられた特定のコマンドは、リングスタイルおよび輝度に関係するものであるが、リモート・アドミニストレーターは、複数の設定操作を実行するために使用されてもよい。いくつかの典型的な設定操作は、以下のものを含んでいる。すなわち、コンタクトリストに変更を加えること、短縮ダイアル割り当て、音量、表示設定(輝度、コントラスト、フォント・サイズなど)、スピーカーフォンのオンまたはオフ、リングトーン、ワイヤレス・デバイス上で作動するパッチおよびアプリケーションのダウンロード、他のデバイスとの通信の開始(データ交換または音声交換)、アプリケーションの開始(例えばナビゲーション・アプリケーション)などを含んでいる。
【0033】
ある場合には、プロバイダー112がワイヤレス・デバイス102を誤設定する可能性がある。誤設定は、上で概説されたような設定命令およびコマンドを単にもう一度送ることによって修正できる場合もある。しかしながら、電話を初期の状態より悪い状態に設定してしまったというような設定変更を含め、多数の設定変更が(連続して、並列的に、またはバッチ処理で)実行されてしまったという事例もある。または、単一操作による変更であっても、例えば表示輝度をある範囲にわたって設定した場合のように、前の設定値に正確に戻すことが難しい設定変更がなされてしまったというような場合もある。そのような場合には、ユーザー108は、ワイヤレス・デバイスに対し、元の設定に戻されるよう要求することができる。図7Aおよび7Bは、典型的な実施形態の回復機能を実行するために保存されている設定値を格納しおよびワイヤレス・デバイス102に再適用することを示すフローチャート700Aおよび700Bである。最初に、ステップ702において、設定操作が始められる。なんらかの設定変更を実装する前に、現在のワイヤレス・デバイス設定値がメモリに格納される(ステップ704)。現在のワイヤレス・デバイス設定値は、ワイヤレス・デバイスメモリ210の中にあってもよいが、メモリやパワーに制限のあるワイヤレス・デバイスにあっては、前記設定値をサーバー120内のメモリ502にアップロードすることも可能である。設定値がアップロードされる場合、設定値をメモリに格納する前に、サーバー120への接続が確立または確認される(ステップ703)。いったん保存されると、設定更新は完了する(ステップ706)。後になって設定が失敗または望みどおりのものではなかったということがわかったら、図7B中のフローチャート700Bに図示されているように、回復操作が開始されてもよい(ステップ710)。回復操作がいったん開始されると、保存されている設定値がワイヤレス・デバイス102にダウンロードされる(ステップ712)。制御処理装置202は、ワイヤレス・デバイスを保存されている設定値に戻すためコマンドを実行する(ステップ714)。
【0034】
図8は、別の典型的な実施形態についての一般的な設定ステップの例示的フローチャート800である。この場合、ユーザー108は、ワイヤレス・デバイスを設定するために、コールセンター122または他の支援プロバイダーとコンタクトしてもよい(ステップ802)。コールセンター122のプロバイダーは、例えばサーバー120上のアドミニストレーター機能にアクセスしてもよい(ステップ804)。オプションとして、ユーザーは、設定されるべきワイヤレス・デバイスを識別するための識別子を提供してもよい(ステップ806)。識別子は、デバイスを識別するだけでなく、設定変更を要求しているユーザーが、要求されている変更を行なうことが許されることを認証する。オプションとして、サーバー120は、サーバー120およびコールセンター122が、ワイヤレス・デバイスを設定することが許されることを表示する認証情報をワイヤレス・デバイス102に送信する。次に設定変更が実装される(ステップ808)。
【0035】
リモート・アドミニストレーター110(またはサーバー120/コールセンター122)は、図9の典型的フローチャート900に示されるようなワイヤレス・デバイス102上の診断および問題解決を行なうために使用されてもよい。最初に、リモート・アドミニストレーター110、サーバー120/コールセンター122は、ワイヤレス・デバイス102に認可および識別の信号を供給する(ステップ902)。認可および識別の信号は、診断および問題解決ツールへアクセスすることを許可するワイヤレス・デバイス102によって受信される(ステップ904)。診断および問題解決ツールが実行されて(ステップ906)、その結果が遠隔局に戻される(ステップ908)。戻された結果に基づいて、アドミニストレーター(リモート・アドミニストレーター110またはサーバー120/コールセンター122)は、状況を修正するため前記結果に基づいてワイヤレス・デバイスを設定する(ステップ910)。
【0036】
ある場合には、リモート・アドミニストレーター110は、ユーザー108が故意または偶然によってあまり好ましくない設定値に設定を変更したとき、ワイヤレス・デバイス102の設定をチェックすることを望むことができる。例えば、ユーザー108が薬物療法等のためにアラームを供給する目的でワイヤレス・デバイスを使用する場合、アラームが偶然にオフにさせられると、危険な状態が存在することになる可能性がある。したがって、プロバイダー112は、図10の典型的なフローチャート1000に示されるように、設定をチェックするためにリモート・アドミニストレーター110を使用することを選択することができる。最初に、プロバイダー112は、リモート・アドミニストレーター110の管理機能にアクセスする(ステップ1002)。プロバイダー112は、次にマスター・ソフトウェア・クライアント314に設定チェックを入力する(ステップ1004)。設定チェック・コマンドは、電力設定、音量設定、アラーム設定、または所定の要求、またはすべての制御可能な機能設定の要求のような、1つまたは複数の特定の要求であってよい。いずれの場合においても、問い合わせまたはポーリングがネットワーク106を介してワイヤレス・デバイス102に送信される(ステップ1006)。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、設定チェックを受信する(ステップ1008)。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、メモリ210のようなメモリから適切な情報を検索する(ステップ1010)。当該情報は、リモート・アドミニストレーター110に戻される(ステップ1012)。リモート・アドミニストレーター110は次に、プロバイダー112へ情報を表示する(ステップ1014)。もし設定が希望の設定でなければ、プロバイダー112は、上で説明されたように、その設定についてワイヤレス・デバイス102に警告することを選んでもよい。
