説明

制御装置

【課題】複数の電子機器の動作を制御する場合に、操作ボタン等の部品を増やすことなく、かつ、制御する対象の電子機器、及び電子機器に対する制御内容を把握し易くすることができる制御装置を提供する。
【解決手段】エアコン、オーディオプレーヤ又はサイドミラー11a,11b等の電子機器を操作する操作装置(制御装置)1において、選択リングへの押下げ態様に応じて、何れかの電子機器を選択する。例えば、選択リングが長押された場合、サイドミラー11a,11bを選択させる。そして、選択された電子機器に応じた効果音、又は選択された電子機器に対する操作に応じた効果音を、スピーカ2a,2b及びオーディオスピーカ4a,4b等から出力させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の電子機器の動作を制御することができる制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両には、エアーコンディショナ(以下、エアコンと言う)及びオーディオ機器等の多数の機器が搭載されている。また、車両には、サイドミラーが電動で角度等を調整できるものがあり、さらに運転席又は助手席が電動で前後にスライドする電動スライドシートとなっているものがある。このため、機器毎に操作装置を設けることで、車両内に操作装置が散在するため、車内に設置スペースを確保する必要があり、製造工程時の配線が面倒となる。そこで、複数の操作装置を一体にした装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また複数の機器が操作できる操作装置とした場合に、どの機器が操作対象となっているかを把握し易くする装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2では、操作対象の機器が一旦作動し、その後元の状態に戻るようになっている。例えば、操作装置で電動ミラーを操作する場合、ミラーの反射面を僅かに動かした後、再びミラーの向きを元に戻す。これにより、使用者は、操作装置の操作状況を目視しなくても、ミラーが僅かに動いたことを目視すれば、モータの制御が可能になったことを確認できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−227314号公報
【特許文献2】特開2002−178855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献2のように、操作対象を僅かに動かすことで、操作対象を報知する方法では、制御が複雑となり、開発期間の長期化及びコストの高騰を引き起こすおそれがある。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の電子機器の動作を制御する場合に、操作ボタン等の部品を増やすことなく、かつ、制御する対象の電子機器、及び電子機器に対する制御内容を把握し易くすることができる制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る制御装置は、複数の機器から一つを選択する選択手段により選択された機器に対する機器操作を受け付け、選択された機器の動作を前記機器操作に従って制御する制御装置において、前記選択手段は、操作を受け付ける受付手段、及び、該受付手段が受け付けた操作内容に基づいて、機器を選択する手段を有しており、前記選択手段が選択した機器、又は該機器に対する機器操作に対応する音を出力する出力手段を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明においては、制御装置は、受付手段が受け付けた操作内容に基づいて、複数の機器から一つの機器を選択し、選択された機器に対する機器操作を受け付ける。制御装置は、選択された機器に対応する音、又は、選択された機器に対する機器操作に対応する音を出力する。そして制御装置は、受け付けた機器操作に従って機器の動作を制御する。このように、受付手段が受け付けた操作内容に基づいて機器を選択することで、制御装置は、機器を選択するためのボタン等を複数備える必要がなくなる。また、選択された機器、又は受け付けた機器操作に対応する音を出力することで、機器を操作する者(以下、使用者と言う)は、音により操作対象又は操作内容を把握することができる。
【0009】
本発明に係る制御装置は、複数の機器それぞれの近傍に発光手段が設けられており、前記選択手段が選択した機器に対応する前記発光手段の発光制御を行う発光制御手段とをさらに備えることを特徴とする。
【0010】
本発明においては、制御装置は、選択された機器の近傍に設けられた発光手段の発光を制御する。これにより、制御装置は、どの機器が選択対象となっているかを、使用者に報知することができる。
【0011】
本発明に係る制御装置は、前記受付手段は、複数の方向に動く移動部を有しており、前記選択手段は、前記移動部が移動した方向に位置する機器を選択するようにしてあることを特徴とする。
【0012】
本発明においては、制御装置は、複数の方向に動く移動部が移動した方向に位置する機器を選択する。これにより、使用者は、操作対象がある方向に移動部を移動させるだけで、機器を選択できるため、使用者の直感的な操作を可能にできる。
【0013】
