説明

低デューティーサイクル・デバイス・プロトコル

【課題】通信装置がバッテリー残量(battery power)を節約するためにスリープモードにある場合であっても、遠隔に位置する低デューティーサイクル・デバイスと通信することを可能とする通信装置および通信方法を提供する。
【解決手段】オペレーションの遠隔監視としては、オペレーション状態情報を監視して、遠隔に位置する低デューティーサイクル・デバイスにオペレーション状態情報をショートメッセージ(short messages)として、無線周波数信号によって送信し、低デューティーサイクル・デバイスは、メッセージの伝送に同期して、待機状態から起動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
この出願は、2007年1月31日付け提出された米国仮出願第60/887,536号及び2007年1月26日付け提出された米国仮出願第60/886,904号の35USC § 119 (e)に基づく優先権の利益を主張する。それらは、参照によって本明細書に組み込まれる。また、この出願は、一部継続出願であり、2007年6月20日付け提出された米国仮出願第11/766,068号の優先権の利益を主張する。それは、参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本明細書で開示される主題は、低デューティーサイクル・デバイスを含む通信システム及びネットワークに関する。
【背景技術】
【0003】
オペレーションの遠隔監視としては、オペレーション状態情報を監視して、遠隔に位置する情報処理装置にオペレーション状態情報を送信する、低電力の及び/又はバッテリー駆動の(battery-operated)無線通信デバイスの使用を挙げることができる。ここで、例えば、上記オペレーション状態は、ショートメッセージ(short messages)として、無線周波数信号によって送信されても良い。省電力消費の技術を使用する通信装置は、その通信装置がバッテリー残量(battery power)を節約するためにスリープモードにある場合に、遠隔に位置する情報処理装置と通信できないことがある。
【発明の概要】
【0004】
一つの特定の実装において、第1のデバイスは、無線通信ネットワークと通信できるようにするために、待機状態(hibernating state)から期間において(in periods)起動する(awaken)ように構成(adapted)される。上記期間に同期することによって、第2のデバイスは、上記期間中での無線通信ネットワークにおける第1のデバイスへの情報の伝送をスケジュールしても良い。しかしながら、これは単に一つの例である実装に過ぎず、クレームされる主題はこの特定の実装に限定されるものではないことは、理解されるべきである。
【0005】
以下の図面を参照して限定的でなく且つ包括的でない(Non-limiting and non-exhaustive features)特徴が説明される。ここで、各種の図を通じて同様の参照数字は同様の部分を指す。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は、一つの態様に従った、1又は複数の通信端末と通信するように構成された通信ネットワークの概略図である。
【図2】図2は、一つの実装に従った、通信プロトコルスタックを説明する概略図である。
【図3】図3は、一つの態様に従った、コールフローを説明する図である。
【図4】図4は、他の態様に従った、コールフローを説明する図である。
【図5】図5は、一つの実装に従った、無線ネットワークと通信可能なデバイスの概略図である。
【図6】図6は、特定の実装に従った、無線通信リンクにおいて伝送されるメッセージに関して待機状態(hibernating state)からデバイスを起動(awakening)するスケジューリングの同期を説明する図である。
【詳細な説明】
【0007】
この明細書を通じて“一つの例(one example)”、“一つの特徴(one feature)”、 “一つの例(an example)”又は“一つの特徴(one feature)”への言及は、その特徴及び/又は例に関連して説明される特定の特徴(feature)、構造(structure)又は特性(characteristic)が、クレームされる主題(subject matter)の少なくとも一つの特徴及び/又は例に含まれることを意味する。それゆえ、この明細書を通じて、様々な箇所におけるフレーズ“一つの例において(in one example)”、“一つの例(an example)”、“一つの特徴において(in one feature)”又は“一つの特徴(a feature)”の出現は、必ずしも同一の特徴及び/又は例をすべて指すというわけではない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性は、1又は複数の例及び/又は特徴において結合され得る。
【0008】
本明細書で説明される方法論は、特定の特徴及び/又は例に従ったアプリケーションに応じて様々な手段により実施されても良い。例えば、上記方法論は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせにより実装されても良い。ハードウェア実装において、例えば、処理ユニットは、1又は複数の特定用途向けIC(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明される機能を実行するようにデザインされた他のデバイスユニット、及び/又はそれらの組み合わせの中に実装されても良い。
【0009】
本明細書で説明されるロケーション決定及び/又は推定(Location determination and/or estimation)は、例えば、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)などのような、様々な無線通信ネットワークに用いられても良い。用語“ネットワーク(network)”及び“システム(system)”は、本明細書で互換的に使用される場合がある。WWANは、例えば、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ネットワークなどを含んでも良い。CDMAネットワークは、いくつか無線技術の例を挙げると、例えば、cdma2000、ワイドバンドCDMA(W−CDMA)のような、1又は複数の無線アクセス技術(radio access technologies)(RAT)を含んでも良い。ここで、cdma2000は、例えば、IS−95、IS−2000、及びIS−856標準に従って実装される技術を含んでも良い。TDMAネットワークは、グローバル移動体通信システム(Global System for Mobile Communications)(GSM(登録商標))、デジタル先端移動電話システム(Digital Advanced Mobile Phone System)(D−AMPS)、又は他の何らかのRATを実装しても良い。GSM及びW−CDMAは、“第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)” (3GPP)という名前の団体からのドキュメントに記載されている。Cdma2000は、“第3世代パートナーシッププロジェクト2(3rd Generation Partnership Project 2)” (3GPP2)という名前の団体からのドキュメントに記載されている。3GPP及び3GPP2のドキュメントは、公的に入手可能である。例えば、WLANは、IEEE 802.11xネットワークを含んでも良く、また、WPANは、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、IEEE 802.15xを含んでも良い。本明細書で説明される上記ロケーション決定技術はまた、WWAN、WLAN及び/又はWPANの任意の組み合わせについて用いられても良い。
