説明

化粧品の及び薬学的な調製品における使用のための三元の及び四元のワックス−樹脂の複合物

ワックス−樹脂の複合物を生産するための方法は、樹脂−溶媒のブレンドを形成するために溶媒において少なくとも部分的に熱可塑性の樹脂を溶媒和させることを備える。ワックスは、結晶性のポリエチレンワックス、合成のワックス、炭化水素のワックス、石油のワックス、及びそれらの混合物からなる群より選択された第一のワックスの少なくとも一つのものを備える。ワックスは、また、炭化水素又は炭化水素と同様の構造を含有する天然の又は合成のワックスからなる群より選択された第二のワックスを備える。ブレンドすること及び溶融させることの後に、ブレンドされた熱可塑性の炭化水素の樹脂及びワックスは、凝固することが許容される。凝固は、スラブ、パステル、フレーク、又は他の形態を形成するためにワックス−樹脂の複合物を後加工することが後に続けられる。後に加工することは、押し出し及びチョッピング、成形すること、成形すること及びチョッピング、滴の形成及び凝固、激動の冷却する気流へと注ぐこと、又は同様のものを備えることがある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
技術の分野
本発明は、ワックスのブレンドと一緒に加工された熱可塑性の炭化水素の樹脂の複合体に関係する。本発明のある一定の実施形態と一致して、複合体は、化粧品の及び薬学的な組成物において使用されることがある。複合体は、三元の又は四元の複合物の形態にあるものであることがある。
【背景技術】
【0002】
炭化水素に基づいた樹脂は、摩耗を改善することを助ける優れた付着を有する。それらは、皮膚、毛髪、睫、及び爪へ適用されたとき、付着が、乏しい感覚の性質につながるので、化粧品の又は薬学的なベースにおいて非常に頻繁に使用されるものではない。また、それは、皮膚における閉塞性の膜に帰着する。Kobo Products Inc.は、現今、化粧品の使用のための水素化されたポリシクロペンタジエンの溶液を製造する。我々の発明は、石油から誘導された炭化水素の樹脂に焦点を合わせると共に、例えば、植物から誘導されたテルペン又はロジンから生産された炭化水素の樹脂を含むものではない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
発明の概要
当該発明は、結晶性の固体の形態にあるものであることがある、又は、様々な相への重合体の導入の組み込むことを容易にすること及び最終生産物における処方の使用の柔軟性のためにより幅広い範囲の材料をもまた提供することの両方を助ける懸濁物へと導入されることがある、新しい複合体を導入する。三元の及び四元の複合物によって、二つの又は三つのワックスとの樹脂(例.Escorezのポリシクロペンタジエン)の組み合わせが意味される。
【0004】
付着が、要求されると共に長持ちする生産物の構成成分であるとはいえ、より少ない量の付着は、特に接着剤である又は非粘着性の性質を有する材料、特にワックス、と組み合わせられた及びバランスさせられたとき、なおも優れた結果を達成することができる。三元の及び四元の複合体は、樹脂及びワックスのブレンドから形成される。追加的な構成成分、酸化防止剤、は、典型的には、臭気及び化学的な保全性についてのマトリックスの安定性を保証するために含まれる。炭化水素のワックス又は炭化水素を含有する天然のワックスは、粘着性付与剤の重合体、水素化されたポリシクロペンタジエン、の性質を修飾する及び改善することが見出されてきたものである。この複合体は、炭化水素のワックス−樹脂の複合物を形成する。ここに記載されたこの材料は、皮膚、毛髪、睫、及び爪における最終的な膜の摩擦抵抗性、付着、及び柔軟性を改善するために化粧品の及び薬学的な処方に使用されることができるが、それによって全体的な性能を改善する。驚くべきことに、出願人は、あらゆる非常に小さい量の固体のワックスが、水素化されたポリシクロペンタジエンの性質を顕著に修飾したことを見出した。重合体とのワックスの包含及び複合体生成は、上に述べられた付着及び感覚の受け入れ可能な性質の間におけるバランスを提供した。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】図1は、ある範囲の材料についての摩擦抵抗性の転移のグラフ式の表現である。
【図2】図2は、ある範囲の材料についての付着の転移のグラフ式の表現である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図面の簡単な説明
当該発明は、図面を参照して理解されることがあるが、それらにおいて、図1は、ある範囲の材料についての摩擦抵抗性の転移のグラフ式の表現である;と共に、図2は、ある範囲の材料についての付着の転移のグラフ式の表現である。
【0007】
好適な実施形態の詳細な説明
本発明の一つの態様と一致して、炭化水素の樹脂は、第一に、均質な混合物において一緒にワックス及び炭化水素の樹脂をブレンドするために炭化水素の溶媒と部分的に溶媒和させられる。これは、溶融されたワックスと混合されたとき、透き通った溶液を生産した。単独で樹脂と溶融したワックスをブレンドすることは、ワックスについての通常の加工する温度では大部分のブレンドについて完全な溶液に帰着しなかった。溶媒の工程のために、複合物は、100℃より上にあるものである樹脂の軟化点より下に加熱された。溶媒及び炭化水素のワックスで樹脂を可塑化することは、ワックスの融点の通常の範囲内で複合物を加工することを可能なものとする。溶媒の制御された蒸発を通じて、結晶化を介した固体の顆粒及び半固体の分散物は、生産される。
【0008】
当該発明の別の態様は、熱的な工程を含むが、それによって、温度は、100℃を超過することができる。酸化防止剤は、ワックスにおけるいずれの変化をも予防するために含まれた。熱的な工程は、パステル及び他の形状への複合体の直接的な加工をすることのみならず、複合物の形成の両方を許容する。
【0009】
制御された温度は、パステル及び他の形状の形態における、半透明なものから透明な固体までに帰着する。基本的なラボの工程に列挙された及びこの文書に記載されたもの以外の設備は、これらの複合体を生産するためにまた使用されることがある。Processal又はロータリーエバポレーター等は、また使用されることがある。
【0010】
具体的な実施形態に従って、組成物は、水素化されたポリシクロペンタジエンとの組み合わせで少なくとも二つのものから三つの異なるワックスまでを備えることがある。一つのワックスは、ポリエチレンワックス、合成のワックス、又は石油タイプのワックスのような炭化水素のワックスであることがある。それらは、直鎖のもの又は分岐したものであることがある。第二のワックスは、カルナウバワックスのような、それに対して炭化水素を含有する又は炭化水素と同様の構造若しくは構成成分を有するものである天然のワックスであることがある。天然のワックスは、多様な担体への発明の最終生産物の親和性を改善する。第三のものは、ワックスの部類:炭化水素のもの、合成のもの、石油のもの、又は天然のもの、のいずれのものより選択されることがある。
【0011】
複合体は、エマルジョン(シリコーンの、炭化水素の、及びエステルのエマルジョンのみならず、水中油型のもの、油中水型のもの、揮発性のもの及び不揮発性のものの両方)、ホット・ポア(hot pour)、無水のもの、粉末、日焼け止め、デリベリ・パッチ(delivery
patch)、軟膏、封入物、表面処理剤、バインダー、及び摩耗を改善するための一般的なコーティングのような、化粧品の及び薬学的な組成物に使用されることができる。複合体は、同時に内部の若しくは外部の相又は両方の相のいずれかにおいて使用されることがある。当該発明は、また、リップスティック、マスカラ、爪のつや出し剤、アイ・シャドウ、日焼け止め等のような生産物用の化粧品の及び薬学的な組成物のための皮膚、毛髪、爪、及び睫における膜の安定性を改善することができる。
【0012】
これらのワックス−樹脂の複合体は、乳化に先立つこと及びまた乳化の後の両方でエマルジョンへ加えられることがある。それらは、加工の初期の段階の間における又は降下の際に及び冷却することの間における又は生産物の仕上げをする段階の間における無水のシステム及び粉末のような他の生産物の形態へ加えられることがある。
【0013】
複合物は、個々の構成要素の材料からは入手可能でない相乗作用を生産する材料の性質を作り出す。ワックス及び酸化防止剤のブレンドと一緒に接着性の炭化水素の樹脂を可溶化することによって、多くの利益は、本発明のある一定の態様と一致して実現されることがある。
【0014】
第一に、複合体は、化粧品の及び薬学的なビヒクルへの高い溶融温度の炭化水素の樹脂(軟化点85℃から125℃まで)の組み込みを容易にする。炭化水素の樹脂は、高いせん断及び高い温度を使用するときでさえも、完全に可溶化するために顕著に長い期間の時間を取ることができる。相溶性のワックスの材料内に樹脂を捕獲することによって、樹脂を可溶化するための時間は、低いせん断のみを使用することで数分まで低減されることがある。加熱されたとき、ワックスの結晶は、樹脂のマトリックス内で溶融すると共に、溶媒内における可溶化を許容するために十分に重合体の構造を崩壊させる。これは、重合体それ自体と比べて化粧品及び薬品のための生産においてより容易に及びより良好な性能で使用されることができるものである可溶化された複合体に帰着する。
【0015】
これに追加で、二元の及び三元のワックスのブレンドの接着性の(又は非粘着性の)性質は、皮膚、毛髪、睫、唇、及び爪への適用のための接着を最適化するものである材料のマトリックスに帰着する、炭化水素の樹脂の強い接着をバランスさせることができる。
【0016】
第三に、二元の及び三元のワックスの使用は、炭化水素の樹脂を補強することができるが、それによって摩擦抵抗性を改善する。結果として生じる膜は、摩損に対してより強靱な及びより抵抗性のものであることがある。水抵抗性は、複合体が、構成成分の疎水性の性質のおかげで処方へと組み込まれるとき、増加させられることがある。
【0017】
第四の利益は、炭化水素の樹脂の柔軟性及び通気性が、樹脂の構造を変えるものである二元の及び三元のワックスのブレンドの追加によって改善されることがあることである。樹脂へのワックスの追加は、形成された膜の靭性及び通気性を増加させる。
【0018】
