説明

光源装置および光走査装置

【課題】光源から出射されるレーザ光の収光精度が高い光源装置を提供する。
【解決手段】光源装置100は、レーザ光を出射する半導体レーザ110と、半導体レーザからのレーザ光を光束に変換するカップリングレンズ120と、カップリングレンズからのレーザ光が入射されるシリンドリカルレンズ130とを備える。シリンドリカルレンズ130は、レンズ部132と、レンズ部の外周に配置された外周部136と、外周部から半導体レーザ側へ延び、カップリングレンズを支持する支持部138とが一体に形成されたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源装置およびこの光源装置を含む光走査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体レーザと、カップリングレンズと、シリンドリカルレンズとを含む光源装置を組み立てる際には、半導体レーザの光軸に対して、カップリングレンズとシリンドリカルレンズの光軸を一致させる必要がある。
【0003】
図7(a)および図7(b)に示すように、従来の光源装置200は、半導体レーザ210と、カップリングレンズ220と、シリンドリカルレンズ230とを含み、各部品がベース250に固定されることで組み立てられる。
詳細には、カップリングレンズ220を鏡筒225内の所定位置に接着により固定する。次に、カップリングレンズ220を固定した鏡筒225とシリンドリカルレンズ230をベース250に対して接着等の方法で固定する。そして、半導体レーザ210をホルダ260の円形開口部262に圧入等により固定した後、ホルダ260をベース250に接着することで、光源装置200を組み立てる。その際、特にカップリングレンズ220と半導体レーザ210との位置合わせ、固定には、高い精度が求められる。また、半導体レーザ210またはカップリングレンズ220の光軸のずれは、そのまま光源装置の収光精度を左右する。
【0004】
特許文献1も同様の光源装置を開示しており、カップリングレンズを第1保持部材(LDベース)に固定させ、シリンドリカルレンズを第2保持部材(ホルダ)に固定させ、第1保持部材と第2保持部材を固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−311892号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の光源装置においては、カップリングレンズとシリンドリカルレンズの間に複数の保持部材が介在するので、誤差が大きくなり、光源から出射されるレーザ光で所望の収光精度が得られないという問題があった。
【0007】
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、光源から出射されるレーザ光の収光精度が高い光源装置および光走査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような課題を解決するため、本発明の光源装置は、レーザ光を出射する半導体レーザと、前記半導体レーザからのレーザ光を光束に変換するカップリングレンズと、前記カップリングレンズからのレーザ光が入射されるシリンドリカルレンズとを備え、前記シリンドリカルレンズは、レンズ部と、前記レンズ部の外周に配置された外周部と、前記外周部から前記半導体レーザ側へ延び、前記カップリングレンズを支持する支持部とが一体に形成されたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の光走査装置は、上述した光源装置を含むことを特徴とする。
【0010】
このような光源装置および光走査装置によると、保持部材を介在させずに、カップリングレンズをシリンドリカルレンズに直接支持させるため、小さい誤差の範囲内で、カップリングレンズとシリンドリカルレンズを位置合わせすることができる。そして、これらのレンズに対して半導体レーザの位置合わせを行うため、半導体レーザから出射されるレーザ光の収光精度が高い光源装置および光走査装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、光源から出射されるレーザ光の収光精度が高い光源装置および光走査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態の光走査装置を備えたレーザプリンタの側断面図である。
【図2】光走査装置の平面図である。
【図3】本実施形態の光源装置の分解斜視図である。
【図4】光源装置を組み立てた状態を示す斜視図である。
【図5】光源装置の平面図である。
【図6】図5のA−A線に沿った断面図である。
【図7】従来の光走査装置を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)は組み立てた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部3と、光走査装置4と、用紙P上にトナー像(現像剤像)を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙P上のトナー像を熱定着する定着装置8とを主に備えている。
【0014】
なお、以下の説明において、方向は、レーザプリンタを使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
【0015】
