説明

侵入物検出システム

【課題】侵入物とカメラとの距離の大小によらず、侵入物を適切にカメラで撮像できる侵入物検出システムを提供すること。
【解決手段】侵入物の位置を検出する検出手段3と、前記侵入物の位置を撮像する撮像手段9と、前記撮像手段9におけるズーム率を、前記侵入物の位置に応じて設定する設定手段7と、を備えることを特徴とする侵入物検出システム1。前記設定手段7は、前記侵入物の位置に存在する所定の大きさの物体が、前記撮像手段9で撮像した画像において一定の大きさとなるように前記ズーム率を設定することが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、警備システム等に適用可能な侵入物検出システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、レーザーエリアセンサにより、侵入物の位置を検出し、その位置のデータにより電動旋回台の旋回カメラ部を旋回させ、侵入物を旋回カメラ部で撮像してその画像データをモニタに表示させる警備システムが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−241062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では、侵入物が旋回カメラ部に近い場合は、侵入物の全体が旋回カメラ部の画角に収まりきらず、侵入物の一部しか撮像することができない。また、侵入物が旋回カメラ部から遠い場合は、旋回カメラ部の画角における極く一部に侵入物が小さく写る状態となってしまう。
【0005】
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、侵入物とカメラとの距離の大小によらず、侵入物を適切にカメラで撮像できる侵入物検出システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の侵入物検出システムは、侵入物の位置を検出する検出手段と、侵入物の位置を撮像する撮像手段と、撮像手段におけるズーム率を、侵入物の位置に応じて設定する設定手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の侵入物検出システムは、検出手段を用いて侵入物の位置を検出し、その侵入物の位置を撮像手段で撮像することができる。そして、侵入物を撮像手段で撮像する場合、侵入物の位置に応じて、撮像手段におけるズーム率を設定するので、侵入物と撮像手段との距離の大小によらず、撮像した画像の中で侵入物が大きすぎたり、小さ過ぎたりすること生じにくい。
【0008】
本発明の侵入物検出システムにおいて、設定手段は、侵入物の位置に存在する所定の大きさの物体が、撮像手段で撮像した画像において一定の大きさとなるようにズーム率を設定することが好ましい。このようにすることにより、侵入物と撮像手段との距離の大小によらず、撮像した画像の中で侵入物が大きすぎたり、小さ過ぎたりすることが一層生じにくい。
【0009】
上記のようにズーム率を設定する方法としては、例えば、撮像手段−侵入物間の距離と、ズーム率との関係を規定するマップを予め備えておき、撮像手段−侵入物間の距離をそのマップに当てはめてズーム率を算出する方法が挙げられる。
【0010】
本発明の侵入物検出システムは、撮像手段で撮像した画像と、侵入物の位置を示す情報とを記録する記録手段を備えることが好ましい。そうすることにより、侵入物のより詳しい情報を得ることができる。
【0011】
前記侵入物の位置を示す情報としては、特に限定されないが、例えば、地図上に、侵入物の位置を示した画像データが挙げられる。
本発明の侵入物検出システムは、侵入物を検出した場合、信号を出力する信号出力手段を備え、その信号は、侵入物の位置の、予め設定された複数のエリアにおける移動履歴に応じて異なることが好ましい。そうすることにより、侵入物の移動の仕方に応じて適切な処置をとることが可能になる。
【0012】
前記検出手段としては、例えば、レーザーエリアセンサが挙げられる。
前記侵入物としては、例えば、侵入者(人間)、人間以外の物(動物、車両、移動可能な機械等を含む)のいずれであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】侵入物検出システム1の全体構成を表すブロック図である。
【図2】レーザーエリアセンサ3の構成及び動作を表す説明図である。
【図3】侵入物検出システム1が実行する処理の全体を表すフローチャートである。
【図4】侵入物検出処理を表すフローチャートである。
【図5】侵入物情報出力処理を表すフロ−チャートである。
【図6】侵入物対応処理を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.侵入物検出システム1の構成
侵入物検出システム1の構成を図1、及び図2に基づいて説明する。なお、図1は侵入物検出システム1の全体構成を表すブロック図であり、図2は、後述するレーザーエリアセンサ3の構成及び動作を表す説明図である。
