説明

剛性の部分を有するピリド[4,3−b]インドール

本開示は、剛性の部分を有するピリド[4,3−b]インドールを対象とする。一実施形態において化合物は、不飽和の炭化水素部分を有するピリド[4,3−b]インドールである。別の実施形態において化合物は、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロシクリル部分を有するピリド[4,3−b]インドールである。認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介性障害および/またはニューロン障害の処置を含めた様々な治療用途において化合物を使用する方法などのように、これら化合物を含む医薬組成物もまた提供される。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(V)の化合物:
【化486−1】

またはその塩もしくは溶媒和物
(式中、
は、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルケニル、置換もしくは非置換のC〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換のヘテロシクリル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換もしくは非置換のアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり、
各R2aおよびR2bは、独立して、H、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、ニトロであるか、またはR2aおよびR2bは、これらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分もしくはシクロアルキル部分を形成し、
各R3aおよびR3bは、独立して、H、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、置換もしくは非置換のアミノ、ヒドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アシルアミノ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリルであるか、またはR3aおよびR3bは、これらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分もしくはシクロアルキル部分を形成し、
各X、X、XおよびX10は、独立して、N、CHまたはCRであり、
各mおよびqは、独立して、0または1であり、
各Rは、独立して、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルケニル、置換もしくは非置換のC〜Cアルキニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、チオール、置換もしくは非置換のヘテロシクリル、置換もしくは非置換のアラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換のアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり、
各R8a、R8b、R8cおよびR8dは、独立して、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシ、カルボニルアルコキシであるか、またはジェミナルRと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成するか、またはこれが結合している炭素およびジェミナルRと一緒になって、シクロアルキル部分もしくはカルボニル部分を形成し、
各R10aおよびR10bは、独立して、H、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、ニトロであるか、またはR10aおよびR10bは、これらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分もしくはシクロアルキル部分を形成し、
各R11およびR12は、独立して、H、ハロ、アルコキシ、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルケニル、置換もしくは非置換のC〜Cシクロアルキル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシ、またはカルボニルアルコキシであり、
【化486−2】

の結合は、EもしくはZのいずれかの二重結合配置の存在を示すか、またはR11およびR12は、一緒になって結合を形成し、
Qは、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のヘテロシクリル、アルコキシ、アシルオキシ、置換もしくは非置換のアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアルコキシ、シアノ、アルキニル、カルボキシ、カルボニルアルコキシまたはアシルアミノであり、
ただし、X、XおよびX10がそれぞれCHであり、各R2a、R2b、R3a、R3b、R10aおよびR10bが水素である場合、R11およびR12のうちの少なくとも1つは、水素以外であり、R11およびR12は、一緒になって結合を形成しない)。
【請求項2】
次式を有する請求項1に記載の化合物
【化487】

またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項3】
11が、HまたはC〜Cアルキルであり、R12が、ハロ、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルケニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、ペルハロアルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、またはC〜Cアルコキシである、請求項1〜2に記載の化合物。
【請求項4】
12が、H、C〜CアルキルまたはC〜Cペルハロアルキルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
式(VII)の化合物
【化488】