最後に、化粧品の及び薬学的な生産物の全体的な物理的な安定性は、ワックス及び炭化水素の樹脂のマトリックスが、システムの溶媒又は外部の相を包むために組み合わさる際に、無水の懸濁物及びエマルジョンの両方について改善されることがある。それは、エマルジョンの内部の相において使用されたとき、また安定性を改善することができる。
【0019】
複合物は、改変された材料であると共に、一般的に二つの又はより多い構成成分で作られる。複合物の材料は、当該発明と一致して、補強のための別の材料とマトリックスを組み合わせることによって作り出される。マトリックスの材料は、それらを結び付ける補強材料を囲むと共に支持する。補強剤は、マトリックスの性質を向上させるためにそれらの特別な機械的な及び物理的な性質を分与する。例えば、ある物は、繊維を組み込むことがある。繊維は、シリカ、グラファイト、又は重合体であることができる。この目的のために使用されることがあるものである重合体は、ポリエチレン又はポリエチレンと同様の材料である。
【0020】
しかしながら、ポリエチレンが、繊維と同様に引き延ばされたものではないと共によりプレートと同様のもの又は結晶性のものであるときでさえも、我々は、補強が、より多い柔軟性を備えた若干異なるものであるとはいえ、まだ我々の発明において起こることを見出してきた。相溶性は、マトリックスを補強することに対する鍵であると共に、それで、炭化水素のワックス又は炭化水素を含有するワックスは、炭化水素の樹脂と共に良好な機能性を提供する。混合物の相溶性は、曇点の測定を使用することで決定されることができる。曇点の温度が、より低いものであるほど、相溶性は、より良好なものである。
【0021】
複合物については、マトリックスは、熱硬化性の又は熱可塑性の材料であることがある。熱硬化性のものの例は、エポキシ樹脂である。しかしながら、重合体は、また、この目的のために使用されることができる。熱可塑性の重合体の例は、ポリイミドである。
【0022】
本発明のある一定の態様については、熱可塑性の重合体、水素化されたポリシクロペンタジエン、は、マトリックスとして機能する。
【0023】
本発明における使用のためのワックスは、樹脂の硬化より先に又はそれと一緒に、結晶化する又は凍結するべきである。ワックスは、樹脂と相溶性のものであるべきである。ワックスの融点が、過剰に低いものであるとすれば、樹脂は、最初に結晶化すると共にその次により低い温度で溶融するものであるワックスによって囲まれることになる。ワックスは、マトリックスの共同の結晶化及び補強のために炭化水素の樹脂と共に最適化されるべきである。これは、半透明の結晶性のパステルのような、透明な固体の生産に帰着する。これらのパステル又は他の形態は、また、全体的な複合体の一部として予め分散されておかれる又は可溶化されておかれるものである、着色剤、顔料又は染料を組み込むことがある。
【0024】
多数の天然の及び人工の重合体の鎖状の分子は、少なくとも部分的に結晶化されるものである方式で配置される。ポリエチレンの鎖は、重合体の剛性の大きい低減に帰着するものであるジグザグパターンで配置される。可塑性のものが壊れることができる前に、結晶の多数のものは、それを非常に強靱なものとすることで姿を現す必要がある。当該発明の一つの例は、マトリックス、水素化されたポリシクロペンタジエン、を備えた複合物を形成するために別のワックスとの組み合わせにおけるポリエチレンのワックスの使用である。複合体へのポリエチレンの追加は、摩損に対する膜の全体的な抵抗性を改善することを助ける。
【0025】
組成物は、例えば、ポリエチレン、又は石油のワックス、又は合成のワックス、炭化水素の樹脂、及び、また顕著な量の炭化水素を含有する、カルナウバ又はカンデリラワックスのような天然のワックス、:の固体の、結晶性の、又は半結晶性の相を含有する。この好適な組成物において、ワックスは、共同で結晶化する又は樹脂のT(ガラス転移温度)のほんのわずかに前に結晶化することのいずれかであるが、このように連続的なマトリックス(炭化水素の樹脂)のいたるところで分散させられた結晶性の又は半結晶性の相を形成する。当該発明の組成物は、四つの構成成分を用いることがある。
【0026】
第一の構成成分として、炭化水素の熱可塑性の樹脂は、使用されることがある。ここで利用された有機の樹脂は、ワックスと共に所望の比において上昇させられた温度で相溶性のものである材料の広い群の一つのもの又はより多いものであることができる。“上昇させられた温度”によって、通常では少なくともワックスの最も高い溶融温度の構成成分の融点より上にあるものである製造の温度が意味される。好適な熱可塑性の樹脂の融点(軟化点)又は溶融する範囲は、通常では、約50°から約150℃までの範囲に、好ましくは約85から約115℃までの間に、あるものである。ある一定の実施形態と一致して、樹脂は、ポリエチレン、合成のワックス、若しくは炭化水素のワックス、又は複合体における他のワックスの融点に近い融点を有するために選択される。好適な樹脂は、用語“炭化水素の樹脂”によって、産業におけるものに関連させられた材料の部類に属する。炭化水素の樹脂は、コールタールのフラクションから、深くクラッキングされた石油の留出物から、及びテレビンから、誘導された低い分子量の容易に熱可塑性の重合体として、Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,Second Edition,Volume 11,John Wily&Sons,New York,New York,1966,242頁以下参照によって定義される。(それらが、これらの天然の材料に起こる小さな量の酸素又は他の元素を含有することがあるので、用語の最も厳密な意味においては炭化水素ではないものである)これらの炭化水素の樹脂は、一般的に、約300から約1200まで、好ましくは約300から約900まで、の分子量を有する。好適な樹脂は、主として、ジシクロペンタジエンのストリーム(DCPD)から誘導される。芳香族のストリームは、また、DCPDを修飾するために使用されることができる。両方のストリームは、商品のオレフィン、エチレン及びプロピレン、の副産物である。
【0027】
当該発明の実践において有用な典型的な炭化水素の樹脂は、水素化された炭化水素の樹脂を含む。ポリエチレンワックス及び他のワックスと高い相溶性を得るという見地から、“Escorez”樹脂(Exxon Mobil Chemical Company)は、特に適切なものであることが、見出されてきた。これらの炭化水素の樹脂は、低い色及び低い臭気を含む食品を包装することについての要件を満たすものである水素化されたポリシクロペンタジエンである。Escorez 5400及び5415は、この樹脂の例である。それらは、一般的に、食品を包装するものをコートする及び他の変動させられた使用ためのホットメルトの接着剤において使用されるが、しかし、それらは、また、化粧品及び薬品に価値のあるものである。本発明は、化粧品の及び薬学的な用途についてのそれらの潜在的な使用と関連させられた問題点の多数のものを扱う。
【0028】
シクロペンタジエンの重合体は、シクロペンタジエン又はそれの重合体の重合によって、例えば、約150℃から250℃までの温度での延長された周期にわたって加熱することによって、又は、触媒の作用によって、知られた様式において容易に生産される。この様式において、不飽和の炭化水素の混合物は、得られるが、それの炭素の骨格は、五員環の族からなるが、二重結合は、重合体の分子の各々の末端の環に有るものである。それは、水素化によってこれらの二重結合を飽和させるためのいくつかの目的について利点のあるものであるが、その水素化は、単純な様式で、例えば、活性なニッケルの有る状態で圧力下における水素での処理によって、果たされることがある。この種類の飽和させられた炭化水素の中で、二つの又はより多い縮合した五員環を含有するものは、樹脂−ワックスの複合体における使用に好適なものである。
【0029】
シクロペンタジエンのより高い飽和させられた重合体、特に水素化された五量体は、樹脂−ワックスの複合物における組み込みのために極度に有用な化合物である。それらは、20℃で固体である。炭化水素を含有する天然の又は合成の起源のワックスと混合されたとき、天然の又は合成のワックスの融点における減少又は増加のいずれかは、使用された重合体及び混合物における構成要素の定量的な割合に依存することで、起こる。本発明と一致したワックス−樹脂の組成物は、それにおいてはシクロペンタジエン誘導体が炭化水素であるが、生産されることがあるし、それは、上述した性質に追加して、100℃より上に及ぶが、しかしまた、100℃と比べてより少ないものであることがあるものである融点を有することがある。
【0030】
第二の構成成分として、炭化水素のワックス、ポリエチレンのワックス、合成のワックス、又は石油のワックスは、使用されることがある。この発明において有用なことが見出された結晶性のポリエチレンは、密度勾配の技術(ASTM Test D 1505−63E)によって決定されたような、約0.90から約0.98まで、好ましくは約0.91から約0.95まで、の比重を有するものである。これらのポリエチレンは、約500から約10,000まで、好ましくは約1,000から約3,500まで、の分子量を有すると共に140℃で500cpsと比べてより少ないものの平均の粘度を呈示する(Brookfield粘度計,Model LVT)ことが見出されてきたものである。好適なポリエチレンは、高度に結晶性のものである。ここにおいて使用されたような、用語“結晶性の”は、岩石顕微鏡を通じて観察されたような明確な可視の結晶構造を有するものである、それらのポリエチレン重合体を特徴付ける。ポリエチレンは、また、それらのワックスと同様の性質のおかげで、一般的にワックスとして称される又は記載される。
【0031】
後に続くものは、当該発明に有用な典型的には商業的に入手可能なポリエチレン重合体の限定するものではない列挙である。これらの重合体の全ては、Honeywell Personal Careによって製造されると共に“Asensa”の商業的な等級の数を有する又はPerformalene若しくはPerforma VシリーズとしてNew Phase Technologiesによって製造される。重合体の等級Asensa SC220、SC210、SC201 810A、820A、1702、及びSC221は、乳化可能なものではないポリエチレンのいくつかの例である。それらは、正式には、Allied Chemicalによって製造された‘AC’等級として知られたものであった。
【0032】
【表1】

