説明

共通E−DCH送信での衝突を管理する方法および装置

RACH(ランダムアクセスチャネル)アクセス送信での衝突を管理する方法および装置を開示する。WTRU(無線送受信ユニット)は、検出されたAI(アクイジションインジケータ)(104)がそのWTRU宛であることを確認するためにWTRU依存情報(106)を送信する。WTRU依存情報(106)は、AI(104)を検出した後に単独に送信でき、RACHプリアンブル(102)と一緒に送信でき、あるいは、E−RACHメッセージ(110)内で送信することができる。WTRU依存情報(106)は、乱数、シーケンスまたはスクランブリングコードの所定のセットからランダムに選択されたシーケンスまたはスクランブリングコードとすることができる。代替として、WTRU依存情報(106)を、設定済み識別子または設定済み識別子から導出された情報とすることができる。代替として、AI(104)の検出の後に、WTRUは、RACHプリアンブル(102)の送信に使用されるRACHリソースに関連するE−DCH(enhanced dedicated channel)リソースのセットからE−DCHリソースをランダムに選択し、選択されたE−DCHリソースを使用してE−RACHメッセージ(110)を送信することができる。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
RACH(ランダムアクセスチャネル)は、専用リソースを入手するためにか、少量のデータを送信するために、初期アクセスに使用される共有チャネルである。RACHは、WTRU(無線送受信ユニット)間で共有されて、アクセスがランダムなので、あるチャネルについて同時にアクセスを試みる複数のWTRU間で衝突(コリジョン)が生じる可能性がある。
【0003】
3GPP(third generation partnership project;第三世代携帯電話システムの使用の検討・作成を行うプロジェクト)仕様のリリース7においては、RACHプロシージャ(手続)は、2つのステージ(局面)、すなわち、スロット付きアロハ(slotted−ALOHA)機構と、RACHメッセージ送信ステージに続くチャネルアクセス表示とを有する。このチャネルへのアクセスを求めるWTRUは、シグネチャ(署名)をランダムに選択し、ランダムに選択されたアクセスのスロット期間中に、ある送信電力でRACHプリアンブル(前文)を送信する。Node B(ノードB)が、このシグネチャを検出し、関連するリソースが空いている場合には、Node Bは、AICH(acquisition indicator channel;アクイジションインジケータチャネル)上で正の肯定応答(ACK)を送信する。AICH上でAI(acquisition indicator;アクイジションインジケータ)(すなわち、ACK)を受信した後に、WTRUは、第2ステージに進み、RACHメッセージを送信することができる。関連するリソースが使用不能である場合には、Node Bは、AICH上で負の肯定応答(NACK)を用いて応答する。これは、WTRU側のバックオフ機構をトリガし、このバックオフ機構は、本質的に、その後のランダムな時刻にRACHアクセスプロシージャを再開始する。その一方で、WTRUからのシグネチャがNode Bで検出されない場合には、AIは、AICH上に送信されない。WTRUが、RACHプリアンブルの送信の後にAIを受信できない場合には、WTRUは、後続のアクセススロット期間において、最大の値に至るまでのより高い送信電力を用いてもう一度試行する。
【0004】
シグネチャは、使用可能なシグネチャのリストからランダムに選択され、RACHアクセスプロシージャは、匿名なので、Node Bは、RACHメッセージを復号するまで、どのWTRUがそのチャネルにアクセスしているのかを知っていない。したがって、複数のWTRUが、同一のアクセススロット内でたまたま同一のシグネチャを選択し、そのうちの1つがNode Bによって検出される場合には、Node Bは、ACKを送信し、これらのWTRUが、RACHメッセージを送信するためにそのチャネルに同時にアクセスすることとなる。このことが、RACHメッセージ上の衝突を引き起こす。衝突が発生する時において、RACHメッセージが、再送信される場合があるかもしれない。衝突は、検出がむずかしく、余計な遅延を引き起こす可能性がある。
【0005】
最近、E−DCH(enhanced dedicated channel;拡張専用チャネル)を介してRACHメッセージを送信することによってランダムアクセストランスポート機構を修正することが提案された。このプロシージャは、CELL_FACHおよびIDLEモードの拡張アップリンク(enhanced uplink)として知られている。Node Bは、すべてのWTRUの間で共有されなければならない共通E−DCHリソースの一組からE−DCHを選択するということになる。Node Bは、AICHおよび/またはE−AICH(enhanced AICH)を介してWTRUにこれらのリソースのうちの1つを割り当て、かつ通知することによって、WTRUチャネルアクセス要求に応答する。AIの受信の後に、WTRUは、アップリンク電力制御コマンドの監視を開始し、ダウンリンク電力制御コマンドの送信を始め、ネットワーク構成可能遅延(network configurable delay)の後に、E−DCHトランスポートチャネル上の送信を開始する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この手法は、従来のRACHを用いて可能なものより短い待ち時間でより大きいデータメッセージを送信することを可能にするであろう。実際に、E−DCHは、データ送信のためにより長い時間期間の間に使用されるであろうと思われる。このことは、メッセージ衝突が、ユーザによって知覚される待ち時間およびシステムのスペクトル効率に対して有するであろう影響を増やすこととなるはずである。したがって、衝突を回避し、管理し、識別する方法を提供することは望ましいということになる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
CELL_FACH状態またはアイドルモードでの拡張アップリンク(enhanced uplink)送信で衝突を管理する方法および装置を開示する。どのWTRUがAI(アクイジションインジケータ)を検出したかをNode Bが識別できるようにするために、WTRUは、WTRU依存情報を送信する。WTRU依存情報を、AIの検出後に単独で送信でき、またはRACHプリアンブルと共に送信することができる。WTRU依存情報を、E−DCHを介してE−RACHメッセージ送信ステージ期間に送信することができる。WTRU依存情報は、乱数、あるいは、シーケンスまたはスクランブリングコードの所定のセットからランダムに選択されたシーケンスまたはスクランブリングコードとすることができる。代替として、WTRU依存情報を、設定済み識別子(pre−configured identifier)、または設定済み識別子から導出される情報とすることができる。代替として、AIを検出した後に、WTRUが、RACHプリアンブルの送信に使用されるRACHリソースに関連するE−DCHリソースのセットからE−DCHリソースをランダムに選択し、その選択されたE−DCHリソースを使用してE−RACHを送信することができる。代替として、確認応答を、E−RACHメッセージに応答して送信することができる。
【0008】
より詳細な理解は、添付図面と併せて例として与えられた以下の説明から得ることができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】一実施形態によるRACHアクセスに関するWTRUとNode Bとの間のシグナリングの例を示す図である。
【図2】もう1つの実施形態によるRACHアクセスに関するWTRUとNode Bとの間のシグナリングの例を示す図である。
