説明

受信状態提示装置

【課題】映像破綻等の原因がブースター等の調整によって除去可能な受信レベルの低下であることをユーザに認識させることができる。
【解決手段】 デジタルチューナに入力される信号の受信レベルを検出して受信レベルの情報を出力する受信レベル検出部と、前記デジタルチューナからのストリームに対するデコード処理の処理結果に基づいてデコードエラーを検出してデコードエラー情報を出力するデコードエラー検出部と、前記受信レベルの情報及びデコードエラー情報を記憶する記憶部と、前記受信レベルの情報及びデコードエラー情報に基づいて調整不良又は機器の故障を判定するものであって、受信レベルが所定の閾値よりも低い場合には、デコードエラー情報に拘わらず、調整不良であるものと判定し判定結果を出力する制御部と、を具備したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルテレビジョン放送の受信状態をユーザに提示する受信状態提示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、放送のデジタル化が進んでおり、BS,CS放送、ケーブルテレビ放送及び地上放送等においてデジタル放送が行われている。デジタル放送においては、情報圧縮技術の導入によって番組の送信に要する周波数の使用効率が向上し、アナログ放送に比較して放送チャネル数を大幅に増加させることができる。更に、デジタル放送では、高度な誤り訂正技術を適用することができ、高品質で均質なサービスの提供が可能である。
【0003】
デジタル放送受信機においては、受信電界強度が多少低い場合でも、アナログ放送に比べてゴーストやノイズの影響を受けにくいという特徴を有する。しかしながら、デジタル放送においては、受信レベルが閾値よりも低下すると、ブロックノイズ等の映像破綻、音声欠落(音飛び)等が発生し、アナログ放送に比べて音声及び画面品位の低下が著しい。
【0004】
また、放送信号の受信電界強度はアンテナ設置場所に応じて異なる。また、アンテナからチューナまでの伝送路に応じてテレビジョン受信機の受信レベルが変化する。受信レベルが低下すると、画面品位が低下してしまう。そこで、一般的には、電界強度等に応じてブースター及びアッテネータを使用し、チューナ入力電圧(受信レベル)を最適レベルに調整して良好な受信状態を維持するようになっている。
【0005】
ところで、移動体における受信時とは異なり一般家庭における受信電界強度は比較的安定しており、通常、ブースター等の調整は、テレビジョン受信機等の設置時に業者等によって行われるのみであって、一般ユーザが設定を変更することは稀である。しかも、受信電界強度の変動は比較的小さいので、一旦設定したブースター等の設定値を変更する必要が生じることも稀である。
【0006】
従って、受信レベルの低下による映像破綻等が生じたときに、例えブースター等の調整によってこの問題を回避することができる場合であっても、一般ユーザにとっては、そのことを認識することは容易ではない。
【0007】
しかしながら、移動体における受信時だけでなく、ケーブルテレビ放送等においても、伝送線路上の負荷状況の変化によって、受信レベルが低下し映像破綻等が生じることがある。このような現象が生じても、一般家庭における放送受信時においては、ユーザは機器の故障と判断する可能性が高く、ユーザがブースター等を調整して受信レベルを適正なものとすればよいという判断に至らないことが多い。しかもこの問題は、特定のチャンネルのみにおいて発生することがある。この場合、他のチャンネルでは正常な画像が表示されるので、ユーザは、機器の故障と誤判断しやすく、適切な判断を下すことは一層容易ではない。ユーザがこの問題を適切に処理することは極めて困難である。
【0008】
なお、特許文献1においては、デコーダに正常な信号を与えてデコードの性能評価を可能にする技術が開示されている。しかしながら、この技術を利用しても、ユーザが映像破綻等の理由が受信レベルの低下によるものであると認識することはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2007−288521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、受信状態の把握を容易にするものであって、例えば、映像破綻等の原因がブースター等の調整によって除去可能な受信レベルの低下であることをユーザに認識させることができる受信状態提示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様の受信状態提示装置は、デジタルチューナに入力される信号の受信レベルを検出して受信レベルの情報を出力する受信レベル検出部と、前記デジタルチューナからのストリームに対するデコード処理の処理結果に基づいてデコードエラーを検出してデコードエラー情報を出力するデコードエラー検出部と、前記受信レベルの情報及びデコードエラー情報を記憶する記憶部と、前記受信レベルの情報及びデコードエラー情報に基づいて調整不良又は機器の故障を判定するものであって、受信レベルが所定の閾値よりも低い場合には、デコードエラー情報に拘わらず、調整不良であるものと判定し判定結果を出力する制御部と、を具備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、受信状態の把握を容易にするものであって、例えば、映像破綻等の原因がブースター等の調整によって除去可能な受信レベルの低下であることをユーザに認識させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る受信状態提示装置を示すブロック図。
