説明

回転計量装置

【課題】 硬い鍔をもつ容器の鍔同士が計量中に接触するのを防止することで、容器同士の間隔を広げなくても計量を正確に行える回転計量装置を提供する。
【解決手段】 鍔付きの容器Mを載せた複数の計量ユニット10を回転手段によって回転させながら前記容器および/または内容物の計量を行う回転計量装置に関する。前記各計量ユニット10は、前記容器Mを載せるためのテーブル11と、前記テーブル11上に容器Mを保持する容器保持手段20と、前記テーブル11および容器保持手段20が負荷された計量器とを含み、前記テーブル11に前記容器Mが搬入される搬入側の近傍の外側に、前記テーブル11上の容器Mの外周面に接触して前記容器Mを鉛直軸線Moまわりに回転させる接触手段15を更に備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転式の計量装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、回転式の容器計量装置としては下記の特許文献1が知られている。
特許文献1の発明では、容器保持手段が容器を計量する場合には、バネにより下に降りて容器を保持し、容器の受入時、排出時には容器保持手段がカムによって持ち上げられて容器の受け入れと排出を許容する。計量時には、遠心力に対抗するように容器を上記容器保持手段が保持し、かつ、カムとカムフォロアとが被接触状態で計量する。この装置では、容器を保持した状態で計量が可能になる。
【特許文献1】実用新案登録第2509184号(第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、容器の蓋や容器の上面に鍔が設けられている場合がある。特に、前記鍔が硬い場合があり、かかる硬い鍔付き容器では、図5に示すように、鍔同士が接触して正確な計量ができないおそれがある。
【0004】
そこで、従来の回転計量装置では、鍔同士が接触しないように、容器同士の間隔を大きくしている。
しかし、容器同士の間隔を大きくすることにより、装置の小型化が難しくなる。また、計量よりも上流の製造側では、容器同士の間隔が小さいので、計量する前に容器同士の間隔を離す機構が別途必要となると共に、容器同士の間隔を広げるために容器の搬送速度を上げる必要がある。
【0005】
したがって、本発明の主な目的は、鍔をもつ容器の鍔同士が計量中に接触するのを防止することで、容器同士の間隔を広げなくても計量を正確に行える回転計量装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の回転計量装置は、鍔付きの容器を載せた複数の計量ユニットを回転手段によって回転させながら前記容器および/または前記容器に充填された内容物の計量を行う回転計量装置であって、前記各計量ユニットは、前記容器を載せるためのテーブルと、前記テーブル上に容器を保持する容器保持手段と、前記テーブルおよび容器保持手段が負荷された計量器とを含み、前記テーブルに前記容器が搬入される搬入側の近傍の外側に、前記テーブル上の容器の外周面に接触して前記容器を鉛直軸線まわりに回転させる接触手段を更に備えている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、固定された接触手段(ガイド)を備えるだけで、計量ユニットの回転以外の駆動手段を用いることなく容器が水平面に沿って、各容器が同じ方向に回転する。従って、鍔同士の接触や重なりを防止できるから、正確な計量が可能となる。
また、容器同士を近づけることができるので、隣接するテーブル間の間隔を小さくすることができるから、装置の小型化を図り得る。また、容器同士の間隔を離す機構を別途必要としないため、大幅なコストダウンを図り得る。
さらに、容器同士を引き離すための機構が簡単になり、たとえば、スターホイールなどを用いることができる。
また、鍔の大きさを考慮する必要がなくなるため、容器の種類の汎用性が広がり、多様な種類の容器の計量を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明においては、前記接触手段により回転された容器の鍔に当接して、当該容器の回転を規制する回転規制手段を更に備えているのが好ましい。
この態様によれば、容器が水平に沿って回転した後に、必要以上に回転しないように回転規制部材を設けることで、鍔の重なりをより一層確実に防止することができる。
【0009】
