説明

冷風乾燥装置

【課題】構造を簡略化し、かつ、乾燥室内で乾燥冷風を効率良く流して品質の良い干物等を生産することができるようにした冷風乾燥装置を提供する。
【解決手段】被乾燥物に乾燥冷風を吹き付けて乾燥する冷風乾燥装置において、被乾燥物20が配置される乾燥室13と、該乾燥室13と隔壁を介して設けられ、乾燥空気を生成する乾燥・冷凍機18を内部に配置してなる冷凍機室12と、乾燥・冷凍機18で生起された乾燥空気を冷凍機室12内から乾燥室13内へ向けて流す乾燥空気の送り出し用通路14aを有し、かつ、該乾燥空気の送り出し用通路14aを通り、循環ダクト15へと導かれる循環ダクト15には送風機26を設けている。被乾燥物20より水分を奪った空気は帰還空気用の通路14bを経て冷凍機室12に至り乾燥・冷凍機18で乾燥空気となる本手段は、これらが建屋11内に全て包含した構造とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は冷風乾燥装置に関するものであり、特に、魚類や野菜等を含む食品を、その品質を落とさずに乾燥することが可能な冷風乾燥装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、魚類や野菜の干し物を製造する際、前処理をした魚類や野菜を一定時間日当たりの良い屋外に晒し、太陽光及び自然風で乾燥させて表面の水分を除去する、いわゆる天日干しと呼ばれる製造法が広く行われている。天日干しでは、品質の良い干し物を製造するためには、所定の太陽光、大気温度、湿度、及び水分を気化させる風の有無等が主たる条件になる。
【0003】
例えば、夏場の天日干しにあっては、十分な太陽光は得やすいものの、大気温度が高過ぎるために、変色や臭気等が発生して品質が劣化しやすい。そのため低温による乾燥は有害微生物を減少させ異常発酵による変質や腐敗の進行が抑制される。すなわち、乾燥冷風に晒しゆっくり時間をかけて乾燥すると、味が凝縮するために必要なだけの水分を抜くことができ、これによって魚類等では生魚の風味と旨味を凝縮させることができる。
【0004】
しかしながら、昔ながらの自然干しは、その時々の天候に左右され、安定した生産ができない。このため、常に一定した数量で、かつ優れた品質の干物を確実に生産することが困難であるという問題があった。加えて、魚類を屋外に晒すことになるため、空気中の異物や雑菌の付着防止や、はえ及び害虫の排除等、別途衛生面で施策が必要になるという問題があった。
【0005】
そこで、天日干しの代わりに、魚類を乾燥させて干物を製造する人工的な方法として、例えば、熱風乾燥、赤外線乾燥、除湿冷風乾燥及びこれらを組み合わせた様々な方法等が使用されていた。このうち、除湿冷風乾燥は機械的に温度・湿度・風速を選べることができるので、品質の良い干物を生産することができる。その冷風乾燥装置は、例えば非技術文献等で知ることができる。
【0006】
非特許文献に記載の冷風乾燥装置は、冷風乾燥機と乾燥室とからなる。その冷風乾燥機は、乾燥のための低湿度空気を生成する冷却除湿コイル、再熱器、送風機、冷凍機、自動制御装置と乾燥ムラの防止と乾燥速度を上げるための循環送風機がコンパクトにユニット化してある。そして、乾燥室に魚類や野菜等を含む食品(以下、「被乾燥物」という)を棚式の台車に置いたり、吊したりして配置するとともに、冷風乾燥機から乾燥冷風を乾燥室内に乾燥空気ダクト等を通して連続的に送り、被乾燥物の間に風を通すことにより乾燥を行うようにしている。この冷風乾燥装置では、台車が置かれる乾燥室内の位置で、風の流れる速さや量が異なり、乾燥ムラが生じる場合がある。そのために、作業者が一定時間毎に台車の位置及び向きを変える必要がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
冷凍空調便覧(新版第5版)、日本冷凍協会出版、冷凍応用装置偏、334頁、
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、非特許文献に記載の冷風乾燥装置では、乾燥ムラを無くすために、乾燥室内に置かれた台車の位置及び向きを、作業者が一定時間毎に変えたりする必要があるので面倒であった。
【0009】
また、従来の冷風乾燥装置のほとんどが、乾燥室を形成している建屋の外側に冷風乾燥機を配置している。このため複雑な装置構造になり、また機械とダクトなどを防熱するという問題点があった。
【0010】
