説明

原料石炭の乾燥分級装置

【課題】発錆性を示すパラメータを介して、耐応力腐食割れ性と耐発錆性の双方を実現できる成分からなる鋼材を分散板の材料として選定した原料石炭の乾燥分級装置を提供する。
【解決手段】ガス室13から分散板11を介して噴出させたガスにより流動乾燥ゾーン、分級ゾーン内に流動層を形成し、原料石炭を上記流動層で乾燥及び分級するための原料石炭の乾燥分級装置において、分散板11及び/又は流動乾燥ゾーン、分級ゾーンの側壁に設けた内張板が、質量%で、Ni:1〜6%、Mn:1〜6%、Cu:0.05〜0.8%を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなる鋼板で構成されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、下方のガス室から分散板を介して噴出させた高温ガスにより乾燥分級室内に流動層を形成し、原料石炭を加熱及び乾燥させると共に該原料石炭中の微粉炭を分級する原料石炭の乾燥分級装置に関する。
【背景技術】
【0002】
高炉法による鉄鋼製造プロセスを行う上で、その原料の1つであるコークスの生産性を向上させることが重要である。このため、コークスの原料となる石炭を、コークス炉に装入する前に、事前に乾燥及び分級することにより、水分含有率を2〜3%程度まで低減してコークス炉での負荷を低減させる必要があった。
【0003】
従来、この原料石炭を乾燥及び分級させる装置として、図6に示すように原料石炭の乾燥分級装置7が提案されている。この乾燥分級装置7は、石炭投入口71から投入された石炭を、流動乾燥ゾーン72aで流動層を形成して搬送しながら乾燥させる。そして、分級ゾーン72bで微細粒炭を上部に吹き上げて分級し、粗粒炭は下部に流動層を形成して排出ゾーン72cに搬送され、該排出ゾーン72cの下部に設けた切出装置72dで切出される。即ち、この流動乾燥ゾーン72aにおいて、石炭の流動搬送ならびに乾燥・分級のための熱風流量の調整は、流動乾燥ゾーン72aと分級ゾーン72bに分けて行われている。
【0004】
この流動乾燥ゾーン72aは、供給された熱風が分散板74から吹き出され、石炭の乾燥ならびに流動化搬送を行う。更に、分級ゾーン72bは、熱風供給管73から熱風が供給され、前記流動乾燥ゾーン72aから搬送されて来た乾燥石炭を粗粒炭と微粒炭に分級する分級点に応じた空塔速度で、熱風が分散板74から吹き出され、粗粒炭と微粒炭の分級を行う。(例えば、特許文献1参照。)
【0005】
ところで、上述の如き構成からなる乾燥分級装置7では、特に、流動乾燥ゾーン72a、分級ゾーン72bの分散板74、及び側壁を保護するためにその内面に溶接等で取り付けた内張板(500mm×1500mm)を構成する材料として、例えば普通鋼や、SUS304、SUS316L等のオーステナイトステンレス鋼が用いられてきた。(例えば、特許文献2参照。)
【0006】
しかしながら、この普通鋼やSUS304等からなる前記流動乾燥ゾーン7aの側壁の内張板及び分散板74に水分を含んだ加熱石炭が接触した場合には、石炭中のCl-やSO42-により、前記側壁内張板及び分散板74が発錆してしまい、或いは塩化物応力腐食割れが生じてしまう。このため、側壁の内張板、分散板74を上述の如き鋼材で構成した場合には、長期間の使用に耐えることができないという問題点があった。
【0007】
一方、耐発錆性や、耐応力腐食割れ性を向上させる観点から、前記分散板74、側壁内張板としてSUS329J等の2相鋼ステンレスを用いる場合もあったが、合金配合が高いため、製造コストが上昇して高価となる問題点もあった。
【0008】
またフェライト系ステンレス鋼材を用いる場合もあったが、当該鋼材では、耐塩化物応力腐食割れ性は確保できるものの耐発錆性はそれほど期待できるものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平11−257868号公報
【特許文献2】特開2008−264657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
即ち、少なくとも、乾燥分級装置におけるガス室と流動乾燥ゾーン、ガス室と分級ゾーンとを隔てる各々の分散板及び/又は側壁内張板に適用する鋼材として、耐応力腐食割れ性に加えて特に耐発錆性をも向上させた鋼材を適用することにより、石炭中のCl-やSO42-によって発錆してしまうのを防止する必要性があった。
【0011】
しかしながら、従来において発錆性に着目した有効なパラメータ自体が提案されていなかった。このため、発錆性を示すパラメータを介して、耐応力腐食割れ性、耐発錆性の双方を実現できる分散板用の鋼材の選定、検討を行うことができないという問題点があった。