またはその塩もしくは溶媒和物
(式中、
は、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルケニル、置換もしくは非置換のC〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換のヘテロシクリル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換もしくは非置換のアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり、
各R2aおよびR2bは、独立して、H、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、ニトロであるか、またはR2aおよびR2bは、これらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分もしくはシクロアルキル部分を形成し、
各R3aおよびR3bは、独立して、H、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、置換もしくは非置換のアミノ、ヒドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アシルアミノ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリルであるか、またはR3aおよびR3bは、これらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分もしくはシクロアルキル部分を形成し、
各X、X、XおよびX10は、独立して、N、CHまたはCRであり、
各mおよびqは、独立して、0または1であり、
各Rは、独立して、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルケニル、置換もしくは非置換のC〜Cアルキニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、置換もしくは非置換のヘテロシクリル、置換もしくは非置換のアラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換のアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり、
各R8a、R8b、R8cおよびR8dは、独立して、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシ、カルボニルアルコキシであるか、またはジェミナルRと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成するか、またはこれが結合している炭素およびジェミナルRと一緒になって、シクロアルキル部分もしくはカルボニル部分を形成し、
各R10aおよびR10bは、独立して、H、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、ニトロであるか、またはR10aおよびR10bは、これらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分もしくはシクロアルキル部分を形成し、
各R11aおよびR12aは、独立して、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシ、またはカルボニルアルコキシであり、またはR11aおよびR12aは、一緒になって結合を表し、
11bおよびR12bは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換のC〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換のヘテロシクリル部分を形成し、
Qは、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のヘテロシクリル、アルコキシ、アシルオキシ、置換もしくは非置換のアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアルコキシ、シアノ、アルキニル、カルボキシ、カルボニルアルコキシまたはアシルアミノである)。
【請求項6】
mが0であり、qが0である、請求項1から5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
、X、XおよびX10がCHまたはCRである、請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
、X、XおよびX10のうちの少なくとも1つがNである、請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
、X、XおよびX10のうちの2つがNである、請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
、X、XおよびX10のうちの少なくとも1つがCRである、請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
各Rが、独立して、H、ハロ、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換のアミノ、置換もしくは非置換のヘテロシクリルまたは置換もしくは非置換のアリールである、請求項1から10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
Qが、置換もしくは非置換のピリジル、フェニル、ピリミジニル、ピラジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、フラニル、ピロリルまたはチオフェニル基である、請求項1から11のいずれかに記載の化合物。
【請求項13】
各R11aおよびR12aが、独立して、H、ハロ、C〜Cアルキル、またはC〜Cペルハロアルキルである、請求項5から12のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
11aおよびR12aが、一緒になって、結合を形成する、請求項5から12のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
11bおよびR12bが、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合によって置換されているシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル環を形成する、請求項5から14のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
11bおよびR12bが、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合によって置換されているシクロプロピル環を形成する、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
11bおよびR12bが、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合によって置換されているシクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニルまたはシクロヘキセニル環を形成する、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
が、H、ハロ、非置換もしくは置換のアルキル、アルコキシ、ペルハロアルコキシ、ペルハロアルキル、置換されたアミノ、またはアシルである、請求項1から17のいずれかに記載の化合物。
【請求項19】
が、H、F、Cl、I、CH、エチル、tert−ブチル、メトキシ、CF、トリフルオロメトキシ、イソプロピル、シクロプロピル、−COCH、−COH、−CONHCH、−NHCH、−N(CH、−NH(n−ブチル)、−NH(シクロブチル)、−NHCHCHOH、−N(CH)COCH、−NHCHCHOCH、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、またはN−メチルピペラジン−4−イルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
が、H、CH、CF、Cl、Fまたは−NHCHである、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
は、置換もしくは非置換のアルキル、ペルハロアルキルまたはアシルである、請求項1から18のいずれかに記載の化合物。
【請求項22】
が、CH、エチル、シクロプロピル、tert−ブチル、アリル、−CHCHF、−CHCHF、−CHCF、−CHCHOH、−CHCHCHOH、−CHCHPh、−CHCHC(CHOH、−CHCOCH、−CHCHCHCO(4−F−フェニル)、−CHCHCHCH(OH)(4−F−フェニル)、−COBn、−CHCHC(−OCHCHO−)(4−F−フェニル)、または−CHCHCHOCHである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
が、CH、−CHCHF、−CHCFまたは−CHCHCH(CHOHである、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
式(I−E)の化合物:
【化489】

(式中、
は、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルケニル、置換もしくは非置換のC〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換のヘテロシクリル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換もしくは非置換のアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり、
各X、X、XおよびX10は、独立して、N、CHまたはCRであり、
各Rは、独立して、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルケニル、置換もしくは非置換のC〜Cアルキニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、置換もしくは非置換のヘテロシクリル、置換もしくは非置換のアラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換のアミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり、
Qは、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のヘテロシクリル、置換もしくは非置換のアミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アミノカルボニルアルコキシまたはアシルアミノである)
またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項25】
、XおよびX10が、それぞれCHであり、Xが、CRである、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
、XおよびX10が、それぞれCHであり、Xが、CRであり、ここで、Rは、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、または置換もしくは非置換のアミノである、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
が、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、またはペルハロアルキルである、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
が、メチル、2−フルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、または3−ヒドロキシ−3−メチル−ブタ−1−イルであり、Rが、CF、CH、FまたはClである、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
Qが、置換されたアリールまたは置換もしくは非置換のヘテロアリールである、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
Qが、置換されたフェニル、または置換もしくは非置換のピリジル、またはピリミジルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
Qが、4−フルオロフェニル、4−メトキシフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、4−メチルカルバモイル、4−ジメチルカルバモイル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、6−メチルピリジン−3−イル、6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル、またはピリミジン−4−イルである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
式(J−1)の化合物
【化490】

(式中、
は、置換もしくは非置換のC〜Cアルキルまたはペルハロアルキルであり、
12は、ハロ、置換もしくは非置換のC〜Cアルキル、置換もしくは非置換のC〜Cアルケニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、ペルハロアルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシであり、
Qは、置換もしくは非置換のアリール、または置換もしくは非置換のヘテロアリールである)
またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項33】
が、メチル、2−フルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、または3−ヒドロキシ−3−メチル−ブタ−1−イルであり、Rが、CF、CH、FまたはClであり、R12が、F、CH、エチル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、tert−ブチル、CF、フェニル、ピリジン−4−イル、−CHCOH、−CHCONHCH、またはメトキシであり、Qが、4−フルオロフェニル、4−メトキシフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、4−メチルカルバモイル、4−ジメチルカルバモイル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、6−メチルピリジン−3−イル、6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル、またはピリミジン−4−イルである、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
式(H−1)または(H−2)の化合物
【化491】