本発明に係る制御装置は、前記移動部は、少なくとも一の方向、及び該一の方向と反対方向に動くようにしてあり、前記受付手段は、前記移動部が一の方向に動いた場合、前記機器に係る設定値を上げ、前記移動部が反対方向に動いた場合、前記機器に係る設定値を下げるようにしてあることを特徴とする。
【0014】
本発明においては、制御装置は、移動部が動いた方向によって、機器に係る設定値を上下させる。例えば、移動部が上下に移動する場合、移動部を上側に移動させる動作を、設定値を上げる操作と一致させることで、直感的な操作が可能となる。
【0015】
本発明に係る制御装置は、前記発光手段それぞれは、異なる色を発光し、前記選択手段は、選択した機器に対応する前記発光手段と同じ色を発する発色手段をさらに有していることを特徴とする。
【0016】
本発明においては、制御装置は、選択した機器に対応する発光手段と同じ色を発するため、使用者は、どの機器が操作対象となっているかを把握しやすくなる。
【0017】
本発明に係る制御装置は、前記出力手段は、複数の機器それぞれの近傍に設けられており、前記選択手段が選択した機器に対応する音を出力する場合、前記機器の近傍に設けられた出力手段から音を出力するようにしてあることを特徴とする。
【0018】
本発明においては、選択した機器の近傍に設けられた出力手段から、機器に対応する音を出力するため、使用者は、どの機器が操作対象となっているかを把握しやすくなる。
【発明の効果】
【0019】
本発明は、受付手段が受け付けた操作内容に基づいて機器を選択する構成とすることで、制御装置に、機器を選択するためのボタン等を複数備える必要がなくなる。また、選択された機器、又は受け付けた機器操作に対応する音を出力することで、制御装置は、使用者に対して音による操作支援を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】実施形態に係る操作装置が設けられた車両内を示す模式図である。
【図2】操作装置の構成を示す模式図であり、(a)は斜視図であり、(b)は上面図である。
【図3】操作モードを切り替えることにより色が変化する選択リングを模式的に示す図である。
【図4】操作装置の電気的構成を模式的に示すブロック図である。
【図5】操作装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】操作装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】車両モード制御処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】車両モード制御処理の動作を示すフローチャートである。
【図9】オーディオモード制御処理の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に係る制御装置の好適な実施形態について図面を参照して説明する。以下に説明する実施形態では、本発明に係る制御装置を、車両が備える複数の電子機器を操作する操作装置に用いた場合について説明する。
【0022】
図1は、本実施形態に係る操作装置が設けられた車両内を示す模式図である。図1は、運転席及び助手席より前方の車両内を後方から見た状態を示している。
【0023】
操作装置1は、計器類が設けられたインストルメントパネル(以下、インパネと言う)10にあり、少なくとも運転席に座る使用者(運転者)が操作可能な位置に設けられている。図1では、インパネ10は、運転席及び助手席の間に一部が突出した形状となっており、操作装置1は、この突出部分の略中央に設けられている。本実施形態に係る操作装置1は、操作対象を切り替えることで、複数の電子機器を操作することができる。本実施形態では、操作装置1は、エアーコンディショナ(以下、エアコンと言う)、オーディオプレーヤ、電動式のサイドミラー11a,11b、電動シート及び室内灯等を操作することができる。操作装置1の構成及び動作については、後に詳述する。なお操作装置1は、運転席の車両ドア12aに設けられていてもよいし、他の位置に設けられていてもよい。
【0024】
インパネ10には、操作装置1を挟んで左右対称にスピーカ(出力手段)2a,2bが設けられている。スピーカ2a,2bは、操作装置1が受け付けた操作に応じた効果音を出力する。スピーカ2a,2bから効果音が出力されることで、使用者が操作装置1の操作状況を把握し易くなる。
【0025】
またインパネ10には、操作装置1により操作されるエアコンの温風又は冷風を吹き出す吹き出し口3a,3b,3c,3d,3eが設けられている。吹き出し口3a,3bは、操作装置1の上方に左右対称に設けられている。吹き出し口3c,3dは、運転席及び助手席の車両ドア12a,12bそれぞれの近傍に設けられている。吹き出し口3eは、フロントガラス近傍に設けられている。
【0026】
さらにインパネ10には、オーディオスピーカ(出力手段)4a,4bが設けられている。オーディオスピーカ4a,4bは、吹き出し口3c,3dの近傍にそれぞれ設けられており、操作装置1により操作されるオーディオプレーヤによる音楽、又は操作装置1が受け付けた操作に応じた効果音等を出力する。本実施形態では、操作装置1により操作されるオーディオプレーヤは、インパネ10に設置されたカーオーディオ(図示せず)と、使用者が所有する携帯型のオーディオプレーヤ(以下、携帯オーディオと言う)とがある。インパネ10には、操作装置1の下方に、携帯オーディオを接続するためのAUX(Auxiliary)端子5が設けられている。携帯オーディオは、AUX端子5に接続することで、操作装置1により操作可能となり、オーディオスピーカ4a,4bから音楽等が出力される。