アミドのワックス、エステルのワックス等のような合成のワックス、又は、いずれのワックスと同様の材料は、この発明と一致してグレードアップされることができるものである。唯一の要件は、炭化水素の重合体、水素化されたポリシクロペンタジエン、が、ワックス又はワックスと同様の材料と相溶性のものであるというものである。合成のワックスは、Warth,Chemistry and Technology of Wax,Part 2,1956,Reinhold Publishingに開示されたものを含むが、それの内容は、これにより、参照によって組み込まれる。ここにおいて最も有用なワックスは、約55℃から約115℃までの融点を有すると共に、C8からC50までの炭化水素のワックスより選択される。合成のワックスは、鎖の末端におけるOH又は別の長さ停止のグルーピングを備えたエチレンの長い鎖状の重合体を含む。そのようなワックスは、465−469頁におけるより上に開示されたテキストに開示されたようなFischer−Tropschのワックスを含むと共に、Ross Companyより入手可能な、Rosswax及びAstor Wax Companyより入手可能なPT−0602又はNew Phase Technologiesの合成のワックスを含む。シリコーンのワックスは、また使用されることがある。ワックス−樹脂の複合物の硬化の時間は、合成のワックスの濃度を増加させることによって低減されることがある。
【0033】
用語“炭化水素のワックス”は、単独で炭素で及び水素で構成されたワックスである。炭化水素のワックス及び油の緩和剤は、ワセリン、微結晶性のワックス、パラフィン、セレシン、オゾケライト、ポリエチレン、及び同様のもののような分岐した及び分岐したものではない炭化水素を含む。
【0034】
第三の構成成分として、炭化水素又は炭化水素と同様の構造を含有する天然のワックスは、使用されることがある。天然に生じるワックス又は天然に生じると共に加工された若しくは化学的に修飾されたものは、この発明のための複合物へと作られることがある。これらは、パラフィンのワックス、微結晶性のワックス、等のような石油のワックス、ミツロウ、カルナウバ、カンデリラ、ホホバ、モンタン、ピートワックス、オーリキュリーワックス、大豆のワックス、エスパルトワックス、米のワックス、サトウキビのワックス、トウモロコシのワックス、シロヤマモモのワックス、等のような天然に生じるワックス、又は、水素化されたヒマシ油のような、この発明と一致してグレードアップさせられることができるものであるいずれのワックスと同様の材料を含む。第一の要件は、炭化水素の重合体、水素化されたポリシクロペンタジエン、が、ワックスと相溶性のものであるということである。
【0035】
本発明における使用に適切なワックスは、カンデリラ、ミツロウ、取り除かれた遊離の脂肪酸を有するミツロウ(修飾されたミツロウ)、カルナウバ、カンデリラ、オゾケライト、セレシン、パラフィン、微結晶性のワックス、及びそれらの混合物からなる群より選択されたものを含むが、しかしそれらに限定されるものではない。より特定しては、ワックスは、微結晶性の、カンデリラ、修飾されたミツロウ、カルナウバ、オゾケライト、パラフィン、セレシン、及びそれらの混合物からなる群より選択されることがある。C18からC36までの脂肪酸のトリグリセリド又はグリコールのジエステルのようなワックスは、また適切なものである。
【0036】
第四の構成成分として、炭化水素又は炭化水素と同様の構造を含有する天然のワックス及び、ポリエチレンのワックス、合成のワックス、又は石油のワックスのような、炭化水素のワックスは、使用されることがある。第二の及び第三の構成成分の議論を見ること。第四の構成成分は、第二の及び第三の構成成分に関連するそれの記載における、より上のものの全ての包括的なものである。
【0037】
先に記載されたような、低い沸点の溶媒及び/又は可塑剤及び酸化防止剤を追加することは、この発明の範囲内にあることである。可塑剤又は柔軟剤の材料は、溶融粘度を低下させると共に柔軟性を増加させる。適切な可塑剤の中で、鉱物油、大豆の油、イソステアリル=イソノナノアート、及び、ベニバナ油、並びに、他の油及びエステル:である。好適なものである酸化防止剤は、トコフェロール類であるが、しかしこれらに単独で限定されるものではない。組成物は、立体的に障害されたフェノール性のヒドロキシルを備えた酸化防止剤の化合物を含有することがある。7,8−ジメチルトコールにおいて濃縮された酸化防止剤は、使用されることができる。
【0038】
摩擦抵抗性についての試験の結果
膜は、ワックス及び樹脂の構成成分の様々な比又はブレンドにおける本発明のある一定の態様と一致した顔料及びワックス−樹脂の組成物を含有するシリコーン/イソドデカン中水型の処方のシリーズから作り出された。これらの膜は、一定の圧力及び重量ですり減らされたと共に、その次に結果のための画像解析ソフトウェアへ移された。結果は、図1に示される。摩擦抵抗性は、ワックス/樹脂の複合体を組み込む膜の強さ及び柔軟性を立証する。
【0039】
接着についての試験の結果
膜は、ワックス及び樹脂の構成成分の様々な比又はブレンドにおける本発明のある一定の態様と一致した顔料及びワックス−樹脂の組成物を含有するシリコーン/イソドデカン中の水型の処方のシリーズから作り出された。これらの膜は、一定の圧力及び重量で接着性のテープに押されたと共に、取り除かれたと共に、その次に結果のための画像解析へ移された。この試験をすることは、ワックス:樹脂の複合体を組み込む膜の接着の強さについての変動する程度を立証すると共に、当該発明の最適化に至る。結果は、図2に示される。
【0040】
光沢についての試験の結果
膜は、ワックス及び樹脂の構成成分の様々な比又はブレンドにおける本発明のある一定の態様と一致した顔料及びワックス−樹脂の組成物を含有するシリコーン/イソドデカン中の水型の処方のシリーズから作り出された。これらの膜は、その次に、光沢計で測定された。この試験をすることは、仕上げられた生産物の光沢を改善するために樹脂との組み合わせにおいて特定のワックスを組み合わせることの相乗効果を立証する。結果は、表1におけるものである。光沢数を増加させることは、より高い光沢を指し示す。
【0041】
結果は、後に続くもののようなものであった。
【0042】
【表2】