【0015】
侵入物検出システム1は、図1に示すように、レーザーエリアセンサ(検出手段)3、HUB(ハブ)5、侵入検知判断用CPU(設定手段)7、PTZ(パンチルトズーム)カメラ(撮像手段)9、録画装置(記録手段)11、モニターテレビ13、シーケンサー(信号出力手段)15、及びUPS(無停電電源装置)17を備える。
【0016】
レーザーエリアセンサ3は、特開平10−241062号公報等に記載された周知のものである。このレーザーエリアセンサ3は、レーザー光の射出手段と、射出したレーザー光が対象物に当たって反射した反射光を受光する受光手段と、レーザー光を射出してから反射光を受光するまでの時間に基づきレーザーエリアセンサ3から対象物までの距離dを算出する距離算出手段(いずれも図示略)とを備えている。また、レーザーエリアセンサ3は、レーザー光を射出する方向を2次元(水平面内)でスキャンすることができる。すなわち、図2に示すように、レーザー光を射出する方向(以下、スキャン角と称し、図2では201で表す)を、201a→201b→201c→201d→201e→201f→201g→201h→201i→201jというように順次変化させることができる。そして、各スキャン角201a〜201jにおいて、レーザー光の射出、反射光の受光、及び対象物までの距離dの算出を行うことができる。レーザー光のスキャン、及び各スキャン角における対象物までの距離dの算出は、繰り返し実行される。
【0017】
HUB(ハブ)5は、レーザーエリアセンサ3から出力された信号を、侵入検知判断用CPU7に伝達する。この信号とは、レーザーエリアセンサ3におけるスキャン角と、そのスキャン角において算出した、対象物までの距離dとを表す信号である。この信号は、レーザーエリアセンサ3が上述したスキャンと距離dの算出とを行うごとに、随時出力される。
【0018】
侵入検知判断用CPU7は、HUB(ハブ)5を介してレーザーエリアセンサ3から入力した信号に基づき、各種処理を実行する。また、侵入検知判断用CPU7は、PTZカメラ9に対し、侵入物の位置情報を出力するとともに、録画装置11に対し、侵入物の位置を示す画像データを出力する。この侵入物の位置を示す画像データとは、地図上に、侵入物の位置を書き込んだ画像データである。また、侵入検知判断用CPU7は、シーケンサー15に対し、警報信号等各種信号を出力する。なお、侵入検知判断用CPU7が実行する処理の詳細は後述する。
【0019】
PTZカメラ9は、撮像する方向を上下左右に変えることができ、ズームイン/ズームアウトも可能な周知のカメラである。PTZカメラ9は、侵入検知判断用CPU7から送られる位置情報により撮像する方向を変えることができる。すなわち、侵入検知判断用CPU7から送られる位置情報で特定される位置が画角に入るように、撮像する方向を調整できる。また、PTZカメラ9は、侵入検知判断用CPU7から送られる信号に基づき、ズーム倍率を変えることができる。
【0020】
録画装置11は、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、VTR等、周知の記録装置である。録画装置11は、PTZカメラ9で撮像した画像を記録することができる。また、録画装置11は、侵入検知判断用CPU7が出力する、侵入物の位置を示す画像データを記録することができる。
【0021】
モニターテレビ13は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等で構成される周知のテレビである。モニターテレビ13は、録画装置11に記録された画像を表示することができる。また、モニターテレビ13は、PTZカメラ9で撮像した画像(動画又は静止画)をリアルタイムで表示することができる。
【0022】
シーケンサー15は、侵入検知判断用CPU7から受信した警報信号等各種信号を、その種類に応じて、別々の出力先に出力する。詳しくは後述する。UPS17は、商用電源を用いて、侵入検知判断用CPU7に電源を供給する。
【0023】
2.侵入物検出システム1が実行する処理
侵入物検出システム1(特に侵入検知判断用CPU7)が実行する処理を図3〜図6のフローチャートに基づいて説明する。図3は侵入物検出システム1が実行する処理の全体を表すフローチャートであり、図4は侵入物検出処理を表すフローチャートであり、図5は侵入物情報出力処理を表すフロ−チャートであり、図6は侵入物対応処理を表すフローチャートである。
【0024】
侵入物検出システム1は、図3に示す処理を所定時間ごとに繰り返し実行する。図1のステップ10では、侵入物を検出したか否かを判断し、侵入物を検出したと判断した場合はステップ20に進み、侵入物情報出力処理を行い、次いで、ステップ30に進み、侵入物対応処理を行う。一方、前記ステップ10で侵入物を検出しないと判断した場合は本処理を終了する。
【0025】