【0027】
インパネ10には、操作装置1による操作に応じて発光するインジケータ(発光手段)6a,6b,6c,6d,6e,6f,6gが設けられている。インジケータ6aは、吹き出し口3a,3bの近傍に設けられている。インジケータ6bは、吹き出し口3eの近傍に設けられている。インジケータ6c,6dは、吹き出し口3c,3dの近傍に設けられている。インジケータ6e,6fは、オーディオスピーカ4a,4bの近傍に設けられている。インジケータ6gは、AUX端子5の近傍に設けられている。またサイドミラー11a,11bの近傍には、操作装置1による操作に応じて発光するインジケータ(発光手段)7a,7bが設けられている。
【0028】
インジケータ6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g及びインジケータ7a,7bは、発光時に運転席の位置から運転者が発光を確認できる位置に設けられている。各インジケータ6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g及びインジケータ7a,7bは、操作装置1の操作対象を切り替えたときに、操作対象となった電子機器に応じて発光を開始する。例えば、サイドミラー11a,11bが操作装置1の操作対象となった場合、サイドミラー11a,11bに設けられたインジケータ7a,7bが発光を開始する。これにより、運転者は、操作装置1によるサイドミラー11a,11bの操作が可能となったことを把握できる。なお、サイドミラー11a,11bの操作とは、例えばサイドミラー11a,11bの反射面の向きを調整する操作である。
【0029】
また、インジケータ6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g及びインジケータ7a,7bは、それぞれが異なる発光色で発光するようになっている。より具体的には、吹き出し口3a,3b,3c,3d,3eの近傍に設けられたインジケータ6a,6b,6c,6dは、それぞれが青色で発光する。オーディオスピーカ4a,4b及びAUX端子5の近傍に設けられたインジケータ6e,6f,6gは、それぞれが橙色で発光する。サイドミラー11a,11bの近傍に設けられたインジケータ7a,7bは、それぞれが同じ白色で発光する。
【0030】
次に、操作装置1の構成ついて説明する。
【0031】
図2は、操作装置1の構成を示す模式図であり、(a)は斜視図であり、(b)は上面図である。操作装置1は、円柱形状の支持部20と、支持部20の外周面を覆うように設けられた選択リング(受付手段)21とを備えている。支持部20は、軸方向がインパネ10と略垂直となるようにインパネ10に設けられている。以下、支持部20の軸方向におけるインパネ10側を下方向として説明する。
【0032】
選択リング21は、支持部20の軸方向に沿って押下げ可能なプッシュボタンとなっている。選択リング21が押下げられることで、操作モードが切り替わるようになっている。操作モードを切り替えることで、操作装置1の操作対象が切り替わるようになっている。また選択リング21は、内部に図示しない複数色のLED(Light-Emitting Diode)を備えており、LEDからの光が外部に透過するよう筐体が透明(又は半透明)となっている。LEDは、選択リング21を押下げて操作モードを切り替えることにより、発光色が白色、青色及び橙色の何れかに変化するようになっている。即ち、操作装置1の操作対象によって選択リング21の色が変化するようになっている。
【0033】
また操作装置1は、支持部20の上面に設けられたセンターボタン(移動部)22を備えている。センターボタン22は、選択リング21と同様に、押下げ可能なプッシュボタンとなっている。またセンターボタン22は、図2(b)の矢印で示すように、支持部20の径方向に沿って、互いに直交する4方向に移動可能なスライドスイッチとなっている。なおセンターボタン22は、全体が各方向へスライドするようになっていてもよいし、軸を中心に各方向へ傾くようになっていてもよい。
【0034】
図3は、操作モードを切り替えることにより色が変化する選択リング21を模式的に示す図である。図3の中段に示す操作装置1は、初期状態を示している。
【0035】
初期状態では、操作装置1は、操作対象をエアコンとした操作モード(以下、エアコンモードと言う)となっている。エアコンモードでは、選択リング21が青色(図中、網状部分)となるようLEDが発光制御される。この状態で、選択リング21が押下げられた場合、操作装置1は、操作対象をオーディオプレーヤとした操作モード(以下、オーディオモードと言う)に切り替える。このとき、選択リング21が橙色(図中、斜線部分)となるようLEDが発光制御される。同様に、オーディオモードにおいて選択リング21が押下げられた場合、操作装置1は、操作モードをエアコンモードに切り替える。
【0036】
またエアコンモードにおいて、選択リング21が、例えば1秒以上長く押下げられた場合、操作装置1は、操作モードを車両モードに切り替える。以下、選択リング21を1秒以上長く押下げることを長押しと言う。車両モードは、操作対象を、サイドミラー11a,11b、電動シート、室内灯、ヘッドランプ又は車載カメラ(何れも図示せず)等とする。このとき、選択リング21が白色となるようLEDが発光制御される。車両モードにおいて選択リング21が長押しされた場合、操作装置1は、操作モードをエアコンモードに切り替える。