当該発明と一致して、炭化水素の樹脂、水素化されたポリシクロペンタジエン、は、1)(パラフィン、オゾケライト、微結晶性の、及び合成のワックス、ポリエチレン、等のような)炭化水素に基づいたもの、2)(シリコーンワックスのような)シリコーン若しくはフルオロ部位で修飾された炭化水素のワックス、3)シリコーン若しくはフルオロワックス、4)(カンデリラ、ミツロウ、カルナウバ、等のような)高いレベルの炭化水素を含有するものである天然のワックス、5)水素化された天然のワックス若しくはそれらの修飾されたバージョン、6)フィッシャー・トロプシュ(Fischer−Tropsch)のワックス若しくはアミドのワックス、エステルのワックス、等のような合成のワックス、又は、7)限定無しに、1)固体のワックス若しくは重合体のワックス及び固体の炭化水素の樹脂の溶融させられた混合物からの再結晶によって、2)固体のワックス若しくは重合体のワックス及び部分的に溶媒和させられた炭化水素の樹脂の溶融させられた混合物からの再結晶によって、若しくは、3)可溶化させられたワックス若しくは重合体のワックス及び十分に可溶化させられた炭化水素の樹脂の溶融させられた混合物からの再結晶を含む、様々な工程によって調製されることがある、ここにおいて記載された複合物の材料、のものであるワックスで(個々に又は二元の及び三元のブレンドにおいてのいずれかで)ブレンドされることができる。
【0043】
当該発明と一致して、粉末化される、フレークにされる、プリルにされる、成形される、又は押し出されるものである、固体の複合物のワックス−樹脂は、生産される。
【0044】
(個々に又は組み合わせにおける)ワックスは、重量で約2から約98%までの範囲に組み込まれることがある。炭化水素の樹脂は、重量で約2%から約98%までの範囲にわたることがある。
【0045】
当該発明と一致して、1から99%までの水素化されたポリシクロペンタジエンは、樹脂の軟化点の温度で又はそれより上で加工されるものである1から99%までのワックスに溶解させられることがある。
【0046】
溶媒に基づいた工程において、10から90%までの水素化されたポリシクロペンタジエンは、10から90%までのレベルで溶融させられたワックスへ追加されると共に樹脂の軟化点で又はそれより下で加工されるものである揮発性の炭化水素(1から50部まで)において溶解させられる。
【0047】
当該発明の溶媒の工程は、100℃のあたりで軟化するものである樹脂と比較された際に、50℃−60℃のあたりで溶融する、加工することがより易しいものである固体/樹脂のワックスの複合体を産出する。
【0048】
非常に小さい量の固体のワックスでさえも、柔軟性及び他の性質に関して水素化されたポリシクロペンタジエンの性質を顕著に修飾したと共に逆もまた同じであった。ワックスの比に依存することであるが、ある一定の実施形態と一致して、ワックスは、それの構造を改善すると共にそれの粘着力を減少させるためにポリシクロペンタジエンを修飾することができたものであった。ある一定の実施形態と一致して、水素化されたポリシクロペンタジエンの厚い膜は、材料の薄い膜がもろいものである一方で、不確定に粘着性のもののままである。物質へのワックスの追加は、厚い及び薄い膜の両方を改善された。類似して、水素化されたポリシクロペンタジエンは、フィラメントと同様に引っ張られることができると思われるものである新しい、展性のある構造を形成するために、ワックスで修飾されることができると思われる。
【0049】
重合体に対する比において非常に小さいレベルのワックスは、ポリブテン及びポリイソブテン等のような標準的な受容された化粧品の材料に類似の性質を有する複合物の材料を形成した。重合体に対する比におけるより高いレベルのワックスは、化粧品及び薬品についての独特の性質を備えた新しい材料に帰着した。
【0050】
ワックス−樹脂の複合物の処方−溶媒及び熱的な工程を介して生産されたもの
この明細書のいたるところで、重量による処方成分の量は、別に指定されるのではない限り、合計の組成物の重量に対して参照される。後に続く例は、当該発明を例証する。
【0051】
熱的な工程
【0052】
【表3】

熱的な工程の手順
後に続く手順は、例1−4に使用される。
【0053】
1. 1200mlのステンレススチールのビーカーの自重を計る(を計量する)。ヒュームフードの下でビーカーの中へ樹脂及び酸化防止剤を置く。あるいは、ヒュームフードの下で防爆性のミキサーは、使用されることがある。50/50のプロピレングリコール/水道水の混合物又は鉱物油の浴で二重鍋(水浴−2000mlのSSのビーカー)を充填する。
【0054】
2. 浴の中へ1200mlのSSのビーカーを浸漬させる。浴は、105℃から110℃まで加熱されるべきである。バッチが120℃の温度を超過することを許容するものではない。温度は、溶融させられた樹脂に浸漬させられた温度計を使用することで直接的にモニターされることがある。調製の間における全ての時間でバッチをモニターする。
【0055】
3. 1200mlのステンレススチールのビーカーが樹脂のレベルまで浴に完全に浸漬させられることを必ずする。
【0056】
4. 樹脂が、溶融させられた(おおよそ105℃)後に、ビーカーへワックスを追加するが、それらは、室温におけるものである。120℃に近いが、しかし、それより上ではない、温度を達成するために加熱する。ビーカーにおける材料のレベルが、浴のレベルより上にあるものではないことを保証することに注意する。
【0057】
5. 加熱する工程の間にアルミニウム箔でビーカーを覆う。
【0058】
6. ブレンドがほとんど完全に溶融することを許容するが、それは、110−120℃の範囲における温度で起こる。一度この温度が、達成されてしまうと共にほとんど完全な溶融が観察されてしまうと、スターラーで混合することをスタートする。軟化させる/溶融する工程は、完了するために60−90分かかることがある。軟化させられた樹脂は、かき混ぜることが始められる際に、他の材料において可溶化することになる。
【0059】
7. 溶液が、透き通ったものに見えてくるとき、重合体が可溶化させられるまで、Caframo又はKightninのミキサーでゆっくりとかき混ぜることを始める。重合体の可溶化は、溶液の透明さを観察することによって決定されることがあると共に、それは、濁ったものに対立するものとして透明なものであるべきである。
【0060】
8. 溶液が、全ての固体を溶融させるためにかき混ぜられてしまうと共に均質なものである後に、追加的な15分の間遅いかき混ぜをすることを続ける。この追加的なかき混ぜをすることの目的は、生産物から空気を取り除くことである。
【0061】
9. ビーカー及び生産物の重量を記録する。
【0062】
10. シリコーン又はテフロン(登録商標)でエナメルコートされた型又は平鍋へとバッチを注ぐ。アルミニウム箔でカバーする。
【0063】
11. 溶融物が室温で凝固することを許容する。重量又はバッチの収率を記録する。
【0064】
溶媒の工程
上に記載された熱的な工程の代替として、当該発明と一致して、結晶性の固体の複合物のワックス−樹脂のマトリックスは、溶媒の工程によって作られることがある。
【0065】
溶媒の工程によって生産された結晶性の固体の形態
【0066】
【表4】

