説明

向上されたコラボレーション、スケーラビリティ、およびリライアビリティを提供するために接続され得るネットワーク装置のセットのための方法およびシステム

【課題】ネットワーク使用可能な装置を提供すること。
【解決手段】本発明が提供する装置は、種々の計測されたデータのリモートモニタリングを支援し得る。この装置は、変数または変数のセットをモニタリングし得、リクエストされるとデータを出力する。この通信は、ピア装置の周期的ピングを含み得る。このようにしてピア装置は、期待されたピングが受信されない場合に、他のネットワーク使用可能な装置の故障を検出し得る。さらにこの通信は、種々の装置の能力のディレクトリの確立を可能にし得る。このようにして装置のグループは、リソースをグループ化することによってより多くの複雑な挙動を実行し得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(発明の技術分野)
本発明は、概して、センサのセットを遠隔モニタリングするための方法および装置に関する。より詳細には、本発明は、ネットワークが可能にされたデバイスのクラスタと遠隔のモニタリング設備との間で通信するための方法および装置に関する。
【0002】
(関連出願)
本出願は、米国特許出願であるシリアルナンバー60/264,445号(2001年1月26日出願)名称「Method and System for a Set of Network Application which can be Connected to Provide Enhanced Collaboration,Scalability,and Reliability」の優先権を主張し、そして、本明細書においてその全体を参考として援用する。
【背景技術】
【0003】
(本発明の背景)
ネットワーク上、特に、インターネット上のデータトラフィックは、過去数年にわたって劇的に増加し、この傾向は、より大きい処理能力を要求するインターネット上の電子商取引および他のサービスの急速な成長とともに続く。ネットワーク上のデータトラフィックが増加すると、データトラフィックルーティングをサポートするために必要な装置を収納するために用いられるコンピュータ装置室(「サーバルーム」として既知である)の数が対応して増加する。さらに、インターネット提供について会社の依存性が増加すると、サービルルームを維持することおよび全時間実行することが緊急の要件となる。産業概算によると、現在、米国において存在するこのようなルームは、400,000を超えていることが示されている。
【0004】
インターネットトラフィックの成長は、従業員がインターネット情報にアクセスすること、または、電子商取引をイネーブルしてデータを格納することを可能にするために、サーバルームを構築するための多くのビジネスを促す。一旦、目的として見られると、時間まで途切れないサーバが必要になってくる。関連するブリッジ、ルータ、バックアップ電源等とともに、多数のコンピュータのトラックを維持することは、恐ろしいほどのタスクになり得る。一つの都市より多くにおいてサーバルームを有する大会社は、よく、設備実行を維持するためにソフトウェアパッケージに数千ドルの費用を費やすことに直面し得る。コンピュータあたり1,000ドルの価格が一般的である。専用技術が、また、ネットワーク設備をモニタし、失敗したユニットを修理するためのワークオーダーを発行するために必要である。
【0005】
信頼可能な、最新のコンピュータシステムは、過熱、塵埃、または湿気を許容することができない。熱は、設備の劣化を急速に引き起こし得る。冷却ファンの失敗は、設備の寿命を数日または数字間に低減し得る。単一の高速LAN(local area network)の失敗は、遅いシステム応答を引き起こし得る。サーバルームにおける設備内のこれらおよび他のこのような失敗は、日常的に発生し、ビジネスに大きな破損を引き起こし得る。
【0006】
このような失敗を防止するためにコンピュータネットワークおよび設備をモニタリングするための解決策が現行で存在している。しかしながら、これらの解決策は、主として、
設備モニタリングをサポートするために大きな予算を有する大会社によって用いられるもののような上位で、非常に大型のシステムを標的とする。例えば、Hewlett−Packardは、およそ250,000ドルの開始価格を有する上位のモニタリングパッケージを提供する。中間階層では、より小さいモニタリング解決策が約20,000ドルに対して持たれ得る。これらのシステムのいくつかのみが、ローカルを基礎としてデバイスの検査が可能である。他のものは、中央コンソールから地理的に多様なインストレーションを検査するための技術が可能である。しかしながら、これら解決策のすべては、インプリメントするために高価であり、それらを使用するために維持および個人的に訓練することが複雑かつ困難である。
【0007】
結果として、小型から中型のネットワークを有する小規模から中規模の会社は、現行で利用可能な高価な解決策を与えるリソースを有していない間に失敗することからコンピュータネットワーク設備をモニタリングおよび維持する手段を要求する位置に残される。多くの企業は、上位の解決策を与えることができず、または、単に、複雑なシステムを学習および使用するITパーソナルを訓練する時間およびリソースを有さない。代わりに、多くのこのような会社での一般のモニタリング方法は、問題が発生した場合に示すITマネージャへのユーザの訴え(complaint)である。損傷がなされ得る前に組織の誰かが失敗を通知しそして修理のために呼び出すことがその考え方である。しかしながら、現実には、大抵のITマネージャは、過熱または他の物理的減少または簡単な失敗を原因とするサーバルームの損傷という欠点を持つ。
【0008】
これは、複数のサーバルームを有し、これらのルームのそれぞれに対するルーチンアクセスについて関心がある会社に対して特に真実である。例えば、大抵のITマネージャは、サーバルームの状態を決定するための遠隔アクセスのいくつかの形態を好む。さらに、これらの解決策のマンパワー集約性に関する現行の解決策について関心がある。大抵のネットワークモニタリング解決策は、完全なまたはパートタイム従業員を消費し得る。これらのシステムに対する金融正当化は、したがって、困難である。なぜならば、ネットワーク設備は、通常、年一回、または、災害を原因として失敗し、回復のコストは、日常的に設備をモニタするフルタイム従業員を維持するコスト未満としてみられる。
【0009】
ラック内の個々のコンポーネントが遠隔でモニタリングされ得るようにラック取付コンポーネントをモニタリングする同様の関心が存在する。また、現行のモニタリング解決策は、ネットワークを介する遠隔サーバ位置のビデオ画像を供給しない。コンピュータ設備は、通常、2つの理由でサーバルームに配置される。セキュリティおよび環境制御である。ネットワークを介するサーバルームの遠隔ビデオ画像は、物理的なサイト上の提示の欠如にもかかわらず設備のセキュリティを維持することを供給する。
【0010】
通常のコンピュータルームは、高価なサーバグレードのコンピュータからブリッジ、ルータ、無停電電源および電話設備にわたる数百ものデバイスを収容し得る。サーバルームの環境は、モニタリングすることを要求する。なぜならば、限外の環境変化が結果的にルーム内の設備に影響を与え得るからである。例えば、高温、湿気(例えば、水漏れから)、またはエアフローの欠如は、決定的に、設備に影響を与え得る。同様に、煙および発火アラーム等のアラーム、または、ルーム入口(opening)の状態が、決定するために重要である。大きい、現行で既存のモニタリング解決策を失敗した場合のサーバルームコンポーネントを置き換える支出は、より小さい規模の会社が、このような損失の潜在的なコストにかかわらずインプリメントするためには、コスト効率的ではない。
【0011】
モニタリングシステムは、通常、ユーザまたはアプリケーションが構成および相互作用し得る簡単な、独立型のデバイスとしてインプリメントされる。大抵の装置は、1以上のユーザまたはアプリケーションがそれらと相互作用することを可能にするが、ユーザまた
はアプリケーションは、通常、各アプリケーションと別々に相互作用しなければならない。
【0012】
これらの通常のモニタリングシステムは、中央化されたアプリケーション(HP OpenView等のNetwork Manager Systemへの拡張子または製品としてのサーバまたはコンソースアプリケーションのいずれか)を使用する。これらの機構は、非常に効率的であり得るが、それらは、さらなるソフトウェア、ハードウェア、コンフィギュレーション、アドミニストレーション、およびネットワークバンド幅を通じて、さらなるコストを招く。また、中央アプリケーション/サーバは、単一点の失敗を環境に招く場合もある。
【0013】
独立型アプリケーション、特に、主要目的が環境および/またはネットワーク状態をモニタリングすることであるデバイスに伴う別の問題は、未報告の失敗に対するそれらの脆弱性である。具体的には、モニタリング装置が失敗を蒙る場合に、失敗の検出は、通常、高価な中央化管理サーバによるユーザの相互作用またはポーリングを要求する。失敗した装置の非検出の結論は、適用範囲内の喪失の知識がないことと結びついて、デバイスがモニタリングの責任を負う状態の検出における欠落である。
【0014】
装置の失敗の場合には、通常の独立型装置は、データ、特に、構成および履歴データの外的な保存および再格納に対する任意の機構を欠如する。これは、失敗したデバイスが、新しいデバイスが失敗したデバイスに一致するように連続して再構成される必要があるときに置き換えられる場合に、有意なオーバーヘッドおよびエラーの機会を加え得る。デバイスのための構成を外部サーバ上に保存および再格納するための機構が、インプリメントされ得るが、もう一度、さらなるコストおよび失敗点の問題を招く。
【0015】
サーバルームおよびネットワーク設備のラック取付への用途を超えて、種々の他のモニタリングシステムが、ネットワークバンド幅および未検出のセンサ失敗に伴う同一の失敗および欠損を受ける。さらに、これらのモニタリングシステムは、センサの失敗に関連する失われた履歴データを受け得る。
【0016】
同様に、多くの通常の遠隔モニタリングシステムは、未検出のセンサ失敗および制限された通信バンド幅によって引き起こされる欠落を受ける。従来技術の多くの他の問題および不利益は、このような従来技術を以下に記載される本発明と比較した後に当業者に明らかになる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0017】
(発明の要旨)
本発明の局面は、ネットワーク可能な装置またはデバイスに見出される。デバイスは、1以上のセンサを有し得る。これらのセンサは、例えば、環境変数、電力に関する変数、動画または静止画像、音、またはネットワーク変数その他を測定し得る。さらに、ネットワーク可能な装置は、データ、アラート、アラーム、および/または、センサおよび測定されたデータに関連付けられる他の通知を送り得る。
