説明

収納箱

【課題】係合部と固定部を有する収納箱において、係合部の係合不良を一見して判別できるようにし、ケースの閉止ミスを防止する。
【解決手段】本体20又は蓋体10の少なくともいずれか一方には、本体係合部40と蓋体係合部30が適正に係合しないまま蓋体10が閉位置に位置した場合に、本体20と蓋体10との間に目視可能な間隙を生じさせることができる誤閉防止片50が設けられ、この誤閉防止片50は、本体20と蓋体10が接合したときのいずれかの接合面から接合相手に向かって突出し、かつ本体係合部40と蓋体係合部30との適正な係合を妨げないように形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば遊技機の制御基板を収納可能な基板ケースのような、本体及び蓋体を有する収納箱に関する。
【背景技術】
【0002】
スロットマシンなどの遊技機に使用される基板ケースは、2つの箱体を組み合わせた基板ケースの外周をワンウェイネジやかしめピンによって固定封印し、封印部分を破壊しなければ基板ケースが開かないように形成されている。(特許文献1参照)。一方、基板ケースには、基板ケースを構成する2つの箱体をヒンジによって開閉自在に軸止したものもある(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3261084号公報
【特許文献2】特開2010−94239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したような、2つの箱体を係合させてから固定するタイプの基板ケースの場合において、係合部が適正に係合していなくても固定部が固定可能な場合、例えば、ヒンジの軸部と軸受け部とが嵌合していない状態でも、固定用のネジ穴の位置が合致してしまう場合には、係合部が適正に係合していないまま、固定部が固定されてしまうおそれがある。これでは、基板ケースの閉止が不十分となり、内部に収納されている基板等の安全性が保てない。また、固定部が封印される場合には、かかる閉止ミスが発生すると組み立てた基板ケースを破壊しなければならなくなり、製品ロスによる製造コストの増大等、問題が大きい。
【0005】
そこで本願発明は、係合部と固定部を有する基板ケースなどの収納箱において、係合部の係合不良を一見して判別できるようにし、ケースの閉止ミスを防止可能な収納箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、本体(下ケース20)と、この本体(20)と接合可能な蓋体(上ケース10)とを備え、前記本体(20)は、前記蓋体(10)を係合させるための本体係合部(下係合部40)と、前記蓋体(10)を固定するための本体固定部(下ネジボス23)とを有し、前記蓋体(10)は、前記本体係合部(40)と係合可能な蓋体係合部(上係合部30)と、前記本体固定部(23)と固定可能な蓋体固定部(下ネジボス13)とを有し、前記本体(20)及び蓋体(10)が接合した状態で前記本体固定部(23)及び蓋体固定部(13)を固定することにより、前記本体(20)及び蓋体(10)の間に形成される内部空間を閉塞可能な収納箱(基板ケース1)に係る。
【0007】
本発明に係る収納箱は、内部の空間に所定の収納物を収納可能な箱体であって、例えば、遊技機の作動を制御する制御基板を収納可能な基板ケースとすることができる。前記本体(20)及び蓋体(10)は、収納箱(1)を形成する部材の片割れであり、収納箱(1)が所定の設置場所(例えば遊技機の筐体の裏板)に設置されるときに設置場所側に配置される部材を便宜上「本体」とし、もう一方を「蓋体」とすることができる。本体(20)及び蓋体(10)は、例えば、一方に開口部を有する箱形とすることができるが、本体(20)と蓋体(10)を重ね合わせたときにその間に内部空間が生じるようになっていれば、いずれか一方が板状であってもよい。
【0008】
前記本体係合部(40)及び蓋体係合部(30)は、本体(20)と蓋体(10)を取り外し可能に係止可能な係合部であって、軸部と軸受け部、凸部と凹部などとすることができる。本発明には、本体係合部(40)と蓋体係合部(30)とを係合させてから蓋体(10)を閉じる場合と、蓋体(10)を閉じると本体係合部(40)と蓋体係合部(30)とが係合する場合とが含まれる。
前記本体固定部(23)及び蓋体固定部(13)は、好ましくは固定部材(ネジQ)を用いて本体(20)と蓋体(10)を固定するための固定部であって、本体(20)及び蓋体(10)に設けられたネジ穴や、ネジ穴を有するネジボスとすることができる。本発明には、の本体固定部(23)及び蓋体固定部(13)が、解除操作によって固定解除できる場合と、固定部又はケースを破壊しない限り固定解除できない場合とが含まれる。また、本発明においては、本体固定部(23)及び蓋体固定部(13)は、本体(20)に対して蓋体(10)が所定の閉位置となっていれば、本体係合部(40)と蓋体係合部(30)が適正に係合していなくても、固定可能となる(例えばネジ穴が合致する)場合もある。
