説明

呼吸器合胞体ウイルス複製阻害剤としてのモルホリニル含有ベンゾイミダゾール

本発明は呼吸器合胞体ウイルスの複製に対して阻害活性を示しかつ式(I)
【化1】


[式中、Gは、直接結合、または場合により置換されていてもよいC1−10アルカンジイルであり、Rは、Ar、または単環式もしくは二環式複素環であり、Qは、R、Rで置換されているピロリジニル、Rで置換されているピペリジニルまたはRで置換されているホモピペリジニルであり、R2aおよびR3aの中の一方はハロ、場合により一置換もしくは多置換されていてもよいC1−6アルキル、場合により一置換もしくは多置換されていてもよいC2−6アルケニル、ニトロ、ヒドロキシ、Ar、N(R4a)、N(R4a)スルホニル、N(R4a4b)カルボニル、C1−6アルキルオキシ、Arオキシ、Ar1−6アルキルオキシ、カルボキシル、C1−6アルキルオキシカルボニルまたは−C(=Z)Arから選択され、そしてR2aおよびR3aの中のもう一方は水素であり、R2aが水素ではない場合にはR2bが水素、C1−6アルキルまたはハロゲンでありそしてR3bが水素であり、R3aが水素ではない場合にはR3bが水素、C1−6アルキルまたはハロゲンでありそしてR2bが水素である]
で表されるモルホリニル含有ベンズイミダゾール、これらのプロドラッグ、N−オキサイド、付加塩、第四級アミン、金属錯体または立体化学異性体形態に関する。本発明は更に前記化合物の製造およびそれらを含有させた組成物ばかりでなくそれらを薬剤として用いることにも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】

[式中、
Gは、直接結合、または場合によりヒドロキシ、C1−6アルキルオキシ、Ar1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、Ar1−6アルキルチオ、HO(−CH−CH−O)−、C1−6アルキルオキシ(−CH−CH−O)−またはAr1−6アルキルオキシ(−CH−CH−O)−から成る群の置換基から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいC1−10アルカンジイルであり、
は、Ar、またはピペリジニル、ピペラジニル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、フラニル、テトラヒドロフラニル、チエニル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、キノリニル、キノキサリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンズチアゾリル、ピリドピリジル、ナフチリジニル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、2,3−ジヒドロ−1,4−ジオキシノ[2,3−b]ピリジルまたは式
【化2】

