説明

圧縮空気泡および高圧液体散布システム

圧縮空気泡および高圧液体散布システム(100)は、耐久器材、車両、土地、施設および航空機の汚染除去、一般の洗浄、蒸気抑制、危険性物質の改善、燃料漏洩および消火業務支援のための圧縮空気泡生成物質を、同時に生成する加圧液体に加えて提供する。システムは、システムの圧縮空気泡(300)および高圧液体サブシステム(200)に電力を供給するための発電装置(157)を含む。更に高圧サブシステムは液体を加熱するためのボイラー(116)を含む。発電装置は、圧縮空気泡サブシステムに圧縮空気を提供するための空気圧縮機(314)を駆動し、空気工具に電力を供給してパンクしたタイヤをふくらませるための空気チャック(404)を駆動する。発電装置は、更に、高圧サブシステムのために水を加圧する高圧揚水ポンプ(210)を駆動する。システムは、エンジンの停止した車両を操作中に充電するための24VDC電気システムを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は泡および高圧液体を散布する分野に広く関連し、特に汚染除去、一般の洗浄、蒸気抑制、燃料供給および消火抑制に活用するための圧縮空気泡および高圧低容量液体散布システムに関する。
【問題点】
【0002】
汚染除去事業の分野で問題となるのは、装置を汚染除去する前に汚染された装置の表層から埃および泥またはその他の物質を洗浄することであり、それは遠隔地において実行されることが多い。これらの汚染された装置は、トラック等の車両、あるいは器材、建物および貯蔵庫のような非車両であってもよい。埃および泥またはその他の物質は、化学剤、生物剤、放射線剤および核剤(CBRN)のような汚染因子の意図的なあるいは意図的でない使用によって同様に汚染された装置の表面を覆っていてもよい。一般的に、車両は、遠隔地に敷かれている汚染除去ラインまで駆動され、そこで温水または漂白剤および水の混合物を出力する高水圧洗浄システムを有する汚染除去ラインの第一段階において洗浄される。その後、車両は汚染除去ラインの更に先まで駆動されて第二段階に至り、そこで別々の汚染除去システムが車両に汚染除去薬を散布する。このように、この汚染除去ラインは、少なくとも2つの別々の独立システムが汚染除去操作において展開されることを必要とする。
【0003】
概して、高水圧洗浄システムは装置から埃および泥を水圧で洗浄するために使用される。現在使用される高水圧洗浄システムは、被加熱および非被加熱高圧噴霧装置を含み、前記装置は洗浄液として被加熱および非被加熱液体を使用する。これらの液体は、動作領域で使用される水または汚染除去溶液であってもよい。遠隔地の水または汚染除去溶液を加熱するために、大きいボイラーのような既存の汚染除去システムにおける追加的な器材を遠隔地へ輸送する必要がある。更に、水を使用するように設計された典型的な高圧システムは、概して、汚染除去溶液のような他の液体によっては機能しない。更にそれらは、一般的には、水およびその他の液体、例えば汚染除去溶液を加熱するように設計されていないが、両者は一般的には加熱されない場合より加熱される場合の方がより効果的である。温水は冷水より効果的な洗浄剤であり、被加熱汚染除去溶液は一般的に、加熱されない場合より加熱される場合の方がより効果的である。
【0004】
これらの遠隔地には概して、高圧電動洗浄噴霧器および汚染除去溶液活用噴霧器のような洗浄および汚染除去システムは備えられておらず、効果的に汚染除去ラインを実行することが必要とされる。このように、遠隔地において軍の所有車両または消火活動装置のような装置を適切に洗浄および汚染除去するために、相当量の時間とエネルギーを消費して、汚染除去ラインを配備するのに使用される高圧洗浄システムおよび汚染除去溶液活用システムをそれぞれ遠隔地へ輸送しなければならない。
【0005】
加えて、汚染除去システムで使用する汚染除去製法(decontamination formulas)の多くは、数年の保存寿命を有する2つ以上の個々の組成物または溶液の組成である。しかしながら、個々の組成物が混合物内の各々と接触するときに、混合物の保存寿命は著しく減少し、いくつかの混合物に関しては数時間にまで低下する。一旦これらの混合物が保存寿命を経過してしまうと、それらを意図的に使用することは不可能となり、適切に処分しなければならない。また、いくつかの好適な汚染除去製法は、最大汚染除去効果を提供するために特定の展開比率を必要とする泡である。例えば、最適な効果を得るためには、いくつかの好適な汚染除去製法は8:1の展開比率を必要とする。これは、汚染除去溶液活用システムが8:1の展開比率を提供するために圧縮空気を用いて特定の混合物についての汚染除去製法を供給しなければならないことを意味する。活用パラメータが不適当に設定される場合、あるいは着手時に達成不可能である場合、理想的な泡の代わりに、特定の汚染除去製法が水の溶液または液体として汚染された装置に供給される。これらのパラメータは、遠隔場所において満たすのが困難である。
【0006】
更に、これらの水圧洗浄および汚染除去装置が操作本部から遠く離れて遠隔地において使用される場合、洗浄および汚染除去動作は、通常は能率的には実行されない。必要とされるシステムの全てが利用できず、利用可能なシステムは現在の作業に適切な大きさではなく、汚染された装置を洗浄する動力のための水等の必要な液体が不足しており、および汚染除去ラインの動作に消極的な影響を与えるその他の要因があるからである。
【0007】
その上、車両のバッテリーが上がることにより、またはパンクすることにより、これらの洗浄および汚染除去動作は停頓する可能性がある。そして、汚染除去ラインまで輸送されなければならない装置の更に他の一部分により、上がったバッテリーは充電され、パンクしたタイヤは膨張される。この追加的な装置それ自体が汚染された車両との接触により汚染されてしまう。
【0008】
従って、輸送能力や拡張性を供給する一方で、洗浄、汚染除去、火力や蒸気の抑制のための効果的手段を提供する合成圧縮空気泡(CAF)および高圧液体散布システムが必要とされる。
【解決手段】
【0009】
本願明細書において「CAF/HPLDシステム」と呼ばれる当該圧縮空気泡および高圧液散布システムによる技術により、上記の課題は解決され、技術的進歩が達成される。CAF/HPLDシステムは、混焼エンジン、空気圧縮機、高圧サブシステム、ヒーターおよび圧縮空気泡サブシステムを含む。CAF/HPLDシステムは容易に輸送できる統合化システムであり、汚染除去、一般洗浄、蒸気抑制、危険性物質の改善、燃料供給および火力抑制の目的で遠隔地において使用することができる。一態様において、CAF/HPLDシステムは、耐久器材、車両、土地、施設および航空機に汚染除去サポートを提供する。CAF/HPLDシステムは標準のCBRN汚染除去製法、標準の火力抑制、更に危険性物質泡と共に使用することができる。CAF/HPLDシステムは、更に、温冷両用の石鹸水、並びにグリコールベースの防氷流動体のような液体も散布する。
【0010】
CAF/HPLDシステムは、二部分(二成分)または多成分から成る製法(formulas)を圧縮空気泡(CAF)サブシステムに直接牽引して、送受注入管を通して散布する。交換可能なノズルにより、強力な流水発射、広角度で迅速な泡の対象範囲、効果的な液体活用および簡単な車両の車台洗浄が可能となる。CAF/HPLDシステムはまた、同時に、強力な温冷両用の洗浄能力のための対の高圧ホースに電力を供給する。化学誘導システムによって、使用者が石鹸および他の化学製品を高圧流水に取り込むことができる。
【0011】
当該CAF/HPLDシステムは、液体の周囲温度より高い温度まで液体を加熱することによって機能する高圧低量サブシステムを含む。CAF/HPLDシステムは、十分に高い温度まで液体を加熱して、CAF/HPLDシステムをより有益に使用できるように設計されている。
【0012】
