説明

制震構造物

【課題】 制震装置の正加力、負加力の増幅倍率を均等にするとともに、騒音・振動・粉塵の発生を抑えて効率的に施工できる制震構造物を提供することである。
【解決手段】 制震構造物1は、建物2の柱3と梁4とからなる架構5と同じ形状の外枠8と、該外枠8の一方の対角部に後端が回転自在に設置された第1ブレース21および第2ブレース22の先端部に、外枠8の他方の対角部の一方から伸びたダンパー25の先端部が接続されてなる可変ブレース機構9とから制震装置6が構成され、該制震装置6が建物2の各階の柱と梁とからなる架構5に左右対称に設置されたことである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は建物の柱と梁とからなる架構に制震装置を設置した制震構造物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、頻繁に発生する地震により、多くの建物が被害を受けている。このような地震に対処するために、新築の建物は耐震性を配慮した設計がなされている。一方、既存建物の多くは耐震性が劣るため、後から制震構造物(または耐震構造物)に改築しているのが現状である。また特開2002−106203号公報の発明は、鉄筋コンクリート造の制震構造物の一例を示し、既存建物の柱と梁とで囲まれた架構内に制震装置を設置したものである。この制震構造物は、制震装置の外枠内に設置された可変ブレース機構によって、建物の層間変形よりも大きな変位量と速度とをダンパーに作用させて地震による振動エネルギーを効率的に吸収して、建物の減衰性能を向上させようとするものである。この制震装置は、外枠から突出したスタッドボルトと柱および梁から突出したアンカー筋とが、架構と外枠との間の間隙部に重ね配筋され、この間隙部に割裂補強筋(スパイラル筋)が配筋されて設置されていた。
【特許文献1】特開2002−106203号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記の制震装置は、図14に示すように、制震装置の増幅倍率が大きくなると正加力、負加力で増幅倍率の相違が大きくなるという問題点があった。また制震装置を架構内に設置する際に大きな騒音および振動が発生するとともに、多くの粉塵も発生する他、施工効率が悪いという問題もあった。
【0004】
本願発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、制震装置の正加力、負加力の増幅倍率を均等にするとともに、騒音・振動・粉塵の発生を抑えて効率的に施工できる制震構造物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するための制震構造物は、建物の柱と梁とからなる架構と同じ形状の外枠と、該外枠の一方の対角部に後端が回転自在に設置された第1ブレースおよび第2ブレースの先端部に、外枠の他方の対角部の一方から伸びたダンパーの先端部が接続されてなる可変ブレース機構とから制震装置が構成され、該制震装置が建物の各階の柱と梁とからなる架構に左右対称に設置されたことを特徴とする。また制震装置は架構内面との間に適宜間隙部をもって設置され、該間隙部には、柱面および梁面から突出されたアンカー筋または鋼管コッターと、外枠から突出されたスタッドボルトとが重ね配置されて、モルタルが充填されたことを含む。また制震装置は架構内面との間に適宜間隙部をもって設置され、該間隙部には充填材が充填されたことを含む。また制震装置は架構を構成する柱と梁の外面または内面に適宜間隙部をもって設置され、該間隙部には、柱および梁の外面または内面から突出されたアンカー筋または鋼管コッターと、外枠から突出されたスタッドボルトとが重ね配置されて、モルタルが充填されたことを含む。また制震装置の外枠は、四つ角部に位置した連結部材と、これらの連結部材を繋ぐ一対の横フレームと一対の縦フレームとから構成されたことを含む。また制震装置の外枠は、第1ブレースの後端が接続された第1連結部材と、該第1連結部材の対角に位置して第2ブレースの後端が接続された第2連結部材と、ダンパーの後端が接続された第3連結部材と、第1連結部材と第3連結部材とを繋ぐ横フレームと、第3連結部材と第2連結部材とを繋ぐ縦フレームと、第2連結部材と第1連結部材とを繋ぐL形フレームとから構成されたことを含むものである。
【発明の効果】
【0006】
制震装置の外枠内に設置された可変ブレース機構で建物の層間変形よりも大きな変位量と速度とをダンパーに作用させることにより、地震による振動エネルギーを効率的に吸収して建物の減衰性能を向上させることができる。また制震装置が建物の各階の柱と梁とからなる架構に左右対称に設置されたことにより、制震装置の正加力、負加力の増幅倍率を均等にすることができる。また制震装置を、柱と梁とからなる架構に騒音・振動・粉塵の発生を抑えて設置することができる。また狭い間隙部への割裂補強筋の配筋が省略できるため工期の短縮を図ることができる。また制震装置の外枠における一方の横フレームと縦フレームとを、他方の横フレームと縦フレームよりも軽量かつ簡潔な構成にすることができる。また制震装置の外枠における一方の縦横フレームを省略し、必要な箇所のみに縦横フレームを設置したことにより、制震装置を簡潔に構成できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本願発明の制震構造物の実施の形態について説明する。各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成は異なった符号を付して説明する。
