説明

仮眠システム

【課題】室外の空気を導入して送風マットへ供給し、室内の空気を室外へ排出することにより室内の温度上昇を抑えることで、快適な仮眠環境をうることができる仮眠システムを提供すること。
また、室内に容易に設置することができる取り扱いが容易な仮眠システムを提供すること。
【解決手段】空気を導入して横臥状態にある人体に対して空気を噴出するように構成された送風マットを備えた仮眠システムであって、上記送風マットには、室外の空気を導入して上記送風マットへ供給しうる室外空気導入部と、室内の空気を室外へ排出しうる室内空気排出部とが接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は仮眠システムに係り、特に、車両の座席上に送風マットを載置して使用され、室外の空気を導入して送風マットへ供給し、室内の空気を室外へ排出することにより室内の温度上昇を抑えることで、快適な仮眠環境をうることができる仮眠システムに関する。
【0002】
一般に、長距離を走る大型トラックには、運転手が仮眠を取れるように、運転席の後ろに、人一人が横になれるほどの仮眠スペースが備えてある場合が多い。
【0003】
この仮眠スペースを利用する場合には、運転手がトラックを駐車場等に駐車させた後、この仮眠スペースに移動して横たわり仮眠を取る。この場合、トラック内の気温が高いときには、トラックのエンジンをアイドリング状態のままでトラックに搭載されている冷房装置を稼動させ、そのまま仮眠を取ることが多い。
しかしながら、必要以上のアイドリングは、エネルギーの無駄遣いであり、また騒音問題、環境問題を引き起こし問題となっている。
【0004】
このような問題点を解決するため、停車中のトラック等に載置される仮眠等に用いられる送風マットに関する技術が提案されている。
【0005】
このような従来の仮眠等に用いられる送風マットに関する技術としては、内部に空間を有した直方状の筐体の上面に複数の小孔が穿設された風吹出部が形成され、当該風吹出部に向けて風を送り出すブロワが筐体の内部空間に設置されていることを特徴とする車載用送風マットに関する技術が公開されている(特許文献1)。
【0006】
しかしながら、このような送風マットは、送風マット上の複数の小孔から風を送り出すことにより横臥状態にある人体に対して空気を噴出するように構成されているが、トラック等の車室内は狭く、サイドウィンドウを開放した状態であっても、運転手の体温により、車室内が温度上昇してしまい、室内温度の上昇により快適な仮眠環境をうることはできない。
また、夜間にサイドウィンドウを開放した場合には、防犯上危険であると共に羽虫等の侵入が避けられず、安眠することができないという不具合も有していた。
【特許文献1】特開2007−131210号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本願発明の課題は、室外の空気を導入して送風マットへ供給し、室内の空気を室外へ排出することにより室内の温度上昇を抑えることで、快適な仮眠環境をうることができる仮眠システムを提供することにある。
また、室内に容易に設置することができる取り扱いが容易な仮眠システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような課題を解決するために、請求項1記載の発明は、空気を導入して横臥状態にある人体に対して空気を噴出するように構成された送風マットを備えた仮眠システムであって、上記送風マットには、室外の空気を導入して上記送風マットへ供給しうる室外空気導入部と、室内の空気を室外へ排出しうる室内空気排出部とが接続されていることを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1記載の発明にあっては、室外の空気を室外空気導入部から導入して上記送風マットへ供給し、室内空気排出部から室内の空気を室外へ排出することができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、上記送風マットは、内装された空気導入用ファンと、上面部に複数設けられ、上記空気導入用ファンにより導入された空気を噴出しうる複数の孔部とを有し、上記室外空気導入部は、一端部が窓枠に着脱可能に固定されると共に他端部は上記空気導入ファンに連通するダクト部により構成されると共に、上記室内空気排出部は、窓枠に配置される空気排出ファンにより構成されていることを特徴とする。
【0011】
従って、請求項2記載の発明にあっては、上記送風マットは、内装された空気導入用ファンと、上面部に複数設けられ、上記空気導入用ファンにより導入された空気を複数の孔部から噴出する。
また、上記室外空気導入部は、一端部が窓枠に着脱可能に固定されると共に他端部は上記空気導入ファンに連通するダクト部により構成されるので、取り扱いが容易である。
また、上記室内空気排出部は、窓枠に配置される空気排出ファンにより構成されているので、取り付けが容易である。
【0012】
請求項3記載の発明は、上記送風マットは車両の座席上に載置して使用され、上記室外空気導入部と室内空気排出部とは単一の取付パネルを介して設けられ、車両の窓開口上端部においてウィンドウと窓開口上端との間に挟持されて使用されることを特徴とする。
【0013】
