説明

固定砥石及び摩砕機

【課題】 保持体を介して固定する際の締付力による斜めひび割れや長期間作用する回転応力による円周方向のひび割れが生ずる恐れがない固定砥石を提供する。
【解決手段】 固定砥石2の掛止面2bは周面2eより斜め直線的に拡大する。上蓋本体9の保持体23内方には環状側面23aと跳出環状部23bを備え、環状体24を載置する。環状体24は固定砥石2の段無掛止面2bと密着する内周面24cを有する。上蓋7を挿通するボルト8を保持体23に螺着して締め付けると、ボルト8の締付力は跳出環状部23bから環状体24に伝達され、更にその内周面24cから固定砥石2の逆円錐台状の掛止面2bに伝達される。その荷重は段無掛止面2bの周面方向及び周面垂直方向に作用することになるが、斜めひび割れを発生させるような斜張力は殆ど生じない。又円周方向のひび割れも発生しない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、食品、化学、医薬品及び燃料等の分野で利用可能な超微粒子を製造する摩砕機の固定砥石及びこの固定砥石を装着する摩砕機に関する。
【背景技術】
【0002】
間隔を自由に調整できる上下2枚のグラインダーによって構成された石臼形式の超微粒摩砕機は、上部グラインダーを固定し、高速で回転する下部グラインダーとの間に原料を送り込み、両グラインダー間で生ずる強力な圧縮・せん断・転がり摩擦等の複合作用により、原料を次第にすり潰し超微粉砕化している。
【0003】
このような超微粒摩砕機としては、例えば下記に示すような従来技術が開示されていた。
【特許文献1】特開平7−185372号公報
【0004】
図7に従来の摩砕機の断面を示す。摩砕機201は、固定砥石202を収容する上部室203と、回転砥石4を上下動可能に保持する下部室5を有し、上部室203及び下部室5はヒンジ6によって開閉自在となっていた。
【0005】
上部室203は、図示しない供給ホッパを取り付けるため中央に開口部を開設する上蓋7と、この上蓋7とボルト8を介して連結する上蓋本体209とを有していた。
【0006】
下部室5においては上方に回転盤10を配設し、石押え金具11等によって回転砥石4を固定していた。回転盤10は、主モータ12の主軸13と一体の接続筒部材14内にスプライン嵌合して上下方向に摺動自在なスプラインシャフト15に連結していた。
【0007】
このスプラインシャフト15はベアリング16を介して、外周に雄ネジを形成した支持部材17と上下方向に一体で周方向に回動自在に連結し、この支持部材17の下端面には下方の傘歯車18から突設した連結ピン19が挿入されており、傘歯車18には調整ハンドル20に連結するピニオン21が噛合していた。
【0008】
調整ハンドル20を回動することで傘歯車18を回転すると同時に連結する支持部材17を回転させていた。支持部材17の外周に形成する雄ネジは、下部室5に固定し内面に雌ネジを螺刻する筒体22と螺合しているため、調整ハンドル20の回動に伴い支持部材17は上昇又は下降することになり、従ってこれにより回転砥石4を上昇又は下降して固定砥石202とのクリアランスを調整する構成であった。
【0009】
このような従来の摩砕機における固定砥石及びその取付部の詳細を図8及び図9に基づき説明する。図8は従来の摩砕機の上部室の一部を拡大する断面図、図9は図8におけるc部を拡大する断面図である。
【0010】
従来の固定砥石202は、略輪形の円板であって、上蓋7に密着するリング状の上面202aと、上蓋本体209の端部に掛止する掛止部202bと、下面外周部に形成する摩砕平坦面202cと、この平坦面202cから傾斜面により内方に形成する凹部202dを備えていた。
【0011】
上蓋本体209の端部は上蓋7と連結するリング状の保持体223を形成し、上蓋7に対して垂直に形成する環状側面223aと、この環状側面223aの下端より突出する跳出環状部223bとを備えていた。
【0012】
一方固定砥石202の掛止部202bは階段状に形成されており、その段部下面202eを跳出環状部223bに載置した後、固定砥石202の上面202aにパッキン202fを介在させながら上蓋7を挿通するボルト8を保持体223の雌ネジ部223cに螺着して固定砥石202を上蓋7に固定していた。
【0013】
主モータ12を始動させて連結する回転砥石4を回転させた後、図示しない供給ホッパから原料を投入すると、遠心力により原料は回転砥石4の内周部から回転砥石4の摩砕平坦面4aに供給され、固定砥石202の摩砕平坦面202cとの間で生ずる強力なせん断力、転がり摩擦、圧縮摩砕などの力を受け、次第に超微粒子化された後、外周に形成されたリング状の排出部24に排出され、更にこの排出部24につながる図示しない排出口より排出されていた。
【0014】