【0037】
図11は、プリセットされた条件トリガーまたはアラームをワイヤレス・デバイスにロードすることができる典型的プロセスを示す。そのようなプリセットされた条件は、例えばメモリ210に格納されてもよい。ワイヤレス・デバイスは、あらかじめ設定される(ステップ1102)。「あらかじめ設定される」とは、最初の設定も修飾された設定も含むアラーム前の設定であると広く解釈されるべきである。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214に関連するデータベースに、最小限設定値が格納される(ステップ1104)。例えば、ワイヤレス・デバイス102は、ワイヤレス・デバイス102の位置をいつでも識別することができるようなトラッキング特徴を有してもよい。この場合、最小限設定値がオンになっている。その他の特徴について、設定のための設定値は、ある一連の範囲のものであってもよい。例えば、リング音量は、特定の設定値よりも上でなければならないとか、バイブレートがオンでなければならない、とかである。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、関連する機能のステータスを調べるために制御処理装置202をポーリングする(ステップ1106)。コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、ポーリングされたステータスを最小限設定値と比較する(ステップ1108)。比較に基づいて、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、アラーム状態が存在するかどうか決定する(ステップ1110)。例えば、もしトラッキング特徴がオフであったら、コントローラブル・ソフトウェア・クライアント214は、アラーム設定値を表示する。アラーム設定値は、図のようにイエスまたはノー、もしくは次の段階への移行であってよい。音量例については、もし音量設定値が、可能な10のうちの3であれば(1を低い音量、10を高い音量として)、アラーム状態が存在してもよい。しかし、もし音量設定値が例えば3と6の間であれば、警告(warning)を出してよい。アラーム状態が存在すると決定されたら、それが本当のアラームであれまたは警告であれ、そのアラームは、リモート・アドミニストレーター110を使用してプロバイダー112に伝えられる(ステップ1112)。リモート・アドミニストレーターは、警戒中の緊急要員を含む適切な処置(例えばワイヤレス・デバイス102が心臓発作などを示す心臓モニターである場合、デバイスの再設定等々)を講ずることができる。
【0038】
明示的には述べられていないが、ワイヤレス・デバイス102とリモート・アドミニストレーター110および/またはコールセンター120との間の通信の各々は、普通の暗号プロトコルを使用して暗号化されてもよい。さらに、リモート・アドミニストレーター110およびコールセンター120は、リモート・アドミニストレーター110および/またはコールセンター120とワイヤレス・デバイス102との間で通信が生じるときはつねに、認証および認可のプロトコルを開始してもよい。
【0039】
本件明細書における典型的な実施形態のうちのいずれかにおいて説明された操作ステップは、例示と議論を提供するために提供されているものであるということが注目される。説明された操作は、例示された順序とは異なる多数の順序で行なわれてもよい。さらに、単一操作ステップにおいて説明された操作は、実際には多くの異なるステップで行なわれてもよい。さらに、典型的な実施形態において論じられた1つまたは複数の操作ステップが組み合わせられてもよい。当業者にとって容易に明白であるように、フローチャート図において例示された操作ステップは、多数の異なる修正に従ってもよい、ということが理解されるべきである。当業者はまた、情報と信号が様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用することによって表わされることができるということを理解するであろう。例えば、上記説明全体を通じて参照されることができるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁粒子、光波動場または光粒子、またはこれらのものの任意の組み合わせによって表わされることができる。
【0040】
当業者であれば、本明細書における開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子的ハードウェア、コンピューターソフトウェアまたは両者の組み合わせとして実装されることができることをさらに認識するであろう。ハードウェアとソフトウェアの間のこの置換可能性を明白に例示するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップは、上記においてそれらの機能性の観点から一般的に説明されてきた。そのような機能性がハードウェアとして実装されるかまたはソフトウェアとして実装されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課される設計上の制約に依存する。当業者は、各々の特定のアプリケーションに応じて変化する手段において、本件明細書において開示された機能性を実装することができる。しかし、そのような実装が、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものとして解釈されてはならない。
【0041】