【図2】記憶部16の記憶内容を説明するための説明図。
【図3】実施の形態の動作を説明するための説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る受信状態提示装置を示すブロック図である。
【0016】
入力端子11には放送信号等の受信信号が入力される。この受信信号は、例えば、図示しないアンテナやCATVセットトップボックス等を介してデジタルチューナ部(図示せず)に供給される高周波信号である。信号レベル検出部13はデジタルチューナ部に入力される受信信号の信号強度(受信レベル)を検出する。信号レベル検出部13は検出した受信レベルを制御部15に出力する。本実施の形態においては、受信レベル検出部13は、各物理チャンネル(以下、チャンネルという)毎に受信レベルを検出することができるようになっている。
【0017】
デジタルチューナ部において受信信号から所定のチャンネルのストリームが取り出され、取り出されたストリームは図示しないデコード回路に供給されてデコードされる。デコード回路はデコードに際して誤り訂正符号を用いた誤り訂正処理を行う。デコードエラー検出部14には、入力端子12を介してデコード回路の出力が与えられる。デコードエラー検出部14は、デコード出力に誤り訂正不能なデータが含まれる場合には、デコードエラーが生じていることを示すデコードエラー情報を生成して制御部15に出力する。
【0018】
制御部15は、信号レベル検出部13からの受信レベルの情報を記憶部16に与えて記憶させると共に、デコードエラー検出部14からのデコードエラー情報を記憶部16に与えて記憶させる。
【0019】
本実施の形態においては、制御部15は、受信チャンネル毎に、受信レベルの情報及びデコードエラー情報を記憶部16に記憶させるようになっている。
【0020】
図2は記憶部16の記憶内容を説明するための説明図である。
【0021】
図2に示すように、記憶部16は受信レベルの情報及びデコードエラー情報(エラー情報)を記憶する領域を有している。これらの各領域には、チャンネル毎の情報が記憶されるようになっている。即ち、受信レベルの情報を記憶する領域には、時刻毎にチャンネル1(ch1),チャンネル2(ch2),…についての受信レベルが記憶される(図示省略)。また、デコードエラー情報を記憶する領域には、時刻毎にチャンネル1(ch1),チャンネル2(ch2),…についてのデコードエラー情報が記憶される。
【0022】
なお、図2の例では、デコードエラーの発生が検出された場合に、検出時刻の対応するチャンネルの欄に“NG”と表記して示してある。図2の例では、チャンネル2について時刻t2,t6,t7においてデコードエラーの発生が検出されたことを示している。
【0023】
制御部15は、受信レベルの情報及びデコードエラー情報の記憶部16への書き込み及び読出しを制御する。制御部15は、受信レベルの情報及びデコードエラー情報に基づいて、受信信号の受信状態を把握し、受信状態に関する情報及びその対策に関する情報を生成する。制御部15は、受信状態及び対策に関する情報をユーザに提示するために、受信状態及び対策に関する警告表示の情報を生成して、表示部17に出力するようになっている。
【0024】
表示部17は、LCD(液晶パネル)、蛍光表示管等のパネル表示部によって構成することができ、制御部15からの警告表示の情報に基づいて、受信状態及び対策に関する警告表示を表示するようになっている。なお、表示部17を、LEDによって構成することも可能である。この場合には、表示部17は、LEDの色の変化、点灯と消灯、点滅等によって、受信状態に関する情報及びその対策に関する警告表示を表示することができる。
【0025】
なお、デコードエラー検出部14は、ブロックノイズ等の映像破綻が生じる映像デコードに関するデコードエラー情報と音声欠落(音飛び)等が生じる音声デコードに関するデコードエラー情報を夫々発生することができる。制御部15は、記憶部16に対して、映像に関するデコードエラー情報と音声に関するデコードエラー情報とを区別して記憶させるようにしてもよい。
【0026】
例えば、デコードエラー検出部14は、音声デコード中に、例えばPESパケットに合わせて、音飛びや、同じ音を出し続けたことを検出することで、音声デコードエラーを検出することができる。また、デコードエラー検出部14は、映像デコード中にブロックノイズが出力された場合に、映像デコードエラーを検出することができる。なお、デコードエラー検出部14は、映像デコードエラー及び音声デコードエラーのいずれか一方のみを検出して出力してもよく、両方を検出して出力してもよい。
【0027】
(受信状態の判定方法)
制御部15は、受信レベル、デコードエラー及び受信レベルとデコードエラーとの相関に基づいて、受信状態を判定する。例えば、制御部15は、所定の閾値を設定し、受信レベルの情報に基づいて受信レベルが所定の閾値よりも低下したことによって、受信状態が悪化しているものと判定してもよい。また、制御部15は、デコードエラーが頻発していることを検出した場合に、受信状態が悪化しているものと判定してもよい。
【0028】