【0037】
このように、操作モードによって選択リング21の色が変わることで、操作装置1で複数の電子機器が操作可能であっても、使用者に、操作装置1が何れの電子機器が操作対象となっているかを把握させることができる。また、選択リング21の色は、インジケータ6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g及びインジケータ7a,7bの発光色と一致するようになっている。例えば、エアコンモードの場合、選択リング21は青色で発光し、吹き出し口3a,3b,3c,3d,3eの近傍に設けられた発光色が青色のインジケータ6a,6b,6c,6dが発光する。これにより、使用者に、操作装置1が何れの電子機器が操作対象となっているかをより明確に把握させることができる。
【0038】
次に、上述のように構成される操作装置1の電気的構成について説明する。
【0039】
図4は、操作装置1の電気的構成を模式的に示すブロック図である。操作装置1は、制御部25、モード選択用SW21S、LED(発色手段)21L、切替用SW221S、スライドSW222S、携帯用入出力部26、出力部(発光制御手段)27及び通信部28等を備えている。各部は、バスを介して接続されている。
【0040】
制御部25は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備えている。ROMには、操作装置1を本発明に係る制御装置として動作させるためのプログラム、及び各処理に必要なデータ、例えばスピーカ2a,2b等から出力させる音の音源データ等が格納されている。CPUは、ROMに格納されたプログラム及びデータを随時RAMに読み出して実行し、バスを介して接続される各部を駆動制御する。
【0041】
モード選択用SW21Sは、選択リング21の押下げを検出するスイッチであり、制御部25へ検出を通知する。制御部25は、モード選択用SW21Sが選択リング21の押下げを検出することで、操作モードを切り替える。LED21Lは、選択リング21の内部に設けられており、複数色を発光する。LED21Lは、上述したように、切り替わる操作モードに対応した発光色となるよう制御部25により発光制御される。
【0042】
切替用SW221Sは、センターボタン22の押下げを検出するスイッチである。スライドSW222Sは、センターボタン22の4方向への移動を検出するスイッチである。切替用SW221S及びスライドSW222Sそれぞれは、検出を制御部25へ通知する。
【0043】
携帯用入出力部26は、AUX端子5に接続された携帯オーディオ50からの信号を受け付けると共に、携帯オーディオ50の動作を制御する制御信号を出力する。出力部27は、インジケータ駆動回路、又は音合成回路等であって、接続されるスピーカ2a,2b、インジケータ6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g及びインジケータ7a,7bそれぞれに制御信号を送信する。
【0044】
通信部28は、車載LAN(Local Area Network)を介して、ボディーECU(Electronic Control Unit)51、エアコンECU52及びオーディオECU53等とデータ通信可能に接続する。ボディーECU51は、自車両のボディ系の動作制御を行い、例えばサイドミラー11a,11b用のモータ、又は電動シート用のモータ等の駆動制御を行う。エアコンECU52は、エアコンの駆動制御を行う。オーディオECU53は、カーオーディオの駆動制御を行う。操作装置1は、各ECU51,52,53へ制御信号を送信し、各ECU51,52は、必要な電子機器を駆動制御する。これにより、操作装置1は、エアコン、カーオーディオ又はサイドミラー11a,11b等の操作が可能となる。
【0045】
次に、上述のように構成される操作装置1の操作時の動作について説明する。
【0046】
図5及び図6は、操作装置1の動作を示すフローチャートである。図5及び図6に示す処理は、自車両のイグニッションスイッチ又はエンジンキーがオンされたときに、制御部25のCPUにより実行される。
【0047】
制御部25は、まず初期化処理を行う(S101)。初期化処理では、制御部25は、操作モードをエアコンモードで開始し、LED21Lを青色に発光させる。次に、制御部25は、選択リング21が押下げられたか否かを判定する(S102)。具体的には、制御部25は、モード選択用SW21Sが選択リング21の押下げを検出したか否かを判定する。選択リング21が押下げられていない場合(S102:NO)、制御部25は、後述のS108に処理を移す。選択リング21が押下げられた場合(S102:YES)、制御部25は、選択リング21の押下げが長押しであるか否かを判定する(S103)。長押しである場合(S103:YES)、制御部25は、操作モードを車両モードに切り替え、後述の車両モード制御処理を開始する(S104)。選択リング21の押下げが長押しでない場合(S103:NO)、制御部25は、操作モードをオーディオモードに切り替え、後述のオーディオモード制御処理を開始する(S105)。
【0048】