本明細書における開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用目的プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向けのIC(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、離散的ゲートまたはトランジスタ論理、離散的ハードウェアコンポーネント、またはこれらのものの任意の組み合わせであって、本件明細書記載の機能を実現するよう設計されたものによって実装されることができる。汎用目的プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、そのかわりに、任意の通常のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械(ステートマシン)であってもよい。プロセッサは、計算デバイスの組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと結合した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意の同様の機器設定として実装されることもできる。
【0042】
本明細書における開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはその2つの組み合わせにおいて直接具体化されることができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROMまたは本件技術分野において既知の他の任意の形式の記憶媒体の中に存在することができる。一例としての記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取る、または記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサと結合されている。そのかわりに、記憶媒体がプロセッサと一体化されていてもよい。その場合、プロセッサおよび記憶媒体がASICの中に存在し、そのASICがユーザ端末の中に存在するという設定であってもよい。そのかわりに、プロセッサおよび記憶媒体がユーザ端末において、離散的コンポーネントとして、存在するという設定も可能である。
【0043】
本開示の以上の説明は、どのような当業者も、本開示の発明を製造し、または使用することができるように提供されている。本開示に対する様々な修正は、当業者にとって直ちに明白であろう。また、本明細書において定義された一般原則は、本開示の要旨または範囲から逸脱することなく、他の変形に対して適用可能である。そのような意味において、本開示は、本明細書において説明された事例および設計に限定されるよう意図されているものではなく、本明細書に開示された原則および新規な特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス・プロバイダーによってユーザーのワイヤレス・デバイスを遠隔的に設定するための方法であって、
要求された設定をワイヤレス・デバイスのユーザーからサービス・プロバイダーに伝えることと、
前記要求された設定に基づく設定変更を開始するために、遠隔配置管理デバイスにアクセスをすることと、
前記設定変更を実行するためのコマンドを前記遠隔配置管理デバイスから前記ワイヤレス・デバイスへ送信することと、
前記コマンドを前記ワイヤレス・デバイスにおいて受信することと、
前記受信されたコマンドが認可された出所からのものであることを確認することと、および
前記要求された設定への設定変更を起こさせるために前記ワイヤレス・デバイスにおいて前記コマンドを実行することと、
を具備する方法であって、前記サービス・プロバイダーは、前記ユーザーの前記ワイヤレス・デバイスにおける設定変更を遠隔的に起こさせる、前記方法。
【請求項2】
前記要求された設定は、リアルタイムまたは準リアルタイムのうちの少なくとも1つで供給される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記設定変更に関するフィードバックを前記遠隔配置管理デバイスに供給するステップをさらに具備する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記設定ステップは、前記フィードバックに基づいて繰り返される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記要求された設定は、特徴をイネーブル(有効)にすること、特徴をディスイネーブル(無効)にすること、または特徴を変更することのうちの少なくとも1つを具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記要求された設定は、前記ワイヤレス・デバイスの機能に影響を及ぼす、請求項1に記載の方法であって、前記機能は、以下のものを具備する機能グループから選択される、請求項1に記載の方法:
アプリケーションをダウンロードすること、データをダウンロードすること、パッチをダウンロードすること、音量を調節すること、輝度を調節すること、表示フォントを調節すること、コンタクトリストに加えること、前記コンタクトリストから削除をすること、前記コンタクトリストを編集すること、短縮ダイアルを割り当てること、音量を調節すること、リングスタイルを調節すること、通信を開始すること、アプリケーションをスタートすること、またはワイヤレス・デバイスメモリおよび設定値をバックアップすること。
【請求項7】