【0012】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、ガス室と流動乾燥ゾーン、ガス室と分級ゾーンとを隔てる各々の分散板及び/又は側壁内張板について、安価で、かつ耐応力腐食割れ性と耐発錆性の双方を実現できる成分からなる鋼材を選定した原料石炭の乾燥分級装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明者は、上述した課題を解決するために、発錆性を示すパラメータとして発錆率を新たに案出した。この発錆率とは、試験片を長手方向に2等分した表面積中の発錆面積の割合として定義されるものである。そして、本発明者は、原料石炭の乾燥分級装置における、ガス室と流動乾燥ゾーン、ガス室と分級ゾーンとを各々隔てる分散板、及び/又は、流動乾燥ゾーン、分級ゾーンの側壁内張板に適用する鋼板の発錆率を3%以下に抑え込むために、乾燥分級装置中に、板厚2mm、幅15mm、長さが80mmに切り出した試験片をU字状に折り曲げた状態で3ヶ月間保持させる実験を行った。その結果、以下に示すような鋼板を前記分散板、側壁に適用することにより、発錆率が抑えられることが分かった。
【0014】
請求項1記載の原料石炭の乾燥分級装置は、ガス室から分散板を介して噴出させたガスにより乾燥分級室内に流動層を形成し、原料石炭を上記流動層で乾燥及び分級するための原料石炭の乾燥分級装置において、上記分散板及び/又は側壁内張板が、質量%で、Ni:1〜6%、Mn:1〜6%、Cu:0.05〜0.8%を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなる鋼板で構成されていることを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の原料石炭の乾燥分級装置は、前記分散板を構成するジャンプ台及びキャップが、請求項1記載の鋼で構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
上述した構成からなる原料石炭の乾燥分級装置によれば、乾燥分級装置における流動乾燥ゾーン、分級ゾーンとガス室を隔てる分散板及び/又は流動乾燥ゾーン、分級ゾーンの側壁内張板として適用する鋼材として、質量%で、Ni:1〜6%、Mn:1〜6%、Cu:0.05〜0.8%を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなる鋼板を使用する。これにより、安価で、しかも、前記分散板及び/又は側壁が石炭中のCl-やSO42-によって発錆してしまうのを防止でき、しかも耐応力腐食割れ性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明を適用した原料石炭の乾燥分級装置の構成図である。
【図2】本発明を適用した乾燥分級装置に適用される分散板の詳細な斜視図である。
【図3】本発明を適用した乾燥分級装置に適用される分散板の側断面図である。
【図4】(a)は、発錆率を測定するための試験片の形状を示す図であり、(b)は、かかる試験片が取り付けられる実験用治具を示す図である。
【図5】発錆率に対するNi、Mn、Cuの含有率の関係を示す三元系の状態図である。
【図6】従来における原料石炭を乾燥及び分級させる装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を適用した原料石炭の乾燥分級装置の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明を適用した原料石炭の乾燥分級装置1の構成を示している。この乾燥分級装置1は、略箱体状からなり、その内部には水平方向に分散板11が取り付けられている。また、この分散板11の上部の流動乾燥ゾーン17aは、仕切壁16aで区分され、更に、流動乾燥ゾーン17aと分級ゾーン17bは仕切壁16bで区分されている。流動乾燥ゾーン17aと分級ゾーン17bの図1中紙面奥側並びに紙面手前側の側壁には図示しない内張板が設けられている。そして、その分散板11の直上に流動層12が形成され、分散板11の下部は、気体が導入されるガス室13とされている。また乾燥分級装置1の上部には、乾燥分級処理がなされる石炭Cの装入部14が設けられるとともに、他端には処理が施された粗粒炭が排出される排出部15が設けられており、装入された石炭Cは、仕切壁16a、16b下端と分散板11の間を図中白抜矢線に示す移送方向Fに向けて移送される。
【0020】
なお、ガス室13も所定の間隔で隔壁23が設けられており、この隔壁23によって区切られたガス室13は、第1の流動乾燥ゾーン17aの下方の第1ガス室13a〜第3ガス室13c、分級ゾーン17bの下方の第4ガス室13dに分割されている。さらに、これら第1〜第4のガス室13a〜13dには、互いに独立して高温の燃焼ガスが供給され、分散板11を介して各流動乾燥ゾーン17a、分級ゾーン17bに燃焼ガスが噴出されるようになっている。
【0021】
また、この乾燥分級装置1では、流動層12の移送方向側の端部である分級ゾーン17bの端部には排出シュート15が配設されている。この排出シュート15には縦型の充填部25が伸びており、その下端の排出口26には切出装置(ロータリーバルブ)が設けられている。
