説明

個人データ管理装置、個人データ管理方法、プログラム、及び記録媒体

【課題】ログインが容易で情報セキュリティの高い個人データ管理装置、個人データ管理方法、プログラム、及び記録媒体を提供する。
【解決手段】紛失もしくは盗難されたペン型入力装置30の識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えることにより、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置30とICタグ認識タブレット装置20とが接触するだけで、ICタグからのデータ、ペン型入力装置からのデータ、及びマスタデータ12に基づいて自動的にログイン処理を行うので、ログインが容易となり、ペン型入力装置30を紛失したり、盗難にあったりしても第三者に悪用されることがなくなり、情報セキュリティの向上を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人データ管理装置、個人データ管理方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、個人情報保護法の施行により、銀行預金者、自動車購入者、入院患者等の個人データの管理が重要視されている。この種の個人データを管理するシステムの一種に電子カルテシステムがある(例えば特許文献1〜4参照)。
【特許文献1】特開2002−008039号公報
【特許文献2】特開2005−210310号公報
【特許文献3】特開2006−018433号公報
【特許文献4】特開2006−085451号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、従来のシステムではログインを行う際、または、ログイン者変更を行う際に、ログイン者IDとパスワードとを入力して、キーボード装置より入力する必要があり、操作者にとっては面倒であった。
【0004】
また、従来の電子カルテシステムでは、ペン型入力装置が紛失したり盗難に遭ったりした場合、第三者による不正使用を防止することが困難であった等の問題が発生していた。
【0005】
そこで、本発明の目的は、ログインが容易で情報セキュリティの高い個人データ管理装置、個人データ管理方法、プログラム、及び記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、ICタグを内蔵したペン型入力装置と、前記ペン型入力装置との接触により個人データが入出力されるICタグ認識タブレット装置と、前記ICタグとの間で無線により識別データの授受を行う送受信手段と、前記ICタグ及び操作者に関する個人データを含むマスタデータを記憶する記憶手段と、前記ICタグからの識別データ、前記ICタグ認識タブレット装置に入力された個人データ、及び前記マスタデータに基づいてログイン処理を行うコンピュータとを備えた個人データ管理装置であって、前記コンピュータは、前記ペン型入力装置が紛失もしくは盗難された場合、前記識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後でログイン処理を行うようにしたことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、ICタグから識別データが入力され、前記ICタグを内蔵したペン型入力装置との間で個人データが入出力されるICタグ認識タブレット装置のログイン処理を行うデータ管理方法であって、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置と前記ICタグ認識タブレット装置とが接触すると、前記ICタグからの識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後でログイン処理を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、ICタグから識別データが入力され、前記ICタグを内蔵したペン型入力装置との間で個人データが入出力されるICタグ認識タブレット装置のログイン処理を行う個人データ管理方法であって、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置と前記ICタグ認識タブレット装置とが接触すると、送受信手段を待機状態にすると共に前記ICタグを起動させて識別データを送信させる処理、前記ICタグからの識別データを受信する処理、前記ICタグ及び操作者に関するデータを含むマスタデータを検索する処理、前記マスタデータ内にて前記ICタグに関するデータを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後で操作者に関するデータと一致すると前記操作者をログイン者であると認定する処理、及びログイン処理を行うことを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、ICタグからの識別データが入力され、前記ICタグを内蔵したペン型入力装置との間で個人データが入出力されるICタグ認識タブレット装置のログイン処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記コンピュータに、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置と前記ICタグ認識タブレット装置との接触があると、前記ICタグからの識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後でログイン処理を実行させることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、ICタグからのデータと前記ICタグを内蔵したペン型入力装置からのデータとが入力されるICタグ認識タブレット装置のログイン処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記コンピュータに、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置と前記ICタグ認識タブレット装置との接触があると、送信手段を待機状態にすると共に前記ICタグを起動させて識別データを送信させる処理、 