車両モード制御処理又はオーディオモード制御処理の終了後、制御部25は、操作モードをエアコンモードに切り替え、エアコンモードの開始を報知する開始音をスピーカ2a,2bから出力させる(S106)。この開始音は、エアコンモードの開始を読み上げる音声であってもよいし、特定の音楽又はエアコンを連想させる風の音であってもよい。次に、制御部25は、LED21Lを青色に発光させる(S107)。これにより、使用者は、目と耳とでエアコンモードの開始を確認することができる。
【0049】
なお、S107においてLED21Lを青色に発光させる場合、制御部25は、吹き出し口3a,3b,3c,3d,3eの近傍に設けられたインジケータ6a,6b,6c,6d全てを発光させるようにしてもよい。インジケータ6a,6b,6c,6dは、発光色が青色であるため、使用者は、操作装置1を目視しなくても、吹き出し口3a,3b,3c,3d,3eを見ることで、エアコンモードの開始を確認することができる。
【0050】
次に、制御部25は、センターボタン22が操作されたか、具体的にはスライドSW222Sがセンターボタン22の移動を検出したか否かを判定する(S108)。使用者は、吹き出し口3a,3b,3c,3d,3eの何れを操作(調整)したいかを、センターボタン22により選択する。S108では、換言すれば、制御部25は、吹き出し口3a,3b,3c,3d,3eの何れに対する使用者の操作を受け付けるのかを判定する。
【0051】
S108では、吹き出し口3a,3b,3c,3d,3eから操作対象を選択する場合、使用者は、操作したい吹き出し口3a,3b,3c,3d,3eが位置する方向に、センターボタン22を移動させることで、操作対象を選択することができる。例えば、フロントガラス近傍に設けられた吹き出し口3eを操作したい場合、使用者は、センターボタン22を吹き出し口3eが位置する方向である車両前方側に移動させる。また右側の吹き出し口3cを操作したい場合、使用者は、センターボタン22を右側に移動させる。このように、使用者は、直感的な操作により操作対象を選択することができる。
【0052】
センターボタン22が操作された場合(S108:YES)、制御部25は、操作に応じて効果音をスピーカ2a,2b及びオーディオスピーカ4a,4bから出力させ(S109)、対応するインジケータ6a,6b,6c,6dを点滅させる(S110)。例えばセンターボタン22の右への移動を検出した場合、制御部25は、センターボタン22が右へ移動したことを報知する効果音をスピーカ2a,2b及びオーディオスピーカ4a,4bからから出力させ、右側の吹き出し口3cに設けたインジケータ6cの点滅を開始する。これにより、使用者は、右側の吹き出し口3cが操作装置1の操作対象であると把握できるようになる。センターボタン22が操作されていない場合(S108:NO)、制御部25は、処理を後述のS116に移す。
【0053】
なお、効果音を出力する場合、制御部25は、選択された吹き出し口3a,3b,3c,3d,3eに応じて、スピーカ2a,2b又はオーディオスピーカ4a,4bの一方から効果音を出力させるようにしてもよい。例えば、右側の吹き出し口3cが操作装置1の操作対象とする場合、制御部25は、吹き出し口3cの近傍にあるオーディオスピーカ4aから効果音を出力させるようにしてもよい。これにより、使用者は、音により操作対象を把握できる場合がある。
【0054】
制御部25は、センターボタン22が押下げられたか、具体的には切替用SW221Sがセンターボタン22の押下げを検出したか否かを判定する(S111)。センターボタン22が押下げられた場合(S111:YES)、制御部25は、S108で判定した操作対象を確定し、確定したことを報知するための確定音をスピーカ2a,2bから出力させる(S112)。センターボタン22が押下げられていない場合(S111:NO)、制御部25は、S108の処理を続行する。
【0055】
次に、制御部25は、操作対象となった吹き出し口3a,3b,3c,3d,3eに対するエアコン操作を受け付け、操作に対する処理を実行する(S113)。例えば、センターボタン22が押下げられた場合、制御部25は、エアコンのAUTO機能をオンオフする。またセンターボタン22が車両前方向(一の方向)に移動された場合、制御部25は、温度を上げ、車両後方向(反対方向)に移動された場合、温度を下げる。使用者は、車両前方向がプラス方向、車両後方向がマイナス方向と想定し易いため、その方向に温度の上下操作と一致させることで、直感的な操作が可能となる。さらにセンターボタン22が右に移動した状態で車両前後方向に移動した場合、制御部25は、温度と同様に風量を変更する。センターボタン22が左に移動した状態で車両前後方向に移動した場合、制御部25は、吹き出し口を変更する。吹き出し口を変更する場合、制御部25は、処理をS108に戻す。なお、S113におけるエアコン操作の具体的内容は、適宜変更可能である。
【0056】
制御部25は、センターボタン22が押下げられたか否かを判定する(S114)。センターボタン22が押下げられた場合(S114:YES)、制御部25は、エアコン操作を終了し、終了を報知するための終了音をスピーカ2a,2bから出力させる(S115)。センターボタン22が押下げられていない場合(S114:NO)、制御部25は、S113のエアコン操作を続ける。
【0057】
その後、制御部25は、本処理を終了するか否かを判定する(S116)。ここでの終了は、例えば、車両のイグニッションキー又はエンジンキーがオフとされる場合などである。終了する場合(S116:YES)、制御部25は、本処理を終了する。終了しない場合(S116:NO)、制御部25は、S102以降の処理を再度実行する。