【図3】もう1つの実施形態によるRACHアクセスに関するWTRUとNode Bとの間のシグナリングの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下で言及される時に、用語「WTRU」は、ユーザ機器(UE)、移動局、固定のまたは可動の加入者ユニット、ポケットベル、セル電話機、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、あるいは無線環境で動作することのできる任意の他のタイプのユーザデバイスを含むが、これらに限定はされない。下で言及される時に、用語「Node B」は、基地局、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、または無線環境で動作することのできる任意の他のタイプのインターフェースするデバイスを含むが、これらに限定はされない。以下で言及される時に、用語「AICH(アクイジションインジケータチャネル)上のAI(アクイジションインジケータ)」は、AICHおよび/またはE−AICH上でのアクイジションインジケーション(acquisition indication)のすべての受信を含む。以下で言及される時に、用語「アクイジションインジケーション」は、ACK/NACK表示または共通E−DCHリソース表示を含むが、これらに限定はされない。以下で言及される時に、用語「E−RACHメッセージ」は、肯定応答されたRACHプリアンブルステージの後に共通E−DCHリソース上で送信されるすべてのデータ(パケットまたはプロトコルデータユニット(PDU))を含む。用語「表示(インジケーション)」および「インジケータ」は、本明細書では交換可能に使用されることが可能である。
【0011】
実施形態を、3GPP UTRA(universal terrestrial radio access;ユニバーサル地上無線アクセス)周波数分割二重(FDD)の文脈で説明するが、実施形態を、任意の他の無線通信テクノロジにも適用できることに留意されたい。
【0012】
一実施形態によれば、WTRUは、AICHでのAIの検出の後にWTRU依存情報を送信して、どのWTRUがAIを検出したのかをNode Bが判定できるようにしている。
【0013】
図1は、CELL_FACHおよびアイドル(idel)モードプロシージャの新しい拡張アップリンクに関するWTRUとNode Bとの間のシグナリングの例を示す。このプロシージャを開始するために、WTRUは、RACHシグネチャおよびアクセススロットをランダムに選択し、RACHプリアンブル102を送信する。このRACHプリアンブル102は、Node Bで首尾よく受信されてもされなくてもよい。Node Bは、RACHプリアンブルを検出し、AICH上でAI 104を送信する。Node Bによって検出されるRACHプリアンブルは、このWTRUによって送信されたRACHプリアンブル102であってもよく、あるいは別のWTRUからのRACHプリアンブルであってもよい。
【0014】
WTRUがE−RACHメッセージの送信を進める際に、WTRUによって送信されたRACHプリアンブル102がNode Bによって首尾よく検出されず、AI 104が、実際には、別のWTRUによって同一アクセススロットで送信された同一シグネチャを有するRACHプリアンブルに対する応答である場合に、衝突が発生することとなる。この衝突は、WTRUが衝突を検出し、E−RACHメッセージ部分の送信を停止した場合よりも、システムに対して悪い影響(たとえば、無線資源の浪費)を有していたであろう。
【0015】
衝突の影響を緩和するために、AI 104を検出した後に、WTRUは、AI 104を検出したWTRUの識別子をNode Bが確認することを可能にするWTRU依存情報106を送信する。Node Bは、WTRU依存情報106を受信し、確認応答108をWTRUに送信する。この確認応答に基づいて、WTRUは、AIがそのWTRU目的のものであるか別のWTRUを目的とするものであるかを判定する。検出されたAI 104がそのWTRUを目的とするものであると判定した場合には、WTRUは、E−RACHメッセージ110を送信する。しかし、AI 104がそのWTRU目的としたものではないと判定した場合には、WTRUは、E−RACHメッセージ110を送信しない。
【0016】
この判定は、確認応答を監視することによって行うことができる。WTRUが、衝突解消時間内に期待された応答を受信しない場合には、WTRUは、衝突が発生しており、かつ受信されたAIが別のWTRUに関するものであったと宣言することができる。
【0017】
衝突解消時間が満了したかどうかを判定するために、多数のトリガを利用して、確認応答の監視を開始するようにWTRUに告げることができる。それらは、AICHおよび/またはE−AICHでのAIおよびリソースのインジケイション(表示)の受信、アップリンク電力制御コマンドの受信の開始、ダウンリンク電力制御コマンドの送信の開始、物理チャネルが確立されたとWTRUが宣言する時、物理チャネルが後検証(post−verification)に合格したとWTRUが宣言する時、およびアップリンクでのE−DCH送信の開始を含む。
【0018】
複数のWTRUが、たまたま同一のシグネチャを使用して同一のアクセススロットでRACHプリアンブルを送信する場合に、それらのWTRUは、それぞれ、AI 104を検出し、WTRU依存情報をNode Bに送信する。この場合に、Node Bは、すべてのWTRU依存情報を受信する場合もそうでない場合もありうる。Node Bが、それらWTRU依存情報のうちの1つだけを受信する場合には、そのノードは、上で述べたように受信された1つに応答する。Node Bが、複数のWTRU依存情報を検出する場合には、Node Bは、そのうちの1つだけ(たとえば、最良の信号品質を有するWTRU依存情報)に応答することができる。
【0019】
WTRU依存情報は、WTRUを区別することを目的としている。WTRU依存情報を、ランダムに生成することができる。WTRU依存情報を、乱数、シーケンスまたはシグネチャの所定のセットからランダムに選択されたシーケンスまたはシグネチャ、スクランブリングコードの所定のセットからランダムに選択されたスクランブリングコード、WTRUがWTRU依存情報を送信する時刻を判定するためのダウンリンクシグナリングに関連するタイミング、またはその種の他のもの、とすることができる。WTRU依存送信の異なるタイミングを使用して、WTRUの間で区別することができる。WTRUがAIを受信した後に、WTRUは、それぞれ、WTRU依存情報を送信すべき時をランダムに選択する。Node Bが、これらのうちの1つだけに応答し、応答の厳密なタイミングを維持する場合には、各WTRUは、確認応答がそのWTRU宛であるかどうかを判定することができる。
【0020】
代替として、WTRU依存情報は、U−RNTI(UTRAN無線ネットワーク一時的識別子(radio network temporary identity))、E−RNTI(E−DCH無線ネットワーク一時的識別子)、H−RNTI(HS−DSCH(high speed downlink shared channel;高速下り共有チャネル)無線ネットワーク一時的識別子)、IMSI(international mobile subscriber identity;国際移動体加入者識別子(端末識別番号))、その他を含むがこれらに限定されない設定済みWTRU識別子に対応するか、あるいはそれから生成されたものとすることができる。
【0021】
WTRU依存情報を、この確認プロシージャに専用のチャネルを介して送信することができる。代替として、WTRU依存情報を、任意の通常のアップリンクチャネルメッセージのペイロード(データ本体)として送信することができる。
【0022】
代替として、WTRU依存情報を、図2に示されているようにE−RACHメッセージの一部として送信することができる。RACHアクセスプロシージャを開始するために、WTRUは、RACHシグネチャおよびアクセススロットをランダムに選択し、RACHプリアンブル202を送信する。Node Bは、RACHプリアンブル202を検出し、AICH上でAI 204を送信する。WTRUは、AI 204を検出した後に、E−RACHメッセージ206内でWTRU依存情報を送信する。次に、Node Bは、確認応答208をそのWTRUに送信する。確認応答208に基づいて、そのWTRUは、衝突が発生するか否かを判定することができる。
【0023】
代替として、図3に示されているように、WTRU依存情報を、各RACHプリアンブルの直後に送信することができる。RACHアクセスプロシージャを開始するために、WTRUは、RACHシグネチャおよびアクセススロットをランダムに選択し、RACHプリアンブル302aをWTRU依存情報302bと一緒に送信する。Node Bは、RACHプリアンブル302aおよびWTRU依存情報302bを検出し、AICH上でAI 304aおよび確認応答304bを送信する。確認応答304bに基づいて、AI 304aがそのWTRU宛であることを確認した後に、そのWTRUは、E−RACHメッセージ306を送信する。
