説明

ワイヤーハーネス

【課題】クリップバンドの形状の複雑化・特殊化を抑制しつつ、ケーブルに取り付けられる一対のクリップバンドの長さ方向の間隔を、固定または所定の範囲内に規制できる構造を提供する。
【解決手段】ワイヤーハーネス1は、ケーブル10と、ケーブル10に沿って配置される板部材20と、ケーブル10と板部材20とを結束する一対のクリップバンド30と、を備えている。板部材20は、その上面に、長さ方向の位置によって周期的に高さが変化する凹凸形状23を有している。そして、一対のクリップバンド30は、それぞれ、凹凸形状23の一部分に嵌め合わされている。このようにすれば、クリップバンド30の形状の複雑化・特殊化を抑制しつつ、一対のクリップバンド30の長さ方向の間隔を、固定または所定の範囲内に規制できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車に搭載されるワイヤーハーネスに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の各部に配置された電子部品や電装品を、電気的に接続するワイヤーハーネスが知られている。ワイヤーハーネスには、車体への組み付けのためのクリップを有するものがある。クリップを有するワイヤーハーネスは、車体側に設けられた取り付け孔に、クリップを挿入して係止させることにより、車体に組み付けられる。
【0003】
クリップを有するワイヤーハーネスの構造に関して、特許文献1には、バンドクリップを、樹脂棒とともにワイヤーハーネスにバンド固定することが、記載されている。
【0004】
特許文献2には、クリップに設けられた貫通孔に、鋸歯状凹凸を有する連結板を貫通させ、当該連結板をワイヤーハーネスにテープ止めすることが、記載されている。
【0005】
特許文献3には、クリップに設けられた筒部に、多数のロック溝を有する板状のバンドを挿通させ、バンドの一端をプロテクタの連結枠に挿入するとともに、ワイヤーハーネスにバンドをテープで巻き付けて固定することが、記載されている。
【0006】
特許文献4には、鋸歯状の係止部を有する挿入連結部を、隣接するクランプの連結孔に挿入することにより、複数のクランプを予め組み付けておき、その結合クランプを、ワイヤーハーネスにセットすることが、記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平9−200927号公報
【特許文献2】特開平5−45372号公報
【特許文献3】特開平7−11831号公報
【特許文献4】特開2006−191755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ワイヤーハーネスに複数のクリップを設ける場合、それらのクリップは、車体側の取り付け孔の間隔に適合するように、位置決めされていることが好ましい。しかしながら、特許文献1の構造では、樹脂棒とバンドクリップとが、圧入の面接触のみで固定されている。このため、接触面積や圧入代を十分に確保しなければ、樹脂棒に対するバンドクリップの位置ずれが生じてしまう、という問題がある。
【0009】
また、特許文献1の構造では、バンドクリップに、樹脂棒を圧入するための圧入凹部を設ける必要がある。また、特許文献2〜4の構造においても、クリップに、連結板等を挿入するための孔を形成する必要がある。このため、特許文献1〜4の構造では、クリップの形状を複雑化・特殊化する必要があり、汎用のバンドクリップを使用することができない、という問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、クリップバンドの形状の複雑化・特殊化を抑制しつつ、ケーブルに取り付けられる一対のクリップバンドの長さ方向の間隔を、固定または所定の範囲内に規制できる構造を提供することを、目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願の第1発明は、自動車に搭載されるワイヤーハーネスであって、ケーブルと、前記ケーブルに沿って配置される板部材と、前記ケーブルと前記板部材とを結束する一対のクリップバンドと、を備え、前記板部材は、その上面に、長さ方向の位置によって周期的に高さが変化する凹凸形状を有し、前記一対のクリップバンドは、それぞれ、前記凹凸形状の一部分に嵌め合わされている。
【0012】
本願の第2発明は、第1発明のワイヤーハーネスであって、前記クリップバンドは、裏面から突出した第1リブを有し、前記第1リブが、前記板部材の前記凹凸形状に、嵌め合わされている。
【0013】
本願の第3発明は、第1発明または第2発明のワイヤーハーネスであって、前記板部材は、前記凹凸形状を有する中央部と、前記中央部の両側部に設けられ、前記中央部より厚みの薄い一対の薄肉部と、を有する。
【0014】
本願の第4発明は、第1発明から第3発明までのいずれかのワイヤーハーネスであって、前記ケーブルは、複数の電線と、前記複数の電線を収容する蛇腹状のコルゲートチューブと、を有し、前記板部材は、裏面から突出した第2リブを有し、前記第2リブが、前記コルゲートチューブの表面に、嵌め合わされている。
【0015】