又、従来の摩砕機には独立した保持体によって固定砥石を保持する構成のものもあった。この摩砕機における固定砥石の取付部の詳細を図10及び図11に基づき説明する。図10は他の従来の摩砕機の上半部を拡大する断面図、図11は図10におけるd部を拡大する断面図である。
【0015】
この摩砕機301における上部室303では、上蓋307と上蓋本体309が一体化しており、保持体323は独立したリング体となっていた。この保持体323も上蓋307に対して垂直に形成する環状側面323aと、この環状側面323aの下端より突出する跳出環状部323bとを備え、上蓋307を挿通するボルト8を保持体323の雌ネジ部323cに螺着して固定砥石302を上蓋307に固定していた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
しかし、このような摩砕機に装着される従来の固定砥石はボルトの締付力が強すぎると砥石の掛止部にひび割れが生ずる危険性があった。例えば図9において、ボルト8を締め付けると、その締付力は跳出環状部223bから固定砥石202の段部下面202eに作用する。一方、固定砥石202の上面202aは上蓋7に拘束されているため、この締付力に対する反力が生ずる。
【0017】
この締付力と反力の関係から固定砥石202内には斜張力が作用し、これが部材強度を上回ると斜めひび割れ25が発生する。この斜めひび割れ25が進行すると固定砥石202はせん断破壊してしまう。
【0018】
これは図10及び図11に示す摩砕機301のように保持体323を独立させた場合でも同様であって、ボルト8の締付力が過剰であると固定砥石302には斜めひび割れ25が発生してしまう。
【0019】
摩砕機に装着する砥石は特殊な焼結物で、砥石同士の摩擦力に対しては十分な耐力を備えるものであるが、偏荷重や衝撃荷重が作用するとひび割れが発生しやすい。このため、従来の固定砥石を装着する摩砕機においては、ボルトの締付力に細心の注意を払わねばならなかった。
【0020】
又、従来の固定砥石は、回転砥石から受ける回転摩擦力に対しても主に掛止部の拘束力で支持していたので、円周方向の応力が掛止部と連結する部分に集中しがちであった。この円周方向の応力が長期間作用すると掛止部と本体部との間に歪が発生し、終には円周方向のひび割れを生ずる虞もあった。
【0021】
従って従来の固定砥石は、掛止部周辺のひび割れ発生の有無について十分な点検を定期的に行なわねばならなかった。
【0022】
この発明は、従来の固定砥石及びこれを装着する摩砕機が有する上記の問題点を解消すべくなされたものであり、保持体を介して固定する際の締付力で斜めひび割れを生ずる恐れがない、又長期間作用する回転応力で円周方向のひび割れを生ずる恐れがない固定砥石を提供することを目的としている。又、このような固定砥石を装着する摩砕機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0023】
上記課題を解決するため、この発明の固定砥石は、摩砕機の上部室の上蓋に密着するリング状の上面と、この上蓋と連結するリング状の保持体に上部周面を当接する掛止面と、下面外周部に形成する摩砕平坦面と、この平坦面から傾斜面をもって内方に形成する凹部を備える固定砥石において、前記掛止面は、上方に向かって拡大傾斜する逆円錐台状の段無掛止面であることを特徴とするものである。
【0024】
リング状の保持体は固定砥石の上部周面に全方向から均等に当接して保持するもので、固定砥石と保持体を当接した後、上蓋と保持体を連結する。
【0025】
固定砥石の周面は下端から垂直に立ち上げ、上部周面の下側基準線より斜め直線的に拡大する。この逆円錐台状の掛止面を保持体に対し面接触で当接する。保持体からの締付力はこの段無掛止面に作用することになるが、斜めひび割れを発生させるような斜張力は殆ど生じない。
【0026】
又、回転摩擦力も主に段無掛止面の摩擦力で対抗することになるので円周方向のひび割れが発生する虞もない。
【0027】
請求項2記載の摩砕機は、上蓋と、これに連結するリング状の保持体を有し固定砥石を収容する上部室と、固定砥石に対向する回転砥石を保持する下部室を備え、これら固定砥石と回転砥石の対向距離を調整するクリアランス調整機構を備える摩砕機において、前記リング状の保持体は、上蓋に対して垂直に形成する環状側面と、この環状側面の下端より突出する跳出環状部と、この跳出環状部に載置し請求項1記載の固定砥石における段無掛止面と密着する内周面を備える傾斜面付環状体を有することを特徴とするものである。
【0028】
このリング状の保持体は従来型の摩砕機の保持体、即ち垂直な環状側面と、これと直角な跳出環状部からなる鍔受け状の部材に、環状体を載置し、その内部に固定砥石を保持するもので、環状体は鍔受け状の部材の内部に収まる厚み・高さで形成する。環状体は環状側面に対向する外周面と、これに垂直な底面、段無掛止面と密着する内周面及び上面からなる。
【0029】