従って、請求項3記載の発明にあっては、上記送風マットは車両の座席上に載置して使用され、上記室外空気導入部と室内空気排出部とは単一の取付パネルを介して設けられ、車両の窓開口上端部においてウィンドウと窓開口上端との間に挟持されて使用されるので、容易に車室外の空気を導入しうると共に車室内の空気を車室外へ排出できる。
【0014】
請求項4記載の発明は、上記取付パネルには、上記ダクト部の一端部が接合される開口部が設けられると共に、上記空気排出ファンが固定されていることを特徴とする。
【0015】
従って、請求項4記載の発明にあっては、上記取付パネルには、上記ダクト部の一端部が接合される開口部が設けられると共に、上記空気排出ファンが固定されているので、取り扱いが容易である。
【0016】
請求項5記載の発明は、上記取付パネルは全体略長方形状に形成され、長さ方向端部には取付調整用パネルが連設されていることを特徴とする。
【0017】
従って、請求項5記載の発明にあっては、上記取付パネルは、全体略長方形状に形成され、長さ方向端部には取付調整用パネルが連設されているので窓枠の大きさに対応して取り付けることができる。
【0018】
請求項6記載の発明は、上記ダクト部には外気フィルターが内装されていることを特徴とする。
【0019】
従って、請求項6記載の発明にあっては、上記ダクト部には外気フィルターが内装されているので、室内への羽虫等の異物の侵入を阻止できる。
【0020】
請求項7記載の発明は上記取付パネルの外側面部には、上記開口部及び空気排出ファンの上方および側方を被覆するカバー部が設けられていることを特徴とする。
【0021】
従って、請求項7記載の発明にあっては、上記取付パネルの外側面部には、上記開口部及び空気排出ファンの上方および側方を被覆するカバー部が設けられているので、雨風や羽虫等の異物の侵入を防ぐことができる。
【0022】
請求項8記載の発明は、上記空気導入用ファンと上記空気排出ファンは、バッテリー電源の電圧により駆動することを特徴とする。
【0023】
従って、請求項8記載の発明にあっては、上記空気導入用ファンと上記空気排出ファンは、バッテリー電源の電圧により駆動することができるので、バッテリー電源を準備することで上記空気導入用ファンと上記空気排出ファンを駆動することができる。
【0024】
請求項9記載の発明は、上記バッテリー電源は、車両内のシガレットソケットを介して供給されうると共に、エンジンが停止した状態でエンジンキーをアクセサリー位置に回したときに供給されるアクセサリー電源とすることを特徴とする。
【0025】
従って、請求項9記載の発明にあっては、上記バッテリー電源は、車両内のシガレットソケットを介して供給されうるので、車両内で容易に使用できる。
また、上記バッテリー電源は、エンジンが停止した状態でエンジンキーをアクセサリー位置に回したときに供給されるアクセサリー電源で使用できるので、車両のアイドリング状態を停止した状態で使用できる。
【0026】
請求項10記載の発明は、上記バッテリー電源の電圧は、所定の値の場合に遮断され、上記空気導入用ファンの作動を停止することを特徴とする。
【0027】
従って、請求項10記載の発明にあっては、上記バッテリー電源の電圧は、所定の値の場合に遮断され、上記空気導入用ファンの作動を停止するので、バッテリー電源の消耗時には、上記空気導入用ファンの作動は中止される。
【0028】
請求項11記載の発明は、上記空気導入用ファンの風量を調整しうるコントロール部を有することを特徴とする。
【0029】
従って、請求項11記載の発明にあっては、上記空気導入用ファンの風量を調整しうるコントロール部を有するので、風量を調整することができる。
【発明の効果】
【0030】
請求項1及び2記載の発明に係る仮眠システムにあっては、室外の空気を室外空気導入部から導入して上記送風マットへ供給し、室内空気排出部から室内の空気を室外へ排出することができるので、室外の空気を導入して送風マットへ供給し、室内の空気を室外へ排出することにより室内の温度上昇を抑えることが可能となり、快適な仮眠環境をうることができる仮眠システムを提供することができる。
【0031】
請求項2記載の発明に係る仮眠システムにあっては、上記室外空気導入部は、一端部が窓枠に着脱可能に固定されると共に他端部は上記空気導入ファンに連通するダクト部により構成されており取り扱いが容易であり、上記室内空気排出部は、窓枠に配置される空気排出ファンにより構成されており取り付けが容易であるので、室内に容易に設置することができる仮眠システムを提供することができる。
【0032】
請求項3記載の発明に係る仮眠システムにあっては、上記送風マットは車両の座席上に載置して使用され、上記室外空気導入部と室内空気排出部とは単一の取付パネルを介して設けられ、車両の窓開口上端部においてウィンドウと窓開口上端との間に挟持されて使用されており取り扱いが容易であるので、車両内に容易に設置することができる仮眠システムを提供することができる。
【0033】
請求項4記載の発明に係る仮眠システムにあっては、上記取付パネルには、上記ダクト部の一端部が接合される開口部が設けられると共に、上記空気排出ファンが固定されており取り扱いが容易であるので、室内に容易に設置することができる仮眠システムを提供することができる。
【0034】