【0010】
一つの例に従って、デバイス及び/又はシステムは、SV群から受信される信号に少なくとも部分的に基づいて、そのロケーションを推定しても良い。特に、そのようなデバイス及び/又はシステムは、関連する諸SVと航法衛星用受信機(navigation satellite receiver)との間の諸距離の近似値(approximations)を含む“擬似距離(pseudorange)”測定値(measurements)を得ても良い。特定の例において、そのような擬似距離は、衛星測位システム(Satellite Positioning System)(SPS)の一部である1又は複数のSVからの信号を処理できる受信機で決定されても良い。そのロケーションを決定するために、衛星航法用受信機(satellite navigation receiver)は、送信時の3つ又はそれ以上の衛星のポジション(positions)に加えて、それら衛星に対する擬似距離測定値を得ても良い。
【0011】
本明細書で説明される技術は、様々なSPSのうちのいずれか一つとともに用いられても良い。さらに、上記技術は、擬似衛星を又は衛星と擬似衛星の組み合わせを利用するポジション決定システムとともに使用されても良い。擬似衛星は、時間に同期できるLバンド(又は、他の周波数)のキャリア信号上に変調されたPNコード又は(例えば、GPS又はCDMAセルラー信号に類似する)他のレンジングコード(ranging code)をブロードキャストする地上送信機(ground-based transmitters)を含んでも良い。そのような送信機は、遠隔受信機(remote receiver)による識別を可能にするように、固有のPNコードを割り当てられても良い。擬似衛星は、例えば、トンネル、採掘坑(mines)、ビル、ビルの谷間(urban canyons)、又は他の囲まれた区域のような、周回軌道衛星(orbiting satellite might)からのGPS信号が利用できないおそれのある状況において有用である。擬似衛星の他の実装は、ラジオビーコンとして知られている。本明細書で使用される用語“衛星(satellite)”は、擬似衛星、擬似衛星に相当するもの、及び、場合によっては他のものを含むことが意図されている。本明細書で使用される“SPS信号(SPS signals)”は、擬似衛星又は擬似衛星に相当するものからのSPSのような信号を含むことが意図されている。
【0012】
一つの特定の実装において、デバイスは、1又は複数の送信機から信号を受信するように構成(adapted)できる航法用受信機(navigation receiver)を含んでも良い。それら信号は、その航法用受信機(navigation receiver)のロケーションを示すものであっても良い。そのデバイスは、例えば無線通信ネットワークを介したサーバのような他のデバイスと通信するように構成された、送受信機をさらに含んでも良い。一つの態様において、そのデバイスは、該無線通信ネットワークを介してロケーションサーバと情報を交換するために、そのロケーションサーバと同期して、待機された状態又は待機している状態(hibernated or hibernating state)から間欠的に(intermittently)起動しても良い。しかしながら、これは、単に特定の実装の一つの例に過ぎず、クレームされた主題がこの態様に制限されるものではない。
【0013】
待機状態(hibernating state)にある間、デバイスは、低減された電力及び削減された機能性で動作しても良い。一つの特定の例では、デバイスは、待機状態において、無線通信ネットワークにおいて送信された信号を受信及び/又は処理できなくても良い。他の実装では、デバイスは、待機状態において、待機サイクル(hibernation cycles)及び/又は同種のものの継続時間をトラッキングするための及び待機状態からのそのデバイスの起動を開始するためのタイミング機構に(timing feature)、十分に電力を供給しても良い。ロケーションサーバと同期して待機状態(hibernated state)から間欠的に起動することによって、デバイスは、無線通信ネットワークから信号を受信するために常に全電力状態にあることなく、双方向の通信チャネルを介してサーバからダウンリンク通信チャネルにおける情報を受信できる。
【0014】
図1は、一つの態様に従った、1又は複数の通信端末と通信するように構成された通信ネットワークの概略図である。ここで、諸端末102は、そのロケーションに関して情報を得るように構成された様々なデバイスのうちのいずれか一つを含んでも良い。ここで、端末102は、いくつか例を挙げると、例えば、衣類、ペットの首輪、携帯電話、キーホールダー(key ring)、運送用コンテナ(shipping container)、又は、運搬用車両(transportation vehicle)のような、様々な低電力デバイスのうちのいずれか一つを含んでも良い。ここで、上記デバイスは、バッテリー寿命(battery life)を維持し又は延ばすための省電力モードで動作できるバッテリー電力駆動(battery powered)のデバイスを含んでも良い。端末102は、いくつか例を挙げると、例えば、資産管理(asset tracking)、自動メータ読み取り、パーキングメーターのキャッシュレス料金決済(cashless payment)、交通信号灯及びセンサ、広告版及び公共のディスプレイ(billboards and public displays)、リアルタイム健康管理、ホーム/オフィスセキュリティ及びアラームシステム、自動車テレマティックス、ユーティリティ配電及び送電監視(utility distribution and grid monitoring)、ポジション/ロケーションモニタリング、及び/又は、ポーリングアプリケーションを含む、様々なアプリケーションのうちのいずれか一つにおいて使用されても良い。
【0015】
一つの実装において、端末102は、センター(center)110及び/又はアプリケーションサーバ(application server)114と通信するように構成(configured)されても良い。ここで、センター110は、例えば、第1の通信ネットワークにおけるデバイスと第2の通信ネットワークにおけるデバイスとの間のメッセージの伝送を容易に(facilitate)するように構成された通信サーバのような、様々なデバイス及び/又はプロセスのいずれか一つを含んでも良い。一つの態様において、端末102は、関連する移動通信制御局(mobile switching center)及び/又は基地局サブシステム(base station subsystem)(MSC/BSS)104との無線通信リンクのアップリンク部分を通じて、センター110及び/又はアプリケーションサーバ114へ情報を送信しても良い。一つの特定の実装において、そのような無線通信リンクのアップリック部分は、登録リクエスト、コールセットアップリクエスト、ページレスポンス、オーダーレスポンス、及び/又は、システムプロトコルにより要求され得る他の情報の伝送に用いられるアクセスチャネルを含んでも良い。アップリンク部分においてセンター110及び/又はアプリケーションサーバ114へ送信される情報は、例えば、端末102と同一場所に設置された(co-located)1又は複数のデバイスに関する状態情報、センサデータ、ロケーション情報、バッテリー状態、及び/又は同種のものを含んでも良い。この文脈において、“ロケーション情報(location information)”は、例えば端末102のロケーションの推定のようなロケーションを記述し得る情報、及び/又は、そのような推定の計算において使用され得る情報を指す。