本願の第5発明は、第1発明から第4発明までのいずれかのワイヤーハーネスであって、前記板部材は、前記凹凸形状を構成する凹部と凸部とを有し、前記凸部の上面は、幅方向中央の高さが側部の高さより高い凸曲面となっている。
【0016】
本願の第6発明は、第1発明から第4発明までのいずれかのワイヤーハーネスであって、前記板部材の上面に、上部のみが開放された複数の穴状の凹部が設けられ、前記複数の凹部と、前記板部材の上面の他の部位とで、前記凹凸形状が構成されている。
【発明の効果】
【0017】
本願の第1発明〜第6発明によれば、クリップバンドの形状の複雑化・特殊化を抑制しつつ、ケーブルに取り付けられる一対のクリップバンドの長さ方向の間隔を、固定または所定の範囲内に規制できる。
【0018】
特に、本願の第2発明によれば、凹凸形状のピッチを小さくすることができる。このため、クリップバンドを、長さ方向により細かく位置決めできる。
【0019】
特に、本願の第3発明によれば、薄肉部を容易に撓ませることができる。このため、ケーブルのサイズに応じて、薄肉部の角度を調節できる。
【0020】
特に、本願の第4発明によれば、コルゲートチューブに対する板部材の長さ方向のずれを、抑制できる。
【0021】
特に、本願の第5発明によれば、板部材の凸部の上面と、クリップバンドの裏面との接触面積を、小さくすることができる。したがって、より多くの形状のクリップバンドに対応できる。
【0022】
特に、本願の第6発明によれば、板部材に対するクリップバンドの回転方向のずれも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】ワイヤーハーネスの部分斜視図である。
【図2】ワイヤーハーネスの部分縦断面図である。
【図3】板部材を、上面側から見た斜視図である。
【図4】板部材を、裏面側から見た斜視図である。
【図5】変形例に係る板部材の斜視図である。
【図6】変形例に係る板部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下では、ケーブルに対して板部材側を上とする上下方向を仮に定義して、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、これは、本発明に係るワイヤーハーネスの使用時の設置姿勢を限定するものではない。
【0025】
<1.一実施形態に係るワイヤーハーネス>
図1は、本発明の一実施形態に係るワイヤーハーネス1の部分斜視図である。また、図2は、ワイヤーハーネス1の部分縦断面図である。このワイヤーハーネス1は、自動車に搭載され、自動車の各部に配置された電子部品や電装品を、電気的に接続するためのものである。図1および図2に示すように、本実施形態のワイヤーハーネス1は、ケーブル10、板部材20、および一対のクリップバンド30を備えている。
【0026】
ケーブル10は、電力の供給や信号の通信を行う複数の電線11と、コルゲートチューブ12とを、有している。複数の電線11は、導電性の金属線のみで構成されていてもよく、光ファイバ線を含んでいてもよい。複数の電線11は、外装部材であるコルゲートチューブ12に、被覆されている。
【0027】
コルゲートチューブ12は、蛇腹状の表面を有する略円筒状の管である。コルゲートチューブ12は、複数の電線11を内部に収容して一体的に束ねるとともに、周辺の部材から複数の電線11を保護する役割を果たす。コルゲートチューブ12の材料には、例えば、ポリ塩化ビニル等の樹脂が使用される。コルゲートチューブ12は、蛇腹状に成型されることによって、柔軟性、伸縮性、および外力に対する耐性に優れたものとなっている。
【0028】
板部材20は、ケーブル10に沿って配置された短冊状の部材である。板部材20は、ケーブル10の長さ方向に長辺を一致させた姿勢で、一対のクリップバンド30により、コルゲートチューブ12に結束される。板部材20によって、一対のクリップバンド30の間におけるコルゲートチューブ12の曲折が、防止されている。板部材20の材料には、例えば、ポリプロピレン等の樹脂が使用される。ポリプロピレンを使用すれば、良好な成型性および高い強度を、得ることができる。
【0029】
一対のクリップバンド30は、それぞれ、バンド31、バンド固定部32、およびクリップ33を有している。バンド31は、バンド固定部32から側方へ向けて、帯状に延びている。また、バンド固定部32には、バンド31の先端を一方向のみに挿入できる固定孔321が、設けられている。バンド31は、ケーブル10および板部材20の周囲に巻回され、固定孔321に挿入固定される。これにより、ケーブル10と板部材20とが、バンド31に締め付けられて、結束される。
【0030】
クリップ33は、バンド固定部32の上部に設けられている。クリップ33は、左右に突出する一対の爪部331を有している。ワイヤーハーネス1を車体に取り付けるときには、車体側に設けられた取り付け孔に、クリップ33が挿入される。そして、当該取り付け孔の周縁部に、爪部331が係止される。
【0031】
図3は、上述した板部材20を、上面側から見た斜視図である。図4は、当該板部材20を、裏面側から見た斜視図である。図3および図4に示すように、この板部材20は、中央部21と、中央部21の左右に設けられた一対の薄肉部22と、を有している。中央部21の上面には、周期的に高さが変化する凹凸形状23が、設けられている。本実施形態では、長さ方向に沿って交互に配列された凹部231部と凸部232とで、凹凸形状23が構成されている。