で表される基から選択される単環式もしくは二環式複素環であり、ここで、
前記単環式もしくは二環式複素環は各々場合によりハロ、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、カルボキシル、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、Ar、Ar1−6アルキル、Ar1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキル−SO−NR5c、Ar−SO−NR5c、C1−6アルキルオキシカルボニル、−C(=O)−NR5c5d、HO(−CH−CH−O)−、ハロ(−CH−CH−O)−、C1−6アルキルオキシ(−CH−CH−O)−、Ar1−6アルキルオキシ(−CH−CH−O)−およびモノーもしくはジ(C1−6アルキル)アミノ(−CH−CH−O)−から成る群の置換基から独立して選択される1個または可能ならば2個以上、例えば2、3、4または5個の置換基で置換されていてもよく、
nは、各々独立して、1、2、3または4であり、
mは、各々独立して、1または2であり、
pは、各々独立して、1または2であり、
tは、各々独立して、0、1または2であり、
Qは、R、Rで置換されているピロリジニル、Rで置換されているピペリジニルまたはRで置換されているホモピペリジニルであり、ここで、
は、複素環で置換されているC1−6アルキルであるか、或はRは、基−ORと複素環の両方で置換されているC1−6アルキルであり、ここで、前記複素環はオキサゾリジン、チアゾリジン、1−オキソ−チアゾリジン、1,1−ジオキソチアゾリジン、モルホリニル、チオモルホリニル、1−オキソ−チオモルホリニル、1,1−ジオキソチオモルホリニル、ヘキサヒドロオキサゼピン、ヘキサヒドロチアゼピン、1−オキソ−ヘキサヒドロチアゼピン、1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロチアゼピンから成る群から選択され、ここで、前記複素環は各々が場合によりC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、ヒドロキシ、カルボキシル、C1−4アルキルオキシカルボニル、アミノカルボニル、モノ−もしくはジ(C1−4アルキル)アミノカルボニル、C1−4アルキルカルボニルアミノ、アミノスルホニルおよびモノ−もしくはジ(C1−4アルキル)アミノスルホニルから成る群から選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく、
は、水素、C1−6アルキルまたはAr1−6アルキルであり、
2aおよびR3aの中の一方はハロ、場合により一置換もしくは多置換されていてもよいC1−6アルキル、場合により一置換もしくは多置換されていてもよいC2−6アルケニル、ニトロ、ヒドロキシ、Ar、N(R4a4b)、N(R4a4b)スルホニル、N(R4a4b)カルボニル、C1−6アルキルオキシ、Arオキシ、Ar1−6アルキルオキシ、カルボキシル、C1−6アルキルオキシカルボニルまたは−C(=Z)Arから選択され、そしてR2aおよびR3aの中のもう一方は水素であり、ここで、
=Zは、=O、=CH−C(=O)−NR5a5b、=CH、=CH−C1−6アルキル、=N−OHまたは=N−O−C1−6アルキルであり、そして
1−6アルキルおよびC2−6アルケニル上の任意の置換基は互いに同じであってもよいか或は異なってもよく、各々独立して、ヒドロキシ、シアノ、ハロ、ニトロ、N(R4a4b)、N(R4a4b)スルホニル、Het、Ar、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキル−S(=O)、Arオキシ、Ar−S(=O)、Ar1−6アルキルオキシ、Ar1−6アルキル−S(=O)、Het−オキシ、Het−S(=O)、HetC1−6アルキルオキシ、HetC1−6アルキル−S(=O)、カルボキシル、C1−6アルキルオキシカルボニルおよび−C(=Z)Arから成る群の置換基から選択され、
2aが水素ではない場合にはR2bが水素、C1−6アルキルまたはハロゲンでありそしてR3bが水素であり、
3aが水素ではない場合にはR3bが水素、C1−6アルキルまたはハロゲンでありそしてR2bが水素であり、
4aおよびR4bは、互いに同じであってもよいか或は異なってもよく、各々独立して、水素、C1−6アルキル、Ar1−6アルキル、(Ar)(ヒドロキシ)C1−6アルキル、Het−C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、モノ−およびジ−(C1−6アルキルオキシ)C1−6アルキル、(ヒドロキシC1−6アルキル)オキシC1−6アルキル、Ar1−6アルキルオキシC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキル、(C1−6アルキルオキシ)(ヒドロキシ)C1−6アルキル、(Ar1−6アルキルオキシ)(ヒドロキシ)C1−6アルキル、Arオキシ−C1−6アルキル、(Arオキシ)(ヒドロキシ)C1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−およびジ(C1−6アルキル)アミノ−C1−6アルキル、カルボキシルC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシカルボニルC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、モノ−およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルC1−6アルキル、(C1−4アルキルオキシ)P(=O)−C1−6アルキル、(C1−4アルキルオキシ)P(=O)−O−C1−6アルキル、アミノスルホニル−C1−6アルキル、モノ−およびジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル−C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Arカルボニル、Het−カルボニル、Ar1−6アルキルカルボニル、Het−C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、アミノスルホニル、モノ−およびジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、Arスルホニル、Ar1−6アルキルスルホニル、Ar、Het、Het−スルホニル、HetC1−6アルキルスルホニルから成る群の置換基から選択され、
は、水素またはC1−6アルキルであり、
5aおよびR5bは、互いに同じであってもよいか或は異なってもよく、各々独立して、水素またはC1−6アルキルであるか、或は
5aとR5bが一緒になって式−(CH−(ここで、sは4または5である)で表される二価基を形成していてもよく、
5cおよびR5dは、互いに同じであってもよいか或は異なってもよく、各々独立して、水素またはC1−6アルキルであるか、或は
5cとR5dが一緒になって式−(CH−(ここで、sは4または5である)で表される二価基を形成していてもよく、
Arは、フェニルであるか、或はハロ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキルおよびC1−6アルキルオキシから選択される1個以上、例えば2、3または4個の置換基で置換されているフェニルであり、
Arは、フェニル、C5−7シクロアルキルと縮合しているフェニル、またはハロ、シアノ、C1−6アルキル、Het−C1−6アルキル、Ar−C1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C2−6アルケニル、シアノC2−6アルケニル、R6b−O−C3−6アルケニル、C2−6アルキニル、シアノC2−6アルキニル、R6b−O−C3−6アルキニル、Ar、Het、R6b−O−、R6b−S−、R6c−SO−、R6c−SO−、R6b−O−C1−6アルキル−SO−、−N(R6a6b)、ポリハロC1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキルオキシ、ポリハロC1−6アルキルチオ、R6c−C(=O)−、R6b−O−C(=O)−、N(R6a6b)−C(=O)−、R6b−O−C1−10アルキル、R6b−S−C1−6アルキル、R6c−S(=O)−C1−6アルキル、N(R6a6b)−C1−6アルキル、R6c−C(=O)−C1−6アルキル、R6b−O−C(=O)−C1−6アルキル、N(R6a6b)−C(=O)−C1−6アルキル、R6c−C(=O)−NR6b−、R6c−C(=O)−O−、R6c−C(=O)−NR6b−C1−6アルキル、R6c−C(=O)−O−C1−6アルキル、N(R6a6b)−S(=O)−、HN−C(=NH)−から選択される1個以上、例えば2、3、4または5個の置換基で置換されているフェニルであり、
6aは、水素、C1−6アルキル、Ar、Ar1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Arカルボニル、Ar1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、Arスルホニル、Ar1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、(カルボキシル)−C1−6アルキル、(C1−6アルキルオキシカルボニル)−C1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、モノ−およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、アミノスルホニルC1−6アルキル、モノ−およびジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル−C1−6アルキル、Het、Het−C1−6アルキル、Het−カルボニル、Het−スルホニル、Het−C1−6アルキルカルボニルであり、
6bは、水素、C1−6アルキル、ArまたはAr1−6アルキルであり、
6cは、C1−6アルキル、ArまたはAr1−6アルキルであり、
Hetは、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、フラニル、チエニル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、テトラヒドロキノリニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾジオキサニル、ベンゾジオキソリル、インドリニル、インドリルから選択される複素環であり、ここで、前記複素環は各々が場合によりオキソ、アミノ、Ar、C1−4アルキル、アミノC1−4アルキル、Ar1−4アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノ、(ヒドロキシC1−6アルキル)アミノで置換されていてもよくかつ場合により更に1個または2個のC1−4アルキル基で置換されていてもよい]
で表される化合物、これのプロドラッグ、N−オキサイド、付加塩、第四級アミン、金属錯体または立体化学異性体形態。
【請求項2】
式:
【化3】

