説明

器官の状態変化を評価する装置およびプログラム

【課題】器官の状態変化を評価するプログラムを提供すること。
【解決手段】器官の状態変化を評価する評価処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供される。評価処理は、第1の状態にある器官を撮像することによって得られる第1の画像データと第1の状態とは異なる第2の状態にある器官を撮像することによって得られる第2の画像データとを取得するステップ(S21)と、第1の画像データおよび第2の画像データのそれぞれに対して2値化および細線化を行うステップ(S22、S23)と、2値化され細線化された第1の画像データから特徴点を抽出し、2値化され細線化された第2の画像データから特徴点を抽出するステップ(S24)と、2値化され細線化された第1の画像データから抽出された特徴点と2値化され細線化された第2の画像データから抽出された特徴点とに基づいて、器官の状態変化を評価するステップ(S25)とを包含する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、器官の状態変化を評価する装置およびプログラムに関し、特に、血管の再生治療前の状態から血管の再生治療後の状態への変化を評価することにより、血管の再生治療が進んでいるかどうかの評価を行うことを可能にする装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、再生医療が進歩するにつれて、再生治療が進んでいるかどうかの評価をどのように行うかが課題となっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、医師は、再生治療前に撮像された血管の画像と再生治療後に撮像された血管の画像とを目視で比較することにより、血管の再生治療が進んでいるかどうかを評価していた。しかし、このような評価手法は医師の経験に依存するところが大きいため、血管の再生治療が進んでいるかどうかの評価を客観的に行うことを可能にする手法の開発が求められていた。
【0004】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、血管の再生治療前の状態から血管の再生治療後の状態への変化を評価することにより、血管の再生治療が進んでいるかどうかの評価を行うことを可能にする装置およびプログラムを提供することを目的とする。さらに、本発明は、一般に、器官の状態変化を評価する装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプログラムは、器官の状態変化を評価する評価処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、該評価処理は、第1の状態にある該器官を撮像することによって得られる第1の画像データと、該第1の状態とは異なる第2の状態にある該器官を撮像することによって得られる第2の画像データとを取得するステップと、該第1の画像データおよび該第2の画像データのそれぞれに対して2値化および細線化を行うステップと、
該2値化され細線化された第1の画像データから特徴点を抽出し、該2値化され細線化された第2の画像データから特徴点を抽出するステップと、該2値化され細線化された第1の画像データから抽出された特徴点と該2値化され細線化された第2の画像データから抽出された特徴点とに基づいて、該器官の状態変化を評価するステップとを包含し、このことにより、本発明の目的が達成される。
【0006】
前記器官は、枝分かれ構造を有しており、前記2値化され細線化された第1の画像データから抽出された特徴点は、該器官の端点または分岐点を含み、前記2値化され細線化された第2の画像データから抽出された特徴点は、該器官の端点または分岐点を含んでいてもよい。
【0007】
前記第1の状態は、前記器官の治療前の状態であり、前記第2の状態は、前記器官の治療後の状態であってもよい。
【0008】
前記器官は、血管、気管支、骨格、神経細胞ネットワークからなる群から選択された器官であってもよい。
【0009】
前記評価処理は、前記器官の状態変化を評価した結果を出力するステップをさらに包含してもよい。
【0010】
本発明の装置は、器官の状態変化を評価する装置であって、第1の状態にある該器官を撮像することによって得られる第1の画像データと、該第1の状態とは異なる第2の状態にある該器官を撮像することによって得られる第2の画像データとを取得する手段と、該第1の画像データおよび該第2の画像データのそれぞれに対して2値化および細線化を行う手段と、該2値化され細線化された第1の画像データから特徴点を抽出し、該2値化され細線化された第2の画像データから特徴点を抽出する手段と、該2値化され細線化された第1の画像データから抽出された特徴点と該2値化され細線化された第2の画像データから抽出された特徴点とに基づいて、該器官の状態変化を評価する手段とを備え、このことにより、本発明の目的が達成される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、器官の状態変化を評価する装置およびプログラムを提供することができる。特に、本発明によれば、血管の再生治療前の状態から血管の再生治療後の状態への変化を評価することにより、血管の再生治療が進んでいるかどうかの評価を行うことを可能にする装置およびプログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