更に、圧縮空気泡サブシステムは、効率的な泡供給システムを提供する。水と泡の混合物は、加圧されたガスの使用によって膨張する市販の泡薬剤を使用し、火力抑制泡を供給するための泡展開部材を任意に使用するときは、追加の加圧水を推進剤として使用してもしなくてもよい。これには多数の利点、例えば火力抑制剤泡、蒸気抑制剤泡または汚染除去泡の水分含量が減少すること、あるいは加圧された水の流れをつくるための複雑な揚水装置の必要性が回避されること等がある。供給薬剤としての水分が除去されることによって、この装置は、概して消火活動または汚染除去目的のために必要とされる水分の大量供給に依存しなくなる。また、水は圧縮できない媒体であるから、その保存や供給は加圧によって改善できないが、一方では圧縮空気のようなガスの使用が保存効果に対して大きな機会を提供する。ガスが極めて高いレベルにまで加圧されることが可能であり、それにより、物理的に小さいスペースにおいて膨大な量の推進剤を効果的に生産し、また蓄えることができるからである。同様に、加圧ガス動力ポンプシステムを使用して供給された水と泡の混合物の圧力を増加すれば、装置が過度に複雑になることはない。低重量で小型のポンプはこの目的に適しているからである。従って、結果として完成する装置は軽量で、寸法は小型であり、安価な実施が可能である。加圧されたガスおよび水/泡の混合物の流量の制御は単純な弁および圧力レギュレータにより遂行される。それにより、現在使用されている複合な装置は排除される。
【0013】
加えて、圧縮空気泡サブシステムは、2台のポンプ、または多数のポンプを使用して、噴霧する前の溶液が分離した状態を保持する。これにより、保存期間の経過した混合物を無駄に処分すること、および混合物の処分に必要とされる追加的な時間や労力が回避される。第一のポンプを使用して水および石鹸溶液(構成要素1)を汲み出し、第二のポンプを使用して過酸化物溶液のような第二の汚染除去溶液構成要素を汲み出す。次にこれらの2つのポンプは、それぞれの溶液を噴霧器のような排出管に供給し、同時に除染された装置に適切な混合溶液を供給する。更に、これらのポンプは、様々な溶液を正確な混合比率で提供して、最適な洗浄および汚染除去を実現する。加えて、汚染除去薬構成要素が個々に保存されて、要求に応じて混合されるので、正確な混合比率を実現させることも、後に修正することも、もしくは現地で直ちに変更することもできる。
【0014】
加えて、その輸送能力により、CAF/HPLDシステムは同時に高圧サブシステムおよび圧縮空気泡サブシステムを提供し、遠隔地における効果的な洗浄機能性および汚染除去機能性を実現する。両方のサブシステムは同時に使用することができ、従って、汚染された車両の一部分を高圧サブシステムによって洗浄することが、CAFサブシステムを用いて車両の一部を汚染除去することができるのと同時に可能である。
【0015】
更に、当該CAF/HPLDシステムは24ボルトの(または任意に12ボルトの)直流(VDC)で動作するので、汚染除去ラインで発見されるエンジンの停止した車両の上がったバッテリーを始動させることができる。これにより、別の装置、すなわち充電装置を汚染除去ラインに輸送する必要がなくなるので、膨大な時間およびエネルギーの節約となる。その上、当該CAF/HPLDシステムは空気圧縮機を含むので、パンクのような非常事態に迅速に対応することができ、更に別の装置を汚染除去ラインへ運搬する必要はない。更に、摘出ツールのような空気動力工具も同様に空気圧縮機から取り払うことができる。
【0016】
新規なCAF/HPLDシステムは、圧縮空気泡サブシステムの利点を高圧洗浄システムと結合させて、水または他のあらゆる所望の液体を熱するためのボイラーを含み、効果的で容易に移動可能な洗浄および汚染除去システムを提供する。
【概要】
【0017】
当該発明は、圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって:第一のタンクから混合装置に水および泡濃縮混合物を供給するための構成、第二のタンクから混合装置に水以外の生成物混和剤を供給する構成、泡状液体混合物を生産するため水および泡濃縮混合物および生成物混和剤を混合する構成;圧縮空気泡を生産するため混合装置の中に圧縮空気を注入する構成;圧縮空気泡を供給する構成を含んだ圧縮空気サブシステム:および液体容器から当該高圧サブシステムに液体を供給する構成;高圧液体を生成する構成;高圧液体の供給を提供する構成;および圧縮空気サブシステムと高圧サブシステムに電力を供給する発電装置を含む高圧サブシステムからなることを特徴とする圧縮空気泡および高圧液体散布システムである。
【0018】
好適には、第一のタンクから混合装置に水および泡濃縮混合物を供給するための構成、および第二のタンクから混合装置に水以外の生成物混和剤を供給する構成は、制御可能な比率または圧力で、水および泡濃縮混合物および水以外の生成物混和剤を取り出すために発電装置によって電力供給される第一のポンプを含む。好適には、第一および第二のポンプは、加圧ガスの供給によって電力供給され;加圧ガス操作ポンプは、加圧ガスの供給により操作されて制御可能な比率または圧力で水および泡濃縮混合物および水以外の生成物混和剤を取り出す。好適には、加圧ガスの供給は、加圧ガスの供給を提供する発電装置によって電力供給される空気圧縮機を含む。好適には、液体容器から当該高圧サブシステムに液体を供給する構成は、前記発電装置によって電力供給される第三のポンプを含み、制御可能な比率および高圧で前記液体を取り出す。好適には、高圧サブシステムは第三のポンプを含む。好適には、高圧液体を提供する構成は、加熱エレメントを更に含み周囲の温度以上の温度まで高圧液体を加熱する。好適には、加熱エレメントは、高圧液体ボイラーを含む。好適には、高圧液体ボイラーは、高圧液体ボイラーのバーナーへの燃料供給を更に含み、高圧液体ボイラーを動作させて高圧液体を加熱する。好適には、電力装置は内部燃焼エンジンを含む。好適には、内部燃焼エンジンは、燃料の供給を更に含み、当該内部燃焼エンジンを作動する。
【0019】
これらの又はその他の本発明の機能、特徴、および利点は以下の明細書、添付の請求項および添付の図面により、更に良く理解されるであろう。
【図面の詳細な説明】
【0020】
当該圧縮空気泡および高圧液体散布システム(「CAF/HPLDシステム」)によれば、CAF/HPLDシステム100は容易に移動可能であり、遠隔地で使用して汚染除去、一般洗浄、蒸気抑制、危険性物質の改善、燃料漏洩および火力抑制をすることができる。一態様において、CAF/HPLDシステム100は、耐久器材、車両、土地、施設および航空機に汚染除去サポートを提供する。CAF/HPLDシステムは、標準のCBRN汚染除去製法、標準の火力抑制、および危険性物質泡を用いて使用することができる。汚染除去システムとして使用される場合、CAF/HPLDシステム100により、使用者は、ビルの内部および外部を、汚染された土壌、車道、設備、および乗り物に加えて、効果的に汚染除去することが可能となる。多数の人にシャワーステーションを供給する追加的な任意のシャワーシステムが適用可能である。
【0021】
CAF/HPLDシステムは、温冷両用の石鹸水およびグリコールベースの防氷流動体のような液体もまた散布する。構造的、機械的、および電気的な構成を含むその他の構成に加え、好適には、CAF/HPLDシステム100は、4つのサブシステム、すなわち高圧サブシステム、圧縮空気泡サブシステム、圧縮空気サブシステムおよび燃料サブシステムを含む。
【0022】
更に、圧縮空気泡(CAF)は、ポンプ装置を出る時に発泡性の液体溶剤に圧縮空気を注入して発砲泡を供給ホースに流すことにより生成されるある種の泡を意味し、例えばDF200の2つ(あるいは3つ)の構成要素あるいは改質デコングリーンの3つの構成要素あるいはその他の汚染除去製剤等である。膨張比率は、膨張前に存在する液体の体積の、膨張後に生成される泡の体積に対する容量比を意味する。1:1の比率は、液体が膨張しなかったことを意味する。15:1の比率は、液体が最初の体積の15倍に膨張したことを意味する。また、ガロン/分(GPM)は、システムを介して処理量をくみ出す測定単位であり、ポンド/平方インチ(PSI)は圧力の測定単位である。立方フィート/分は、空気や液体の処理量の測定単位である。油圧パイプは加圧流体物を運ぶために設計されており、空気配管は加圧空気を運ぶために設計されている。
【0023】
(概要)
