説明

内転形電動機用固定子

【課題】本発明は、電動機の効率を殆ど低下させることなく、電動機稼動時に発生する固定子の鋼板の振動を抑制し、振動レベルを低減した電動機用固定子を提供することを目的とする。
【解決手段】鋼板を所定の形状に打抜き、ティース部15及びヨーク部13が一体化した1枚の鋼板を複数枚積層し、且つ磁極数が6極でスロット数が9個の固定子において、ティース部15の外周側に位置するヨーク部13の外周側を含む領域に、溝状の切欠き31を3個以上6個以下有し、切欠き31が存在するティースの中心点3点を選定した場合に、前記中心点3点をどの様に選定しても中心点3点が回転対称の位置とならないように、切欠き31が配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動機の鉄心に係り、特に打抜かれた鋼板を複数枚積層且つ一体化して製造される内転形電動機用固定子に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、省エネルギーの観点から各種電動機の効率向上,低コスト化が強く求められている。一方、冷蔵庫,洗濯機,エアーコンディショナー等に用いられる電動機は高効率,低コスト化に加え、低振動,低騒音のニーズが非常に高い。電動機用固定子は、鋼板を打抜き、所定枚数を積層し、ボルト締め、かしめ、溶接を用いて固着するのが一般的で、その固定子は、ティース部,ヨーク部および巻線コイルを挿入するための空隙部であるスロット部より構成された一体構造であり、巻線コイルの組立て工程を経て、最終的に電動機の一部品として組み込まれる。
【0003】
固定子を電動機のケースに固定する方法は、固定子外径とほぼ同じ大きさの内径を持つケースに焼嵌めもしくはボルト締め等により固定されている。固定子が電動機に組み込まれる際に、ティース部に巻線コイルが巻かれ、また、その固定子の内側には永久磁石が埋め込まれた回転子が取り付けられている。巻線コイルには交流電流が流され、固定子と回転子の間で回転磁界が発生し、上記電動機が回転作動する。
【0004】
電動機が稼動する場合は、回転子の永久磁石と固定子ティース先端部の間で吸引,反発を繰返し、電磁加振力が生じる。その回転磁界に伴って生じる電磁加振力は固定子を振動させようとし、とくに半径方向に変形させようとする力(半径方向力)が増大する傾向にある。その半径方向力はティース部先端に集中して作用し、その力はヨーク部を伝播し、ケース部を加振して電動機全体を振動させる。
【0005】
一般的に、電磁加振されたティース部振動が、ケースに直接伝播しにくい構造とするため、固定子外周に溝状の切欠きを設けて電動機の振動を低減させる方法が取られている。切欠きは、電動機稼動時に固定子内に発生する磁束の流れを極力乱さないようにするため、通常、ティースの外周側に位置するヨークの外周側を含む領域に位置させる。
【0006】
上記のような切欠きを用いた場合、振動は伝播し難くなる反面、切欠きが存在する固定子周辺は局部的に剛性が低下する問題がある。また、切欠きサイズが大きすぎるとヨーク部の半径方向の幅が小さくなり、磁束が流れ難くなるため、電動機の効率が低下する問題もある。
【0007】
さらに、図1に示すように、磁極数6極の内転形電動機は略正三角形状となる電磁加振力71の空間モードを保ちながら回転作動する。切欠きが存在するティースの中心点3点を選定した場合に、その中心点3点がヨーク部の円周方向に回転対称に位置する、つまり略正三角形状に位置する場合、ティース部の外周側に位置するヨーク部の剛性が局部的に低下した切欠き領域を同時に加振するため、固定子の振動が増大する問題がある。
【0008】
従って、固定子外周に存在する切欠きについては、その個数および面積は極力最小限に留め、効率の良い振動低減対策が求められる。
【0009】
特許文献1には、ヨーク部外周に切欠きが6等分に配置されたスロット数24個の内転形電動機用固定子が開示されており、特許文献2には、ヨーク部外周に切欠きが9等分に配置された磁極数6極、スロット数9個の内転形電動機用固定子が開示されている。また、特許文献3には、ヨーク部外周に5ヶ所以上の略直線形状の切欠きを有し、そのうちの4ヶ所の切欠きを含む直線で四角形を構成することを特徴とする単相2極でスロット数24個の電動機が開示されている。これらの文献で開示された固定子は、切欠きが存在するティースの中心点3点選定した場合、その中心点3点がヨーク部の円周方向に回転対称に位置する形態を包含している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2004−297936号公報
【特許文献2】特開2008−278673号公報
【特許文献3】特開2006−238507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は前記の問題点に鑑み、電動機の効率を殆ど低下させることなく、電動機稼動時に発生する固定子の鋼板の振動を抑制し、振動レベルを低減した電動機用固定子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