【0013】
図1は、血管の状態変化を評価するように動作可能なコンピュータ1の構成の一例を示す。
【0014】
コンピュータ1は、中央処理装置(CPU)11と、メモリ12と、外部インタフェース13と、入力インタフェース14と、出力インタフェース15とを少なくとも含んでいる。これらの構成要素は、内部バス16を介して相互に接続されている。
【0015】
外部インタフェース13は、血管造影検査装置に結合されるように構成されている。外部インタフェース13は、ケーブル等により直接的に血管造影検査装置に結合されてもよいし、ローカルエリアネットワーク(LAN)やワイドエリアネットワーク(WAN)等のネットワークを介して血管造影検査装置に結合されてもよい。血管造影検査装置は、血管造影剤を用いて血管を撮像し、撮像された血管を表す画像データを出力する。画像データは、外部インタフェース13を介してCPU11に入力される。あるいは、血管造影検査装置のプリンタから出力された画像を外部インタフェース13に接続されたスキャナで読み込むことにより、画像データをCPU11に入力するようにしてもよい。ここで、画像データは、グレースケールで濃淡を表す画像データである。
【0016】
血管造影検査装置は、任意のタイミングで血管を撮像し、任意のタイミングで撮像された血管を表す画像データを出力することができる。このようにして、CPU11は、第1の状態(例えば、再生治療前の状態)にある血管を撮像することによって得られる第1の画像データと第2の状態(例えば、再生治療後の状態)にある血管を撮像することによって得られる第2の画像データとを外部インタフェース13を介して取得することができる。
【0017】
CPU11は、血管の状態変化を評価する評価処理を実装したプログラムを実行する。そのプログラムは、メモリ12に格納されている。メモリ12は、任意のタイプのメモリであり得る。プログラムは、コンピュータ1の出荷前にメモリ12にインストールされてもよいし、コンピュータ1の出荷後にメモリ12にインストールされてもよい。記録媒体に記録されたプログラムを読み出すことによってプログラムをメモリ12にインストールしてもよいし、インターネット等のネットワーク経由でダウンロードされたプログラムをメモリ12にインストールしてもよい。このように、血管の状態変化を評価する評価処理を実装したプログラムがインストールされたコンピュータ1は、血管の状態変化を評価する装置として機能する。
【0018】
入力インタフェース14は、マウスやキーボード等の入力装置に結合されるように構成されている。
【0019】
出力インタフェース15は、ディスプレイやプリンタ等の出力装置に結合されるように構成されている。
【0020】
図2は、血管の状態変化を評価する評価処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0021】
ステップS21:第1画像データおよび第2画像データの取得
ステップS21では、第1の画像データおよび第2の画像データが取得される。ステップS21は、例えば、上述したように、CPU11が、第1の状態(例えば、再生治療前の状態)にある血管を撮像することによって得られる第1の画像データと第2の状態(例えば、再生治療後の状態)にある血管を撮像することによって得られる第2の画像データとを外部インタフェース13を介して取得することによって達成される。
【0022】
ステップS22:2値化
ステップS23では、第1の画像データおよび第2の画像データのそれぞれについて、2値化が行われる。ここで、2値化とは、所定のしきい値より大きな濃度値を有する画素には”白”を表す濃度値(例えば、”1”)を割り当て、その所定のしきい値以下の濃度値を有する画素には”黒”を表す濃度値(例えば、”0”)を割り当てるプロセスをいう。所定のしきい値は、画像のヒストグラム特性を考慮して決定される。所定のしきい値を決定する方法としては、任意の公知の方法を使用することができる。2値化により、グレースケールで濃淡を表す画像データが白黒画像データ(すなわち、2値化された画像データ)に変換される。
【0023】
ステップS23:細線化
ステップS23では、2値化された第1の画像データおよび2値化された第2の画像データのそれぞれについて、細線化が行われる。ここで、細線化とは、画像データの連結成分を線図形(すなわち、トポロジカルな性質が変わらない幅1の連結成分)に変換するプロセスをいう。細線化は縮退化と似たプロセスであるが、可能な限り連結成分を縮小しない点で縮退化とは異なる。細線化の方法としては、任意の公知の方法を使用することができる。細線化により、2値化された画像データが細線化された画像データ(すなわち、スケルトン化された画像データ)に変換される。
【0024】
ステップS24:特徴点抽出