(式中、
は、CH、−CHCHF、−CHCF、または−CHCHC(CHOHであり、
4aは、HまたはFであり、
4cは、H、CH、CF、Cl、F、CF、または−NHCHであり、
9bは、HまたはFであり、
9cは、F、CF、OCH、−CONH(CH)、または−CON(CHである)
またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項35】
がCHであり、R4aがHであり、R4cが、CH、Cl、Fまたは−NHCHであり、R9bがHまたはFであり、R9cが、F、OCH、−CONH(CH)または−CON(CHである、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
がCHであり、R4aがHであり、R4cが、CH、Cl、Fまたは−NHCHであり、R9bがHであり、R9cがFまたはOCHである、請求項34に記載の化合物。
【請求項37】
式(H−3)または(H−4)の化合物:
【化492】

(式中、
は、CH、−CHCHF、−CHCF、または−CHCHC(CHOHであり、
4aは、HまたはFであり、
4cは、H、CH、CF、Cl、F、または−NHCHである)
またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項38】
がCHであり、R4aがHであり、R4cが、CH、Cl、Fまたは−NHCHである、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
がCHであり、R4aがHであり、R4cが、CH、Cl、Fである、請求項37に記載の化合物。
【請求項40】
式(H−5)または(H−6)の化合物:
【化493】

(式中、
は、CH、−CHCHF、−CHCF、または−CHCHC(CHOHであり、
4aは、HまたはFであり、
4cは、H、CH、CF、Cl、F、または−NHCHであり、
9cは、H、F、CH、CF、OCH、−CONH(CH)、または−CON(CHである)
またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項41】
がCHであり、R4aがHであり、R4cが、CH、Cl、Fまたは−NHCHであり、R9cが、H、F、またはCHである、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
がCHであり、R4aがHであり、R4cが、CH、Cl、Fであり、R9cがHまたはCHである、請求項40に記載の化合物。
【請求項43】
式(H−7)または(H−8)の化合物:
【化494】

(式中、
は、CH、−CHCHF、−CHCF、または−CHCHC(CHOHであり、
4aは、HまたはFであり、
4cは、H、CH、CF、Cl、F、または−NHCHである)
またはその塩もしくは溶媒和物。
【請求項44】
がCHであり、R4aがHであり、R4cが、CH、Cl、Fまたは−NHCHである、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
がCHであり、R4aがHであり、R4cが、CH、Cl、Fである、請求項43に記載の化合物。
【請求項46】
【化495】

からなる群から選択される化合物。
【請求項47】
個体における認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介性障害またはニューロン障害を処置する方法であって、それを必要とする個体に、請求項1から46のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩の有効量を投与するステップを含む方法。
【請求項48】
個体におけるヒスタミン受容体を調節する方法であって、それを必要とする個体に、請求項1から46のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を投与するステップを含む方法。
【請求項49】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項50】
認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介性障害またはニューロン障害の処置のための薬物の製造における、請求項1から46のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項51】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩と、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介性障害またはニューロン障害の処置における使用のための指示書とを含むキット。
【請求項52】
認知障害、または認識機能障害に伴う少なくとも1つの症状を引き起こすことを特徴とする障害を処置する方法であって、それを必要とする個体に、請求項1から46のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩の低用量を投与するステップを含む方法。
【請求項53】
(i)精神病性障害、(ii)認知の改善も必要な個体における精神病性障害または(iii)少なくとも1つの精神病性症状、および認識機能障害に伴う少なくとも1つの症状を引き起こすことを特徴とする障害を処置する方法であって、それを必要とする個体に、請求項1から46のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩の高用量を投与するステップを含む方法。
【請求項54】
認知障害、または認識機能障害に伴う少なくとも1つの症状を引き起こすことを特徴とする障害の処置のための薬物の製造における、請求項1から46のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩の低用量の使用。
【請求項55】
(i)精神病性障害、(ii)認知の改善も必要な個体における精神病性障害、または(iii)少なくとも1つの精神病性症状、および認識機能障害に伴う少なくとも1つの症状を引き起こすことを特徴とする障害の処置のための薬物の製造における、請求項1から46のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩の高用量の使用。
【請求項56】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩の低用量と、認知障害、または認識機能障害に伴う少なくとも1つの症状を引き起こすことを特徴とする障害の処置における前認識効果を達成するための指示書とを含むキット。
【請求項57】
請求項1から46のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩の高用量と、(i)認知障害、または認識機能障害に伴う少なくとも1つの症状を引き起こすことを特徴とする障害の処置における前認識効果、ならびに(ii)精神病性障害、認知の改善も必要な個体における精神病性障害、または少なくとも1つの精神病性症状、および認識機能障害に伴う少なくとも1つの症状を引き起こすことを特徴とする障害の処置における抗精神病性効果を達成するための指示書とを含むキット。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10A】
image rotate

【図10B】
image rotate

【図11A】
image rotate

【図11B】
image rotate

【図11C】
image rotate

【図11D】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate


【公表番号】特表2012−507566(P2012−507566A)
【公表日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−534826(P2011−534826)
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【国際出願番号】PCT/US2009/062869
【国際公開番号】WO2010/051501
【国際公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【出願人】(510115720)メディベイション テクノロジーズ, インコーポレイテッド (12)
【Fターム(参考)】