【0009】
そして、本発明に係る収納箱(1)においては、前記本体(20)又は前記蓋体(10)の少なくともいずれか一方には、前記本体係合部(40)と蓋体係合部(30)が適正に係合しないまま前記蓋体(10)が閉位置に位置した場合に、前記本体(20)と前記蓋体(10)との間に目視可能な間隙を生じさせることができる誤閉防止片(リブ50)が設けられ、この誤閉防止片(50)は、前記本体(20)と蓋体(10)が接合したときのいずれかの接合面から接合相手に向かって突出し、かつ前記本体係合部(40)と前記蓋体係合部(30)との適正な係合を妨げないように形成されていることを特徴とする。
ここで、「本体(20)と蓋体(10)が接合したときのいずれかの接合面」とは、適正接合、不適正接合を問わず、本体(20)と蓋体(10)が接合するときに当接可能ないずれかの面であって、本体(20)における蓋体(10)との接合面、又は蓋体(10)における本体(20)との接合面である。また、「接合面」には、本体(20)及び蓋体(10)に設けられている所定部分の面も含まれる。具体的には、収納箱(1)が完成した状態で本体(20)の蓋体側となる面又はその反対側(設置側)となる面もしくは本体(20)に設けられた所定部分(例えば誤閉防止片50)の蓋体側又は設置側に位置する面か、あるいは、蓋体(10)の本体側(設置側)となる面又はその反対側(収納箱(1)の表面側)となる面もしくは蓋体(10)に設けられた所定部分(同上)の本体側又はその反対側に位置する面のことである。
【0010】
また、「目視可能な間隙を生じさせることができる」とは、誤閉防止片(50)の突出長さが、上記した間隙を生じさせることが可能な長さに形成されていることである。
また、「本体係合部(40)と蓋体係合部(30)との適正な係合を妨げないように形成」とは、誤閉防止片(50)の突設位置が、本体係合部(40)と蓋体係合部(30)との適正な係合を妨げない位置となっていることや、誤閉防止片(50)が本体係合部(40)と蓋体係合部(30)の適正な係合を阻害しないための回避手段(誤閉防止片(50)を通過可能とする溝や開口部など)が設けられていることである。
(作用)
前記誤閉防止片(50)は、本体(20)又は蓋体(10)の少なくともいずれか一方の、収納箱(1)を組み立てたときに互いに接合するいずれかの面から、接合相手に向かって突設される。そして、誤閉防止片(50)は、本体係合部(40)と蓋体係合部(30)との適正な係合を妨げない。
【0011】
従って、本体係合部(40)と蓋体係合部(30)とを適正に係合させた場合には、本体(20)と蓋体(10)の間に隙間は発生せず、適正に接合される。一方、本体係合部(40)と蓋体係合部(30)とが適正に係合されなかった場合には、本体(20)と蓋体(10)の接合面の間に位置している誤閉防止片(50)が、本体(20)と蓋体(10)の適正な接合を阻害し、本体(20)と蓋体(10)の間に隙間が生じる。これにより、誤閉防止片(50)が介在しない場合よりも、本体係合部(40)と蓋体係合部(30)の接合不良が顕著になり、作業者は一見して異変に気づき、本体(20)と蓋体(10)の固定作業を中断することができる。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の収納箱であって、前記本体係合部(40)として、前記本体(20)の一方の端部に形成された軸部(41)又は軸受け部を備え、前記蓋体係合部(30)として、前記蓋体(10)の一方の端部に形成された軸受け部(31)又は軸部を備え、前記軸部(41)を軸受け部(31)に嵌合させた状態で、前記蓋体(10)が前記本体(20)に重なる方向に回動させることにより、前記蓋体(10)が閉じるように形成され、前記誤閉防止片(50)は、前記軸部(41)と軸受け部(31)とが適正に嵌合しているときに互いと当接する軸部(41)又は軸受け部(31)のいずれかの面の、反対側の面に設けられていることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る収納箱(1)は、本体(20)と蓋体(10)をヒンジを介して開閉自在としてある。
本発明においては、本体係合部(40)を軸部(41)とし、蓋体係合部(30)を軸受け部(31)とした場合には、誤閉防止片(50)は、軸受け部(31)の軸部(41)と当接する設置側又はその反対側の内面と対向する外面から反軸部側に向かって突設することができ、あるいは、軸部(41)の軸受け部(31)と当接する設置側又はその反対側の軸周面と対向する軸周面から反軸受け部側に向かって突設することができる。また、本体係合部(40)を軸受け部とし、蓋体係合部(30)を軸部とした場合には、誤閉防止片(50)は、軸部の軸受け部と当接する設置側又はその反対側の軸周面と対向する軸周面から反軸受け部側に向かって突設することができる。