[式中、
、G、R、R2a、R2b、R3a、R3bは、請求項1で請求した通りであり、そして
Alkは、C1−6アルカンジイルであり、
7aは、オキサゾリジン、チアゾリジン、1−オキソ−チアゾリジン、1,1−ジオキソチアゾリジン、モルホリニル、チオモルホリニル、1−オキソ−チオモルホリニル、1,1−ジオキソチオモルホリニル、ヘキサヒドロオキサゼピン、ヘキサヒドロチアゼピン、1−オキソ−ヘキサヒドロチアゼピンおよび1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロチアゼピンから成る群から選択される複素環であり、ここで、前記複素環は各々が場合によりC1−6アルキル、ヒドロキシ、カルボキシル、C1−4アルキルオキシカルボニル、アミノカルボニル、モノ−もしくはジ(C1−4アルキル)アミノカルボニル、C1−4アルキルカルボニルアミノ、アミノスルホニルおよびモノ−もしくはジ(C1−4アルキル)アミノスルホニルから成る群から選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい]
で表される請求項1記載の化合物。
【請求項3】
式:
【化4】

[式中、R、G、R、R2a、R2b、R3a、R3bは、請求項1で請求した通りであり、そしてAlkおよびR7aは、請求項2で請求した通りである]
で表される請求項1記載の化合物。
【請求項4】
式:
【化5】

[式中、R、G、R、R2a、R2b、R3a、R3bは、請求項1で請求した通りであり、そしてAlkおよびR7aは、請求項2で請求した通りである]
で表される請求項1記載の化合物。
【請求項5】
式:
【化6】

[式中、R、G、R、R3b、R4aは、請求項1で請求した通りであり、そしてAlkおよびR7aは、請求項2で請求した通りであり、そして
、R10、R11は、各々独立して、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、Het−C1−6アルキル、Ar−C1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C2−6アルケニル、シアノC2−6アルケニル、R6b−O−C3−6アルケニル、C2−6アルキニル、シアノC2−6アルキニル、R6b−O−C3−6アルキニル、Ar、Het、R6b−O−、R6b−S−、R6c−SO−、R6c−SO−、R6b−O−C1−6アルキル−SO−、−N(R6a6b)、ポリハロC1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキルオキシ、ポリハロC1−6アルキルチオ、R6c−C(=O)−、R6b−O−C(=O)−、N(R6a6b)−C(=O)−、R6b−O−C1−6アルキル、R6b−S−C1−6アルキル、R6c−S(=O)−C1−6アルキル、N(R6a6b)−C1−6アルキル、R6c−C(=O)−C1−6アルキル、R6b−O−C(=O)−C1−6アルキル、N(R6a6b)−C(=O)−C1−6アルキル、R6c−C(=O)−NR6b−、R6c−C(=O)−O−、R6c−C(=O)−NR6b−C1−6アルキル、R6c−C(=O)−O−C1−6アルキル、N(R6a6b)−S(=O)−、HN−C(=NH)−から選択され、そして
Alkは、C1−6アルカンジイルである]
で表される請求項1記載の化合物。
【請求項6】
式:
【化7】

[式中、R、G、R、R4a、R2bは、請求項1で請求した通りであり、そしてAlkおよびR7aは、請求項2で請求した通りであり、R、R10、R11およびAlkは、請求項5で請求した通りである]
で表される請求項1記載の化合物。
【請求項7】
式:
【化8】

[式中、R、G、R、R3bは、請求項1で請求した通りであり、そしてAlkおよびR7aは、請求項2で請求した通りであり、R、R10およびAlkは、請求項5で請求した通りであり、そして
6aは、水素、C1−6アルキル、Ar、Ar1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、Arカルボニル、Ar1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、Arスルホニル、Ar1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、(カルボキシル)−C1−6アルキル、(C1−6アルキルオキシカルボニル)−C1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキル、モノ−およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルC1−6アルキル、アミノスルホニルC1−6アルキル、モノ−およびジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル−C1−6アルキル、Het、Het−C1−6アルキル、Het−カルボニル、Het−スルホニル、Het−C1−6アルキルカルボニルであり、
6bは、水素、C1−6アルキル、ArまたはAr1−6アルキルである]
で表される請求項1記載の化合物。
【請求項8】
式:
【化9】

[式中、R、G、R、R2bは、請求項1で請求した通りであり、そしてAlkおよびR7aは、請求項2で請求した通りであり、R、R10およびAlkは、請求項5で請求した通りであり、そしてR6aおよびR6bは、請求項7で請求した通りである]
で表される請求項1記載の化合物。
【請求項9】
式:
【化10】