【0058】
次に、図5における車両モード制御処理について説明する。図7及び図8は、車両モード制御処理の動作を示すフローチャートである。
【0059】
車両モード制御処理を開始した制御部25は、車両モードの開始を報知する開始音をスピーカ2a,2bから出力させる(S201)。この開始音は、ミラーモードの開始を読み上げる音声であってもよいし、特定の音楽であってもよい。次に、制御部25は、LED21Lを白色に発光させる(S202)。これにより、使用者は、目と耳とでミラーモードの開始を確認することができる。
【0060】
制御部25は、センターボタン22が操作されたか、具体的にはスライドSW222Sがセンターボタン22の移動を検出したか否かを判定する(S203)。車両モードでは、サイドミラー11a,11b、電動シート及び室内灯等、複数の電子機器が操作装置1により操作可能となっている。使用者は、複数の電子機器の何れを操作したいかを、センターボタン22により選択する。例えば、使用者は、センターボタン22を車両前後方向に移動させることで、操作装置1の操作対象を順に切り替えることができる。即ち、S203では、制御部25は、車両モードにおける操作対象を判定する。
【0061】
センターボタン22が操作された場合(S203:YES)、制御部25は、操作に応じて効果音をスピーカ2a,2bから出力させ(S204)、対応するインジケータを点滅させる(S205)。図1では図示していないが、車両モードにおける操作対象となる電動シート及び室内灯等の電子機器の近傍には、サイドミラー11a,11bと同様のインジケータが設けられている。そして、センターボタン22が車両前後方向に移動した場合、制御部25は、センターボタン22が移動したことを報知する効果音をスピーカ2a,2bから出力させ、各インジケータを順に点滅させる。例えば、一度センターボタン22が上側又は下側に移動した場合、制御部25は、効果音をスピーカ2a,2bから出力させ、サイドミラー11a,11bに設けられたインジケータ7a,7bを点滅させる。次にセンターボタン22が車両前後方向に移動した場合、制御部25は、効果音をスピーカ2a,2bから出力させ、電動シート近傍に設けられたインジケータを点滅させる。これにより、使用者は、確認しながら操作装置1の操作対象を選択することができる。センターボタン22が操作されていない場合(S203:NO)、制御部25は、処理を後述のS218に移す。
【0062】
次に、制御部25は、センターボタン22が押下げられたか否かを判定する(S206)。センターボタン22が押下げられた場合(S206:YES)、制御部25は、S203で判定した操作対象を確定し、確定したことを報知するための確定音をスピーカ2a,2bから出力させる(S207)。センターボタン22が押下げられていない場合(S206:NO)、制御部25は、S203の処理を続行する。
【0063】
制御部25は、S206で確定した操作対象がサイドミラー11a,11bであるか否かを判定する(S208)。操作対象がサイドミラー11a,11bでない場合(S208:NO)、例えば操作対象が電動シート又は室内灯である場合、制御部25は、各操作対象に応じた操作を受け付け、操作に対する処理を実行する(S209)。その後、制御部25は、処理を後述のS218に移す。
【0064】
操作対象がサイドミラー11a,11bである場合(S208:YES)、制御部25は、センターボタン22が操作されたか、具体的にはスライドSW222Sがセンターボタン22の左右の移動を検出したか否かを判定する(S210)。使用者は、サイドミラー11a,11bを操作対象とした場合、サイドミラー11a,11bの左右何れを操作(調整)したいかを、センターボタン22により選択する。例えば左側のサイドミラー11bを操作したい場合、使用者は、センターボタン22を左側に移動する。また右側のサイドミラー11bを操作したい場合、使用者は、センターボタン22を右側に移動させる。
【0065】
センターボタン22が操作されていない場合(S210:NO)、制御部25は、操作されるまで待機する。このとき、一定時間操作されない場合、制御部25は、処理を後述のS218に移すようにしてもよい。センターボタン22が操作された場合(S210:YES)、制御部25は、操作に応じて効果音をスピーカ2a,2bから出力させ(S211)、インジケータ7a,7bを点滅させる(S212)。例えばセンターボタン22の右への移動を検出した場合、制御部25は、右側のサイドミラー11aに設けたインジケータ7aの点滅を開始する。また制御部25は、右側のサイドミラー11aを特定するための音をスピーカ2a,2bから出力させる。
【0066】
制御部25は、センターボタン22が押下げられたか否かを判定する(S213)。センターボタン22が押下げられた場合(S213:YES)、制御部25は、S210で判定した操作対象を確定し、確定したことを報知するための確定音をスピーカ2a,2bから出力させる(S214)。センターボタン22が押下げられていない場合(S213:NO)、制御部25は、S210の処理を続行し、操作対象を判定する。
【0067】
制御部25は、サイドミラー11a(又は11b)に対する操作を受け付け、操作に対する処理を実行する(S215)。例えば、センターボタン22が上方に移動された場合、制御部25は、ボディーECU51へ制御信号を送信し、ボディーECU51は、サイドミラー11a(又は11b)の反射面が上方を向くようモータを駆動する。