かかる課題を解決するため、本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)鋼板を所定の形状に打抜き、ティース部及びヨーク部が一体化した1枚の鋼板を複数枚積層し、且つ磁極数が6極でスロット数が9個の固定子において、ティース部の外周側に位置するヨークの外周側を含む領域に、溝状の切欠きを3個以上6個以下有し、前記切欠きが存在するティース部の中心点3点を選定した場合に、前記中心点3点をどの様に選定しても前記中心点3点が回転対称の位置とならないように、前記切欠きが配置されることを特徴とする内転形電動機用固定子。
(2)切欠きがヨーク部円周の半円内に偏在している状態ではないことを特徴とする(1)記載の内転形電動機用固定子。なお、半円内に偏在している状態ではないとは、切り欠きがn個あるとしたときに、n−1個は半円内に偏在したとしても、少なくとも1つの切り欠きはその半円内には存在しない状態をいう。
(3)切欠きの断面形状を三角形とし、切欠きの深さがヨーク部の厚みの0.3〜0.5倍であり、長さがティース部の幅の0.8〜1.4倍であることを特徴とする(1)又は(2)の内転形電動機用固定子。
【発明の効果】
【0013】
本発明により、電動機の効率を殆ど低下させることなく、電動機稼動時に発生する固定子の鋼板の振動を抑制し、電動機の振動レベルを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】電磁加振力の空間モードを示す図である。
【図2】内転形電動機用固定子の形態を示す図である。
【図3】内転形電動機用固定子の形状を示す図である。
【図4】固定子AとBの周波数特性を示す図である。
【図5】固定子AとBの固有振動モードを示す図である。
【図6】磁束流れの概要を示す図である。
【図7】切欠き断面形状の例を示す図である。
【図8】内転形電動機用固定子の作成例を示す図である。
【図9】(a)切欠きが4個有している固定子の作成例を示す図である。(b)切欠きが5個有している固定子の作成例を示す図である。(c)切欠きが6個有している固定子の作成例を示す図である。
【図10】(a)切欠き形状の作成例を示す図である。(b)切欠き形状の作成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に関し、図面を用いて具体的に説明する。
【0016】
図2は、本発明の前提となる、エアコン及び冷蔵庫の圧縮機等に使用される磁極数6極、スロット数9個の内転形電動機の断面図である。図2に示すように内転形電動機は、固定子11と回転子12からなり、固定子11は環状のヨーク部13、ヨーク部内周14から径方向内側に伸びる9本のティース部15および巻線コイル22を挿入するための空隙部である9個のスロット部17から構成されている。固定子11は固定子外径とほぼ同じ大きさの内径を持つケース21に焼嵌めもしくはボルト締め(図示せず)により固定されている。また、固定子11は、内転形電動機に固定子11が組み込まれる前に、直接ティース部15に巻線コイル22が巻かれた集中巻の固定子である。その固定子の内側には6個の永久磁石23が埋め込まれた回転子12が軸を中心に回転自在に取り付けられている。
【0017】
巻線コイル22には交流電流が流され、固定子11と回転子12の間で磁界が発生し、電動機が回転作動する。電動機が稼動する場合は、回転子12の永久磁石23と固定子11のティース先端部16の間で吸引,反発を繰返し、電磁加振力71が生じる。電磁加振力71がケース21に直接伝播しにくい構造とするため、固定子外周に溝状の切欠き31が設けられている。切欠き31は、電動機稼動時に固定子内に発生する磁束の流れを極力乱さないようにするため、ティース部15の外周側に位置するヨーク部13の外周側を含む領域に位置させる。
【0018】
磁極数6極の内転形電動機は、図1に示すような略正三角形状となる電磁加振力の空間モードを保ちながら回転作動する。切欠き31が存在するティース部15の中心点3点を選定した場合に、その中心点3点がヨーク部の円周方向に対称に位置する、つまり三角形状に位置した場合、ティース部の外周側に位置するヨーク部の剛性が局部的に低下した切欠き領域を同時に加振するため、固定子の振動が増大する。
【0019】
このことから、本発明者らは、図2に示す磁極数6極の内転形電動機用固定子に関して、その振動特性と切欠き配置の関係を、有限要素法を用いて解析的に調査した。
【0020】
図3は、解析に用いた固定子形状の例を示す。図3(a)の固定子は、切欠き31がティース部15の外周側に位置するヨーク部の外周側18を含む領域に3箇所存在し、且つ、円周方向に回転対称な位置に配置されている。一方、図3(b)の固定子は、図3(a)の固定子と同様に切欠き31が、ティース部15の外周側に位置するヨーク部の外周側18を含む領域に3箇所存在しているが、円周方向に非回転対称な位置に配置されている。