請求項5記載の発明に係る仮眠システムにあっては、上記取付パネルは、全体略長方形状に形成され、長さ方向端部には取付調整用パネルが連設されており、使用者が窓枠の大きさに対応させて適宜、切断形成することにより個別の車両の窓枠の大きさ、形状に合致させて取り付けることができるので、車両のドアの窓開口部に容易に設置することができる仮眠システムを提供することができると共に、使用者の安眠を確保することができる。
【0035】
請求項6記載の発明に係る仮眠システムにあっては、上記ダクト部には外気フィルターが内装されているので、室内への羽虫等の異物の侵入を阻止できるので、上記空気導入用ファンが羽虫等の異物により破損、故障する危険性を軽減することができる。
【0036】
請求項7記載の発明に係る仮眠システムにあっては、上記取付パネルの外側面部には、上記開口部及び空気排出ファンの上方および側方を被覆するカバー部が設けられており、雨風や羽虫等の異物の侵入を防ぐことができるので、上記開口部及び空気排出ファンが雨水の侵入や羽虫等の異物により破損、故障する危険性を軽減することができる。
【0037】
請求項8記載の発明に係る仮眠システムにあっては、上記空気導入用ファンと上記空気排出ファンは、バッテリー電源を準備することで上記空気導入用ファンと上記空気排出ファンを駆動することができるので、家庭用電源の準備をしなくてもよいので、取り扱いが容易となり室内や車両内に容易に設置することができる仮眠システムを提供することができる。
【0038】
請求項9記載の発明に係る仮眠システムにあっては、上記バッテリー電源は、車両内のシガレットソケットを介して供給されうるので、車両内に容易に設置することができる仮眠システムを提供することができる。
また、上記バッテリー電源は、エンジンが停止した状態でエンジンキーをアクセサリー位置に回したときに供給されるアクセサリー電源で使用できるので、車両のアイドリング状態を停止した状態で使用でき、エネルギーの無駄遣い、騒音問題、又は環境問題を防止することができる。
【0039】
請求項10記載の発明に係る仮眠システムにあっては、上記バッテリー電源の電圧は、所定の値の場合に遮断され、上記空気導入用ファンとの作動を停止することで、バッテリー電源の消耗時には、ファンの作動は中止されるので、バッテリー電源を保護することができる。
【0040】
請求項11記載の発明に係る仮眠システムにあっては、上記空気導入用ファンの風量を調整しうるコントロール部を有し風量を調整することができるので、風量を調節することにより、快適な仮眠環境をうることができる仮眠システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0041】
以下、本発明に係る仮眠システムを実施の形態について説明する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る仮眠システム10は、空気を導入して横臥状態にある人体に対して空気を噴出するように構成された送風マット11を備えた仮眠システムであって、上記送風マット11には、室外の空気を導入して上記送風マット11へ供給しうる室外空気導入部12と、室内の空気を室外へ排出しうる室内空気排出部13とが接続されている。
【0042】
また、図2に示すように、上記送風マット11は、内装された空気導入用ファン14a,14bと、上面部30に複数設けられ、上記空気導入用ファン14a,14bにより導入された空気を噴出しうる複数の孔部15とを有し、図1に示すように、上記室外空気導入部12は、一端部16aが窓枠に着脱可能に固定されると共に他端部16bは上記空気導入ファン14a,14bに連通するダクト部16を有すると共に、上記室内空気排出部13は、窓枠に配置される空気排出ファン17により構成されている。
【0043】
また、上記送風マット11は車両の座席上(図示せず)に載置して使用され、図3及び図4に示すように、上記室外空気導入部12と室内空気排出部13とは単一の取付パネル18を介して設けられ、図6に示すように、車両の窓開口上端部19においてウィンドウ20と窓開口上端19aとの間に挟持されて使用される。
【0044】
また、図3及び図4に示すように、上記取付パネル18には、上記ダクト部16の一端部16aが接合される開口部21が設けられると共に、上記空気排出ファン17が固定されている。上記取付パネル18は全体略長方形状に形成され、長さ方向端部18aには取付調整用パネル22が連設されている。
また、図3に示すように、上記ダクト部16には外気フィルター23が内装されている。
また、図3に示すように、上記取付パネル18の外側面部24には、上記開口部21及び空気排出ファン17の上方および側方を被覆するカバー部25が設けられている。
【0045】
また、図1に示すように、上記空気導入用ファン14a,14bと上記空気排出ファン13は、バッテリー電源の電圧により駆動する。
また、上記バッテリー電源は、車両内のシガレットソケット(図示せず)を介して供給されうると共に、エンジンが停止した状態でエンジンキーをアクセサリー位置に回したときに供給されるアクセサリー電源とする。
また、上記バッテリー電源の電圧は、所定の値の場合に遮断され、上記空気導入用ファンの作動を停止する。
【0046】
また、図1に示すように、上記空気導入用ファン14a,14bの風量を調整しうるコントロール部28を有する。
【実施例】
【0047】