【0013】
そして、軸部(41)が軸受け部(31)に嵌合していないまま蓋体(10)が閉位置に位置すると、軸受け部(31)に設けられた誤閉防止片(50)が軸部(41)に当接し、あるいは、軸部に設けられた誤閉防止片(50)が軸受け部に当接して、本体(20)と蓋体(10)の間に隙間が生じることとなる。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1記載の収納箱であって、前記本体係合部(40)として、凸部又は凹部(差込溝42)を備え、前記蓋体係合部(30)として、凹部又は凸部(差込片32)を備え、前記本体(20)の表面と前記蓋体(10)の裏面をずらして対向させ当接させた状態で、前記蓋体(10)を前記本体(20)と合致する方向にスライドさせることにより、前記蓋体(10)が閉じるとともに、前記凸部(32)が凹部(42)に挿入されるように形成され、前記誤閉防止片(50)は、前記凸部(32)の表裏面、又は、前記凸部(32)と前記凹部(42)とが適正に係合していないときに前記凸部(32)が当接する本体(20)又は蓋体(10)のいずれかの面であって前記凹部(42)の表面側に位置する面(立壁26の表面26A)に設けられていることを特徴とする。
【0014】
本発明に係る収納箱(1)は、本体(20)に対して蓋体(10)をスライド移動させて開閉自在としてある。本体(20)には、蓋体(10)のスライドを補助するガイド手段(立壁26)が設けてあってもよい。
本発明においては、本体係合部(40)を凹部(42)とし、蓋体係合部(30)を凸部(32)とした場合には、誤閉防止片(50)は、凸部(32)の本体側の面から本体側に向かって突設することができ、あるいは、凸部(32)と凹部(42)とが適正に係合していないときに凸部(32)が当接する本体(20)のいずれかの面であって凹部(42)の蓋体側に位置する面(26A)から、蓋体側に向かって突設することができる。また、本体係合部(40)を凸部とし、蓋体係合部(30)を凹部とした場合には、誤閉防止片(50)は、凸部の蓋体側の面から蓋体側に向かって突設することができ、あるいは、凸部と凹部とが適正に係合していないときに凸部が当接する蓋体(10)のいずれかの面であって凹部の本体側に位置する面(蓋体10の裏面12A)から、本体側に向かって突設することができる。
【0015】
そして、凸部(32)が凹部(42)に挿入されていないまま蓋体(10)が閉位置に位置すると、凸部(32)に設けられた誤閉防止片(50)が凹部(42)の面(26A,12A)に当接し、あるいは、凹部(42)に設けられた誤閉防止片(50)が凸部に当接して、本体(20)と蓋体(10)の間に隙間が生じることとなる。
【発明の効果】
【0016】
本願発明は、以上のように構成されているので、係合部と固定部を有する基板ケースなどの収納箱において、係合部の係合不良を一見して判別でき、ケースの閉止ミスを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、基板ケースの表面斜視図である。
【図2】上ケースを開いた基板ケースの斜視図である。
【図3】基板ケースの裏面斜視図である。
【図4】基板ケースの部分平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】基板ケースの側面図である。
【図7】係合不良状態の係合部の拡大断面図である。
【図8】第一の実施の形態の比較例であって、係合不良状態の基板ケースの側面図である。
【図9】図8の係合部の拡大断面図である。
【図10】本発明の第二の実施の形態であって、基板ケースの表面斜視図である。
【図11】基板ケースの分解斜視図である。
【図12】基板ケースの部分平面図である。
【図13】図12のB−B線断面図である。
【図14】係合部の拡大斜視図である。
【図15】基板ケースの側面図である。
【図16】係合不良状態の係合部の拡大断面図である。
【図17】第二の実施の形態の比較例であって、係合部の拡大斜視図である。
【図18】比較例における係合不良状態の基板ケースの側面図である。
【図19】図18の係合部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明を実施するための最良の形態を、第一の実施の形態及び第二の実施の形態に分けて、図面に基づき説明する。
(第一の実施の形態)
図1乃至図9は、本発明の第一の実施の形態を示す。
(基板ケース1)
本実施の形態に係る基板ケース1は、遊技機の作動を制御する制御基板を収納するための、好ましくは透明な、薄型箱状の収納箱であって、図1に示すように、蓋体としての上ケース10と、本体としての下ケース20とを備えている。
【0019】