【0008】
図1は第1の実施の形態の制震構造物1であり、この制震構造物1は既存の鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造の建物2における柱3と梁4とで囲まれた架構5内に制震装置6が設置されて構成されている。この制震装置6は、制震装置6が設置される範囲において設定した中心軸7を中心にして左右対称になるように設置される。この中心軸は各階ごとの架構や、柱などに設定される。そのため制震装置6の設置箇所は建物2の大きさや形状、補強すべき箇所などによって決められ、図1に示す設置箇所に限定されるものではない。
【0009】
この制震装置6は、図2に示すように、架構5よりやや小さな外枠8と、該外枠8内に設置された可変ブレース機構9とから構成されている。この外枠8は架構5より小さいため架構5との間に適宜間隙部11が形成され、この間隙部11に外枠8から突出したスタッドボルト10と、柱面26および梁面27から突出した鋼管コッター(またはアンカー筋)12とが重ね配置され、これらが間隙部11に充填された繊維モルタル13で一体的に接合されている。なお、この繊維モルタル13の他に、モルタルを使用することもできるが、その場合はスタッドボルト10と鋼管コッター12との間にスパイラル筋を配筋するものとする。
【0010】
この鋼管コッター12は、回転式コアドリルで柱2および梁3に削孔した孔14に挿入されて接着剤15で固定されている。この孔14は深さが柱筋および梁筋16の手前までしかないため、これらの鉄筋16を傷付けず、しかも騒音・振動・粉塵の発生を抑えて形成することができる。また鋼管コッター12はアンカー筋よりも大径で、一本あたりの剛性および耐力が大きいので、アンカー筋よりも少ない本数で十分な補強効果を得ることができる。
【0011】
外枠8は四つ角部に位置したL字形の連結部材17と、これらの連結部材17を繋ぐ一対の縦横フレーム18、19とから構成され、この縦横フレーム18、19は連結部材17の両端から伸びたフレーム材(H形鋼)18a、19a同士が連結プレート20で接合されて構成されている。
【0012】
上記の外枠8内に設置された可変ブレース機構9は、後端が第1連結部材17aに回転自在に接合された第1ブレース21と、後端が第2連結部材17bに回転自在に接合された第2ブレース22と、これらのブレース21、22の先端が回転自在に接合されたヒンジ機構23に、ロッド24の先端部が回転自在に接合されたダンパー(油圧ダンパー)25とから構成され、該ダンパー25の後端が第3連結部材17cに回転自在に接合されている。したがって、地震で外枠8が変形すると、第1および第2ブレース21、22も変形してダンパーのロッド24を伸縮させることにより振動エネルギーが吸収される。
【0013】
次に、この制震構造物の構築工法について説明する。はじめに図3の(1)に示す制震装置6を製造する。そして、同図の(2)に示すように、架構5内における柱面26と梁面27とに回転式コアドリルで孔14を適宜間隔ごとに削孔する。この孔14は柱筋および梁筋16の手前までの深さとする。
【0014】
次に、この孔14に接着剤15を充填して鋼管コッター12を差し込むと、この鋼管コッター12が接着剤15で固定されて架構内面から突出される。この鋼管コッター12は一本あたりの剛性および耐力がアンカー筋よりも大きいため、アンカー筋より少ない本数となる。
【0015】
次に、図4に示すように、制震装置6を架構5内に仮設置すると、該架構5と外枠8との間の間隙部11に、スタッドボルト10と鋼管コッター12とが交互に配置されるとともに、鋼管コッター12が二本のスタッドボルト(外枠の両側に立設されたスタッドボルト)10の間に配置される。そして、この間隙部11の両側を型枠28で塞いで繊維モルタル13を充填し、これが硬化した後に型枠28を解体すると、図5に示すように、制震装置6が架構5内に固定される。
【0016】
このような方法によって、制震装置6を建物2の各階の架構5に、中心軸を中心にして左右対称に設置する。この中心軸7は制震装置6を設定すべき範囲、すなわち建物2の所定の範囲(補強すべき範囲)における中心に設定すべきものであり、建物全体における中心ではない。この制震装置6の左右対称の設置は、図6の(1)に示すように、可変ブレース機構9におけるダンパー25が中心軸7側に伸びた状態、すなわち互いに向き合った位置になるようにするものである。このように設置すると制震装置6の正加力、負加力の増幅倍率を均等にすることができるとともに、どの方向から作用する地震にも対応することのできるようになる。なお、この制震装置6の左右対称の設置は、図6の(2)に示すように、可変ブレース機構9におけるダンパー25が外側に伸びた状態、すなわち中心軸7より離れた位置になるようにすることもできる。
