説明

半導体装置の不純物分布測定方法

【課題】半導体装置の不純物分布を短時間で且つ少ない手間で測定することが可能な方法を提供する。
【解決手段】この不純物分布測定方法は、p型半導体領域及びn型半導体領域を備える半導体装置の不純物分布を測定する方法であって、p型半導体領域及びn型半導体領域に逆バイアス電圧を印加しつつ、p型半導体領域及びn型半導体領域を含む観察面のSEM像を取得する観察工程を含む。観察工程の際、p型半導体領域から放出される二次電子のエネルギー分布G21のピークP21を含み、且つn型半導体領域から放出される二次電子のエネルギー分布G22のピークP22を含まないエネルギー範囲E1の二次電子を選択的に検出することにより、SEM像を取得する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置の不純物分布測定方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、不純物濃度あるいは不純物の種類の異なる複数の拡散層を備える半導体装置の構造を電子顕微鏡を用いて観察する方法が開示されている。この方法は、第1の半導体領域、該第1の半導体領域と異なる不純物濃度または異なる種類の不純物を有する第2の半導体領域及び酸化膜が表面に現れ、かつ電子が透過する程度に薄く加工された観察面を有する試料を形成する観察面形成工程と、試料をアルコールとフッ酸の混合液に浸し、試料と混合液との間に電圧を印加することにより、試料の第1の半導体領域と第2の半導体領域との厚みを変えて拡散層を顕在化する拡散層顕在化工程と、拡散層顕在化工程を経た試料を透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope;TEM)で観察する工程とを備える。或いは、この方法は、第1の半導体領域、該第1の半導体領域と異なる不純物濃度または異なる種類の不純物を有する第2の半導体領域及び酸化膜が表面に現れている観察面を有する試料を形成する観察面形成工程と、試料をアルコールとフッ酸の混合液に浸し、試料と混合液との間に電圧を印加することにより、試料の第1の半導体領域と第2の半導体領域との間で試料の表面に凹凸を付けることによって拡散層を顕在化する拡散層顕在化工程と、拡散層顕在化工程を経た試料を走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope;SEM)で観察する工程とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−250564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
半導体装置の不純物分布を測定する際には、作業効率を向上させるために短時間での測定が求められることが多い。しかし、特許文献1に記載されたようなTEMによる観察の為の試料を作成すると、SEMによる観察の為の試料の作成と比較して、長い時間と多くの手間を要する。また、特許文献1にはSEMによる観察方法も開示されているが、試料の表面に凹凸を付けるエッチング工程を含むので、やはり長い時間と多くの手間を必要とする。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、半導体装置の不純物分布を短時間で且つ少ない手間で測定することが可能な方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明による不純物分布測定方法は、p型半導体領域、アンドープ半導体領域、及びn型半導体領域のうち少なくとも2つの半導体領域を備える半導体装置の不純物分布を測定する方法であって、少なくとも2つの半導体領域に逆バイアス電圧を印加しつつ、少なくとも2つの半導体領域を含む観察面の走査型電子顕微鏡像を取得する観察工程を含み、観察工程の際に、少なくとも2つの半導体領域のうち一の半導体領域から放出される二次電子のエネルギー分布のピークを含み、且つ少なくとも2つの半導体領域のうち他の半導体領域から放出される二次電子のエネルギー分布のピークを含まないエネルギー範囲の二次電子を選択的に検出することにより、走査型電子顕微鏡像を取得することを特徴とする。
【0007】
本発明者は、上述したような半導体装置に逆バイアス電圧を印加することによって、エネルギー準位が高い方の半導体領域(例えばpn接合部においては、p型半導体領域)から放出される二次電子のエネルギー分布が高エネルギー側にシフトすることを見出した。すなわち、上述した不純物分布測定方法によれば、エネルギー分布がシフトした半導体領域から放出される二次電子を選択的に検出することによって、或いは、エネルギー分布がシフトしていない半導体領域から放出される二次電子を選択的に検出することによって、不純物分布に関する高コントラストのSEM像を、短時間で且つ少ない手間で得ることができる。
【0008】