【0024】
Node Bは、HS−DSCHを介してWTRUに確認応答を送信することができる。この確認応答は、WTRU依存情報またはWTRU依存情報から導出された情報(たとえば、巡回冗長検査(CRC)チェックサム)の反復(繰り返し)を含むことができる。WTRUが、専用H−RNTIを割り当てなかった場合には、確認応答を、共通H−RNTIを使用して送信することができる。WTRUが専用H−RNTIを既に割り当てている場合には、WTRUの専用H−RNTIを使用するNode Bからの送信を、確認応答であると考えることができる。
【0025】
代替として、Node Bは、E−AGCH(E−DCH絶対的認可チャネル(absolute grant channel))を介して確認応答を送信することができる。E−AGCHは、E−DCHの絶対的認可を送信するためのチャネルである。WTRUが、専用E−RNTIを既に割り当てており、Node Bが、E−RNTIおよびWTRU依存情報をマッピングできる場合には、E−AGCHを使用して、WTRU依存情報を受信した後にWTRUに絶対的認可値を送信することができる。WTRUが、WTRU依存情報を送信した後にE−AGCHを介してE−RNTIと共に絶対的認可を受信する場合には、WTRUは、衝突の可能性なしに共通E−DCHリソースを自由に使用できると理解する。
【0026】
WTRUがE−RNTIを割り当てなかった場合で、確認応答の送信を、共通E−RNTIを使用して行うことができ、ここで、絶対的認可値5+1ビットを、WTRUによって送信されたWTRU依存情報と一組のビットシーケンスとの間の所定のマッピングに従ってセットすることができる。
【0027】
代替として、Node Bは、E−RGCH(E−DCH相対的認可チャネル(relative grant channel))を介して確認応答を送信することができる。確認応答にE−RGCHを使用する機構は、E−RGCHが、所与の認可が送信されるWTRUを識別するのにE−RNTIを使用するのではなく、チャネライゼーションコード(channelization code;多重用の拡散符号)およびシーケンス(すなわち、シグネチャ)の組合せを使用することを除いて、E−AGCHの使用に類似する。
【0028】
代替として、Node Bは、AICHを介して確認応答を送信することができる。WTRU依存情報が、RACHプリアンブルシグネチャのシグネチャに似たシグネチャを含む場合、またはWTRU依存情報がRACHプリアンブルと一緒に送信される場合には、確認応答をAICHを介して送信することができる。図3に示されているように、確認応答を、AIに続いてNode Bから送信することができる。現在のリリース7 3GPP仕様によれば、AICH送信は、AIの4096チップの送信の後に1024チップの間オフである。確認応答を、この1024チップのすべてまたは一部で送信することができる。
【0029】
もう1つの実施形態によれば、E−RACHメッセージ衝突を、WTRUがそのAIを検出した後にE−DCHリソースの追加ランダム選択を有することによって緩和することができる。たとえば、1対多マッピングを、RACHリソースとE−DCHリソースとの間で定義することができる。すなわち、すべてのRACHリソースが、セットE−DCHリソースに関連し、同一セット内の各E−DCHリソースが、たとえば、一意のスクランブリングコードを有することができる。WTRUがAIを受信した後に、そのWTRUは、RACHプリアンブルの送信に使用されるRACHリソースに関連するE−DCHリソースのセットからE−DCHリソースの1つをランダムに選択する。2つのWTRUが同一のアクセススロットで同一のシグネチャを送信し、したがって同時にAIを受信する場合には、E−DCHリソースの後続のランダム選択が、E−RACHメッセージ衝突の確率を下げることとなる。というのは、これらのWTRUが、たとえば、その一意のスクランブリングコードによって区別されるからである。
【0030】
もう1つの実施形態によれば、従来のRACHプリアンブルおよびアクイジションインジケーションが、リリース7 3GPP仕様のように維持される(すなわち、WTRUは、AIが実際にそのWTRU宛であることを確認するための追加ステップなしで、AIの受信後にE−RACHメッセージを送信する)。WTRUがそのE−RACHメッセージを送信した後に、WTRU識別子を、MACヘッダまたはメッセージ内容からNode Bで(好ましくは)またはサービング無線ネットワーク制御装置(serving radio network controller、SRNC)で推断することができる。この実施形態によれば、ネットワークは、E−RACHメッセージに応答してWTRUに確認応答を送信する。確認応答は、WTRU一意識別子、E−RACHメッセージの成功の受信もしくは失敗の確認、専用チャネルの追加の認可もしくはリソース割当、またはその種の他のもの、の情報のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0031】
確認応答を、たとえば、FACH(forward access channel;下りアクセスチャネル)またはHS−DSCH上で搬送することができる。WTRUを、そのH−RNTI、E−RNTI、またはこの目的に適し、WTRUとネットワークとの両方に既知の別の識別子を使用してアドレッシングすることができる。代替として、新しいダウンリンクチャネルを作成して、この確認応答を伝えることができる。たとえば、この新しいチャネルを、情報ビットの新しい解釈(およびおそらくは減少)を伴う変更されたE−AGCHに基づくものとすることができる。E−AGCHは、絶対的認可(5ビット)および絶対的認可スコープ(1ビット)を担持する。WTRU識別子は、16ビットCRC内でマスクされる。確認応答がACK/NACK情報だけを含む場合には、E−AGCHの6ビットのすべてが必要ではない。そうではなく、認可範囲をACK/NACKになるように解釈しなおすことができ、5ビットの絶対的認可を除去することができる。この確認応答を、既知のタイミングを用いてWTRUに送信することができる。この手法は、WTRUが既にネットワークによって提供される識別子を有する、CELL_FACH状態でのUM(unacknowledged mode;未確認モード)データ送信のコンテキストで待ち時間を減らすのに特に有用であろう。
【0032】
実施形態
1.CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を回避する方法。
【0033】
2.RACHプリアンブルを送信するWTRUを含む、実施形態1の方法。
【0034】
3.WTRUがWTRU依存情報を送信することを含む、実施形態2の方法。
【0035】
4.WTRUが確認応答を受信することを含む、実施形態3の方法。
【0036】
5.WTRUが、確認応答に基づいて衝突がないと判定される場合に、共通E−DCHリソースを使用してメッセージを送信することを含む、実施形態4の方法。
【0037】
6.WTRUは、RACHプリアンブルと共にWTRU依存情報を送信する、実施形態3〜5のいずれか一項の方法。
【0038】
7.WTRU依存情報は、乱数、シーケンスの所定のセットからランダムに選択されたシーケンス、およびスクランブリングコードの所定のセットからランダムに選択されたスクランブリングコードのうちの少なくとも1つである、実施形態3〜6のいずれか一項の方法。
【0039】
8.WTRU依存情報は、設定済み識別子および設定済み識別子から導出された情報のうちの1つである、実施形態3〜7のいずれか一項の方法。
【0040】
9.識別子は、U−RNTI、E−RNTI、H−RNTI、およびIMSIのうちの少なくとも1つである、実施形態8の方法。
【0041】
10.WTRUは、HS−DSCHを介して確認応答を受信する、実施形態4〜9のいずれか一項の方法。
【0042】
11.確認応答は、WTRU依存情報およびWTRU依存情報から導出された情報のうちの1つの繰返しを含む、実施形態4〜10のいずれか一項の方法。
【0043】
12.WTRUは、E−AGCHおよびE−RGCHのうちの1つを介して確認応答を受信する、実施形態4〜11のいずれか一項の方法。
【0044】
13.E−RNTIは、E−AGCHのE−RNTI固有CRCアタッチメントに含まれる確認応答として使用される、実施形態12の方法。
【0045】
14.WTRUの絶対的認可は、E−AGCHを介して送信される確認応答に含まれる、実施形態12の方法。
【0046】