【0021】
磁極数6極の内転形電動機は前述のように略正三角形状となる電磁加振力の空間モードを保ちながら回転作動することから、その加振形態を再現するため、円周方向に対称な位置のティース先端部16の3方向に動荷重41を作用させ、固定子の周波数応答解析を行った。図3(a)の固定子では3方向の動荷重が同時に3箇所の切欠き31が位置するティース先端部16に作用された場合、振動が大きくなり、また、図3(b)の固定子では3方向の動荷重のうち2方向の動荷重が、2箇所の切欠き31が位置するティース先端16に作用された場合、振動が大きくなる。
【0022】
図4は、図3に示したそれぞれの固定子における周波数応答特性の代表例である。その応答特性は、図3に示す応答評価点42におけるもので、単位動荷重あたりの加速度を振動値として評価している。
【0023】
図5は、有限要素法による固有モード解析より得られた、図3に示したそれぞれの固定子の固有振動モードである。各固定子は図5に示す三角形状の固有振動モードを有しており、図4の周波数応答特性での4kHz付近に存在する各ピーク周波数は、三角形状の固有モードにおける一次の固有振動数に相当する。
【0024】
図4,5に示されているように、図3(b)に示す固定子は、図3(a)に示す固定子より、ピーク振動時における振動値が3〜4dB小さくなる。したがって、ティース部15の外周側に位置するヨーク部の外周側18を含む領域に切欠き31を円周方向に回転対称に位置させないことが、電動機稼動時の振動低減に有効であることがわかる。なお、切欠き31の個数は2個以下であると、電磁加振力71が固定子11を通じてケース21へ直接伝播し易くなり、少なくとも3個以上は必要である。また、スロット数9個(ティース数9個)の固定子の場合、7個以上となると、切欠き31が存在するティース部の中心点3点を選定して、その3点をどのように選定しても円周方向に回転対称に位置させない配置を取り得ないことから、6個以下が望ましい。
【0025】
さらに、電動機の回転バランスを考慮した場合、切欠き31を円周方向に分散して配置することにより、電磁加振力作用時に固定子の偏った変形を防止することができる。したがって、切欠きを、特にヨーク円周の半円内に偏って配置しないようにして、振動低減に加えて変形を防止するようにしてもよい。
【0026】
一方、上記磁極数6極でスロット数が9個の固定子が内転形電動機に組み込まれ、巻線コイルには交流電流が流され、電動機が作動する場合、図6に示されるようにティース部15を径方向に流れる磁束51をつなぐヨーク部の磁束52は、斜線部で示す領域53の範囲に集中する傾向にある。その磁束が集中する領域53は、半径方向にはヨーク部の厚みYの0.5倍程度の範囲となる。従って、電動機の鉄損を悪化させないために、切欠き31は、磁束51、52の磁束の流れを乱さない位置に存在することが好ましい。
【0027】
しかし、切欠きは三角形断面形状とし、ティース部15の外周側に位置するヨーク部の外周側18を含む領域に有することが好ましく、切欠き深さDはヨーク部の厚みYの0.5倍以下、切欠き長さWはティース部の幅Tの1.4倍以下が好ましい。
【0028】
一方、切欠き31の大きさが極度に小さくなると電磁加振力がケース21に直接伝播し易くなり、切欠き深さDはヨーク厚みYの0.3倍以上で、切欠き長さWはティース部の幅Tの0.8倍以上が好ましい。また、切欠き31の形状は図7に示すように、ティース部中心軸19に対して非対称な三角形断面形状であってもよい。
【0029】
以上のことから、磁極数が6極でスロット数が9個の固定子において、ティース部15の外周側に位置するヨークの外周側18を含む領域に切欠き31を、円周方向に回転対称に位置しないことが、電動機稼動時の振動低減に有効であるといえる。
【実施例1】
【0030】
図8は、本発明の第1の実施例における内転形電動機用固定子を示すものである。ティース部15の先端の半径Rt=30mm、ヨーク部13の内周の半径Ri=45mm、ヨーク部13の外周側18の端面の半径Ro=55mmで、ティース部15の幅Tは12mm、ヨーク部13の厚みYは10mm、スロット部17の個数は9個であり、磁極数は6極である。積層される鋼板の1枚の板厚は0.35mmで積層高さは40mmであり、積層鋼板は、各ティース部15の外周側にある溶接部(図示せず)によって固着されている。また、固定子11は電動機のケース21にボルト締め(図示せず)により固定されている。
【0031】
溝状の切欠き31は、ティース部15の外周側に位置するヨーク部13の外周側18を含む領域に3箇所配置させており、切欠き31の深さDは4mmで、ヨーク部13の厚みYの0.4倍あり、切欠き31の幅Wは16mmで、ティース部15の幅Tの約1.3倍である。切欠き31の相互の位置関係は、円周方向に非回転対称であると共に、切欠き31を有していないティースが円周方向に非回転対称に配置されている。