【0017】
このような設置作業を順次繰り返して、建物2の一階から三階における架構5に制震装置6を設置すると、図1に示すような制震構造物1が構築されるが、制震装置6をどの架構5に設置するかは、その建物2の形状、大きさおよび補強すべき箇所に応じて決定するものとし、上記以外の箇所に設置することもできる。
【0018】
図7は制震装置を補強の必要な箇所に設置した制震構造物1である。これは各階における補強の必要な架構5に制震装置6を設置したものであり、架構5を構成する柱2に中心軸をとって左右対称に設置している。
【0019】
図8は第2の実施の形態の制震構造物30である。この制震構造物30は制震装置31の外枠32における左側の縦フレーム18と下側の横フレーム19とが、H形鋼ではなく平板のL形フレーム33で形成されて、第4連結部材17dが省略されたものであり、これ以外は第1の実施の形態の制震構造物1と同じ構成である。この外枠32は、図9に示すように、第1〜第3連結部材17a、17b、17cと縦横フレーム18,19とからなるフレーム34と、この対向位置のL形フレーム33とから構成されたものである。このようにH形鋼のフレーム34の対向位置に平板のL形フレーム33を設けても、可変フレーム機構9の機能を正常に発揮することができる。この制震装置31も上記と同様に建物2の架構5内に設置され、設置すべき範囲における中心軸7を中心にして左右対称に設置される。また鋼管コッター12を用いて上記と同じ方法で設置される。
【0020】
この制震構造物30の場合にも、制震装置6をどの架構5に設置するかは、その建物の形状、大きさおよび補強すべき箇所に応じて決定するものとし、上記以外の箇所、例えば図7に示すように設置することもできる。
【0021】
図10は第3の実施の形態の制震構造物35である。この制震構造物35は制震装置6を、架構5を構成する柱3と梁4の外面36に設置したものであり、これ以外は第1の実施の形態の制震構造物1と同じ構成である。上記の制震装置6は外枠8が柱3と梁4の外面36に適宜間隙部37をもって設置され、この間隙部37に外枠8の背面から突出したスタッドボルト10と、柱3と梁4の外面36から突出した鋼管コッター12とが重ね配置され、これらが間隙部37に充填された繊維モルタル13で一体的に接合されたものである。この鋼管コッター12は、上記と同じように回転式コアドリルで柱3と梁4の外面37に削孔した孔14に挿入されて接着剤15で固定されたものであり、この孔14の深さが柱筋および梁筋16の手前までとなっている。この制震装置6も架構5を構成する柱3と梁4の外面36に設置され、補強すべき架構に左右対称に設置されるものであり、建物2の形状、大きさおよび補強すべき箇所に応じて設置位置が決められる。なお、本実施の形態においては制震装置6を柱3と梁4の外面36に設置したが、これに限らず柱と梁の内面に設置することもできる。
【0022】
上記の第3の実施の形態の制震構造物35は第2の実施の形態の制震構造物30にも適用することができ、その構築工法も上記と同じ方法で行うものとする。
【0023】
図11は第4の実施の形態の制震構造物38である。この制震構造物38は可変ブレース機構9のブレース21、22およびダンパー25が外枠8のガセットプレート39に回転自在に接続された制震装置40が使用されたものであり、それ以外は第1の実施の形態の制震構造物1と同じ構成である。
【0024】
また図12に示すように、外枠を使用せずにガセットプレート41、42のみで制震装置43を架構5に設置する場合は、左右対称に設置される制震装置43が共通のガセットプレート(四隅においては一枚板)41、42で設置される。この場合、ブレース21、22が接続されたガセットプレート41は、ダンパー25が接続されたカセットプレート42よりも大きくかつ板厚も厚くなる。
【0025】
上記の制震構造物38の場合にも、制震装置37、43をどの架構5に設置するかは、その建物2の形状、大きさおよび補強すべき箇所に応じて決定するものとし、上記以外の箇所に設置することもできる。
【0026】
図13は第5の実施の形態の制震構造物43である。この制震構造物43は制震装置6を鋼管コッター12およびスタッドボルトを使用せずに、接着剤などの充填材44で架構内に固定したものであり、それ以外は第1の実施の形態の制震構造物1と同じ構成である。これは制震装置6を架構5内に設置した際に形成された外枠と架構内面との間の隙間45に充填材44を充填するものである。
【0027】
この制震構造物43の場合にも、制震装置6をどこに設置するかは、その建物2の形状、大きさおよび補強すべき箇所に応じて決定するものである。
【0028】