図1は、CAF/HPLDシステム100の実施例を示し、フレーム102、リフティングバー110、リフティングスリング・アクセス114、フォークリフト・アクセスのためのフォークリフト・スロット118を含む基礎120、およびCAF/HPLDシステム100の構成およびサブシステムの多くを囲むための正面パネル122および側面パネル126を含む。加えて、CAF/HPLDシステム100は、コントロールパネル104、燃料缶106、燃料供給ライン108、高圧非常時遮断112、ボイラー116、および配管接続連結管124を含む。図2は背面パネル150、および冷房パネルの後ろに包含されるラジエータ・アセンブリのための冷房パネル152を示す。発電装置156は、CAF/HPLDシステム100の多数のサブシステムに動力およびポンプを提供する。発電装置156は、エンジン157、空気圧縮機および高圧ポンプを含む。図3は、圧縮空気泡サブシステム200の実施例を更に示す。好適には、発電装置156は交流発電機を更に含む。
【0024】
リフティングバー110の各々は、好適には、2、3人の人員に対応することを目的とする。CAF/HPLDシステム100の各々の端上に1本のリフティングバー110があるため、システムは、各々のリフティングバー110に3人ずつ、全体として6人で持ち上がるように設計されている。フォークリフト・スロット118は、好適には四方フォークリフト・アクセスを特徴とする。
【0025】
(サブシステム)
図4は、高圧サブシステムのブロック図形式一実施例200を示す。本実施例において、高圧サブシステム200は、好適には1000psiで最高5.5gpmの流入を提供して車両や建造物にこびりついた埃や泥のようにひどく汚れた表面を洗浄する。その他のgpmおよびpsi設定もまた、高圧サブシステム200において使用可能である。石鹸とその他の溶剤を洗浄水に加えてもよく、洗浄水を加熱して洗浄効率のレベルをより高めてもよい。水は、高圧注入口202を経て配管接続連結管124において高圧サブシステム200に牽引される。一態様において、このポートは1”カムレバー・カプラーのようなカプラーである。好適には、牽引管を提供して最も近い水源204に接続する。アクセサリは、アダプタを含んで(選択的な)運搬用給水栓へ接続するか、あるいは屋外の水槽、池や川等の屋外の水源から接続する。屋外の水源から水を得るための濾過器を有するフロートおよびフットバルブ206が含まれる。
【0026】
高圧ポンプ210を準備するためのハンドポンプ208が提供される。但し、高圧サブシステム200の下に水源が位置することを条件とする。一態様において、ハンドポンプ208は、好適には縦に20フィート垂直方向までの牽引を可能にする。但し、フットバルブ206がフットバレルなしに吸込みホース注入口あるいは12フィート垂直方向にて使用される場合に限定される。
【0027】
高圧ポンプ210は汽水および泥漿を汲み出すことができるので、低品質の水源のための理想的なポンプである。本実施例において、高圧ポンプ210は、ポンプ放出時に圧力安全弁212を内蔵することによって、1000psi等の高放出圧力に設定される。全開流量が使用されていないときはいつでも、圧力は1000psi以上に増加し、安全弁212は水源204への流量の一部を供給管214を経て返送する。本実施例において、供給接続は、垂直接続連結管124の高圧力注入口202の下に直接配置される3/4”カムレベル結合等の結合であってもよく、ボイラー116の加熱コイル216を通過した後に高圧ポンプ210から放出される。所望ならば、水を周囲の水の温度以上、例えば107゜Fまで加熱することができる。別の実施例において、高圧ポンプ210は、より大きいあるいは小さい外部出力定格を有することができ、または、更なる高圧ポンプ210を共に使用して所望の水出力を提供することができる。
【0028】
ボイラー・バーナー218は、熱を高圧サブシステム200に提供する。本実施例において、ボイラー116は充分な熱を提供して5.5gpmの水を107゜Fの温度差まで暖めることができる。ボイラー116の熱容量を増減するために、より大型の又は小型のボイラー116を代用して所望の熱容量を達成してもよい。加えて、順次多段ボイラーを使用して所望の熱容量を達成してもよい。
【0029】
ボイラー116は、好適には絶縁外部被覆を有する単一パス並流ボイラー116である。水は下部のボイラー116に入り、加熱コイル216の3/8インチのパイプのようなパイプを通って供給する。ボイラー116の底のバーナー218は、加熱コイル216を通して上方に炎を導き水を加熱する。高温排気は上部のボイラーから出て、CAF/HPLDシステム100の背面に導かれる。典型的なバーナー218は、ベケットモデル ADC 24 VDC オイルバーナーであり、JP8、JP5および工業用ディーゼル燃料(DF−1およびDF−2)を燃焼させることができる。本実施例において、バーナー218は1/6馬力で3450回転/分で動作する10アンペア・ブロワーを使用し、完全作動時には1.65gphの割合でF16バーナーヘッドで燃料を燃焼する。燃料は、バーナーヘッドアセンブリに位置する機械式ポンプによって、バーナーヘッドに注入される。
【0030】
一例として、典型的な地下水温度である45゜Fと仮定すると、その温水放出は約150゜Fであり、32゜Fの注入水は約140゜Fまで加熱される。使用者は、水の温度を、コントロールパネル104上の所望の温度に温度制御機器を調節することによって設定する。水温は、コントロールパネル104上の温度調節機器の上に配置される温度ゲージによって表示される。バーナー218は、好適には、加熱の要求により混合気を燃やす自動スパーク点火装置(図示されていない)を有する。加熱の要求は、また、送風機も作動させて燃料バルブをバーナーへ開く。バーナーは、電源のONとOFFを繰り返して所望の温度設定を維持する。好適には、フローが検出されない場合、フロースイッチ220は熱を遮断する。この安全性機能は、ボイラー218の過熱、または爆発する可能性を防止する。好適には、破裂板222は、圧力が予め設定される圧力、例えば1500psiを上回る場合に爆発するシステムに組み込まれる。バーナー218は、発電装置156と同じ供給元から燃料を得て、好適には、JP8、JP5および工業用ディーゼル燃料(DF−1およびDF−2)を燃焼させることができる。より下位の流動においては、蒸気が発生してもよい。
【0031】
ボイラーを出た水は、次に、高圧サブシステム200の高圧放出224に送られるが、それは垂直接続連結管124の上に位置する。連結器26、例えば1/2インチ急速継手連結器を使用して、高圧ホース228およびワンド230、232への接続を行う。注入器234によって、石鹸および他の液体を高圧サブシステム200に引き入れることができる。ある溶液、例えば12%の溶液等を、高圧サブシステム200に加えることができる。2本の高圧ホース228は、「Y」型継手からスプレー・ワンド230、232に接続される。スプレー・ワンド230のみ使用する場合、プラグ継手を使用してもよい。高圧ワンド230、232は、トリガーハンドルを備え、それは流体を吹き付けるために強く握られなければならない。好適には、予防安全対策としてのトリガー上のロック機構はない。また、好適には、高圧ワンド230、232は、スプラッシュバックシールドおよび0度程度から45度のファン・スプレーまでの連続調節可能なノズルを備える。高圧ワンド232は、好適には45度のファンスプレーノズル付車台アクセサリを有し、車両の下側の洗浄を迅速に行い易くする。高圧非常時遮断バルブ112は、正面パネル122のちょうど右側に位置する。それは、正面パネル122の後ろの領域に埋め込まれている。始動させるため、使用者は単に備えられる穴に手を入れて、高圧フローが切断するまで持ち上げる。好適には、高圧遮断バルブはボイラー水回路の流れを止め、また自動的にバーナーを遮断する。フロースイッチがバーナー装置の電源を断つからである。
【0032】
図5は、圧縮空気泡サブシステム(「CAFサブシステム」)の実施例300をブロック形式で示す。CAFサブシステム300は、Smagacに対して1997年4月29日に発行された米国特許第5,623,995号;Smagacに対して2001年7月31日に発行された米国特許第6,267,183号;Breedloveその他に対して2000年12月5日に発行された米国特許第6,155,351号に見られるミックス−オンデマンド技術を組み込む。このミックス−オンデマンド技術によって、汚染除去剤は、最大効力または最長保存期間を有することができる。成分が要求に基づいて混合されるので、バルクコンテナで事前に混合して使用を待つ間に徐々に品質が低下していくことがないからである。