【0016】
また、センター110及び/又はアプリケーションサーバ114は、関連するMSC/BSS104との無線通信リンクのダウンリンク部分を介して、端末102へ情報を送信しても良い。一つの特定の実装において、そのような無線通信リンクのダウンリンク部分は、初期システム捕捉(initial system acquisition)のためのビーコン機能性を提供するパイロットチャネル、システム捕捉で要求されるシステムパラメータを運ぶための同期チャネル、並びに、オーバーヘッドメッセージ、ページ、セットアップメッセージ及びオーダーを運ぶために用いられるページングチャネルを含んでも良い。ダウンリンク部分において端末102へ送信される情報は、例えば、端末102と同一場所に設置された(co-located)1又は複数のデバイスを制御するための情報、端末102を制御及び/又は設定(configure)するためのコマンド、及び/又は、同種のものを含んでも良い。以下で説明されるように、端末102は、予め定められたサイクル(cycle)のインターバル(interval)で、時々、待機(from time to time hibernate)しても良い。特定の実装において、そのような端末102を制御及び/又は設定するためのそのようなコマンドは、そのような予め定められたサイクルの待機間隔(hibernation interval)を変更するためのコマンドを含んでも良い。
【0017】
特定の実装において、センター110は、ショートメッセージシステム(short message system)(SMS)プロトコルに従って、端末102と通信しても良い。ここで、例えば、SMSプロトコルに従ったセンター110と端末102との間のそのようなメッセージの伝送は、メッセージセンター(message center)(MC)106及び/又はモバイルポジショニングセンター(mobile positioning center)108により容易にされても良い。情報は、例えば、任意のインターネットプロトコル・インフラストラクチャー上のTCP/IPのような、様々な通信プロトコル及びネットワーク通信インフラストラクチャーのうちのいずれか一つを用いて、センター110と、関連するアプリケーションサーバ114との間で送信されても良い。ここで、端末102、センター110及びアプリケーションサーバ114のためのプロトコルスタックの一つの例である実装は、それぞれ、図2においてプロトコルスタック202、210及び214として示される。少なくとも一つの実装において、レイテンシーを低減するために、センター110は、ショートメッセージ配送ポイントツーポイント伝達サービス(short message delivery point-to-point bearer service)(SMDPP)に従って、MSC/BSS104と直接通信するように構成されても良い。しかしながら、これらは、単に、端末、センター及び/又はアプリケーションサーバが、プロトコルスタックの特定の実装を用いて、どのようにして互いに通信するかの例に過ぎず、クレームされた主題は、これらの態様に制限されるものではない。
【0018】
一つの態様において、端末102は、様々な技術のうちのいずれか一つを用いて該端末102のロケーションの推定の計算に使用される情報を収集できる1又は複数のデバイスを含んでも良い。一つの実装において、端末102に付随する受信機(図示せず)で受信された無線周波数(RF)信号が、当業者に知られている技術を用いて該端末102のロケーションの推定を計算するために用いられても良い。上記信号は、例えば、SPS信号を含んでも良い。ここで、そのような受信されたSPS信号は、例えば、ロケーションの推定の計算に使用され得る擬似距離測定値を決定するために使用されても良い。他の実装において、そのような受信信号はまた、例えばWLAN、WPAN及び/又はWWANにおけるデバイス上の送信機のような地上送信機(terrestrial transmitters)から受信された信号を含んでも良い。例えば、信号強度、メディアアクセス制御(MAC)アドレス、及び/又は同種のもののような、これら信号からの特性(Characteristics)はまた、ロケーションの推定の計算に用いられても良い。
【0019】
一つの例において、端末102に付随するデバイス(図示せず)は、既知の技術を用いてそのデバイスで受信されるSPS信号に少なくとも部分的に基づいて、送信機への擬似距離測定値を取得できるものであっても良いが、クレームされた主題は、この態様に制限されるものではない。ここで、そのようなデバイスは、例えばポジション決定エンティティであるPDE112及び/又はモバイルポジショニングセンター(mobile positioning center)/PDE(MPC/PDE)108のような他のデバイスからの捕捉支援情報(acquisition assistance information)を受信可能であっても良い。一つの特定の実装において、そのようなデバイスは、さらに、受信されたSPS信号から得られる上記擬似距離測定値に少なくとも部分的に基づいて、そのロケーションを推定可能であっても良い。代わりに、端末102は、上記擬似距離測定値及び/又は受信信号から得られる他の情報を、MSC/BSS104とのアップリンクを介して、端末102のロケーションの推定が計算できるような宛先に対して、転送しても良い。例えば、アプリケーションサーバ114及び/又はPDE112は、擬似距離測定値及び/又は端末102から受信される他の情報に少なくとも部分的に基づいて、端末102のロケーションを決定しても良い。しかしながら、これは、単に、特定の実装に従って、デバイスのロケーションがどのように推定され得るかの一つの例に過ぎず、クレームされた主題は、この態様に制限されるものではないことは、理解されるべきである。
【0020】
図3は、一つの態様に従った、端末に対するイミディエイト・シグナル・リクエスト(immediate signal request)のためのコールフロー300を説明する図である。ここで、イベント316において、アプリケーションサーバ314は、例えば端末302に関連する固有の識別子を含む、端末302へのロケーション・イミディエイト・リクエスト(location immediate request)(LIR)メッセージを開始(initiate)しても良い。LIRメッセージに応答して、イベント318では、センター310は、端末302へのロケーション情報を要求するコールにおいてポジション・リクエスト・メッセージ(position request message)(PRM)を開始しても良い。PRMに応答して、イベント320では、端末302は、例えば、端末302で自立的に計算された)端末302のロケーションの推定及び/又はそのような推定の計算において使用され得る情報(例えば、擬似距離測定値及び/又は端末302にて受信された情報に少なくとも部分的に基づく他の測定値)のような情報を含むメッセージを応答しても良い。
【0021】
イベント326では、センター310は、アプリケーションサーバ314へ、端末302のロケーションの推定であって例えば該推定に関係する不確かさ(uncertainty)を示す情報を含むものを返しても良い。一つの代わりの方法において、センター310が、イベント320にて、応答メッセージを受信した場合に、イベント322にて、端末302のロケーションの推定の計算結果を要求するために、PDE312をコールしても良い。ここで、そのようなPDE312に対するコールは、例えば、端末302のロケーションの推定で使用され得る情報の提供に使用され得る、イベント320で受信された情報を含んでも良い。上記情報に少なくとも部分的に基づいて、PDE312は、端末302のロケーションの推定を、該推定の不確かさの量(measure)とともに、計算し、イベント324にて、センター310からの該コールに応答して、それらを含むメッセージをセンター310へ送信しても良い。特定の実装において、PDE312及びセンター310は、例えば、SnapTrack(登録商標)アプリケーション・プログラム・インタフェース(SNAPI)に従って実装されたプロトコルのような、様々な通信プロトコルのうちのいずれか一つに従って、通信しても良いが、クレームされた主題は、この態様に限定されるものではない。