15.WTRUは、AICHを介して確認応答を受信する、実施形態4〜14のいずれか一項の方法。
【0047】
16.確認応答は、AIの4096チップの送信の後の1024チップ内で送信される、実施形態15の方法。
【0048】
17.WTRUは、AIおよびリソース表示の受信、アップリンク電力制御コマンドの受信の開始、ダウンリンク電力制御コマンドの送信の開始、物理層チャネル確立の宣言、後検証成功時の宣言、ならびにE−DCH送信の開始というトリガのうちの1つの時に衝突解消時間を評価するために確認応答を監視し始める、実施形態4〜16のいずれか一項の方法。
【0049】
18.CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を管理する方法。
【0050】
19.RACHプリアンブルを送信するWTRUを含む、実施形態18の方法。
【0051】
20.WTRUがAIを受信することを含む、実施形態19の方法。
【0052】
21.WTRUが、WTRU依存情報を含むパケットを、共通E−DCHリソースを使用して送信することを含む、実施形態20の方法。
【0053】
22.WTRUが確認応答を受信することを含み、WTRUが、確認応答に基づいて衝突が発生するかどうかを判定する、実施形態21の方法。
【0054】
23.WTRU依存情報は、乱数、シーケンスの所定のセットからランダムに選択されたシーケンス、およびスクランブリングコードの所定のセットからランダムに選択されたスクランブリングコードのうちの少なくとも1つである、実施形態21〜22のいずれか一項の方法。
【0055】
24.WTRU依存情報は、設定済み識別子および設定済み識別子から導出された情報のうちの1つである、実施形態21〜23のいずれか一項の方法。
【0056】
25.識別子は、U−RNTI、E−RNTI、H−RNTIおよびIMSIのうちの少なくとも1つである、実施形態24の方法。
【0057】
26.WTRUは、HS−DSCHを介して確認応答を受信する、実施形態22〜25のいずれか一項の方法。
【0058】
27.確認応答は、WTRU依存情報およびWTRU依存情報から導出された情報のうちの1つの繰返しを含む、実施形態22〜26のいずれか一項の方法。
【0059】
28.WTRUは、E−AGCHおよびE−RGCHのうちの1つを介して確認応答を受信する、実施形態22〜27のいずれか一項の方法。
【0060】
29.E−RNTIは、E−AGCHのE−RNTI固有CRCアタッチメントに含まれる確認応答として使用される、実施形態28の方法。
【0061】
30.WTRUの絶対的認可は、E−AGCHを介して送信される確認応答に含まれる、実施形態28の方法。
【0062】
31.WTRUは、AIおよびリソース表示の受信、アップリンク電力制御コマンドの受信の開始、ダウンリンク電力制御コマンドの送信の開始、物理層チャネル確立の宣言、後検証成功時の宣言、ならびにE−DCH送信の開始というトリガのうちの1つの時に衝突解消時間を評価するために確認応答を監視し始める、実施形態22〜28のいずれか一項の方法。
【0063】
32.CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を回避する方法。
【0064】
33.RACHプリアンブルを送信するWTRUを含む、実施形態32の方法。
【0065】
34.WTRUがAIを受信することを含む、実施形態33の方法。
【0066】
35.WTRUが、RACHプリアンブルの送信に使用されるRACHリソースに関連するE−DCHリソースのセットからE−DCHリソースをランダムに選択することを含む、実施形態34の方法。
【0067】
36.WTRUが、選択されたE−DCHリソースを使用してメッセージを送信することを含む、実施形態35の方法。
【0068】
37.E−DCHリソースのセット内の各E−DCHリソースは、異なるスクランブリングコードを有する、実施形態36の方法。
【0069】
38.CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を検出する方法。
【0070】
39.RACHプリアンブルを送信するWTRUを含む、実施形態38の方法。
【0071】
40.WTRUがAIを受信することを含む、実施形態39の方法。
【0072】
41.WTRUがメッセージを送信することを含む、実施形態40の方法。
【0073】
42.WTRUがメッセージの確認応答を受信することを含む、実施形態41の方法。
【0074】
43.確認応答は、WTRU識別子、メッセージの成功の受信または失敗の確認、および専用チャネルのアップリンクリソース割当のうちの少なくとも1つを含む、実施形態42の方法。
【0075】
44.WTRUは、FACHおよびHS−DSCHのうちの1つを介して確認応答を受信する、実施形態42〜43のいずれか一項の方法。
【0076】
45.CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を回避するWTRU。
【0077】
46.トランシーバを含む、実施形態45のWTRU。
【0078】
47.RACHプリアンブルを送信することによってランダムアクセスプロシージャを開始し、WTRU依存情報を送信し、WTRU依存情報に応答して受信される確認応答に基づいて衝突がないことが確認された後にメッセージを送信するように適合された制御エンティティを含む、実施形態46のWTRU。
【0079】
48.制御エンティティは、RACHプリアンブルと共にWTRU依存情報を送信する、実施形態47のWTRU。
【0080】
49.WTRU依存情報は、乱数、シーケンスの所定のセットからランダムに選択されたシーケンス、およびスクランブリングコードの所定のセットからランダムに選択されたスクランブリングコードのうちの少なくとも1つである、実施形態47〜48のいずれか一項のWTRU。
【0081】
50.WTRU依存情報は、設定済み識別子および設定済み識別子から導出された情報のうちの1つである、実施形態47〜49のいずれか一項のWTRU。
【0082】
51.識別子は、U−RNTI、E−RNTI、H−RNTI、およびIMSIのうちの少なくとも1つである、実施形態50のWTRU。
【0083】
52.WTRUは、HS−DSCHを介して確認応答を受信する、実施形態47〜51のいずれか一項のWTRU。
【0084】
53.確認応答は、WTRU依存情報およびWTRU依存情報から導出された情報のうちの1つの繰返しを含む、実施形態47〜52のいずれか一項のWTRU。
【0085】
54.WTRUは、E−AGCHおよびE−RGCHのうちの1つを介して確認応答を受信する、実施形態47〜53のいずれか一項のWTRU。
【0086】
55.E−RNTIは、E−AGCHのE−RNTI固有CRCアタッチメントに含まれる確認応答として使用される、実施形態54のWTRU。
【0087】
56.WTRUの絶対的認可は、確認応答を担持するE−AGCHを介して受信される、実施形態54のWTRU。
【0088】
57.WTRUは、AICHを介して確認応答を受信する、実施形態47〜53のいずれか一項のWTRU。
【0089】
58.確認応答は、AIの4096チップの送信の後の1024チップ内で送信される、実施形態57のWTRU。
【0090】
59.WTRUは、AIおよびリソース表示の受信、アップリンク電力制御コマンドの受信の開始、ダウンリンク電力制御コマンドの送信の開始、物理層チャネル確立の宣言、後検証成功時の宣言、ならびにE−DCH送信の開始のうちの1つの時に衝突解消時間を評価するために確認応答を監視し始める、実施形態47〜58のいずれか一項のWTRU。
【0091】
60.CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を管理するWTRU。
【0092】
61.トランシーバを含む、実施形態60のWTRU。
【0093】
62.RACHプリアンブルを送信することによってランダムアクセスプロシージャを開始し、WTRU依存情報と共に共通E−DCHリソースを使用してメッセージを送信し、WTRU依存情報に応答して受信される確認応答に基づいて衝突が発生するかどうかを判定するように適合された制御エンティティを含む、実施形態61のWTRU。
【0094】
63.WTRU依存情報は、乱数、シーケンスの所定のセットからランダムに選択されたシーケンス、およびスクランブリングコードの所定のセットからランダムに選択されたスクランブリングコードのうちの少なくとも1つである、実施形態62のWTRU。
【0095】
