説明

分光計測装置

【課題】左右それぞれの円偏光の分光データを一括取得する。
【解決手段】分光計測装置は、測定対象の光を左円偏光と右円偏光の2つに分離する円偏光スプリッター(3,4)と、スリットに入射した光を分光する分散素子及び分散素子によって分光された光を受光する2次元CCDアレイからなる分光器(11)と、左円偏光、右円偏光を導く光ファイバー(6,9)と、光ファイバー(6,9)の出射側の端面から出射する2つの円偏光を分光器(11)のスリットに集光するファイバー集光光学系(10)とを備える。ファイバー集光光学系(10)は、光ファイバー(6,9)の出射側の端面を、2つの円偏光による干渉の影響を受けない間隔であって、かつ2つの円偏光を2次元CCDアレイの受光面上の別々の位置に独立に集光可能な間隔で並べて配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、左右両方の円偏光を含む測定対象光を、左右それぞれの円偏光に分離した上でそれぞれの分光データを一括取得することを可能にする分光計測装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、非特許文献1や非特許文献2などに開示されているように、直線偏光子と、λ/4波長板で構成される偏光フィルターとを用いた分光測定が行われてきた。左右両方の円偏光の分光計測を行うためには、左右それぞれの偏光を通す2種類の偏光フィルターを準備して測定を行うか、もしくは1つの偏光フィルターしか用いない場合は磁場を反転させることによって測定を行う必要があるが、いずれの場合も2回の測定が必要であった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】I.V.Kukushkin,K.v.Klitzing and K.Eberl,“Enhancement of the skyrmionic excitations due to the suppression of Zeeman energy by optical orientation of nuclear spins”,Physical Review B,Volume 60,No. 4,pp.2554-2560,1999
【非特許文献2】G.Yusa,H.Shtrikman and I.Bar-Joseph,“Charged Excitons in the Fractional Quantum Hall Regime”,Physical Review Letters,Volume 87,No. 21,pp.216402-1-216402-4,2001
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の手法では、1回の測定で左右どちらかの円偏光の分光データ、つまり部分情報しか得られないため、時間的に変動する測定対象に対しては左右両方の円偏光の分光データ、つまり完全情報を得られないという欠点があった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、左右それぞれの円偏光の分光データを一括取得することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の分光計測装置は、測定対象となる光を左円偏光と右円偏光の2つに分離する円偏光スプリッターと、スリットに入射した光を分光する分散素子及びこの分散素子によって分光された光を受光する2次元CCDアレイからなる分光器と、前記円偏光スプリッターによって分離された左円偏光を導く第1の光ファイバーと、前記円偏光スプリッターによって分離された右円偏光を導く第2の光ファイバーと、前記第1、第2の光ファイバーの出射側の端面から出射する2つの円偏光を前記分光器のスリットに集光するファイバー集光光学系とを備え、前記ファイバー集光光学系は、前記第1の光ファイバーの出射側の端面と前記第2の光ファイバーの出射側の端面とを、前記2つの円偏光による干渉の影響を受けない間隔であって、かつ前記2つの円偏光を前記2次元CCDアレイの受光面上の別々の位置に独立に集光可能な間隔で並べて配置することを特徴とするものである。
また、本発明の分光計測装置の1構成例において、前記円偏光スプリッターは、測定対象となる光が入射するλ/4波長板と、このλ/4波長板を通過した光が入射する偏光ビームスプリッターとから構成され、前記λ/4波長板と前記偏光ビームスプリッターとは、前記λ/4波長板の偏光方向の高速軸または低速軸が前記偏光ビームスプリッターの辺に対して45°の角度を成すように配置されることを特徴とするものである。
また、本発明の分光計測装置の1構成例において、前記分光器は、前記スリットの開閉が可能なスリット開閉機構を備え、前記ファイバー集光光学系は、前記分光器のスリットに集光される2つの光スポットが並ぶ方向が前記スリットの開閉方向に対して垂直になるように、ファイバー列の方向を回動調整可能なファイバー固定具を備えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、分離した2つの円偏光を同時に分光器内へ導入し、分光した後に2次元CCDアレイの受光面上の別々の位置に独立に結像させることができるので、分離した2つの円偏光の分光データの取得を1回の測定で完了させることができ、光学特性が時間的に変動する測定対象について左右両方の円偏光の情報を得ることが可能となる。その結果、本発明では、現象の解明を進めることができる。また、本発明では、時間的変動のない測定対象についても測定時間を従来の1/2に短縮することができる。
