説明

内因性エリスロポエチン(EPO)を増加させる方法

【課題】エリスロポエチン関連状態の治療に有効な手段の提供。
【解決手段】内因性エリスロポエチンをin vitroおよびin vivoで増加させることによるエリスロポエチン関連状態を治療する。エリスロポエチン関連状態を治療、前治療もしくはプレコンディショニングまたは予防する方法も含まれる。これらの方法で使用される化合物、およびそのような化合物の同定方法も提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
低酸素誘導性因子のαサブユニット(HIFα)を安定化させることを含む、対象における内因性エリスロポエチン(EPO)を増加させる方法。
【請求項2】
HIFαのヒドロキシル化を抑制することを含む、対象における内因性EPOを増加させる方法。
【請求項3】
2-オキソグルタル酸ジオキシゲナーゼ酵素活性を抑制することを含む、対象における内因性EPOを増加させる方法。
【請求項4】
HIFプロリルヒドロキシラーゼ酵素活性を抑制することを含む、対象における内因性EPOレベルを増加させる方法。
【請求項5】
HIFαが、HIF-1α、HIF-2α、HIF-3αおよびそれらの任意の断片よりなる群から選ばれる、請求項1記載の方法。
【請求項6】
HIFαが対象にとって内因性である、請求項1記載の方法。
【請求項7】
2-オキソグルタル酸ジオキシゲナーゼ酵素が、EGLN1、EGLN2、EGLN3、プロコラーゲン プロリル 4-ヒドロキシラーゼ、プロコラーゲン プロリル 3-ヒドロキシラーゼ、プロコラーゲン リシル ヒドロキシラーゼ、PHD4、FIH-1およびそれらの任意のサブユニットまたは断片よりなる群から選ばれる、請求項3記載の方法。
【請求項8】
HIFプロリルヒドロキシラーゼ酵素が、EGLN1、EGLN2、EGLN3およびそれらの任意のサブユニットまたは断片よりなる群から選ばれる、請求項4記載の方法。
【請求項9】
内因性EPOを増加させる化合物を投与することを含む、請求項1記載の方法。
【請求項10】
内因性EPOを増加させることを含む、対象におけるEPO関連障害を治療、予防または前治療する方法。
【請求項11】
HIFαを安定化させることを含む、対象におけるEPO関連障害を治療、予防または前治療する方法。
【請求項12】
HIFαのヒドロキシル化を抑制することを含む、対象におけるEPO関連障害を治療、予防または前治療する方法。
【請求項13】
2-オキソグルタル酸ジオキシゲナーゼ酵素活性を抑制することを含む、対象におけるEPO関連障害を治療、予防または前治療する方法。
【請求項14】
HIFプロリルヒドロキシラーゼ酵素活性を抑制することを含む、対象におけるEPO関連障害を治療、予防または前治療する方法。
【請求項15】
内因性EPOを増加させることを含む、対象における貧血を治療、予防または前治療する方法。
【請求項16】
HIFαを安定化させることを含む、請求項15記載の方法。
【請求項17】
2-オキソグルタル酸ジオキシゲナーゼ酵素活性を抑制することを含む、請求項15記載の方法。
【請求項18】
HIFプロリルヒドロキシラーゼ酵素活性を抑制することを含む、請求項15記載の方法。
【請求項19】
貧血がヘモグロビンまたは赤血球の異常に関連している、請求項15記載の方法。
【請求項20】
貧血が、糖尿病、癌、潰瘍、腎臓病、免疫抑制性疾患、感染および炎症よりなる群から選ばれる状態に関連している、請求項15記載の方法。
【請求項21】
貧血が、放射線療法、化学療法、透析および手術よりなる群から選ばれる処置または治療に関連している、請求項15記載の方法。
【請求項22】
貧血が失血に関連している、請求項15記載の方法。
【請求項23】
失血が出血障害、外傷、損傷または手術に関連している、請求項22記載の方法。
【請求項24】
貧血が鉄の輸送、処理または利用における欠陥に関連している、請求項15記載の方法。
【請求項25】
鉄サプリメント、ビタミンB12、葉酸、外因性エリスロポエチンおよび顆粒球コロニー刺激因子よりなる群から選ばれる化合物を対象に投与することを更に含む、請求項15記載の方法。
【請求項26】
内因性EPOを増加させることを含む、対象における神経障害を治療、予防または前治療する方法。
【請求項27】
HIFαを安定化させることを含む、請求項26記載の方法。
【請求項28】
2-オキソグルタル酸ジオキシゲナーゼ酵素活性を抑制することを含む、請求項26記載の方法。
【請求項29】
HIFプロリルヒドロキシラーゼ酵素活性を抑制することを含む、請求項26記載の方法。
【請求項30】
神経障害が、脳梗塞、外傷、てんかん及び神経変性疾患よりなる群から選ばれる状態に関連している、請求項26記載の方法。
【請求項31】
内因性EPOを増加させることを含む、対象における酸素消費を増加させる方法。
【請求項32】
化合物がHIFαを安定化するものである、請求項9記載の方法。
【請求項33】
化合物がHIFαのヒドロキシル化を抑制するものである、請求項9記載の方法。
【請求項34】
化合物が2-オキソグルタル酸ジオキシゲナーゼ酵素活性を抑制するものである、請求項9記載の方法。
【請求項35】
化合物がHIFプロリルヒドロキシラーゼ酵素活性を抑制するものである、請求項9記載の方法。
【請求項36】
化合物が、複素環式カルボキサミド、フェナントロリン、ヒドロキサマートならびにそれらから誘導された生理的に活性な塩およびプロドラッグよりなる群から選ばれるものである、請求項9記載の方法。
【請求項37】
複素環式カルボキサミドが、ピリジンカルボキサミド、キノリンカルボキサミド、イソキノリンカルボキサミド、シンノリンカルボキサミドおよびβ-カルボリンカルボキサミドよりなる群から選ばれるものである、請求項36記載の方法。
【請求項38】
化合物が経口製剤として送達されるものである、請求項9記載の方法。
【請求項39】
化合物が経皮製剤として送達されるものである、請求項9記載の方法。
【請求項40】
内因性EPOを増加させる化合物を同定する方法であって、
(a)化合物を対象に投与し、
(b)前記対象における又は前記対象からのサンプルにおけるEPOを測定し、
(c)前記対象または前記サンプルにおけるEPOを標準と比較することを含み、
前記標準と比較した場合の前記対象または前記サンプルにおけるEPOの増加が、内因性EPOを増加させる化合物を示すことを特徴とする前記方法。
【請求項41】
安定化がインビボ(in vivo)におけるものである、請求項1記載の方法。
【請求項42】
安定化がインビトロ(in vitro)におけるものである、請求項1記載の方法。
【請求項43】
対象が動物である、請求項1記載の方法。
【請求項44】
対象が哺乳動物である、請求項1記載の方法。
【請求項45】
対象がヒトである、請求項1記載の方法。
【請求項46】
対象が細胞である、請求項1記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A−B】
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【図4C−D】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−137763(P2006−137763A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2005−351153(P2005−351153)
【出願日】平成17年12月5日(2005.12.5)
【分割の表示】特願2003−554713(P2003−554713)の分割
【原出願日】平成14年12月6日(2002.12.6)
【出願人】(501093088)ファイブローゲン、インコーポレーテッド (18)
【Fターム(参考)】