【0018】
さらに、ネットワーク可能な装置は、相互接続されたネットワークに接続され得る。相互接続されたネットワークを介して、ネットワーク可能な装置は、他のネットワーク可能な装置および/または1以上の遠隔モニタリングシステムと通信し得る。
【0019】
ネットワーク可能な装置は、さらに、種々の通信手段を介して、データ、アラーム、および他の通知を送り得る。これらの手段は、電話ネットワーク、モデム、ポケットベル、
他の無線通信手段、聴覚手段、視覚手段、ウェブベース手段、その他を含み得る。
【0020】
本発明のさらなる局面が、ネットワーク可能な装置間で通信する方法において見出され得る。ネットワーク可能な装置は、同等のネットワーク可能なお装置との関係を確立し得る。ネットワーク可能な装置は、次いで、同等の装置をピングし得る。同等の装置が1以上の連続のピングを受け取らない場合、同等の装置は、ネットワーク可能な装置の動作可能性の状態を決定し得る。失敗のイベントでは、同等の装置は、遠隔のモニタリング施設、責任のあるパーティ、または、他の同等の装置にアラートを送り得る。
【0021】
通信は、例えば、HTTP、SNMP、TCP/IP、FTP、LDAP、SOAP、UDP、IBM MQSeriesメッセージ、およびを含む種々のプロトコル、および例えば、HTTP POST、CIMイベント、DMIアラート、データベース挿入、およびログファイル添付、その他を含む機構を使用し得る。しかしながら、他のプロトコルが、開発または予見され得る。
【0022】
特定化された状態が測定される場合の通知に関連してピング法を使用する際、システムは、遠隔位置における状態の大きさをモニタリングし、測定を通信するために使用されるバンド幅を制限しながらデバイスの失敗を検出し得る。このようにして、遠隔モニタリングシステムが遠隔のネットワーク可能な装置のクラスタと分離した位置での失敗との間に確立され得る。
【0023】
本発明の別の局面がネットワーク可能な装置のクラスタにおいて見出され得る。ネットワーク可能な装置のクラスタは、種々のピアツーピア関係を確立し得る。さらに、装置のクラスタは、装置のディレクトリおよび関連する性能、特徴、および/または機能を確立し得る。このディレクトリを用いて、装置のクラスタは、リソースを共用し得る。このようにして、クラスタは、より複雑な機能を行い得る。さらに、クラスタは、失敗した装置の機能を行い得る。
【0024】
本発明のさらなる局面が、遠隔モニタリングシステムにおいて見出され得る。遠隔モニタリングシステムは、相互接続されたネットワークに接続された1以上のネットワーク可能な装置を含み得る。さらに、遠隔システムは、1以上のネットワーク可能な装置をモニタリングし得る。あるいは、遠隔システムは、単一支配のネットワーク可能な装置と通信し得る。この支配ネットワーク可能な装置は、遠隔システムとクラスタ内の他のネットワーク可能な装置との間の中間物として作用し得る。さらに、支配ネットワーク可能な装置は、クラスタ内の他のネットワーク可能な装置の性能のディレクトリを維持し得る。
【0025】
加えて、支配ネットワーク可能な装置へのバックアップは、支配ネットワーク可能な装置の同等の観察として作用し得る。支配ネットワーク可能な装置が失敗するイベントでは、バックアップ装置は、中間体として機能し、および/または、ディレクトリを維持し得る。
【0026】
本発明の別の局面が、通信を方法を行うためのインストラクションセットを有するコンピュータまたは機械読み出し可能な媒体において見出され得る。媒体は、CD−ROM、CD=R、CD=RW、DVD、ハードディスク、フロッピ(R)ディスク、取り出し可能な媒体およびその他を含む種々の形態をとり得る。
【0027】
同様に、遠隔位置をモニタリングするための装置および方法が記載される。本発明の他の局面、利点および新規の特徴は、添付した図面と関連して考慮された場合に、本発明の詳細な説明から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】図1は、本発明に従うリモートモニタリング用システムの概略的なブロック図である。
【図2】図2は、図1によるシステムに従うリモートモニタリング用のシステムの例示的な実施形態の概略的なブロック図である。
【図3】図3は、図1によるシステムの例示的な実施形態の概略的なブロック図である。
【図4】図4は、図1によるシステムの別の例示的な実施形態の概略的なブロック図である。
【図5】図5は、図1によるシステムで用いられる例示的な方法のブロックフロー図である。
【図6】図6は、図1によるシステムの別の例示的な実施形態の概略的なブロック図である。
【図7】図7は、図1によるシステムの別の例示的な実施形態の概略的なブロック図である。
【図8】図8は、図1によるシステムで用いられるネットワーク装置の例示的な実施形態のブロック図である。
【図9】図9は、図1によるシステムで用いられるシステムで用いられるディレクトリの例示的な実施形態を示す図である。
【図10A】図10Aは、図1によるシステムの例示的な実施形態の概略的なブロック図である。
【図10B】図10Bは、図1によるシステムの例示的な実施形態の概略的なブロック図である。
【図11A】図11Aは、図2によるシステムで用いられる例示的な方法のブロックフロー図である。
【図11B】図11Bは、図2によるシステムで用いられる例示的な方法のブロックフロー図である。
【図12】図12は、図1によるシステムで用いられる別の例示的な実施形態のブロックフロー図である。
【図13】図13は、図2によるシステムで用いられる例示的な方法のブロックフロー図である。
【図14】図14は、図2によるシステムで用いられる例示的な方法のブロックフロー図である。
【図15】図15は、図2によるシステムで用いられる例示的な方法のブロックフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明およびその利点のより完全な理解のために、添付図面と関連がとられた以下の説明に対して参照がここでなされる。ここで、同一の参照符号は、同様の特徴を示す。
(好ましい実施形態の詳細な説明)
図1は、本発明に従うシステムの概略的なブロック図である。システム10は、リモートモニタリングシステム12およびモニタリングシステム14を有しえ得る。さらに、このシステムは、一つのモニタリングシステム14に接続された複数のリモートモニタリングシステム12を有し得る。同様に、一つのリモートモニタリングシステム12は、複数のモニタリングシステム14に接続され得る。このように、リモートモニタリングシステム12は、複数のモニタリングシステム14からデータを集め得る。あるいは、モニタリングシステム14は、データを複数のリモートモニタリングシステム12に送り得る。さらに、複数のリモートモニタリングシステム12は、複数のモニタリングシステム14に、または様々な他の組み合わせで接続され得る。
【0030】
リモートモニタリングシステム12は、様々な形態を取り得る。これらの形態は、遠隔に配置されたコンピュータ、または、コンピュータ、電話、スマート電話、e―メールが可能な電話、ページャ、ハンドヘルドデバイス、および/またはアラームシステム、そして、これらの集合体を含み得る。さらに、リモートモニタリングシステム12は、様々な手段によってモニタリングシステム14にアクセス、このシステムを監視、および/またはこのシステムと通信し得る。これらの手段は、e―メール、ウェブインタフェース、ページャインタフェース、様々なネットワーキングスタンダード等を含み得る。
【0031】
モニタリングシステム14は、様々な形態を取り得る。これらの形態は、一つ以上のセンサに関連する一つ以上のネットワーク接続が可能であるデバイスを含み得る。さらに、このネットワーク接続が可能なデバイスは、他のネットワーク接続が可能な装置と通信し得る。このネットワーク可能なデバイスに関連する一つ以上のセンサは、様々な形態を取り得る。これらの形態は、いくつかのセンサ中の温度センサ、圧力センサ、空気流センサ、電圧センサ、電流センサ、マイクロフォン、カメラ、ビデオカメラ、ネットワークセンサ、赤外線センサ、動作センサ、およびドアセンサを含み得る。
【0032】
リモートモニタリングシステム12およびモニタリングシステム14は、様々な手段によって通信し得る。これらの手段は、その場所において適切に、グローバルネットワーク、ワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、電話線、無線ネットワークおよび他のネットワークを含み得る。さらに、リモートモニタリングシステム12およびモニタリングシステム14は、様々なプロトコルを用いて通信し得る。これらのプロトコルは、プロトコル中、TCP/IP、イーサネット(R)プロトコルSNMP、HTTP、FTP、SOAP、UDP、およびIBM MQシリーズメッセージ(MQseries message)を含み得る。
【0033】
図1に示されるシステムは、様々な使用法を有し得る。例えば、一つの例示的な実施形態において、システムは、サーバおよび他のコンピュータが格納される位置を監視するように用いられ得る。このように、ユーザは、遠隔位置からネットワーク財産を監視し得る。様々な他の装置が考えられ得る。これらの装置は、軍事的、セキュリティおよび他の装置を含み得る。
【0034】
図2は、図1によるシステムの例示的な実施形態の概略的なブロック図である。システム30は、相互接続されたネットワークに接続された様々なネットワーク装置を有する。この相互接続されたネットワークは、様々な手段によってリモートモニタリングシステムに接続され得る。ネットワーク装置は、相互接続されたネットワーク32によってピアネットワーク装置と通信し得る。さらに、ネットワーク装置のうちの一つ以上は、リモートモニタリングシステム44と通信し得る。この通信は、相互接続されたネットワーク32
、または、他の手段を通し得る。
【0035】
相互接続されたネットワーク32は、様々な形態を取り得る。これらの形態は、グローバルネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ネットワークおよび他のネットワークを含み得る。さらに、様々なプロトコルが装置間の通信に用いられ得る。これらのプロトコルは、SNMP、HTTP、FTP、TCP/IP、SOAP、UDP、イーサネット(R)プロトコル、ブルートゥース(Bluetooth)プロトコルおよび他のプロトコルを含み得る。
【0036】