要求された設定を通信する前記ステップは、セルラー電話通話、データリンク、USB接続、ネットワーク接続、電子メール、テキスト・メッセージ、双方向無線送信、通常の電話通話、またはVoIP電話通話のうちの少なくとも1つを使用して要求を通信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記受信されたコマンドが、認可された出所からのものであることを確認することは、前記サービス・プロバイダーの同一性を認証することを具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記同一性を認証することは、バイオメトリック情報を受信することを具備する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記受信されたコマンドが、認可された出所からのものであることを確認することは、前記遠隔配置管理デバイスからの識別コードを受信することを具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記遠隔配置管理デバイスは、別のワイヤレス・デバイスである、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記遠隔配置管理デバイスは、ワイヤレス・デバイスと同一のものである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記サービス・プロバイダーは、ケア提供者である、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記サービス・プロバイダーは、コールセンターに置かれている、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記遠隔配置管理デバイスは、ネットワークに接続されたサーバーである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記ワイヤレス・デバイスの現在の設定を決定するために遠隔配置管理デバイスによって前記ワイレスデバイスをポーリングすることをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記設定変更を実行するためのコマンドを前記遠隔配置管理デバイスから前記ワイヤレス・デバイスに送信することと、
前記ワイヤレス・デバイスで前記コマンドを受信することと、
前記受信されたコマンドが、認可された出所からのものであることを確認することと、および
前記ワイヤレス・デバイスの前記現在の設定が前記要求された設定と異なる場合のみ、前記要求された設定を起こさせるために前記コマンドを前記ワイヤレス・デバイスで実行することと、
を具備する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記コマンドを実行する前に現在の設定値を格納することをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記格納された現在の設定値を使用して前記ワイヤレス・デバイスを回復することさらに具備する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ワイヤレス・デバイスが電力供給されているかどうかを決定することをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記ワイヤレス・デバイスが次に電力供給されるとき前記ワイヤレス・デバイスが実行のために電力供給されていないということが決定された場合、前記設定変更コマンドを格納することをさらに具備する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
サービス・プロバイダーによってユーザーのワイヤレス・デバイスの問題解決を遠隔的に設定するための方法であって、
前記ワイヤレス・デバイスの問題を解決するニーズを前記サービス・プロバイダーに通信することと、
前記問題解決を開始するために遠隔配置管理デバイスにアクセスすることと、
問題解決をするための識別および認可を前記遠隔配置管理デバイスから前記ワイヤレス・デバイスへ送信することと、
問題解決手順を始めることと、
結果を前記遠隔配置管理デバイスに戻すことと、および
前記戻された結果に基づいて前記ワイヤレス・デバイスを設定することと
を具備する方法。
【請求項23】
前記サービス・プロバイダーへ通信することは、以下のものを具備する通信パスグループから選択される通信パスを確立することを具備する、請求項22に記載の方法:
セルラー電話通話、データリンク、USB接続、ネットワーク接続、電子メール、テキスト・メッセージ、双方向無線送信、通常の電話通話、またはVoIP電話通話。
【請求項24】
サービス・プロバイダーによってユーザーのワイヤレス・デバイスの設定を遠隔的にチェックするための方法であって、
遠隔デバイス上の管理機能へアクセスすることと、
前記ワイヤレス・デバイスの少なくとも一部の前記設定をチェックするための設定チェック要求を入力することと、
前記要求を前記ワイヤレス・デバイスに送信することと、
前記ワイヤレス・デバイスの実際の設定を検索することと、
前記ワイヤレス・デバイスの前記実際の設定を戻すことと、および
前記遠隔デバイスで前記実際の設定を表示することと
を具備する方法。
【請求項25】
前記設定チェック要求が、認可されたサービス・プロバイダーからのものであることを認証することを具備する、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記表示された実際の設定に基づいて設定変更を開始することを具備する、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記設定変更を開始する前に前記実際の設定を格納することを具備する、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記実際の設定を回復することを具備する、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記ワイヤレス・デバイスと前記遠隔デバイスとの間のデータリンクを確立することを具備する、請求項24に記載の方法。
【請求項30】
前記データリンクは、以下のものを具備するデータリンク・グループから選択されるデータリンクを具備する、請求項29に記載の方法:
セルラー電話通話、USB接続、ネットワーク接続、電子メール、テキスト・メッセージ、双方向無線送信、通常の電話通話、またはVoIP電話通話。
【請求項31】
ワイヤレス・デバイス上にアラーム状態が存在するということをリモート・アドミニストレーターに警告する方法であって、
ユーザーのためにワイヤレス・デバイスをあらかじめ設定することと、
前記ワイヤレス・デバイスに関連するメモリに、最小限設定値を格納することと、
前記ワイヤレス・デバイスによって前記実際の設定値をポーリングすることと、
前記実際の設定値を前記格納された最小限設定値と比較することと、