溶媒の工程の実験室の手順
例5−8は、後に続く工程を使用することで作られる:
1. 1200mlのステンレススチールのビーカーの自重を計る(を計量する)。ヒュームフードの下でビーカーの中へ酸化防止剤及び溶媒を置く。ヒュームフードの下で防爆性のミキサーを使用する。水道水で二重鍋(水浴−2000mlのステンレススチールのビーカー)を充填する。加熱することをゆっくりと始める。
【0067】
2. 浴の中へ1200mlのステンレススチールのビーカーを浸漬させる。バッチがいずれの時点においても100℃の温度を超過することを許容するものではない。温度が溶媒の引火点を超過する際に、安全の理由のために調製の間における全ての時間でバッチをモニターする。
【0068】
3. 1200mlのステンレススチールのビーカーが、液体及びワックスが有るものであるところのレベルまで蒸気浴に完全に浸漬させられることを必ずする。
【0069】
4. アルミニウム箔でビーカーを覆うものではない。室温における、約30−35℃における、ものであるワックス及び樹脂を計量すると共に追加すると共に、水浴において90−95℃まで加熱することを始める。溶媒が煮沸して取り除かれてしまうところの程度までモニターするためにビーカー及び生産物の重量を記録する。
【0070】
5. 溶液が透き通ったように見えてくるとき、分散機でゆっくりとかき混ぜることを始める。
【0071】
6. 重量の測定を介して決定されるものであるが、溶媒の全てが、蒸発させられてしまうまで、分散機のスピードを増加させると共にかき混ぜることを続ける。
【0072】
7. シリコーン又はテフロン(登録商標)でエナメルコートされた型又は平鍋へとバッチを注ぐ。アルミニウム箔でカバーする。
【0073】
8. 溶融物が室温で凝固することを許容する。重量又はバッチの収率を記録する。
【0074】
化粧品の生産物の用途の例
上の例1−8と一致して製造されたワックス−樹脂の複合物の材料は、幅広い多様性の化粧品の生産物を作るために使用されることがある。
【0075】
後に続く例によって例証された様々な化粧品の生産物を作ることにおいて、製作が上の例1−8との関連において説明されるものである複合物のいずれのものも、感触、流動性、等において異なる特性が留意されることがあるとはいえ、使用されることがある。特定のワックス及び/又は他の処方成分を備えた例1−8の特定のものは、下に提案されることがある。その上、幅広い範囲の割合における例1−8の生産物の組み合わせは、優れた特性を備えた生産物を産出することが期待される。この用途において、処方成分を列挙することの慣例及び同じものを混合することの工程は、後に続けられる。また、CFTAの命名法(例.(及び))は、ここにおいて時々使用される。
【0076】
例9
ワックス−樹脂の複合物を組み込む化粧品のO/W型のマスカラ
[水中ワックス(油)型のエマルジョンの生産物の例]
【0077】
【表5】

工程
1. ヒュームフードの下で及びアンモニアと共に作業をするための適当な呼吸用マスク及びカートリッジと共にこの全体的なバッチを調製する。別に指定される場合を除いて、材料は、室温におけるものである。2000mlのステンレススチールのビーカーへ水性の相Iを追加すると共にプロペラの攪拌で混合することを始める。10分間混合した後に、アルミニウム箔でビーカーを覆うことで、水浴において90℃まで加熱することを始める。
【0078】
2. 冷蔵された状態に及びおおよそ5−10℃の温度に水酸化アンモニウムを保つ。‘冷蔵された’の水性のアンモニアの相IIは、アンモニアが揮発してなくなることを回避するためにステップ3における乳化の直前まで、追加されるべきものではない。
【0079】
3. 別個のビーカーにおいて、室温で相III(例1−8のワックス−樹脂及び他のワックスの複合物の一つ)を組み合わせると共に、その次に90℃まで加熱する。
【0080】
4. 両方の相(I及びIII)が、温度(90℃)にあるものであるとき、アルミニウム箔で可能な限り多く覆われた状態にビーカーを保つことで、相Iへ非常にゆっくりと相IIのアンモニアを追加する。
【0081】
5. その次に、相I及び相IIの水性の混合物へ相IIIを追加する。プロペラの攪拌と混合することを続けると共に覆われた状態にビーカーを保つことで15分間90℃における温度を維持する。プロペラの攪拌は、Lightninのミキサーでされることがある。
【0082】
6. 相IVの粉末は、例えば、約30−2000nmのサイズ、又は、他の顔料の場合には、約5000nmと同程度に大きいもの、まで微粉状にされるべきものである。プロペラの攪拌で混合することを続ける一方で加熱されたバッチの中へ粉末をシフトする。一度粉末が、完全に追加されると、プロペラで混合することから均質化へ切り替える。均質化は、Silversonのような従来のホモジナイザーでされることがある。顔料が完全に分散させられるまで均質化する。一度顔料が、十分に分散させられると、プロペラの攪拌へ逆戻りに変化する。続けられたプロペラの攪拌と共に空気で冷却することを始める。空気で冷却することは、浴からビーカーを取り除くことによってされることがある。
【0083】
7. 温度が約60−65℃まで下がった後でバッチへエマルジョンのラテックス(相IV)を追加する。
【0084】
8. バッチが約55℃まで冷却することを許容すると共に、出発材料と比較された際に重量の喪失に留意することで計量すると共に、55℃で測定された水の喪失を補償するために十分量を追加する。
【0085】
9. バッチが50℃まで冷却してしまうとき、防腐剤(相VI)を追加すると共にかき混ぜることを続ける。
【0086】
10. 25−30℃まで冷却する。マスカラのボトルの中へ生産物を置くと共に封止する。
【0087】
例10
ワックス−樹脂の複合物を使用する薬学的な日焼け止め
[油中水型のエマルジョンの生産物の例]
【0088】
【表6】