【0033】
このミックス−オンデマンド技術は、二部あるいは多項目の溶液の正確な比率作成、およびCAFサブシステム300内の機械混合を提供する。CAFサブシステム300は、好適には、10gpmの液体流動あるいはそれ以上を、100psiで提供し、調節可能な拡張率を供給する。例えば、1:1(液体)、8:1(泡)、15:1(泡)および25:1(泡)等である。散布はホースを通じて行われる。例えばホースワンド304およびライン302によって供給されるノズル306を有する75フィートのホース等である。交換可能なワンド304およびノズル306により、泡供給のための様々なスプレー・パターンが可能となる。
【0034】
発電装置156の空気圧縮機314は、電力をCAF/HPLDシステムの100の流体または泡汚染除去薬供給に提供する。発電装置156は:泡を生成するための液体の基礎となる界面活性剤(石鹸)と結合する圧縮空気;ノズル306から得られる泡または膨張していない液体を推進する圧力;CAFサブシステム300の隔膜ポンプを駆動する空気;およびタイヤに空気を入れるため、または空気動力工具のような空気器具を動かすために使用することができる圧縮空気を提供する。
【0035】
本実施例において、CAFポンプ308および309および混合連結管は、ボイラーの端およびCAF/HPLDシステム100の後部角側に位置するのは図3に図示されるとおりである。CAFポンプ308および309は、好適にはそれぞれ隔膜ポンプであり、ソースA運搬箱316およびソースB運搬箱318から同等の量の汚染除去液体をくみ出す。50/50以外の混合比率を有するそれらの溶剤、個々のポンプ308、309および選択的に311の流率は、ポンプ308、309および選択的に311に対する気流を調整することにより、または液体の摂取または出力を調整することにより、制御することができる。このように、30/30/40のような比率は正確に、および的確に達成することができる。別の実施例においては、追加のCAFポンプ311を使用して選択的なソースC運搬箱319から汲み出す。CAFポンプ311はまた、好適には隔膜ポンプである。CAFポンプ308、309および311は、代替的に、運搬箱316、317および319から液体をポンプで汲むことができる他の種類のポンプであってもよい。更に別の実施例では、追加の運搬箱およびCAFポンプ、例えば4つか5つの運搬箱および関連するポンプを使用して、CAF/HPLDシステム100に更なる多項目製造の柔軟性を提供してもよい。
【0036】
CAFポンプ308、309および選択的な311は、構成A運搬箱316、B運搬箱318および選択的なソースC運搬箱319の混合処理を開始して、ライン324、326および選択的に327を経てそれぞれ、混合連結管312そしてさらに混合が行われる場合、静的混合システム310に得られた流体を供給する。これにより、ソースA運搬箱316、ソースB運搬箱318およびソースC運搬箱319からの液体汚染除去薬が混合されるのは、それらが現場で必要とされてからとなる。このように、最長の保管寿命すなわちポットライフが汚染除去薬に提供される。ソースA運搬箱316、ソースB運搬箱318およびソースC運搬箱319からの液体汚染除去薬は、それぞれ、牽引ホース322および320を経てCAFポンプ308に供給される。
【0037】
空気圧縮機314によって提供される空気は、混合物に注入されて泡を生成し、混合物を膨張させる。CAFサブシステム300は、好適には泡膨張/散布弁を含むが、それはコントロールパネル104に位置して泡膨張のレベルを制御するために使用される。そのレベルは、液体に対する空気の比率として示される。液体に対する空気の比率は、例えば1:1、8:1、15:1および25:1がその他の比率に加えてCAFサブシステム300において可能である。
【0038】
これらの空気と液体の比率に加えて、他のあらゆる正確な比率も、当該CAF/HPLDシステム100において使用することができる。一実施例において、正確な空気と液体の比率は、ポンプ308、309および選択的な311のそれぞれを経て、液体の流量を調節することにより、又は測定することにより達成することができる。ある態様では、これはポンプ308、309および選択的な311の下流に位置するニードル弁(図示せず)の使用によって達成することができる。別の実施例では、これらの正確な比率は、ポンプ308、309および選択的な311に提供される空気の量を制限することによって成し遂げることができる。
【0039】
別の実施例では、1つのCAFポンプ308は構成A運搬箱316およびB運搬箱318の混合処理を開始し、ライン324および326のそれぞれを経て、混合連結管312に、そして、更なる混合が行われる静的混合システム310に生じた液体を供給する。このことによって、現場で必要になるまで、ソースA運搬箱316およびソースB運搬箱318からの液体汚染除去薬が混合されないことが確実となり、従って、最長の保存寿命すなわちポットライフが汚染除去薬に提供される。本実施例において、2つの構成、A運搬箱316およびB運搬箱318は、お互い同等の比率で牽引ホース322を経てCAFポンプ308に提供される。
【0040】
CAFサブシステム300のその他の態様として、混合液体比率を、要求があれば圧縮空気泡の最適有効性を提供するための温度まで加熱してもよい。一実施例において、ライン302は、ワンド304およびノズル306によって散布する前に、ボイラー116と接続することができる。別の実施例では、ライン302は、エンジン157の排気連結管(図示せず)とも同様に接触する熱交換器と接続することができる。
【0041】
発電装置156の空気圧縮機314は、圧縮空気力を発生させて、それによりCAFポンプ308を作動させ、液体汚染除去薬を加圧して、汚染除去薬をCAF/HPLDシステム100から散布される泡に膨張する。空気圧縮機314は、発電装置156の混焼エンジン157によって駆動する。ある態様では、エンジン157は27馬力の混焼内燃エンジン157である。エンジン157の出力定格および寸法は、増加、減少、あるいは変更することができ、所望の活用に適合する。典型的なポンプ210は、ミネソタ州ミネアポリスのWanner Engineeringによって製造されたHydra−Cell D−10シリーズの高圧隔膜ポンプである。空気圧縮機314は、電気クラッチ、機械式クラッチ、空気クラッチまたは遠心クラッチのようなクラッチ手段によって係合することができる。一実施例において、空気圧縮機314はジャッキ軸によって駆動し、ジャッキ軸はエンジン157と空気圧縮機314の間の直結駆動であってどのクラッチ手段も含まない。本実施例において、空気圧縮機314は、100psiの圧力で28立方フィート/分を供給する回転ネジ圧縮器である。空気圧縮機314は密封される。オイルセパレータ、フィルタ、圧力調整、温度および圧力安全弁および破裂弁は、圧縮器装置に内蔵されているからである。密封により、圧縮空気システムの漏洩の可能性、重量および寸法が減少する。
【0042】
空気圧縮機314は、冷却剤および潤滑油としてオートマティックトランスミッション液を使用することができる。一般的に、冷却剤はCAF/HPLDシステムの冷却パネル152上の外扇冷却コイルに循環する。空気圧縮機314が係合するときはいつでもである。圧縮空気はCAFポンプに供給される。但し、モードセレクタースイッチがCAFモードであるときに限定される。膨張空気は、コントロールパネル104に位置する調整弁によって制御される。
【0043】
