説明

半田付け用AuGe合金球

【課題】電子部品などの接合、封止用半田付け用AuGe合金球の半田付け特性向上。
【解決手段】AuGe合金中のAu含有率が84.5〜89.0質量%の範囲において、Au、Ge以外の金属元素含有量総量を120ppm未満とすることによってGe微粒子が均一微細に分散した組織とする。
これらGeの共晶組成付近において、不純物含有量を上記範囲に抑制することによって、合金球の真球度が向上し、Au初晶及びデンドライトの発達が抑制され、均一一様で微細な共晶組織からなるAuGe合金球が得られる。
この組織を有するAuGe合金球は、流れ性が著しく向上し、電子部品の接合、封止の半田付けにおける半田付け不良を改善する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品の封止及び接合に使用される半田付け用AuGe合金球に関するものである。
【背景技術】
【0002】
AuGe共晶合金球は、共晶点で360℃程度の適度の融点を持ち、電気伝導性や熱伝導性に優れ、化学的にも安定していることから、SAWフィルター、弾性波フィルター、水晶振動子等の高信頼性を求められる電子部品のパッケージ接合や封止のための半田材として用いられている。
電子部品のパッケージの信頼性を維持するために、AuGe合金球には多くの特性が求められており、例えば、球径を高精度で管理して半田材のボリュームを一定にすることや、真球度の高い材料を採用することが行われている。接合や封止の際の半田付け不良は電子部品のパッケージの信頼性を低下させる重要な要因であり、更なる信頼性向上のために日々研究が進められている。たとえば、特開2008−30093号公報には表面層のGeの含有率を減じて表面層を改質することで表面酸化による半田付け性の低下を改善する方法が記載されている。しかしながら、AuGe合金球内部組織の不具合に起因する半田付け性の低下に対してこれらの表面の改質だけでは必ずしも十分な半田付け性が得られるとはいえず、表面、内部組織共に最適なAuGe合金球が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−30093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来品より半田付け性、特に濡れ性や付廻りに影響する流れ性が良好な半田付け用AuGe合金球を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、以下に示す半田付け用AuGe合金球が得られる。
(1) AuGe合金中に含まれるAu,Ge以外の金属元素の総量が120質量ppm未満であり、かつ、Ge微粒子が球の表面及び断面に均一微細に分散していることを特徴とする半田付け用AuGe合金球。
(2) Au含有率が84.5質量%以上、89.0質量%以下であるAuGe合金中に含まれるAu,Ge以外の金属元素の総量が120質量ppm未満であり、かつGe微粒子が球の表面及び断面に均一微細に分散していることを特徴とする半田付け用AuGe合金球。
(3) 断面共晶組織のGeの平均粒子径が5μm以下で均一微細に分散していることを特徴とする上記の半田付け用AuGe合金球。
(4) さらに、AuGe合金中のAu含有率が87.0質量%以上、88.0質量%以下であることを特徴とする上記の半田付け用AuGe合金球。
(5) さらに、AuGe合金中に含まれるAu、Ge以外の金属元素の総量が100質量ppm未満であることを特徴とする上記の半田付け用AuGe合金球。
(6) さらに、AuGe合金中に含まれるAu,Ge以外の金属元素の総量が50質量ppm未満であることを特徴とする上記の半田付け用AuGe合金球。
なお、ここでいう金属元素とは、いわゆる一般的な金属元素とほかに半金属元素、常温で固体である非金属元素も含めたものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明のAuGe合金球は、従来品より流れ性が良好であり、高い信頼性が要求される電子部品の接合及び封止用の半田材として適している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】図1は、比較例に於けるAuGe合金球の断面組織を示す図。