前記ICタグからの識別データを受信する処理、前記ICタグ及び操作者に関するデータを含むマスタデータを検索する処理、前記マスタデータ内にて前記ICタグに関するデータを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後で操作者に関するデータが一致すると前記操作者をログイン者であると認定する処理、及びログイン処理を実行させることを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の発明は、請求項4または5に記載のプログラムを記録した記録媒体であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置の識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えることにより、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置とICタグ認識タブレット装置とが接触するだけで、ICタグからのデータ、ペン型入力装置からのデータ、及びマスタデータに基づいて自動的にログイン処理を行うので、ログインが容易となり、ペン型入力装置を紛失したり、盗難にあったりしても第三者に悪用されることがなくなり、情報セキュリティの向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明に係る個人データ管理装置の一実施の形態は、ICタグを内蔵したペン型入力装置と、ペン型入力装置との接触により個人データが入出力されるICタグ認識タブレット装置と、ICタグとの間で無線により識別データの授受を行う送受信手段と、ICタグ及び操作者に関する個人データを含むマスタデータを記憶する記憶手段と、ICタグからの識別データ、ICタグ認識タブレット装置に入力された個人データ、及びマスタデータに基づいてログイン処理を行うコンピュータとを備えた個人データ管理装置であって、コンピュータは、ペン型入力装置が紛失もしくは盗難された場合、識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後でログイン処理を行うようにしたことを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、コンピュータに対するログイン操作が簡便化される。
その理由は、従来のような操作者コード及びパスワードをキーボードにより入力する必要がなく、ペン型入力装置をICタグ認識タブレット装置に接触させるだけでログイン操作が完了するからである。
【0015】
また、上記構成によれば、コンピュータに対するセキュリティ面での向上を図ることができる。
その理由は、従来のような操作者コード及びパスワードの管理では、パスワードの盗難が考えられることがあり、また、盗難された状況は証拠が残らない。ペン型入力装置によるログインの場合、本人所持のペン型入力装置が存在しない限りログインは不可能であり、また、紛失時には、コンピュータのマスタデータの操作によりログインを無効化することができるからである。
すなわち、コンピュータにより、ペン型入力装置が紛失もしくは盗難された場合、識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後でログイン処理を行うようにしたためである。
【0016】
記憶手段としては、例えばHDD(ハードディスクドライバー)が挙げられる。
【0017】
本発明に係るデータ管理方法の一実施の形態は、ICタグから識別データが入力され、ICタグを内蔵したペン型入力装置との間で個人データが入出力されるICタグ認識タブレット装置のログイン処理を行うデータ管理方法であって、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置とICタグ認識タブレット装置とが接触すると、ICタグからの識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後でログイン処理を行うことを特徴とする。
【0018】
上記構成によれば、コンピュータに対するログイン操作が簡便化されるだけでなく、コンピュータに対するセキュリティ面での向上を図ることができる。
【0019】
本発明に係る個人データ管理方法の他の実施の形態は、ICタグから識別データが入力され、ICタグを内蔵したペン型入力装置との間で個人データが入出力されるICタグ認識タブレット装置のログイン処理を行う個人データ管理方法であって、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置とICタグ認識タブレット装置とが接触すると、送受信手段を待機状態にすると共にICタグを起動させて識別データを送信させる処理、ICタグからの識別データを受信する処理、ICタグ及び操作者に関するデータを含むマスタデータを検索する処理、マスタデータ内にてICタグに関するデータを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後で操作者に関するデータと一致すると操作者をログイン者であると認定する処理、及びログイン処理を行うことを特徴とする。
【0020】
上記構成によれば、コンピュータに対するログイン操作が簡便化され、コンピュータに対するセキュリティ面での向上を図ることができる。
【0021】
本発明に係るプログラムの一実施の形態は、ICタグからの識別データが入力され、ICタグを内蔵したペン型入力装置との間で個人データが入出力されるICタグ認識タブレット装置のログイン処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、コンピュータに、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置とICタグ認識タブレット装置との接触があると、ICタグからの識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後でログイン処理を実行させることを特徴とする。
【0022】
上記構成によれば、コンピュータに対するログイン操作が簡便化されるだけでなく、コンピュータに対するセキュリティ面での向上を図ることができる。
【0023】
本発明に係るプログラムの他の実施の形態は、ICタグからのデータとICタグを内蔵したペン型入力装置からのデータとが入力されるICタグ認識タブレット装置のログイン処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、コンピュータに、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置とICタグ認識タブレット装置との接触があると、送信手段を待機状態にすると共にICタグを起動させて識別データを送信させる処理、ICタグからの識別データを受信する処理、記ICタグ及び操作者に関するデータを含むマスタデータを検索する処理、マスタデータ内にて前記ICタグに関するデータを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後で操作者に関するデータが一致すると操作者をログイン者であると認定する処理、及びログイン処理を実行させることを特徴とする。