更に、制御部15は、デコードエラー情報及び受信レベルの情報に基づいて、受信レベルが比較的低下し、且つデコードエラーが発生している場合に、受信状態が悪化しているものと判定もよい。
【0029】
更に、制御部15は、デコードエラー情報及び受信レベルの情報に基づいて、デコードエラーが発生していない場合であっても、受信レベルが閾値よりも低下した状態が続いた場合には、受信状態が悪化しているものと判定もよい。
【0030】
制御部は、これらの場合において、受信状態の悪化がいずれのチャンネルにおいて発生しているかについても判定する。
【0031】
次に、このように構成された実施の形態の動作について図3の説明図を参照して説明する。図3は縦軸に受信レベルをとり横軸にデコードエラーの頻度をとって、受信状態の判定方法を説明するためのものある。
【0032】
信号レベル検出部13は、受信信号の受信レベルを検出し、デコードエラー検出部14はデコード回路のデコードエラーを検出する。受信レベルの情報及びデコードエラー情報は、制御部15によって記憶部16に記憶される。この場合には、制御部15は、各チャンネル毎に、所定時間間隔で、受信レベルの情報及びデコードエラー情報を記憶する。
【0033】
制御部15は、受信レベルの情報及びデコードエラー情報に基づいて、受信状態を把握する。天候や伝送線路の状況によっては、瞬間的に受信レベルが低下したりデコードエラーが発生することがある。このような瞬間的な受信状態の悪化は、機器の調整や修理では防ぐことはできない。そこで、このような瞬間的な受信状態の変化を無視し、定常的な受信状態を把握するために、制御部15は、受信レベルの分布及びデコードエラーの頻度を求める。例えば、制御部15は、所定時間毎の受信レベル及びデコードエラーの平均値を求める。
【0034】
いま、受信レベルの平均値が極めて低いものとする。例えば、図3の閾値L1よりも受信レベルが低いものとする。この場合には、確実なデコードは不可能であり、デコードエラーが頻発し、例えば図3の閾値E1よりもデコードエラーの頻度が増加する。従って、図3のA領域の状態は存在せず、受信レベルとデコードエラーの頻度との関係はB領域に含まれる。
【0035】
この場合には、制御部15は、例えば、受信状態が不良であることを示す警告表示の表示情報を作成して、表示部17に出力する。これにより、表示部17は、受信状態が不良であることを示す表示を表示画面上に表示して、ユーザに警告する。
【0036】
一方、受信レベルが十分に高いものとする。例えば、図3の閾値L2よりも受信レベルが高いものとする。この場合には、通常確実なエラー訂正が可能である。従って、図3の領域Eの状態となり制御部15は特別な警告表示を表示しない。
【0037】
仮に、この場合においてデコードエラーの発生が多い場合、例えば、図3のF領域の状態の場合には、制御部15はデコーダ等の機器の故障であるものと判定する。この場合には、制御部15は、例えば、機器の故障の可能性があることを示す警告表示の表示情報を作成して、表示部17に出力する。これにより、表示部17は、機器の故障の可能性があることを示す表示を表示画面上に表示して、ユーザに警告する。
【0038】
次に、受信レベルの平均値が図3の閾値L1,L2の間にあるものとする。この場合には、デコード回路のエラー訂正によって、映像破綻することなく表示が可能であることもあり、逆に、デコードエラーが発生してブロックノイズ等による映像破綻が生じることもある。
【0039】
本実施の形態においては、閾値L2よりも受信レベルの平均値が低下したものと判定すると、制御部15は、ブロックエラーの発生に拘わらず、受信レベルの低下によって受信不良になる虞があることを示す警告表示の表示情報を作成して、表示部17に出力する。即ち、図3のD領域の状態だけでなく、C領域の状態においても、表示部17は、受信不良になる虞があることを示す表示を表示画面上に表示して、ユーザに警告する。更に、この場合には、制御部15は、ブースターやアッテネータの調整を行うべきであることを示す警告表示を表示させてもよい。
【0040】
本実施の形態においては、制御部15は、各チャンネル毎に受信状態を判定して、各チャンネル毎に警告表示を行う。例えば、受信レベルが図3のL1,L2の間にある場合には、チャンネルによってはデコードエラーが発生することなく良好なデコードが行われることがあり、逆に、チャンネルによっては、誤り訂正不能となってデコードエラーが発生することもある。この場合でも、本実施の形態においては、チャンネル毎に受信状態を判定しており、ユーザにいずれのチャンネルにおいてデコードエラーが発生しているかを提示することができ、デコード不良が発生する前に、ブースターやアッテネータの調整を促すことができる。
【0041】
なお、制御部15は、瞬間的な受信状態ではなく定常的な受信状態を判定するために、例えば、受信レベル及びデコードエラーの頻度の平均値を用いるものとしたが、他の方法を用いてもよい。例えば、制御部15は、所定時間内において受信レベルが閾値L1又はL2よりも低下した回数によって、受信レベルが図3のいずれの領域に属するかを判定してもよい。同様に、制御部15は、所定時間内におけるデコードエラーの頻度が閾値E1を超えた回数によって、デコードエラーの頻度が図3のいずれの領域に属するかを判定してもよい。
【0042】