本発明においては、前記容器保持手段に前記回転規制手段が一体に形成されているのが好ましい。
この態様によれば、回転規制手段を別途設ける必要がなくなる。
【実施例1】
【0010】
以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
以下の説明では容器の一例として、図4に示すような概ね円錐台形の容器Mを例示して説明する。図5に示すように、前記容器Mは硬い鍔Mhを有している。前記鍔Mhは、たとえば、容器Mの蓋に形成されていてもよいし、あるいは容器Mの上面が鍔状に形成されていていもよい。なお、容器は、内容物が充填されている場合と、内容物が充填されていない容器のみの場合がある。
【0011】
全体構成:
図1に示すように、回転計量装置2の上流と下流には、取り込み側スターホイール1および振り分け側スターホイール3がそれぞれ設けられている。回転計量装置2は、容器を搬送しながら、当該容器Mを含む内容物の重量、あるいは、容器のみの重量の計量を行うものである。なお、本回転計量装置2は、容器Mを含む内容物の重量から容器の重量を減算して内容物のみの重量を計量してもよい。
【0012】
回転計量装置2は回転しながら、取り込み側スターホイール1から供給エリアA1において容器を受け取った後、安定エリアA2を経て、計量エリアA3において当該容器の計量を行い、排出エリアA4において下流の振り分け側スターホイール3に該容器を排出する。一方、回転計量装置2は、そのまま回転を続け、風袋計量エリアA5において空の状態の風袋重量が計測されてゼロ点調整が行われた後、供給エリアA1において再び容器Mが供給される。
なお、前記スターホイール1,3は、いずれも周知のスターホイールで構成されている。
【0013】
図2の概略側面図に示すように、回転計量装置2は、破線で示す駆動装置(回転手段)4により回転駆動される。一方、取り込み側スターホイール1および振り分け側スターホイール3は、プーリ7およびタイミングベルト5を介して、回転計量装置2と逆回りに回転される。
【0014】
図3は、回転計量装置2の概略平面図である。
図3に示すように、回転計量装置2には、複数の計量ユニット10が、回転中心Oを中心に放射状に設けられている。各計量ユニット10は回転中心Oを中心に回転される。
【0015】
計量ユニット10:
図4は、図3におけるIV-IV 線断面図である。
図4に示すように、各計量ユニット10は、容器Mを載せるためのテーブル11と板金製の容器保持手段20とを備えている。
【0016】
テーブル11の前記回転中心O側には、ガイド12が略鉛直方向に立設されている。一方、前記板金製の容器保持手段20は、側面L字状に形成されており、その回転中心O側の基端部には、スライダ24が固定されている。前記ガイド12はスライダ24を上下方向に摺動自在に支持すると共に案内する。スライダ24がガイド12内を上下に摺動することにより、容器保持手段20が上下方向に移動される。前記スライダ24は、テーブル11と一体の下ストッパ11aと、ガイド12と一体の上ストッパ12aとの間において上下動する。
【0017】
したがって、容器保持手段20は、図4の左側に示すように、スライダ24が下方に移動し容器Mをテーブル11との間で挟んで容器Mを保持可能な保持状態と、図4の右側に示すように、スライダ24が上方に移動し容器Mを保持しない非保持状態とに設定可能である。図3の前記供給エリアA1および前記排出エリアA4においては、非保持状態に設定され、図4のテーブル11への容器Mの供給と、テーブル11から容器Mの排出が許容される。
【0018】
スライダ24には、容器保持手段20の保持状態を維持するための第1維持手段21と、容器保持手段20の非保持状態を維持するための第2維持手段22が設けられている。第1および第2維持手段21,22としては、たとえば、永久磁石を用いることができる。すなわち、スライダ24内の上部と下部とにそれぞれ永久磁石を固定する。容器保持手段20を下方に移動させると、下部側の磁石21が磁性材料からなるテーブル11と一体の下ストッパ11aに引き付けられることにより、容器保持手段20の保持状態が維持される。一方、容器保持手段20を上方に移動させると、スライダ24の上部側の磁石22が磁性材料からなるガイド12の上端の上ストッパ12aに引き付けられることにより、容器保持手段20の非保持状態が維持される。
【0019】
計量器13:
各計量ユニット10の下部には計量器(ロードセル)13が、それぞれ設けられている。各計量器13には、計量ユニット10を構成するテーブル11や、容器保持手段20、カムフォロワ23などが負荷される。各計量器13は、図示しない制御装置に接続されており、計量ユニット10および該計量ユニット10上に載置された容器Mの重量が計量される。
【0020】
各計量器13の端部は、略円柱状の第1支持手段31の側面に、それぞれ固定されている。第1支持手段31が前記駆動装置4(図2)により回転されると、各計量ユニット10が回転中心Oを中心に回転される。
なお、第1支持手段31の上端部には、回転板30が固定されており、該回転板30には、回転板30が計量ユニット10に接触しないための貫通孔35が穿孔されている。
【0021】
第2支持手段32:
前記第1支持手段31および回転板30の上方には、第2支持手段32が、本装置のフレーム(図示せず)につり下げられた状態で固定されている。
【0022】
第2支持手段32の下部には、カム(原節)33が設けられている。一方、容器保持手段20には、上方から固定されたカム33に案内されるカムフォロワ(従節)23が設けられている。カム33およびカムフォロワ23は、それぞれ、主動部および従動部を構成しており、図3に示すように、前記カム33およびカムフォロワ23は、テーブル11よりも計量ユニット10が回転する円周の中心側に設けられている。
【0023】
図4の第1支持手段31により各計量ユニット10が回転されると、前記カムフォロワ23が、第2支持手段32に設けられたカム33に案内されることにより、容器保持手段20が保持状態と非保持状態となるように移動される。
【0024】
図3に示すように、前記カム33は、容器Mの供給エリアA1に対応する部分と、容器Mの排出エリアA4に対応する部分の2ヵ所にのみ設けられている。したがって、カムフォロワ23がカム33に接触していない第1および第2非接触エリアC1,C2が前記円周上に存在する。前記非接触エリアC1,C2では、カムフォロワ23がカム33から離れて接触せずに拘束されない状態が維持される。
【0025】
ここで、図6(a)に示すように、本装置のフレーム(図示せず)には、回転ガイド(接触手段)15が固定されている。図6(b)に示すように、回転ガイド15は取り込み側スターホイール1の下方に設けられている。なお、図6〜図12の平面図において、前記回転ガイド15は破線で表示され、かつ、網模様が施されている。
【0026】
図6(a)に示す容器Mが、取り込み側スターホイール1からテーブル11上に移送されると、該容器Mの側面Msが回転ガイド15に接触し、図6(b)に示す容器Mの鉛直軸線Moを中心に、該容器Mが回転される。したがって、回転ガイド15を設けることにより、計量ユニット10の回転以外の駆動手段を用いることなく、容器Mを同じ方向に回転することができる。
【0027】
なお、各計量ユニット10には、スターホイール1との間でテーブル11上における容器Mの位置を決める位置決め部19が設けられている。図6(a)の前記位置決め部19は容器Mの側面Msに接触する円弧状の当接面を有する。
【0028】
一方、図5に示すように、容器保持手段20には、回転規制部20b,20cが一体に形成されている。回転規制部20b,20cは、図4に示すように、容器保持手段20の両端を下方に向って折り曲げることにより形成されている。図5に示すように、回転規制部20b,20cは、それぞれ、容器保持手段20の回転する下流側Sdと上流側Suとの双方に形成されている。
【0029】
容器保持手段20には、一対の棒状部材26が一体に形成されている。図4に示すように、棒状部材26の先端には、容器Mの端部に係合する爪部20aが形成されている。前記保持状態において、爪部20aが容器Mの端部に係合することにより、容器Mがテーブル11と容器保持手段20との間に保持される。
【0030】
回転ガイド15によって回転される容器Mは、図8に示すように、前記爪部20aに当接し、その回転が規制される場合がある。一方、図10および図12に示すように、回転される容器Mの鍔Mhの位置によっては、鍔Mhが回転規制部20b,20cに当接し、その回転が規制される場合がある。したがって、爪部20aおよび回転規制部20b,20cは、容器Mの鍔Mhに当接して、該容器Mの回転を規制する回転規制手段を構成している。
【0031】
回転計量装置2の動作:
回転する計量ユニット10が供給エリアA1に差し掛かると、図1の取り込み側スターホイール1により、図3のテーブル11上に容器Mが供給される。一方、図4の容器保持手段20は、図4の右側に示すように非保持状態に維持されており、容器Mの供給後、図3の前記カムフォロワ23がカム33に案内されて保持状態となって容器Mを保持する。