上ケース10は、図2に示すように、四辺に立面を有する表面板11と、表面板11と平行な方向に張り出すフランジ部12とを備えた、一の面に開口部を有する箱体である。また、下ケース20は、四辺に立面を有する裏面板21と、裏面板21と平行な方向に張り出すフランジ部22とを備えた、一の面に開口部を有する箱体である。下ケース20は、裏面板21と4つの立面により形成される凹部内に、制御基板P(図5参照)を固定可能である。制御基板Pは、特に図示しないが、CPU、ROM、RAMなどの電子部品を搭載したプリント基板である。そして、上ケース10の開口部のある面と下ケース20の開口部のある面とを接合させることにより、双方の開口部が閉塞され、上ケース10の表面板11と4つの立面により形成される凹部と下ケース20の凹部とにより形成される内部空間に、制御基板Pが収納されるようになっている。
【0020】
以下、基板ケース1を、下ケース20が下側となるように水平面に設置した場合(図5、図6参照)に、上方となる側を「表面側」、下方となる側を「裏面側」といい、基板ケース1を表面側から視認したとき(図4参照)に、上下左右側となる側を「側面側」というものとする。
前記下ケース20の一の側面側に位置する部分(以下側面部という)には、上ケース10を係合させるための本体係合部である下係合部40(図2参照)が形成されているとともに、一の側面部と反対側の側面部には、上ケース10を固定する際に固定部材としてのネジQ(図1参照)を取り付けるための本体固定部である下ネジボス23が設けられている。一方、上ケース10の一の側面部には、前記下ケース20の下係合部40と係合可能な蓋体係合部としての上係合部30(図2参照)が形成されているとともに、一の側面部と反対側の側面部には、下ネジボス23と対応する蓋体固定部としての上ネジボス13が設けられている。本実施の形態においては、図2に示すように、上ケース10に設けられる上係合部30は軸受け部31であり、下ケース20に設けられる下係合部40は軸部41である。なお、上ケース10及び下ケース20において、上係合部30及び下係合部40が設けられている側(図4、図6における左側)を係合側、上ネジボス13,23が設けられている側(図4、図6における右側)を固定側というものとする。
【0021】
上ケース10の軸受け部31は、図2及び図5に示すように、係合側のフランジ部12の端部から裏面側に向かって突設された2つの舌片であり、上ケース10の外周側に向かって湾曲する側面視略J字型に形成されている。一方、下ケース20の係合側のフランジ部22には、前記軸受け部31を差し込み可能な2つの長方形状の開口部24が形成されており、この開口部24の外周側の縁部には、上方に突出する略半円柱径の軸部41が設けられている。なお、軸受け部31には、裏面側に向かってに突設された誤閉防止片としてのリブ50が形成されており、開口部24には、軸部41に軸受け部31を係合させるときにリブ50が干渉しないためのリブ用切欠溝25が形成されている。リブ50は、図2及び図5に示すように、軸受け部31の下端から裏面側に向かって突設された板状の突起であり、突出側の先端部は側面視半円に形成されている。リブ50の作用については後述する。
【0022】
上記構成を有する上ケース10及び下ケース20を合わせて基板ケース1を形成する場合には、まず、図2に示すように、上ケース10を、下ケース20に対して、係合側を下側にして傾斜させた状態で、下ケース20の開口部24に、上ケース10の軸受け部31を先端部から差し込む。このとき、リブ50はリブ用切欠溝25の位置に合わせておく。そして、軸部41に軸受け部31の湾曲部を添わせて軸部41と軸受け部31とが嵌合した状態とし、上ケース10を閉じる方向(固定部が近づく方向)に回動させる。上ケース10の固定部側と下ケース20の固定部側が当接するまで回動させると、図5に示すように、軸受け部31の湾曲部は軸部41の裏側に回り込んで軸部41に係止され、軸受け部31が軸部41に対して適位置となる。この状態では、上ケース10は、軸部41と軸受け部31の係合によって表面側(上方向)に移動不能に下ケース20に係止され、軸受け部31と開口部24との係合によって側面側(上下左右方向)にも移動不能に下ケース20に係止される。また、図3に示すように、フランジ部22の裏面側には、開口部24を通して、軸受け部31及びリブ50が露出する。そして、上ケース10のフランジ部12の裏面12Aと下ケース20のフランジ部22の表面22Aは、図6(A)に示すように、隙間無く当接する。上ネジボス13のネジ穴13Aと下ネジボス23のネジ穴23Aは合致している。
【0023】
そして、上ケース10の上ネジボス13のネジ穴13A(図2参照)にネジQをねじ込むことにより、ネジQのネジ部が下ケース20の下ネジボス23のネジ穴23Aと螺号し、下ケース20と上ケース10が閉止される。こうして、下ケース20と上ケース10により形成される内部空間が閉塞され、基板ケース1内に制御基板Pが収納された状態となる。なお、ネジQは、ねじ込み方向には回転させることができるが、逆方向には回転しないような形状の頭部を有するワンウエイネジとしてもよい。この場合には、ネジQ又は基板ケース1を破壊しない限り、制御基板Pを取り出すことができなくなる。