また、不純物分布測定方法は、イオンビームを用いて観察面を形成する観察面形成工程を更に含むことを特徴としてもよい。これによって、例えば劈開面を観察面とする方法と異なり、任意の断面において観察面を容易に形成することができる。また、この場合、観察面に対してウェットエッチングを行うことが好ましい。これにより、イオンビームによって半導体表面に生じた非晶質層を除去し、更に明瞭なSEM像を得ることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明による不純物分布測定方法によれば、半導体装置の不純物分布を短時間で且つ少ない手間で測定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本実施形態に係る不純物分布測定方法によって測定される半導体装置の構成を示す断面図である。
【図2】図2は、本実施形態に係る不純物分布測定方法の各工程を示すフローチャートである。
【図3】図3は、逆バイアス電圧を印加する前における、p型半導体領域(p型InP)及びn型半導体領域(n型InP)から放出される二次電子のエネルギー分布を示している。
【図4】図4は、逆バイアス電圧を印加した後における、p型半導体領域及びn型半導体領域から放出される二次電子のエネルギー分布を示している。
【図5】図5は、逆バイアス電圧の印加前におけるエネルギーバンド図(図5(a))と、逆バイアス電圧を印加した状態におけるエネルギーバンド図(図5(b))とを示す図である。
【図6】図6は、二次電子エネルギーのフィルタリングを行わない場合のSEM像の一例を示す写真である。
【図7】図7は、バイアスを印加し、かつ、二次電子エネルギーのフィルタリングを行う本実施形態によるSEM像の一例を示す写真である。
【図8】図8は、pi接合部を有する半導体装置の構成を示す断面図である。
【図9】図9は、in接合部を有する半導体装置の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照しながら本発明による不純物分布測定方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0012】
図1は、本実施形態に係る不純物分布測定方法によって測定される半導体装置の構成を示す断面図である。図1に示されるように、この半導体装置10は、第1の半導体領域としてのp型半導体領域12と、第2の半導体領域としてのn型半導体領域14と、p型半導体領域12及びn型半導体領域14のそれぞれに接触する一対の電極、すなわちアノード電極16及びカソード電極18とを備える。p型半導体領域12及びn型半導体領域14は、互いにp/n接合部を構成する。p型半導体領域12は例えばp型InPからなり、n型半導体領域14は例えばn型InPからなる。
【0013】
図2は、本実施形態に係る不純物分布測定方法の各工程を示すフローチャートである。図2に示されるように、この不純物分布測定方法では、まず、半導体装置10を加工して、p型半導体領域12及びn型半導体領域14を含む観察面を形成する(ステップS1、観察面形成工程)。この観察面形成工程においては、例えば収束イオンビームを用いて半導体装置10を厚さ方向に切削することにより、観察面を好適に形成することができる。また、収束イオンビームによって半導体表面には非晶質層が生じるので、この非晶質層を除去する為に、収束イオンビームによって形成された観察面に対してウェットエッチングを行うことが好ましい。
【0014】
続いて、p型半導体領域12及びn型半導体領域14に逆バイアス電圧を印加しつつ、観察面のSEM像を取得する(ステップS2、観察工程)。この観察工程においては、まず、図1に示されたアノード電極16とカソード電極18とに逆バイアス電圧を印加する。この逆バイアス電圧の大きさは、例えば3Vである。
【0015】
ここで、逆バイアス電圧の印加前後における、p型半導体領域12及びn型半導体領域14から放出される二次電子のエネルギー分布について説明する。図3は、逆バイアス電圧を印加する前における、p型半導体領域12(p型InP)及びn型半導体領域14(n型InP)から放出される二次電子のエネルギー分布を示している。また、図4は、逆バイアス電圧を印加した後における、p型半導体領域12及びn型半導体領域14から放出される二次電子のエネルギー分布を示している。図3及び図4において、縦軸は放出電子量(任意単位)を示し、横軸は電子エネルギー(単位:eV)を示している。また、グラフG11,G21はp型半導体領域12から放出される二次電子のエネルギー分布を示しており、グラフG12,G22はn型半導体領域14から放出される二次電子のエネルギー分布を示している。
【0016】
図3に示されるように、逆バイアスが印加されていない状態では、二次電子のエネルギー分布がピークP11,P12となる電子エネルギー値は、p型半導体領域12とn型半導体領域14とでほぼ同じ値(約1.5eV)となっている。これに対し、図4に示されるように、逆バイアスが印加された状態では、二次電子のエネルギー分布がピークP21,P22となる電子エネルギー値は、n型半導体領域14(グラフG22)では逆バイアス印加前とほぼ同じ(約1.5V)である一方、p型半導体領域12(グラフG21)では逆バイアス印加前と比べて高エネルギー側にシフトしている(約4.5eV)。そして、このシフト幅は、逆バイアス電圧(3V)とほぼ等しくなっている。
【0017】