【0008】
また、本発明では、分光器のスリットに集光される2つの光スポットが並ぶ方向がスリットの開閉方向に対して垂直になるように、ファイバー列の方向を回動調整可能なファイバー固定具を設けることにより、スリットの幅を光スポットのサイズよりも狭めるようにすれば、2次元CCDアレイ上の横軸方向への光の広がりを狭めることができるので、測定の高分解能化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態に係る分光計測装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における円偏光スプリッターの構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるファイバー集光光学系の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるFCコネクターの正面図である。
【図5】本発明の実施の形態における分光器の構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態において光ファイバーから分光器の2次元CCDアレイに至る光学系の模式図である。
【図7】本発明の実施の形態において光ファイバーの回動調整を説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態において2次元CCDアレイによって撮影した像の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[発明の原理]
本発明の光学系は、偏光ビームスプリッタと、λ/4波長板で構成される円偏光スプリッターとを使用して左右の円偏光を2方向に分離し、この分離した2つの光をそれぞれ独立に2本のファイバ端面に結像させて入射させ、この2本のファイバの他端を、2つの光による干渉の影響を受けない間隔であって、かつCCDアレイ受光面上の別々の位置に独立に集光可能な間隔で並べて配置することで、分離した2つの光を同時に分光器内へ導入し、分光した後に2次元CCDアレイ上の縦軸方向に独立して再結像させることを特徴とする。この光学系により、左右それぞれの円偏光に分離した上で、それぞれの分光データを一括して取得することができる。さらに、時間的変動のない測定対象に対しても、1回の測定でデータ取得が完了するため、測定時間の短縮が見込める。
【0011】
[実施の形態]
図1は本発明の実施の形態に係る分光計測装置の構成を示すブロック図である。分光計測装置は、対物レンズ2と、λ/4波長板3と、偏光ビームスプリッター4と、レンズ5と、光ファイバー6と、ミラー7と、レンズ8と、光ファイバー9と、ファイバー集光光学系10と、分光器11とから構成される。
【0012】
対物レンズ2は、試料1に焦点を結ぶ無限遠補正レンズであり、試料1からの測定対象となる光を平行光に変換する。
λ/4波長板3と偏光ビームスプリッター4とは、円偏光スプリッターとして機能し、対物レンズ2から入射した光を左円偏光と右円偏光の2つに分離する。図2は円偏光スプリッターの構成を示す図であり、対物レンズ2側から円偏光スプリッターを見た図である。図2において、13はλ/4波長板3の高速軸、14はλ/4波長板3の低速軸を示し、15は円偏光スプリッターに入射する光の伝播方向を示している。図2に示すように、λ/4波長板3と偏光ビームスプリッター4とは、λ/4波長板3の偏光方向の高速軸(または低速軸)が偏光ビームスプリッター4の辺に対して45°の角度を成すように配置される。
【0013】
レンズ5は、円偏光スプリッターによって分離された左円偏光を光ファイバー6の入射側の端面に集光する。ミラー7は、円偏光スプリッターによって分離された右円偏光を反射し、レンズ8は、ミラー7によって反射された右円偏光を光ファイバー9の入射側の端面に集光する。こうして、左円偏光、右円偏光は、それぞれ光ファイバー6,9内を伝搬することになる。ここで、光ファイバー6,9の種類は問わず使用できる。特に、光ファイバー6,9として、コア径が数ミクロンメートルのシングルモードファイバーを使用した場合には、光ファイバー6,9のコアがピンホールとして働き、試料1の一部分の光を切り出すことが可能となり、ミクロの領域で左右円偏光を分離した上で、分光データを同時に取得できる光学系となる。
【0014】
光ファイバー6の出射側の端面と光ファイバー9の出射側の端面とは、左円偏光と右円偏光の2つの円偏光による干渉の影響を受けない間隔であって、かつ2つの円偏光を分光器11の2次元CCDアレイ受光面上の別々の位置に独立に集光可能な間隔で並べて配置される。これにより、分離した2つの円偏光を同時に分光器11内へ導入し、分光した後に2次元CCDアレイ上に独立して再結像させることができる。
【0015】