【0022】
図2は、本発明を適用した乾燥分級装置1に適用される分散板11の詳細な斜視図であり、図3は、その側断面図を示している。
【0023】
石炭Cの移送方向Fに所定の間隔を持って床板30が複数配列され、この前後の床板30の端部間は、移送方向Fに直交する方向に向けて開口して、空気導入口31となっている。また、この各空気導入口31を覆うように半円筒状のキャップ32が床板30の端部間に溶接等により取け付られている。また、このキャップ32には、移送方向F側に向けて開口33が形成され、かつ空気導入口31に対する傾斜角θが25°以下(この例では15°)となるように斜め上方に傾斜して形成されている。また、この床板30には、移送方向Fに互いに隣接するキャップ32間において、移送方向F後方側のキャップ32の下部から移送方向F前方側のキャップ18の上部にかけて斜め上方に傾斜するように板状のジャンプ台34が溶接等により取り付けられている。
【0024】
なお、ここでいう開口33の形状は、その断面が円形のものでもよく、長円状や楕円状、あるいは長方形状や台形状のものであってもよい。
【0025】
上述した試験片5の設置位置における雰囲気は、温度60〜100℃、水分6〜2質量%であった。
【0026】
また、本発明を適用した乾燥分級装置1は、上述した構成に限定されるものではなく、各構成要素、部材を他の構成に代替させるようにしてもよいことは勿論である。
【0027】
なお、発錆率を3%以下としたのは、10年間程度、発錆に起因する強度低下のための交換をしなくても済むようにすることを前提としたものである。
【0028】
本発明は、分散板11の全体について発錆率が3%以下となるような鋼板で構成しても良いが、前記SUS329J等の2相鋼ステンレスに比較して若干、耐発錆性に劣ることから取り換えが容易なジャンプ台34、上述した側壁の図示しない内張板に用いることが好ましい。
【0029】
ここでいう発錆率とは、鋼板の発錆性を示すパラメータである。発錆率は、鋼板の単位面積の錆が発生面積の割合を示すものである。ここでいう錆びの発生面積とは、肉眼又は光学顕微鏡によって識別できる程度の錆びの面積を意味するものである。
【0030】
実際にこの発錆率を測定する方法について、以下説明をする。
【0031】
先ず、図4(a)に示すように、板厚2mm、幅15mm、長さが80mmとなるように切り出した直方体状の試験片5を準備する。次に、この試験片5について、8×11mmのポンチで穴51を2箇所開ける。このポンチによる穴の開削位置は、その中心が試験片端部より8.5mmの端部位置で、かつ、左右対称としている(JISG0576)。
【0032】
このような試験片5について、これをU字状に折り曲げる。次に、この試験片5を図4(b)に示すような治具6に取り付ける。この治具6では、チタン製のボルト54に、SUS270からなるベース材55を挿通させ、次に試験片5における穴51をこのボルト54に挿通させるとともに、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製のスペーサー52により試験片5を狭持させる。そして、このボルト54の先端側からワッシャー53を介して、チタン製のナット54により螺着固定する。その結果、折り曲げた試験片のU字形状の幅は20mm程度であり、またボルト54の端面からナット54の端面までの長さは62mm程度である。
【0033】
このようなU字状の試験片5について、実際に乾燥分級装置1内の仕切壁16bで、その流動乾燥ゾーン17a側で、かつ、分散板11上面から1.5m位置の高さに設置して3ヶ月間曝露させる。そして、曝露後、試験片5を取り出し、実際に発錆した面積を求める。
【0034】
この発錆面積を求めるときには、例えば図4(a)に示すように、試験片5を長手方向Aに2等分した表面積D中の発錆面積の割合を求めるようにしてもよい。このとき、表面積Dとは、あくまで試験片5の表面のみであって、その側面、裏面は含まないものとしている。実際に、この発錆面積を識別するためには、例えば、電子顕微鏡を用いて撮影し、その画像を信号処理するもので、表面の色が黒色及び赤褐色に変色していれば発錆していると判断して、その発錆している部位の面積と、前記表面積Dの比率を発錆率とした。
【0035】
このようにして求めた発錆率が3%以下になる条件について鋭意実験検討したところ、Ni、Mn、Cuの含有率が質量%で、Ni:1〜6%、Mn:1〜6%、Cu:0.05〜0.8%を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなる鋼板を適用する必要があることを見出した。
【0036】
以下、このような成分の範囲に限定した理由について説明をする。
【0037】
Ni:1〜6%