【0032】
後述するように、回転ガイド15によって容器Mが回転され、爪部20aないし回転規制部20b,20cによって、図5に示すように、隣り合う容器Mの鍔Mh同士が接触しないように容器Mの回転が規制される。
【0033】
容器保持手段20の保持状態への移動により、図4のスライダ24の下部側の磁石21が下ストッパ11aに引き付けられることにより、容器保持手段20の前記保持状態が維持され、容器Mが容器保持手段20とテーブル11との間で保持される。その後、計量ユニット10が若干回転すると、図3のカムフォロワ23がカム33から離れて接触しない非接触状態となる。
【0034】
その後、前記保持状態の計量ユニット10は、更に回転され、図3の安定エリアA2において、容器Mの供給による振動が安定した後、計量エリアA3において、当該容器Mの重量が計量器13により計測される。
【0035】
その後、計量ユニット10が排出エリアA4に差し掛かると、カム33にカムフォロワ23が接触し、該カム33にカムフォロワ23が案内されて、容器保持手段20が図4左側の保持状態から図4右側の非保持状態となる。
容器保持手段20が非保持状態になると、下流の振り分け側スターホイール3(図1)により容器Mが排出され、下流に搬送される。
【0036】
前記非保持状態において、スライダ24の上部側の磁石22がガイド12の上ストッパ12aに引き付けられることにより、容器保持手段20の非保持状態が維持される。その後、計量ユニット10が回転するのに伴い、図3のカムフォロワ23がカム33に接触しない非接触状態となって、計量ユニット10が風袋計量エリアA5に進む。
前記、カムフォロワ23がカム33から離れた計量ユニット10は、風袋計量エリアA5において、計量器13によって容器Mを載置していない空の状態の風袋重量が計量されてゼロ点調整がなされる。その後、計量ユニット10は、再び供給エリアA1に移動され、取り込み側スターホイール1(図1)により容器Mが供給される。
【0037】
つぎに、容器Mの回転の規制方法について、取り込み側スターホイール1によって搬送される容器Mの鍔Mhの位置に基づいて、場合分けして説明する。なお、図6〜図12では、鍔Mhの部分を斜線で示してある。
【0038】
鍔Mhが下流側の場合:
図6(a)に示すように、供給時に、取り込み側スターホイール1によって搬送される容器Mの鍔Mhが、下流側の回転規制部20bから下流側の爪部20aの手前までに位置する場合について説明する。図6(b)に示すように、下流側の回転規制部20bの下端部は鍔Mhの上面よりも上方に位置している。
【0039】
図7(a)に示すように、計量ユニット10が、回転中心Oを中心に回転して容器Mの搬送を行うと、容器Mの側面Msが回転ガイド15に接触し、該回転ガイド15によって容器Mが図7(b)の鉛直軸線Moを中心に回転される。
【0040】
計量ユニット10が更に回転し、容器Mの搬送を続けると、図8(b)に示すように、容器保持手段20が下降し、爪部20aが容器Mの上端部を保持する。
一方、図8(a)に示すように、鍔Mhが下流側の爪部20aに当接し、容器Mの回転が規制される。したがって、該容器Mの鍔Mhは、隣の鍔Mhに接触し得ない下流側に位置した状態で搬送される。
【0041】
鍔Mhが取り込み側スターホイール1側の場合:
図9(a)に示すように、供給時に、鍔Mhが爪部20aから上流側の回転規制部20cの手前までに位置する場合について説明する。図9(b)に示すように、爪部20aの下端部は鍔Mhの上面よりも上方に位置している。
【0042】
計量ユニット10が回転し、容器Mの搬送を続けると、図10(b)に示すように、容器保持手段20が下降し、爪部20aが容器Mの上端部を保持する。
一方、図10(a)に示すように、鍔Mhが上流側の回転規制部20cに当接し、容器Mの回転が規制される。したがって、容器Mの鍔Mhは、隣の鍔Mhに接触し得ない上流側に位置した状態で搬送される。
【0043】
鍔Mhが上流側の場合:
図11(a)に示すように、供給時に鍔Mhが上流側の回転規制部20cから下流側の回転規制部20bの手前までに位置する場合について説明する。
【0044】
計量ユニット10が回転し、容器Mの搬送を続けると、図12(b)に示すように、容器保持手段20が下降し、爪部20aが容器Mの上端部を保持する。