【0032】
一方、図2に示すように、クリップバンド30のバンド固定部32の裏面には、下方へ向けて突出する2つの第1リブ34が設けられている。2つの第1リブ34は、それぞれ、板部材20の上面に設けられた凹部231に、嵌め合わされている。これにより、板部材20に対するクリップバンド30の長さ方向の位置が、固定または所定の範囲内に規制されている。
【0033】
一対のクリップバンド30は、いずれも、上記のような第1リブ34と凹凸形状23との嵌め合わせによって、板部材20に取り付けられる。このため、一対のクリップバンド30の長さ方向の間隔dは、固定または所定の範囲内に規制される。また、クリップバンド30に対して外力が作用したときにも、板部材20に対するクリップバンド30の長さ方向の位置ずれが、抑制される。
【0034】
クリップバンド30は、裏面にリブを有するものであれば、板部材20の凹凸形状23に嵌め合わせることができる。すなわち、板部材20は、裏面にリブを有する種々のクリップバンドに、対応することができる。このような板部材20を使用することによって、クリップバンド30の形状の複雑化・特殊化を抑制しつつ、一対のクリップバンド30の間隔dを、精度良く設定できる。
【0035】
また、板部材20は、十分な長さに成型されたものを予め用意し、それを、一対のクリップバンド30の間隔dに応じた長さに切断して、使用することができる。そのようにすれば、適用箇所ごとに、異なる長さの板部材20を、個別に成型する必要はない。したがって、板部材20の成型のために、複数種類の金型を用意する必要はなく、製造コストを抑制することができる。
【0036】
また、板部材20の薄肉部22は、中央部21より薄いため、中央部21より高い可撓性を有する。クリップバンド30で締め付けると、図1のように、薄肉部22は下方へ向けて撓み、薄肉部22の下面が、コルゲートチューブ12の表面に接触する。すなわち、薄肉部22は、ケーブル10のサイズに応じた角度に、撓められる。このように、本実施形態では、ケーブル10のサイズに応じて、薄肉部22の角度を調節できる。したがって、1つのサイズの板部材20を、多くのサイズのケーブル10に適用できる。
【0037】
また、図4に示すように、板部材20の薄肉部22の裏面には、下方へ向けて突出する複数の第2リブ24が、設けられている。複数の第2リブ24は、それぞれ、ケーブル10の長さ方向に直交する方向に、延びている。そして、図2に示すように、各第2リブ24が、コルゲートチューブ12の蛇腹状の表面に、嵌め合わされている。これにより、コルゲートチューブ12に対する板部材20の長さ方向のずれが、抑制されている。
【0038】
また、板部材20の中央部21は、薄肉部22より厚いため、薄肉部22より高い剛性を有する。したがって、中央部21は、相対的に湾曲しにくいものとなっている。また、図4に示すように、中央部21の裏面には、下方へ向けて突出する第3リブ25が、設けられている。本実施形態の第3リブ25は、板部材20の一方の端部から他方の端部まで、長さ方向に沿って延びている。このような第3リブ25により、中央部21の剛性が、さらに向上されている。その結果、一対のクリップバンド30の間におけるケーブル10の湾曲が、より確実に防止され、一対のクリップバンド30の間隔dも、より精度よく設定される。
【0039】
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
【0040】
図5は、一変形例に係る板部材20Aの斜視図である。この板部材20Aは、凹部231Aと凸部232Aとで構成された凹凸形状23Aを有する点は、上記実施形態の板部材20と共通する。ただし、図5の例では、凸部232Aの上面が、平面ではなく、略円弧状の曲面となっている。すなわち、凸部232Aの上面の幅方向中央の高さが、側部の高さより、高くなっている。このようにすれば、凸部232Aの上面と、クリップバンドの裏面との接触面積を、小さくすることができる。したがって、より多くの形状のクリップバンドに、対応できる。
【0041】
図6は、他の変形例に係る板部材20Bの斜視図である。図6の例では、板部材20Bの上面に、複数の穴状の凹部231Bが、設けられている。そして、複数の凹部231Bと、板部材20Bの上面の他の部位232Bとで、凹凸形状23Bが構成されている。クリップバンドを取り付けるときには、板部材20Bの凹部231Bに、クリップバンドの第1リブを、嵌合させる。
【0042】
図6の例では、凹部231Bの上部のみが開放され、側部が閉塞されている。このような凹部231Bにクリップバンドの第1リブを嵌め合わせると、第1リブは、長さ方向だけではなく、回転方向にも、移動が規制される。したがって、板部材20Bに対するクリップバンドの長さ方向のずれだけではなく、回転方向のずれも、防止できる。
【0043】
上記の実施形態では、クリップバンド30の裏面に、2つの第1リブ34が、設けられていた。しかしながら、クリップバンド30の裏面に設けられる第1リブ34の数は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