上記のようにして組み立てられた基板ケース1は、特に図示しないが、内蔵した制御基板Pの基板面が視認可能となるように、遊技機内部の所定位置に取り付けられる。例えば、スロットマシンの場合には、筐体の裏板などの、前扉を開けると基板面を正面視することができる位置に固定される。パチンコ遊技機の場合には、遊技盤が設けられた前扉の裏側など、前扉を開けて前扉の裏側から基板面を見ることができる位置に固定される。また、封印シールやかしめによって、不正に開封されないように、あるいは不正な開封の痕跡が残るように、所定の措置が施される。
【0024】
(リブ50)
次に、前記リブ50の作用について説明する。
上述したように、軸部41と軸受け部31が適正に係合している場合には、図2及び図6(A)に示すように、リブ50はリブ用切欠溝25を介して下ケース20の裏面側に突出し、上ケース10のフランジ部12と下ケース20のフランジ部22が隙間無く重なるのを妨げることはない。しかし、軸部41と軸受け部31が適正に係合していない場合、例えば基板ケース1の作業中において、軸受け部31を開口部24に差し込まなかった場合には、図6(B)に示すように、リブ50が軸部41に当接する。すなわち、リブ50が、軸部41と交差するように軸部41の上に乗った状態となる。このため、上ケース10のフランジ部12の裏面12Aと下ケース20のフランジ部22の表面22Aとの間に、隙間Tが生じることになる。この場合でも、適正係合時と同様に軸受け部31と軸部41の上下方向の中心軸を一致させることにより、上ケース10のネジボス13と下ケース20のネジボス23が合致し、ネジQをネジ穴13A,23Aに固定できる状態となる。
【0025】
しかし、隙間Tは、最大で、図7(A)に示すように、軸部41のフランジ部22からの突出長さと、フランジ部12の裏面12Aからリブ50の先端部までの長さを足した長さになる。このような状態だと、図6(B)に示すように、下ケース20に対して上ケース10の表面が明らかに傾いて見え、軸部41と軸受け部31が係合していないことを一見して確認できる。従って、たとえネジ穴13A,23AにネジQを固定可能な状態(ネジ穴3A,23Aが合致している)であったとしても、かかる係合不良状態のままで、ネジQを取り付けてしまうことを防止することができるのである。なお、リブ50がリブ用切欠溝25に差し込まれていない場合には、図7(B)に示すように、リブ50の先端部のみが開口部24に入った状態となる。ただ、この場合には、図7(A)の場合と異なり、軸受け部31と軸部41の上下方向の中心軸がずれてしまい、その結果、上ケース10の固定側の側面端部が、下ケース20の固定側の側面端部とずれるので、上下ネジボス13,23のネジ穴13A,23Aが合致せず、ネジQをねじ込めない場合がある(つまり閉止ミスに至らない場合もある)。換言すると、リブ50とリブ用切欠溝25は、軸受け部31を開口部24に適正に差し込むための位置決め手段としても機能している。そして、上ケース10のネジボス13と下ケース20の固定側が固定可能な位置となっているにもかかわらず、軸受け部31と軸部41の係合が不適正な場合(図7(A)のような場合)に、リブ50が本来の機能を発揮するものとなる。
【0026】
これを、上記した基板ケース1と同様の構成を備えるものの、リブ50を有していない場合と比較して説明する。図8は、比較例に係る基板ケース100である。基板ケース100は、上ケース110と下ケース120とから成り、上ケース110に設けられた軸受け部131と、下ケース120に設けられた軸部141とを係合させ、反対側の端部をネジ止めすることにより、制御基板(図示せず)を収納することができるようになっている。
この、比較例に係る基板ケース100の組み立て工程において、軸部141と軸受け部131の係合不良(軸受け部131を下ケース120に設けられた開口部124に適正に差し込まなかった)が発生した場合、図9に示すように、軸受け部131が軸部141に当接し、図8に示すように、上ケース110のフランジ部112の裏面112Aと下ケース120のフランジ部122の表面122Aとの間に、隙間tが生じる。しかし、軸受け部131にはリブ50が設けられていないので、隙間tは最大でも、軸部141のフランジ部122からの突出長さと、フランジ部112の裏面12Aから軸受け部131の先端部までの長さを足した長さである。この程度の寸法だと、下ケース120に対する上ケース110の傾き加減がそれほど顕著にならず(図示した例だと、傾斜角度が半分程度である)、うっかり見過ごして、そのままネジを固定してしまうこともあり得る。
【0027】