64.WTRU依存情報は、設定済み識別子および設定済み識別子から導出された情報のうちの1つである、実施形態62〜63のいずれか一項のWTRU。
【0096】
65.識別子は、U−RNTI、E−RNTI、H−RNTI、およびIMSIのうちの少なくとも1つである、実施形態64のWTRU。
【0097】
66.WTRUは、HS−DSCHを介して確認応答を受信する、実施形態62〜65のいずれか一項のWTRU。
【0098】
67.確認応答は、WTRU依存情報およびWTRU依存情報から導出された情報のうちの1つの繰返しを含む、実施形態62〜66のいずれか一項のWTRU。
【0099】
68.WTRUは、E−AGCHおよびE−RGCHのうちの1つを介して確認応答を受信する、実施形態62〜67のいずれか一項のWTRU。
【0100】
69.E−RNTIは、E−AGCHのE−RNTI固有CRCアタッチメントに含まれる確認応答として使用される、実施形態68のWTRU。
【0101】
70.WTRUの絶対的認可は、確認応答を担持するE−AGCHを介して受信される、実施形態68のWTRU。
【0102】
71.WTRUは、AIおよびリソース表示の受信、アップリンク電力制御コマンドの受信の開始、ダウンリンク電力制御コマンドの送信の開始、物理層チャネル確立の宣言、後検証成功時の宣言、ならびにE−DCH送信の開始のうちの1つの時に衝突解消時間を評価するために確認応答を監視し始める、実施形態62〜70のいずれか一項のWTRU。
【0103】
72.CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を回避するWTRU。
【0104】
73.トランシーバを含む、実施形態72のWTRU。
【0105】
74.RACHプリアンブルの送信に使用されるRACHリソースに関連するE−DCHリソースのセットからE−DCHリソースをランダムに選択し、選択されたE−DCHリソースを使用してメッセージを送信するように適合された制御エンティティを含む、実施形態73のWTRU。
【0106】
75.E−DCHリソースのセット内の各E−DCHリソースは、異なるスクランブリングコードを有する、実施形態74のWTRU。
【0107】
76.RACHプリアンブルおよびメッセージを送信し、メッセージの確認応答に基づいて衝突が発生するかどうかを判定するように適合された制御エンティティを含む、実施形態73のWTRU。
【0108】
77.確認応答は、WTRU識別子、メッセージの成功の受信または失敗の確認、および専用チャネルのアップリンクリソース割当のうちの少なくとも1つを含む、実施形態76のWTRU。
【0109】
78.WTRUは、FACHおよびHS−DSCHのうちの1つを介して確認応答を受信する、実施形態76〜77のいずれか一項のWTRU。
【0110】
79.CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を回避する方法。
【0111】
80.RACHプリアンブルを受信することを含む、実施形態79の方法。
【0112】
81.受信されたRACHプリアンブルに応答してAIを送信することを含む、実施形態80の方法。
【0113】
82.WTRU依存情報を受信することを含む、実施形態81の方法。
【0114】
83.WTRU依存情報に応答して確認応答を送信することを含む、実施形態82の方法。
【0115】
84.確認応答は、AIと共に送信される、実施形態83の方法。
【0116】
85.確認応答は、HS−DSCHを介して送信される、実施形態83〜84のいずれか一項の方法。
【0117】
86.確認応答は、WTRU依存情報およびWTRU依存情報から導出された情報のうちの1つの繰返しを含む、実施形態83〜85のいずれか一項の方法。
【0118】
87.確認応答は、E−AGCHおよびE−RGCHのうちの1つを介して送信される、実施形態83〜86のいずれか一項の方法。
【0119】
88.確認応答は、AICHを介して送信される、実施形態83〜87のいずれか一項の方法。
【0120】
89.CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突の検出をサポートする方法。
【0121】
90.RACHプリアンブルを受信することを含む、実施形態89の方法。
【0122】
91.RACHプリアンブルに応答してAIを送信することを含む、実施形態90の方法。
【0123】
92.RACHメッセージを受信することを含む、実施形態91の方法。
【0124】
93.RACHメッセージの確認応答を送信することを含む、実施形態92の方法。
【0125】
94.確認応答は、WTRU識別子、メッセージの成功の受信または失敗の確認、および専用チャネルのアップリンクリソース割当のうちの少なくとも1つを含む、実施形態93の方法。
【0126】
95.確認応答は、FACHおよびHS−DSCHのうちの1つを介して送信される、実施形態93〜94のいずれか一項の方法。
【0127】
96.CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突の検出をサポートする装置。
【0128】
97.トランシーバを含む、実施形態96の装置。
【0129】
98.AIが特定のWTRU宛であることを確認するためにWTRU依存情報に応答して確認応答を送信するように構成された制御エンティティを含む、実施形態97の装置。
【0130】
99.確認応答は、AIと共に送信される、実施形態98の装置。
【0131】
100.確認応答は、HS−DSCHを介して送信される、実施形態98〜99のいずれか一項の装置。
【0132】
101.確認応答は、WTRU依存情報およびWTRU依存情報から導出された情報のうちの1つの繰返しを含む、実施形態98〜100のいずれか一項の装置。
【0133】
102.確認応答は、E−AGCHおよびE−RGCHのうちの1つを介して送信される、実施形態98〜101のいずれか一項の装置。
【0134】
103.確認応答は、AICHを介して送信される、実施形態98〜102のいずれか一項の装置。
【0135】
104.RACHメッセージを受信し、RACHメッセージの確認応答を送信するように構成された制御エンティティを含む、実施形態97の装置。
【0136】
105.確認応答は、WTRU識別子、RACHメッセージの成功の受信または失敗の確認、および専用チャネルのアップリンクリソース割当のうちの少なくとも1つを含む、実施形態104の装置。
【0137】
106.確認応答は、FACHおよびHS−DSCHのうちの1つを介して送信される、実施形態104〜105のいずれか一項の装置。
【0138】
特徴および構成要素を、上記で特定の組合せで説明したが、各特徴または構成要素を、他の特徴および構成要素なしで単独で、または他の特徴および構成要素と共にもしくはこれらを伴わないさまざまな組合せで使用することができる。本明細書で提供される方法または流れ図は、汎用コンピュータまたはプロセッサによる実行のために、コンピュータ可読記憶媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施することができる。コンピュータ可読記憶媒体の例は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびディジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。
【0139】
適切なプロセッサは、たとえば、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、および/またはステートマシーンを含む。
【0140】
ソフトウェアに関連してプロセッサを使用して、WTRU(無線送受信ユニット)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、無線ネットワーク制御装置(RNC)、または任意のホストコンピュータ内で使用される無線周波数トランシーバを実施することができる。WTRUを、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカホン、振動デバイス、スピーカ、マイクロホン、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、ディジタル音楽プレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲームプレイヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)モジュールもしくはウルトラワイドバンド(UWB)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施されるモジュールと共に使用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を回避する方法であって、
RACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルを送信するWTRU(無線送受信ユニット)
を含み、
前記WTRUは、WTRU依存情報を送信し、
前記WTRUは、確認応答を受信し、
前記WTRUは、前記確認応答に基づいて衝突がないと判定される場合に、共通E−DCH(enhanced dedicated channel)リソースを使用してメッセージを送信する
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記WTRUは、前記RACHプリアンブルと共に前記WTRU依存情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記WTRU依存情報は、乱数、シーケンスの所定のセットからランダムに選択されたシーケンス、およびスクランブリングコードの所定のセットからランダムに選択されたスクランブリングコードのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記WTRU依存情報は、設定済み識別子および前記設定済み識別子から導出された情報のうちの1つであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記識別子は、U−RNTI(UTRAN無線ネットワーク一時的識別子)、E−RNTI(E−DCH(enhanced dedicated channel)無線ネットワーク一時的識別子)、H−RNTI(HS−DSCH(high speed downlink shared channel)無線ネットワーク一時的識別子)、およびIMSI(international mobile subscriber identity)のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記WTRUは、HS−DSCH(high speed downlink shared channel)を介して前記確認応答を受信することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記確認応答は、前記WTRU依存情報および前記WTRU依存情報から導出された情報のうちの1つの繰返しを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記WTRUは、E−AGCH(E−DCH絶対的認可チャネル)およびE−RGCH(E−DCH相対的認可チャネル)のうちの1つを介して前記確認応答を受信することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
E−RNTI(E−DCH無線ネットワーク一時的識別子)は、前記E−AGCHのE−RNTI固有巡回冗長検査(CRC)アタッチメントに含まれる前記確認応答として使用されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記WTRUの絶対的認可は、前記E−AGCHを介して送信される前記確認応答に含まれることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記WTRUは、AICH(アクイジションインジケータチャネル)を介して前記確認応答を受信することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記確認応答は、AIの4096チップの送信の後の1024チップ内で送信されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記WTRUは、AI(アクイジションインジケータ)およびリソース表示の受信、アップリンク電力制御コマンドの受信の開始、ダウンリンク電力制御コマンドの送信の開始、物理層チャネル確立の宣言、後検証成功時の宣言、ならびにE−DCH送信の開始というトリガのうちの1つの時に衝突解消時間を評価するために前記確認応答を監視し始めることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を管理する方法であって、
RACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルを送信するWTRU(無線送受信ユニット)
を含み、
前記WTRUは、AI(アクイジションインジケータ)を受信し、
前記WTRUは、WTRU依存情報を含むパケットを、共通E−DCH(enhanced dedicated channel)リソースを使用して送信し、
前記WTRUは、確認応答を受信し、前記WTRUは、前記確認応答に基づいて衝突が発生するかどうかを判定する
ことを特徴とする方法。
【請求項15】
前記WTRU依存情報は、乱数、シーケンスの所定のセットからランダムに選択されたシーケンス、およびスクランブリングコードの所定のセットからランダムに選択されたスクランブリングコードのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記WTRU依存情報は、設定済み識別子および前記設定済み識別子から導出された情報のうちの1つであることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記識別子は、U−RNTI(UTRAN無線ネットワーク一時的識別子)、E−RNTI(E−DCH(enhanced dedicated channel)無線ネットワーク一時的識別子)、H−RNTI(HS−DSCH(high speed downlink shared channel)無線ネットワーク一時的識別子)、およびIMSI(international mobile subscriber identity)のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記WTRUは、HS−DSCH(high speed downlink shared channel)を介して前記確認応答を受信することを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記確認応答は、前記WTRU依存情報および前記WTRU依存情報から導出された情報のうちの1つの繰返しを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記WTRUは、E−AGCH(E−DCH絶対的認可チャネル)およびE−RGCH(E−DCH相対的認可チャネル)のうちの1つを介して前記確認応答を受信することを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項21】
E−RNTI(E−DCH無線ネットワーク一時的識別子)は、前記E−AGCHのE−RNTI固有巡回冗長検査(CRC)アタッチメントに含まれる前記確認応答として使用されることを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記WTRUの絶対的認可は、前記E−AGCHを介して送信される前記確認応答に含まれることを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記WTRUは、AI(アクイジションインジケータ)およびリソース表示の受信、アップリンク電力制御コマンドの受信の開始、ダウンリンク電力制御コマンドの送信の開始、物理層チャネル確立の宣言、後検証成功時の宣言、ならびにE−DCH送信の開始というトリガのうちの1つの時に衝突解消時間を評価するために前記確認応答を監視し始めることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項24】
CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を回避する方法であって、
RACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルを送信するWTRU(無線送受信ユニット)
を含み、
前記WTRUは、AI(アクイジションインジケーション)を受信し、