一方、図12(a)に示すように、鍔Mhが下流側の回転規制部20bに当接し、容器Mの回転が規制される。したがって、容器Mは、隣の鍔Mhに接触し得ない計量ユニット10の回転中心側に位置した状態で搬送される。
【0045】
このように、回転ガイド15により容器Mを回転させると共に、爪部20aないし回転規制部20b,20cにより、隣り合う鍔Mh同士が重ならない所定の位置で前記回転が規制されるので、取り込み側スターホイール1から計量ユニット10に、鍔Mhがどのような位置で搬送されても、鍔Mh同士が接触するのを防止することができる。
【0046】
なお、棒状部材26および爪部20aは、必ずしも設ける必要はない。かかる場合には、鍔Mhが回転規制部20b,20cに当接することにより、隣り合う鍔Mh同士が接触しない位置で、容器Mの回転が規制される。
また、回転規制部20b,20cを設けず、棒状部材26および爪部20aのみで容器保持手段20を構成してもよい。かかる場合には、鍔Mhが爪部20aに当接することにより、隣り合う鍔Mh同士が接触しない位置で、容器Mの回転が規制される。
さらに、一方の回転規制部20b(20c)のみを設けるだけでもよい。
【0047】
また、爪部20aや回転規制部20b,20cなどの回転規制手段を設けなくてもよい。かかる場合には、回転ガイド15により容器Mを回転させることで、鍔Mh同士の重なりを解消することができる。
【0048】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、計量ユニットの数は、2個以上であればよい。
また、鍔がフィルムのような柔らかい場合にも適用できる。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明は、内容物の充填された容器において、当該容器を支持するテーブルを回転させながら計量する回転計量装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施例1にかかる回転計量装置の機能を示す平面図である。
【図2】同回転計量装置を示す一部破断した概略側面図である。
【図3】回転計量装置の主要部分を示す概略平面図である。
【図4】回転計量装置の主要部分を示す概略断面図である。
【図5】容器の鍔同士が接触した状態を示す計量ユニットの概略平面図である。
【図6】計量ユニット近傍の概略平面図および概略側面図である。
【図7】計量ユニット近傍の概略平面図および概略側面図である。
【図8】計量ユニット近傍の概略平面図および概略側面図である。
【図9】計量ユニット近傍の概略平面図および概略側面図である。
【図10】計量ユニット近傍の概略平面図および概略側面図である。
【図11】計量ユニット近傍の概略平面図および概略側面図である。
【図12】計量ユニット近傍の概略平面図および概略側面図である。
【符号の説明】
【0051】
4:駆動装置(回転手段)
10:計量ユニット
11:テーブル
13:計量器
15:回転ガイド(接触手段)
20:容器保持手段
20a:爪部(回転規制手段)
20b,20c:回転規制部(回転規制手段)
M:容器
Mh:鍔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鍔付きの容器を載せた複数の計量ユニットを回転手段によって回転させながら前記容器および/または前記容器に充填された内容物の計量を行う回転計量装置であって、
前記各計量ユニットは、前記容器を載せるためのテーブルと、前記テーブル上に容器を保持する容器保持手段と、前記テーブルおよび容器保持手段が負荷された計量器とを含み、
前記テーブルに前記容器が搬入される搬入側の近傍の外側に、前記テーブル上の容器の外周面に接触して前記容器を鉛直軸線まわりに回転させる接触手段を更に備えた回転計量装置。
【請求項2】
請求項1において、前記接触手段により回転された容器の鍔に当接して、当該容器の回転を規制する回転規制手段を更に備えた回転計量装置。
【請求項3】
請求項2において、前記容器保持手段に前記回転規制手段が一体に形成されている回転計量装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−57409(P2007−57409A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−243725(P2005−243725)
【出願日】平成17年8月25日(2005.8.25)
【出願人】(505315605)
【Fターム(参考)】