前記比較に基づいて、アラーム状態が存在しているかどうかを決定することと、および
前記アラーム状態が存在していると決定したら、前記アラーム状態をサービス・プロバイダーに送信することと
を具備する方法。
【請求項32】
前記アラーム状態に基づいて、前記サービス・プロバイダーによるリモート・アドミニストレーターにおける設定変更を開始することを具備する、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
リモート・アドミニストレーターがワイヤレス・デバイスを設定することを可能にするためのワイヤレス・システムであって、
通信ネットワークと、
前記通信ネットワークに相互接続された基地局と、
前記基地局にワイヤレスで相互接続されたワイヤレス・デバイスであって、コントローラブル・ソフトウェア・クライアントを含むワイヤレス・デバイスと、および
前記通信ネットワークに相互接続されたリモート・アドミニストレーターであって、前記リモート・アドミニストレーターは、マスター・ソフトウェア・クライアントを含み、設定変更要求が前記ワイヤレス・デバイスから前記リモート・アドミニストレーターへ通信されることができる前記リモート・アドミニストレーターと、
を具備するワイヤレス・システムであって、
前記リモート・アドミニストレーターは、前記マスター・ソフトウェア・クライアントから前記コントローラブル・ソフトウェア・クライアントへコマンド機能を送信し、そのようなコマンド機能は、前記変更要求に基づいており、および
前記コマンド機能は、前記ワイヤレス・デバイスを設定するために前記コントローラブル・ソフトウェア・クライアントによって実行される、
前記ワイヤレス・システム。
【請求項34】
前記ワイヤレス・デバイスを設定する前記コマンド機能は、リアルタイムまたは準リアルタイムで実行される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記設定が満足いくものであるのかそれとも不満足であるのかを前記ワイヤレス・デバイスのユーザーが示すことを可能にするためのフィードバックをさらに具備する、請求項34の方法。
【請求項36】
前記リモート・アドミニストレーターは、別の基地局とワイヤレスで相互接続され、および前記別の基地局は、前記通信ネットワークに相互接続される、請求項33に記載のワイヤレス・システム。
【請求項37】
前記通信ネットワークは、複数のネットワークを具備する、請求項33に記載のワイヤレス・システム。
【請求項38】
前記通信ネットワークは、以下のものを具備する通信ネットワーク・グループから選ばれる、請求項33のワイヤレス・システム:
セルラー電話ネットワーク、公衆交換電話ネットワーク、LAN、WAN、WiFi、ワイヤレスネットワーク、WiMax、ブルートゥース、IEEE801.11、インターネットまたはイーサネット。
【請求項39】
前記ワイヤレス・デバイスに相互接続されたコールセンターを具備し、前記リモート・アドミニストレーターは、サーバーである、請求項33に記載のワイヤレス・システム。
【請求項40】
前記リモート・アドミニストレーターは、前記ワイヤレス・デバイスと同一である、請求項33に記載のワイヤレス・システム。
【請求項41】
前記ワイヤレス・デバイスは、以下のものを具備するワイヤレス・デバイスグループから選択される、請求項33のワイヤレス・システム:
セルラー電話、ペイジャー、PDA、デジタル音楽プレイヤー、ビデオ・プレイヤー、ハンドヘルド・コンピューターまたはラップトップ・コンピューター。
【請求項42】
リモート・アドミニストレーターを使用してサービス・プロバイダーによって遠隔的に設定されるように適合させられているワイヤレス・デバイスであって、
ワイヤレス通信ネットワークへ/から信号を送信する/受信するように作動する送信/受信回路と、
ユーザー・インターフェースと、および
前記ワイヤレス通信ネットワーク上でマスター・ソフトウェア・クライアントから設定コマンドを受信するコントローラブル・ソフトウェア・クライアントを含む制御処理装置であって、前記コントローラブル・ソフトウェア・クライアントは、前記コマンドに基づいて前記ワイヤレス・デバイスを設定することを前記制御処理装置にさせるような、前記制御処理装置と、
を具備するワイヤレス・デバイス。
【請求項43】
前記制御処理装置に関連するメモリであって、現在の設定値を格納するための前記メモリを具備する、請求項42に記載のワイヤレス・デバイス。
【請求項44】
前記コントローラブル・ソフトウェア・クライアントは、前記リモート・アドミニストレーターからの問い合わせに反応して、前記メモリから現在の設定値を検索し、および前記現在の設定を前記通信ネットワーク上で前記リモート・アドミニストレーターに送信する、請求項43に記載のワイヤレス・デバイス。
【請求項45】
最小限設定値を格納するための、前記ワイヤレス・デバイスに関するメモリを具備し、および前記コントローラブル・ソフトウェア・クライアントは、実際の設定値が前記最小限設定値と異なるか決定するために前記ワイヤレス・デバイスをポーリングし、および前記決定に基づいてアラーム状態が存在するときリモート・アドミニストレーターにアラームを送信する、請求項42に記載のワイヤレス・デバイス。
【請求項46】
ユーザーのワイヤレス・デバイスを遠隔的に設定するように適合させられているリモート・アドミニストレーターであって、
通信網ネットワークへ/から信号を送信する/受信するように作動する送信/受信回路と、
ユーザー・インターフェースと、および
前記通信ネットッワーク上で設定コマンドをコントローラブル・ソフトウェア・クライアントに送信するマスター・ソフトウェア・クライアントを含む制御処理装置と、ここにおいて、前記コントローラブル・ソフトウェア・クライアントは、前記コマンドに基づいて前記ワイヤレス・デバイスを設定することを制御処理装置にさせる、
を具備するリモート・アドミニストレーター。
【請求項47】
前記リモート・アドミニストレーターは、ワイヤレス通信ネットワークに相互接続されているワイヤレス・デバイスである、請求項46に記載のリモート・アドミニストレーター。
【請求項48】
前記リモート・アドミニストレーターは、ネットワークに接続されているサーバーである、請求項46に記載のリモート・アドミニストレーター。
【請求項49】