このような現象は、逆バイアス印加時のバンド構造の変化に起因すると考えられる。図5は、p型半導体領域12及びn型半導体領域14のバンド構造を示す図である。図5(a)は逆バイアス電圧の印加前におけるバンド構造を示しており、図5(b)は逆バイアス電圧を印加した状態におけるバンド構造を示している。図中のEcは伝導帯のエネルギー準位であり、Evは価電子帯のエネルギー準位である。図5(a)に示されるように、逆バイアス電圧の印加前においては、p型半導体領域12とn型半導体領域14との間には或る接合障壁Vbiが存在する。そして、逆バイアス電圧が印加されると、図5(b)に示されるように、p型半導体領域12とn型半導体領域14との間の接合障壁Vbiは、接合障壁Vbiに対して逆バイアス電圧の分だけ増加した値となる。上述した二次電子のエネルギー分布のシフトは、このような接合障壁の変化に起因すると考えられる。
【0018】
本実施形態では、上記の現象を利用し、次のようにしてSEM像を取得する。すなわち、p型半導体領域12及びn型半導体領域14に対し、アノード電極16及びカソード電極18を介して逆バイアス電圧を印加しつつ、観察面のSEM像を取得する。その際、p型半導体領域12から放出される二次電子のエネルギー分布のピークP21を含み、且つn型半導体領域14から放出される二次電子のエネルギー分布のピークP22を含まないエネルギー範囲E1(第1のエネルギー範囲)の二次電子を選択的に検出することにより、SEM像を取得する。或いは、n型半導体領域14から放出される二次電子のエネルギー分布のピークP22を含み、且つp型半導体領域12から放出される二次電子のエネルギー分布のピークP21を含まないエネルギー範囲E2(第2のエネルギー範囲)の二次電子を選択的に検出することにより、SEM像を取得する。このようなSEM像の取得は、例えば所定エネルギーEa以上(または所定エネルギーEa以下)の電子エネルギーを有する二次電子を選択的に透過するエネルギーフィルタ(エネルギーハイパスフィルタ、若しくはエネルギーローパスフィルタ)を具備するSEMによって好適に行うことができる。一実施例では、所定エネルギーEaは、逆バイアス電圧の1/2の値に設定される。
【0019】
本実施形態では、このようにSEM像を取得する際の二次電子のエネルギーをフィルタリングすることによって、n型半導体領域14(またはp型半導体領域12)からの二次電子の検出量を抑制し、p型半導体領域12(またはn型半導体領域14)からの二次電子を多く検出する。ここで、図6は、このようなフィルタリングを行わない場合の収束イオンビーム加工により形成された断面のSEM像の一例を示す写真であって、該写真の上下方向の中心を境に上側がp型半導体領域12(p型InP)、下側がn型半導体領域14(n型InP)である。また、図7は、バイアスを印加し、かつ、フィルタリングを行う本実施形態によるSEM像の一例を示す写真であって、該写真の上下方向の中心を境に上側がp型半導体領域12(p型InP)、下側がn型半導体領域14(n型InP)である。
【0020】
図6に示されるように、フィルタリングを行わない場合には、p型半導体領域12とn型半導体領域14との境界が明瞭ではない。これに対し、図7に示されるように、上述したフィルタリングを行うことによって、p型半導体領域12及びn型半導体領域14のコントラストが増し、p型半導体領域12とn型半導体領域14との境界を明瞭に認識することができる。
【0021】
このように、本実施形態に係る不純物分布測定方法によれば、半導体装置10に既に形成されているアノード電極16及びカソード電極18に逆バイアス電圧を印加し、且つ電子エネルギーの大きさに応じて選択的に二次電子を検出するという短時間で且つ少ない手間で可能な方法によって、不純物分布に関する高コントラストのSEM像を得ることができる。特に、収束イオンビーム加工により形成された断面のp/n接合部はSEMによるコントラストが低く、一般的に不純物分布の測定が困難であるが、本実施形態の方法によれば、明瞭なSEM像を得ることができ、不純物分布を正確に測定することができる。
【0022】
また、本実施形態のように、観察面形成工程の際、収束イオンビームを用いて観察面を形成するとよい。これにより、例えば劈開面を観察面とする方法と異なり、任意の断面において観察面を容易に形成することができる。また、半導体装置における不純物の異常な分布に起因する故障を調べるために、故障箇所の断面の不純物分布を観察すべく収束イオンビームを用いて観察面を形成すると、特にInPなどの化合物半導体においてはイオンビームの照射によるダメージが大きくなり、表面の結晶性が損なわれることがある。このような場合、当該観察面のSEM像を取得しても、コントラストが不明瞭となり不純物分布の測定が困難となる。本実施形態では、上述したように半導体装置10に逆バイアス電圧を印加し、且つ電子エネルギーの大きさに応じて選択的に二次電子を検出するので、このような場合であってもp型半導体領域12及びn型半導体領域14のコントラストが増し、p型半導体領域12とn型半導体領域14との境界を明瞭に認識することができる。
【0023】