図3はファイバー集光光学系10の構成を示す図である。ファイバー集光光学系10は、光ファイバー6,9に取り付けられるFCコネクター100と、FCコネクター100を固定するファイバー固定具101と、光ファイバー6,9の端面から出射した2つの円偏光を反射するミラー102と、ミラー102によって反射された2つの円偏光をそれぞれ分光器11のスリットに集光するミラー103とから構成される。図3における104は、分光器11のスリットの位置を表している。
【0016】
図4はFCコネクター100の正面図であり、ミラー102側からFCコネクター100の端面を見た図である。図4において、105はFCコネクター100の本体であるフェルール、106は位置合わせ用のFCコネクターキー、107はダミーファイバー、108は接着剤である。2本の光ファイバー6,9は、複数本のダミーファイバー107と共にFCコネクター100のフェルール105内に挿入され、接着剤108によって固定される。フェルール105の内径Dは例えば1.3〜1.4mm、光ファイバー6と9の間隔Iは例えば0.8〜0.9mmである。以下、2本の光ファイバー6,9が並ぶ方向(図4の左右方向)をファイバー列方向と呼ぶ。光ファイバー6,9は、ファイバー列方向とFCコネクターキー106とが平行になるように配置される。
【0017】
上記の間隔で光ファイバー6,9を配置し、光ファイバー6,9の端面から出射する2つの円偏光をそれぞれファイバー集光光学系10によって集光することで、光ファイバー6,9によって伝播される像を分光器11のスリットに等倍で結像することができる。
【0018】
図5は分光器11の構成を示す図である。分光器11は、標準的なツェルニー・ターナー型の構成であり、幅の調節が可能なスリットを備えたスリット開閉機構110と、ファイバー集光光学系10からスリットに入射した2つの円偏光を反射するミラー111と、ミラー111によって反射された2つの円偏光をそれぞれ波長ごとに異なる方向へ分光する分散素子である回折格子112と、回折格子112によって分光された光を反射するミラー113と、ミラー113によって反射された光を受光する2次元CCDアレイ114とから構成される。スリット開閉機構110は、スリットを開閉する手段を有している。
【0019】
ファイバー集光光学系10から分光器11のスリットに入射した2つの円偏光は、それぞれミラー111を経由して回折格子112に入射し、回折格子112によって分光された後に、ミラー113を経由して2次元CCDアレイ114の受光面上の別々の位置に入射する。回折格子112は、入射した円偏光をその波長に応じて2次元CCDアレイ114の横軸方向に分散させる。
【0020】
ここで、ファイバー集光光学系10によって分光器11のスリットに集光される2つの光スポットが並ぶ方向がスリットの開閉方向に対して垂直であれば、スリット幅をスリット上の光のサイズよりも狭め、2次元CCDアレイ上の横軸方向への光の広がりを狭めることが可能となるので、測定の高分解能化につながり有利である。そこで、本実施の形態では、分光器11のスリットに集光される2つの光スポットが並ぶ方向がスリットの開閉方向に対して垂直になるように、FCコネクター100を回動調整できる機構をファイバー固定具101に設けている。
【0021】
図6は光ファイバー6,9から分光器11の2次元CCDアレイ114に至る光学系の模式図である。実際のファイバー集光光学系10は反射光学系であるが、図6では記載を容易にするためにファイバー集光光学系10をレンズ109で表している。また、分光器内部の光路の記載を省略すると共に、2次元CCDアレイ114に入射する光をCCDアレイの背面側から透視している。
【0022】
図6において、115は分光器11のスリット、116,117はそれぞれ光ファイバー6,9の端面から出射した光がファイバー集光光学系10で集光されることによってスリット115の位置に形成された光スポットである。118,119はそれぞれ光ファイバー6,9の端面から出射した光が分光器11に入射することによって2次元CCDアレイ114の受光面上に形成された光の像である。また、Lはファイバー列方向、SXはスリット115の開閉方向、SYはスリット115の開閉方向に垂直な方向、AXは2次元CCDアレイ114の横軸方向、AYは2次元CCDアレイ114の縦軸方向である。2次元CCDアレイ114の横軸方向AXは、スリット115の開閉方向SXと平行であり、2次元CCDアレイ114の縦軸方向AYは、スリット115の開閉方向に垂直な方向SYと平行である。
【0023】
図7(A)〜図7(D)は光ファイバー6,9(FCコネクター100)の回動調整を説明する図であり、スリット115上の光スポット116,117を示す図である。図7(A)〜図7(D)において、Pはスリット115に集光される2つの光スポット116,117が並ぶ方向である。図7(A)、図7(B)は光スポット116,117が並ぶ方向Pがスリット115の開閉方向SXに垂直な方向からずれている場合を示している。スリット開閉機構110によってスリット115の幅を狭めようとすると、図7(B)に示すように光スポット116,117がスリット115から外れてしまうので、スリット115の幅を狭めることはできない。
【0024】
そこで、前述のとおり、光スポット116,117が並ぶ方向Pがスリット115の開閉方向SXに対して垂直になるように、光ファイバー6,9(FCコネクター100)を回動させる。この回動は、FCコネクター100のフェルール105の中心軸(すなわち、図6の中心軸C、図4においては光ファイバー6と9の間に位置する軸であって図4の紙面に対して垂直な軸)を回動軸として実施すればよい。