以下に、本実施例について仮眠システム10を構成する送風マット11がトラック車両の運転席の後部座席上に載置されて使用される場合を例に説明する。
図2に示すように、上記送風マット11は全体略直方体状に形成され、人体が横臥したときに身体を当接しうる上面部30と、上記上面部30と傾斜面を介して連設されると共に長さ方向一端部に上記上面部30より上方に位置する人体が上記上面部30に横臥したときに頭部を当接しうる上端面31を有する。
また、上記送風マット11の上面部30及び上記上端面31は、内部に空間を有するように配置された平板部32の上にクッション材33が敷かれ、メッシュ状のカバー34で被覆されることにより形成されている。
上記上面部30の上記平板部32とクッション材33には、内部空間と連通する複数の孔部15が相互に所定間隔を置いて設けられている。
【0048】
また、上記上端面31の長さ方向一端部には、風量調整ダイヤル35とマイコン稼動ランプ36とからなるコントロール部28が配設されている。
【0049】
上記上端面31の下方空間には、上記送風マット11の長さ方向端部側面部38の略上半部に、上記長さ方向端部側面部38に開口する略直方体空間からなる空気取入口29が形成されており、上記空気取入口29の下面52bには上記送風マット11の幅方向に沿って2つの導入開口部39a,39bが設けられ、上記2つの導入開口部の下方に2つの空気導入用ファン14a,14bが上記送風マット11に内装され配置されている。
【0050】
また、上記空気導入用ファン14aと14bとの間には、制御基板40が上記送風マット11に内装され配置されている。
また、上記空気取入口29の長さ方向端面には、上記送風マット11が室外空気導入部12に対して着脱可能に取り付けられるための取付凸部41a,41bが設けられている。
【0051】
また、上記送風マット11の長さ方向端部側面部38の長さ方向一端側には、マット電源導入用差込口42が配設され、上記送風マット11に内装される上記マット電源導入用差込口42の裏側から電気コード43を介して上記制御基板40へ接続され、上記制御基板40から電気コード44,45を介して上記空気導入用ファン14a,14bへ接続されている。
また、上記制御基板40は電気コード46を介してコントロール部28と接続されている。
【0052】
また、図3に示すように、上記室外空気導入部12は、上記ダクト部16の一端部16aが、取付パネル18の開口部21に着脱可能に固定されうると共に、取付パネル18を介して、図6に示すように車両の窓開口上端19aとウィンドウ20との間の窓枠に着脱可能に挟持されて使用されるように構成されている。
また、図5に示すように、上記室外空気導入部12は、上記ダクト部16の他端部16bが、一端部に上記ダクト部16の他端部16bを接続しうる幅方向一端部側面略中央に設けられた開口孔47と他端部に上記空気取入口29に接続しうる接続開口部48とを有し、横断面コ字状であって、全体略直方体状に形成されたホルダー49の上記開口孔47に接続されている。
【0053】
また、図5に示すように、上記ホルダー49は、上記ホルダー49の長さ方向端部両側面の接続開口部48側に上記送風マット11の上記取付凸部41a,41bと係合しうる取付凹部50a,50bを有すると共に、上記ホルダー49の上下面の上記接続開口部48側の端部の外側面51a,51bは上記送風マット11の図1に示す上記空気取入口29の上面52a,下面52bに当接しうるように形成されている。
【0054】
また、上記ホルダーの長さ方向端部の一側面部には、シガレットプラグ差込口53が設けられている。図1に示すように、上記シガレットプラグ差込口53には、シガレット電源コード54が接続されている。上記シガレット電源コード54は、上記シガレットプラグ差込口53に接続しうるシガレット電源導出プラグ55と、車両内のシガレットソケット(図示せず)に接続しうるシガレット電源導入プラグ56とからなり、上記シガレット電源導出プラグ55と上記シガレット電源導入プラグ56は、電気コード57の夫々の端部に接続されている。
【0055】
また、図5に示すように、上記シガレットプラグ差込口53の裏側に取り付けられた電気コードは上記ホルダー内で分離され、一方の分離された上記電気コード61は、上記ホルダー49内を長さ方向に沿って貫通するように配線されている。そして上記電気コード61の先端部にはマット電源導出プラグ62が接続されている。
【0056】
他方の分離された上記電気コード56は、上記開口孔47を介して上記ダクト部16の他端部16bから上記ダクト部16に挿通され、図3に示すように、上記ダクト部16の一端部16a側から送出された上記電気コード63,63の先端部に電源導出端子64,64が接続されている。
また、上記ダクト部16の一端部16aには異物の侵入を防ぐために外気フィルター23が内装されている。
【0057】
また、図1に示すように、室内空気排出部13は、取付パネル18と上記室外空気導入部12とを介して上記送風マット11に接続されている。
また、図4に示すように、上記室内空気排出部13の空気排出ファン17は取付パネル18に固定されており、上記取付パネル18を介して、図6に示すように車両の窓開口上端19aとウィンドウ20との間の窓枠に着脱可能に挟持されて使用される。
【0058】