【0022】
図4は、他の態様に従った、端末に対するイミディエイト・シグナル・リクエスト(immediate signal request)のためのコールフロー400を説明する図である。ここで、アプリケーションサーバ414は、図3を参照しながら詳述されたように、イベント416にて、MLPメッセージを送信しても良い。しかしながら、この特定の例において、イベント416にて送信されたMLPメッセージはまた、“レポーティング基準(reporting criteria)”を示しても良い。一つの例において、上記レポーティング基準は、端末402に関係する時々更新されるロケーション情報を要求するコマンドを含んでいても良い。ここで、端末402は、例えば、双方向の無線通信リンク上でのコールにて端末402がセンター410と通信し得る時間帯(times)を示す“デューティーサイクル(duty cycle)”を持つように、設定(configured)及び/又はプログラムされていても良い。そのようなデューティーサイクルを知った上で、イベント420で、センター410は、例えば、特定のアプリケーション、QoS、レポーティング基準、及び/又は同種のものに少なくとも部分的に基づいて用いられる(例えば、支援される又は支援されない)べき特定のポジション推定モードを指定(specifying)する情報を含むPRMを、適切な時期に、端末402へ送信しても良い。ここで、上記レポーティング基準は、例えば、端末402に関してロケーション情報を提供するためのフォーマット及び/又は周波数を含んでも良い。したがって、イベント422〜428でのそのような情報の提供の初回サイクルに続いて、端末402は、例えば、イベント430〜436により示されるように、時々、そのような情報の更新を提供しても良い。
【0023】
特定の例を使った上記の説明のように、端末102は、無線通信リンクを含む双方向通信リンク上で、センター110と通信しても良い。アップリンク部分において、例えば、端末102は、例えば、状態情報及び/又は端末102のロケーションに関係する情報のような情報を送信しても良い。そして、そのような情報は、例えば、アプリケーションサーバ114へ転送されても良い。双方向通信リンクのダウンリンク部分において、センター110は、例えば、端末102に対するコンフィギュレーション・コマンドのような、情報を送信しても良い。しかしながら、上記の説明のように、端末102は、例えば電力を節約するために、時々、待機状態(hibernating state)になり得る低デューティーサイクル・デバイスを含んでも良い。したがって、特定の実装において、端末102は、双方向の無線通信リンクのダウンリンク部分において、センター110から送信される情報を受信できるようにするために、起動状態へ移行する必要があり得る。上記の説明のように、端末102は、例えば低デューティーサイクルとして、待機状態(hibernated state)から間欠的に起動するように構成されても良い。例えばCDMAネットワークのような特定の実装において、起動状態にある間、そのような端末102は、例えば、ページングチャネルを聞くこと、メッセージを受信すること、及び、メッセージを送信することのような、スロット(slotted)モードの動作を実行しても良い。そのようなものとして、起動状態にある間、端末102は、無線通信リンクのアップリンク部分上で、情報をセンター110へ送信し、及び/又は、関連するダウンリンク部分上で、センター110から情報を受信しても良い。一つの特定の実装において、そのような端末102は、関連するセンター110に同期して、そのような待機状態から起動するように適応(adapted)及び/又は構成(configured)されても良いが、クレームされた主題は、この態様に限定されるものではない。そのようなものとして、端末102が待機状態から起動され、無線通信リンクのダウンリンク部分上で情報を受信可能である間に、関連するセンター110は、情報を端末102へ送信しても良い。
【0024】
一つの実装において、端末102は、例えば、近隣のMSC/BSS104からの信号を取得すること、及び、CDMAネットワークに接続するデバイスを登録するために用いられる技術に類似する技術を用いて情報を交換することによって、無線通信ネットワークに登録しても良い。そのような登録の一部として、端末102は、例えば、識別情報、例えばバッテリー容量及び残りのバッテリー寿命のような端末102の特定の性能(capabilities)を示す情報、待機デューティーサイクルを指定する情報(例えば、連続する起動(wake ups)の間の時間THI及び/又は任意の一つのサイクルにおける起動状態にある継続時間)のような、属性を示しても良い。一つの特定の例において、バッテリー容量及び残りのバッテリー寿命を特定する上記情報は、アプリケーションサーバ114が、そのバッテリーが弱いとき又は低容量を有するときに、端末102に関する適切な待機間隔を計算すること、及び/又は、起動状態にある端末102に関する起動イベント間の適切な時間及び継続時間インターバルに従って端末102を設定することを、可能にしても良い。上記情報はまた、そのバッテリーの残量が少なくなっていること及びそのバッテリーが交換又は再充電が必要であることをリモートユーザに通知する、そのリモートユーザへのメッセージ(例えば、SMSメッセージを経て)を、始動(triggering)させるために用いられても良い。
【0025】
一つの実装において、登録に続いて、端末102は、通信リンクのダウンリンク部分からメッセージを受信するために、定義された継続時間について、起動状態ではなくアイドル状態に置かれても良い。この継続時間の間、例えば、センター110は、登録された端末102に宛てられ、且つ、登録に先立って、センター110で(例えば、アプリケーションサーバ114から)受信された、保留(pending)しているメッセージを、転送しても良い。
【0026】
他の実装において、端末102のそのネットワークへの登録に応答して、センター110は、コンフィギュレーション・メッセージを、登録された端末102へ送信しても良い。上記コンフィギュレーション・メッセージは、例えば、TBEGIN(端末102が非応答型のメッセージングを始める(begin)ことが許される時刻)及び/又はTEND(それ以降は端末102がそれ以上のメッセージを送信することが許されない時刻)のような情報を含んでも良い。従って、THI、TBEGIN及びTENDを知った上で、起動状態における端末102の期間は、上記で指摘されたように、ダウンリンクメッセージを受信するために、センター110に同期されても良い。端末102が起動状態にある上記期間中に、例えば、センター110は、保留メッセージ及び/又は(例えば、アプリケーションサーバ114から)端末102へ宛てられたコマンドを含むメッセージを、無線通信リンクのダウンリンク部分において転送しても良い。
【0027】
更に他の実装において、端末102は、該端末102がその間にダウンリンクメッセージを受信し得る継続時間について、その端末が起動状態にあることを示すために、スケジュールされておらず且つ非応答型のメッセージを、センター110へ送信しても良い。上記非応答型のメッセージに応答して、センター110は、上記の説明のように、端末102に宛てられた保留メッセージを探し取得して、無線通信リンクのダウンリンク部分においてそれらメッセージを転送しても良い。
【0028】