リモートモニタリングシステム44は、相互接続されたネットワークまたは様々な他の手段によって一つ以上の装置と通信し得る。これらの他の手段は、無線手段および他のネットワーク手段を含み得る。例えば、これらの手段は、グローバルネットワーク、専用接続、電話システム、ページャシステム、モデムおよび無線電話システム、および他の手段を含み得る。例えば、ネットワーク装置は、HTTP POST法またはFTP法を用いて相互接続されたネットワークによってデータを送り得る。あるいは、ネットワーク装置は、テキストページャメッセージを、警告状況を通告する信頼のおけるパーティに送り得る。別の例では、システムは、信頼のおけるパーティに電話呼び出しし得る。
【0037】
ネットワーク装置は、様々な形態を取り得る。一つの例示的な実施形態において、ネットワーク装置は、十分に定義された機能セットを行い得るデバイス、およびネットワークに接続されたデバイスである。このデバイスは、その機能の結果を監視、構成、制御および通信するソフトウェアを含み得る。さらに、このデバイスは、相互接続されたネットワークと接続され得る。このデバイスは、また、遠隔位置から構成、監視および制御され得る。
【0038】
ネットワーク装置のグルーピングは、クラスターとして機能し得る。この場合、クラスターは、単一のロジカルエンティティとして動作し得る相互接続されたネットワーク装置の集合と呼ばれる。クラスターは、ロジカルテーマに関連し得、または、ユーザの相互作用、他の相互作用を容易にするようにグループ化され得る。単一のロジカルエンティティとしてのこのクラスタリングまたはグルーピングは、様々な形態を取り得る。これらの形態は、特定の位置、ルーム、建物、ユーザ、機能、目的、ネットワーク領域、ユーザグループ、信頼のおけるパーティ、遠隔モニタリング位置、および/またはサービス提供者、他のものに関連しえるクラスタリングデバイスを含み得る。
【0039】
一つの例示的な実施形態において、ネットワーク装置は、サービス提供者のルームまたは位置を監視するように用いられ得る。各ネットワーク装置は、特定の機能をサービスし得、特定の変数を監視し得、あるいは、出力または環境状況を感じ得る。
【0040】
例えば、一つのネットワーク装置は、例えば空気流および温度のような環境状況を監視するように構築され得る。別のネットワーク装置は、カメラの形態を取り得る。さらに、ネットワーク装置は、ネットワークの状態およびクオリティを監視し得る。さらなる例において、ネットワーク装置は、電力の利用可能性またはクオリティを監視するように用いられ得る。一つの実施形態において、これらの様々なネットワーク装置のうちの一つ以上がルーム中に配置され得る。例えば、いくつかの温度モニタは、ルームの温度プロフィールに関連するデータを得るために、ルームの様々なポイントに配置され得る。別の例において、いくつかのネットワーク装置は、ラック内およびラック周りの空気流、温度プロフィール、電気的クオリティを監視するために、サーバラックに配置され得る。この場合、ネットワーク装置は、互いに通信し得、または、リモートモニタリングシステムと通信し得る。この様態において、位置に関連するデータは、リモートモニタリングシステムに転送され得る。
【0041】
さらに、これらのネットワーク装置は、アラーム設定を有するように構成され得る。この装置は、一度アラーム状況が達成されると、他のネットワーク装置かリモートモニタリングシステムかのいずれかに警告を送り得る。この様態において、アラーム状況が一つのネットワーク装置によって達成されると、他のネットワーク装置がそれらの情報をリモートモニタリングシステムに送り、従って応答するように、複雑な挙動が構築され得る。一つの例示的な実施形態において、ドアセンサネットワーク装置は、サーバのルームへのエントリ、またはサーバラック内へのエントリを監視するように用いられ得る。一度アラーム状況が活性化されると、または、ドアが開かれると、ドアセンサネットワーク装置は、メッセージまたは警告を他のネットワーク装置に送り得る。他のネットワーク装置は、さらなる情報をリモートモニタリングシステムに送ることによって、または、いくつかの他の機能を実行することによって応答し得る。例えば、一度ドアセンサネットワーク装置が達成されると、または、アラーム状況が達成されると、ドアセンサネットワーク装置は、メッセージをカメラネットワーク装置に送り得る。カメラネットワーク装置は、ドアに入る人物の写真を撮り得、次いで、ネットワーク装置は、その写真をリモートモニタリングシステムに送り得る、あるいは、その写真を別のネットワーク装置に送り得る。他のネットワークは、電話システム、ページャ、またはモデムを通して情報または警告をユーザに送るように機能し得る。
【0042】
複雑な挙動がピアツーピアネットワーク装置通信を通して達成され得る。図3は、ネットワーク装置通信の例示的な実施形態を示す概略的なブロック図である。図1のような本発明に従って、例えば、ネットワーク装置のセットは、相互接続されたネットワークに接続され得る。これらの装置は、様々なネットワーク装置間の通信リンクを構築し得る。
【0043】
一つの例示的な実施形態において、ネットワーク装置は、ピア装置に対して周期的にピングを行う。ピア装置が予想したピングを受信しない場合、ピア装置は、ピングを行う装置は動作不可能であるように構築し得る。この様態において、装置の故障が素早く検出され得る。
【0044】
さらに、一度故障がピア装置によって検出されると、ピア装置は、リモートモニタリング装置位置または他のネットワーク装置に第一のネットワーク装置の故障を通告し得る。この情報によって、他のネットワーク装置は、故障を補償し得、および/または、故障したデバイスの機能を取り込み得る。同様に、リモートモニタリング位置および/または信頼のおけるパーティは、適切に応答し得る。
【0045】
一つの例示的なアルゴリズムにおいて、ネットワーク装置は、いくつかの他のネットワーク装置を監視するように割り当てられ得る。ネットワーク装置は、複数の他のネットワーク装置のピングを行う、および、ネットワーク装置の別のセットからピングを受信するように構成され得る。ネットワーク装置は、ピングを行っているネットワーク装置およびピングを行っていない装置のピングを行い得、または、ピングを行っていない装置のみのピングを行うように構成され得る。このように、ピアツーピアの故障検出を容易にする様々なアルゴリズムが構築され得る。
【0046】
ピアツーピア通信システムは、また、ネットワークを通じて警告メッセージを送るように用いられ得る。レビューシステムがまた、データを送るように、システムの様々な構成を構築するように、複雑な挙動を作成するように、およびリモートネットワークとの通信を構築するように等用いられ得る。
【0047】
一つの例示的な実施形態において、ネットワーク装置Aは、ネットワーク装置B、CおよびDを監視していることが可能である。このように、ネットワーク装置B、CおよびD
は、ネットワーク装置Aのピングを行い得る。あるいは、ネットワーク装置Aは、ネットワーク装置B、CおよびDのピングを行い得る。
【0048】
ネットワーク装置Aが故障し、シャットダウンされるか、システムから取り除かれる場合、デバイスB、CおよびDは、デバイスの故障またはシャットダウンを学び得る。例えば、デバイスBがデバイスAのピングを行って、応答を受信しない場合、デバイスBは、デバイスAがこれ以上サービスを提供しないように構築し得る。あるいは、デバイスAが周期的にデバイスCに対してピングを行い、周期的なピングが終了する場合、デバイスCは、デバイスAがこれ以上サービスを提供しないように構築し得る。別の場合、デバイスAは、特定のピングを送り得、将来のシャットダウンイベントまたは期待したシャットダウンイベントを通告する。このように、デバイスB、CおよびDは、デバイスAがこれ以上サービスを提供しないように構築し得る。デバイスB、CおよびDは、故障したリモートモニタリングシステムに、デバイスAの故障またはシャットダウンを送り得る。さらなる例において、デバイスB、CおよびDは、一つのデバイスのみが故障通知を送るように通信し得る。
【0049】
さらに、デバイスB、CおよびDは、図4に示されるように、新規の通信リンクおよび新規のピアツーピアレビュー関係を構築し得る。例えば、装置Bは、装置Aの代わりに装置Cと通信し得る。なぜなら、装置Dは、装置Aを監視するためのリソースをこれ以上必要とせず、装置Dは、デバイスCの新規の監視を構築し得るからである。この様態において、ピアツーピアレビューが自動的に再構築され得る。
【0050】
別の例示的な実施形態において、新規の装置Gがシステムに加えられえる、および/または、ネットワークにリンクされ得る。デバイスGは、装置Bとのピアツーピアレビューを構築し得る。さらに、デバイスGは、デバイスDとのピアツーピアレビューを構築しようとし得る。一つの例示的な実施形態において、デバイスDは、デバイスDのリソース、デバイスDが既に監視している、または、デバイスDによって既に監視されているピアの数、および/または、他の要因に基づくピアツーピアレビューを拒絶するオプションを有し得る。このように、Gは、ネットワーク装置Fとピアツーピアレビュー関係を構築し得る。さらに、装置は、ピアツーピアレビューを終了させることを決定する。例えば、ネットワーク装置Dは、装置Fのそのレビューを終了させることを決定し得る。この決定は、装置の能力、他のピアツーピアレビュー関係の数、ネットワークリソースまたは他の要因に基づき得る。あるいは、ネットワーク装置Fは、ネットワーク装置FのDとのピアツーピアレビュー関係を終了させることを決定し得る。この決定は、同様の理由に対して行われ得る。
【0051】
このように、ピアツーピア関係は、自動的に再構成され得、様々な他のピアツーピア装置の状態を監視するように用いられ得、装置間のデータを転送するように用いられ得、装置間の複雑な挙動を構築するように用いられ得る等し得る。
【0052】
ピアツーピアレビュープロセスは、通信を構築するために様々なプロトコルを用い得る。これらのプロトコルは、FTP、SNMP、HTTP、SOAP、UDPおよびTCP/IP等を含み得る。
【0053】
図5は、ピアツーピアレビュープロセス用の通信を構築するための例示的な方法のブロックフロー図である。方法50は、ネットワーク装置によって実行され得る。ネットワーク装置は、ブロック52で示されるようなネットワーク上の他のネットワーク装置を見つけるように同報通信し得る。しかし、装置は一つ以上の様々なメカニズムを用い得、他の装置の存在を判定し得る。例えば、メカニズムは、エンドユーザ構成、複数の通信放送、サブネットブロードキャスティング、ディレクトリサービスクエリ、およびサブネットア
ドレスウォーキング(walking)等を含み得る。
【0054】