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Pを収容する給紙トレイ31と、用紙Pの前側を持ち上げる用紙押圧板32と、給紙ローラ33と、給紙パット34と、紙粉取りローラ35,36と、レジストローラ37とを主に備えている。給紙トレイ31内の用紙Pは、用紙押圧板32によって給紙ローラ33に寄せられ、給紙ローラ33と給紙パット34によって1枚ずつ分離され、紙粉取りローラ35,36およびレジストローラ37を通ってプロセスカートリッジ5に向けて搬送される。
【0016】
光走査装置4は、本体筐体2内の上部に設けられ、図2に示すように、光源装置100、ポリゴンミラー20、fθレンズ42、反射鏡44を備えている。ポリゴンミラー20は、六角形の各辺の部分に鏡が形成されたもので、それ自身回転されつつ、シリンドリカルレンズ130を通過したレーザ光を反射することで、主走査方向にレーザ光を偏向および走査する。fθレンズ42は、ポリゴンミラー20により等角速度で走査されたレーザ光を、等速度で走査するように変換しつつ、感光体ドラム61の表面にレーザ光を結像させる。
【0017】
また、光走査装置4は、反射鏡44で下方に向けられたレーザ光を感光体ドラム61へ向けるべく、図1に示すように補正レンズ43、反射鏡45,46を備えている。これらの各部材は、ケース101に適宜取り付けられている。
光源装置100の構成の詳細については、後述する。
【0018】
プロセスカートリッジ5は、光走査装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
【0019】
ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部74とを主に備えている。
【0020】
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、光走査装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
【0021】
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Pが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙P上に転写される。
【0022】
定着装置8は、プロセスカートリッジ5の後方に設けられている。用紙P上に転写されたトナー像(トナー)は、定着装置8を通過することで用紙P上に熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Pは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
【0023】
<光源装置の詳細構成>
図3に示すように、光源装置100は、レーザ光を出射する半導体レーザ110と、半導体レーザ110から出射される拡散光を平行な光束に変換するカップリングレンズ(コリメートレンズ)120と、カップリングレンズ120からのレーザ光が入射されるシリンドリカルレンズ130と、これらの各部品を保持するベース150とを備えている。
なお、光源装置を説明する際、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」の各方向は、図3に示すように、半導体レーザ110からのレーザ光の出射方向を前方として説明する。
【0024】
半導体レーザ110は、図4に示すように、樹脂からなる板状のホルダ160の円形開口部162に圧入等により固定され、ホルダ160がベース150の左右二つの位置決め突起152,152に接着剤165で接着されることにより、ベース150の所定位置で固定される。
【0025】
カップリングレンズ120は、樹脂またはガラスなどからなる円板形の凸レンズであり、半導体レーザ110から出射されるレーザ光を集束させて光束に変換するものである。図6に示すように、カップリングレンズ120は、出射面122に凸曲面を有し、入射面126が平面となっている。出射面122の縁部には、光軸に垂直な平面部124が形成されている。この平面部124は、後述するシリンドリカルレンズ130の支持部138の一端に形成されたレンズ保持部140の環状支持面142に当接して、シリンドリカルレンズ130のレンズ部132との間で光軸方向の位置合わせを行う際の基準面となる。
なお、カップリングレンズ120は精密性が要求され、シリンドリカルレンズ130と比較して曲率が大きく、熱膨張による影響も大きいので、ガラス製のものが望ましい。
【0026】
シリンドリカルレンズ130は、カップリングレンズ120を通過したレーザ光を主走査方向に延びる線像としてポリゴンミラー20に導くものである。
シリンドリカルレンズ130は、レンズ部132と、レンズ部132の外周に配置される外周部136と、外周部136から半導体レーザ110側へ延びる支持部138とを含み、これらを透明の樹脂で一体成型することで形成される。
【0027】
レンズ部132は、前後方向から見て円形であり、カップリングレンズ120を通過したレーザ光が通過する領域を含む。図6に示すように、レンズ部132は、入射面133に凸曲面を有し、出射面134が平面を形成している。
【0028】