【0068】
制御部25は、センターボタン22が押下げられたか否かを判定する(S216)。センターボタン22が押下げられた場合(S216:YES)、制御部25は、ミラー操作を終了し、終了を報知するための効果音をスピーカ2a,2bから出力させる(S217)。センターボタン22が押下げられていない場合(S216:NO)、制御部25は、S215のミラー操作を続ける。
【0069】
次に制御部25は、選択リング21が長押しされたか否かを判定する(S218)。選択リング21が長押しされた場合(S218:YES)、制御部25は、車両モードを終了し、図5のS106の処理に移り、操作モードをエアコンモードに切り替える。選択リング21が長押しされていない場合(S218:NO)、制御部25は、車両モードを続行し、S203の処理を実行する。
【0070】
なお、S202においてLED21Lを白色に発光させる場合、制御部25は、サイドミラー11a,11bの近傍に設けられたインジケータ7a,7b等、車両モードでの操作対象となる電子機器の近傍に設けられたインジケータ全てを発光させるようにしてもよい。各インジケータは、発光色が白色であるため、使用者は、操作装置1を目視しなくても、車両モードの開始を確認することができる。
【0071】
次に、図5におけるオーディオモード制御処理について説明する。図9は、オーディオモード制御処理の動作を示すフローチャートである。
【0072】
オーディオモード制御処理を開始した制御部25は、オーディオモードの開始を報知する開始音をスピーカ2a,2bから出力させる(S301)。この開始音は、オーディオモードの開始を読み上げる音声であってもよいし、特定の音楽又はオーディを連想させるギター音等であってもよい。次に、制御部25は、LED21Lを橙色に発光させる(S302)。これにより、使用者は、目と耳とでオーディオモードの開始を確認することができる。
【0073】
次に制御部25は、センターボタン22が長押しされたか否かを判定する(S303)。オーディオモードでは、センターボタン22が長押しされることで、制御部25は、オーディオプレーヤの電源をオン又はオフする。長押しされていない場合(S303:NO)、制御部25は、後述のS312に処理を移す。長押しされた場合(S303:YES)、制御部25は、オーディオプレーヤの電源をオンにし、オーディオスピーカ4a,4b近傍に設けられたインジケータ6e,6fを点滅させる(S304)。これにより、使用者は、オーディオプレーヤの電源がオンになったことを確認することができる。
【0074】
制御部25は、センターボタン22が押下げられたか否かを判定する(S305)。オーディオモードでは、カーオーディオ又は携帯オーディオ50が操作装置1により操作可能となっている。使用者は、センターボタン22の押下げを繰り返すことで、操作対象を携帯オーディオ50又はカーオーディオに切り替えることができる。センターボタン22が押下げられた場合(S305:YES)、制御部25は、AUX端子5近傍に設けられたインジケータ6gを点滅させる(S306)。これにより、制御部25は、使用者に携帯オーディオ50が操作対象となったことを報知することができる。なおインジケータ6gの点滅は、一定時間後に終了させてもよいし、後述のS309でセンターボタン22が押下げられたと判定するまで続行させてもよい。
【0075】
制御部25は、AUX端子5に携帯オーディオ50が接続されたか否かを判定する(S307)。携帯オーディオ50が接続されていない場合(S307:NO)、制御部25は、接続されるまで待機する。携帯オーディオ50が接続された場合(S307:YES)、制御部25は、携帯オーディオ50に対する操作を受け付け、操作に対する処理を実行する(S308)。例えば、センターボタン22が右に移動した状態で車両前後方向に移動した場合、制御部25は、曲の早送り又は早戻しを行う。またセンターボタン22が左に移動した状態で車両前後方向に移動した場合、制御部25は、複数の曲を含むアルバム又はフォルダの選択を行う。
【0076】
制御部25は、センターボタン22が押下げられたかを判定する(S309)。センターボタン22が押下げられた場合(S309:YES)、制御部25は、操作対象を携帯オーディオ50からカーオーディオに切り替え、カーオーディオに対する操作を受け付け、操作に対する処理を実行する(S310)。例えば、使用者は、センターボタン22を車両前方向に移動させることでスピーカ2a,2bの音量を上げ、車両後方向に移動させることでスピーカ2a,2bの音量を下げる。カーオーディオに対する操作は、ラジオの選局、又はCD(Compact Disc)の選曲等であってもよい。
【0077】
その後、制御部25は、センターボタン22が長押しされたか否かを判定する(S311)。センターボタン22が長押しされた場合(S311:YES)、制御部25は、オーディオプレーヤの電源をオフにし、処理をS312に移す。長押しされていない場合(S311:NO)、制御部25は、S305に処理を移す。なお、S310において、センターボタン22を押下げする都度、カーオーディオにおける操作対象が切り替わるようにしてもよい。例えば、センターボタン22を押下げする都度、操作対象が、カーオーディオのラジオのAM、FM、CDの順に切り替わるようにしてもよい。
【0078】