そこで、構造を簡略化し、かつ、乾燥室内で乾燥冷風を効率良く流して、品質の良い干物等を生産することができるようにした冷風乾燥装置を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、被乾燥物に乾燥冷風を吹き付けて乾燥する冷風乾燥装置において、前記被乾燥物が配置される乾燥室と、該乾燥室と隔壁を介して設けられ、乾燥冷気を生成する乾燥・冷凍機を内部に配置してなる冷凍機室と、前記乾燥・冷凍機で生起された乾燥空気を前記冷蔵・冷凍室内から前記乾燥室内へ向けて流す冷風通路を有し、かつ、該冷風通路内に該乾燥室内を流れる前記乾燥冷風の向きを所定の時間毎に正逆方向へ択一的に切り換え可能な送風方向切換手段を設けてなる循環ダクトを、1つの建屋内に設けた冷風乾燥装置を提供する。
【0012】
この構成によれば、送風方向切換手段の切り換えを制御することにより、乾燥・冷凍機で生成された乾燥冷気が乾燥室内に流れる向きを、所定の時間毎に正逆二方向に切り換えて流した除湿冷風乾燥を行うことが出来る。すなわち、乾燥室内を流れる風の向きが所定の時間毎に変わることにより、乾燥室内に置かれた被乾燥物は位置及び向きを変えなくても乾燥冷風が平均的に当たり、乾燥ムラを少なくすることができる。
【0013】
また、乾燥室と冷凍機室と循環ダクトを1つの建屋内に設けているので、防熱構造等が容易になるとともに、設備の簡略化と小型化が可能になる。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、上記循環ダクトは、上記乾燥室内の乾燥空気を前記冷凍機室内に戻す空気吸込口を有するとともに、前記乾燥室の相対抗する両側面に各々設けられた空気吹出口を有し、かつ、該各空気吹出口に前記乾燥室内に吹き出す乾燥空気の流れを整流するための整流板を設けてなる冷風乾燥装置を提供する。
【0015】
この構成によれば、乾燥室内に吹き出す乾燥冷気は、ダクトの空気吹出口に設けた整流板により整流されて、常に決まった方向に吹き出されるとともに、乾燥室内の乾燥冷気が空気吸込口から吸い込まれて冷凍機室に戻るようにして循環させることができる。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の構成において、上記送風方向切換手段は、上記冷風通路内に設けられた正逆回転可能な送風機を有し、該送風機の正逆回転の切り換えにより前記乾燥冷風の向きを切り換える冷風乾燥装置を提供する。
【0017】
この構成によれば、乾燥室内を流れる乾燥冷風の向きの切り換えは、循環ダクト内における送風機の回転方向を切り換えて行うことができる。
【発明の効果】
【0018】
請求項1記載の発明は、乾燥室内を流れる乾燥冷風の向きを所定の時間毎に正逆二方向に変えて、乾燥室内に配置されている被乾燥物に乾燥冷気を平均的に当てることができるので、被乾燥物の位置及び向きを変えなくても乾燥ムラを少なくすることができる。これにより、品質の良い干物等を生産することができる。また、乾燥室と冷凍機室と循環ダクトを1つの建屋内に設けているので、防熱構造等が容易になるとともに、設備の簡略化と小型化が期待できる。
【0019】
請求項2記載の発明は、冷凍機室から送り出され乾燥室内に吹き出す乾燥冷気を整流板により整流して決められた方向に吹き出させることができるので、請求項1の発明の効果に加えて、冷風乾燥の効率及び品質の向上並びに省力化が期待できる。
【0020】
請求項3記載の発明は、乾燥室内を流れる乾燥冷風の向きの切り換えを、循環ダクト内に設けられた送風機の回転切り換えで簡単に行うことができるので、請求項1または2の発明の効果に加えて、さらに設備の簡略化が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態に係る冷風乾燥装置を模式的に示す斜視図。
【図2】同上冷風乾燥装置の平面図。
【図3】図2のA−A線縦断面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明は構造を簡略化し、かつ、乾燥室内で乾燥冷風を効率良く流して品質の良い干物等を生産することができるようにした冷風乾燥装置を提供するという目的を達成するために、被乾燥物に乾燥冷風を吹き付けて乾燥する冷風乾燥装置において、前記被乾燥物が配置される乾燥室と、該乾燥室と隔壁を介して設けられ、乾燥冷気を生成する乾燥・冷凍機を内部に配置してなる冷凍機室と、前記乾燥・冷凍機で生起された乾燥空気を前記冷凍機室内から前記乾燥室内へ向けて流す冷風通路を有し、かつ、該冷風通路内に該乾燥室内を流れる前記乾燥冷風の向きを所定の時間毎に正逆方向へ択一的に切り換え可能な送風方向切換手段を設けてなる循環ダクトを、1つの建屋内に設けたことにより実現した。