ステップS24では、2値化され細線化された第1の画像データから特徴点が抽出され、2値化され細線化された第2の画像データから特徴点が抽出される。ここで、特徴点の抽出とは、画像データ中の注目画素について、その注目画素の特徴点を決定することをいう。注目画素の特徴点は、例えば、3画素×3画素のマスクを用いて、その注目画素の周囲の8画素の状態を検出することによって決定される。例えば、図3A〜図3Dに示される3画素×3画素のマスクを用いて、注目画素の特徴点を端点、連結点、分岐点、交差点に分類することが可能である。すなわち、注目画素の周囲の8画素のうち、値”1”を有する独立している(連続していない)画素の数を連結数とするとき、連結数=1(端点)、連結数=2(連結点)、連結数=3(分岐点)、連結数=4(交差点)というように注目画素の特徴点を分類することができる。
【0025】
ステップS25:評価
ステップS25では、2値化され細線化された第1の画像データから抽出された特徴点と2値化され細線化された第2の画像データから抽出された特徴点とに基づいて、血管の状態変化が評価される。
【0026】
例えば、2値化され細線化された第1の画像データに基づいて再生治療前の血管の特定の端点T1と特定の分岐点B1との間の距離L1が計算され、2値化され細線化された第2の画像データに基づいて再生治療後の血管の特定の端点T2と特定の分岐点B2との間の距離L2が計算され、距離L1と距離L2とが比較される。距離L2が距離L1より大きい場合には、その血管は「伸張した」と評価することができる。ここで、第2の画像データ中の特定の端点T2は第1の画像データ中の特定の端点T1に対応しており、第2の画像データ中の特定の分岐点B2は第1の画像データ中の特定の分岐点B1に対応しているものとする。
【0027】
このように、第1の画像データ中の距離L1と第2の画像データ中の距離L2とを比較することにより、期待どおりに血管が「伸張した」かどうかを評価することができる。
【0028】
あるいは、第1の画像データ中の端点と分岐点との距離の平均値と第2の画像データ中の端点と分岐点との距離の平均値とを比較することにより、期待どおりに血管が「伸張した」かどうかを評価するようにしてもよい。
【0029】
あるいは、第1の画像データ中の端点と分岐点との距離の最大値(もしくは、最小値)と第2の画像データ中の端点と分岐点との距離の最大値(もしくは、最小値)とを比較することにより、期待どおりに血管が「伸張した」かどうかを評価するようにしてもよい。
【0030】
このような評価は、例えば、血管の再生治療が期待どおりに進んでいるかどうかを客観的に評価するために有用である。同様に、期待どおりに器官の伸張が抑制されているかどうかを評価することも可能である。このような評価は、例えば、器官の抗ガン治療が期待どおりに進んでいるかどうかを客観的に評価するために有用である。
【0031】
また、例えば、2値化され細線化された第1の画像データに基づいて再生治療前の血管の端点の総数S1が計算され、2値化され細線化された第2の画像データに基づいて再生治療後の血管の端点の総数S2が計算され、端点の総数S1と端点の総数S2とが比較される。端点の総数S2が端点の総数S1より大きい場合には、血管が「新生した」と評価することができる。
【0032】
なお、血管の端点の総数が増加すれば、血管の分岐点の数も増加することから、再生治療前の血管の端点の総数S1の代わりに、再生治療前の血管の分岐点の総数SS1を計算し、再生治療後の血管の端点の総数S2の代わりに、再生治療後の血管の分岐点の総数SS2を計算し、分岐点の総数SS1と分岐点の総数SS2とを比較するようにしてもよい。この場合、分岐点の総数SS2が分岐点の総数SS1より大きければ、血管が「新生した」と評価するようにしてもよい。
【0033】
このように、第1の画像データ中の端点の総数S1と第2の画像データ中の端点の総数S2とを比較することにより(もしくは、第1の画像データ中の分岐点の総数SS1と第2の画像データ中の分岐点の総数SS2とを比較することにより)、期待どおりに血管が「新生した」かどうかを評価することができる。
【0034】
このような評価は、例えば、血管の再生治療が期待どおりに進んでいるかどうかを客観的に評価するために有用である。同様に、期待どおりに器官の伸張が抑制されているかどうかを評価することも可能である。このような評価は、例えば、器官の抗ガン治療が期待どおりに進んでいるかどうかを客観的に評価するために有用である。
【0035】
図4は、2値化され細線化された画像データをコンピュータ1に接続されたディスプレイに表示した例を示す。
【0036】
図5は、2値化され細線化された画像データから抽出された端点をコンピュータ1に接続されたディスプレイに表示した例を示す。図5において印*が端点を示す。
【0037】
図6は、2値化され細線化された画像データから抽出された分岐点をコンピュータ1に接続されたディスプレイに表示した例を示す。図6において印*が分岐点を示す。
【0038】
なお、図4〜図6では、作図の便宜上、ディスプレイ上の実際の表示とは白黒を反転させて描画している。
【0039】
このように、2値化され細線化された画像データから抽出された端点および/または分岐点を用いて、器官の状態変化を評価することが可能になる。
【0040】
上述した実施の形態では、血管の状態を評価するための装置およびプログラムの例を説明した。しかし、本発明は、血管の状態を評価することに限定されない。本発明は、一般に、血管のような器官の状態変化を評価することに適用され得る。ここで、本発明が適用可能な器官としては、血管の他に、例えば、気管支、骨格、神経細胞ネットワークなどが挙げられる。
【0041】