手順:
1. 1200mlのステンレススチールのビーカーにおける上の例1−8の発明の相1のワックス−樹脂の複合物のいずれの一つ又は組み合わせ及び溶媒(Permethyl 99A)を組み合わせると共に分散機を使用することで水浴において80℃まで加熱する。混合することを続ける一方で、相Iへゆっくりと、懸濁させるもの/安定化剤、Lucentite SAN、を追加する。ステンレススチールのビーカーにおいて渦を形成するために分散機のスピードを増加させると共に20分間高いスピードで混合することを続ける。混合物へフェノキシエタノールを追加すると共にゲルが形成されるまで高いスピードで追加的な20分かき混ぜる。
【0089】
2. ビーカーへ防腐剤と一緒に相4の乳化剤(ソルビタンオレアート及びソルビタンイソオレアート)を追加すると共に分散機を使用することで10分間ゆっくりとかき混ぜる。加熱すること、80−85℃まで温度を上昇させること、を続ける。
【0090】
3. ゲルへ非常にゆっくりと相3の顔料、球状の粉末、及び界面活性剤/一次の乳化剤を追加すると共に、再度、外部の相を形成するために45分間分散機と共に高いスピードでかき混ぜる。従来の様式で均一性及び集塊の欠如を観察するために二つのスライドの間でそれを圧することによって顔料の分散物をチェックする。
【0091】
4. 別個に室温でプロペラタイプのミキサーを使用することでステンレススチールのビーカーにおいて相5の水及び塩化ナトリウムを混合すると共に、その次にメチルパラベンを追加する。かき混ぜることを続けると共に、水性の相5を形成するために塩化ナトリウムが溶解させられると共に溶液が透き通ったものであるまでステンレススチールのビーカーにおいて45℃まで加熱する。
【0092】
5. 均質化のためのSilversonを使用することで続けられた混合することと共に外部の相へ非常にゆっくりと及び20分の時間間隔を超えて実質的に均一な率で水性の相5を追加する。バッチの内容の続けられたかき混ぜることと共に混合することの完了の後で80−85℃まで加熱する。
【0093】
4. 80−85℃におけるものであるバッチへ直接的に、室温におけるものである(相6)のワックス(合成のミツロウ)及びグリセリル=トリベヘナート、並びに防腐剤(酸化防止剤)を追加すると共に、85−87℃まで加熱する一方で分散することを続ける。ワックス及び他の処方成分を、それらがバッチのいたるところで均一に分散させられるまで、分散させることを続ける。水浴からバッチを取り除くこと及びそれが空気中で冷却することを許容することによって、空気で冷却することを始める。その次に、かき混ぜることは、続けられるべきことである。
【0094】
6. バッチの温度が、約65℃まで下がってしまうとき、バッチの構造をさらにゲル化するために、バッチの続けられたかき混ぜることの間にゆっくりとパート7(Velvesil)を追加する。次に、バッチをかき混ぜることを続けることで、氷浴を使用することで42℃までバッチを冷却することを強制する。
【0095】
7. 温度が、42℃まで下がってしまうとき、パート8のフェノキシエタノールUSP及びバニリン(防腐剤及び芳香剤)を追加する。その次にパート9の処方成分、パンテノール(ビタミン)及び脱イオン水は、混合させられると共に、結果として生じる溶液は、Silversonを使用することで続けられた均質化することの下でバッチへ追加されるべきである。
【0096】
8. バッチが氷浴において25℃まで冷却することを許容することで、Silversonと共に均質化することを続ける。適当な容器の中へと結果として生じるものの日焼け止めの生産物を充填する。
【0097】
例11
ワックス−樹脂の複合物を組み込む化粧品のリップスティック
無水の生産物の三元の例
【0098】
【表7】

手順:
1. ベースにおいてワックス樹脂複合物の混合物を形成するために250mlのステンレススチールのビーカーにおいて相Aの他の処方成分(ワックス−樹脂の複合物、ワックス、油、及び他の処方成分)と共にワックス−樹脂の複合物を計量するとともに組み合わせる。覆われた状態を保つ。
【0099】
2. Lightnin又はCaframo−タイプのミキサーを使用することでプロペラの攪拌と共に水浴において85℃まで混合物を加熱することを始める。適度なプロペラの攪拌と共に80−85℃を維持する。
【0100】
3. バッチへ相Bの予めすりつぶされた着色の分散物を追加すると共に覆われたビームにおいて適度なプロペラの攪拌で80−85℃において二十分間混合する。日陰のためにバッチを調節する。
【0101】
4. 80−85℃においてバッチへ相C(酸化防止剤/香料)を追加すると共に15分間遅いプロペラの攪拌で混合する(通気を回避する)。
【0102】
5. 80℃において型へ液体のバッチを注ぐ。5−20分間−5℃における冷凍装置にそれらを置く。型からスティックを取り除くと共に、リップスティックのベースへと挿入する。
【0103】
例12
発明のワックス−樹脂の複合物を組み込むパーソナルケアの制汗剤
無水の生産物の三元の例
【0104】
【表8】

手順:
1. 600mlのステンレススチールのビーカーへ全ての処方成分(ワックス−樹脂の複合物、溶媒、ワックス、等)を追加する。アルミニウム箔でビーカーを覆う。
【0105】
2. 全ての材料が一様に分散させられるまで水浴においてプロペラの混合機で周囲の温度において混合する。
【0106】
3. 混合する一方で水浴のものを加熱することによって70−80℃まで加熱することを始める。全てのワックスが、均一な溶液を生産するために溶融してしまった後に、例えば、水浴からそれを取り除くことによって、熱源からバッチを取り除く。混合することを続ける。
【0107】
4. 溶液の温度が60℃に到達するとき、制汗性の容器の中へ注ぐ。周囲の温度まで冷却することを許容する。
【0108】
例13
ワックス−樹脂の複合物を組み込む化粧品のO/Wのアイライナー
水中ワックス油型のエマルジョンの四元の例
【0109】
【表9】

手順:
1. ステンレススチールのビーカーの中へ相Aの水を置く。水浴を使用することで85℃まで水(相A)を加熱する。
【0110】
2. (重合体のゴムであるものである)相Bの処方成分をドライブレンドすると共に中位の/高いスピードでプロペラのミキサーを使用することでAまで追加する。ゴムが完全に水和させられるまで、おおよそ15−20分、混合する。
【0111】
3. 室温における別個のステンレススチールのビーカーにおいて相Cの脱イオン水とPVP K30膜フォーマーを混合することによって相Cを調製すると共に、その次に相A及び相Bの混合物によって形成されたバッチへ混合物を追加する。
【0112】
4. 実質的な量の分散物が生じてしまうまでバッチへゆっくりと顔料(相D)を追加すると共に、その次に、コロイドミルを使用することで20のギャップの設定で5分間全体のバッチをミリングする。
【0113】
5. ステンレススチールのビーカーの中へコロイドミルのアウトプットを注ぐ。同じものを加熱すると共に加熱された主要なバッチを形成するために水浴を使用することで、75−80℃まで加熱することで、バッチへ相Eの処方成分(トリエタノールアミン、レシチン、メチルパラベン)を追加する。
【0114】
6. 別個に相Fの処方成分(ワックス−樹脂の複合物、及び乳化剤)を混合すると共に相Fのブレンドを作るためにプロペラ・ミキサーを使用することでかき混ぜると共に水浴を使用することで80−85℃まで加熱する。主要なバッチへ相Fのブレンドをゆっくりと追加すると共に15分間混合する。熱源を取り除くことによって空気で冷却することを始める。40−45℃まで冷却する。
【0115】
7. 相Gの混合物を形成するために別個のビーカーにおいて手でかき混ぜることによって均一にするまで防腐剤の相(相G)を混合する。バッチへ相Gの混合物を追加すると共に、混合することを続けると共に、30℃まで氷及び水の浴で冷却することを強制することを始める。適当なバイアルへとパッケージングする。
【0116】
例14
ワックス−樹脂の複合物を組み込む化粧品のリップ・グロス
無水の生産物の四元の例
【0117】
【表10】

手順:
1. Caframoのミキサーを使用することで250mlのステンレススチールのビーカーにおいて室温で全ての処方成分(ワックス−樹脂の複合物、油、エステル類、防腐剤、等)を混合する。
【0118】
2. 混合物が均一なものであるまでCaframoのプロペラ・スターラーを使用することで遅いかき混ぜをすることで水浴において70−75℃までゆっくりとバッチを加熱する。
【0119】
3. 一度バッチが均質なものに見えてくると、加熱された水浴からビーカーを取り除くことによって、45℃まで冷却することを許容すると共に、香料を追加すると共に、望まれるのであれば、着色する。
【0120】
4. 適当な容器の中へパーケージングする。
【0121】
例15
ワックス−樹脂の複合物を組み込む化粧品のペンシル状アイライナー
無水の生産物の三元の例
【0122】
【表11】

手順:
1. 水浴において600mlのステンレススチールのビーカーまで全ての処方成分(ワックス−樹脂の複合物、溶媒、追加的なワックス、着色剤、等)を追加する。
【0123】
2. 全ての材料が一様に分散させられるまで周囲の温度でプロペラ・スターラーを使用することで混合すること。
【0124】
3. 一度全てのワックスが、均一な分散物を生産するために溶融してしまうと、熱源からバッチを取り除く。ステンレススチールの容器の中へバッチを直ちに充填する。生産物が、十分に着色してしまった後で、ペンシルの形態へと押し出す。
【0125】
例16
ワックス−樹脂の複合物を組み込む化粧品のマスカラ
油中水型の生産物の三元の例
【0126】
【表12】