また、図3に示すように、上記取付パネル18は、全体略長方形状に形成され、上記取付パネル18の内側面部の長さ方向半部の一方の略中央部に上記ダクト部16の一端部16aが接続される開口部21が設けられ、上記内側面部の他方の略中央部に上記取付パネル18の送出孔58を介して、上記空気排出ファン17が固定されている。
また、上記取付パネル18の長さ方向端部には、取付調整用パネル22が連設されている。
また、上記取付パネルの上端部67は、図6に示すように、車両の窓開口上端の溝66に係合させるため、図4に示すように、車両の窓開口上端の開口溝66に係合しうるように、板状に形成されると共に、上記取付パネル18の下端部68は、図6に示すように、車両のサイドウィンドウ上端部に係合しうるように、幅方向において所定寸法に亘り、一対の挟持片68a,68bが形成され、上記挟持片68a,68bの間に溝部68cが形成されている。
また、図3に示すように、上記取付パネル18の外側面部24には、故障の原因となりうる異物の侵入を防ぐため、上記開口部21及び空気排出ファン17の上方27及び側方26に、取付パネル18の外側面部24の上端部、左右端部及び略中央部から上記開口部21及び空気排出ファン17を被覆するように連設されると共に、下面方向に開口する開口部65a,65bが形成されたカバー部25が設けられている。
上記カバー部25は、垂直縦断面略三角形状であって、上記取付パネル18の外側面部24の外表面の略全体を被覆するように全体略三角柱形状に形成され、上記取付パネル18の外側面部24の上端部から延設されると共に上記取付パネル18の下端部に亘って拡開するように形成された傾斜面を有する上面板27aと、取付パネル18の外側面部24の長さ方向一端部,他端部及び略中央部から立設されると共に上記上面板27aに連設される略三角形状からなる側面板26a,26c及び仕切板26bにより構成され、上記上面板27a,上記側面板26a,上記仕切板26b及び上記取付パネル18に囲まれた下面方向に開口する略長方形状の開口部65aと、上記上面板27a,上記仕切板26b,上記側面板26c及び上記取付パネル18に囲まれた下面方向に開口する略長方形状の開口部65bとが形成されている。
上記開口部21が上記カバー部25の上記上面板27a,上記側面板26a及び上記仕切板26bにより被覆され、上記空気排出ファン17が上記カバー部25の上記上面板27a,上記側面板26c及び上記仕切板26bにより被覆されていることにより、雨天であっても雨水の浸入を阻止できると共に羽虫等の異物の侵入を防止できるので、雨水の浸入や羽虫等の異物の侵入による上記開口部21及び上記空気排出ファン17が破損、故障する危険性を軽減することができる。
また、上記カバー部25には上記取付パネル18の下端部に下面方向に開口するように開口部65a,65bが形成されているので、上記空気排出ファン17は、排出された空気を上記カバー部25の開口部65bから下方向に排出しうると共に、上記空気導入用ファン14a,14bは、上記カバー部25が上記開口部65a,65bの間に立設された仕切板26bを有するので、開口部21から直接上記空気排出ファン17から排出された空気を導入することなく上記カバー部25の開口部65aの下方向から外気を導入できる。
【0059】
また、図3に示すように、上記空気排出ファン17には電源供給用の電気コード59,59が接続され、上記取付パネル18の開口部21を挿通するように配線されている。上記開口部21から送出された電気コード59,59の先端部には電源導入端子60,60が接続されている。
【0060】
上記構成により、図1に示すような仮眠システム10は、図2に示すような送風マット11、図5に示すような室外空気導入部12、図3に示すような空気排出ファン17が固定されると共に取付調整用パネル22が連設された取付パネル18、及び図1に示すようなシガレット電源コード54の4つの構成に分離することができる。
【0061】
図1に示すような仮眠システム10を上記4つの構成に分離するには、図2示すような送風マットの空気取入口29の取付凸部41a,41bと、図5に示すような取付凹部50a,50bの係合状態を解除して 送風マット11の空気取入口29からホルダー48を取り外す。そして、マット電源導入用差込口42からマット電源導出プラグ62を取り外す。
このようにして、図5に示すように、上記室外空気導入部12は、上記送風マット11から分離される。
【0062】
次に、図3に示すように、取付パネル18の開口部21から上記開口部21に接合されているダクト部16の一端部16aを取り外す。そして、上記ダクト部16内に挿通されて上記ダクト部16の一端部16a側から送出されている電源導出端子64と取付パネル18の開口部21から送出されている電源導入端子60を取り外す。
このようにして、室外空気導入部12と、空気排出ファン17が固定されると共に取付調整用パネル22が連設された取付パネル18は、図3のように分離される。
【0063】
次に、図1に示すように、上記ホルダー49の長さ方向端部一側面部のシガレットプラグ差込口53に取り付けられているシガレット電源コード54を取り外す。
このように、容易に分離可能であるので、分離しうることにより持ち運びが容易で、取り扱いが容易である。
【0064】
このような構成からなる、仮眠システム10をトラック車両内で使用するためのトラック車両内へのセッティング方法を以下に説明する。