図6は、圧縮空気サブシステムの実施例400(「圧縮空気サブシステム」)をブロック形式で示す。圧縮空気システム400は、Boss Industriesの35/175回転ネジ圧縮器のような、好適には容積式である空気圧縮機314を含み、また、パルスのない圧縮空気を生産するために係合する螺旋形の溝付ローターを有する2本のネジを用いる油供給システムを含む。空気圧縮機314は密封された設計であり、オイルセパレータ、フィルタ、破裂弁、圧力調整弁および安全弁が圧縮機筐体に組み込まれることを意味する。これにより外部接続の費用、寸法、重量および数が減少し、従ってシステムの漏洩の可能性が減少する。油は、圧縮機筐体に位置する排油槽の中の圧縮空気から分離され、油の残滴はコアレッサーフィルタによって空気から分離される。油は冷却パネルに位置する冷却コイルを経て循環する。但し、圧縮器が作動しているときに限定される。圧縮器は、好適には5200回転/分で作動し、好適には100psiで好適には28立方フィート/分を生産し、発電装置156のエンジン157によって提供される7.0の軸馬力を必要とする。空気圧縮機制御システムは、空気供給を空気需要と適合させるように設計されており、圧縮器の需要がない場合、過剰な放出圧を予防するために需要を有さない。空気供給の規制は、吸込み弁(図示せず)の規制によって達成される。空気圧縮機314は、最小限の圧力弁(図示せず)を特徴とし、80psiの最小限放出圧を維持して適切な圧縮機潤滑油を確実にするのに役立つ。安全弁はシステム圧を軽減するように設定される。但し、圧力が機械の故障のために200psiを上回ることを条件とする。
【0044】
圧縮空気は、ライン402によってCAFサブシステム300に供給される。ライン402は補助空気チャック404を供給して空気工具に動力を供給し、CAFサブシステム300の混合連結管312を拡張空気弁406を経て供給する。加えて、電子またはソレノイド等の制御弁408が備えられてライン410を経てCAFサブシステム300のCAFポンプ308に達する圧縮空気の量を制御する。
【0045】
図7は、燃料サブシステムの実施例500(「燃料サブシステム」)をブロック形式で示す。CAF/HPLDシステム100は、5ガロンNATOジェリー缶等の燃料缶106を保持するように設計される。以下の燃料缶は、エンジン157により使用することができる:すなわちJP5、JP8、商業用ディーゼル1(DF−1)および商業用ディーゼル2(DF−2)である。燃料採取ユニット504は、燃料缶106に嵌入される。採取ユニット504に組み込まれるレベルセンサ506は、燃料レベルが低い(およそ残量1/2ガロン)ときにそれを示す。燃料は、エンジン157および/またはバーナー218の機械式燃料ポンプによって、コンテナから引き出される。燃料は512で濾過され、水は消費される前の燃料から排水管510によって分離される。
【0046】
好適には、混焼エンジン157は、火花点火で、炭素と化合する2サイクルディーゼルエンジン157である。混焼エンジン157は、また、注入される燃料であってもよい。エンジン157はシリンダーヘッド内の小さいピストンを使用し、燃料が燃焼室に注入される前に燃料を超高圧にする。ピストンおよび噴射タイミングは、エンジン157のクランクシャフトからのタイミングベルトによって駆動される。エンジン157が2サイクル設計であるので、オイルは燃料流に注入されなければならない。オイルに対する燃料の比率は、一般に50:1である。オイルは、CAF/HPLDシステム100の上端からアクセスされる2クォート容器に含まれる。オイルは、概してエンジン油ポンプに供給される重力である。オイル容器は、好適には2つのオイルレベル・スイッチを有する。上部のスイッチは低いオイルレベルを警告し、下部のスイッチは注入油が追加されない場合にエンジン157を停止する。自動シャットダウン機能なしでは、注入油の不足によりエンジン157が故障することがある。エンジン157は、バックアップとして手動反動スタータによる電気起動を有する。スタートプッシュボタンを押し下げると、エンジン157に電気スタータが係合する。エンジン157は、それ自身のスタータおよび内蔵交流発電機を有する。グロープラグは、低温始動状態のために供給される。
【0047】
典型的なエンジン157は、モデル215のMFLC、すなわち2サイクル、シングルシリンダ、液冷式の、トゥーストロークインターナショナル(2si)によって提供される混焼エンジンである。2siエンジン157は、低圧縮軽量工業用エンジン157であり、点火のために高圧縮点火よりむしろ点火プラグを使用する。エンジン157は、以下のCAF/HPLDシステム100の構成に電力を供給する。すなわち、交流発電機、24VDC、50アンペア;空気圧縮機314、28立方フィート/分、100psi;高圧ポンプ210、概して5.5gpmおよび1000psiの出力である。高圧ポンプ210は、好適には、電気クラッチを経て駆動され、それはスタートの間に外れて高圧ポンプ210が選択された汚染除去動作のために必要なときに係合するのみである。空気圧縮機314は、エンジン157へのジャッキ軸への継手によって駆動される。加えて、遠心クラッチを含んでもよい。
【0048】
エンジン157の速度は、コントロールパネル104の右に位置するスロットルケーブルによって制御される。チョークケーブルもまた提供されて、エンジン157を始動する際の支援をする。スロットルケーブルは、戻り止めシステムを特徴とし、好適には4000回転/分の最適操作速度でエンジン速度を設定する。エンジン157は液冷式であって、50%エチレングリコール・ベースの不凍液溶液を使用する。冷却剤は、冷却パネル上の外扇ラジエータを経て連続的に循環する。
【0049】
2つの乾電池、保守不要の電池(図示せず)は、正面パネル122の内部に位置する。これらの長寿命電池は、電力を提供して電気スタータを経てエンジン157を始動する。CAF/HPLDシステム100の更なる特徴は、これらのバッテリーに接続する24VDCのNATOコネクタであり、汚染除去ライン上の車両で見つかるシステムまたは充電の切れたバッテリーをジャンプスタートさせる、またはバッテリーを交換する、あるいは他の目的のための最高40アンペアの電力を提供するために使用することができる。
【0050】
CAF/HPLDシステム100のためのコントロールパネル104は、好適には以下の計器および制御を含む:すなわち、非常停止制御、空気圧力計、システム電力制御、エンジン始動および低温始動制御、モードセレクタ(始動圧力 洗浄CAFシャワー/空気)、ボイラー温度計、パネルライト(調光器を含む)、エンジンタコメータ、警報停止スイッチ、CAF膨張空気調整制御および補助装置(補助空気および24VDCの電力活用のために使用される)である。
【0051】
パネル計によって、使用者が空気圧、バッテリー電圧、水圧および水温、また使用時間も同様に観察することができる。好適には、パネル計は、低光量操作用に点灯される。パネル上の警告灯は、圧縮機およびエンジン157を温度、低燃料レベルおよび低注入油に関して示す。全てのパネルライトの照明はまた、警報音を発する。警報停止スイッチは、警報音を停止することができる。
【0052】
好適には、非常停止は、システムの電力を停止し、空気圧縮機または高圧水ポンプクラッチの電源を切断して空気破裂弁と係合する。それはまた、エンジン157を機能停止させる。スイッチを押し下げることにより、即時シャットダウンを引き起こすシステムへの電力を断つ。空気圧力計は、システム空気圧力を示す。バッテリー電圧計は、電池の電圧レベルを示し、好適には24〜28ボルトの間を示す。温度計の警告灯圧縮器は、空気圧縮機314のオイルが熱すぎるという視覚表示(黄色の警告灯)を提供する。温度計のエンジンは、エンジン157の冷却剤温度が熱すぎるという視覚表示を提供する。インジケータは、好適には230Fで警告を示す。警告は、自動的にエンジン157の燃焼を停止する。低量燃料インジケータは。燃料サブシステム500の燃料が少なく、燃料補給を必要とするときに、視覚表示を提供する。低注入油インジケータは、注入油の補給を必要とするときに、表示する。第二のオイルレベル・スイッチは、自動的に燃焼を停止してエンジン157を保護する。水圧力計は、高圧サブシステム200の圧力を示す。一般的に、標準圧力は1000psiである。水温計は、ボイラーを離れた水温を示す。ボイラー温度調節は火を止めて、ボイラーを出た水温の調整を可能にする。CAF拡張弁制御は、1:1の比率(膨張していない液体)から25:1(非常に膨張した)の泡までの泡膨張レベルを調整する。この制御は、所望の泡密度を得るように調整される。
【0053】