ネットワーク装置は、次いで、図54で示されるように、ネットワーク上で発見された他のネットワーク装置のうちの一つのピングおよび/または投票(poll)し得る。このピングは、様々な形態を取り得る。例えば、ピングは、HTTP POSTメッセージのプロトコルを用い得る。このピングは、例えば、要求している装置のシリアル番号、次のピング前の予周期間、要求している装置のIPアドレスおよびホスト名、およびSNMPトラップ用のSNMPターゲットアドレスのリスト等の情報を含み得る。しかし、ピングは、例えば、HTTP、SOAP、SNMP、TCP、UDP、FTP、およびIBM
MQseries message等を含む様々な形態を取り得る。
【0055】
ピアデバイスは、ピングを受信し得、ピアデバイスがピアツーピアレビュープロセスを構築するためのリソースを有するかどうかを判定し得、応答を送り得る。この応答は、ブロック56で示されるように、ネットワーク装置によって受信され得る。応答メッセージは、様々なデータを含み得る。このデータは、上記のデータに類似したデータを含み得、および/または、デバイスの位置、デバイスのアドレス、将来のピングの所望の区間、および関係の承認等の機能に関連し得る。この応答は、上記に一覧されたものを含む様々なプロトコル等を用い得る。
【0056】
ピアデバイスがピアツーピア関係を承認する場合、ネットワーク装置は、ブロック60で示されるように、ネットワーク装置とそのピアとの間の通信において構築されるような所与の区間、待機し得る。次いで、ネットワーク装置は、ブロック54に示されるように、再びピアをピングし得る。ピアデバイスは、メッセージが応答して送り返される必要があるかどうかを判定し得る。このように、ピアツーピアレビューが構築される。
【0057】
一つの例示的な実施形態において、ネットワーク接続が可能な装置は、相互接続されたネットワークを介してブロードキャストし得、ピア装置のアドレスを見つけ得る。例えば、ネットワーク接続が可能な装置は、サブネットブロードキャストを送り得る。ピア装置は、このブロードキャストに応答し得る。ネットワーク接続が可能な装置は、次いで、応答しているピア装置のうちの一つを選択的にピングし得る。ネットワーク接続可能な装置は、例えば、ピア装置のアドレスおよび/または将来のピングの周期に関する情報を有するHTTP POSTメッセージまたはFTPメッセージを用い得る。さらに、メッセージは、ネットワーク接続可能な装置の機能に関する情報、および/または、ネットワーク接続可能な装置の機能に関連するアルゴリズムに関連する情報を含み得る。ピア装置は、メッセージで応答し得る。このメッセージは、例えば、HTTP Post、FTP、および/または、SNMPメッセージ等を用い得る。このメッセージは、ピア関係の承認、将来のピングの周期、および/または、ピアデバイスの機能等に関連する情報を含み得る。ネットワーク接続可能な装置は、次いで、ピア装置のピングを選択的に行い得る。
【0058】
一つの例示的な実施形態において、装置は、オプションで、装置が見張るように構築される装置、および、装置を現在「ピング」している装置を「ピング」のみし得る。ピア装置が周期的にネットワーク装置をピングしているために、装置からのピングが存在しないことが装置の故障を検出するために用いられ得る。装置が意図的にシャットダウンされる場合、この装置は、装置を「ピング」している各々のデバイス、および/または、装置によって「ピング」されている各々のデバイスに対して特別の「ピング」を発し得、シャットダウンするその計画を示し得る。このことは、これらのデバイスが故障による計画されたシャットダウンまたは再スタートを報告することを防ぎ得るように用いられ得る。
【0059】
任意の場合において、a)装置からの「ピング」が確かに期限を過ぎている場合、または、b)装置を「ピング」する一度以上の試みが失敗した場合、装置は、故障したことを
発見され得る。故障が検出されると、装置によって提供されたe―メールアドレスまたは他の接触メカニズムが通知され得る。さらに、(見失った装置のIPアドレスに設定されたそれらの代理アドレスを有する)SNMPトラップは、装置によって供給されたターゲットSNMPアドレスに送られ得る。付随的に、この通知はまた、(特に、故障した装置がこのデータを供給しなかった場合)故障を検出している装置に関連するe−メールおよびSNMPアドレスに送られ得る。
【0060】
このアルゴリズムを用いて、ネットワーク接続可能な装置は、他のネットワーク接続可能な装置とのピアレビュー関係を構築し得る。さらに、ネットワーク接続可能な装置は、一つ以上のピアレビュー関係を選択的に構築し得る。さらに、アルゴリズムは、多くのピアツーピア関係の構築を決定し得る。
【0061】
この様態において、ピアデバイスがネットワーク装置からの周期的なピングを期待している場合、ピアデバイスは、ネットワーク装置の動作状態を周期的に構築し得る。ピングが受信されない場合、または、一連のピングが受信されない場合、ピアデバイスは、ネットワーク装置が動作していないことを構築し得る。
【0062】
ピアツーピアのピングのバリエーションは、ホーム通信に対する装置用に用いられ得る。例えば、各装置は、一つ以上のホストウェブサーバを「ピング」するように構成され得る。この場合、装置は、ターゲットされたサーバの停止を検出または報告しない。しかし、これらのサーバ上のアプリケーションは、ピングによって報告された情報を用い、装置停止をいつ報告するのか、および、停止をどこ対して報告するのかを知る。
【0063】
これらのメカニズムの他の実施形態は、HTTP POST、CIMイベント、DMI警告、データベースINSERTおよびログファイル添付等を含む他のアラーム通知メカニズムと同様に、HTTP、SOAP、SNMPトラップ、プロパティTCPまたはUDPのインプリメンテーション、およびIBM MQ Series message等を含む「ピング」のインプリメンテーションに対して様々なプロトコルを用い得る。
【0064】
ネットワーク装置は、様々な方法によるリモートモニタリングシステムで通信し得る。これらの方法は、ページャネットワーク、電話ネットワーク、無線ネットワーク、グローバル相互接続ネットワーク、および専用ライン等を含み得る。
【0065】
例示的な実施形態において、周期的なメッセージは、HTTP POST法を用い得る。同様に、装置間および装置間の他の通信、ならびに、遠隔位置は、HTTP POST法を用い得る。この方法は、以下に類似した形態を取り得る。
【0066】
POST/message_type HTTP/1.1
Host:000.000.0.000:00
User−Agent: Software/version
Accept: */*
Accept−Encoding: gzip
Accept−Language: en
VARIABLE1=1%VARIABLE2=2%VARIABLE3=value
変数は、ネットワーク装置のタイプ、ソフトウェアのバージョン、ネットワークID、ホスト名、デバイス、センサ、および他のデータに関連する情報を含み得る。
【0067】
別の例示的な実施形態において、メッセージは、FTP法を用いて送られ得る。このように、メッセージは、別の装置またはサーバ上に置かれたテキストファイルの形態を取り得、
VARIABLE1=1
VARIABLE2=2
VARIABLE3=value
のように現れ得る。
【0068】
これらの方法は、また、画像、音声および他のデータを転送するように用いられ得る。さらに、他の方法、メカニズム、およびプロトコルは、データを送る、転送する、および/または、掲示(post)するように用いられ得る。
【0069】
図6は、リモートモニタリングシステム72とネットワーク装置74、76および78との間の通信用のシステムの例示的な実施形態の概略的なブロック図である。システム70は、リモートモニタリングシステム72とネットワーク装置A74、B76およびC78の各々との間の通信を構築し得る。リモートモニタリングシステム72は、各デバイスに投票し得る。あるいは、デバイス74、76、78の各々は、情報をリモートモニタリングシステム72にリレーし得る。
【0070】
リモートモニタリングシステムとネットワーク装置との間の通信は、様々な形態を取り得る。これらの形態は、上記に一覧されたもの等を含み得る。
【0071】
さらに、リモートモニタリングシステム72およびネットワーク装置74、76、78は、様々なプロトコルを通じて通信し得る。これらのプロトコルは、HTTP、FTP、SNMP、SOAP、UDP、TCP/IPおよび他のプロトコルを含み得る。
【0072】
代替的な実施形態において、リモートモニタリングシステムは、一つ、二つ、または全てより少ない数のネットワーク装置と通信するように構成され得る。図7は、リモートモニタリングシステム92とネットワーク装置のクラスターとの間の通信用のシステムの例示的な実施形態の概略的なブロック図である。システム90は、相互接続されたネットワーク98に接続されたネットワーク装置94、96、100、102、104のセットを含み得る。リモートモニタリングシステム92は、一つ以上のネットワーク装置94、96に接続され得る。しかし、リモートモニタリングシステムは、装置94、96、100、102、104の各々を接続する相互接続ネットワーク98に接続されてもされなくてもよい。
【0073】
リモートモニタリングシステム92は、様々な手段によって一つ以上のネットワーク装置94、96と通信し得る。これらの手段は、上記に一覧された手段等を含み得る。例えば、リモートモニタリングシステム92は、グローバルネットワーク、WAN、無線ネットワーク、衛星ネットワーク、専用接続、および電話線等によってネットワーク装置D94と通信し得る。
【0074】
リモートモニタリングシステム92とピアツーピアレビュー通信法と関連したリモートモニタリングシステム92と一つ以上のネットワーク装置94、96との間のこの通信方法は、相互接続ネットワーク98に接続されたネットワーク装置とリモートモニタリングシステム92との間の通信リンクの冗長性を許可し得る。例えば、ネットワーク装置D94は、相互接続ネットワーク98を通して、ネットワーク装置E96とのピアツーピアレビュー通信を構築し得る。さらに、ネットワーク装置D94、およびネットワーク装置E96は、リモートモニタリングシステム92との通信を構築し得る。このように、ネットワーク装置A、BおよびCは、相互接続ネットワーク98を通してネットワーク装置E96と通信し得る。次いで、ネットワーク装置E96は、リモートモニタリングシステム92と通信し得る。この様態で、ネットワーク装置A、BおよびCは、リモートモニタリングシステム92によってリンク通信を維持する。
【0075】