【0024】
上記構成によれば、コンピュータに対するログイン操作が簡便化されるだけでなく、コンピュータに対するセキュリティ面での向上を図ることができる。
【0025】
本発明に係る記録媒体の一実施の形態は、上記いずれかのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0026】
上記記録媒体を用いることにより、コンピュータに対するログイン操作が簡便化され、コンピュータに対するセキュリティ面での向上を図ることができる。
【0027】
<プログラム及び記録媒体>
以上で説明した本発明に係る個人データ管理装置は、コンピュータでデータ管理処理を実行させるプログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0028】
これにより、プログラムが実行可能なコンピュータ環境さえあれば、どこにおいても本発明のデータ管理装置を実現することができる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。
【0029】
ここで、記録媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(CD Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体、HDD(Hard Disc Driver)、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、FeRAM(強誘電体メモリ)等の半導体メモリが挙げられる。
【0030】
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
【実施例】
【0031】
図1は、本発明に係る個人データ管理装置の一実施例を示す構成図である。
図1に示す個人データ管理装置は、コンピュータ10と、ICタグ認識タブレット装置20と、送受信手段としての送受信回路21と、ペン型入力装置としてのICタグ内蔵ペン30とで構成されている。
【0032】
コンピュータ10は、ログイン要求を処理するログイン処理プログラム11と、ログイン情報を構成する、ICタグ情報とログイン者IDとの関連付けを保持するマスタデータ12とで構成されている。
【0033】
ICタグ認識タブレット20は、コンピュータ10と接続されたディスプレイ装置である。
【0034】
ICタグ内蔵ペン30は、それぞれの操作者が保持するペン型入力装置に一意ID(識別データ)を持たせたICタグ31が内蔵されたペンであり、ICタグ認識タブレット装置20を通じて、操作情報をコンピュータ10へ送信する機能をもっている。
【0035】
ICタグ内蔵ペン30に内蔵された情報は、ICタグ認識タブレット装置20を通じて、コンピュータ10への送信が行われるため、コンピュータ10でのログイン処理プログラム11では、操作情報を利用して操作者情報の限定を行うことができ、操作者に対して簡易なログイン処理とセキュリティとを提供することができる。
【0036】
〔動作の説明〕
次に、図1及び図2を参照して実施例の動作について詳細に説明する。
図2は、図1に示した個人データ管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図2において、まず、コンピュータ10(図1参照)は、紛失もしくは盗難されたICタグ内蔵ペンの識別データの無効化及び他の識別データへの置き換えを行う(ステップS200)。
次に、ICタグ認識タブレット装置20と(図1参照)ICタグ内蔵ペン30(図1参照)との接触があったか否かを判断し(ステップS201)、接触がないと判断した場合(ステップS201/NO)は待機し、接触があったと判断した場合(ステップS201/YES)は次のステップS202へ進む。
【0037】
コンピュータ10(図1参照)は、ICタグ認識タブレット装置20(図1参照)に接続された送受信回路21(図1参照)にデータを受信状態にして待機させる(ステップS202)。
コンピュータ10は、送受信回路21(図1参照)は、ICタグ31(図1参照)のデータ(ICタグ情報:操作者名、ID等の識別データ)をICタグ31(図1参照)から受信すると、識別データをICタグ認識タブレット装置20(図1参照)に送信させる(ステップS203)。
すなわち、ICタグ認識タブレット装置20(図1参照)は、ICタグ内蔵ペン30(図1参照)からのICタグ情報(識別データ)をコンピュータ10(図1参照)に送信する(ステップS204)。
この情報を受けたコンピュータシステム10(図1参照)は、ログイン処理プログラムがこの情報を受け、マスタデータ12(図1参照)との突合処理を行うため、ICタグ情報に関連付けられた操作者情報を検索する(ステップS205)。
【0038】
コンピュータ10(図1参照)は、ICタグ31(図1参照)に関するデータと操作者に関するデータとが一致するか否かを判断し(ステップS206)、一致した場合(ステップS206/YES)、操作者をログイン者であると認定する(ステップS207)。
【0039】
コンピュータ10(図1参照)は、認定後ログインを開始する。このことにより操作者は、簡易な操作によって、ログイン操作を完了させることができる(ステップS208)。
操作者は、所定のデータ入出力を行い(ステップS209)、ログイン終了手続を行う(例えば、ICタグ認識タブレット装置20(図1参照)のログイン終了の領域にICタグ内蔵ペン30(図1参照)を押す)とログインが終了される(ステップS210)。
ステップS206でICタグに関するデータと操作者に関するデータとが一致しない場合(ステップS206/NO)は終了する。このため、他のICタグ内蔵ペンの所有者が操作を使用としても不可能である。
【0040】
尚、ログイン終了手続については、ログイン中に送受信回路21がICタグ内蔵ペン30との間で一定間隔毎(例えば、1秒毎)にデータの授受を行い、操作者がICタグ内蔵ペンごとICタグ認識タブレット装置20から離席すると、送受信回路21がICタグ内蔵ペン30との間でデータの授受が途絶えることにより操作書の離席を検知し、自動的にログイン終了処理を行うように構成してもよい。
