説明

三環性化合物およびその医薬用途

本発明は、メラトニンの作用と関連した疾患の予防・治療剤として有用な式


で表される化合物またはその塩などを提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】


〔式中、
は、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアミノ、置換基を有していてもよいヒドロキシまたは置換基を有していてもよい複素環基を示し;
は、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアミノ、置換基を有していてもよいヒドロキシまたは置換基を有していてもよいメルカプトを示し;
は、水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示し;
Xは、酸素原子または硫黄原子を示し;
mは0、1または2を示し;
環Aは置換基を有していてもよい5員環を示し;
環Bは置換基を有していてもよい6員環を示し;
環Cは置換基を有していてもよい5員環を示し;
【化2】


は単結合または二重結合を示す。〕で表される化合物またはその塩。
【請求項2】

【化3】


〔式中、
は、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示し;
は、水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアミノ、置換基を有していてもよいヒドロキシ、置換基を有していてもよいメルカプトまたは置換基を有していてもよい複素環基を示し;
4aおよびR4bは、同一または異なって、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアミノ、置換基を有していてもよいヒドロキシまたは置換基を有していてもよいメルカプトを示し;
その他の記号は請求項1記載と同意義を示す。〕で表される化合物である請求項1記載の化合物。
【請求項3】

【化4】


〔式中、R、R、R4aおよびR4bは請求項2記載と同意義を示し、その他の記号は請求項1記載と同意義を示す。〕で表される化合物である請求項1または2記載の化合物。
【請求項4】
が、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよいC2−6アルケニルである請求項1または2記載の化合物。
【請求項5】
が、水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルである請求項1または2記載の化合物。
【請求項6】
が、水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルである請求項1または2記載の化合物。
【請求項7】
mが1である請求項1記載の化合物。
【請求項8】
環Aが、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアミノ、置換基を有していてもよいヒドロキシおよび置換基を有していてもよいメルカプトから選ばれる置換基を1または2個有していてもよい5員環である請求項1記載の化合物。
【請求項9】
環Bが、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアミノ、置換基を有していてもよいヒドロキシ、置換基を有していてもよいメルカプトおよび置換基を有していてもよい複素環基から選ばれる置換基を1または2個有していてもよい6員環である請求項1記載の化合物。
【請求項10】
環Cが、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいヒドロキシおよび置換基を有していてもよい複素環基から選ばれる置換基を1または2個有していてもよい5員環である請求項1記載の化合物。
【請求項11】
が、水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基である請求項2記載の化合物。
【請求項12】
が、水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC2−6アルケニルまたは置換基を有していてもよいアミノである請求項2記載の化合物。
【請求項13】
4aおよびR4bが、同一または異なって、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいヒドロキシまたは置換基を有していてもよいC1−6アルキルである請求項2記載の化合物。
【請求項14】
が、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC3−6シクロアルキルまたは置換基を有していてもよいC2−6アルケニルであり;
が、水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基であり;
が、水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC2−6アルケニルまたは置換基を有していてもよいアミノであり;
4aおよびR4bが、同一または異なって、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいヒドロキシまたは置換基を有していてもよいC1−6アルキルであり;
が、水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルであり;および
が、水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルである請求項2記載の化合物。
【請求項15】
が、置換基を有していてもよいC1−6アルキルであり;
が、水素原子であり;
が、水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルであり;
4aおよびR4bが、同一または異なって、それぞれ水素原子またはハロゲン原子であり;
が、水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルであり;および
が、水素原子である請求項2記載の化合物。
【請求項16】

【化5】


〔式中、
1aは、(a)C1−6アルキル−カルボニルオキシ、ヒドロキシおよびハロゲン原子から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(b)C3−6シクロアルキル、(c)フェニルまたは(d)モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノを示し;
2aは、水素原子またはC1−6アルキルを示し;
2bは、水素原子またはヒドロキシを示し;
3aは、(a)水素原子、(b)フェニル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、C1−6アルキル−カルボニル、C7−13アラルキルオキシおよびピリジルから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキル、(c)C3−6シクロアルキル、(d)フェニル、(e)C1−6アルコキシ、(f)メルカプト、(g)C1−6アルキルチオまたは(h)モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノを示す。〕で表される化合物である請求項1記載の化合物。
【請求項17】
N−[2−(2−メチル−6,7−ジヒドロ−8H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イリデン)エチル]アセトアミド、
N−[2−(2−メチル−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、
N−[2−(2−メチル−6,7−ジヒドロ−8H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イリデン)エチル]プロピオンアミド、
N−{2−[2−(4−フェニルブチル)−6,7−ジヒドロ−8H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イリデン]エチル}アセトアミド、
N−[2−(2−メチル−6,7−ジヒドロ−8H−インデノ[5,4−d][1,3]チアゾール−8−イリデン)エチル]アセトアミド、
N−[2−(2−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、
(R)−N−[2−(2−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、
(S)−N−[2−(2−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、
N−[2−(2−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]プロピオンアミド、
(R)−N−[2−(2−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]プロピオンアミド、
(S)−N−[2−(2−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]プロピオンアミド、
N−[2−(2−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]チアゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、
(R)−N−[2−(2−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]チアゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、
(S)−N−[2−(2−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]チアゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、
N−[2−(2−エチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、
(R)−N−[2−(2−エチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、
(S)−N−[2−(2−エチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、
N−[2−(2−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、
(R)−N−[2−(2−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、
(S)−N−[2−(2−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[5,4−d][1,3]オキサゾール−8−イル)エチル]アセトアミド、またはその塩。
【請求項18】
請求項1記載の化合物のプロドラッグ。
【請求項19】
請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬組成物。
【請求項20】
メラトニン受容体作動薬である請求項19記載の医薬組成物。
【請求項21】
睡眠障害の予防・治療剤である請求項19記載の医薬組成物。
【請求項22】

【化6】


〔式中、各記号は請求項1記載と同意義を示す。〕で表される化合物またはその塩。
【請求項23】

【化7】


〔式中、R、R、R4aおよびR4bは請求項2記載と同意義を示し、その他の記号は請求項1記載と同意義を示す。〕で表される化合物である請求項22記載の化合物。

【公表番号】特表2009−541202(P2009−541202A)
【公表日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−557541(P2008−557541)
【出願日】平成19年6月18日(2007.6.18)
【国際出願番号】PCT/JP2007/062645
【国際公開番号】WO2007/148808
【国際公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【出願人】(000002934)武田薬品工業株式会社 (396)
【Fターム(参考)】