【0032】
比較例として、図3(a)に示す固定子の形状で、溝状の切欠き31をティース部15の外周側に位置するヨーク部の外周側18を含む領域に3箇所、円周方向に対称に配置させた固定子11を作成した。
【0033】
試験は、回転数3000[rpm]、トルク3[Nm]の条件で各固定子を装着した電動機を稼動させ、ケース外周部に加速度計を装着して、ケースの振動加速度を測定した。振動加速度レベルは10kHzまでの周波数範囲まで測定し、オーバーオール値[dB]で評価した。測定後、振動加速度データを詳細に分析した結果、図8に示す本発明例の固定子を装着した電動機の振動加速度レベルは、比較例である図3(a)に示す固定子を装着した電動機の振動加速度レベルより3〜4dB下回っていることを確認した。
【0034】
また、図8に示すとおり、各切欠き31は、磁束を乱さないティース部15の外周側に位置するヨーク部13の外周側18に位置しており、電動機の効率を殆ど低下させることはなかった。
【実施例2】
【0035】
図9は、本発明の第2の実施例における内転形電動機用固定子を示すものである。実施例1と同一形状のものについては、同一符号を付して説明を省略する。
【0036】
図9(a)は、切欠きを4個有している固定子の作成例で、図9(b)は、切欠きを5個有している固定子の作成例であり、図9(c)は切欠きが6個有している固定子の作成例である。実施例1と同様に、切欠き31は、ヨーク部13の円周の半円内に偏在しないように分散して配置している。切欠き31を分散配置することにより、電磁加振力が作用した場合に、固定子の偏った変形を防止することが出来、回転バランス上安定した構造となる。
【実施例3】
【0037】
図10は、本発明の第3の実施例における内転形電動機用固定子を示すものである。実施例1と同一形状のものについては、同一符号を付して説明を省略する。図10(a)は、三角形断面形状の切欠き3個を実施例1と同様に円周方向に非回転対称に配置させたもので、切欠きの深さDはヨーク部の厚みの0.3倍となる3.0mmとしている。また、切欠きの幅Wは、ティース部の中心軸から円周方向にティース部の幅の0.8倍となるように9.6mmとしている。一方、図10(b)は、三角形断面形状の切欠きを実施の形態1と同様に切欠き3個を円周方向に非回転対称に配置させたもので、切欠きの深さDはヨークの厚みの0.5倍となる5.0mmである。また、切欠きの幅Wは、ティースの中心軸から円周方向にティース部の幅の1.4倍となるように16.8mmとしている。これらの固定子は、切欠き形状が磁束の流れを阻害することなく、所定の電動機性能を維持し、且つ、電磁加振力が電動機ケースへ伝播する現象を緩和して振動低減効果を有した構造となっている。
【符号の説明】
【0038】
11 固定子
12 回転子
13 ヨーク部
14 ヨーク部内周
15 ティース部
16 ティース先端部
17 スロット部
18 ヨーク部の外周側
19 ティース部中心軸
21 ケース
22 巻線コイル
23 永久磁石
31 切欠き
41 動荷重
42 応答評価点
51 径方向に流れる磁束
52 ヨーク部の磁束
53 磁束が集中する領域
71 電磁加振力

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋼板を所定の形状に打抜き、ティース部及びヨーク部が一体化した1枚の鋼板を複数枚積層し、且つ磁極数が6極でスロット数が9個の固定子において、ティース部の外周側に位置するヨーク部の外周側を含む領域に、溝状の切欠きを3個以上6個以下有し、前記切欠きが存在するティース部の中心点3点を選定した場合に、前記中心点3点をどの様に選定しても前記中心点3点が回転対称の位置とならないように、前記切欠きが配置されることを特徴とする内転形電動機用固定子。
【請求項2】
前記切欠きがヨーク部円周の半円内に偏在している状態ではないことを特徴とする請求項1記載の内転形電動機用固定子。
【請求項3】
前記切欠きの断面形状は三角形であり、切欠きの深さがヨーク部の厚みの0.3〜0.5倍であり、長さがティース部の幅の0.8〜1.4倍であることを特徴とする請求項1又は2記載の内転形電動機用固定子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−288330(P2010−288330A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−138409(P2009−138409)
【出願日】平成21年6月9日(2009.6.9)
【出願人】(000006655)新日本製鐵株式会社 (6,474)
【出願人】(000100872)アイチエレック株式会社 (58)
【Fターム(参考)】