一つの例において、端末102は、センター110との同期化を失うことがある。一つの特定の実装において、端末102は、インターバルを置いて、センターへ“生存確認(keep alive)”メッセージを送信するように構成されても良い。ここで、上記生存確認メッセージは、例えば、登録メッセージにおいて提供される情報のような情報を含んでも良い。
【0029】
特定の実装において、センター110は、端末102への伝送のためのメッセージをスケジュールしても良い。例えば、センター110は、受信者である端末102が起動状態にあり且つ無線通信リンクのダウンリンク部分からメッセージを受信できる期間中に、関連するMSC/BSS104を介した伝送を可能にするデータ構造に、端末へ宛てられたメッセージを記憶しても良い。センター110は、規則正しい(regular)スケジューリングインターバルにおいて、特定のMSC/BSS104により転送されるダウンリンクメッセージをスケジュールしても良い。例えば、センター110は、端末102が起動状態になる次の期間中でのダウンリンクメッセージの伝送を同期するために、MSC/BSS104を介した端末102へのダウンリンクメッセージの伝送のための特定のスケジューリングインターバルを選択しても良い。従って、受信者である端末102は、ダウンリンクメッセージを受信するために、センター110と同期して、間欠的に待機状態(hibernating state)から起動するように構成されても良い。
【0030】
一つの特定の実装において、センター110は、センター110からの上記メッセージの受信に続く、関連するMSC/BSS104からのダウンリンクメッセージの伝送における平均遅延TMIN_MSC_DELAYに少なくとも部分的に基づいて、特定のスケジューリングインターバルにおける上記ダウンリンクメッセージをスケジュールしても良い。ここで、センター110は、例えば、(例えば、プロトコルスタック210における)適切なアプリケーション及び/又はトランスポートレイヤへメッセージを渡すことによって、端末102へのスケジュールされた転送に先立って、TMIN_MSC_DELAYにて、関連するMSC/BSS104へメッセージを転送しても良い。
【0031】
本明細書の他の箇所で説明されるように、端末102は、CDMAプロトコルに従った無線通信リンクにおいて、関連するMSC/BSSと通信するように構成されても良い。この特定の実装において、上述のブートシーケンス及び登録に続いて、端末102は、次のように起動時刻(wake up time)が決定できるスロット(slotted)モードにおかれても良い。
【数1】

【0032】
WAKEUP_TIME = THI * (CDMA_SYSTEM_TIME/THI) + TOFFSET
(WAKEUP_TIME ≧ CDMA_SYSTEM_TIMEの場合)
WAKEUP_TIME = THI * (CDMA_SYSTEM_TIME/THI) + TOFFSET+ THI
(WAKEUP_TIME < CDMA_SYSTEM_TIMEの場合) ここで、TOFFSETは、ハッシュを用いて次のように決定できる。
【数2】

【0033】
Nは、(秒換算での)THIの整数値表現、
ESNは、32ビット表現である。
【0034】
一つの実装で用いられる同期スケジューリング600は、図6において説明される。示されているのは、センター110及び端末102について説明するタイムラインである。単一のセンター110と単一の端末102との間のタイムラインを表現しており、また、特定の実装は、少なくとも一つのセンター110及び複数の端末102を提供しても良いことは、理解されるべきである。TBEGIN510に少なくとも部分的に基づいて決定される端末102のための起動時刻(wake up time)605は、ハッシュされたものであり、センター110と端末102との両方に知られている。センター110は、(例えば、AS114から)端末102への伝送のためのメッセージを受信している可能性があり、それらは、端末102に関係する宛先及び今後の伝送の時刻に従ってメモリ(図示せず)にソートされて保管されている。実質的には起動時刻605にて、センター110は、端末102への伝送のために保管されたメッセージを含むメッセージの、時刻615での伝送を、開始しても良い。上記メッセージは、端末102により、時刻620で受信される。すぐ応答する(responsive)メッセージは、センター110により、端末102から受信されても良い。時刻610での待機への移行の前に、端末102は、時刻632で受信されるセンター110への1又は複数のメッセージを送信しても良い。図6の特定の説明図において、時刻610での待機への移行に先立って、センター110による上記メッセージの受信が時刻632で起こる。しかしながら、他のシナリオにおいて、センター110は、実際には、上記端末102の待機への移行の後で、上記メッセージを受信する可能性があることは、理解されるべきである。上記メッセージは、例えば、オペレーション状態、バッテリー状態、ネットワーク情報、及びコンフィギュレーションデータの要求に関する情報を含むKAメッセージを含んでも良い。一つの実装において、TENDが起こり、端末102が待機状態にあるとみなされる後、センター110は、期間(time)640において、端末102が起動状態に移行する次の期間と同時に起こる、次の送信時刻で端末102へ伝送するための保留メッセージを選択しても良い。図6は、センター110がその間に伝送のために保留メッセージを選択し得る待機間隔として、ただ一つの期間604を示しているが、該センターが、複数の、上記待機時間のような時間にて、上記選択を行っても良いことは、理解されるべきである。実質的には時刻642での次の起動にて、センター110は、端末102への保留メッセージの伝送を開始しても良い。その後に、センター110は、時刻650で、端末102からのメッセージを受信する。時刻632で、センター110は、待機状態652に戻る前に残された時間に応じて、例えばKAメッセージのようなメッセージを、受信し続けても良い。他の実装において、時刻610及び652での待機状態と起動状態との間の移行は、端末102への伝送のためにセンター110により送受信されるメッセージの数及び種類に従って、動的に調整されても良い。例えば、保留しているメッセージの数が、時刻615又は645で送信される単一のSMSメッセージにより運ばれるには多過ぎる場合に、これらの時刻にて一部のみが送信されるであろう。時刻630及び650でメッセージを受信した場合には、センター110は、時刻610及び652での待機状態への移行を、リセット及び延長しても良い。そして、センター110は、同じように、保留しているメッセージの続きの部分及び/又は残りを送信(図示せず)しても良い。このプロセスは、端末102へ宛てられた保留メッセージのすべてがセンター110により送信されるまで、継続されても良い。
【0035】
一つの特定の実装において、センター110と端末102との間の同期化及び/又はタイミングは、無線通信リンクにおけるアップリンク及びダウンリンクメッセージの伝送のタイミングから実質的に切り離されても良い。もう一度プロトコルスタック202及び210を参照して、一つの実装におけるセンター110と端末102との間の通信を説明すると、SMSメッセージは、アップリンク及びダウンリンクメッセージにおけるメッセージタイミングを意識することなく、センター110の通信レイヤと端末102の通信レイヤとの間で送信されても良い。一つの特定の実装において、SMSメッセージは、インターネットプロトコル・インフラストラクチャー上のデータパケットにて、メッセージセンター106とセンター110との間で送信されても良い。それゆえ、センター110は、メッセージ及び/又は端末102が待機する(hibernating)期間又は起動する(awake)期間を、端末102とMSC/BSS104との間のアップリンク部分及びダウンリンク部分において送信されるメッセージのタイミングとは独立して、スケジュールしても良い。したがって、センター110は、携帯電話ネットワークから地理的に切り離され(decoupled)及び/又は隔てられ(removed)ても良く、また、端末102と通信するもの(party)による、より便利なアクセスのために、他の場所におかれても良い。