次に制御部25は、選択リング21が押下げられたか否かを判定する(S312)。選択リング21が押下げられた場合(S312:YES)、制御部25は、オーディオモードを終了し、図5のS106の処理に移り、操作モードをエアコンモードに切り替える。選択リング21が押下げられていない場合(S312:NO)、制御部25は、オーディオモードを続行し、S303の処理を実行する。
【0079】
以上説明したように、本実施の形態では、操作装置1の選択リング21に対する押下げる時間によって、操作対象を切り替えることができる。これにより、操作装置1に、電子機器を選択するためのボタン等を複数備える必要がなくなり、操作装置1の大型化を防ぐことができる。その結果、インパネ10に操作装置1を設置するための大きなスペースを確保する必要がなくなる。また、操作対象を切り替える毎に、又は操作対象に対する操作を受け付けると毎に、効果音を出力させることで、使用者は、操作装置1を目視しなくても、音により操作装置1の操作状況を把握することができる。
【0080】
以上、本発明の好適な一実施の形態について、具体的に説明したが、各構成及び動作等は適宜変更可能であって、上述の実施形態に限定されることはない。上述の実施形態では、操作装置1の操作対象の近傍にインジケータを設けているが、LED等の発光手段を操作対象が備えている場合、LEDを、上述のインジケータとして用いてもよい。この場合、インパネ10にインジケータを設ける必要がなく、インパネ10のスペースを有効活用することができる。
【0081】
また、効果音を出力するスピーカを、操作装置1の操作対象それぞれの近傍に設けるようにしてもよい。この場合、操作装置1の操作対象に応じたスピーカから、効果音を出力させることで、使用者は、音のする方向の機器が操作対象となったことを予測でき、操作対象をより明確に把握できる場合がある。またスピーカ2a,2bを設けずに、オーディオスピーカ4a,4bから全ての効果音を出力するようにしてもよい。この場合、スピーカ2a,2bを設ける必要がなくなるため、コストの低減化、及び省スペース化を実現することができる。
【0082】
さらに、各操作モードの開始時に点滅させたインジケータは、一定時間後に消灯させるようにしてもよいし、時間の経過と共に輝度を低下させるようにしてもよいし、各操作モードが終了するまで点滅を続行させるようにしてもよい。その他、操作装置1の操作対象、操作装置1の構成、及び動作等は、上述の実施形態に限定されることはなく、適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0083】
1 操作装置
2a,2b スピーカ(出力手段)
6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,7a,7b インジケータ(発光手段)
21 選択リング(選択手段、受付手段)
22 センターボタン(移動部)
21L LED(発色手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の機器から一つを選択する選択手段により選択された機器に対する機器操作を受け付け、選択された機器の動作を前記機器操作に従って制御する制御装置において、
前記選択手段は、
操作を受け付ける受付手段、及び、
該受付手段が受け付けた操作内容に基づいて、機器を選択する手段
を有しており、
前記選択手段が選択した機器、又は該機器に対する機器操作に対応する音を出力する出力手段
を備えることを特徴とする制御装置。
【請求項2】
複数の機器それぞれの近傍に発光手段が設けられており、
前記選択手段が選択した機器に対応する前記発光手段の発光制御を行う発光制御手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記受付手段は、
複数の方向に動く移動部
を有しており、
前記選択手段は、
前記移動部が移動した方向に位置する機器を選択するようにしてある
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記移動部は、
少なくとも一の方向、及び該一の方向と反対方向に動くようにしてあり、
前記受付手段は、
前記移動部が一の方向に動いた場合、前記機器に係る設定値を上げ、
前記移動部が反対方向に動いた場合、前記機器に係る設定値を下げるようにしてある
ことを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記発光手段それぞれは、異なる色を発光し、
前記選択手段は、
選択した機器に対応する前記発光手段と同じ色を発する発色手段
をさらに有していることを特徴とする請求項2から4の何れか一つに記載の制御装置。
【請求項6】
前記出力手段は、
複数の機器それぞれの近傍に設けられており、
前記選択手段が選択した機器に対応する音を出力する場合、前記機器の近傍に設けられた出力手段から音を出力するようにしてある
ことを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−280361(P2010−280361A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−137616(P2009−137616)
【出願日】平成21年6月8日(2009.6.8)
【出願人】(395011665)株式会社オートネットワーク技術研究所 (2,668)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】