【0044】
また、クリップバンド30の裏面に第1リブ34を設けることなく、クリップバンド30の全体を、凹部231内に嵌合させるようにしてもよい。そのような形態であっても、板部材20に対するクリップバンド30の長さ方向の位置を、固定または許容範囲内に規制できる。
【0045】
ただし、上記の実施形態のように、クリップバンド30の裏面に、クリップバンド30より幅の狭い第1リブ34を設け、当該第1リブ34を板部材20の凹部231に嵌め合わせるようにすれば、凹凸形状23のピッチを小さくすることができる。そうすれば、クリップバンド30を、長さ方向により細かく位置決めできる。
【0046】
また、上記の実施形態では、ケーブルに取り付けられるクリップバンドとして、2つのクリップバンド30のみを示した。しかしながら、ケーブルに取り付けられるクリップバンドの数は、3つ以上であってもよい。
【0047】
また、上記の実施形態では、テープを利用することなく、ケーブル10、板部材20、および一対のクリップバンド30を固定していた。しかしながら、補助的にテープが使用されていてもよい。例えば、板部材20の両端部とケーブル10とが、テープを巻き付けることによって、固定されてもよい。
【0048】
また、上記の実施形態では、ケーブル10の複数の電線11は、蛇腹状の表面を有するコルゲートチューブ12に被覆されていた。しかしながら、コルゲートチューブ12に代えて、凹凸のないチューブを使用してもよい。凹凸のないチューブであっても、クリップバンド30を強く締め付ければ、チューブに対するバンド31の食い込み、および、板部材20とチューブとの摩擦によって、チューブに対する板部材20の位置ずれを、抑制できる。
【0049】
また、ケーブル10の複数の電線11は、チューブに被覆されていなくてもよい。すなわち、複数の電線11に直接的に板部材20を接触させ、複数の電線11と板部材20とを、クリップバンド30で締め付けて固定してもよい。
【0050】
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0051】
1 ワイヤーハーネス
10 ケーブル
11 電線
12 コルゲートチューブ
20,20A,20B 板部材
21 中央部
22 薄肉部
23,23A,23B 凹凸形状
231,231A,231B 凹部
232,232A 凸部
24 第2リブ
25 第3リブ
30 クリップバンド
31 バンド
32 バンド固定部
321 固定孔
33 クリップ
331 爪部
34 第1リブ
d 一対のクリップバンドの間隔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車に搭載されるワイヤーハーネスであって、
ケーブルと、
前記ケーブルに沿って配置される板部材と、
前記ケーブルと前記板部材とを結束する一対のクリップバンドと、
を備え、
前記板部材は、その上面に、長さ方向の位置によって周期的に高さが変化する凹凸形状を有し、
前記一対のクリップバンドは、それぞれ、前記凹凸形状の一部分に嵌め合わされているワイヤーハーネス。
【請求項2】
請求項1に記載のワイヤーハーネスであって、
前記クリップバンドは、裏面から突出した第1リブを有し、
前記第1リブが、前記板部材の前記凹凸形状に、嵌め合わされているワイヤーハーネス。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネスであって、
前記板部材は、
前記凹凸形状を有する中央部と、
前記中央部の両側部に設けられ、前記中央部より厚みの薄い一対の薄肉部と、
を有するワイヤーハーネス。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれかに記載のワイヤーハーネスであって、
前記ケーブルは、
複数の電線と、
前記複数の電線を収容する蛇腹状のコルゲートチューブと、
を有し、
前記板部材は、裏面から突出した第2リブを有し、
前記第2リブが、前記コルゲートチューブの表面に、嵌め合わされているワイヤーハーネス。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれかに記載のワイヤーハーネスであって、
前記板部材は、前記凹凸形状を構成する凹部と凸部とを有し、
前記凸部の上面は、幅方向中央の高さが側部の高さより高い凸曲面となっているワイヤーハーネス。
【請求項6】
請求項1から請求項4までのいずれかに記載のワイヤーハーネスであって、
前記板部材の上面に、上部のみが開放された複数の穴状の凹部が設けられ、
前記複数の凹部と、前記板部材の上面の他の部位とで、前記凹凸形状が構成されているワイヤーハーネス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−110100(P2012−110100A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−255986(P2010−255986)
【出願日】平成22年11月16日(2010.11.16)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【Fターム(参考)】