または式:
【化11】

[式中、R、G、R、R2a、R2b、R3a、R3bは、請求項1で請求した通りであり、そしてAlkおよびR7aは、請求項2で請求した通りである]
で表される請求項1記載の化合物。
【請求項10】
7aがオキサゾリジン、チアゾリジン、モルホリニル、チオモルホリニル、ヘキサヒドロオキサゼピン、ヘキサヒドロチアゼピンから成る群から選択される複素環であり、ここで、前記複素環が各々場合によりC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキルから成る群から選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい請求項2から10のいずれか記載の化合物。
【請求項11】
7aが複素環であり、ここで、前記複素環がオキサゾリジン、チアゾリジン、モルホリニルまたはチオモルホリニルであり、ここで、前記複素環が各々場合によりC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノカルボニルC1−6アルキルから成る群から選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい請求項2から10のいずれか記載の化合物。
【請求項12】
7aがモルホリニルである請求項2から10のいずれか記載の化合物。
【請求項13】
Alkがメチレンである請求項5から8のいずれか記載の化合物。
【請求項14】
AlkがC1−4アルカンジイルである請求項2から10のいずれか記載の化合物。
【請求項15】
、R10、R11がハロ、シアノ、C1−6アルキル、Het−C1−6アルキル、Ar−C1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C2−6アルケニル、シアノC2−6アルケニル、R6b−O−C3−6アルケニル、C2−6アルキニル、シアノC2−6アルキニル、R6b−O−C3−6アルキニル、Ar、Het、R6b−O−、R6b−S−、R6c−SO−、R6c−SO−、R6b−O−C1−6アルキル−SO−、−N(R6a6b)、CF、R6c−C(=O)−、R6b−O−C(=O)−、N(R6a6b)−C(=O)−、R6b−O−C1−6アルキル、R6b−S−C1−6アルキル、R6c−S(=O)−C1−6アルキル、N(R6a6b)−C1−6アルキル、R6c−C(=O)−C1−6アルキル、R6b−O−C(=O)−C1−6アルキル、N(R6a6b)−C(=O)−C1−6アルキルおよびR6c−C(=O)−NR6b−、HN−C(=NH)−から選択される請求項5から8のいずれか記載の化合物。
【請求項16】
、R10、R11がC1−6アルキル、Het−C1−6アルキル、Ar−C1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C2−6アルケニル、シアノC2−6アルケニル、R6b−O−C3−6アルケニル、C2−6アルキニル、シアノC2−6アルキニル、R6b−O−C3−6アルキニル、R6b−O−C1−6アルキル、R6b−S−C1−6アルキル、R6c−S(=O)−C1−6アルキル、N(R6a6b)−C1−6アルキル、R6b−O−C(=O)−C1−6アルキルおよびN(R6a6b)−C(=O)−C1−6アルキルから選択される請求項5から8のいずれか記載の化合物。
【請求項17】
、R10、R11がC1−6アルキル、Het−C1−6アルキル、Ar−C1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、C2−6アルケニル、シアノC2−6アルケニル、C2−6アルキニル、シアノC2−6アルキニル、R6b−O−C1−6アルキル、アミノ−S(=O)−C1−6アルキル、R6b−O−C(=O)−C1−6アルキル、アミノ−C(=O)−C1−6アルキル、モノ−およびジアミノ−C(=O)−C1−6アルキルから選択される請求項5から8のいずれか記載の化合物。
【請求項18】
、R10、R11がC1−6アルキルまたはR6b−O−C1−6アルキルであり、そしてR10および/またはR11がまた水素であってもよい請求項5から8のいずれか記載の化合物。
【請求項19】
GがC1−10アルカンジイルである請求項1から18のいずれか記載の化合物。
【請求項20】
Gがメチレンである請求項1から18のいずれか記載の化合物。
【請求項21】
がAr、キノリニル、ベンゾイミダゾリル、式
【化12】