一つの例示的な実施形態において、浮動(floating)IPアドレスが用いられ得る。ネットワーク装置D94は、IPアドレスの所有を構築し得、かつ、取り得る。ネットワーク装置D94が故障した場合、ネットワーク装置E96は、IPアドレスを引き継ぎ、所有者のようにIPアドレス自身を構築する。この様態において、リモートモニタリングシステム92は、再構成することなく、相互接続されたネットワーク98に接続された装置との通信を維持する。代替的な実施形態において、ネットワーク装置E96は、ネットワーク装置D94の動作状況における変化を示すリモートモニタリングシステム92にメッセージを送り得る。さらに、ネットワーク装置E96は、ネットワーク装置A、BおよびCに対する通信リンクの所有者のようにそれ自身を構築するリモートモニタリングシステム92にメッセージを送り得る。
【0076】
別の例示的な実施形態において、ネットワーク装置D94およびネットワーク装置E96は、リモートモニタリングシステム92に達する異なる通信手段を用い得る。例えば、ネットワーク装置D94は、グローバルネットワークに接続され得る。Dの故障の際に、ネットワーク装置E96は、リモートモニタリングシステム92を呼び出し得るモデムを有し得る。さらに、ネットワーク装置D94およびネットワーク装置E96は、同じ手段によってリモートモニタリングシステム92に接続され得るが、リモートモニタリングシステム92とのそれらの通信において、異なるプロトコルを用い得る。例えば、ネットワーク装置D94は、HTTP POSTプロトコルを用い得、リモートモニタリングシステム92と通信し得、ネットワーク装置E96は、FTPプロトコルを用い得る。
【0077】
図8は、図1および2に従うネットワーク装置の例示的な実施形態のブロック図である。ネットワーク装置110は、プロセッサ112、プログラム可能な回路114、ネットワークインタフェース116、センサ118、格納場所120、クロック134、およびモデム136を有し得る。しかし、ネットワーク装置110は、これらの機能の全て、またはいくつかを有してもよく、これらの機能を全く有しなくてもよい。さらに、ネットワーク装置は、組み合わせを変化させて様々なアイテムを用い得、機能を変化させることを可能にする。
【0078】
プロセッサ112は、様々な形態を取り得る。これらの形態は、マイクロプロセッサおよび他の回路を含み得る。プロセッサ112は、様々な動作命令、および/または、データを取り得、プログラム可能な回路114、ネットワークインタフェース116、センサ118、一つ以上の格納媒体120、クロック134、モデム136および他のものと関連してこの情報を用い得、ネットワーク装置の機能を可能にし、ピア装置および/またはピア装置のリモートモニタリングシステムとの通信をさらに構築する。さらに、プロセッサ112は、Java(R)ベースのオペレーティングシステムで動作するように機能し得る。加えて、プロセッサは、このオペレーティングシステムに関連して、サーバおよびまたはウェブベースサーバとして機能し得る。
【0079】
プログラム可能な回路114は、様々な形態を取り得る。これらの形態は、キーボード、グラフィックユーザインタフェースデバイス、ハンドヘルドデバイス、ネットワークインタフェースを介する手段、および他の手段を含む様々な手段によるプログラムを受け入れ得る。この様態において、ネットワーク装置の機能が適応され得る。
【0080】
ネットワークインタフェース116は、様々な形態を取り得る。これらの形態は、イーサネット(R)、無線イーサネット(R)、トークンリング、ブルートゥース通信手段、ならびに、モデムおよび電話線、様々な他のネットワークおよび通信インタフェースを含み得る。さらに、ネットワーク装置110は、類似のまたは異なる通信手段に接続された一つ以上のネットワークインタフェースを有し得る。例えば、一つの装置は、プライベー
トイーサネット(R)ネットワークへの接続、およびワイドエリアネットワークへのインタフェース接続を有し得る。あるいは、別の装置は、プライベートイーサネット(R)ネットワークおよび無線イーサネット(R)インタフェースへのネットワークインタフェース接続を有し得る。このように、様々な装置は、ネットワークインタフェース116と関連する機能を有し得る。例えば、プライベートイーサネット(R)ネットワークインタフェースと無線インタフェースとの両方を有するネットワーク装置は、無線センサと通信し得、センサデータをプライベートネットワーク上の他の装置に通信し得る。別の例では、装置は、プライベートイーサネット(R)ネットワークインタフェースとWANインタフェースとの両方を有し得る。このように、この装置は、遠隔位置へのおよび遠隔位置からのプライベートネットワーク上の装置からのおよび装置への情報を通信するように機能し得る。しかし、一つ以上の類似のまたは様々なネットワークインタフェースと関連する様々な組み合わせおよび機能が考えられ得る。
【0081】
さらに、センサ118は、様々な形態を取り得る。これらの形態は、温度センサ、圧力センサ、電気的クオリティセンサ、空気流センサ、マイクロフォン、カメラ、ビデオカメラ、赤外線カメラ、ドアセンサ、動作センサ、およびネットワークセンサ等を含み得る。一つ以上のセンサ118は、ネットワーク装置に含まれ得る。あるいは、ネットワーク装置は、センサ118を有しなくてもよい。別の実施形態において、ネットワーク装置は、オーディオスピーカまたは視覚的な出力を有してもよい。さらに、センサまたはセンサ118は、ネットワーク装置110内に囲まれていてもいなくてもよい。このように、センサまたはセンサ118は、ネットワーク装置110に統合され得るか、装置の外部にあり得るかである。さらに、外部の線センサは、例えば、外部温度センサ、動作検出器、または、ドライ接触(dry−contact)ケーブルを通し接続された他のセンサ等に排他的に接続され得る。あるいは、センサまたはセンサ118は、例えば、無線温度センサ、SNMPによって監視されたネットワークデバイス、および他の装置等の装置のクラスターにおける一つ以上の装置によって監視され得るか監視され得ないかである無線接続を有する装置の外部にあり得る。一つ以上の装置によって監視され得る個々のセンサは、装置内で負荷平衡され、装置間で動的割り当てされ、故障の装置をカバーする。
【0082】
格納媒体120は、様々な形態を取り得る。これらは、RAM、ROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、フロッピ(R)ドライブ、取り外し可能なドライブ、DVD、CDおよびメモリスティック等を含み得る。この格納媒体は、様々な動作命令、データおよび他の情報を保持し得る。この情報は、ネットワーキングおよび通信命令122、アラームおよび警告ルール124、ピアツーピア通信命令126、ホーム通信命令128に対する装置、様々なディレクトリ130、およびデータ130等を含み得る。
【0083】
ネットワークおよび通信命令126は、様々なプロトコルのインプリメンテーション、ネットワークインタフェース116および/またはモデム136に対する動作命令、および、通信に対する他の命令を含み得る。さらに、格納媒体120は、様々なプロトコルで送られたメッセージを解釈するための命令セットを保持し得る。これらの命令セットは、CGI、Java(R)サーブレット、ASP、JSP、またはPHPスクリプト等で書き込まれ得る。さらに、これらの命令セットは、ネットワーク装置をウェブベースのサーバとして機能可能にし得る。例えば、命令セットは、HTTP POSTメッセージを解析するように、FTPメッセージを受信するように、および/または、他のプロトコル、方法、およびメカニズムを用いて送られたメッセージを解釈するように用いられ得る。
【0084】
格納媒体120は、また、アラームルール124および他のアルゴリズム、閾値、および設定ポイントを有し得る。これらは、パラメータの値を示すように用いられ得る。この値で、通告が信頼のおけるパーティによって所望される。
【0085】
さらに、格納媒体120は、ピアツーピア126および装置ツーホーム128通信命令を有し得る。これらの命令は、例えば、ピア装置および/またはリモート位置を有する様々な目的に対する通信および通信方法を導き得る。
【0086】
さらに、ディレクトリ130および他のデータ132が格納媒体に保持され得る。ディレクトリ130は、装置、アドレス、ホスト名、ソフトウェア、ソフトウェアバージョン、デバイスのタイプ、デバイスデータ、および他のものに関連した情報を含み得る。さらに、ディレクトリは、共有され得るか、共有ディレクトリの複製であり得る。データ132は、公共、共有および分散であってもなくてもよい。データ132は、例えば、センサの値、リスト(例えば、SNMPトラップターゲット、e―メール通知リスト、電話およびページ番号、ならびに、他のもの)であり得る。
【0087】
さらに、ネットワーク装置は、クロック134を有し得る。このクロック134は、アナログ、デジタルおよび他のものを含む様々な形態を取り得る。クロック134は、計測が行われる時間を構築するために、センサと連動して用いられ得る。
【0088】
さらに、ネットワーク装置110は、モデム136、あるいは、電話線あるいは他の有線または無線通信手段を介して接続する他の通信手段を有し得る。これは、ネットワークインタフェース116に類似してもしなくてもよい。
【0089】
一つの例示的な実施形態において、ネットワーク装置は、サーバのルームのあるポイントにおける温度を計測するように機能し得る。このネットワーク装置は、例えば、プロセッサ112、プログラム可能な回路114、ネットワークインタフェース116、温度センサ118および様々な格納媒体120を有し得る。ネットワーク装置は、周期的な温度計測を取るように機能し得る。さらに、ネットワーク装置は、一つ以上のピア装置を周期的にピングし得、クラスターの挙動を構築し得る。さらに、ネットワーク装置は、周期的に温度データを運ぶように機能し得、ピア装置かリモートモニタリングシステムかのいずれかに要求し得る。
【0090】
別の実施形態において、ネットワーク装置は、プロセッサ112、プログラム可能な回路114、ネットワークインタフェース116およびモデム136を有し得る。ネットワーク装置は、ネットワーキングインタフェースを用い得、システム上の他の装置とのピアツーピア通信を構築し得る。さらに、システム上の別の装置からの警告があると、ネットワーク装置は、モデムを作動し得、リモートモニタリングシステムとの新規の通信リンクを構築し得る。あるいは、モデムは、ページを送り、電話呼び出しを行い、または、ピア装置の状況に関しては信頼のおけるパーティに警告するために他の通信機能を実行するように用いられ得る。
【0091】
ピア装置の警告に応答してモデムを作動させる等の、ネットワーク装置間の複雑な相互作用の挙動を構築する一つの例示的な方法は、デバイスディレクトリを用いることである。図9は、デバイスディレクトリの例示的な実施形態のブロック図である。デバイスディレクトリは、デバイスの識別表示、デバイスの識別表示に関連した各デバイスのサポートされた活動に関する情報、あるいは、デバイスおよび/またはデバイスの機能に関連した様々な他のデータを保持し得る。