【0025】
図7(C)、図7(D)は、ファイバー固定具101による回動調整後の状態を示している。光スポット116,117が並ぶ方向Pがスリット115の開閉方向SXに対して垂直になっているので、スリット115の幅を狭めたとしても、図7(D)に示すように光スポット116,117がスリット115から外れることがない。したがって、スリット115の幅を光スポット116,117のサイズよりも狭めることができる。スリット115の幅を光スポット116,117のサイズよりも狭めると、2次元CCDアレイ114上の横軸方向への光の広がりを狭めることができるので、測定の高分解能化を実現することができる。
【0026】
図8は2次元CCDアレイ114によって撮影した像の例を示す図である。図8のY方向は2次元CCDアレイ114の縦軸方向AYに対応し、図8のX方向は2次元CCDアレイ114の横軸方向AXに対応している。そして、図8のX方向は波長を表している。図8における16は右円偏光スペクトル、17は左円偏光スペクトルである。このように、分光器11内に導入された2つの円偏光は、分光された後に2次元CCDアレイ114上に独立に集光され、図8に示すように2次元CCDアレイ114上に分離した2つのスペクトルの帯として測定される。
【0027】
したがって、2次元CCDアレイ114の出力信号のうち、左円偏光スペクトル17と、右円偏光スペクトル16を独立に読取装置に取り込み積算することで、左円偏光と右円偏光の2つの円偏光の分光データの同時取得が可能となる。
こうして、本実施の形態では、分離した2つの円偏光の分光データの取得が1回の測定で完了するので、光学特性が時間的に変動する測定対象について左右両方の円偏光の情報を得ることが可能となる。また、本実施の形態では、時間的変動のない測定対象についても測定時間を従来の1/2に短縮することができる。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は、左右それぞれの円偏光の分光データを一括取得する技術に適用することができる。
【符号の説明】
【0029】
1…試料、2…対物レンズ、3…λ/4波長板、4…偏光ビームスプリッター、5,8…レンズ、6,9…光ファイバー、7,102,103,111,113…ミラー、10…ファイバー集光光学系、11…分光器、100…FCコネクター、101…ファイバー固定具、105…フェルール、106…FCコネクターキー、107…ダミーファイバー、108…接着剤、110…スリット開閉機構、112…回折格子、114…2次元CCDアレイ、115…スリット。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定対象となる光を左円偏光と右円偏光の2つに分離する円偏光スプリッターと、
スリットに入射した光を分光する分散素子及びこの分散素子によって分光された光を受光する2次元CCDアレイからなる分光器と、
前記円偏光スプリッターによって分離された左円偏光を導く第1の光ファイバーと、
前記円偏光スプリッターによって分離された右円偏光を導く第2の光ファイバーと、
前記第1、第2の光ファイバーの出射側の端面から出射する2つの円偏光を前記分光器のスリットに集光するファイバー集光光学系とを備え、
前記ファイバー集光光学系は、前記第1の光ファイバーの出射側の端面と前記第2の光ファイバーの出射側の端面とを、前記2つの円偏光による干渉の影響を受けない間隔であって、かつ前記2つの円偏光を前記2次元CCDアレイの受光面上の別々の位置に独立に集光可能な間隔で並べて配置することを特徴とする分光計測装置。
【請求項2】
請求項1記載の分光計測装置において、
前記円偏光スプリッターは、測定対象となる光が入射するλ/4波長板と、このλ/4波長板を通過した光が入射する偏光ビームスプリッターとから構成され、
前記λ/4波長板と前記偏光ビームスプリッターとは、前記λ/4波長板の偏光方向の高速軸または低速軸が前記偏光ビームスプリッターの辺に対して45°の角度を成すように配置されることを特徴とする分光計測装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の分光計測装置において、
前記分光器は、前記スリットの開閉が可能なスリット開閉機構を備え、
前記ファイバー集光光学系は、前記分光器のスリットに集光される2つの光スポットが並ぶ方向が前記スリットの開閉方向に対して垂直になるように、ファイバー列の方向を回動調整可能なファイバー固定具を備えることを特徴とする分光計測装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−78200(P2012−78200A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−223607(P2010−223607)
【出願日】平成22年10月1日(2010.10.1)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【出願人】(504157024)国立大学法人東北大学 (2,297)
【Fターム(参考)】