次に、前記ステップ10の処理を、図4に基づいて説明する。図4のステップ110では、レーザーエリアセンサ3の直近のスキャンにより、設定したエリア内で、侵入物候補を検出したか否かを判断する。ここで、設定したエリアとは、図2に示すように、レーザーエリアセンサ3がレーザー光を照射する範囲の中で、予め設定したエリアである。本実施形態では、Aエリア、Bエリアを設定している。また、Aエリア、Bエリア以外を、以下では、その他のエリアとする。その他のエリアは、予め設定したエリアには含まれない。
【0026】
また、侵入物候補とは、次のようなものである。すなわち、同じスキャン角において、レーザーエリアセンサ3で算出した対象物までの距離dが、直近のスキャンとその前の回のスキャンとで変化している場合、そのスキャン角の方向であって、直近のスキャンで算出した距離dの位置に、侵入物候補(位置が経時的に変化している対象物)が存在するとする。
【0027】
本ステップ110では、レーザーエリアセンサ3の直近のスキャンにおいて、侵入物候補が存在し、且つその位置がAエリア、又はBエリア内であるか否かを判断し、YESの場合はステップ120に進む。一方、NOの場合(侵入物候補が存在しない、あるいは、侵入物候補が存在してもその位置がその他のエリアである場合)はステップ150に進み、侵入物を検出しなかったと判断する。
【0028】
ステップ120では、前記ステップ110で検出した侵入物候補の幅が、所定の基準値(例えば人間の腰・腹の幅である20〜30cmに該当する一定値)以上であるか否かを判断する。ここで、侵入物候補の幅とは、次のようなものである。あるスキャン角の範囲内で、連続して侵入物候補を検出した場合、そのスキャン角の範囲と、侵入物候補までの距離dとから決まる幅Wを、侵入物候補の幅とする。例えば、図2において、スキャン角201c〜201dの範囲内で連続して侵入物候補を検出し、その侵入物候補までの距離がdであった場合、図2に図示する幅Wを侵入物候補の幅とする。侵入物候補の幅が所定の基準値以上である場合はステップ130に進み、所定の基準値未満である場合はステップ150に進む。
【0029】
ステップ130では、前記ステップ110で検出した侵入物候補を、所定の基準時間(例えば1〜3秒間の範囲内の一定値)以上連続して検出しているか否かを判断する。なお、その時点で検出している侵入物候補と、過去に検出した侵入物候補とが同一であるか否かは、侵入物候補の位置(スキャン角及び侵入物候補との距離d)から判断する。前記ステップ110で検出した侵入物候補を所定の基準時間以上連続して検出している場合はステップ140に進み、侵入物を検出したと判断する。一方、同一の侵入物候補を連続して検出した時間が所定の基準時間未満であった場合はステップ150に進む。
【0030】
次に、前記ステップ20の処理を、図5に基づいて説明する。ステップ210では、前記ステップ10で検出した侵入物の、現時点までの位置の変化(移動履歴)をシーケンサー15に出力する。なお、侵入物の位置は、スキャン角と距離dとで特定してもよいし、それをX、Y座標に変換したもので特定してもよい。シーケンサー15は、その出力に基づき、侵入物の、現時点までの位置の変化(移動履歴)のパターン(図2参照)が、下記のα、β、γのいずれであるかを判断する。
【0031】
α:他のエリアから、Aエリア又はBエリアに侵入(β、γに該当する場合は除く)
β:Aエリアに侵入後、Bエリアに移動
γ:Bエリアに侵入後、Aエリアに移動
αに該当する場合はステップ220に進む。ステップ220では、シーケンサー15が侵入信号を防犯受信機101に出力し、その防犯受信機101は侵入警報を発するとともに、外部に通報する。
【0032】
一方、βに該当する場合はステップ230に進み、シーケンサー15が「A→B移動信号」を外部に出力する。
また、γに該当する場合はステップ240に進み、シーケンサー15が「B→A移動信号」を外部に出力する。
【0033】
次に、前記ステップ30の処理を、図6に基づいて説明する。ステップ310では、まず、スキャン角及び距離dで特定される侵入物(前記ステップ10で検出した侵入物)の位置を、X、Y座標に変換し、さらに、そのX、Y座標を、PTZカメラ9のパン、チルト、ズームに変換する。この変換したパン、チルトとは、そのパン、チルトの値にPTZカメラ9を制御すると、対応する侵入物がPTZカメラ9の撮像範囲の中心となるものである。すなわち、変換したパン、チルトは、侵入物の位置情報に該当する。また、変換したズームとは、検出した侵入物の位置に存在する一定の大きさ(例えば、人間の大きさに対応する一定値)の物体が、PTZカメラ9で撮像した画像において一定の大きさとなるように、侵入物の位置に応じて設定されたズーム率である。なお、スキャン角及び距離dからX、Y座標への変換、及びパン、チルト、ズームへの変換は、侵入検知判断用CPU7の図示しない記憶手段に予め記憶されている変換テーブル(マップ)を用いて行う。
【0034】
そして、上記のように変換したパン、チルト、ズームの信号をPTZカメラ9に出力して、PTZカメラ9で撮像する方向及びズーム率を制御する。その後、PTZカメラ9により、侵入物が映った画像を撮像する。
【0035】