前記ワイヤレス・デバイスを設定するために前記コマンドを表示することをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項50】
前記コマンドを表示するステップは、ディスプレイ上で前記キーストロークを表示することを具備する、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記表示されるコマンドとともに、オーディオ、ビジュアル、またはテキストによるヘルプのうちの少なくとも1つを提供することをさらに具備する、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記コマンドを表示するステップは、前記キーストロークに関連する実際のキーを強調表示することを含む、請求項49に記載の方法。
【請求項1】
サービス・プロバイダーによってユーザーのワイヤレス・デバイスを遠隔的に設定するための方法であって、
要求された設定をワイヤレス・デバイスのユーザーからサービス・プロバイダーに伝えることと、
前記要求された設定に基づく設定変更を開始するために、遠隔配置管理デバイスにアクセスをすることと、
前記設定変更を実行するためのコマンドを前記遠隔配置管理デバイスから前記ワイヤレス・デバイスへ送信することと、
前記コマンドを前記ワイヤレス・デバイスにおいて受信することと、
前記受信されたコマンドが認可された出所からのものであることを確認することと、および
前記要求された設定への設定変更を起こさせるために前記ワイヤレス・デバイスにおいて前記コマンドを実行することと、
を具備する方法であって、前記サービス・プロバイダーは、前記ユーザーの前記ワイヤレス・デバイスにおける設定変更を遠隔的に起こさせる、前記方法。
【請求項2】
前記要求された設定は、リアルタイムまたは準リアルタイムのうちの少なくとも1つで供給される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記設定変更に関するフィードバックを前記遠隔配置管理デバイスに供給するステップをさらに具備する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記設定ステップは、前記フィードバックに基づいて繰り返される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記要求された設定は、特徴をイネーブル(有効)にすること、特徴をディスイネーブル(無効)にすること、または特徴を変更することのうちの少なくとも1つを具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記要求された設定は、前記ワイヤレス・デバイスの機能に影響を及ぼす、請求項1に記載の方法であって、前記機能は、以下のものを具備する機能グループから選択される、請求項1に記載の方法:
アプリケーションをダウンロードすること、データをダウンロードすること、パッチをダウンロードすること、音量を調節すること、輝度を調節すること、表示フォントを調節すること、コンタクトリストに加えること、前記コンタクトリストから削除をすること、前記コンタクトリストを編集すること、短縮ダイアルを割り当てること、音量を調節すること、リングスタイルを調節すること、通信を開始すること、アプリケーションをスタートすること、またはワイヤレス・デバイスメモリおよび設定値をバックアップすること。
【請求項7】
要求された設定を通信する前記ステップは、セルラー電話通話、データリンク、USB接続、ネットワーク接続、電子メール、テキスト・メッセージ、双方向無線送信、通常の電話通話、またはVoIP電話通話のうちの少なくとも1つを使用して要求を通信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記受信されたコマンドが、認可された出所からのものであることを確認することは、前記サービス・プロバイダーの同一性を認証することを具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記同一性を認証することは、バイオメトリック情報を受信することを具備する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記受信されたコマンドが、認可された出所からのものであることを確認することは、前記遠隔配置管理デバイスからの識別コードを受信することを具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記遠隔配置管理デバイスは、別のワイヤレス・デバイスである、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記遠隔配置管理デバイスは、ワイヤレス・デバイスと同一のものである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記サービス・プロバイダーは、ケア提供者である、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記サービス・プロバイダーは、コールセンターに置かれている、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記遠隔配置管理デバイスは、ネットワークに接続されたサーバーである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記ワイヤレス・デバイスの現在の設定を決定するために遠隔配置管理デバイスによって前記ワイレスデバイスをポーリングすることをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記設定変更を実行するためのコマンドを前記遠隔配置管理デバイスから前記ワイヤレス・デバイスに送信することと、
前記ワイヤレス・デバイスで前記コマンドを受信することと、
前記受信されたコマンドが、認可された出所からのものであることを確認することと、および
前記ワイヤレス・デバイスの前記現在の設定が前記要求された設定と異なる場合のみ、前記要求された設定を起こさせるために前記コマンドを前記ワイヤレス・デバイスで実行することと、