【0036】
上記の一つの実装において、センター110は、端末102が任意の一つのサイクルにおける起動状態にある持続時間の長さを決定しても良い。センター110は、例えば、端末102へ送信される1又は複数のコンフィギュレーション・メッセージに上記持続時間を明記することによって、この持続時間をセットしても良い。他の実装において、センター110は、センター110から上記メッセージの受信に続く、関連するMSC/BSS104からのダウンリンクメッセージの伝送における、平均遅延TMIN_MSC_DELAYに関係する不確かさに少なくとも部分的に基づいて上記持続時間を決定しても良い。ここで、例えば、TMIN_MSC_DELAYに関係する不確かさが増加する場合に、センター110は、端末102が受信メッセージのために起動状態にあろうことを保証する任意の一つのサイクルにおいて、端末102が起動状態にある持続時間を増加させても良い。同様に、TMIN_MSC_DELAYに関連する不確かさが減少する場合に、センター110は、この持続時間を減少させても良い。ここで、端末102が起動状態にある持続時間を減少することは、端末102の動作に電力を供給するバッテリーの寿命を増加させるのに有利であることは、理解されるべきである。
【0037】
一つの実装において、ダウンリンクメッセージの伝送における平均遅延TMIN_MSC_DELAYは、往復のメッセージ時間(例えば、図6における、時刻615と時刻630との間の差、又は、時刻645と時刻650との間の差)に少なくとも部分的に基づいて決定されても良い。同様に、この伝送の実装の遅延における不確かさは、平均遅延TMIN_MSC_DELAYに関する分散から決定されても良い。
【0038】
特定の実装において、図5に示されるように、端末102は、擬似距離測定値を決定するためにアンテナ1414で受信されたSPS信号を処理することができ且つアンテナ1410を介して無線通信ネットワークと通信できるデバイスを含む。ここで、無線送受信機1406は、例えばデータ、ボイス、及び/又はSMSメッセージのようなベースバンド情報で、RFキャリア信号を変調し、また、そのようなベースバンド情報を得るために、変調されたRFキャリアを復調するように、構成されても良い。アンテナ1410は、無線通信リンク上で、変調されたRFを送信し、また、無線通信リンク上で、変調されたRFを受信するように構成されても良い。
【0039】
ベースバンドプロセッサ1408は、無線通信リンク上の伝送のために、CPU1402から送受信機1405へベースバンド情報を供給するように構成されても良い。ここで、CPU1402は、ローカルインターフェース1416から、例えば、環境センサデータ(environmental sensory data)、運動センサデータ(motion sensor data)、高度データ、(例えば、加速度計からの)加速度データ、他のネットワーク(例えば、ZigBee(登録商標)、Bluetooth、WiFi,ピアツーピア(peer-to-peer))への近接性を含み得る、上記ベースバンド情報を得ても良い。上記ベースバンド情報はまた、例えば、デバイス1400のロケーションの推定のような、及び/又は、例えば擬似距離測定値といったものの計算に用いられる情報のような、ロケーション情報を含んでも良い。
【0040】
SPS受信機(SPS Rx)1412は、諸SVからの伝送を受信して復調し、復調された情報を相関器1418へ供給するように構成されても良い。相関器1418は、受信機1412により供給される情報から相関関数(correlation functions)を得ても良い。相関器1418はまた、送受信機1406により提供されるパイロット信号に関する情報から、パイロットに関係する相関関数を得るように構成されても良い。この情報は、無線通信ネットワークを捕捉するデバイスにより用いられても良い。
【0041】
チャネル復号器1420は、ベースバンドプロセッサ1408から受信されるチャネルシンボルを、内在する(underlying)ソースビットへ復号化するように構成されても良い。チャネルシンボルが畳み込み符号化されたシンボルを含む一つの例において、上記チャネル復号器は、ビタビ復号器を含んでも良い。チャネルシンボルが畳み込み符号の直列又は並列の連結を含む第2の例において、チャネル復号器1420は、ターボ復号器を含んでも良い。
【0042】
メモリ1404は、説明又は提案された1又は複数のプロセス、例、実装、又は、それらの例を実行するための実行ファイル(executable)である、機械読み取り可能なインストラクションを記憶するように構成されても良い。CPU1402は、上記機械読み取り可能なインストラクションにアクセスし実行するように構成されても良い。しかしながら、これらは、単に、特定の態様においてCPUにより実行されてもよいタスクの例に過ぎず、クレームされた主題は、これら態様に限定されるものではない。
【0043】
ただいま例である特徴と考えられることが図解(illustrated)及び説明(described)されたが、クレームされた主題から逸脱することなく、様々な他の修正がなされても良く、また、同等のものが置き換えられて良いことは、当業者には理解されるであろう。加えて、本明細書で説明された主要な概念から逸脱することなく、クレームされた主題の技術に特定の状況を適用するために、多くの修正がなされても良い。したがって、クレームされた主題は、開示された特定の例に限定されるものではなく、当該クレームされた主題は、添付された特許請求の範囲内に含まれるすべての態様及びそれらと同等のものを含むことが意図されている。1又は複数のクレームは、特徴が要素/限定“A”、若しくは、要素/限定“B”、又は、要素/限定“A”と要素/限定“B”との両方を含み得ることを特定するために、“A若しくはB、又はそれらの両方(A or B, or both)”の形で当該特徴を列挙することがある。さらに、“A若しくはB、又はそれらの両方(A or B, or both)”の形で列挙された当該特徴は、要素/限定“A”又は要素/限定“B”に加えた要素の存在を排除するものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置において、
1又は複数の送信機からの信号を受信するように構成された受信機と、
無線通信ネットワークを介してサーバと通信するように構成された送受信機とを含み、
前記装置は、前記無線通信ネットワーク上で前記サーバと情報を交換するために、前記サーバと同期して、待機状態から間欠的に起動するように構成され、