【0041】
〔効果の説明〕
第一の効果は、コンピュータシステムに対するログイン操作が簡便化されることである。
その理由は、従来のような操作者コード及びパスワードをキーボードより入力する必要がなく、ICタグ内蔵ペンをICタグ認識タブレット装置に接触させるだけでログイン操作が完了するからである。
【0042】
第二の効果は、コンピュータに対するセキュリティ面での向上である。
その理由は、従来のような操作者コード及びパスワードの管理では、パスワードの盗難が考えられることがあり、また、盗難された状況は証拠が残らない。ICタグ内蔵ペンによるログインの場合、本人所持のICタグ内蔵ペンが存在しない限りログインは不可能であり、また、紛失時には、マスタデータの操作によりログインを無効化することができるからである。すなわち、コンピュータにより、ペン型入力装置が紛失もしくは盗難された場合、識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後でログイン処理を行うようにしたためである。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、病院の電子カルテ、銀行、自動車販売会社等の顧客管理簿等に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明に係る個人データ管理装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1に示した個人データ管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0045】
10 コンピュータ
11 ログイン処理プログラム
12 マスタデータ
20 ICタグ認識タブレット装置
30 ICタグ内蔵ペン
31 ICタグ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ICタグを内蔵したペン型入力装置と、
前記ペン型入力装置との接触により個人データが入出力されるICタグ認識タブレット装置と、
前記ICタグとの間で無線により識別データの授受を行う送受信手段と、
前記ICタグ及び操作者に関する個人データを含むマスタデータを記憶する記憶手段と、
前記ICタグからの識別データ、前記ICタグ認識タブレット装置に入力された個人データ、及び前記マスタデータに基づいてログイン処理を行うコンピュータとを備えた個人データ管理装置であって、
前記コンピュータは、前記ペン型入力装置が紛失もしくは盗難された場合、前記識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後でログイン処理を行うようにしたことを特徴とする個人データ管理装置。
【請求項2】
ICタグから識別データが入力され、前記ICタグを内蔵したペン型入力装置との間で個人データが入出力されるICタグ認識タブレット装置のログイン処理を行うデータ管理方法であって、
紛失もしくは盗難されたペン型入力装置と前記ICタグ認識タブレット装置とが接触すると、前記ICタグからの識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後でログイン処理を行うことを特徴とする個人データ管理方法。
【請求項3】
ICタグから識別データが入力され、前記ICタグを内蔵したペン型入力装置との間で個人データが入出力されるICタグ認識タブレット装置のログイン処理を行う個人データ管理方法であって、
紛失もしくは盗難されたペン型入力装置と前記ICタグ認識タブレット装置とが接触すると、送受信手段を待機状態にすると共に前記ICタグを起動させて識別データを送信させる処理、
前記ICタグからの識別データを受信する処理、
前記ICタグ及び操作者に関するデータを含むマスタデータを検索する処理、
前記マスタデータ内にて前記ICタグに関するデータを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後で操作者に関するデータと一致すると前記操作者をログイン者であると認定する処理、
及びログイン処理を行うことを特徴とする個人データ管理方法。
【請求項4】
ICタグからの識別データが入力され、前記ICタグを内蔵したペン型入力装置との間で個人データが入出力されるICタグ認識タブレット装置のログイン処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記コンピュータに、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置と前記ICタグ認識タブレット装置との接触があると、前記ICタグからの識別データを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後 でログイン処理を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項5】
ICタグからのデータと前記ICタグを内蔵したペン型入力装置からのデータとが入力されるICタグ認識タブレット装置のログイン処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記コンピュータに、紛失もしくは盗難されたペン型入力装置と前記ICタグ認識タブレット装置との接触があると、送信手段を待機状態にすると共に前記ICタグを起動させて識別データを送信させる処理、
前記ICタグからの識別データを受信する処理、
前記ICタグ及び操作者に関するデータを含むマスタデータを検索する処理、
前記マスタデータ内にて前記ICタグに関するデータを無効化すると共に他の識別データに置き換えた後で操作者に関するデータが一致すると前記操作者をログイン者であると認定する処理、
及びログイン処理を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項6】
請求項4または5に記載のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−334669(P2007−334669A)
【公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−166406(P2006−166406)
【出願日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【出願人】(390001395)NECシステムテクノロジー株式会社 (438)
【Fターム(参考)】