【0092】
デバイスディレクトリは、様々な手段によって構築され得る。これらの手段は、相互接続ネットワーク上で見つけられた他のデバイスのブロードキャスティングおよび/またはピングを含み得る。ピアデバイスは、これらのデバイスに関連した情報、これらのデバイスのサポートされた活動、ならびに、デバイスおよびサポートされた活動に関連したデータを互いに通信し得る。
【0093】
これらの通信およびディレクトリは、様々なデータを有し得る。これらのデータは、装置、ホスト名、装置モデル、装置ソフトウェアバージョン、装置デバイスおよびセンサ、装置の機能および/または能力、アルゴリズム、設定ポイント、タスク等を含み得る。さらに、データは、例えば、ローカルデバイスID、デバイスタイプ、デバイスラベル、デバイス位置、および、様々なデバイスタイプの特定の属性を含む装置デバイスおよびセンサに関する情報を含み得る。ネットワーク装置は、また、再スタート、シャットダウン、および他のイベントを行うと、ネットワーク装置のデータを他のデバイス上のディレクトリに報告するようにプログラムされ得る。
【0094】
さらに、ネットワーク装置は、サポートされたデバイスのリターン属性および属性に対するクエリを支援するようにプログラムされ得る。ネットワーク装置は、他の装置のクエリを作るようにプログラムされ得る。さらに、装置は、デバイスおよび装置ID検証をサポートし得、削除されたデバイスに対する古い参照を検出することを考慮している。
【0095】
ディレクトリ構造は、ネットワーク装置が他のネットワーク装置および/またはピア装置上のデバイスおよびセンサを監視することを可能にし得る。このように、ネットワーク装置は、別の装置上の変数値に応答して作動し得る。例えば、カメラの能力を有するネットワーク装置は、別のネットワーク装置上のドアセンサを監視し得る。さらに、カメラの能力を有するネットワークは、ドアが開いたことに応答して画像を送り、掲示し、または、転送し得る。
【0096】
あるいは、ネットワーク装置は、別のデバイスの挙動を導き得る。例えば、ディレクトリを用いて、装置は、e−メール能力を有する別の装置のアドレスを決定し得、他の装置を通してメッセージを送ることを導き得る。
【0097】
別の例において、ドアセンサの閾値は、装置上で定義され得、ディレクトリによって登録された異なる装置上のドアセンサの複数の選択リスト、および、様々な装置上のカメラの複数選択リストのオプションを提供し得る。結果として生じた閾値は、ドアセンサの任意に対するドアの開きを考慮し、一つ以上のカメラで捕らえられた写真が添付したe−メール装置が生成される。
【0098】
さらなる例において、センサ警告用のe−メールのコンテンツを構成するパネルは、さらなる/取り除かれたスタイルの対のリストボックスを提供し得、e−メールにおける様々な装置からの様々なセンサにおける現在の値の追加を制御可能にする。
【0099】
別の例では、温度センサの閾値は、装置上で規定され得、種々の装置(appliance)上の温度センサの複数選択リストのオプションを提示する。結果として、温度センサを有する装置からの多くのメッセージとは対照的に、単一の閾値規定がこれらの複数センサに適用され、SNMPの単一のストリームのみが変化し、および/または、電子メールが生成される。通知電子メールは、全ての選択されたセンサの電流値、および所与のセンサが間違っているかいないかに関する指標を含み得る。
【0100】
これらの活動をサポートするために、各装置は、複数属性の現在値を問い合わせるためのHTTP POSTベースのインタフェースをサポートし得る。インタフェースは、デバイス固有のIDにより問い合わせ得る。カメラおよび他の特別なセンサのために、HTTP POSTベースのインタフェースが、イメージ、ストリーミングデータ、音声ストリーム、または他のデータタイプを戻す(return)ために用いられ得る。
【0101】
さらに、HTTP POSTベースの構成インタフェースは、違反が発生した場合に構
成装置に通知する装置上の閾値の規定を考慮に入れ得る。装置は、属性ごとのこれらの閾値の複数の例をサポートし得る。さらに、HTTP POSTベースの閾値違反通知機構は、閾値の遠隔所有者に違反を通知するために用いられ得る。
【0102】
また、HTTP POSTベースのインタフェースは、装置が遠隔に構成された閾値を装置上で確証することを可能にし得る。これは、閾値が依然として有効である場合に閾値を設定する装置を問い合わせることによって達成され得る。装置は、ネットワーク供給停止または装置のリセット等の入手可能性の失効があればいつでも、このインタフェースを用い得る。
【0103】
さらに、HTTP POSTベースのインタフェースは、遠隔に構成された閾値の状態を装置上で問い合わせることを可能にし、閾値が構成された装置とそれらをインプリメントする装置との間の同期を可能にし得る。問い合わせることは、例えば、リスタートまたはネットワーク停止に続いて用いられ得る。
【0104】
さらに、HTTP POSTベースのインタフェースは、出力デバイスのための出力値を設定するために用いられ得る。これらのデバイスは、さらに、現在値クエリインタフェースをサポートし得る。
【0105】
HTTP POSTベースのインタフェースが例示的な目的のために用いられる一方で、種々の機能性を実施する種々の他のインタフェースが認識され得る。これらのインタフェースは、FTP、SNMP、CIM、SOAP、独自のUDPまたはTCP、またはLDAP、その他を含む他のプロトコルを用い得る。
【0106】
1より多いディレクトリ装置/サービスの規格を可能にすることによって、欠陥許容度の測定が達成される。欠陥復旧の助けとなるために、ディレクトリ装置は、装置のセットの全てのメンバーに共通になり得、そして、互いに知るように構成され得る。ディレクトリサービス装置が達成される場合、その同等物の一つと接触し、その同等物によって知られた全装置のリストを要求することを試み得る。このリストは、ディレクトリ装置によって知られた装置のリストを更新するために用いられ、次には、これらの装置のそれぞれを要求してそれらのデータを装置に再表示するために用いられ得る。首尾よく接触されたが、再表示することを拒絶する装置は、放棄され得る。
【0107】
セキュリティをサポートするために、各ディレクトリ装置は、アクセスユーザ−IDおよびパスワードを構成することのオプションをサポートし得る。これは、ディレクトリを結合および使用することを試みる各装置上で構成され得る。追加されたセキュリティに対して、ディレクトリを使用することを試みる各装置に固有のパスワードが要求され得る。他の実施形態は、種々のセキュリティサービス(LDAP、Kerberos、DCE、NIS)または機構(デジタル署名、パブリック−プライベートキー暗号化)のうちの任意をサポートし得る。
【0108】
代替の実施形態では、単一のネットワーク装置は、マスターディレクトリを確立し得る。マスターディレクトリネットワーク装置は、ネットワーク上で見出される他の装置をポーリングし、そして、ディレクトリに格納され得る情報を受け取り得る。
【0109】
ディレクトリアプリケーションを有する欠陥許容度の別の手段は、一次および二次ディレクトリ装置間の失敗超過(fail−over)に基づいてIPアドレスをインプリメントするためにあり得る。このようにして、全装置は、単一のディレクトリ装置を参照および相互作用するだけである。これのインプリメンテーションは、明確なIPアドレスを有するディレクトリ装置のそれぞれを含み得、それらのうちの一つは、(所与の時間にお
いて)、さらに、ディレクトリ装置に割り当てられたIPアドレスを有する。一次ディレクトリ装置は、デフォルトにより、ディレクトリ装置のIPアドレスおよびそれ自体の明瞭なIPアドレスを有し得る。二次装置は、明瞭なIPアドレスを所有し得る。一次装置への任意の更新は、同期を維持するために、二次装置にすぐに通信され得る。その間に、二次装置は、失敗に気をつけるために、一次を規則的にポーリングし得る。失敗が発生した場合、二次装置は、例えば、ディレクトリサービスIPアドレスをそれ自体の上で活性にし、無料のARPリゾルブ(resolve)をネットワークに送り、IPアドレスの新しい位置を認識するためにネットワーク上の任意のARPキャッシュを強制し、そして、一次ディレクトリ装置の目録を仮定し得る。置き換えられるか、または、サービスされる場合、前の一次ディレクトリ装置は、新しい一次的な同期でレクトリデータに接触し、二次ディレクトリ装置の目録を仮定し得る。
【0110】
図10Aは、ディレクトリを有するネットワーク装置Aを示す。ネットワーク装置B、C、DおよびEは、ディレクトリを確立するためにネットワーク装置Aと通信する。これらの装置は、相互接続ネットワークを介してネットワーク装置Aと通信し得る。
【0111】
いっそうさらに、ネットワーク装置は、他のネットワーク装置によって所有されたリソースを位置付けるために、マスターディレクトリを有するネットワーク装置をポーリングし得る。この方法で、ネットワーク装置は、他のネットワーク装置の特性および機能を用いることによってその機能性を増大し得る。例えば、ネットワーク装置Bは、環境変数を感知し得る。しかしながら、Bは、グローバルネットワーク介して電子メールを送信する能力を有さなくてもよい。ネットワーク装置Cは、環境変数感知しなくてもよい。しかしながら、それは、グローバルネットワークへの接続を有し得る。同様に、ネットワーク装置Bは、ディレクトリCに問い合わせ得る。ネットワーク装置Bは、その時、外部リンクを確立するために、ネットワーク装置Cと通信し得る。
【0112】
よりさらに複雑な例示的実施形態では、ネットワーク装置Bは、環境変数を感知し得る。ネットワーク装置Bは、画像機能または外部ネットワークへの接続を有さなくてもよい。同様に、ネットワーク装置Bは、警告状態または他の状態を確立する際に、例えば、ネットワーク装置Aおよびネットワーク装置A上のディレクトリに問い合わせ得る。ネットワーク装置Bは、その時、ネットワーク装置E、DおよびCのリソースについて学習し得る。同様に、ネットワーク装置Bは、例えは、カメラベースのネットワーク装置Eと通信し得る。ネットワーク装置Eは、次いで、外部ネットワーク介するネットワーク装置Cを介して画像を送信し得る。この方法では、ますます複雑な挙動が、種々のネットワーク装置の自律性を維持しながらクラスターを用いて確立され得る。いっそうさらに、ディレクトリは、種々のネットワーク装置上に格納され得る。
【0113】