前記情報は、前記受信された信号に少なくとも部分的に基づくロケーション情報を含むことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記装置は、ショートメッセージサービス(SMS)を用いて、前記情報を双方向交換するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ロケーション情報は、前記受信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定された、擬似距離測定値を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記情報は、衛星測位システム(SPS)に関連するアルマナック情報(almanac information)及びエフェメリス情報(ephemeris information)から本質的に成るグループから選択された情報を更に含むことを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記送受信機は、符号分割多元接続プロトコルに従って、前記無線通信ネットワークへ情報を送信し、又は、前記無線通信ネットワークから情報を受信し、又は、それらの両方をするように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記装置は、予め定められたスケジュールに従って、前記待機状態から起動するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記情報は、前記サーバから前記装置へ発行されたコマンドを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記情報は、前記受信された信号に少なくとも部分的に基づく前記装置のロケーションの推定を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記装置は、前記無線通信ネットワークを介して、前記サーバへ環境センサデータを送信するように更に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項10】
受信機で信号を受信することと、
第1の装置を、無線通信ネットワーク上で第2の装置サーバと情報を交換するために、前記第2に同期して待機状態から間欠的に起動することを含み、
前記情報は、前記受信された信号に少なくとも部分的に基づくロケーション情報を含むことを特徴とする方法。
【請求項11】
ショートメッセージサービス(SMS)を用いて、前記情報を交換することを更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ロケーション情報は、前記受信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定された、擬似距離測定値を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記情報は、衛星測位システム(SPS)に関連するアルマナック情報及びエフェメリス情報から本質的に成るグループから選択された情報を更に含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記情報は、符号分割多元接続プロトコルに従って、前記無線通信ネットワークへ送信され、又は、前記無線通信ネットワークから受信され、又は、それらの両方をされることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記装置を待機状態から前記間欠的に起動することは、予め定められたスケジュールに従って、前記待機状態から前記装置を起動することを含むことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項16】
前記情報は、前記サーバから前記装置へ発行されたコマンドを更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記情報は、前記受信された信号に少なくとも部分的に基づく前記装置のロケーションの推定を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項18】
前記装置は、前記無線通信ネットワークを介して、前記サーバへ環境センサデータを送信するように更に構成されたことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項19】
アーティクルにおいて、
記憶媒体に記憶された機械読み取り可能なインストラクションであって、コンピューティングプラットホームにより実行された場合に、前記コンピューティングプラットホームに、
受信機で受信された信号を処理させ、
第1の装置を、無線通信ネットワーク上で第2の装置サーバと情報を交換するために、前記第2に同期して待機状態から間欠的に起動させる、
ように構成されたインストラクションを含む記憶媒体を含み、
前記情報は、前記処理された信号に少なくとも部分的に基づくロケーション情報を含むことを特徴とするアーティクル。
【請求項20】
前記インストラクションは、前記コンピューティングプラットホームにより実行された場合に、前記コンピューティングプラットホームに、予め定められたスケジュールに従って、前記待機状態から前記装置を起動させるように更に構成されたことを特徴とする請求項19に記載のアーティクル。
【請求項21】
前記インストラクションは、前記コンピューティングプラットホームにより実行された場合に、前記コンピューティングプラットホームに、ショートメッセージサービス(SMS)を用いて、前記情報の交換を開始させるように更に構成されたことを特徴とする請求項19に記載のアーティクル。
【請求項22】
前記ロケーション情報は、前記受信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定された、擬似距離測定値を含むことを請求項19に記載のアーティクル。
【請求項23】
受信機で受信された信号を処理するための手段と、
第1の装置を、無線通信ネットワーク上で第2の装置と情報を交換するために、前記第2に同期して待機状態から間欠的に起動させるための手段とを含み、
前記情報は、前記処理された信号に少なくとも部分的に基づくロケーション情報を含むことを特徴とする装置。
【請求項24】
前記第1の装置を待機状態から前記間欠的に起動させるための手段は、予め定められたスケジュールに従って、前記待機状態から前記装置を起動するための手段を更に含むことを特徴とする請求項23に記載の装置。
【請求項25】
ショートメッセージサービス(SMS)を用いて、前記第2のデバイスとの前記情報の交換を開始するための手段とを更に含むことを特徴とする請求項23に記載の装置。
【請求項26】
前記ロケーション情報は、前記受信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定された、擬似距離測定値を含むことを特徴とする請求項23に記載の装置。
【請求項27】
デバイスに宛てられたメッセージを受信することと、
前記デバイスが待機状態から起動されるインターバル中での無線通信リンクのダウンリング部分を介した前記デバイスへの前記メッセージの伝送をスケジューリングすることを含むことを特徴とする方法。
【請求項28】
待機デューティーサイクルを示す情報を前記デバイスから受信することと、
前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記送信をスケジューリングすることを更に含むことを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記情報は、無線通信ネットワークに前記デバイスを登録するための手続きの間に、前記デバイスから送信されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記メッセージは、ショートメッセージサービス(SMS)プロトコルに従って、送信されることを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項31】
前記メッセージの送信を前記スケジューリングすることは、前記ダウンリンク部分におけるメッセージの送信のタイミングから独立して、前記メッセージをスケジューリングすることを含むことを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項32】
前記デバイスが起動状態にある期間についてのインターバルを定義することと、