上記仮眠システム10は、上記のように、容易に4つの構成に分離しうるので、車両内で使用するためのセッティングをする場合には、持ち運びや取り扱いの容易さを考慮して、夫々の構成物を所定の位置に配置してから夫々を組み合わせることでセッティングをすることが容易になる。
そこで、図2に示すような送風マット11、図5に示すような室外空気導入部12、及び図3に示すような空気排出ファン17が固定されると共に取付調整用パネル22が連設された取付パネル18を夫々分離した状態で、トラック車両内へ入れる。分離した状態であるので、持ち運びが容易であると共に取り扱いが容易である。
【0065】
まず、送付マット11をトラック車両内の運転席の後ろの仮眠スペースとして用いられる座席上に載置する(図示せず)。
【0066】
次に、図3に示すような取付パネル18のカバー部25が車両の外部に露出されると共に上記カバー部の開口部65a,65bを下向きに配置し、上記取付パネル18に空気排出ファン17が固定されると共に取付調整用パネル22が連設された取付パネル18を、図6に示すように、車両のウィンドウ20を下降させた状態で、車両の窓開口上端部19において、車両の窓開口上端19aの溝66と上記取付パネル18の上端部67を係合させ、図3に示す上記取付パネル18の下端の溝68cが上記車両のウィンドウ20を上昇させた場合に上記ウィンドウ20に係合するように配置した状態で、ウィンドウ20を静かに上昇させ、取付パネル18を車両の窓開口上端19aとウィンドウ20との間に挟持させるように固定する。
この際、最初に仮眠システム10を使用する場合には、取付調整用パネル22を車両の窓枠の大きさに合わせて調整することができる。例えば図6に示すようにゴム製の取付調整用パネル22の不要部分69,70を適宜切除することにより調整する。
【0067】
次に、図5に示すような室外空気導入部12を送風マット11に取り付ける。
図2に示す送風マット11の空気取入口29に、図5に示す室外空気導入部12のホルダー部49の接続開口部48を挿入して、送風マット11の空気取入口29の取付凸部41a,41bと、図5に示すようなホルダー部49の取付凹部50a,50bを係合させて取り付ける。
また、図2に示すような送風マット11のマット電源導入用差込口42に上記ホルダー部49を貫通させ配線した電気コード61の先端に接続されたマット電源導出プラグ62を差し込んで取り付ける。
このようにして、上記送風マット11と、上記室外空気導入部12を取り付ける。
【0068】
次に、図6に示すように、車両の窓開口上端19aとウィンドウ20との間に挟持させるように固定させた取付パネル18に、図3に示すように、室外空気導入部12を取り付ける。
図3に示すように、上記ダクト部16内に挿通されて上記ダクト部の一端部16a側から送出されている電源導出端子64,64と取付パネル18の開口部21から送出されている電源導入端子60,60を取り付ける。
そして、図3に示すように、取付パネル18の開口部21に上記室外空気導入部12のダクト部16の一端部16aを取り付ける。
このようにして、上記取付パネル18に室外空気導入部12を取り付ける。
【0069】
また、シガレット電源コード54は、仮眠システムを使用する際に取り付けるため、準備段階では取り付けない。
このようにして、仮眠システム10をトラック車両内で使用するためのセッティングが完了し、このような作業でトラック車両の車室内に容易に設置することができる。
【0070】
以下に、上記実施例の作用について説明する。
上記仮眠システム10の使用方法を説明する。
上記のようにトラック車両内に設置された後に仮眠システム10を使用する場合には、まず、トラック車両内のエンジンを停止させた状態でエンジンキーをアクセサリー位置に回す(図示せず)。
従って、車両のバッテリー電源は、エンジンが停止した状態でエンジンキーをアクセサリー位置に回したときに供給されるアクセサリー電源で使用できるので、車両のアイドリング状態を停止した状態で使用でき、エネルギーの無駄遣い、騒音問題、又は環境問題を解消することができる。
【0071】
次に、図1に示すように、シガレット電源コード54のシガレット電源導入プラグ56を車両内のシガレットソケット(図示せず)に挿し込む。そして、シガレット電源コード54のシガレット電源導入プラグ55をホルダー部49に接続する。
この際、コントロール部28の風量調整ダイヤル35が左方向いっぱいに回転された状態である、いわゆるスイッチがオフの場合には、コントロール部28の操作命令がないため、制御基板40からファン14に電源は供給されず、ファン14は作動しない。
【0072】
また、図1に示すような空気排出ファン17を動作させる電源は、図1に示すように、シガレット電源コード54により供給され、図5に示すように、ホルダー49内で分離されてダクト部16内に挿通された電気コード56は、図3に示すように、取付パネル18の開口部21に挿通されて制御基板40を介さず直接車両のバッテリー電源(図示せず)に接続されているため、上記シガレット電源コード54のシガレット電源導入プラグ55がホルダー部49のシガレットプラグ差込口53に接続されたと同時に図6に示す窓枠に配置される空気排出ファン17は作動する。
従って、車両のバッテリー電源の電圧低下又は、上記シガレット電源コード54のシガレット電源導入プラグ55がホルダー部から取り外されるまでは電源は供給され続けているので上記空気排出ファン17は作動し続ける。