図10Bに示されるように、ディレクトリは、ネットワーク装置Eに属し得る。例えば、Eは、ネットワーク装置Aと同等の通信を確立し得る。ネットワーク装置Aの失敗またはシャットダウンの際、Eは、新しいディレクトリに対する必要性を確立し得る。同様に、EはAからディレクトリを獲得し得るか、または、Eは、デバイスのサポートされた活性およびこれらのデバイスに関連する種々のデータおよび相互接続されたネットワークに接続された他のネットワーク装置からサポートされた活性を発見するために再ポーリングおよび再放送し得る。全体としてのクラスタまたはクラスタ内の種々のデバイスによって獲得されたディレクトリおよび任意の他のデータの転送を促進するための別の方法が、マスターリストおよびスレーブリストを確立することを必要とし得る。
【0114】
図11Aは、ディレクトリを構築するための例示的方法のブロックフロー図である。方法140では、ネットワーク装置は、ブロック142に見られるように、ディレクトリの位置を判定し得る。ディレクトリは、別のネットワーク装置上に格納され得る。あるいは
、ディレクトリは、サーバ上に格納され得る。
【0115】
次のブロック144では、ネットワーク装置は、ディレクトリデバイスを通知し、ネットワーク装置に関連する情報の格納を指示し得る。この情報は、アドレス、リソース、センサ、リスポンシビリティ(responsibility)、固有識別子、データ、同等の関連データ、および責任のあるパーティ、その他を含み得る。さらに、情報は、構成パラメータを含み得る。
【0116】
代替の方法では、ディレクトリデバイスは、ネットワーク装置との接触を起動し、そして、データベース内の格納のための情報を要求し得る。図11Bは、ディレクトリを構築するための例示的方法のブロックフロー図である。ディレクトリデバイスは、ブロック146に見られるように、ネットワーク装置を位置付け得る。ディレクトリデバイスは、アドレスウォーキング(adress walking)、SNMPトラップ、既知アドレスでの装置の問い合わせ、既知のアプリケーションからの同等アドレスの獲得、その他等の種々の手段を用い得る。
【0117】
次のブロック147に見られるように、ディレクトリデバイスは、ネットワーク装置からデータを要求し得る。データは、アドレス、リソース、センサ、リスポンシビィティ、固有識別子、データ、同等の関連データ、および責任あるパーティ、その他を含み得る。さらに、情報は、構成パラメータを含み得る。次いで、ディレクトリデバイスは、ブロック148に見られるように、ディレクトリをそれに応じて調節し得る。
【0118】
ディレクトリデバイスは、ネットワーク装置の形態をとり得る。あるいは、ディレクトリデバイスは、サーバ上に常駐するデータベースへのアクセスを有するネットワーク装置の形態をとり得る。同様に、ディレクトリは、ネットワーク装置上、サーバ上、またはネットワークドライブ、その他に格納され得る。
【0119】
一般的な例示的実施形態では、図12に見られるように、ネットワーク装置Aは、マスターデータAを有し得る。ネットワーク装置Bは、ネットワーク装置Aとのピアーツウーピア通信であり得、そして、マスターデータセットAに関連付けられるスレーブデータセットを確立し得る。これは、例えば、マスターおよびスレーブディレクトリであり得るか、または、それは、AまたはBによって、または、ネットワーク上の他の装置によって相互に有用な他のデータの形態をとり得る。さらに、Bは、種々の他の情報を格納するマスターリスト(マスターデータB)を保持し得る。さらに、ネットワーク装置Cは、Bのためのスレーブデータを格納し得、さらなる冗長性において、Aに対するスレーブデータを格納し得る。しかしながら、ネットワーク装置は、ネットワーク装置Dによって見られるように、任意のデータもマスターリストも格納する必要はない。
【0120】
さらに、1以上のサーバは、ネットワークに接続されてもよいし、接続されていなくてもよい。データは、これらのサーバ上に格納され得る。データは、ディレクトリ、マスターデータ、またはスレーブデータ、その他の形態をとり得る。同様に、サーバおよびデータは、種々の形態をとり得る。これらの形態は、サーバ、およびLDAPサーバ、その他を含み得る。相互接続されたネットワークに接続されたネットワーク装置の1以上は、1以上のサーバのクライアントであり得る。
【0121】
この方法では、複雑な挙動が、さらに、公共データを利用し得る。例えば、責任のあるパーティは、所与の温度状態の際に電子データを望み得る。1以上の温度センサがルームに存在する場合、警告規則および関連するポケットベルナンバーまたは電子メールアドレスまたは他のデータが、マスタデータリストにアクセス可能なコミュニティ(community)に格納され得る。情報は、さらに、スレーブデータセットとして温度センサデ
バイスのそれぞれによって格納され得る。同様に、温度状態が満たされる場合、通知が責任のあるパーティに送信され得る。状態が満たされる温度感知デバイスは、情報を用いて、どのように、どこで、何をするかを判定するためにマスターデータリストをポーリングすることを選択し得る。あるいは、ネットワーク装置は、その挙動を判定するためにスレーブデータリストまたはデータセットを用い得る。
【0122】
この方法では、情報にアクセス可能なコミュニティの冗長性が可能になる。さらに、ユーザは、一つの位置内の所望の情報を変更し、その情報を汎用にし得る。
【0123】
さらに、遠隔モニタリング失敗超過(fail−over)およびロード収支が、インプリメントされ得る。モニタリング装置によってインプリメントされた多数の失敗は、他のデバイスのネットワークを介する、特に、SNMP、CIM、およびHTTP等のプロトコルを介する観察に基づき得る。複数の装置の存在下で、どの装置がどのネットワークをモニタするかの選択は、個々の装置の性能および容量に関連付けられ得る。この事実は、デバイスモニタリングタスクの動的分配および装置が失敗した場合のモニタリングリスポンシビリティの失敗超過に対する機構の両方のための基本として用いられ得る。ロード収支に加えて、失敗超過モニタリング、および動的分配は、共用センサのモニタリングに適用され得る。
【0124】
図13に見られるような例示の方法150では、リスポンシビリティおよび/またはリソースは、再分配され得る。例えば、同等のデバイスが失敗するイベントでは、ブロック152に見られるように、ネットワーク装置は、何のリソース、リスポンシビリティ、およびコンタクトが失敗したデバイスに割り当てられるかを判定するためにディレクトリにアクセスし得る。
【0125】
リソースは、例えば、データ管理、能力、機能、およびセンサ、その他であり得る。デバイスの失敗は、クラスタの能力を減少させ得る。あるいは、失敗した装置の能力および機能性に依存するデバイスは、失敗について通知され得る。この方法では、失敗した装置に依存する装置は、ディレクトリまたは他の手段にアクセスすることを介して、交代のデバイスにアクセスするかどうかおよび交代のデバイスにアクセスする方法を決定し、リスポンシビリティパーティに、能力の損失を通知し、および/または、同等の関係その他を確立し得る。例えば、モデムを有するデバイスは、責任のあるパーティを呼び出す手段として作動し得る。さらに、同等のデバイスは、同等の関係をゆるめる。同様に、クラスタは、ページング能力または通信する交代手段、例えば、アラームを有する交代のデバイスを見出す必要がある。さらに、新しい同等の関係が、確立され得る。しかしながら、リソースの種々の例が、予見され得る。
【0126】
リスポンシビリティは、共用センサ、ディレクトリまたはバックアップディレクトリサービス、データ格納サービス、同等の関係、警告モニタリングその他のモニタリングを含み得る。失敗した装置をモニタリングするネットワーク装置は、リスポンシビリティを再割当し得る。例えば、装置は、リスポンシビリティの受入を要求するために他の装置をポーリングし得る。他の装置は、例えば、ディレクトリにおいて見出され得る。例えば、装置は、どの他の装置が共用無線センサと通信することができるか判定するためにディレクトリにアクセスし得る。装置は、次いで、ブロック156に見られるように、他の装置からのリスポンシビリティの受入を割り当てまたは要求し得る。
【0127】
さらに、装置は、ブロック158に見られるように、責任のあるパーティに同等の失敗を通知し得る。装置は、例えば、誰が責任のあるパーティであるかおよびそれらに接触する方法を判定するためにディレクトリにアクセスし得る。
【0128】
さらに、ネットワーク装置は、ブロック160に見られるように、ディレクトリを調節し得る。調節は、装置の失敗、装置の削除、リスポンシビリティの再割当、およに失敗に応答して取られた活動その他を反映し得る。
【0129】
これらのステップは、種々の組み合わせまたは全く組み合わせないで行われ得る。さらに、種々の他の方法が、リソース、リスポンシビリティの動的再割当、責任のあるパーティの通知のために予見され得る。さらに、方法150は、計画されたシャットダウンまたは非活性化の前にデバイスによって行われ得る。
【0130】
一つの例では、所与のディレクトリセットに登録された装置セット(「装置ドメイン(appliance domain)」)の各装置は、遠隔モニタリングに対するその能力を記載するディレクトリの記録のセットを発行し得る。具体的には、記録は、サポートされ得るデバイスの量、現在モニタリングされているデバイスの数、遠隔モニタリングのインプリメンテーションのバージョン、および他のモニタリングタイプ固有の属性を含む遠隔モニタリングの各タイプに対して規定され得る。各記録は、例えば、装置の連続番号および遠隔モニタリングのタイプの組み合わせによってキー化され得る。
【0131】
この性能ディレクトリのコンテンツは、両方の構成ツール(何の遠隔モニタリング性能が利用可能かおよび任意のさらなる性能が利用可能かどうかを判定するため)によって、および、失敗に応答するために(ディレクトリは他のデバイスの何が失敗した装置からの仕事を割り当てられることができるかを判定する際に支援するので)用いられ得る。
【0132】
所与の装置ドメインに登録された装置は、任意の遠隔モニタリングのための構成を、ディレクトリ記録のセットとして規定し得る。それぞれのこのような記録は、遠隔モニタリングのタイプ、モニタリングされるべきアドレスおよびアイデンティティ、現在デバイスをモニタリングしている装置の装置連続番号、および任意のモニタリングタイプ固有の設定を含み得る。
【0133】
一つの例では、新しいデバイスがモニタリングのために構成される場合、新しい記録が、割り当てられた最初の装置を有さない構成ディレクトリに加えられ得る。構成ツールは、次いで、任意の装置に対する性能ディレクトリに要求されたモニタリング性能およびさらなるデバイスをモニタリングする性能を問い合わせ得る。結果として生じる装置のリストは、次いで、デバイスに対するサブネット局所性、利用可能な性能、およびモニタリング機能レベルのような優先事項に基づいて、格納され得る。構成ツールは、次いで、格納されたリストを拒否し、デバイスに対するモニタリングリスポンシビリティの所有権を受け入れることの各装置へ要求を装置が所有権を受け入れるまで送信し得る。受け入れた装置は、それ自体、デバイスに対するモニタリング装置として設定し得る。