当該定義されたインターバルを示すメッセージの送信をスケジューリングすることを更に含むことを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項33】
前記インターバルを前記定義することは、前記デバイスに関連するバッテリーレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記インターバルを変更することを含むことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記インターバルを前記定義することは、前記メッセージの送信と、前記ダウンリンクからの前記デバイスでの受信との間の遅延に関連する不確かさに少なくとも部分的に基づいて、前記インターバルを定義することを含むことを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項35】
アーティクルにおいて、
記憶媒体に記憶された機械読み取り可能なインストラクションであって、コンピューティングプラットホームにより実行された場合に、前記コンピューティングプラットホームに、
デバイスに宛てられたメッセージを、データ構造に記憶させ、
前記デバイスが待機状態から起動されるインターバル中での無線通信リンクのダウンリング部分を介した前記デバイスへの前記メッセージの伝送をスケジューリングさせる、ように構成されたインストラクションを有する記憶媒体を含むことを特徴とするアーティクル。
【請求項36】
前記機械読み取り可能なインストラクションは、前記コンピューティングプラットホームにより実行された場合に、前記コンピューティングプラットホームに、
前記デバイスから受信された待機デューティーサイクルを示す情報に少なくとも部分的に基づいて前記送信をスケジューリングさせる、
ように更に構成されたことを特徴とする請求項35に記載のアーティクル。
【請求項37】
前記インストラクションは、前記コンピューティングプラットホームにより実行された場合に、前記コンピューティングプラットホームに、
前記ダウンリンク部分におけるメッセージの送信のタイミングから独立して、前記メッセージをスケジューリングさせるように更に構成されたことを特徴とする請求項35に記載のアーティクル。
【請求項38】
前記インストラクションは、前記コンピューティングプラットホームにより実行された場合に、前記コンピューティングプラットホームに、
前記デバイスが起動状態にある期間についてのインターバルを定義させ、
当該定義されたインターバルを示すメッセージの送信をスケジューリングさせるように更に構成されたことを特徴とする請求項35に記載のアーティクル。
【請求項39】
前記インストラクションは、前記コンピューティングプラットホームにより実行された場合に、前記コンピューティングプラットホームに、
前記デバイスに関連するバッテリーレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記インターバルを変更させるように更に構成されたことを特徴とする請求項37に記載のアーティクル。
【請求項40】
前記インストラクションは、前記コンピューティングプラットホームにより実行された場合に、前記コンピューティングプラットホームに、
前記メッセージの送信と、前記ダウンリンクからの前記デバイスでの受信との間の遅延に関連する不確かさに少なくとも部分的に基づいて、前記インターバルを定義させるように更に構成されたことを特徴とする請求項35に記載のアーティクル。
【請求項41】
コンピューティングプラットホームを含む装置において、
前記コンピューティングプラットホームは、
デバイスに宛てられたメッセージを、データ構造に記憶し、
前記デバイスが待機状態から起動されるインターバル中での無線通信リンクのダウンリング部分を介した前記デバイスへの前記メッセージの伝送をスケジューリングするように構成されたことを特徴とする装置。
【請求項42】
前記コンピューティングプラットホームは、待機デューティーサイクルを示す情報に少なくとも部分的に基づいて前記送信をスケジューリングするように更に構成されたことを特徴とする請求項41に記載の装置。
【請求項43】
前記コンピューティングプラットホームは、前記ダウンリンク部分におけるメッセージの送信のタイミングから独立して、前記メッセージをスケジューリングするように更に構成されたことを特徴とする請求項41に記載の装置。
【請求項44】
前記デバイスが起動状態にある期間についてのインターバルを定義することと、
当該定義されたインターバルを示すメッセージの送信をスケジューリングすることを更に含むことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項45】
前記インターバルを前記定義することは、前記デバイスに関連するバッテリーレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記インターバルを変更することを含むことを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記インターバルを前記定義することは、
前記メッセージの送信と、前記ダウンリンクからの前記デバイスでの受信との間の遅延に関連する不確かさに少なくとも部分的に基づいて、前記インターバルを定義することを含むことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項47】
デバイスに宛てられたメッセージを受信するための手段と、
前記デバイスが待機状態から起動されるインターバル中での無線通信リンクのダウンリング部分を介した前記デバイスへの前記メッセージの伝送をスケジューリングするための手段とを含むことを特徴とする装置。
【請求項48】
待機デューティーサイクルを示す情報を前記デバイスから受信するための手段と、
前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記送信をスケジューリングするための手段とを更に含むことを特徴とする請求項47に記載の装置。
【請求項49】
前記メッセージの送信を前記スケジューリングするための手段は、メッセージの送信のタイミングから独立して、前記メッセージをスケジューリングするための手段を含むことを特徴とする請求項47に記載の装置。
【請求項50】
前記デバイスが起動状態にある期間についてのインターバルを定義するための手段と、
当該定義されたインターバルを示すメッセージの送信をスケジューリングするための手段とを更に含むことを特徴とする請求項47に記載の装置。
【請求項51】
前記インターバルを前記定義するための手段は、前記デバイスに関連するバッテリーレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記インターバルを変更するための手段を含むことを特徴とする請求項50に記載の装置。
【請求項52】
前記インターバルを前記定義するための手段は、前記メッセージの送信と、前記ダウンリンクからの前記デバイスでの受信との間の遅延に関連する不確かさに少なくとも部分的に基づいて、前記インターバルを定義するための手段を含むことを特徴とする請求項47に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−235480(P2012−235480A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−140003(P2012−140003)
【出願日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【分割の表示】特願2009−547459(P2009−547459)の分割
【原出願日】平成20年1月28日(2008.1.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】