本発明による不純物分布測定方法は、上述した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態ではp/n接合部を有する半導体装置に対して本発明を適用したが、図8に示すような、pi接合部を有する(すなわち、p型半導体領域22及びi型(アンドープ)半導体領域24がこの順に並んだ)半導体装置20に対しても、本発明を適用できる。その場合、例えば収束イオンビーム等によってp型半導体領域22及びi型半導体領域24を含む観察面を形成し、アノード電極26及びカソード電極28を介してp型半導体領域22及びi型半導体領域24に逆バイアス電圧を印加しつつ観察面のSEM像を取得するとよい。このとき、p型半導体領域22から放出される二次電子のエネルギー分布のピークを含み、且つi型半導体領域24から放出される二次電子のエネルギー分布のピークを含まないエネルギー範囲の二次電子を選択的に検出することにより、SEM像を取得するとよい。或いは、i型半導体領域24から放出される二次電子のエネルギー分布のピークを含み、且つp型半導体領域22から放出される二次電子のエネルギー分布のピークを含まないエネルギー範囲の二次電子を選択的に検出することにより、SEM像を取得してもよい。
【0024】
半導体装置20に逆バイアス電圧を印加すると、p型半導体領域22とi型半導体領域24との間には、図5において説明したようなバンド構造の変化が同様に生じるので、これらの層間の接合障壁が増大する。したがって、上記のようにしてこれらの層のSEM像を取得することにより、p型半導体領域22及びi型半導体領域24のコントラストが増し、これらの層の境界を明瞭に認識することができる。
【0025】
また、図9に示すような、in接合部を有する(すなわち、i型(アンドープ)半導体領域32及びn型半導体領域34がこの順に並んだ)半導体装置30に対しても、本発明を適用できる。その場合、例えば収束イオンビーム等によってi型半導体領域32及びn型半導体領域34を含む観察面を形成し、アノード電極36及びカソード電極38を介してi型半導体領域32及びn型半導体領域34に逆バイアス電圧を印加しつつ観察面のSEM像を取得するとよい。このとき、i型半導体領域32から放出される二次電子のエネルギー分布のピークを含み、且つn型半導体領域34から放出される二次電子のエネルギー分布のピークを含まないエネルギー範囲の二次電子を選択的に検出することにより、SEM像を取得するとよい。或いは、n型半導体領域34から放出される二次電子のエネルギー分布のピークを含み、且つi型半導体領域32から放出される二次電子のエネルギー分布のピークを含まないエネルギー範囲の二次電子を選択的に検出することにより、SEM像を取得してもよい。
【0026】
半導体装置30に逆バイアス電圧を印加すると、i型半導体領域32とn型半導体領域34との間には、図5において説明したようなバンド構造の変化が同様に生じるので、これらの層間の接合障壁が増大する。したがって、上記のようにしてこれらの層のSEM像を取得することにより、i型半導体領域32及びn型半導体領域34のコントラストが増し、これらの層の境界を明瞭に認識することができる。
【0027】
また、上記実施形態では収束イオンビームによって形成された観察面のSEM像を取得する際に本発明を適用しているが、本発明による方法は、何らかの理由によりSEMでは不純物分布の測定が困難な、或いはSEM像のコントラストが極めて低く不純物分布の正確な測定が困難な場合に好適に使用される。観察面を形成する方法としては上記の例以外にも、イオンビームポリッシングやフラットミリング、研磨、ミクロトームなどが挙げられる。
【符号の説明】
【0028】
10…半導体装置、12…型半導体領域、14…型半導体領域、16…アノード電極、18…カソード電極、E1…第1のエネルギー範囲、E2…第2のエネルギー範囲。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
p型半導体領域、アンドープ半導体領域、及びn型半導体領域のうち少なくとも2つの半導体領域を備える半導体装置の不純物分布を測定する方法であって、
前記少なくとも2つの半導体領域に逆バイアス電圧を印加しつつ、前記少なくとも2つの半導体領域を含む観察面の走査型電子顕微鏡像を取得する観察工程を含み、
前記観察工程の際に、前記少なくとも2つの半導体領域のうち一の半導体領域から放出される二次電子のエネルギー分布のピークを含み、且つ前記少なくとも2つの半導体領域のうち他の半導体領域から放出される二次電子のエネルギー分布のピークを含まないエネルギー範囲の二次電子を選択的に検出することにより、前記走査型電子顕微鏡像を取得することを特徴とする、半導体装置の不純物分布測定方法。
【請求項2】
イオンビームを用いて前記観察面を形成する観察面形成工程を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の不純物分布測定方法。
【請求項3】
前記観察面形成工程の際、前記観察面に対してウェットエッチングを行うことを特徴とする、請求項2に記載の半導体装置の不純物分布測定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図8】
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【図9】
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【図6】
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【図7】
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