手順:
1. 相1の材料(ワックス−樹脂の複合物及び溶媒)を組み合わせると共に水浴において70℃まで加熱する。
【0127】
2. 相1へゆっくりと相2からのLucentite SAN−P(懸濁させるもの/安定化剤)を追加する。20分間高いスピードで600mlのステンレススチールのビーカーにおいて分散機でかき混ぜる。相2からのエタノールを追加すると共に追加的な20分かき混ぜる。主要なバッチのシックニングに至るものであるゲルの形成は、起こるはずである。
【0128】
3. 相3の混合物を作るために一緒に相3の乳化剤及び黒色酸化鉄を別個に組み合わせると共に分散機を使用することで10分間かき混ぜる。その次に、主要なバッチへ相3の混合物を追加する。80−85℃まで加熱することを続ける。
【0129】
4. プロペラ・ミキサーで相4の処方成分を別個に組み合わせると共に、その次に、プロペラ・ミキサーで混合することを続ける一方で80−85℃まで加熱する。相4の混合物における処方成分が良好に混合させられた後に、主要なバッチへ非常にゆっくりと、このように生産された相4の混合物を追加すると共に、80−85℃における温度を維持することで、45分間分散機により高いスピードでかき混ぜる。
【0130】
5. 相5の混合物を形成するために80℃まで水浴で加熱することで、別個のビーカーにおいて相5のトリグリセリド及びワックスを組み合わせる。主要なバッチへ相5の混合物を追加すると共に85−87℃まで加熱する一方で分散させることを続ける。
【0131】
6. 例えば、湯浴を取り除くこと及び主要なバッチが冷却することを許容することによって、空気で冷却することを始める。
【0132】
7. 65℃で、主要なバッチの重量を取得すると共に溶媒の喪失を埋め合わせるためにイソドデカンを追加する。42℃まで氷浴で冷却することを強制する。
【0133】
8. 42℃で、相6、防腐剤及びバニリン、を追加する。
【0134】
9. 混合することを続けると共に25℃まで冷却する。適当な容器の中へ充填する。
【0135】
例17
ワックス−樹脂の複合物を組み込む化粧品のおしろい
化粧品の粉末の三元の例
処方成分を列挙する
【0136】
【表13】