で表される基、ピラジニルまたはピリジルであるか、或はAr、キノリニル、ベンゾイミダゾリル、式(c−4)で表される基がハロ、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、カルボキシル、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、Ar、Ar1−6アルキル、Ar1−6アルキルオキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノ、モノ−もしくはジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、ポリハロC1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキル−SO−NR5c−、Ar−SO−NR5c−、C1−6アルキルオキシカルボニル、−C(=O)−NR5c5d、HO(−CH−CH−O)−、ハロ(−CH−CH−O)−、C1−6アルキルオキシ(−CH−CH−O)−、Ar1−6アルキルオキシ(−CH−CH−O)−およびモノーもしくはジ(C1−6アルキル)アミノ(−CH−CH−O)−から成る群から独立して選択される1個または可能ならば2または3個の置換基で置換されていてもよく、nが各々独立して1、2、3または4であり、mが各々独立して1または2であり、Ar、R5c、R5dが請求項1で請求した通りである請求項1から19のいずれか記載の化合物。
【請求項22】
がAr、キノリニル、ベンゾイミダゾリル、mが2である式(c−4)で表される基、ピラジニルまたはピリジルであり、ここで、前記基の各々が場合によりハロ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar1−6アルキルオキシ、(C1−6アルキルオキシ)C1−6アルキルオキシから成る群から選択される1、2または3個の基で置換されていてもよい請求項1から20のいずれか記載の化合物。
【請求項23】
が場合によりハロ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシから成る群から選択される1、2または3個の基で置換されていてもよいフェニル;キノリニル;mが2で場合によりC1−6アルキルから選択される2個以下の基で置換されていてもよい基(c−4);場合によりC1−6アルキルで置換されていてもよいベンゾイミダゾリル;場合によりヒドロキシ、ハロ、C1−6アルキル、ベンジルオキシおよびC1−6アルキルオキシから選択される1または2個の基で置換されていてもよいピリジル;場合によりC1−6アルキルから選択される3個以下の基で置換されていてもよいピラジニル;またはハロ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシ、Ar1−6アルキルオキシ、(C1−6アルキルオキシ)C1−6アルキルオキシから成る群から選択される1または2個の基で置換されているか或は場合により置換されていてもよいピリジルである請求項1から20のいずれか記載の化合物。
【請求項24】
が場合によりヒドロキシ、ハロ、C1−6アルキル、ベンジルオキシおよびC1−6アルキルオキシから選択される1または2個の基で置換されていてもよいピリジルである請求項1から20のいずれか記載の化合物。
【請求項25】
が場合によりヒドロキシルおよびC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシから選択される1または2個の基で置換されていてもよいピリジルである請求項1から20のいずれか記載の化合物。
【請求項26】
適宜、R2aおよびR3aの中の一方が−N(R4a4b)、(R4a4b)N−CO−、C1−6アルキル[ヒドロキシ、シアノ、Ar、Hetまたは−N(R4a4b)から選択される1または2個の置換基で置換されている]およびC2−6アルケニル[シアノまたはArで置換されている]から選択されそしてR2aおよびR3aの中のもう一方が水素であり、そして
2aが水素ではない場合にはR2bが水素、C1−6アルキルまたはハロゲンでありそしてR3bが水素であり、
3aが水素ではない場合にはR3bが水素、C1−6アルキルまたはハロゲンでありそしてR2bが水素である、
請求項1から25のいずれか記載の化合物。
【請求項27】
適宜、R2aおよびR3aの中の一方が(R4a4b)N−CO−、C1−6アルキル[場合によりヒドロキシ、Ar、Hetまたは−N(R4a4b)で置換されていてもよい]およびC2−6アルケニル[Arで置換されている]から選択されそしてR2aおよびR3aの中のもう一方が水素であるか、或は
2aが水素ではない場合にはR2bが水素またはC1−6アルキルでありそしてR3bが水素であり、
3aが水素ではない場合にはR3bが水素またはC1−6アルキルでありそしてR2bが水素であり、
Ar、Het、R4aおよびR4bが式(I)で表される化合物の定義または本明細書に示すいずれかのサブグループに示した通りである、
請求項1から26のいずれか記載の化合物。
【請求項28】
適宜、R2bおよびR3bの両方が水素である請求項26または27のいずれか記載の化合物。
【請求項29】
2−[6−{[2−(3−ヒドロキシ−プロピル)−5−メチル−フェニルアミノ]−メチル}−2−(3−モルホリン−4−イル−プロピルアミノ)−ベンゾイミダゾール−1−イルメチル]−6−メチル−ピリジン−3−オールである請求項1記載の化合物。
【請求項30】
薬剤として用いるための請求項1から29のいずれか1項記載の化合物。
【請求項31】
薬学的に受け入れられる担体および請求項1から29のいずれか1項記載の化合物を活性材料として治療的に有効な量で含んで成る医薬組成物。
【請求項32】
RSVを阻害する薬剤を製造するための請求項1から29のいずれか記載化合物の使用。
【請求項33】
請求項1から29のいずれか記載の化合物を製造する方法であって、
(a)下記の反応スキーム:
【化13】