【図2】図2は、比較例に於けるAuGe合金球の表面状態を示す図。
【図3】図3は、本発明実施例のAuGe合金球の断面組織を示す図。
【図4】図4は、本発明実施例のAuGe合金球の表面組織を示す図。
【図5】図5は、表2のデータによる、Au含有率と合金球の真球度との関係を示すグラフ。
【図6】図6は、表2のデータによる、Au、Ge以外の金属元素の含有率と合金球の真球度との関係を示すグラフ。
【図7】図7は、表3のデータによる、Au含有率と半田付け試験良品率との関係を示すグラフ。
【図8】図8は、表3のデータによる、Au、Ge以外の金属元素の含有率と半田付け試験良品率との関係を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0008】
高信頼性を要求される電子部品の接合及び封止において、半田付け不良は重大な問題点として取り上げられている。高度の集積化、高機能化が進むこれらの機器においては多くの接合部分、封止部分を一括して半田付けする必要があるため、特にこれらの半田付け不良による損失が深刻である。
これらの半田付け不良の原因を突き止めるべく種々条件を変えて、半田付け試験を繰り返した結果、AuGe合金球の半田付け時の流れ性が損なわれることで、半田付け不良が発生することを突き止めた。
そこでこれら流れ性の悪いAuGe合金球の表面の観察を行ったところ、Au初晶やデンドライト組織の発生が見られ、不均一な組織になっていることが判明した。更に、このAuGe合金球の断面を観察したところ、表面と同じようにAu初晶やデンドライト組織の発生が見られ、不均一な組織になっていることが判明した(図1〜2参照)。
このような不均一な組織では、AuGe合金球のAu初晶にレーザー光やホットプレートなどの加熱源からの熱が当たったときと他の部分にこれらの熱が当たったときとでは、AuGe合金球が溶け出す温度が異なってしまう。このように従来の組織が不均一なAuGe合金球では部分的に融点が異なり、半田付け時に全体として同時に溶融を開始しないために流れ性が損なわれる。
【0009】
AuGe合金は、共晶組織を持ち、共晶点であるGe含有率12.5質量%で全ての組織が共晶組織となるとされているが、溶融状態から表面張力により球状化するAuGe合金球では、その溶融・冷却過程の僅かな状態の違いによりAuの初晶やデンドライト相が不均一に分布した不均一組織になるものと思われる。
【0010】
そこで、流れ性を改善すべく、更にこれらの流れ性に影響する要因について探索し、試験を繰り返した結果、これらの合金中の不純物の存在がAu初晶やデンドライト相の形成・発達をもたらし、その結果流れ性に悪影響を与えていたことが判明した。
つまり、純度の低いAuGe合金と純度の高いAuGe合金を用いて同じ条件で流れ性を比較したとき、純度の高いAuGe合金球の方が流れ性が良く、AuGe合金中にAu、Ge以外の元素が存在すると、流れ性に影響を与えていると云うことが解った。
Au、Ge以外の金属元素の含有量が少ないAuGe合金球においては、不均一なAu初晶やデンドライト組織がAuGe合金球の表面から消失するだけでなく、その断面においても均一微細な組織となっていた(図3〜4参照)。
したがって、レーザー光を照射したとき照射されたスポット面がAuGe合金球のどの面をとっても均一なものとなる。
また、ホットプレートで加熱したときは加熱面から速やかにAuGe合金球の内部に均一に伝熱する結果、AuGe合金球のどの個所に当てても溶融条件が均一なものとなる。このような合金球表面及び内部の組織の相違によって、高純度のAuGe合金球は半田付け時に速やかに溶融して良好な流れ性を示すものと考えられる。
【0011】
また、上記のようにAu、Ge以外の金属元素の総量を抑制して不純物含有量を一定範囲以下にすると、AuGe合金球の形成過程において球状化に好影響を与えて完全な球体に近づくということが解った。