外周部136は、カップリングレンズ120からのレーザ光が通過しない領域でレンズ部132と一体に形成され、円筒状の外形を有している。図3および図6に示すように、外周部136には、シリンドリカルレンズ130が光軸を中心に回転することを規制するために、下側の周面から垂直に下方に延びる規制部137が設けられる。規制部137を設けたことにより、シリンドリカルレンズ130が光軸を中心として回転し、線像が傾くことを防止することができる。
【0029】
支持部138は、テーパ面を介して外周部136と一体に形成され、外周部136よりも小さい径を有する円筒形の部材である。支持部138は、後端部(半導体レーザ110側に位置する端部)にレンズ保持部140を形成している。
【0030】
レンズ保持部140は、所定位置でカップリングレンズ120を保持するためのものである。図6に示すように、レンズ保持部140は、カップリングレンズ120の光軸方向の位置決めを行うための環状支持面142と、シリンドリカルレンズ130の光軸に対してカップリングレンズ120の光軸を合わせるための内周部144とを備えている。
詳細には、レンズ保持部140は、支持部138の前後方向中央部よりも内径を一回り大きくすることで形成され、レンズ保持部140と支持部138の中央部の内径との段差部分に環状支持面142が形成される。レンズ保持部140の内周部144は、カップリングレンズ120の外周との間で、レンズ保持部140に挿入されたカップリングレンズ120がぐらつかないで保持される程度の嵌め合いの関係になっている。
したがって、カップリングレンズ120をシリンドリカルレンズ130のレンズ保持部140側から挿入し、環状支持面142に対してカップリングレンズ120の平面部124を当接させることで、カップリングレンズ120とシリンドリカルレンズ130のレンズ部132との光軸合わせと光軸方向の位置決めがなされる。
なお、シリンドリカルレンズ130の外周部136と支持部138の外側を黒色(レーザ光を吸収する色)に着色し、遮光機能を持たせることもできる。
【0031】
ベース150は、ホルダ160と同様に樹脂で形成される。図3および図4に示すように、ベース150は、半導体レーザ110が固定されたホルダ160を所定位置で位置決めするため、左右二つの位置決め突起152,152を一端部側(後端部側)に有し、他端部側(前端部側)には、シリンドリカルレンズ130を所定位置に位置決めするため左右二つの周壁154,154が設けられている。
図5に示すように、二つの周壁154,154は相互に間隔をおいて設けられており、これらの周壁154,154で囲まれた空間にシリンドリカルレンズ130を配置するようになっている。詳細には、二つの周壁154,154に囲まれた空間は、シリンドリカルレンズ130の外形と対応しており、規制部137を下に向けた状態でシリンドリカルレンズ130を空間内に位置させることで、シリンドリカルレンズ130を所定位置に位置決めすることができるようになっている。
【0032】
以上のような構成の光源装置100を組み立てる際には、まずシリンドリカルレンズ130の支持部138の一端に形成されたレンズ保持部140に、カップリングレンズ120を嵌め合いにより固定する。そして、ベース150上の二つの周壁154,154に囲まれた空間内に、規制部137を下に向けた状態でシリンドリカルレンズ130を位置させ、接着剤により固定する。
次に、半導体レーザ110をホルダ160の円形開口部162に圧入により固定する。そして、ベース150の左右二つの位置決め突起152,152に光硬化性樹脂の接着剤165を塗布し、半導体レーザ110を固定したホルダ160を固定する。その際、ホルダ160をロボットハンド(図示せず)で挟持し、半導体レーザ110を発光させ、カップリングレンズ120とシリンドリカルレンズ130を通過したレーザ光の焦点を確認しながらホルダ160の位置決め調整を行う。
ホルダ160の位置決め調整が終了した後、紫外線を光硬化性樹脂に照射して接着剤165を硬化させると、光源装置100の組立が完了する。
【0033】
本実施形態の光源装置100によれば、以下のような効果を奏することができる。
カップリングレンズ120をシリンドリカルレンズ130に直接支持させるので、各レンズの間に他の保持部材を介在させて支持させる場合に比べて、小さい誤差の範囲内でカップリングレンズ120とシリンドリカルレンズ130をベース150に固定することができる。この状態で半導体レーザ110の位置合わせを行った後、半導体レーザ110をベース150に固定するため、半導体レーザ110から出射されるレーザ光をポリゴンミラー20に対してより正しい位置に収光できる。つまり、精度の高い収光を行うことができる。
【0034】
シリンドリカルレンズ130のレンズ部132と、外周部136と、支持部138を透明の樹脂による一体成型で形成するため、シリンドリカルレンズ130を簡単に製造することができる。なお、シリンドリカルレンズ130は、カップリングレンズ120と比較して凸曲面の曲率が小さく、カップリングレンズ120ほどの精密性が要求されるものではないため、樹脂で形成しても十分な性能を得ることができる。一方、カップリングレンズ120は、凸曲面の曲率が大きく精密性が要求されるので、ガラスで形成されることが望ましい。
【0035】
シリンドリカルレンズ130の支持部138が円筒形であり、カップリングレンズ120が支持部138のレンズ保持部140内に嵌め合いにより支持されるので、カップリングレンズ120とシリンドリカルレンズ130の光軸を簡単に一致させることができる。一般に、カップリングレンズ120は円形の断面形状であるため、支持部138のレンズ保持部140を円筒形とすることで、カップリングレンズ120をレンズ保持部140内で精度良く支持することができる。