【0073】
この際、車両の窓枠に空気排出ファン13が取り付けられているので、電源が供給され続けることにより上記空気排出ファン13が作動し、室内の空気を室外へ排出することにより室内の温度上昇を抑えることができる。
また、空気排出ファン13の作動時に、取付パネル18の外側面部24に、上記空気排出用ファン13の上方27及び側方26を被覆するカバー部25が設けられているので、異物の侵入を阻止することができる。
【0074】
一方、空気導入用ファン14a,14bを動作させる電源は、図1に示すように、シガレット電源コード54から供給され、図5に示すように、電気コードはホルダー49内で分離されて、上記ホルダー49内の長さ方向に沿って配線され、マット電源導出プラグ62が送風マット11のマット電源導入用差込口42に接続され、上記送風マット11に内装される上記マット電源導入用差込口42の裏面から電気コード43を介して上記制御基板40へ接続され、上記制御基板40から電気コード44,45を介して上記空気導入用ファン14a,14bへ接続されている。
また、上記制御基板40は電気コード46を介してコントロール部28と接続されている。
そして、上記制御基板40は、コントロール部28の風量調整ダイヤル35を右方向へ回転させることにより空気導入用ファン14a,14bの送風量を増加させるように制御しているため、上記風量調整ダイヤル35を右方向へ回転させることにより空気導入用ファン14a,14bの送風量は増加する。
【0075】
また、トラック車両のバッテリー電源の電圧は、24.0Vであることから、上記制御基板40は、バッテリー電源の電圧が24.0±0.1Vの範囲以外の値の場合に、空気導入用ファン14a,14bへの通電を中止し上記導入用ファン14a,14bの作動を停止するため、バッテリー電源の消耗時には、ファンの作動は中止される。
また、制御基板40は、空気導入用ファン14a,14bの作動を開始から3時間で停止するように制御している。
また、制御基板40上のマイコンの稼動確認のため、上記マイコンが稼働中には、送風マット11上のコントロール部28にマイコン稼動ランプ36が点灯する。
【0076】
次に、図1に示すような送風マット11上に、送風マット11の上端面31に頭部が当接するように身体を上面部30に横たえる。
そして、コントロール部28の上記風量調整ダイヤル35を右方向へ回転させることにより、風量を適度になるように調整する。
この際、上記風量調整ダイヤル35の調整の程度により、上記空気導入用ファン14a,14bの送風量は調整される。
空気導入用ファン14a,14bが作動すると、上記空気導入用ファン14a,14bは、窓枠に取り付けられた取付パネル部18の開口部21から車両外部の空気を室外空気導入部12を介し、送風マット11内に導入する。
【0077】
空気導入用ファン14a,14bにより送風マット11内に導入された空気は、図2に示すように、上記送風マット11の上記上面部30の上記平板部32とクッション材33に設けられている内部空間と連通する複数の孔部15から空気を上方へ噴出する。そして、上面部30上の身体に、車両の外部から導入された空気を吹き付ける。
この際、車両内で循環して温度上昇した空気を車両内で循環させるのではなく、車両の外部から導入することにより、室内の温度上昇を抑えることができる。
【0078】
またこの際、図3に示すように、空気導入用ファン14a,14bの作動時に、上記取付パネル18の外側面部24には、上記開口部21の上方および側方を被覆するカバー部25が設けられているので、雨天であっても雨水の侵入を阻止することができる。また、上記ダクト部16には外気フィルター23が内装されているので羽虫等の異物の侵入を阻止できる。
【0079】
従って、以上のように、室外の空気を室外空気導入部12から導入して上記送風マット11へ供給し、室内空気排出部13から室内の空気を室外へ排出することができるので、室外の空気を導入して送風マット11へ供給し、室内の空気を室外へ排出することにより室内の温度上昇を抑えることで、快適な仮眠環境をうることができる。
【産業上の利用可能性】
【0080】
本発明は、室内で使用される仮眠システムに広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明に係る仮眠システムの一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る仮眠システムの送風マットの一実施の形態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る仮眠システムの取付パネルの一実施の形態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る仮眠システムの取付パネルの一実施の形態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る仮眠システムのホルダー部の一実施の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る仮眠システムの取付パネルを車両へ取り付ける際の一実施の形態を示す側面図である。
【符号の説明】
【0082】
10 仮眠システム
11 送風マット
12 室外空気導入部
13 室外空気排出部
14a 空気導入用ファン