前記WTRUは、RACHプリアンブルの送信に使用されるRACHリソースに関連するE−DCH(enhanced dedicated channel)リソースのセットからE−DCHリソースをランダムに選択し、
前記WTRUは、前記選択されたE−DCHリソースを使用してメッセージを送信する
ことを特徴とする方法。
【請求項25】
E−DCHリソースの前記セット内の各E−DCHリソースは、異なるスクランブリングコードを有することを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項26】
CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を検出する方法であって、
RACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルを送信するWTRU(無線送受信ユニット)
を含み、
前記WTRUは、AI(アクイジションインジケーション)を受信し、
前記WTRUは、メッセージを送信し、
前記WTRUは、前記メッセージの確認応答を受信する
ことを特徴とする方法。
【請求項27】
前記確認応答は、WTRU識別子、前記メッセージの成功の受信または失敗の確認、および専用チャネルのアップリンクリソース割当のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記WTRUは、FACH(forward access channel)およびHS−DSCH(high speed downlink shared channel)のうちの1つを介して前記確認応答を受信することを特徴とする請求項26に記載の方法。
【請求項29】
CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を回避するWTRU(無線送受信ユニット)であって、
トランシーバと、
RACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルを送信することによってランダムアクセスプロシージャを開始し、WTRU依存情報を送信し、前記WTRU依存情報に応答して受信される確認応答に基づいて衝突がないことが確認された後にメッセージを送信するように適合された制御エンティティと
を含むことを特徴とするWTRU。
【請求項30】
前記制御エンティティは、前記RACHプリアンブルと共に前記WTRU依存情報を送信することを特徴とする請求項29に記載のWTRU。
【請求項31】
前記WTRU依存情報は、乱数、シーケンスの所定のセットからランダムに選択されたシーケンス、およびスクランブリングコードの所定のセットからランダムに選択されたスクランブリングコードのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項29に記載のWTRU。
【請求項32】
前記WTRU依存情報は、設定済み識別子および前記設定済み識別子から導出された情報のうちの1つであることを特徴とする請求項29に記載のWTRU。
【請求項33】
前記識別子は、U−RNTI(UTRAN無線ネットワーク一時的識別子)、E−RNTI(E−DCH(enhanced dedicated channel)無線ネットワーク一時的識別子)、H−RNTI(HS−DSCH(high speed downlink shared channel)無線ネットワーク一時的識別子)、およびIMSI(international mobile subscriber identity)のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項32に記載のWTRU。
【請求項34】
前記WTRUは、HS−DSCH(high speed downlink shared channel)を介して前記確認応答を受信することを特徴とする請求項29に記載のWTRU。
【請求項35】
前記確認応答は、前記WTRU依存情報および前記WTRU依存情報から導出された情報のうちの1つの繰返しを含むことを特徴とする請求項29に記載のWTRU。
【請求項36】
前記WTRUは、E−AGCH(E−DCH(enhanced dedicated channel)絶対的認可チャネル)およびE−RGCH(E−DCH相対的認可チャネル)のうちの1つを介して前記確認応答を受信することを特徴とする請求項29に記載のWTRU。
【請求項37】
E−RNTI(E−DCH無線ネットワーク一時的識別子)は、前記E−AGCHのE−RNTI固有巡回冗長検査(CRC)アタッチメントに含まれる前記確認応答として使用されることを特徴とする請求項29に記載のWTRU。
【請求項38】
前記WTRUの絶対的認可は、前記確認応答を担持する前記E−AGCHを介して受信されることを特徴とする請求項29に記載のWTRU。
【請求項39】
前記WTRUは、AICH(アクイジションインジケータチャネル)を介して前記確認応答を受信することを特徴とする請求項29に記載のWTRU。
【請求項40】
前記確認応答は、AIの4096チップの送信の後の1024チップ内で送信されることを特徴とする請求項39に記載のWTRU。
【請求項41】
前記WTRUは、AI(アクイジションインジケーション)およびリソース表示の受信、アップリンク電力制御コマンドの受信の開始、ダウンリンク電力制御コマンドの送信の開始、物理層チャネル確立の宣言、後検証成功時の宣言、ならびにE−DCH送信の開始のうちの1つの時に衝突解消時間を評価するために前記確認応答を監視し始めることを特徴とする請求項29に記載のWTRU。
【請求項42】
CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を管理するWTRU(無線送受信ユニット)であって、
トランシーバと、
RACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルを送信することによってランダムアクセスプロシージャを開始し、WTRU依存情報と共に共通E−DCH(enhanced dedicated channel)リソースを使用してメッセージを送信し、前記WTRU依存情報に応答して受信される確認応答に基づいて衝突が発生するかどうかを判定するように適合された制御エンティティと
を含むことを特徴とするWTRU。
【請求項43】
前記WTRU依存情報は、乱数、シーケンスの所定のセットからランダムに選択されたシーケンス、およびスクランブリングコードの所定のセットからランダムに選択されたスクランブリングコードのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項42に記載のWTRU。
【請求項44】
前記WTRU依存情報は、設定済み識別子および前記設定済み識別子から導出された情報のうちの1つであることを特徴とする請求項42に記載のWTRU。
【請求項45】
前記識別子は、U−RNTI(UTRAN無線ネットワーク一時的識別子)、E−RNTI(E−DCH(enhanced dedicated channel)無線ネットワーク一時的識別子)、H−RNTI(HS−DSCH(high speed downlink shared channel)無線ネットワーク一時的識別子)、およびIMSI(international mobile subscriber identity)のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項44に記載のWTRU。
【請求項46】
前記WTRUは、HS−DSCH(high speed downlink shared channel)を介して前記確認応答を受信することを特徴とする請求項42に記載のWTRU。
【請求項47】
前記確認応答は、前記WTRU依存情報および前記WTRU依存情報から導出された情報のうちの1つの繰返しを含むことを特徴とする請求項42に記載のWTRU。
【請求項48】
前記WTRUは、E−AGCH(E−DCH絶対的認可チャネル)およびE−RGCH(E−DCH相対的認可チャネル)のうちの1つを介して前記確認応答を受信することを特徴とする請求項42に記載のWTRU。
【請求項49】
E−RNTI(E−DCH無線ネットワーク一時的識別子)は、前記E−AGCHのE−RNTI固有巡回冗長検査(CRC)アタッチメントに含まれる前記確認応答として使用されることを特徴とする請求項42に記載のWTRU。
【請求項50】
前記WTRUの絶対的認可は、前記確認応答を担持する前記E−AGCHを介して受信されることを特徴とする請求項42に記載のWTRU。