保持体からの締付力は跳出環状部から環状体に伝達され、更にその内周面から固定砥石の逆円錐台状の掛止面に作用することになる。
【0030】
請求項3記載の摩砕機は、上蓋と、これに連結するリング状の保持体を有し固定砥石を収容する上部室と、固定砥石に対向する回転砥石を保持する下部室を備え、これら固定砥石と回転砥石の対向距離を調整するクリアランス調整機構を備える摩砕機摩砕機において、前記リング状の保持体は、上蓋側より請求項1記載の固定砥石における段無掛止面と密着する傾斜付環状側面を有することを特徴とするものである。
【0031】
このリング状の保持体は請求項2記載の環状体と鍔受け状の部材を一体に形成したもので、傾斜付環状側面は環状体の内周面に相当する傾斜面を有する。
【発明の効果】
【0032】
この発明の固定砥石は、掛止面を上方に向かって拡大傾斜する逆円錐台状の段無掛止面とするので、保持体からの締付力が作用しても斜めひび割れを発生させるような斜張力が殆ど生じない。このため、締付力の管理が容易になる。又回転摩擦力も主に段無掛止面の摩擦力で対抗することになるので円周方向のひび割れが発生する虞もない。従って、固定砥石の破損率低減も期待できる。
【0033】
請求項2記載の摩砕機は、従来型の摩砕機の保持体に収納する環状体を設けるので、従来型の摩砕機を仕様変更することなく、逆円錐台状の段無掛止面を有する固定砥石を装着することができる。
【0034】
請求項3記載の摩砕機は、傾斜付環状側面を備えるので、環状体の管理が不要となる。即ち環状体と鍔受け状の部材との間に異物が介在すると環状体の平面に狂いが生じ、これにより固定砥石の平面も狂ってしまうため、環状体と跳出環状部との接触面は常に密着させねばならないが、これを一体に形成することで、その管理の手間がなくなり、又固定砥石の平面維持も容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
次にこの発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は摩砕機の断面図、図2は固定砥石と傾斜面付環状体の斜視図、図3は図1のa部を示す拡大断面図である。なお、図1に示す摩砕機の部材で図6乃至図8に示した従来の摩砕機と同一の構成・作用を有する部材は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0036】
摩砕機1の上部室3を形成する上蓋本体9には固定砥石2を取り付ける。固定砥石2は、図2に示すような略輪形の円板であって、上蓋7に密着するリング状の上面2aと、上蓋本体9の端部に掛止する掛止面2bとを有する。掛止面2bの下方は摩砕平坦面2cの端部から立ち上げる垂直な周面2eであり、掛止面2bはこの周面2eとの交線である下側基準線2fより斜め直線的に拡大する。
【0037】
上蓋本体9と上蓋7は、ボルト8によって連結しているが、この連結部はリング状の保持体23を形成する。保持体23の内方には、図3に示すように上蓋7に対して垂直に形成する環状側面23aと、この環状側面23aの下端より突出する跳出環状部23bを備える。
【0038】
この保持体23の内方に形成する鍔受け状の部材には、その内部に収まる厚み・高さを備える環状体24を載置する。環状体24は保持体23の環状側面23aに対向する外周面24aと、これに垂直な底面24b、固定砥石2の段無掛止面2bと密着する内周面24c及び上面24dからなる。
【0039】
この傾斜面付環状体24は、その内部に固定砥石2を保持するもので、固定砥石2の上面2aにパッキン2fを介在させながら上蓋7を挿通するボルト8を保持体23の雌ネジ部23cに螺着して締め付けると、ボルト8の締付力は跳出環状部23bから環状体24に伝達され、更にその内周面24cから固定砥石2の逆円錐台状の掛止面2bに伝達される。
【0040】
その荷重は段無掛止面2bの周面方向及び周面垂直方向に作用することになるが、斜めひび割れを発生させるような斜張力は殆ど生じない。
【0041】
次に段無掛止面を備える固定砥石を装着する摩砕機の別の実施形態を図4及び図5に示す。図4は別の実施形態の摩砕機の上部室の一部を拡大する断面図、図5は図4におけるb部を拡大する断面図である。なお、図4及び図5に示す摩砕機の部材で図1乃至図3に示した摩砕機と同一の構成・作用を有する部材は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0042】
この摩砕機101のリング状の保持体123は、図3に示す環状体24と鍔受け状の保持体23を一体に形成したもので、傾斜付環状側面123aは前記環状体24の内周面24cに相当する傾斜面を有する。
【0043】