なお、上記の実施の形態においては、制震装置6を既存の鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造の建物2に設置した制震構造物1について説明したが、新築の鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造の建物2に設置することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】第1の実施の形態の制震構造物の正面図である。
【図2】(1)は制震装置の断面図、(2)は(1)のA−A断面図、(3)は連結部材の斜視図である。
【図3】(1)は制震装置の正面図、(2)は架構の断面図である。
【図4】制震装置を架構内に設置する断面図である。
【図5】制震装置を架構内に連続して設置した断面図である。
【図6】(1)および(2)は制震装置を左右対称に設置した断面図である。
【図7】その他の制震構造物の正面図である。
【図8】第2の実施の形態の制震構造物の正面図である。
【図9】(1)は制震装置の断面図、(2)は(1)のB−B断面図、(3)は連結部材の斜視図である。
【図10】(1)は第3の実施の形態の制震構造物の正面図、(2)は(1)のC−C断面図である。
【図11】第4の実施の形態の制震構造物の正面図である。
【図12】制震装置をガセットプレートで架構に設置した制震構造物の正面図である。
【図13】(1)は第5の実施の形態の制震構造物の正面図、(2)は(1)のD−D断面図である。
【図14】(1)および(2)は制震装置の増幅倍率の変化を示すグラフ図である。
【符号の説明】
【0030】
1、30、35、38、44 制震構造物
2 建物
3 柱
4 梁
5 架構
6、31、40、43 制震装置
7 中心軸
8、32 外枠
9 可変ブレース機構
10 スタッドボルト
11、41 間隙部
12 鋼管コッター
13 繊維モルタル
14 孔
15 接着剤
16 梁筋
17 連結部材
17a 第1連結部材
17b 第2連結部材
17c 第3連結部材
17d 第4連結部材
18 縦フレーム
19 横フレーム
20 連結プレート
21 第1ブレース
22 第2ブレース
23 ヒンジ機構
24 ロッド
25 ダンパー
26 柱面
27 梁面
28 型枠
33 L形フレーム
34 フレーム
36 柱と梁の外面
37 間隙部
39、41、42 ガセットプレート
45 充填材
46 隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の柱と梁とからなる架構と同じ形状の外枠と、該外枠の一方の対角部に後端が回転自在に設置された第1ブレースおよび第2ブレースの先端部に、外枠の他方の対角部の一方から伸びたダンパーの先端部が接続されてなる可変ブレース機構とから制震装置が構成され、該制震装置が建物の各階の柱と梁とからなる架構に左右対称に設置されたことを特徴とする制震構造物。
【請求項2】
制震装置は架構内面との間に適宜間隙部をもって設置され、該間隙部には、柱面および梁面から突出されたアンカー筋または鋼管コッターと、外枠から突出されたスタッドボルトとが重ね配置されて、モルタルが充填されたことを特徴とする請求項1に記載の制震構造物。
【請求項3】
制震装置は架構内面との間に適宜間隙部をもって設置され、該間隙部には充填材が充填されたことを特徴とする請求項1に記載の制震構造物。
【請求項4】
制震装置は架構を構成する柱と梁の外面または内面に適宜間隙部をもって設置され、該間隙部には、架構を構成する柱と梁の外面または内面から突出されたアンカー筋または鋼管コッターと、外枠から突出されたスタッドボルトとが重ね配置されて、モルタルが充填されたことを特徴とする請求項1に記載の制震構造物。
【請求項5】
制震装置の外枠は、四つ角部に位置した連結部材と、これらの連結部材を繋ぐ一対の横フレームと一対の縦フレームとから構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の制震構造物。
【請求項6】
制震装置の外枠は、第1ブレースの後端が接続された第1連結部材と、該第1連結部材の対角に位置して第2ブレースの後端が接続された第2連結部材と、ダンパーの後端が接続された第3連結部材と、第1連結部材と第3連結部材とを繋ぐ横フレームと、第3連結部材と第2連結部材とを繋ぐ縦フレームと、第2連結部材と第1連結部材とを繋ぐL形フレームとから構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の制震構造物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2008−303705(P2008−303705A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2008−190723(P2008−190723)
【出願日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【出願人】(000166432)戸田建設株式会社 (328)
【出願人】(504289473)川口テクノソリューション株式会社 (7)
【Fターム(参考)】