なお、支持部138を円筒形とすることで、射出成形時の樹脂の収縮が均等に起こるため、レンズ保持部140における寸法誤差を小さくすることができる。
【0036】
規制部137をシリンドリカルレンズ130の外周部136に設けたことにより、規制部137を下に向けた状態でベース150の所定位置にシリンドリカルレンズ130を位置させるだけで、シリンドリカルレンズ130が光軸を中心に回転することを規制することができる。したがって、ポリゴンミラー20に対して、シリンドリカルレンズ130からの線像が傾くことを防止することができる。
【0037】
シリンドリカルレンズ130の支持部138は、外周部136の外径よりも小さい外径を有するので、規制部137が作り易くなる。
【0038】
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、適宜変形して実施することができる。
【0039】
例えば、シリンドリカルレンズ130の支持部138は、外周部136の下部から半導体レーザ110側へと延びる棒状或いは板状の部材として、カップリングレンズ120を位置決めする位置決め部を備える構成とすることもできる。
また、カップリングレンズ120を保持するレンズ保持部140は、支持部138の端部よりも内側に設けることもできる。
【0040】
前記実施形態では、シリンドリカルレンズ130を円筒形に構成し、外周部136の外周に規制部137を設けたが、シリンドリカルレンズ130のレンズ部132と外周部136を直方体等の箱形として、円筒形の支持部138と一体に構成することもできる。なお、外周部136をその下端に平坦面を有する箱形とした場合、シリンドリカルレンズ130をベース150の所定位置に置くだけで、シリンドリカルレンズ130の光軸を中心とする回転を規制できるため、規制部を設ける必要はなくなる。
また、カップリングレンズ120の形状も円板形に限らず、適宜変更することが可能である。なお、シリンドリカルレンズ130の支持部138を筒状に形成する場合、カップリングレンズ120の外形に合わせた断面形状とすることが望ましい。
【0041】
前記実施形態では、嵌め合いによりカップリングレンズ120をシリンドリカルレンズ130に固定したが、圧入、接着剤による固定、溶着による固定等も可能である。
例えば、レンズ保持部140の内径を大きくして、レンズ保持部140の内周面から内側に突出する少なくとも3つ以上の圧入突起を備える構成としてもよい。
また、環状支持面142を設けずに、支持部138の内周面から突出し、カップリングレンズ120の平面部124と当接する複数の突起を設けて、この突起に接着剤を塗布することで、カップリングレンズ120をシリンドリカルレンズ130に固定することも可能である。
【0042】
前記実施形態では、ホルダ160とベース150を樹脂で形成したが、アルミニウム合金等の金属をダイキャスト成形することでこれらを形成することも可能である。
【符号の説明】
【0043】
1 レーザプリンタ
4 光走査装置
100 光源装置
110 半導体レーザ
120 カップリングレンズ
130 シリンドリカルレンズ
132 レンズ部
136 外周部
137 規制部
138 支持部
140 レンズ保持部
142 環状支持面
144 内周部
150 ベース
160 ホルダ
165 接着剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーザ光を出射する半導体レーザと、
前記半導体レーザからのレーザ光を光束に変換するカップリングレンズと、
前記カップリングレンズからのレーザ光が入射されるシリンドリカルレンズと、を備えた光源装置であって、
前記シリンドリカルレンズは、
レンズ部と、
前記レンズ部の外周に配置された外周部と、
前記外周部から前記半導体レーザ側へ延び、前記カップリングレンズを支持する支持部とが一体に形成されたことを特徴とする光源装置。
【請求項2】
前記シリンドリカルレンズは透明の樹脂で形成され、前記カップリングレンズはガラスで形成されることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項3】
前記支持部は円筒形であり、前記カップリングレンズが前記支持部内に支持されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光源装置。
【請求項4】
前記外周部は円筒形であり、前記シリンドリカルレンズが光軸を中心に回転することを規制する規制部が外周に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項5】
前記外周部は円筒形であり、前記支持部の外径は、前記外周部の外径よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光源装置を含むことを特徴とする光走査装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−133737(P2011−133737A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−294299(P2009−294299)
【出願日】平成21年12月25日(2009.12.25)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】