【0023】
以下、本発明の実施形態による冷風乾燥装置の一実施例を図1乃至図3を参照しながら説明する。
【実施例】
【0024】
図1乃至図3は本発明に係る冷風乾燥装置を模式的に示すもので、図1はその斜視図、図2はその平面図、図3は図2のA−A断面図である。また以下の説明において、図2の左右方向右側を装置の前後方向前方、左側を後方とし、また上下方向を左右、紙面に垂直な方向を上下として説明する。
【0025】
図1乃至図3において、冷風乾燥室10は、建屋11と、該建屋11内の前部に設けられた冷凍機室12と、該冷凍機室12と隣接して前記建屋11内に設けられた乾燥室13と、該冷凍機室12と該乾燥室13を互いに空気流通させる冷風通路を設けてなる循環ダクト15と、等により構成されている。また、前記冷凍機室12と前記乾燥室13の間はそれぞれ隔壁16で完全に仕切られており、該冷凍機室12と該乾燥室13の間は前記循環ダクト15の冷風通路を通して連通されている。
【0026】
さらに詳述すると、図示しないが建屋11の外壁には防熱材(断熱材)が使用されており、外気温の影響を受けないような構造になっている。
【0027】
前記冷凍機室12内には、図1及び図3に示すように、乾燥のための低湿空気を生成する乾燥・冷凍機18及び循環送風機19等が配設されている。
【0028】
前記乾燥室13は、図3に示すように、その内部に被乾燥物20を置いたり、あるいは吊したりする棚式等の台車21を複数台配置することができるスペースを有している。なお、図3では、台車21の棚に、被乾燥物20として魚を配置した状態を示しており、その台車21は被乾燥物20を載せた状態で、ドア17を開けて前記乾燥室13に出入りできるようになっている。また、該乾燥室13内に配置される台車21の向き、及び位置は、該乾燥室13内における乾燥冷風の流れを妨げることがないように考慮して決定される。
【0029】
前記循環ダクト15は、乾燥空気の送り出し用通路14aと帰還空気用の通路14bとよりなる前記冷風通路を設けて、前記冷凍機室12の上面と前記乾燥室13の上面及び前後面を覆って形成されている。
【0030】
前記循環ダクト15の乾燥空気の送り出し用通路14aは、図1及び図3に示すように、一端側に前記冷凍機室12の循環送風機19の吹出口に対応して設けられた吸い込み口23を有している。また、図3に示すように該乾燥空気の送り出し用通路14aの他端側は2つの冷風通路に分岐されている。そして、片方の冷風通路は前記乾燥室13の前面側に導かれ、かつ、その先端部に該乾燥室13の前面に開口する前側吹き出し口24aが形成されている。一方、他方の冷風通路は前記乾燥室13の後面側に導かれ、かつ、その先端部に該乾燥室13の後面に開口する後側吹き出し口24bが形成されている。
【0031】
さらに、前記循環ダクト15の前側吹き出し口24aと後側吹き出し口24bの各内側には、前記乾燥空気の送り出し用通路14a内を通って送られて来る乾燥空気が、前記乾燥室13内に整流された状態で吹き出すようにする複数枚(本実施例では5枚)の整流板25,25…が上下方向に離間して設けられている。なお、各整流板25,25…はそれぞれ内側上方から外側下方へ向かって傾斜して設けられており、その角度θ(図3参照)は約14度に設定してある。したがって、前側吹き出し口24aと後側吹き出し口24bから前記乾燥室13内に吹き出される冷気は、吹き出し初期、約14度の傾きをもって該乾燥室13の床面に向かって吹き出される。
【0032】
加えて、前記乾燥空気の送り出し用通路14aの途中には、正逆転可能な送風方向切換手段としての送風機26が設けられている。この送風機26は、正逆2方向に択一的に回転切換可能であり、その切り換えは図示しない制御装置により一定時間毎に切り換えられる。そして、送風機26は、正方向回転しているときには、乾燥・冷凍機18から送られて来る空気を、図3に示すように前側吹き出し口24a側に導いて該前側吹き出し口24aから前記乾燥室13内に吹き出すようにし、反対に、逆方向回転しているときには、後側吹き出し口24b側に導いて該後側吹き出し口24bから前記乾燥室13内に吹き出すように制御する。
【0033】
一方、前記循環ダクト15の帰還空気用の通路14bは、一端側に、図1に示すように前記乾燥室13の天面で、かつ、該乾燥室13のほぼ前後中央位置に開口してなる戻し空気吸い込み口27を有し、他端側に前記冷凍室12の天面に開口してなる戻し空気吹き出し口28を有している。