ステップ320では、前記ステップ310で撮像した画像(侵入物が映っている画像)を録画装置11に記憶する。また、その画像に映っている侵入物の位置を地図上に書き込んだ画像(侵入物の位置を示す画像データ、図6では侵入エリア画像と表記)のデータを、上記の画像と関連付けて(例えば同一の識別符号を付して)録画装置11に記憶する。録画装置11に記憶された画像(PTZカメラ9で撮像した画像、及び侵入物の位置を地図上に書き込んだ画像)は、モニターテレビ13で表示することができる。また、PTZカメラ9で撮像した画像は、リアルタイムでモニターテレビ13に表示される。
【0036】
3.侵入物検出システム1が奏する効果
(1)侵入物検出システム1は、レーザーエリアセンサ3を用いて侵入物の存在及び位置を検出し、その侵入物をPTZカメラ9で撮像し、その撮像した画像を録画装置11に記憶することができる。そして、侵入物をPTZカメラ9で撮像するとき、侵入物の位置に応じ、PTZカメラ9で撮像した画像において侵入物が一定の大きさとなるように、PTZカメラ9のズーム率を設定するので、侵入物とPTZカメラ9との距離の大小によらず、撮像した画像の中で侵入物が大きすぎたり、小さ過ぎたりすることがない。
【0037】
(2)侵入物検出システム1は、PTZカメラ9で撮像した画像と、侵入物の位置を地図上に書き込んだ画像との両方を関連付けて録画装置11に記憶する。そのことにより、侵入物のより詳しい情報を得ることができる。
【0038】
(3)侵入物検出システム1は、侵入物の位置の変化(移動履歴)のパターンに応じて、異なる種類の信号(侵入信号、「A→B移動信号」、「B→A移動信号」)を出力する。そのことにより、侵入物の移動の仕方に応じて適切な処置をとることが可能になる。
【0039】
(4)侵入物検出システム1は、侵入物候補のうち、幅が所定の基準値以上であるものだけを侵入物とし、また、所定の基準時間以上連続して検出しているものだけを侵入物とする。そのことにより、本来は検出する必要がないもの(例えば枯葉、ゴミ等の飛来物)を侵入物として検出してしまうことがない。
【0040】
(5)侵入物検出システム1は、侵入物の検出、その撮像、及びその記憶を所定時間ごとに繰り返し実行するので、侵入物を連続的に追尾して記憶することができる。
尚、本発明は前記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
【0041】
例えば、侵入物を検出する手段は、レーザーエリアセンサ3以外の公知の検出手段であってもよい。
また、設定するエリアの数は、2つには限定されず、他の数(例えば、1、3、4、5、6・・・)であってもよい。
【符号の説明】
【0042】
1・・・侵入物検出システム、3・・・レーザーエリアセンサ、5・・・HUB、
7・・・侵入検知判断用CPU、9・・・PTZカメラ、11・・・録画装置、
13・・・モニターテレビ、15・・・シーケンサー、17・・・UPS、
101・・・防犯受信機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
侵入物の位置を検出する検出手段と、
前記侵入物の位置を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段におけるズーム率を、前記侵入物の位置に応じて設定する設定手段と、
を備えることを特徴とする侵入物検出システム。
【請求項2】
前記設定手段は、前記侵入物の位置に存在する所定の大きさの物体が、前記撮像手段で撮像した画像において一定の大きさとなるように前記ズーム率を設定することを特徴とする請求項1記載の侵入物検出システム。
【請求項3】
前記撮像手段で撮像した画像と、前記侵入物の位置を示す情報とを記録する記録手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の侵入物検出システム。
【請求項4】
前記侵入物を検出した場合、信号を出力する信号出力手段を備え、
前記信号は、前記侵入物の位置の、予め設定された複数のエリアにおける移動履歴に応じて異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の侵入物検出システム。
【請求項5】
前記検出手段がレーザーエリアセンサであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の侵入物検出システム。

【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−198802(P2012−198802A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−63086(P2011−63086)
【出願日】平成23年3月22日(2011.3.22)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【出願人】(511073102)株式会社デンソー九州 (1)
【Fターム(参考)】