【0134】
装置が失敗する場合、供給停止を検出する同等の装置は、失敗したデバイスによって所有された任意の記録に対する構成ディレクトリに問い合わせ得る。何かが見出された場合、それは、記録が未所有(連続番号=0)に設定されたことを要求し得、そして、最初の構成のために用いられた同一の割当アルゴリズムを新しい所有者が見出されるまで繰り返し得る。装置がシャットダウンされているか、または、装置ドメインから除去されている場合、それは、その所有の代わりにこの同一の手順を繰り返し、そのリスポンシビリティを他のデバイスに割り当て得る。さらに、これらの再割当方法は、共用センダに対するモニタリングリスポンシビリティに適用され得る。
【0135】
多数の他の構成要素が、装置ドメインのディレクトリにおいて共用された様態で規定される場合に有意な利点を提供し得る。具体的には、ユーザアカウントおよび特権のような事のための共用されたオブジェクト、電子メール通知テンプレート、活動応答プロファイ
ル、電子メール通知リスト、およびSNMPトラップターゲットリストが利点を提供する。
【0136】
これらオプジェクトのために効果的な機構を提供するために、ディレクトリクライアントおよびサーバのインプリメンテーションは、ディレクトリ記録の局所的、持続的なキャッシングを有する構成申し込み機構を提供およびサポートするように増大され得る。具体的には、所与の共用されたオブジェクトに興味を有する各装置は、ディレクトリサーバ上のそのオブジェクトに加入し得る。これは、記録の最初のコピーを受け取り、および「マスター」が更新された場合にその記録への更新を自動的に受け取る装置を生じ得る。そのようにすることによって、装置は、次いで、ディレクトリサーバからの情報を要求することを繰り返すことなく、データを用いることが可能であり、および、ネットワーク供給停止またはディレクトリサーバ供給停止が発生した場合にキャッシングされたデータのコピーを用いて動作することが可能であり得る。各ディレクトリ記録に対する申し込みリストは、ディレクトリサーバ上の記録とともに持続的に格納され得、その結果、オフラインを有する装置は、接触がディレクトリサーバによってなされる場合に最新のデータを自動的に提示され得る。
【0137】
共用された構成オブジェクトは、名称付けられた記録としてディレクトリサーバに発行され得、そして、ドメイン固有のID、ラベル、タイプ、およびオブジェクトタイプ固有の属性/値対のリストからなり得る。
【0138】
共用されたオブジェクトは、ユーザアカウント、電子メール通知リスト、SNMPトラップ通知リスト、電子メール通知テンプレート、および活動応答プロファイルその他を含み得る。ユーザアカウントは、全ての装置に対して単一のユーザid/パスワードを割り当てることによって、装置のグループに対するアクセル制御の管理および固有の装置、これらの装置に接続されたデバイス、および他の共用されたオブジェクトにアクセスするためのアクセス制御リストを適用する方法を簡単にし得る。
【0139】
電子メール通知リストは、共用された通知リストの管理を許容し得、その結果、異なる装置上で構成された種々の通知活動は、各装置と直接相互作用する必要なしで、添付され得る。電子メールアドレスを参照する構成属性は、共用電子メール通知リストへの明示的電子メールアドレスおよび記号参照の両方をサポートし得る。
【0140】
SNMPトラップ通知リストは、電子メールと同様に、SNMPターゲットが特定される場合に、共用されたSNMP通知リストへの明示のターゲットリストおよび記号参照をサポートし得る。
【0141】
電子メール通知テンプレートは、電子メール警告通知のためのユーザ規定可能な「フォームレター(form letters)であり得、ユーザが何のテキストを送るかを示すことを可能にし、装置およびそのデバイスおよびセンサの種々の属性を組み込むマクロをサポートする。複数の装置がこれらの規定を共用することを可能にすることは、多くの装置を介してこれらの通知を簡単に、かつ一貫して添付することを提供し得る。
【0142】
活動応答プロファイルは、繰り返された活動およびエスカレーションを含む、応答のセットを規定し得、閾値または他の手段を介して検出された状態を警告する。複数の装置を有する多くの顧客は、これらの応答が持続的でありそれらの装置を介して容易に更新されることを可能にし得る。
【0143】
共用されたオブジェクトおよびディレクトリリソースその他は、デバイスのバルク構成を確立するために用いられ得る。図14に見られるように、方法170では、ユーザは、
ブロック172に見られるように、複数のデバイスに適用されることになる構成を規定し得る。構成は、活動応答プロファイル、電子メール通知テンプレート、SNMPトラップ通知リスト、電子メール通知リスト、および共用された構成オブジェクトその他を含み得る。
【0144】
ユーザは、次いで、ブロック174に見られるように、ディレクトリまたは他の格納デバイスにアクセスし、その構成を格納し得る。例えば、ユーザは、ディレクトリデバイス、プロキシデバイス、または一次装置その他にアクセスし得る。
【0145】
次に、構成は、ブロック176に見られるように、分散され得る。分散は、構成が割り当てられる、装置をポーリングすること、装置からの要求の際にデータを装置に転送することおよび他の方法によって達成され得る。
【0146】
さらに、共用されたオブジェクトおよびディレクトリリソースその他は、複雑な装置の挙動を構築するために用いられ得る。例えば、図15に見られるように、方法は、共用されたリソースを用いるために確立され得る。方法190に見られるように、装置は、ブロック192に見られるように、警告状態を入力し得る。しかしながら、このステップは、方法190に含まれていてもよいし、含まれたいなくてもよい。
【0147】
装置は、ブロック194に見られるように、確立された手順を評価し得る。確立された手順は、責任のあるパーティに知らせ、他のデバイスの挙動を指示し、または、他の装置に知らせる等のインストラクションであり得る。しかしながら、このステップは、方法190に含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。
【0148】
装置は、ブロック196に見られるように、ディレクトリにアクセスし得る。このようにして、装置は、望みのリソースを有する他の装置のアドレスを判定し得る。例えば、ドア警告装置は、カメラ装置のアドレスを判定するためのディレクトリにアクセスし得る。あるいは、温度センサ装置は、呼び出し可能にされた装置のアドレスを判定するためのディレクトリにアクセスし得る。さらに、装置は、通知リスト、方法、および他の共用オブジェクトのためのディレクトリにアクセスし得る。
【0149】
装置は、ブロック198に見られるように、他の装置上のリソースにアクセスし得る。例えば、ドア警告装置は、カメラ装置上の画像にアクセスし得る。あるいは、ドア警告装置は、カメラ装置に、画像を責任のあるパーティに送ることを指示し得る。別の例では、温度センサ装置は、呼び出し可能にされた装置に、ページを責任のあるパーティに送ることを指示し得る。しかしながら、複雑な挙動の種々の例が予見され得る。
【0150】
さらに、構成およびアプリケーションGUIが装置ドメインと単一ユニットとして相互作用するための単一で、失敗許容のインタフェースをサポートするために、1以上の「フローティング(floating)」IPアドレスに対するサポート(ディレクトリサーバに対して記載された失敗超過機構に類似する)がインプリメントされ得る。これは、装置ドメインにおける装置の一つが、外部パーティ(すなわち、ウェブブラウザ、Java(R)アプリケーション等)によるアクセスのために意図された所与のさらなるIDアドレスを処理することを可能にし得る。ディレクトリサーバと同様に、同一のサブネット上の1以上のバックアップ装置が構成され得、その結果、一次装置での失敗が、パブリックIPアドレスを「クレーミングする」バックアップ装置の一つを生じ得、妨害されないサービスを可能にする。
【0151】
パブリックIPアドレスの失敗超過をサポートするほか、装置は、ドメインにおける他の装置への要求のプロキシをサポートし得る。例えば、構成データまたは所与の装置上の
センサデータにアクセスする要求は、装置と直接的に相互作用するか、または、パブリックIPアドレスを所有する装置を介して要求を発するかのいずれかによって為され得る。プロキシアクセスは、装置連続番号によっであり得、その結果、DHCPまたは他の未通知IPアドレス再割当がサポートされ得る。プロキシアクセスを可能にすることは、さらに、ファイヤウォールを介してアクセスするためのより良好なサポートを可能に得る(パブリックIPアドレスのみが「開かれる」ことを必要とするので)。プロキシ要求のサポートは、一般に、共用されたユーザアカウントを用い得る。これは、アプリケーションを要求することのセキュリティの事情が、ドメインにおける全ての装置に対して同等に意味があることを必要とする。
【0152】
同様に、モニタリングシステムが記載される。本発明および関連する図面の上記詳細な説明の観点では、他の改変および変形が、ここで、当業者に明らかである。このような他の改変および変形が、上掲の請求の範囲に示された本発明の意図および範囲から逸脱することなく、もたらされ得るも明らかであるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のネットワーク使用可能な装置と第2のネットワーク使用可能な装置との間のピアツーピアレビュー関係を確立する方法であって、本願明細書に記載された方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10A】
image rotate

【図10B】
image rotate

【図11A】
image rotate

【図11B】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate


【公開番号】特開2009−176301(P2009−176301A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−11449(P2009−11449)
【出願日】平成21年1月21日(2009.1.21)
【分割の表示】特願2002−560338(P2002−560338)の分割
【原出願日】平成14年1月25日(2002.1.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(502085569)ネットボッツ, インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】