これに対して、本実施の形態によれば、図5、図6に示すように、軸受け部31のフランジ部12の裏面12Aからの突出長さよりも長い突出長さを有するリブ50を設けたことにより、軸部41と軸受け部31の係合が適正でない場合にはそれを顕著にすることができる。その結果、作業者の注意を喚起し、上ケース10と下ケース20が係合不良のままネジQで固定されてしまうという閉止ミスを防止することができるのである。ネジQがワンウエイネジである場合には、一度固定すると基板ケース1を破壊しなければならないので、このリブ50の存在意義がさらに増大する。
なお、上記した実施の形態において、リブ50を、軸部41の表面側の軸周面に長さ方向にわたって設けてもよい。このように形成しても、軸受け部31が軸部41と係合しないで軸部41に当接している場合には、上ケース10の表面が大きく傾くので、係合不良を顕著にすることができる。あるいは、リブ50を、軸受け部31と軸部41の双方に設けてもよい。
【0028】
また、上記した実施の形態では、上係合部30として軸受け部31、下係合部40として軸部41を設けていたが、特に図示しないが、上係合部30を軸部、下係合部40を軸受け部としてもよい。この場合においても、リブ50は、軸部に設けても軸受け部に設けても、あるいは双方に設けてもよい。要は、リブ50が、軸部と軸受け部とが適正に嵌合しているときに互いと当接する面の反対側の面であって、かつ上ケース10又は下ケース20の表裏面側のいずれかに位置する面に、接合相手に向かって設けられていればよい。
さらに、上ケース10、下ケース20の形状は、箱形のものに限られず、例えば、上ケース10、下ケース20のいずれか一方が、板状に形成されていてもよい。また、制御基板Pが上ケース10に固定されるようになっていてもよい。また、上ケース10と下ケース20の固定は、ネジ止めによるものに限られず、ピンやリベットを用いてもよく、かかる固定部材を用いずに、上ケース10に形成された係合部と下ケース20に形成された被係合部とを嵌め殺しで固定するようにしてもよい。そして、軸受け部31、軸部41の形状は一例であって、上ケース10の上係合部30と下ケース20の下係合部40を係合させた状態で、上ケース10又は下ケース20のいずれかを回動させることにより、上ケース10と下ケース20が固定可能な接合状態(ネジ穴が合致した状態)となるように形成されていれば、どのような形状を有していてもよい。
【0029】
(第二の実施の形態)
図10乃至図19は、本発明の第二の実施の形態を示す。
第二の実施の形態に係る基板ケース1の基本的構成は、第一の実施の形態とほぼ同様であるが、本実施の形態においては、下ケース20の上に上ケース10を被せ、上ケース10をスライド移動させて下ケース20に固定するようになっている。
(基板ケース1)
第二の実施の形態に係る基板ケース1は、図10に示すように、上ケース10と、下ケース20とを備えている。上ケース10は、第一の実施の形態とほぼ同様である。下ケース20は、図11に示すように、裏面板21、フランジ部22を備えているとともに、フランジ部22の表面には、表面側に立設された方形枠状の立壁26が設けられている。この立壁26は、上ケース10のフランジ部12を収納可能な内寸を有している。そして、前記上ケース10の係合側の側面部には、フランジ部12の端部から側方に向かって突設された舌片状の差込片32が2つ形成されており、下ケース20の係合側の立壁26には、前記差込片32を差し込み可能な方形の差込溝42が2つ形成されている。すなわち、上ケース10に設けられる上係合部30は差込片32であり、下ケース20に設けられる下係合部40は差込溝42である。 また、差込片32の裏面には、リブ50が形成されており、下ケース20の裏面板21の立面には、図14及び図16に示すように、差込溝42と連通し差込溝42に差込片32を差し込むときにリブ50が干渉しないためのリブ用切欠溝27が形成されている。リブ50は、図14及び図16に示すように、差込片32の下面から裏面側に向かって突設された方形板状の突起であり、差込片32の突出方向と直交する方向に板面が向くように形成されている。
【0030】
上記構成を有する上ケース10及び下ケース20を合わせて基板ケース1を形成する場合には、まず、上ケース10を下ケース20の上方に位置させ(図11参照)、下ケース20の立壁26内に上ケース10の係合側のフランジ部12を嵌め込み、立壁26に形成されている差込溝42に差込片32を先端部から差し込む。このとき、上ケース10の固定側のフランジ部12は、立壁26の上に重なっていてもよい。リブ50はリブ用切欠溝27の位置に合わせておく。そして、上ケース10を立壁26の内部で、係合側にスライド移動させる。