このことから、Au,Ge以外の金属元素の総量を一定以下に少なくすることによってAuGe共晶組織について最適な組織状態が存在し、微細なGe微粒子が球の表面及び断面に均一微細に分散していることで、より安定した半田付け性が得られるという結論を得た。
また、AuGe合金球の量産における製品歩留まり向上のためにもAu,Ge以外の金属元素の総量を少なくすればよいという結論を得た。
【0012】
これらの結果をまとめると本発明の半田付け用AuGe合金球は以下のとおりとなる。
(1)本発明の半田付け用AuGe合金球は、AuGe合金中に含まれるAu、Ge以外の金属元素の総量が120質量ppm以下であり、かつGe微粒子が球の表面及び断面に均一微細に分散している。Au、Ge以外の金属元素の総量が120質量ppm以上では好ましい半田付け性が得られない。
(2)本発明の半田付け用AuGe合金球は、Au含有率が84.5質量%以上〜89.0質量%以下であり、かつAuGe合金中に含まれるAu,Ge以外の金属元素の総量が120質量ppm未満であり、かつGe微粒子が球の表面及び断面に均一微細に分散している。
本発明の対象とするAuGe合金球は、Au,Ge共晶組成を基本とするが、均一微細な組織は共晶組成から上記のプラス及びマイナスの範囲で得られる。
Au含有率が89.0質量%を超えると結晶寸法の大きなAu初晶の発生やデンドライト相の発生が過多となり、良好な半田付けが阻害される。また、Au含有率が84.5質量%未満では結晶寸法の大きなGe相の発生が過多となり、良好な半田付けが阻害される。
(3)本発明の半田付け用AuGe合金球の断面の共晶組織のGeの平均粒子径は5μm以下で均一微細に分散している。Geの平均粒子径が5μmを超えると組織が均一であっても微細とは云えず、流れ性が低下して半田付け性が損なわれると考えられる。
(4)また、本発明の半田付け用AuGe合金球は、より好適にはAuGe合金中のAu含有率が87.0質量%以上、88.0質量%以下である。Au含有率が87.0質量%以上、88.0質量%以下であればAuGe合金球の量産における製品歩留まりを向上させることが出来るが、その範囲外では製品歩留まりが低くなる。
(5)本発明の半田付け用AuGe合金球は、AuGe合金中に含まれるAu,Ge以外の金属元素の総量がより好適には100質量ppm未満である。
AuGe合金におけるAu,Ge以外の金属元素の含有率が100質量ppm未満であれば、純度99.99質量%の高純度材料として表示が可能となる利点があるが、100質量ppm以上ではこの利点がなくなる。
(6)さらに、本発明の半田付け用AuGe合金球は、AuGe合金中に含まれるAu,Ge以外の金属元素の総量が最適には50質量ppm未満である。Au、Ge以外の金属元素の総量が50質量ppm未満であればAuGe合金球の量産における製品歩留まりを最も向上出来る利点が発揮できる。
【実施例】
【0013】
〔半田付け合金球の調整〕
実施例1. 純度99.999質量% のAuと純度99.9999質量%のGeを所定の組成となるように秤量して、カーボン坩堝に入れ、高周波溶解炉を用いて真空中で溶解・鋳造を行い、インゴットを得た。そのインゴットを圧延、プレスしてφ0.42mm、t0.10mmのAuGe合金片を得た。このAuGe合金片をカーボン治具に載せてコンベアー炉を用いて窒素・水素混合雰囲気中500℃で溶解・固化した後、形状の整った球のみを選別してAuGe合金球を得た。
実施例2. また、同様にして秤量した純度99.999質量%のAuと純度99.9999質量%のGeを溶解槽に入れ、いわゆるアトマイズ法を用いてAuGe合金球を得た。
さらに、比較例として、純度99.9質量%のAuと純度99.9質量%のGeを用いて上記と同様な方法で調整し、アトマイズ法によってAuGe合金球を得た。
【0014】
このようにして得られた本発明の実施例1及び2のAuGe合金球について、SEMにより観察した断面組織を図3に、また同じく表面性状について図4に示す。