スタート/アイドリング制御は、エンジン157のアイドリング速度を設定し、高圧ポンプクラッチを分離する。圧力洗浄制御は高圧ポンプ210を係合して、バーナー218が作動することを可能にする。但し、温水の需要があることを条件とする。CAF制御は、空気圧縮機を係合して、CAFポンプ308を作動させる。マルチモード制御は、好適には、高圧サブシステム200とCAFサブシステムを結合して同時に作動させる。
【0054】
エンジン157は、また、コントロールパネル104の右側に位置する追加制御を含む。例えば、寒中での始動を援助する手動チョークを提供するチョーク制御、およびエンジンを制御するために用いるスロットルである。CAF/HPLDシステム100は、エンジンの回転数が急激に上がるのを防ぐための電気システムおよび調速機を保護する回路遮断器を更に含む。
【0055】
安全の目的で、好適には、全ホースの接続点は、明瞭に分類されて混乱を回避する。安全予防措置として、各々のコネクタは固有の寸法であり、それによってホースを間違った接続位置に接続する可能性を回避する。
【0056】
典型的な消毒薬は、サンディア国民研究所により開発された、化学的または生物学的薬品を中和し無害な状態にするDF200液体マルチパート混合汚染除去溶液である。また、ペネトレーター汚染除去溶液パートAは液体であり、強化剤と結合されるときに、活性DF200溶液を生成する。更に、強化汚染除去溶液パートBは液体であり、ペネトレーターと結合されるときに、活性DF200溶液を生成する。また、ブースター汚染除去溶液パートCは、短時間のうちに強化物を刺激して、相当に活発な状態にする液体である。その他の典型的な汚染除去薬は改質デコングリーンであり、3つの成分による処方で、CAFサブシステム300による要求に基づく正確な混合比率で提供される。
【0057】
概して、「バイナリ」という単語は2つを意味する。この「バイナリ」システムが実際には単に2つよりむしろ3つの構成要素を有するにもかかわらず、なお「二元混合物」と呼ばれるのは、構成要素Aおよび構成要素B/Cが同等の量で使用されるためである。ブースタ(パーツC)は、非常に少ない量で使用される。
【0058】
DF200汚染除去製剤はサンディア国立研究所によって開発され、二社に独占的な商業製造のライセンスがされている。アラバマ州ハンツビルのEFT、EnviroFoam Technologies Incは、EasyDECON(TM)という名称で製造している。DF200製剤の3つの構成要素は、パート1、パート2およびパート3またはパートA、パートBおよびパートCとされるが、それは製造者による。EFTに加えて、コロラド州デンバーのModec,Inc.は、MDF200(TM)の名称で製造する。DF200製剤の3つの構成要素は、パートA、パートBおよびパートCとされる。A、BおよびCとラベル付けされた構成要素のみを混合および使用し、あるいは1、2、および3とラベル付けされた構成要素のみを混合および使用することが望ましい。
【0059】
当該CAF/HPLDシステム100の上述した態様および実施例に加えて、本発明は車両などを洗浄し、除染する方法を更に含む。
【0060】
一実施例において、CAF/HPLDシステム100は、250−ガロン運搬箱316および318に保存されるDF−200のような、二成分あるいは複数成分の汚染除去溶液を混合することができる。40フィート1/2インチの二本の牽引ホース320および322は接続しており、一端上にプラスチックCAFクイックコネクタを、そして他端上に2”メス・カムレバーコネクタを有し、250−ガロン運搬箱316および318から牽引する。集塵プラグは、運搬箱316および318から取り外され、2”メス・コネクタは、運搬箱316および318に接続される。別の態様においては、50ガロンのドラムまたは円筒型容器を使用してもよい。あるいは、石鹸は高圧洗浄放出口で注入する。温水が所望される場合、ボイラー温度調整をオンにする。バーナー218は水が流れているときはオンである。更に、CAFサブシステム300が所望される場合、空気圧縮機314はCAFポンプ308を係合し、(ポンプ空気排気装置による鼓動音を)循環させる。液体汚染除去剤が所望される場合、空気制御は調整される(1:1)。調整空気制御はさらに調節されて泡を生成する。より多くの空気は、より大きな膨張比率をもたらす。好適には、最大膨張は(1:25)である。CAF/HPLDシステム100は他の周知の吸引泡方法とは異なった利点を提供する。例えば、塗布領域を視覚により参照すること、および表面に付着して所要の湿潤接触時間を維持する能力等である。更に、CAF/HPLDシステム100は、正確な所望の膨張比率を維持する。
【0061】
圧力洗浄は、温水または冷水によって実行されてもよい。石鹸、洗浄剤および液体汚染除去剤はサイフォン注入器によって圧力洗浄に加えられてもよく、それは高圧サブシステム200に組み込まれる。洗浄にこれらの液体のいずれかを加えるために、所望の液体のコンテナに注入プラスチック管を単に配置する。圧力洗浄溶液を加熱するために、コントロールパネル上の温度調節弁を「OFF」から所望の温度まで回転させる。ボイラー116は、水が高圧で流れるときに作動するのみである。その後、車両、建造物または航空機は、高圧の温水か冷水のどちらかを用いて水圧洗浄される。
【0062】
後に、汚染除去薬がCAFシステムによって提供されるが、それは単にCAFハンドセット上のトリガーを絞ることによって適用される。オペレータは、適切なノズルを選択して任務を遂行すべきである。泡を活用するときにノズルバルブを完全に開くことが好ましい。部分的に開いた弁は泡構造を破壊して、液体および泡の発射距離を減少させるからである。無傷の泡構造は、優れた泡粘着力および全体的な汚染除去効果の鍵である。下部構造ノズルを使用して、汚染除去剤を激しく塗布して車両の下のような場所に到達させる。
【0063】
当該圧縮空気泡および高圧液体散布システムの、現在好ましいと考えられる実施例を記載したが、システムがその要旨すなわち本質的な特徴から逸脱することなく、他の様々な形態で実施することができると理解される。例えば、追加的な溶液で、本願明細書に記載されていないものを、洗浄や汚染除去のために使用することができる。また、構成要素およびサブシステムのその他の物理的な配置は、本願明細書に記載されていないものも、本願明細書に記載されている発明の新規性から逸脱しなければ使用することができる。更に、圧力、温度、量、溶液組成物は、当該圧縮空気泡および高圧液体散布システムの要旨すなわち本質的な特徴から逸脱しなければ、増加、減少または変更することができる。加えて、本願明細書に記載されている器材および構成要素の容量および定格は、当該圧縮空気泡および高圧液体散布システムの要旨すなわち本質的な特徴から逸脱しなければ、増加、減少または変更することができる。当該実施例は、従って、全ての態様において例示的であり限定的でないと考えられる。本発明の範囲は、前述の説明よりむしろ添付の請求の範囲によって示される。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の圧縮空気泡および高圧液体散布システムの実施例の等角正面図である。
【図2】本発明の図1の圧縮空気泡および高圧液体散布システムの実施例の別の等角背面図である。
【図3】本発明の図1の圧縮空気泡および高圧液体散布システムの実施例の正面図の組立分解等角図である。
【図4】本発明の圧縮空気泡の高圧洗浄サブシステムおよび高圧液体散布システムのブロック図形式一実施例である。
【図5】本発明の圧縮空気泡の圧縮空気泡サブシステムおよび高圧液体散布システムのブロック図形式一実施例である。
【図6】本発明の圧縮空気泡の圧縮空気サブシステムおよび高圧液体散布システムのブロック図形式一実施例である。
【図7】本発明の圧縮空気泡の燃料サブシステムおよび高圧液体散布システムのブロック図形式一実施例である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮空気泡および高圧液体散布システム(100)であって:
圧縮空気泡手段(300)を含み、前記圧縮空気泡手段は:
第一のタンク(316)から混合装置(312)に水および泡の濃縮混合物を供給するための手段(309)と、
第二のタンク手段(318)から前記混合装置に、水以外の生成添加物を供給するための手段(308)と、