このように本実施の形態においては、受信物理チャンネル毎に、デコードエラー情報及び受信レベルの情報を記憶させて定常的な受信状態を判定する、そして、受信レベルが閾値よりも低下している場合には、デコードエラーの発生に拘わらず、警告表示を表示させる。
【0043】
この警告表示によって、ユーザは対処法を理解することができる。これにより、受信レベルの低下によるデコードエラーによって映像破綻等が生じることを事前に防止することができる。また、デコードエラーが発生する場合には、警告表示によってユーザは映像破綻等の理由を知ることができ、適切な対処をすることができる。
【0044】
(第2の実施の形態)
図4は本発明の第2の実施の形態を示すフローチャートである。本実施の形態のハードウェア構成は第1の実施の形態と同様である。本実施の形態は、制御部15において、受信状態の判定に用いる閾値L1,L2を更新する点が第1の実施の形態と異なるのみである。
【0045】
第1の実施の形態においては、受信状態の判定に用いる閾値は、出荷時においてセットばらつきを考慮した値に設定される。第1の実施の形態においては、図3の領域Cの場合にも、警告表示が表示される。しかし、閾値L2の設定によっては、本来受信状態は良好な状態であると判定されるべき場合であることも考えられる。そこで、本実施の形態においては、受信レベルとデコードエラーとの関係を学習することによって、閾値を最適な値に更新するようになっている。
【0046】
先ず、図4のステップS1において、制御部15は、閾値L1,L2の読み込みを行う。次に、ステップS2において、信号レベル検出部13及びデコードエラー検出部14において受信レベル及びデコードエラーを検出し、受信レベルの情報及びデコードエラー情報を記憶部16に記憶させる。ステップS3において、制御部15により所定時間が経過したか否かが判定される。制御部15は、所定時間内において、デコードエラーが何回発生したかを求める(ステップS4)。
【0047】
次に、制御部15は、ステップS5において、デコードエラーの回数が閾値を超えたか否かを判定する。例えば、制御部15は、閾値L1を更新するための閾値としてn回を設定し、閾値L2を更新するための閾値としてm回を設定する。n<mである。
【0048】
例えば、制御部15は、所定時間内にデコードエラーの発生回数がn回を超えた場合には、当該所定時間における受信レベルの平均をL1とし、m回を超えた場合には、当該所定時間における受信レベルの平均をL2とする。制御部15は求めた閾値L1,L2を、受信状態の判定に用いる。
【0049】
なお、制御部15は、閾値L1,L2を適宜のタイミング及び周期で実施すればよい。
【0050】
このように本実施の形態においては、第1の実施の形態と同様の効果が得られると共に、受信状態の判定に用いる閾値が最適な値に設定されるので、本来受信状態が良好であると判定されるべき場合等において不要な警告表示が表示されることを防止することができるという利点がある。
【符号の説明】
【0051】
13…信号レベル検出部、14…デコードエラー検出部、15…制御部、16…記憶部、17…表示部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルチューナに入力される信号の受信レベルを検出して受信レベルの情報を出力する受信レベル検出部と、
前記デジタルチューナからのストリームに対するデコード処理の処理結果に基づいてデコードエラーを検出してデコードエラー情報を出力するデコードエラー検出部と、
前記受信レベルの情報及びデコードエラー情報を記憶する記憶部と、
前記受信レベルの情報及びデコードエラー情報に基づいて調整不良又は機器の故障を判定するものであって、受信レベルが所定の閾値よりも低い場合には、デコードエラー情報に拘わらず、調整不良であるものと判定し判定結果を出力する制御部と、
を具備したことを特徴とする受信状態提示装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記受信レベル及びデコードエラーの履歴に基づいて前記判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の受信状態提示装置。
【請求項3】
前記制御部は、受信レベルが所定の閾値よりも高く、且つデコードエラーの頻度が所定の閾値よりも高い場合には、調整不良であるものと判定し判定結果を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の受信状態提示装置。
【請求項4】
前記受信レベル及びデコードエラーの検出及び記憶並びに調整不良又は機器の故障の判定は、チャンネル毎に行われることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の受信状態提示装置。
【請求項5】
前記制御部の判定結果に基づいて警告表示を表示部に表示させる表示制御部を具備したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の受信状態提示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−109183(P2011−109183A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−259171(P2009−259171)
【出願日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】