手順:
1. パートAの処方成分を組み合わせると共にへらで徹底的に混合する。
【0137】
2. 色が十分に延ばされるまで微粉砕機又はブレンダーを通じて予め混合されたパートAの顔料の相を置く。
【0138】
3. ビーカーにおいてパートB)のバインダーの処方成分を混合すると共に加熱された水浴にビーカーを置く。ワックス−樹脂の複合物が溶解させられるまでプロペラタイプのミキサーで小さいステンレススチールのビーカーにおいて70−75℃まで加熱することでバインダー相(パートB)を予めブレンドする。
【0139】
4. ゆっくりとパートAへ非常に小さい増分でバインダー(パートB)を噴霧する又は追加すると共に、混合すると共に、油及びワックス−樹脂の複合物が分散させられるまで微粉砕機又はブレンダーを通過する。
【0140】
5. 適当な平鍋においてケークへと圧すると共にパーケージングする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワックス−樹脂の複合物を備える薬学的な又は化粧品の組成物において、
上記のワックス樹脂の複合物は、
(a)熱可塑性の樹脂;
(b)結晶性のポリエチレンワックス、合成のワックス、又は炭化水素のワックス;及び
(c)炭化水素又は炭化水素と同様の構造を含有する天然の又は合成のワックス
を備える、組成物。
【請求項2】
請求項1に記載の組成物において、
上記の複合物は、顆粒、プリル、又はフレークの形態にあるものである、組成物。
【請求項3】
請求項1に記載の組成物において、
上記の熱可塑性の樹脂は、ポリシクロペンタジエンを備える、組成物。
【請求項4】
請求項3に記載の組成物において、
構成成分(a)及び(c)は、重量で1%と比べてより大きいものから約99%までのレベルに有るものであると共に、
上記のポリシクロペンタジエンは、重量で約1%と比べてより大きいものから約99%までのレベルで有るものである、
組成物。
【請求項5】
請求項1に記載の組成物において、
上記の組成物は、化粧品の組成物であると共に、
上記の化粧品の組成物は、水中油型の組成物、水中シリコーン型の組成物、並びに、揮発性の炭化水素及び水のエマルジョンからなる群より選択されたものである、
組成物。
【請求項6】
請求項1に記載の組成物において、
上記の組成物は、揮発性の又は不揮発性の外部の相のいずれかとのエマルジョンであると共に油中水型のエマルジョン、シリコーン中水型のエマルジョン、又は炭化水素中水のエマルジョンである、組成物。
【請求項7】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、無水のファンデーション・メーキャップ、マスカラ、リップスティック、若しくはリップ・グロス、日焼け止め、毛髪固定剤、又は爪製品である、組成物。
【請求項8】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、無水の粉末のベース及び液体のバインダーをさらに備える、組成物。
【請求項9】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、日焼け止め、ファンデーション・メーキャップ若しくはコンシーラー、マスカラ若しくはアイライナー、リップスティック若しくはリップ・グロス、ペンシル状アイライナー、固形パウダー、制汗剤、毛髪固定剤、又は爪製品を備える、組成物。
【請求項10】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、上述されたワックス−樹脂の複合物の包含のおかげで上等の光沢を呈示する、組成物。
【請求項11】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、前記ワックス−樹脂の複合物の付着及び耐摩擦の性質のおかげで上等の長持ちする利益を呈示する、組成物。
【請求項12】
ワックス−樹脂の複合物を生産するための方法であって、
溶媒において熱可塑性の炭化水素の樹脂を少なくとも部分的に溶媒和させること、
溶融したワックスの組成物を調製すること、上記の溶融したワックスが結晶性のポリエチレンワックス、合成のワックス、炭化水素のワックス、石油のワックス、及びそれらの混合物からなる群より選択された第一のワックス並びに炭化水素又は炭化水素と同様の構造を含有する天然の又は合成のワックスからなる群より選択された第二のワックスの少なくとも一つを備えること;並びに、
ワックス−樹脂の複合物を生産するために前記溶媒を取り除くこと
:を備える、方法。
【請求項13】
ワックス−樹脂の複合物を生産するための方法であって、
(a)80−85℃で熱と共になされた、樹脂−溶媒のブレンドを形成するために溶媒において非晶質の熱可塑性の樹脂を少なくとも部分的に溶媒和させること;
(b)溶融したワックスの組成物を調製すること、上記の溶融したワックスが結晶質のポリエチレンワックス、合成のワックス、炭化水素のワックス、及びそれらの混合物からなる群より選択された第一のワックス並びに炭化水素又は炭化水素と同様の構造を含有する天然の又は合成のワックスからなる群より選択された第二のワックスの少なくとも一つを備えること;並びに、
(c)ワックス−樹脂の複合物を形成するために上記の樹脂−溶媒のブレンド及び上記の溶融したワックスを混合すること
:を備える、方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法において、
前記樹脂−溶媒のブレンドは、溶媒に前記樹脂を置くこと及び前記樹脂の軟化点より下の温度まで加熱することによって形成される、方法。
【請求項15】
請求項13に記載の方法において、
前記樹脂は、前記ワックスの結晶化又は凍結点に等しいもの又はそれより下にあるものであるガラス転移温度を有すると共に、
前記ワックスは、樹脂の硬化に先立ち又はそれと一緒に結晶化する又は凍結する、
方法。
【請求項16】
請求項15に記載の方法において、
前記溶融したワックスの組成物は、結晶性のポリエチレンワックスを備えるものである第一のワックスを使用することで調製される、方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法において、
前記樹脂は、水素化されたポリシクロペンタジエンであると共に、
それは、溶媒と混合されると共に70−95℃の範囲における温度まで加熱される、
方法。
【請求項18】
請求項16に記載の方法において、
前記樹脂は、水素化されたポリシクロペンタジエンであると共に、
それは、溶媒と混合されると共に80−90℃の範囲における温度まで加熱される、
方法。
【請求項19】
請求項15に記載の方法において、
前記溶融したワックスの組成物は、ある範囲の化粧品の処方との増加した相溶性を提供する、結晶性のポリエチレンワックス及び天然のワックスを備えるものである第一のワックスを使用することで調製される、方法。
【請求項20】
請求項15に記載の方法において、
前記溶融したワックスの組成物は、ある範囲の化粧品の処方との増加した相溶性を提供する、結晶性のポリエチレンワックス及び植物から誘導されたワックスを備えるものである第一のワックスを使用することで調製される、方法。
【請求項21】
ワックス−樹脂の複合物を生産するための方法であって、
ワックスと熱可塑性の炭化水素の樹脂を一緒に溶融させると共にブレンドすること、上記溶融したワックスが結晶性のポリエチレンワックス、合成のワックス、炭化水素のワックス、石油のワックス、及びそれらの混合物からなる群より選択された第一のワックス並びに炭化水素又は炭化水素と同様の構造を含有する天然の又は合成のワックスからなる群より選択された第二のワックスの少なくとも一つを備えること、並びに、
スラブ、パステル、フレーク、及び他の形態を形成するために前記ワックス−樹脂の複合物の混合物を後加工すること
:を備える、方法。
【請求項22】
上記の組成物へとポリシクロペンタジエン樹脂及びワックスを備える固体のワックス−樹脂の複合物を組み込むことによって作られた薬学的な又は化粧品の組成物。
【請求項23】
請求項22に記載の薬学的な又は化粧品の組成物において、
前記ワックスは、前記樹脂の硬化に先立ち又はそれと一緒に結晶化する又は凍結する、組成物。
【請求項24】
請求項22に記載の薬学的な又は化粧品の組成物において、
上記のワックスは、炭化水素又は炭化水素と同様の構造を含有するワックス、結晶性のポリエチレンワックス、合成のワックス、及び炭化水素のワックスからなる群より選択されたワックスのブレンドである、組成物。
【請求項25】
ワックス−樹脂の複合物を生産するための方法であって、
(a)熱可塑性の炭化水素の樹脂を溶融させること;
(b)前記ワックスを溶融させるために十分な温度でワックスと前記溶融した熱可塑性の炭化水素の樹脂を一緒にブレンドすること、上記のワックスが結晶性のポリエチレンワックス、合成のワックス、炭化水素のワックス、石油のワックス、及びそれらの混合物からなる群より選択された第一のワックス並びに炭化水素又は炭化水素と同様の構造を含有する天然の又は合成のワックスからなる群より選択された第二のワックスの少なくとも一つを備えること;
(c)前記ブレンドされた熱可塑性の炭化水素の樹脂及びワックスが凝固することを許容すること;並びに
(d)スラブ、パステル、フレーク、又は他の形態を形成するために前記ワックス−樹脂の複合物の混合物を後加工すること
:を備える、方法。
【請求項26】
請求項25に記載の方法において、
前記熱可塑性の炭化水素の樹脂は、ポリシクロペンタジエン樹脂を備える、方法。
【請求項27】
請求項26に記載の方法において、
前記ワックスを溶融させるために十分な上記の温度は、125℃より下にあるものである、方法。
【請求項28】
請求項27に記載の方法において、
上記の後加工することは、上記の凝固したブレンドされた熱可塑性の炭化水素の樹脂及びワックスを機械的にばらばらにすることを含む、方法。
【請求項29】
請求項18に記載の方法において、
前記熱可塑性の炭化水素の樹脂は、酸化防止剤と共に溶融させられる、方法。
【請求項30】
請求項25に記載の方法において、
前記ワックスを溶融させるために十分な上記の温度は、125℃より下にあるものである、方法。
【請求項31】
請求項25に記載の方法において、
前記熱可塑性の炭化水素の樹脂は、酸化防止剤と共に溶融させられる、方法。
【請求項32】
請求項31に記載の方法において、
前記酸化防止剤は、トコフェロール類を備える、方法。
【請求項33】
請求項25に記載の方法において、
前記熱可塑性の炭化水素の樹脂は、コールタールのフラクションから、深くクラッキングされた石油の留出物から、若しくはテレビンからの誘導された低い分子量の容易に熱可塑性の重合体、又は約300から約1200までの分子量を有するジシクロペンタジエンのストリームを備える、方法。
【請求項34】
請求項25に記載の方法において、
前記熱可塑性の炭化水素の樹脂は、コールタールのフラクションから、深くクラッキングされた石油の留出物から、若しくはテレビンからの誘導された低い分子量の容易に熱可塑性の重合体、又は約300から約900までの分子量を有するジシクロペンタジエンのストリームを備える、方法。
【請求項35】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、水中油型のマスカラであると共に、
10−90%の水、ワックス及び油、エステル類、アルコール類、炭化水素、及び/又はシリコーン類のような揮発性の又は不揮発性の液体からなる1−80%の内部の相をさらに備える、
組成物。
【請求項36】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、油中水型のマスカラであると共に、
水及び油、エステル類、アルコール類、炭化水素、及び/又はシリコーン類のような揮発性の又は不揮発性の液体からなる10−90%の外部の相をさらに備える、
組成物。
【請求項37】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、日焼け止めであると共に、
微粉化された二酸化チタン又は微粉化された酸化亜鉛のような0.2から30%までの日焼け止めの粒子をさらに備える、
組成物。
【請求項38】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、リップスティックであると共に、
ワックス及び油、エステル類、アルコール類、炭化水素、及び/又はシリコーン類のような揮発性の又は不揮発性の液体、並びに顔料をさらに備える、組成物。
【請求項39】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、制汗剤であると共に、
溶媒及び活性な制汗剤の薬剤をさらに備える、
組成物。
【請求項40】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、アイライナーであると共に、
安定化剤及び防腐剤、溶媒、並びに塗膜形成剤からなる群より選択された安定化させる構成成分をさらに備える、
組成物。
【請求項41】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、リップ・グロスであると共に、
溶媒及び緩和剤をさらに備える、
組成物。
【請求項42】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、ペンシル状アイライナーであると共に、
溶媒及び着色剤をさらに備えると共に、
上記の組成物は、引き延ばされた機械的な支持物内に含有させられたものである、
組成物。
【請求項43】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、おしろいであると共に、
10−80%の粉末のベース及び0−10%の着色剤をさらに備える、
組成物。
【請求項44】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、シリコーン中水型のエマルジョン又は油中水型のエマルジョンを備える、組成物。
【請求項45】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、水中油型のファンデーション・メーキャップ又はコンシーラーであると共に、
10−90%の水及びグリセリン/グリコール類、ワックス及び油、エステル類、アルコール類、炭化水素、及び/又はシリコーン類のような揮発性の又は不揮発性の液体からなる1−80%の内部の相、並びに1−40%の着色剤をさらに備える、
組成物。
【請求項46】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、油中水型のファンデーション・メーキャップ又はコンシーラーであると共に、
ワックス及び油、エステル類、アルコール類、炭化水素、及び/又はシリコーン類のような揮発性の又は不揮発性の液体からなる10−90%の外部の相、1−80%の水及び/又はグリセリン/グリコール類、並びに1−40%の着色剤をさらに備える、
組成物。
【請求項47】
請求項1に記載の組成物において、
上記の組成物は、揮発性の又は不揮発性の内部の相のいずれかとのエマルジョンであると共に、
水中油型のエマルジョン、水中シリコーンのエマルジョン、又は水中炭化水素のエマルジョンを形成する、
組成物。
【請求項48】
請求項1に記載の組成物において、
前記組成物は、揮発性の、部分的に揮発性の、又は不揮発性の液体のいずれかをもまた含有するものである無水のベースである、組成物。
【請求項49】
請求項33に記載の方法において、
上記のジシクロペンタジエンのストリームは、芳香族のストリームによって修飾される、方法。
【請求項50】
請求項34に記載の方法において、
上記のジシクロペンタジエンのストリームは、芳香族のストリームによって修飾される、方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2011−516575(P2011−516575A)
【公表日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−504190(P2011−504190)
【出願日】平成21年4月10日(2009.4.10)
【国際出願番号】PCT/US2009/040147
【国際公開番号】WO2009/126854
【国際公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【出願人】(510270764)コボ プロダクツ インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】