泡液体混合物を生成するため、前記水および泡の濃縮混合物と前記生成添加物を混合するための手段(310)と;
前記圧縮空気泡を生成するために圧縮空気を前記混合手段に注入するための手段(314)と;
前記圧縮空気泡を供給するための手段(304,306)とからなり;
圧縮手段を含み、前記高圧手段は:
液体容器(204)から前記高圧手段に液体を供給するための手段(200)と;
高圧液体を生成するための手段(210)と;
前記高圧液体の流れを供給するための手段(232)とからなり;
前記圧縮空気泡手段および前記高圧手段に電力を供給するための手段(157)を含むことを特徴とする圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項2】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、第一のタンクから前記混合装置に前記水および泡の濃縮混合物を供給するための前記手段および第二のタンクから前記混合装置に水以外の生産添加物を供給するための前記手段は:
制御可能な比率および圧力で、前記水および泡の濃縮混合物および水以外の前記生成添加物を引き出すための前記電力供給手段によって電力が供給される第一のポンプ手段からなることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項3】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、前記供給するための手段は更に:
制御可能な比率および圧力で、前記水および泡の濃縮混合物を第一のタンクから前記混合装置に引き出すための前記電力供給手段によって電力が供給される第一のポンプ手段と;
制御可能な比率および圧力で、水以外の前記生成添加物を第二のタンクから前記混合装置に引き出すための前記電力供給手段によって電力が供給される第二のポンプ手段とからなることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項4】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、前記供給するための手段は更に:
制御可能な比率および圧力で、水以外の追加的な生成添加物を追加的なタンク(319)から前記混合装置に引き出すための前記電力供給手段によって電力が供給される追加的なポンプ手段(311)からなることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項5】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、前記第一のポンプ手段は:
前記制御可能な比率および圧力で、前記水および泡の濃縮混合物および水以外の生成添加物を引き出すための加圧ガスの供給から作動する加圧ガス作動ポンプ手段からなることを特徴とする請求項2に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項6】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、前記加圧ガスの供給は:
前記電力供給手段によって電力が供給される空気圧縮機を使用するために、前記加圧ガスの供給を加圧するための生成手段からなることを特徴とする請求項5に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項7】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、前記第一のポンプ手段および前記第二のポンプ手段は:
前記制御可能な比率および圧力で、前記水および泡の濃縮混合物および前記水以外の生成添加物を引き出すための加圧ガスの供給から作動する加圧ガス作動ポンプ手段からなることを特徴とする請求項3に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項8】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、前記加圧ガスの供給は:
前記電力供給手段によって電力が供給される空気圧縮機を使用して、前記加圧ガスの供給を加圧するための生成手段からなることを特徴とする請求項7に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項9】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、液体容器から前記高圧手段に前記液体を供給するための前記手段は:
制御可能な比率および圧力で、前記液体を引き出すための前記電力供給手段によって電力が供給される高圧ポンプ手段からなることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項10】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、前記高圧手段が前記高圧ポンプ手段からなることを特徴とする請求項9に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項11】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、前記高圧液体を供給するための前記手段は更に:
周辺温度より高い温度まで前記高圧液体を加熱するための手段(116)からなることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項12】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、周辺温度より高い温度まで高圧液体を加熱するための前記手段は:
高圧液体ボイラー手段であることを特徴とする請求項11に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項13】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、前記圧縮空気泡手段は:
周辺温度より高い温度まで前記泡液体混合物を加熱するための手段からなることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項14】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、前記高圧液体ボイラー手段は:
前記高圧液体を加熱するための前記高圧液体ボイラー手段を作動させるために燃料を供給するための手段(500)からなることを特徴とする請求項13に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項15】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、前記電力供給手段は内燃エンジンからなることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項16】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、前記内燃エンジンの前記作動は:
前記内燃エンジンを作動させるために燃料を供給するための手段(500)からなることを特徴とする請求項15に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項17】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、更に:
前記圧縮空気泡手段および前記高圧手段を一体型筺体に取り付けるためのフレーム手段(102)からなることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項18】
圧縮空気泡および高圧液体散布システムであって、更に:
前記圧縮空気泡手段、前記高圧手段および前記電力供給手段を一体型筺体に取り付けるためのフレーム手段(102)からなることを特徴とする請求項1に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項19】