【請求項51】
前記WTRUは、AI(アクイジションインジケーション)およびリソース表示の受信、アップリンク電力制御コマンドの受信の開始、ダウンリンク電力制御コマンドの送信の開始、物理層チャネル確立の宣言、後検証成功時の宣言、ならびにE−DCH送信の開始のうちの1つの時に衝突解消時間を評価するために前記確認応答を監視し始めることを特徴とする請求項42に記載のWTRU。
【請求項52】
CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を回避するWTRU(無線送受信ユニット)であって、
トランシーバと、
RACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルの送信に使用されるRACHリソースに関連するE−DCH(enhanced dedicated channel)リソースのセットからE−DCHリソースをランダムに選択し、前記選択されたE−DCHリソースを使用してメッセージを送信するように適合された制御エンティティと
を含むことを特徴とするWTRU。
【請求項53】
E−DCHリソースの前記セット内の各E−DCHリソースは、異なるスクランブリングコードを有することを特徴とする請求項52に記載のWTRU。
【請求項54】
CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を検出するWTRU(無線送受信ユニット)であって、
トランシーバと、
RACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルおよびメッセージを送信し、前記メッセージの確認応答に基づいて衝突が発生するかどうかを判定するように適合された制御エンティティと
を含むことを特徴とするWTRU。
【請求項55】
前記確認応答は、WTRU識別子、前記メッセージの成功の受信または失敗の確認、および専用チャネルのアップリンクリソース割当のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項54に記載のWTRU。
【請求項56】
前記WTRUは、FACH(forward access channel)およびHS−DSCH(high speed downlink shared channel)のうちの1つを介して前記確認応答を受信することを特徴とする請求項54に記載のWTRU。
【請求項57】
CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突を回避する方法であって、
RACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルを受信することと、
前記受信されたRACHプリアンブルに応答してAI(アクイジションインジケーション)を送信することと、
WTRU依存情報を受信することと、
前記WTRU依存情報に応答して確認応答を送信することと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項58】
前記確認応答は、前記AIと共に送信されることを特徴とする請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記確認応答は、HS−DSCH(high speed downlink shared channel)を介して送信されることを特徴とする請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記確認応答は、前記WTRU依存情報および前記WTRU依存情報から導出された情報のうちの1つの繰返しを含むことを特徴とする請求項57に記載の方法。
【請求項61】
前記確認応答は、E−AGCH(E−DCH絶対的認可チャネル)およびE−RGCH(E−DCH相対的認可チャネル)のうちの1つを介して送信されることを特徴とする請求項57に記載の方法。
【請求項62】
前記確認応答は、AICH(アクイジションインジケータチャネル)を介して送信されることを特徴とする請求項57に記載の方法。
【請求項63】
CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突の検出をサポートする方法であって、
RACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルを受信することと、
前記RACHプリアンブルに応答してAI(アクイジションインジケーション)を送信することと、
RACH(ランダムアクセスチャネル)メッセージを受信することと、
前記RACHメッセージの確認応答を送信することと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項64】
前記確認応答は、WTRU識別子、前記RACHメッセージの成功の受信または失敗の確認、および専用チャネルのアップリンクリソース割当のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記確認応答は、FACH(forward access channel)およびHS−DSCH(high speed downlink shared channel)のうちの1つを介して送信されることを特徴とする請求項63に記載の方法。
【請求項66】
CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突の検出をサポートする装置であって、
トランシーバと、
AI(アクイジションインジケータ)が特定のWTRU(無線送受信ユニット)宛であることを確認するためにWTRU依存情報に応答して確認応答を送信するように構成された制御エンティティと
を含むことを特徴とする装置。
【請求項67】
前記確認応答は、前記AIと共に送信されることを特徴とする請求項66に記載の装置。
【請求項68】
前記確認応答は、HS−DSCH(high speed downlink shared channel)を介して送信されることを特徴とする請求項66に記載の装置。
【請求項69】
前記確認応答は、前記WTRU依存情報および前記WTRU依存情報から導出された情報のうちの1つの繰返しを含むことを特徴とする請求項66に記載の装置。
【請求項70】
前記確認応答は、E−AGCH(E−DCH(enhanced dedicated channel)絶対的認可チャネル)およびE−RGCH(E−DCH相対的認可チャネル)のうちの1つを介して送信されることを特徴とする請求項66に記載の装置。
【請求項71】
前記確認応答は、AICH(アクイジションインジケータチャネル)を介して送信されることを特徴とする請求項66に記載の装置。
【請求項72】
CELL_FACH送信用の拡張アップリンクでの衝突の検出をサポートする装置であって、
トランシーバと、
RACH(ランダムアクセスチャネル)メッセージを受信し、前記RACHメッセージの確認応答を送信するように構成された制御エンティティと
を含むことを特徴とする装置。
【請求項73】
前記確認応答は、WTRU(無線送受信ユニット)識別子、前記RACHメッセージの成功の受信または失敗の確認、および専用チャネルのアップリンクリソース割当のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項72に記載の装置。
【請求項74】
前記確認応答は、FACH(forward access channel)およびHS−DSCH(high speed downlink shared channel)のうちの1つを介して送信されることを特徴とする請求項72に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2010−541421(P2010−541421A)
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−527192(P2010−527192)
【出願日】平成20年9月26日(2008.9.26)
【国際出願番号】PCT/US2008/077894
【国際公開番号】WO2009/042885
【国際公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【出願人】(510030995)インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド (229)
【Fターム(参考)】