【0034】
次に、本発明に係る冷風乾燥装置の作用を説明する。乾燥・冷凍機18及び循環送風機19が駆動すると、該乾燥・冷凍機18及び該循環送風機19で生起された乾燥冷気は、吸込口23を通って前記循環ダクト15の乾燥空気の送り出し用通路14a内に送られる。また、該乾燥空気の送り出し用通路14a内に送られた乾燥空気は、送風機26が正転しているときには前側吹き出し口24a側に導かれ、かつ該前側吹き出し口24aを通って前記乾燥室13の前面から該乾燥室13内に吹き込まれる。さらに、一定時間が経て送風機27が逆転されると、乾燥冷気は後側吹き出し口24b側に導かれ、かつ該後側吹き出し口24bを通って前記乾燥室13の後面から該乾燥室13内に吹き込まれる。すなわち、乾燥空気が吹き出される吹き出し口24a,24bは一定時間毎に異なる。
【0035】
また、前記乾燥室13への乾燥冷気の吹き込みと同時に、該乾燥室13内の乾燥冷気が戻し空気吸込口27から帰還空気用の通路14b内に送られ、さらに戻し空気吹き出し口28から冷蔵・冷凍室12内に戻される。そして、この戻された乾燥冷気が再び該乾燥・冷凍機18内に吸い込まれ、これが空気調整された再び循環ダクト15内に送り出される。すなわち、乾燥空気は、これを繰り返して循環する。
【0036】
したがって、前記乾燥室13内では、一定時間毎に、該乾燥室13を流れる乾燥空気の向き、すなわち前側から吹き出される乾燥空気と後側から吹き出される乾燥空気を切り換えて循環することにより、前記乾燥室13内では、乾燥室13内に置かれた被乾燥物20の位置及び向きを変えなくても、該被乾燥物20の表面に乾燥空気が平均的に効率良く当たり、品質の良い干し物等を生産することができる。
【0037】
また、前記乾燥室13と冷凍機室12と循環ダクト15を1つの建屋11内に設けているので、防熱構造等が容易になるとともに、設備の簡略化と小型化が可能になる。
【0038】
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明は被乾燥物を生産する冷風乾燥装置以外、例えば゛、冷却・凍結装置にも応用できる。
【符号の説明】
【0040】
10 冷風乾燥室
11 建屋
12 冷凍機室
13 乾燥室
14a 乾燥空気の送り出し用通路
14b 帰還空気用の通路
15 循環ダクト
16 隔壁
17 ドア
18 乾燥・冷却・冷凍機
19 循環送風機
20 被乾燥物
21 台車
23 吸い込み口
24a 前側吹き出し口
24b 前側吹き出し口
25 整流板
26 送風機(送風方向切換手段)
27 戻し空気吸い込み口
28 戻し空気吹き出し口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被乾燥物に乾燥冷風を吹き付けて乾燥する冷風乾燥装置において、
前記被乾燥物が配置される乾燥室と、
該乾燥室と隔壁を介して設けられ、乾燥冷気を生成する乾燥・冷凍機を内部に配置してなる冷凍機室と、
前記乾燥・冷凍機で生起された乾燥空気を前記冷凍機室内から前記乾燥室内へ向けて流す冷風通路を有し、かつ、該冷風通路内に該乾燥室内を流れる前記乾燥冷風の向きを所定の時間毎に正逆方向へ択一的に切り換え可能な送風方向切換手段を設けてなる循環ダクトを、
1つの建屋内に設けたことを特徴とする冷風乾燥装置。
【請求項2】
上記循環ダクトは、上記乾燥室内の乾燥空気を前記冷凍機室内に戻す空気吸込口を有するとともに、前記乾燥室の相対抗する両側面に各々設けられた空気吹出口を有し、かつ、該各空気吹出口に前記乾燥室内に吹き出す乾燥空気の流れを整流するための整流板を設けてなることを特徴とする請求項1記載の冷風乾燥装置。
【請求項3】
上記送風方向切換手段は、上記冷風通路内に設けられた正逆回転可能な送風機を有し、該送風機の正逆回転の切り換えにより前記乾燥冷風の向きを切り換えることを特徴とする請求項1または2記載の冷風乾燥装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−241956(P2012−241956A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−111300(P2011−111300)
【出願日】平成23年5月18日(2011.5.18)
【出願人】(390026974)株式会社東洋製作所 (132)
【Fターム(参考)】