以上説明した摩砕機は、何れも固定砥石と回転砥石の対向距離を調整するクリアランス調整機構として、回転砥石4を上昇又は下降して固定砥石2とのクリアランスを調整する構成であるが、固定砥石側を上昇又は下降する構成でもよい。この実施形態を図6に示す。図6は他の実施の形態を示す摩砕機の断面図である。なお、図6に示す摩砕機の部材で図1乃至図3に示した摩砕機と同一の構成・作用を有する部材は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0044】
摩砕機151は、固定砥石2を収容する上部室153と、回転砥石4を保持する下部室155を有し、上部室153には、上蓋157と、この上蓋157とボルト158を介して連結するスライド金具25と、スライド金具25を回転可能に内設する上蓋本体159とを有している。
【0045】
スライド金具25の上面にはリング状の保持体23を形成し、保持体23の内方に形成する鍔受け状の部材には、環状体24を載置し、その内部に固定砥石2を保持する。
【0046】
上蓋157の側面にはハンドル26が複数本螺着しており、その先端部は上蓋本体159の側面に当接し得る構成である。上蓋本体159の内面には雌ネジ27を螺刻し、これにスライド金具25の外周に形成する雄ネジ28が螺合する。
【0047】
ハンドル26の先端部を上蓋本体159の側面から離して回転止めのロックを外し、次にハンドル26を持って回転すると、上蓋157及びスライド金具25が回転する構成で、ハンドル26の回転に伴いスライド金具25は上昇又は下降することになり、これによりスライド金具25が保持する固定砥石2を上昇又は下降して回転砥石4とのクリアランスを調整している。
【0048】
この固定砥石2も、掛止面を上方に向かって拡大傾斜する逆円錐台状の段無掛止面とするので、保持体23からの締付力が作用しても斜めひび割れを発生させるような斜張力が殆ど生じない。又回転砥石4から受ける回転摩擦力も主に段無掛止面と環状体24の摩擦力で対抗することになるので円周方向のひび割れが発生する虞もない。
【産業上の利用可能性】
【0049】
この発明の固定砥石は保持体を独立させた摩砕機等、各種の摩砕機の場合にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】摩砕機の断面図である。
【図2】固定砥石と傾斜面付環状体の斜視図である。
【図3】図1のa部を示す拡大断面図である。
【図4】別の実施形態の摩砕機の上部室の一部を拡大する断面図である。
【図5】図4におけるb部を拡大する断面図である。
【図6】他の実施の形態の摩砕機の断面図である。
【図7】従来の摩砕機の断面図である。
【図8】従来の摩砕機の上部室の一部を拡大する断面図である。
【図9】図8におけるc部を拡大する断面図である。
【図10】他の従来の摩砕機の上半部を拡大する断面図である。
【図11】図10におけるd部を拡大する断面図である。
【符号の説明】
【0051】
1 摩砕機
2 固定砥石
2b 掛止面
7 上蓋
8 ボルト
9 上蓋本体
23 保持体
23a 環状側面
23b 跳出環状体
24 環状体
24c 内周面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
摩砕機の上部室の上蓋に密着するリング状の上面と、この上蓋と連結するリング状の保持体に上部周面を当接する掛止面と、下面外周部に形成する摩砕平坦面と、この平坦面から傾斜面をもって内方に形成する凹部を備える固定砥石において、前記掛止面は、上方に向かって拡大傾斜する逆円錐台状の段無掛止面であることを特徴とする固定砥石。
【請求項2】
上蓋と、これに連結するリング状の保持体を有し固定砥石を収容する上部室と、固定砥石に対向する回転砥石を保持する下部室を備え、これら固定砥石と回転砥石の対向距離を調整するクリアランス調整機構を備える摩砕機において、前記リング状の保持体は、上蓋に対して垂直に形成する環状側面と、この環状側面の下端より突出する跳出環状部と、この跳出環状部に載置し請求項1記載の固定砥石における段無掛止面と密着する内周面を備える傾斜面付環状体を有することを特徴とする摩砕機。
【請求項3】
上蓋と、これに連結するリング状の保持体を有し固定砥石を収容する上部室と、固定砥石に対向する回転砥石を保持する下部室を備え、これら固定砥石と回転砥石の対向距離を調整するクリアランス調整機構を備える摩砕機摩砕機において、前記リング状の保持体は、上蓋側より請求項1記載の固定砥石における段無掛止面と密着する傾斜付環状側面を有することを特徴とする摩砕機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2010−99546(P2010−99546A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−270472(P2008−270472)
【出願日】平成20年10月21日(2008.10.21)
【出願人】(000202534)増幸産業株式会社 (3)
【Fターム(参考)】