本発明のAuGe合金球は、表面及び断面共に粗大なAu初晶及びデンドライト組織は観察されず、全体にわたってGe微粒子が均一微細に分散した共晶組織となっていることがわかる。
実施例の断面組織を示す図3、及び表面性状を示す図4は、表1中の*印を付したAu含有量:87.5質量%、Au、Ge以外の金属元素含有量:30質量ppmの例であり、また、比較例の断面組織及び表面性状を示す図1及び図2は、同じく表1中の**印を付した、Au含有量:87.5質量%、Au、Ge以外の金属元素含有量:150質量ppmの例である。
【0015】
以上のようにして調整した、AuGe合金球の組成分析はICPを用いて行った。その結果を表1に示す。
これら実施例1、2及び比較例が含有する不純物は、いずれも原料由来の元素であって、Ag、Cu、Fe、Mg、Si、Ni、Pb、Pt、Pd、Sn、Crであった。
【0016】
【表1】

【0017】
表1によると、結晶組織は本発明範囲のAu含有量とAu,Ge以外の金属元素含有量の範囲においてGe粒の微細、均一に分散した組織となり、Au含有量、及びAu、Ge以外の金属元素含有量のいずれについても本発明範囲を外れると粗大なAu初晶が発生し、また図1に観察されるとおりデンドライト組織が顕著に発達して均一微細な組織とならない(粒径測定不能)。
【0018】
このようにして得られたAuGe合金球の真球度を測定、評価した結果を表2に示す。
AuGe合金球の縦方向の直径と横方向の直径を工具顕微鏡で測定し、大きい方をA,小さい方をBとして、真球度=A/Bを求めた。真球度1.00〜1.02を良、それより大きい方を不良として判定した。
【0019】
【表2】

【0020】
表2のデータによる、Au含有率と合金球の真球度歩留りとの関係、及びAu、Ge以外の金属元素の含有率と合金球の真球度歩留りとの関係を図5、及び図6のグラフに示す。
図5、及び図6によれば、真球度歩留りに関して、Au含有率とAu、Ge以外の金属元素含有率とは相関関係があり、両者が共にそれぞれ一定の条件を満たすことによって真球度歩留りが著しく向上することがわかる。
図5によれば、Au含有率84.5〜89.0%の範囲で真球度歩留りは良(better)であり、特に、Au含有率87.0〜88.0%の範囲であると真球度歩留りが優(best)である。これらの効果が達成されるのはAu、Ge以外の金属元素含有率が一定以下の低い領域であって、これらの値が30質量ppm以下の場合は上記のAu含有率のほぼ全範囲で上記の真球度が達成できるが、含有率110質量ppmでは狭い範囲に限られることがわかる。
すなわち、これらの金属元素の含有率が低いほど優れた効果を発揮するのであって、ほぼ120質量ppm以上ではほとんどその効果を発揮できず、比較例のように150質量ppmでは著しく劣り、実用に耐えないものとなる。
この関係を真球度歩留りとAu、Ge以外の金属元素含有率との関係を表す図6のグラフで見るとより明確であって、Au、Ge以外の金属元素の含有率が120質量ppm未満の領域で真球度歩留り率が良(better:85〜93%)、50質量ppm以下であれば真球度歩留り率は優(best:93%以上)の効果が得られた。
これに対してAu含有率が上記範囲を外れる、Au含有率82.0質量%及び91.0質量%の比較例は、Au、Ge以外の金属元素含有率が上記範囲の条件を満たしても真球度歩留りが著しく劣り、実用に耐えないことがわかる。
〔レーザー光による半田付け試験〕
【0021】
直径φ0.5mm、深さ0.3mmの凹部を100個設けた試験用金めっき基板上に振込み治具を乗せてAuGe合金球100個を振込み、振込治具を取り外して後、レーザー光(出力0.5J)を用いて半田付けを行った。得られた試験用基材について適正な半田付けがされているかを実体顕微鏡で判定して、半田付けの良品率を求めた。
これらの結果を表3に示す。なお、基板ごとに直径φ0.5mmの凹部全面にAuGe半田材が流れていれば良、流れていない部分が少しでも残っていれば不良と判定した。
【0022】
【表3】

【0023】
表3のデータによる、Au含有率と半田付け試験良品率との関係、及びAu、Ge以外の金属元素の含有率と半田付け試験良品率との関係を図7及び8のグラフに示す。