圧縮空気泡および高圧液体を生成する方法であって:
圧縮空気泡装置を使用して、圧縮空気泡を生成することを含み、前記生成は:
第一のタンクから混合装置に水および泡の濃縮混合物を供給することと、
第二のタンクから前記混合装置に水以外の生産添加物を供給することと、
前記混合装置を使用して、前記第一のタンクから前記水および泡の濃縮混合物および前記第二のタンクから前記生産添加物を混合し、泡液体混合物を生産することと;
前記圧縮空気泡を生成するために、前記混合装置に圧縮空気を注入することと;
前記圧縮空気泡を供給することとからなり;
高圧装置を使用して、高圧液体を生成することを含み、前記生成は:
前記液体を液体容器から前記高圧手段に供給することと;
高圧液体を生成することと;
前記高圧液体の流れを供給することとからなり;
電源を使用して、前記圧縮空気泡手段および前記高圧手段に電力を供給することを含む圧縮空気泡および高圧液体を生成する方法。
【請求項20】
第一のタンクから前記混合装置への前記水および泡の濃縮混合物の前記供給、および第二のタンクから前記混合装置への水以外の生産添加物の供給は:
制御可能な比率および圧力で、前記水および泡の濃縮混合物および前記水以外の生成添加物を引き出すための前記電力供給手段を用いた第一のポンプ手段の操作を含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
【請求項21】
第一のタンクから前記混合装置への前記水および泡の濃縮混合物の前記供給、および第二のタンクから前記混合装置への水以外の生産添加物の供給は:
制御可能な比率および圧力で、前記水および泡の濃縮混合物を引き出すための前記電力供給手段を用いた第一のポンプの操作;および
制御可能な比率で、前記水以外の生産添加物を引き出すための前記電力供給手段を用いた第二のポンプの操作を含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
【請求項22】
圧縮空気泡装置を使用した、前記圧縮空気泡の生成は、更に:
追加的なタンクから前記混合装置に水以外の追加的な生産添加物を供給することを含む請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記第一のポンプの前記操作の方法は、更に:
加圧ガスの供給を提供することと;
前記制御可能な比率および圧力で、前記水および泡の濃縮混合物および水以外の生成添加物を引き出すための加圧ガスの前記供給から加圧ガス作動ポンプ手段を操作することを含む請求項19に記載の方法。
【請求項24】
前記第一のポンプおよび前記第二のポンプの前記操作は、更に:
加圧ガスの供給を提供することと;
前記制御可能な比率および圧力で、前記水および泡の濃縮混合物および前記水以外の生成添加物を引き出すための加圧ガスの前記供給から加圧ガス作動ポンプ手段を操作することを含む請求項21に記載の方法。
【請求項25】
加圧ガスの前記供給の前記提供は、更に:
前記電力供給手段によって電力が供給される空気圧縮機を使用して、前記加圧ガスの供給を発生させることを含む請求項23に記載の方法。
【請求項26】
加圧ガスの前記供給の前記提供は、更に:
前記電力供給手段によって電力が供給される空気圧縮機を使用して、前記加圧ガスの供給を発生させることを含む請求項24に記載の方法。
【請求項27】
液体容器から前記高圧手段への前記液体の前記供給は、更に:
制御可能な比率および圧力で、前記液体を引き出すための前記電力供給手段を使用して第二のポンプを操作することを含む請求項19に記載の方法。
【請求項28】
前記高圧手段は前記第二のポンプからなることを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記高圧液体の前記供給は、更に:
周辺温度より高い温度まで前記高圧液体を加熱することを含む請求項19に記載の方法。
【請求項30】
周辺より高い温度までの前記高圧液体の前記加熱は:
前記高圧液体をボイラー手段で加熱すること含む請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記高圧液体のボイラー手段での前記加熱は:
前記高圧液体を加熱するための前記ボイラー手段を作動させるために燃料を供給することを含む請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記電力供給手段は:
内燃エンジンを作動させることを含む請求項19に記載の方法。
【請求項33】
前記内燃エンジンの前記作動は:
前記内燃エンジンの作動のために燃料を供給することを含む請求項32に記載の方法。
【請求項34】
圧縮空気泡装置を使用した圧縮空気泡の前記生成は、更に:
周辺温度より高い温度まで前記泡液体混合物を加熱することを含む請求項19に記載の方法。
【請求項35】
更に、前記圧縮空気泡装置および前記高圧装置を一体型筺体に取り付けることを含む請求項19に記載の方法。
【請求項36】
更に、前記圧縮空気泡装置、前記高圧装置および前記電源を一体型筺体に取り付けることを含む請求項19に記載の方法。
【請求項37】
圧縮空気泡および高圧液体散布システム(100)であって:
圧縮空気泡サブシステム(300)を含み、前記圧縮空気泡サブシステムは:
第一のコンテナ(316)から混合連結管(312)まで水および泡の濃縮混合物を供給するため第一のポンプ(309)と;
第二のコンテナ(318)から前記混合連結管まで水以外の生産添加物を供給するため第二のポンプ(308)と;
前記圧縮空気泡を生成するため、前記混合連結管に圧縮空気を供給するための空気圧縮機(314)、前記第一および前記第二のポンプに更に電力を供給する前記空気圧縮機とからなり;
高圧液体を供給するための高圧サブシステム(200)を含み、前記高圧サブシステムは:
液体容器(204)から前記高圧に液体を供給するための第三のポンプ(210)、前記高圧液体を発生させる前記第三のポンプと;
前記高圧液体を加熱するための前記第三のポンプと連通するヒーター(116)と;
前記高圧液体を供給するために前記ヒーターに接続する少なくとも一つのホース(228)とからなり;および
発電装置を含み、前記発電装置は:
前記空気圧縮機および前記第三のポンプに電力を供給するための発電装置(157)と;
前記発電装置および前記ボイラーに燃料を供給するための燃料供給装置(500)とからなることを特徴とする圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項38】
前記発電装置は内燃エンジンであることを特徴とする請求項37に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項39】
更に、少なくとも一つの空気工具に電力を供給するために前記空気圧縮機に接続する空気チャック(404)からなることを特徴とする請求項37に記載の圧縮空気泡および高圧液体散布システム。
【請求項40】
更に、前記圧縮空気泡手段および前記高圧手段を一体型筐体に取り付けるためのフレーム手段(102)からなることを特徴とする請求項37に記載の圧縮空気泡および高圧液散布システム。
【請求項41】
更に、前記圧縮空気泡手段、前記高圧手段および前記電力供給手段を一体型筐体に取り付けるためのフレーム手段(102)からなることを特徴とする請求項37に記載の圧縮空気泡および高圧液散布システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2008−537906(P2008−537906A)
【公表日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−506491(P2008−506491)
【出願日】平成18年3月29日(2006.3.29)
【国際出願番号】PCT/US2006/011481
【国際公開番号】WO2006/113072
【国際公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【出願人】(507339951)インテラガード インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】INTELAGARD, INC.
【Fターム(参考)】