Niは、鋼材の耐食性を高めるのに有効な元素であり、その効果を発現させるためには、その含有率が1%以上必要である。しかしながら、このNiの含有率が6%を超えてしまう場合には、効果が飽和してしまい、含有量に見合う効果が期待できなくなり、経済的に不利になる。このため、Niの含有率は、1〜6%とされていることが望ましい。
【0038】
Mn:1〜6%
MnはMnによるSの無害化効果を発揮させるため含有率を1%以上とする。一方、Mnが6%を超える場合には溶接時における粒界強度が低下して粒界割れが発生して、その割れの部分から発錆して耐食性を低下させるため、充分にその効果を発揮させることができない。このためMnの含有率は、1〜6%としている。
【0039】
Cu:0.05〜0.8%
Cuは、耐食性を高める観点から添加されるものであって、その含有率が0.05%以上必要である。しかしながら、このCuの含有率が0.8%を超えてしまう場合には、効果が飽和してしまい、含有量に見合う効果が期待できなくなり、経済的に不利になる。このため、Niの含有率は、0.05〜0.8%とされていることが望ましい。
【0040】
図5は、発錆率に対するNi、Mn、Cuの含有率の関係を示す三元系の状態図を示している。この図5に示すように、発錆率が1%超3%以下となる領域は、Ni:1〜6%、Mn:1〜6%、Cu:0.05〜0.8%で示される領域であることが分かる。このため、発錆率という新たなパラメータに着目したときに、Ni、Mn、Cuの含有率を上述した範囲に限定することにより、3%以下に抑えることができることを新たに見出したものである。なお、発錆率3%超であるとその後発錆が進行してしまうため、本発明では3%以下とした。
【0041】
また、本発明では、上記化学成分の他に、C:0.08質量%以下、Si:1.0質量%以下、Cr:35質量%以下、Mo:1.0質量%以下を含有することが好ましい。
【0042】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、原料石炭の乾燥分級装置1としての適用に加えて、その乾燥分級装置1に用いられ、上述した発錆率、成分からなる分散板11又はそのジャンプ台34として具体化されるものであってもよいことは勿論である。
【実施例1】
【0043】
以下、本発明を適用した原料石炭の乾燥分級装置の実施例について説明をする。
【0044】
表1は、検証実験において使用した試験体の成分、並びに発錆率の測定結果を示している。本発明例1〜6は、何れもNi、Mn、Cuが本発明において規定した範囲に含まれるものであり、比較例1〜4は、Ni、Mn、Cuの何れかが本発明において規定した範囲から逸脱したものである。ちなみに、本発明において規定した範囲を外れている成分については下線で示している。
【0045】
【表1】

【0046】
この表1に示すように、本発明例1〜6は、何れも発錆率が3%以下であった。これに対して、本発明において規定した成分から外れた比較例1〜4は、何れも発錆率が3%を超えていた。
【0047】
このため、分散板及び/又は流動乾燥ゾーン、分級ゾーンの側壁に設けた内張板を上述した本発明において規定した成分とすることにより、発錆率を3%以下に抑えることができることが分かる。
【符号の説明】
【0048】
1 乾燥分級装置
11 分散板
12 流動層
12a 第1の流動層
12b 第2の流動層
13 ガス室
14 装入部
15 排出部
16 仕切壁
17 乾燥分級室
18 間隙
19 天井
20、21 排気口
23 隔壁
25 充填部
26 排出口
31 空気導入口
32 キャップ
33 開口
34 ジャンプ台

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス室から分散板を介して噴出させたガスにより流動乾燥ゾーン、分級ゾーン内に流動層を形成し、原料石炭を上記流動層で乾燥及び分級するための原料石炭の乾燥分級装置において、
上記分散板及び/又は流動乾燥ゾーン、分級ゾーンの側壁に設けた内張板が、質量%で、
Ni:1〜6%、
Mn:1〜6%、
Cu:0.05〜0.8%を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなる鋼板で構成されていることを特徴とする原料石炭の乾燥分級装置。
【請求項2】
前記分散板を構成するジャンプ台及びキャップが、請求項1記載の鋼で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の原料石炭の乾燥分級装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−91087(P2012−91087A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−239048(P2010−239048)
【出願日】平成22年10月25日(2010.10.25)
【出願人】(000006655)新日本製鐵株式会社 (6,474)
【Fターム(参考)】