を具備する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記コマンドを実行する前に現在の設定値を格納することをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記格納された現在の設定値を使用して前記ワイヤレス・デバイスを回復することさらに具備する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ワイヤレス・デバイスが電力供給されているかどうかを決定することをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記ワイヤレス・デバイスが次に電力供給されるとき前記ワイヤレス・デバイスが実行のために電力供給されていないということが決定された場合、前記設定変更コマンドを格納することをさらに具備する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
サービス・プロバイダーによってユーザーのワイヤレス・デバイスの問題解決を遠隔的に設定するための方法であって、
前記ワイヤレス・デバイスの問題を解決するニーズを前記サービス・プロバイダーに通信することと、
前記問題解決を開始するために遠隔配置管理デバイスにアクセスすることと、
問題解決をするための識別および認可を前記遠隔配置管理デバイスから前記ワイヤレス・デバイスへ送信することと、
問題解決手順を始めることと、
結果を前記遠隔配置管理デバイスに戻すことと、および
前記戻された結果に基づいて前記ワイヤレス・デバイスを設定することと
を具備する方法。
【請求項23】
前記サービス・プロバイダーへ通信することは、以下のものを具備する通信パスグループから選択される通信パスを確立することを具備する、請求項22に記載の方法:
セルラー電話通話、データリンク、USB接続、ネットワーク接続、電子メール、テキスト・メッセージ、双方向無線送信、通常の電話通話、またはVoIP電話通話。
【請求項24】
サービス・プロバイダーによってユーザーのワイヤレス・デバイスの設定を遠隔的にチェックするための方法であって、
遠隔デバイス上の管理機能へアクセスすることと、
前記ワイヤレス・デバイスの少なくとも一部の前記設定をチェックするための設定チェック要求を入力することと、
前記要求を前記ワイヤレス・デバイスに送信することと、
前記ワイヤレス・デバイスの実際の設定を検索することと、
前記ワイヤレス・デバイスの前記実際の設定を戻すことと、および
前記遠隔デバイスで前記実際の設定を表示することと
を具備する方法。
【請求項25】
前記設定チェック要求が、認可されたサービス・プロバイダーからのものであることを認証することを具備する、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記表示された実際の設定に基づいて設定変更を開始することを具備する、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記設定変更を開始する前に前記実際の設定を格納することを具備する、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記実際の設定を回復することを具備する、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記ワイヤレス・デバイスと前記遠隔デバイスとの間のデータリンクを確立することを具備する、請求項24に記載の方法。
【請求項30】
前記データリンクは、以下のものを具備するデータリンク・グループから選択されるデータリンクを具備する、請求項29に記載の方法:
セルラー電話通話、USB接続、ネットワーク接続、電子メール、テキスト・メッセージ、双方向無線送信、通常の電話通話、またはVoIP電話通話。
【請求項31】
ワイヤレス・デバイス上にアラーム状態が存在するということをリモート・アドミニストレーターに警告する方法であって、
ユーザーのためにワイヤレス・デバイスをあらかじめ設定することと、
前記ワイヤレス・デバイスに関連するメモリに、最小限設定値を格納することと、
前記ワイヤレス・デバイスによって前記実際の設定値をポーリングすることと、
前記実際の設定値を前記格納された最小限設定値と比較することと、
前記比較に基づいて、アラーム状態が存在しているかどうかを決定することと、および
前記アラーム状態が存在していると決定したら、前記アラーム状態をサービス・プロバイダーに送信することと
を具備する方法。
【請求項32】
前記アラーム状態に基づいて、前記サービス・プロバイダーによるリモート・アドミニストレーターにおける設定変更を開始することを具備する、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
リモート・アドミニストレーターがワイヤレス・デバイスを設定することを可能にするためのワイヤレス・システムであって、
通信ネットワークと、
前記通信ネットワークに相互接続された基地局と、
前記基地局にワイヤレスで相互接続されたワイヤレス・デバイスであって、コントローラブル・ソフトウェア・クライアントを含むワイヤレス・デバイスと、および
前記通信ネットワークに相互接続されたリモート・アドミニストレーターであって、前記リモート・アドミニストレーターは、マスター・ソフトウェア・クライアントを含み、設定変更要求が前記ワイヤレス・デバイスから前記リモート・アドミニストレーターへ通信されることができる前記リモート・アドミニストレーターと、
を具備するワイヤレス・システムであって、
前記リモート・アドミニストレーターは、前記マスター・ソフトウェア・クライアントから前記コントローラブル・ソフトウェア・クライアントへコマンド機能を送信し、そのようなコマンド機能は、前記変更要求に基づいており、および
前記コマンド機能は、前記ワイヤレス・デバイスを設定するために前記コントローラブル・ソフトウェア・クライアントによって実行される、
前記ワイヤレス・システム。
【請求項34】