また、評価対象となる状態変化は、治療前の状態から治療後の状態への変化には限定されない。例えば、治療プロセスにおける経過を評価することを目的として、治療を開始した後の第1のタイミングにおける状態(例えば、治療を開始した直後の状態)から治療を開始した後の第2のタイミングにおける状態(例えば、治療を開始してから1週間後の状態)への変化を評価対象としてもよい。
【0042】
さらに、本発明は、再生治療における状態変化を評価することに限定されない。本発明は、任意の治療(例えば、抗ガン治療)における状態変化を評価することにも適用され得る。
【0043】
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、器官の状態変化を評価する装置およびプログラムとして有用であり、特に、血管の再生治療前の状態から血管の再生治療後の状態への変化を評価することにより、血管の再生治療が進んでいるかどうかの評価を行うことを可能にする装置およびプログラムとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】血管の状態変化を評価するコンピュータ1の構成の一例を示す図
【図2】血管の状態変化を評価する評価処理の手順の一例を示すフローチャート
【図3A】端点を検出するために用いられる3画素×3画素マスクの例を示す図
【図3B】連結点を検出するために用いられる3画素×3画素マスクの例を示す図
【図3C】分岐点を検出するために用いられる3画素×3画素マスクの例を示す図
【図3D】交差点を検出するために用いられる3画素×3画素マスクの例を示す図
【図4】2値化され細線化された画像データをディスプレイに表示した例を示す図
【図5】2値化され細線化された画像データから抽出された端点をディスプレイに表示した例を示す図
【図6】2値化され細線化された画像データから抽出された分岐点をディスプレイに表示した例を示す図
【符号の説明】
【0046】
1 コンピュータ
11 中央処理装置(CPU)
12 メモリ
13 外部インタフェース
14 入力インタフェース
15 出力インタフェース
16 内部バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
器官の状態変化を評価する評価処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
該評価処理は、
第1の状態にある該器官を撮像することによって得られる第1の画像データと、該第1の状態とは異なる第2の状態にある該器官を撮像することによって得られる第2の画像データとを取得するステップと、
該第1の画像データおよび該第2の画像データのそれぞれに対して2値化および細線化を行うステップと、
該2値化され細線化された第1の画像データから特徴点を抽出し、該2値化され細線化された第2の画像データから特徴点を抽出するステップと、
該2値化され細線化された第1の画像データから抽出された特徴点と該2値化され細線化された第2の画像データから抽出された特徴点とに基づいて、該器官の状態変化を評価するステップと
を包含する、プログラム。
【請求項2】
前記器官は、枝分かれ構造を有しており、
前記2値化され細線化された第1の画像データから抽出された特徴点は、該器官の端点または分岐点を含み、
前記2値化され細線化された第2の画像データから抽出された特徴点は、該器官の端点または分岐点を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記第1の状態は、前記器官の治療前の状態であり、前記第2の状態は、前記器官の治療後の状態である、請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記器官は、血管、気管支、骨格、神経細胞ネットワークからなる群から選択された器官である、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記評価処理は、前記器官の状態変化を評価した結果を出力するステップをさらに包含する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
器官の状態変化を評価する装置であって、
第1の状態にある該器官を撮像することによって得られる第1の画像データと、該第1の状態とは異なる第2の状態にある該器官を撮像することによって得られる第2の画像データとを取得する手段と、
該第1の画像データおよび該第2の画像データのそれぞれに対して2値化および細線化を行う手段と、
該2値化され細線化された第1の画像データから特徴点を抽出し、該2値化され細線化された第2の画像データから特徴点を抽出する手段と、
該2値化され細線化された第1の画像データから抽出された特徴点と該2値化され細線化された第2の画像データから抽出された特徴点とに基づいて、該器官の状態変化を評価する手段と
を備えた、装置。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−117108(P2007−117108A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−309041(P2005−309041)
【出願日】平成17年10月24日(2005.10.24)
【出願人】(503341686)メド・ソリューション株式会社 (9)
【Fターム(参考)】