上ケース10が立壁26の内部に収まるまで、すなわち上ケース10の係合側のフランジ部12の端部が係合側の立壁26の内面に当接するまでスライドさせると、差込片32が差込溝42に対して適位置となる。この状態では、上ケース10は、差込片32と差込溝42の係合によって、表面側に移動不能に下ケース20に係止される。また、図13に示すように、差込片32の先端(突出側)は差込溝42から露出し、図13及び図15(A)に示すように、フランジ部22の裏面側には、リブ用切欠溝27を通して、リブ50が露出する。また、上ケース10のフランジ部12の表面と下ケース20の立壁26の上端部はほぼ面一となり、上ケース10のフランジ部12の裏面12Aと下ケース20のフランジ部22の表面22Aは、隙間無く当接する。上ネジボス13のネジ穴13Aと下ネジボス23のネジ穴23Aは合致している。
【0031】
そして、上ネジボス13のネジ穴13AからネジQをねじこんで、上ケース10と下ケース20を固定すれば、内部空間が閉塞されて制御基板Pが収納された状態となる。
(リブ50)
次に、前記リブ50の作用について、図14乃至図19に基づき説明する。
差込片32と差込溝42が適正に係合している場合には、図13及び図15(A)に示すように、リブ50はリブ用切欠溝27を介して下ケース20の裏面側に突出し、上ケース10のフランジ部12と下ケース20のフランジ部22が隙間無く重なるのを妨げることはない。しかし、差込片32と差込溝42が適正に係合していない場合、例えば基板ケース1の作業中において、差込片32を差込溝42に差し込まなかった場合には、図14に示すように、リブ50が下ケース20の立壁26の表面26Aに当接する。すなわち、リブ50が立壁26と交差するように立壁26の上に乗った状態となる。このため、図16に示すように、上ケース10のフランジ部12の裏面12Aと下ケース20の立壁26の表面26Aとの間に、隙間T’が生じることになる。この場合でも、適正係合時と同様に、上ケース10のネジボス13と下ケース20のネジボス23が合致し、ネジQをネジ穴13A,23Aに固定できる状態となる。
【0032】
しかし、隙間T’は、最大で、フランジ部12の裏面12Aからリブ50の先端部までの長さになる。このような状態だと、図15(B)に示すように、下ケース20に対して上ケース10の表面が明らかに傾いて見え、差込片32と差込溝42が係合していないことを一見して確認できる。従って、たとえ上下ネジボス13,24のネジ穴13A,23Aが合致している状態であったとしても、かかる係合不良状態のままで、ネジQを取り付けてしまうことを防止することができるのである。
これを、上記した基板ケース1と同様の構成を備えるものの、リブ50を有していない場合と比較して説明する。図17は、比較例に係る基板ケース100である。基板ケース100は、上ケース110と下ケース120とから成り、上ケース110に設けられた差込片132を、下ケース120の立壁126に設けられた差込溝142に差し込んで、反対側の端部をネジ止めすることにより、制御基板(図示せず)を収納することができるようになっている。
【0033】
この、比較例に係る基板ケース100の組み立て工程において、差込片132と差込溝142の係合不良(差込片132を差込溝142に適正に差し込まなかった)が発生した場合、図17に示すように、差込片132の下面が立壁126の上端部126Aに当接し、図18及び図19に示すように、上ケース110の係合側のフランジ部112が下ケース120の立壁26から露出した状態となる。しかし、上ケース110のフランジ部112の裏面112Aと下ケース120の立壁126の上端部126Aとの間に隙間は生じない。また、下ケース120の長さや幅に対する立壁126の高さの比率が小さいので、下ケース120に対する上ケース110の傾き加減がそれほど顕著にならず(図示した例だと、傾斜角度が半分程度である)、うっかり見過ごして、そのままネジを固定してしまうこともあり得る。
【0034】
これに対して、本実施の形態によれば、図14、図16に示すように、立壁26のフランジ部12の表面からの突出長さとほぼ同等の突出長さを有するリブ50を設けたことにより、差込片32と差込溝42の係合が適正でない場合にはそれを顕著にすることができる。その結果、作業者の注意を喚起し、上ケース10と下ケース20が係合不良のままネジQで固定されてしまうという閉止ミスを防止することができるのである。ネジQがワンウエイネジである場合には、一度固定すると基板ケース1を破壊しなければならないので、このリブ50の存在意義がさらに増大する。
なお、上記した実施の形態において、リブ50を、立壁26の表面26Aであって差込溝42の上方に設けてもよい。このように形成しても、差込片32が差込溝42に差し込まれないで立壁26に当接している場合には、立壁26の表面26Aと上ケース10のフランジ部12の裏面12Aとの間に隙間が生じるとともに、上ケース10の表面が大きく傾くので、係合不良を顕著にすることができる。あるいは、リブ50を、立壁26と差込片32の双方に設けてもよい。
【0035】