前記ワイヤレス・デバイスを設定する前記コマンド機能は、リアルタイムまたは準リアルタイムで実行される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記設定が満足いくものであるのかそれとも不満足であるのかを前記ワイヤレス・デバイスのユーザーが示すことを可能にするためのフィードバックをさらに具備する、請求項34の方法。
【請求項36】
前記リモート・アドミニストレーターは、別の基地局とワイヤレスで相互接続され、および前記別の基地局は、前記通信ネットワークに相互接続される、請求項33に記載のワイヤレス・システム。
【請求項37】
前記通信ネットワークは、複数のネットワークを具備する、請求項33に記載のワイヤレス・システム。
【請求項38】
前記通信ネットワークは、以下のものを具備する通信ネットワーク・グループから選ばれる、請求項33のワイヤレス・システム:
セルラー電話ネットワーク、公衆交換電話ネットワーク、LAN、WAN、WiFi、ワイヤレスネットワーク、WiMax、ブルートゥース、IEEE801.11、インターネットまたはイーサネット。
【請求項39】
前記ワイヤレス・デバイスに相互接続されたコールセンターを具備し、前記リモート・アドミニストレーターは、サーバーである、請求項33に記載のワイヤレス・システム。
【請求項40】
前記リモート・アドミニストレーターは、前記ワイヤレス・デバイスと同一である、請求項33に記載のワイヤレス・システム。
【請求項41】
前記ワイヤレス・デバイスは、以下のものを具備するワイヤレス・デバイスグループから選択される、請求項33のワイヤレス・システム:
セルラー電話、ペイジャー、PDA、デジタル音楽プレイヤー、ビデオ・プレイヤー、ハンドヘルド・コンピューターまたはラップトップ・コンピューター。
【請求項42】
リモート・アドミニストレーターを使用してサービス・プロバイダーによって遠隔的に設定されるように適合させられているワイヤレス・デバイスであって、
ワイヤレス通信ネットワークへ/から信号を送信する/受信するように作動する送信/受信回路と、
ユーザー・インターフェースと、および
前記ワイヤレス通信ネットワーク上でマスター・ソフトウェア・クライアントから設定コマンドを受信するコントローラブル・ソフトウェア・クライアントを含む制御処理装置であって、前記コントローラブル・ソフトウェア・クライアントは、前記コマンドに基づいて前記ワイヤレス・デバイスを設定することを前記制御処理装置にさせるような、前記制御処理装置と、
を具備するワイヤレス・デバイス。
【請求項43】
前記制御処理装置に関連するメモリであって、現在の設定値を格納するための前記メモリを具備する、請求項42に記載のワイヤレス・デバイス。
【請求項44】
前記コントローラブル・ソフトウェア・クライアントは、前記リモート・アドミニストレーターからの問い合わせに反応して、前記メモリから現在の設定値を検索し、および前記現在の設定を前記通信ネットワーク上で前記リモート・アドミニストレーターに送信する、請求項43に記載のワイヤレス・デバイス。
【請求項45】
最小限設定値を格納するための、前記ワイヤレス・デバイスに関するメモリを具備し、および前記コントローラブル・ソフトウェア・クライアントは、実際の設定値が前記最小限設定値と異なるか決定するために前記ワイヤレス・デバイスをポーリングし、および前記決定に基づいてアラーム状態が存在するときリモート・アドミニストレーターにアラームを送信する、請求項42に記載のワイヤレス・デバイス。
【請求項46】
ユーザーのワイヤレス・デバイスを遠隔的に設定するように適合させられているリモート・アドミニストレーターであって、
通信網ネットワークへ/から信号を送信する/受信するように作動する送信/受信回路と、
ユーザー・インターフェースと、および
前記通信ネットッワーク上で設定コマンドをコントローラブル・ソフトウェア・クライアントに送信するマスター・ソフトウェア・クライアントを含む制御処理装置と、ここにおいて、前記コントローラブル・ソフトウェア・クライアントは、前記コマンドに基づいて前記ワイヤレス・デバイスを設定することを制御処理装置にさせる、
を具備するリモート・アドミニストレーター。
【請求項47】
前記リモート・アドミニストレーターは、ワイヤレス通信ネットワークに相互接続されているワイヤレス・デバイスである、請求項46に記載のリモート・アドミニストレーター。
【請求項48】
前記リモート・アドミニストレーターは、ネットワークに接続されているサーバーである、請求項46に記載のリモート・アドミニストレーター。
【請求項49】
前記ワイヤレス・デバイスを設定するために前記コマンドを表示することをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項50】
前記コマンドを表示するステップは、ディスプレイ上で前記キーストロークを表示することを具備する、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記表示されるコマンドとともに、オーディオ、ビジュアル、またはテキストによるヘルプのうちの少なくとも1つを提供することをさらに具備する、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記コマンドを表示するステップは、前記キーストロークに関連する実際のキーを強調表示することを含む、請求項49に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2010−521106(P2010−521106A)
【公表日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−552897(P2009−552897)
【出願日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際出願番号】PCT/US2008/056092
【国際公開番号】WO2008/109774
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際出願番号】PCT/US2008/056092
【国際公開番号】WO2008/109774
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
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