に示すように式(II)で表される中間体と反応体(III)を反応させ、
(b)下記の反応スキーム:
【化14】

[ここで、R12はC1−6アルキルであり、R4aおよびR4bは請求項1から28で定義した通りであるが、水素以外である]
に示すように化合物(I−1−a)または(I−1−b)に還元を受けさせることで化合物(I−2−a)または(I−2−b)を得た後、(I−2−a)または(I−2−b)の中のアルコール基に穏やかな酸化剤を用いた酸化を受けさせることで中間体(I−3−a)または(I−3−b)を得、そして次に(I−3−a)または(I−3−b)にアルキル置換を受けさせることで(I−4−a)または(I−4−b)を得た後、それに更にアルキル置換を受けさせることで(I−5−a)または(I−5−b)を得、
(c)(I−2−a)または(I−2−b)の中のアルコール基を脱離基に変化させた後、そのようにして得た生成物をアミンと反応させることで(I−6−a)または(I−6−b)を得、
【化15】

(d)ウィッティヒまたはウィッティヒ−ホーナー手順を用いて中間体(I−3−a)または(I−3−b)を化合物(I−7−a)または(I−7−b)に変化させ、(I−7−a)または(I−7−b)中の二重結合に選択的還元を受けさせることで化合物(I−8−a)または(I−8−b)を得、(I−9−a)または(I−9−b)の中のシアノ基に還元を受けさせてメチレン−アミン基にすることで(I−10−a)または(I−10−b)を得、後者にモノ−もしくはジアルキル置換を受けさせることで化合物(I−11−a)または(I−11−b)または(I−12−a)または(I−12−b)を得、
【化16】

【化17】

[ここで、AlkはC4−6アルカンジイルであり、R2a−1は、請求項1−28のいずれかで定義した如きアルケニル上の置換基のいずれかであり、好適にはR2a−1はArまたはCNである]
そして場合により、そのようにして得た式(I)で表される化合物を適切な塩基または酸で処理することでそれの薬学的に受け入れられる塩基付加塩もしくは酸付加塩形態に変化させてもよく、そして逆に、塩基付加塩もしくは酸付加塩形態を酸または塩基で処理することで式(I)で表される化合物の遊離形態を得てもよい、
ことを含んで成る方法。

【公表番号】特表2007−514720(P2007−514720A)
【公表日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−544467(P2006−544467)
【出願日】平成16年12月20日(2004.12.20)
【国際出願番号】PCT/EP2004/053620
【国際公開番号】WO2005/058871
【国際公開日】平成17年6月30日(2005.6.30)
【出願人】(504347371)テイボテク・フアーマシユーチカルズ・リミテツド (94)
【Fターム(参考)】