また、上記した実施の形態では、上係合部30として差込片32、下係合部40として差込溝42を設けていたが、特に図示しないが、上係合部30を上ケース10の端部に設けられた差込溝とし、下係合部40を下ケース20の立壁26の内側(下ケース20の中心側)に設けられた差込片としてもよい。この場合には、リブ50は、差込片の表面に設けるか、上ケース10の裏面に設けることができる。前者の場合には差込溝にリブ50が通過可能な溝を設け、後者の場合には、下ケース20の表面にリブ50を収納可能な凹部を設ければよい。あるいは、リブ50を、差込片の表面と上ケース10の裏面の双方に設け、差込溝に上ケース10のリブ50が通過可能な溝を設けるとともに、下ケース20の表面に差込片のリブ50を収納可能な凹部を設けてもよい。要は、リブ50が、差込片か、又は、差込片と差込溝とが適正に係合していないときに差込片が当接する上ケース10又は下ケース20のいずれかの面であって、上係合部30と下係合部40が適正に係合していない場合には上ケース10と下ケース20との間に隙間を生じさせることができる面に設けられていればよい。
【0036】
さらに、差込片32、差込溝42の形状は一例であって、上ケース10を下ケース20と合わせてスライド移動させることにより、上ケース10の上係合部30と下ケース20の下係合部40が係合して、上ケース10と下ケース20が固定可能な接合状態(ネジ穴が合致した状態)となるように形成されていれば、どのような形状を有していてもよい。上ケース10、下ケース20の形状、固定部の態様も、第一の実施の形態で述べたように、図示した例に限定されるものではない。
本発明は、遊技機の制御基板を収納する基板ケースに限られず、内部に収納物を収納し、本体と蓋体を係合させてから固定する収納箱であれば、どのようなものに使用される収納箱であってもよい。
【符号の説明】
【0037】
1 基板ケース(収納箱)
10 上ケース(蓋体) 11 表面板
12 フランジ部 13 上ネジボス(蓋体固定部)
20 下ケース(本体) 21 裏面板
22 フランジ部 23 下ネジボス(本体固定部)
24 開口部 25 リブ用切り欠き溝
26 立壁 27 リブ用切り欠き溝
30 上係合部(蓋体係合部) 31 軸受け部
32 差込片(凸部)
40 下係合部(本体係合部) 41 軸部
42 差込溝(凹部)
50 リブ(誤閉防止片) Q ネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、本体に接合可能な蓋体とを備え、
前記本体は、前記蓋体を係合させるための本体係合部と、前記蓋体を固定するための本体固定部とを有し、
前記蓋体は、前記本体係合部と係合可能な蓋体係合部と、前記本体固定部と固定可能な蓋体固定部とを有し、
前記本体及び蓋体が接合した状態で前記本体固定部及び蓋体固定部を固定することにより、前記本体及び蓋体の間に形成される内部空間を閉塞可能な収納箱において、
前記本体又は前記蓋体の少なくともいずれか一方には、前記本体係合部と蓋体係合部が適正に係合しないまま前記蓋体が閉位置に位置した場合に、前記本体と前記蓋体との間に目視可能な間隙を生じさせることができる誤閉防止片が設けられ、
この誤閉防止片は、前記本体と蓋体が接合したときのいずれかの接合面から接合相手に向かって突出し、かつ前記本体係合部と前記蓋体係合部との適正な係合を妨げないように形成されていることを特徴とする収納箱。
【請求項2】
前記本体係合部として、前記本体の一方の端部に形成された軸部又は軸受け部を備え、前記蓋体係合部として、前記蓋体の一方の端部に形成された軸受け部又は軸部を備え、
前記軸部を軸受け部に嵌合させた状態で、前記蓋体が前記本体に重なる方向に回動させることにより、前記蓋体が閉じるように形成され、
前記誤閉防止片は、前記軸部と軸受け部とが適正に嵌合しているときに互いと当接する軸部又は軸受け部のいずれかの面の、反対側の面に設けられていることを特徴とする請求項1記載の収納箱。
【請求項3】
前記本体係合部として、凸部又は凹部を備え、前記蓋体係合部として、凹部又は凸部を備え、
前記本体の表面と前記蓋体の裏面をずらして対向させ当接させた状態で、前記蓋体を前記本体と合致する方向にスライドさせることにより、前記蓋体が閉じるとともに、前記凸部が凹部に挿入されるように形成され、
前記誤閉防止片は、前記凸部の表裏面のいずれか、又は、前記凸部と前記凹部とが適正に係合していないときに前記凸部が当接する本体又は蓋体のいずれかの面に設けられていることを特徴とする請求項1記載の収納箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2013−72488(P2013−72488A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−211898(P2011−211898)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(390031772)株式会社オリンピア (2,719)
【Fターム(参考)】