図7によれば、Au、Ge以外の金属元素含有率が本発明範囲内のものは、Au含有率が84.5〜89.0質量%の範囲において、半田付け試験良品率%良(better)の評価が、ほぼ90%以上を達成し、さらにAu含有率が87.0〜88.0質量%の範囲では良品率優(best)の評価が99%近傍に達する。
一方これに対して、比較例のようにAu、Ge以外の金属元素含有率が本発明範囲を外れるものは、Au含有率が本発明範囲であってもこれらの良品率を達成できない。
【0024】
また、Au、Ge以外の金属元素の含有率との関係で半田付け試験良品率を表す図8によれば、Au、Ge以外の金属元素の含有率が120質量ppm未満の領域で半田付け良品率が可(good:85%以上)、100質量ppm以下であれば半田付け良品率は良(better:90〜99%)、さらに、Au含有率の最適条件との組み合わせで50質量ppm以下において優(best:99%以上)の効果が得られた。
他方、Au、Ge以外の金属元素の含有率が本発明範囲内であっても、Auの含有率が本発明範囲を外れると半田付け試験良品率は著しく低下してしまうことが解る。
以上から、本発明は、半田付け用AuGe合金球に適用する合金組成として、Au含有量84.5〜89.0質量%、より好適には87.0〜88.0質量%、Au、Ge以外の金属元素含有量を総量で120質量ppm未満、より好適には100質量ppm未満、最適範囲50質量ppm未満において、所定の作用効果を発揮する。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明の半田付け用AuGe合金球は、真球度が高く、かつ均一微細なAu,Ge共晶組織であるため、雰囲気加熱やレーザー光によるスポット加熱を問わず、均一な条件で溶融して、良好な流れ性を発揮して確実に接合・封止することが可能であり、高精細化が進む電子部品の接合・封止用半田材として優れた特性を発揮し、今後のより高度の高精細化、高信頼性が求められる電子部品の接合、封止材料としての要求に応えるものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
AuGe合金中に含まれるAu,Ge以外の金属元素の総量が120質量ppm未満とすることにより、Ge微粒子を球の表面及び断面に均一微細に分散せしめたことを特徴とする半田付け用AuGe合金球。
【請求項2】
Au含有率が84.5質量%以上、89.0質量%以下であり、AuGe合金中に含まれるAu,Ge以外の金属元素の総量を120質量ppm未満とすることにより、Ge微粒子を球の表面及び断面に均一微細に分散せしめたことを特徴とする半田付け用AuGe合金球。
【請求項3】
断面共晶組織のGeの平均粒子径が5μm以下で均一微細に分散していることを特徴とする請求項1又は2記載の半田付け用AuGe合金球。
【請求項4】
AuGe合金中のAu含有率が87.0質量%以上、88.0質量%以下であることを特徴とする請求項2記載の半田付け用AuGe合金球。
【請求項5】
AuGe合金中に含まれるAu,Ge以外の金属元素の総量が100質量ppm未満であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の半田付け用AuGe合金球。
【請求項6】
AuGe合金中に含まれるAu,Ge以外の金属元素の総量が50質量ppm未満であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の半田付け用AuGe合金球。

【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−214396(P2010−214396A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−62131(P2009−62131)
【出願日】平成21年3月14日(2009.3.14)
【出願人】(509352945)田中貴金属工業株式会社 (99)
【Fターム(参考)】