14b 空気導入用ファン
15 孔部
16 ダクト部
16a ダクト部の一端部
16b ダクト部の他端部
17 空気排出ファン
18 取付パネル
18a 取付パネルの長さ方向端部
19 窓開口上端部
19a 窓開口上端
20 ウィンドウ
21 開口部
22 取付調整用パネル
23 外気フィルター
24 取付パネルの外側面部
25 カバー部
26 開口部及び空気排出ファンの側方
26a 側面板
26b 仕切板
26c 側面板
27 開口部及び空気排出ファンの上方
27a 上面板
28 コントロール部
29 空気取入口
30 上面部
31 上端面
32 平板部
33 クッション材
34 カバー
35 風量調整ダイヤル
36 マイコン稼動ランプ
38 送風マットの長さ方向端部側面部
39a 導入開口部
39b 導入開口部
40 制御基板
41a 取付凸部
41b 取付凸部
42 電源導入用差込口
43 電気コード
44 電気コード
45 電気コード
46 電気コード
47 開口孔
48 接続開口部
49 ホルダー
50a 取付凹部
50b 取付凹部
51a ホルダーの上面の接続開口部側の端部の外側面
51b ホルダーの下面の接続開口部側の端部の外側面
52a 空気取入口の上面
52b 空気取入口の下面
53 シガレットプラグ差込口
54 シガレット電源コード
55 シガレット電源導入プラグ
56 シガレット電源導出プラグ
57 電源コード
58 送出孔
59 電気コード
60 電源導入端子
61 電気コード
62 マット電源導出プラグ
63 電気コード
64 電源導出端子
65a カバー部の開口部
65b カバー部の開口部
66 窓開口上端の溝
67 取付パネルの上端部
68a 挟持片
68b 挟持片
68c 溝部
69 取付調整パネルの不要部分
70 取付調整パネルの不要部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気を導入して横臥状態にある人体に対して空気を噴出するように構成された送風マットを備えた仮眠システムであって、上記送風マットには、室外の空気を導入して上記送風マットへ供給しうる室外空気導入部と、室内の空気を室外へ排出しうる室内空気排出部とが接続されていることを特徴とする仮眠システム。
【請求項2】
上記送風マットは、内装された空気導入用ファンと、上面部に複数設けられ、上記空気導入用ファンにより導入された空気を噴出しうる複数の孔部とを有し、上記室外空気導入部は、一端部が窓枠に着脱可能に固定されると共に他端部は上記空気導入ファンに連通するダクト部により構成されると共に、上記室内空気排出部は、窓枠に配置される空気排出ファンにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の仮眠システム。
【請求項3】
上記送風マットは車両の座席上に載置して使用され、上記室外空気導入部と室内空気排出部とは単一の取付パネルを介して設けられ、車両の窓開口上端部においてウィンドウと窓開口上端との間に挟持されて使用されることを特徴とする請求項1または2記載の仮眠システム。
【請求項4】
上記取付パネルには、上記ダクト部の一端部が接合される開口部が設けられると共に、上記空気排出ファンが固定されていることを特徴とする請求項3記載の仮眠システム。
【請求項5】
上記取付パネルは全体略長方形状に形成され、長さ方向端部には取付調整用パネルが連設されていることを特徴とする請求項3または4記載の仮眠システム。
【請求項6】
上記ダクト部には外気フィルターが内装されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の仮眠システム。
【請求項7】
上記取付パネルの外側面部には、上記開口部及び空気排出ファンの上方および側方を被覆するカバー部が設けられていることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の仮眠システム。
【請求項8】
上記空気導入用ファンと上記空気排出ファンは、バッテリー電源の電圧により駆動することを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の仮眠システム。
【請求項9】
上記バッテリー電源は、車両内のシガレットソケットを介して供給されうると共に、エンジンが停止した状態でエンジンキーをアクセサリー位置に回したときに供給されるアクセサリー電源とすることを特徴とする請求項8記載の仮眠システム。
【請求項10】
上記バッテリー電源の電圧は、所定の値の場合に遮断され、上記空気導入用ファンの作動を停止することを特徴とする請求項8または9記載の仮眠システム。
【請求項11】
上記空気導入用ファンの風量を調整しうるコントロール部を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の仮眠システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−45999(P2009−45999A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−213288(P2007−213288)
【出願日】平成19年8月20日(2007.8.20)
【出願人】(000142399)株式会社金子製作所 (9)
【Fターム(参考)】